【230】タガが外れた夜(TくんSide)

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宿に戻ると
♡はまた元気に笑って
夕食もたくさん食べた。

あいつの話をしなければ
あいつのことは封印して
笑っていられるんだろうか…


でも…そんなの…その場しのぎで…
♡は絶対また泣くんだ。


T)…っ


どうしたら…いいんだろう…


女)晩御飯めっっっっちゃ
  美味しかったーーー!♡
女)ほんと!最高!!
男)腹いっぱいだーーー
K)ほんと!はちきれる!
♡)あはははっw
男)酒も美味いし!!
女)宴じゃ宴じゃ〜〜♪
♡)わーーいっ!!


♡は…ありえないペースで
ガンガン飲んで…


K)ちょっとあんた飲みすぎじゃない?
♡)いいのーーっ♡
K)もうやめときなって…
♡)やだぁ!!飲むーっ!!!
K)もう…
♡)えへへ♡
  Kちゃぁん♡だぁいすき♡
K)はいはい…
男)♡、俺は俺はー?
♡)好きだよ♡
男)///
女)聞いといて照れんなよw
男)だって…w
  俺にも抱きついていいぞー♡
♡)やだぁっ!気持ち悪いっ!!
男)ガーーーン!!!!
女)ぶはっっww
♡)Kちゃーーーんっっ
K)はいはい。
  気持ち悪かったねーーー
男)おい!!ww
女)あっはははww
♡)Kちゃんがいい♡
  Kちゃんと結婚するー♡
K)すまんがあたしはポールと結婚するぞ。
♡)ひどーーーいっ!!


そう言いながら
またガンガン飲んでる…

大丈夫かよ……


♡)ふにゃぁ……
K)はいはい、そろそろ没収。
♡)ほわぁ……


それから、お客さんから電話が来て

俺がちょっと席を外してる間に、
♡はいなくなってた。


T)あれ??
  あいつどこ行った??
女)あ、もうべろんべろんだから
  Kと部屋に連れてったよ。
女)寝かせてきたーーー
T)まじか……
  あれ、Kは??
女)トイレじゃない?
T)そっか。
  …俺、♡に水とか持ってこうかな。
女)ああ、あったらいいかも。
T)部屋どこ?
女)あ、はい、鍵。
T)さんきゅー。


大丈夫かな、あいつ…


女)あ、ねぇ!
T)ん?
女)あたし今日隣の部屋で寝るから
  戻ってこなくていいよ。
T)……は??
女)そのまま朝まで
  一緒にいてやれば?
T)…っ
男)うんうん、こんなチャンスねーぞ。
T)何…言って…
女)いいこと教えてあげる。
T)は?
女)女ってね、次の人と身体重ねたら
  前の男とか意外と簡単に
  吹っ切れるんだよ♡
T)…っ
男)お前が忘れさせてやれよ。
女)そうだよ!
  あんたの方がいい男だ!よっ!
女)♡は頼んだよーー!
T)……


何…言ってんだよ…

みんなもう酔ってんだな…


俺は売店で水を買って
♡の部屋に向かった。


「あたし今日隣の部屋で寝るから」

「朝まで一緒にいてやれば?」


T)…っ


違う!
俺は心配だから…様子を見に行くだけだ。


コンコン。


ガチャッ…


T)♡…?


シーン…


返事がないから部屋に上がると
♡はベッドで静かに寝てた。

顔が…すげぇ赤い…


T)大丈夫かよ…


ぴと……


赤い頬に手を当てると、少し熱かった。


T)……


ギシッ


俺はベッドの淵に座った。


♡)スー……、…スー……
T)……


ぐっすり寝てんな…

相当酔ってたし…
朝まで起きないかもな。


T)水…冷蔵庫入れとくぞ…


静かにそう伝えて
立ち上がろうとすると

♡が動いた。


♡)ん……
T)…っ


横向きに寝返って…
その目からは涙がこぼれた。


♡)…ぐす…っ
T)…っ


夢の中でまで、泣いてるんだろうか。

俺は胸が痛くなって
♡の頭をそっと撫でた。


T)……泣くなよ…
♡)…ぐす…っ


そのまま頬をそっと撫でると
♡の小さな手が、俺の手を掴んで…


♡)ん……
T)……


俺の手をほっぺに当てて
少しだけ笑った。


T)♡…?


なでなで…


♡)ん……♡
T)…っ


またにっこり笑った。


♡)んーっ
T)えっ……
♡)んーっ
T)……


♡が俺の腕を引っ張ってきた。


♡)ぎゅって…して…♡
T)…っ
♡)んんっ!ぎゅーってしてぇっ//
T)////


寝ぼけてんのか?
酔ってんのか??


俺が♡の手をほどこうとすると
ぎゅっと抱きついてきた。


T)うわっ//
♡)んーーっ♡♡
T)ちょ、ちょっ…//
♡)もっと…ぎゅって…して?//
T)///


目は閉じたまま…
しゃべり方も…寝ぼけてる感じで…


♡)ちゃんとぎゅってしてぇっ…
T)えっ…
♡)ふぇっ……
T)わ、わかったから!///


ぎゅっ…


♡)……
T)///
♡)えへへ…♡
T)///


な、なんだこれ…


ドクン…ドクン…

落ち着け、俺の心臓!!///


T)…っ


抱きしめてる♡の柔らかさとか…

耳元に響く声とか…
首筋に感じる息遣いとか…

そのすべてに…
頭がおかしくなりそうで…


♡)旅行…楽しかったね…♡
T)えっ…
♡)いっぱい…写真も…撮ったし…
T)……


写真なんて…
撮ってたっけ…?


♡)お風呂も…気持ち良かったね…//
T)……


俺だってわかって…喋ってんのかな?


♡)指輪も…本当にありがとう…
T)…っ


ああ、違う。
やっぱり…夢見てるんだ…


♡)すっごく…嬉しい…♡
T)……


あいつと旅行した夢でも
見てるんだろうか…


♡)ね…もっと…ぎゅってしたい…
T)…っ
♡)足りないよぉ…
T)///


甘えた声で可愛くすり寄られて
心臓がバクバク暴れ出す…


いつもこんな風に…
あいつに可愛く…甘えてるんだろうか…


「お前やっとチャンスなんじゃねぇの?」

「奪うなら今かもねーー」


T)…っ


俺が欲しくて欲しくて仕方ない
♡の愛情を

一身に受けながら

♡を泣かせるような真似をするあいつが
本当に許せない。


「あんただったら絶対泣かせないし
 死ぬ気で幸せにすると思うから。」


T)……


それは自信がある。
何が何でも絶対に幸せにする。

♡が笑っててくれるなら…
俺はなんだってする。

ほんとに…

本当に好きなんだ。

こんなに…


♡)んん…っ
T)…っ
♡)…だぁい…すき…♡


すりすり…


T)////


どうしよう…
すげぇ可愛い…
死ぬほど可愛い…

こんなん…俺、無理なんだけど…///


♡)んん…♡
T)!!!


浴衣が…はだけてる!!
ちょ、どうしよう!///

ブラなんか…つけてねぇよな?
見える!!
危ないって!!

ど、ど、どうしよう…

谷間が…っ


「いいこと教えてあげる。」


T)…っ


「女ってね、次の人と身体重ねたら前の男とか
 意外と簡単に吹っ切れるんだよ♡」


何言ってんだ…ありえない。
ダメだ、絶対。

しっかりしろ、俺。


♡の浴衣の襟元を直そうとすると
♡が勢い良く抱きついてきて
浴衣の中に手が入った。


T)うあっっ!!////


どっ、だっ、わっ、えっ
うわぁぁぁぁ!!!!!


♡)ん……
T)////


慌てて手を抜こうとしたのに…

♡の柔らかさに捕まって、
動けなくなった。


T)…っ


触れたい…


もっと…お前に…

本当は…触れたくて…仕方ない…


「女ってね、次の人と身体重ねたら前の男とか
 意外と簡単に吹っ切れるんだよ♡」


T)…っ


ダメだってわかってるのに…
何度も頭に浮かぶ言葉…


「あんただったら絶対泣かせないし
 死ぬ気で幸せにすると思うから。」


絶対泣かせない。
死んでも泣かせない。

絶対に…絶対に…幸せにするから…


♡)ん…っ

T)…っ

♡)もっと…ちゃんと触って…

T)…っ///

♡)んん…♡


♡が…はだけてる俺の浴衣の隙間から…
胸にすり寄ってきた。


♡)触って…?
T)////

♡)ぎゅって…して…?
T)////


誰か…助けてくれ…


♡)いっぱい…ぎゅって…


ぎゅっっっ


俺は力一杯、♡を抱きしめた。


好きだ。

お前が好きだ。

死ぬほど好きだ。


触れ合う肌…
柔らかい身体…


もう…俺は……


♡)チュー…したい……
T)…っ

♡)……ね…ぇ……
T)////


俺が起き上がって頬を撫でると
♡は目を閉じたまま、にっこり笑った。


♡)だぁいすき…♡

T)…っ

♡)んんっ…、…んっっ//

T)…っ


タガが外れるのなんて…
簡単だった。


「お前が忘れさせてやれよ。」


♡)はぁ…っ、んん…っ//
T)…っ


俺は…
夢中でキスを重ねた。


触れ合う唇は柔らかくて…

夢にまで見た…♡とのキスは
甘くて深くて、溶けてしまいそうで…


♡)はぁ…、…もっ…と…//
T)…っ///


もう、止まらない。


忘れさせてやる…俺が…
あいつのことなんか…


T)♡…
♡)ん…っ//

T)♡…
♡)大好き…、臣くん……

T)…っ
♡)もっと……、して…?

T)…っ
♡)はぁ…っ、んっ、ぁっ…//


ギシッ…


♡)んん…っ///




ーendー

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