【205】夢と同じ匂い

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誰かが…
優しくほっぺを撫でてくれてる…


♡)ん……


すっごく…優しい…
臣くんだ…


臣くん……


♡)んーっ
臣)どうした?
♡)んーっ
臣)なんだよ…w


臣くんの腕を掴んだ。


♡)ぎゅって…して…♡
臣)え?
♡)んんっ!ぎゅーってしてぇっ//
臣)はいはい♡
♡)んーーっ♡♡


あったかい…
大好きな臣くんの体温…


♡)もっと…ぎゅって…して?//
臣)いいよ…


寂しい…

足りない…

どうして…こんなに…
胸が悲しいの?


♡)ちゃんとぎゅってしてぇっ…
  ふぇっ……
臣)わかったから♡


ぎゅっ…


♡)えへへ…♡


臣くん…
臣くん大好き…


♡)旅行…楽しかったね…♡
臣)うん。
♡)いっぱい…写真も…撮ったし…
臣)そうだな。
♡)お風呂も…気持ちよかったね…//
臣)うん。
♡)指輪も…本当にありがとう…
臣)うん。
♡)すっごく…嬉しい…♡
臣)……


臣くんは…
優しく笑ってるのに…

なんだか距離が空いていく…


♡)ね…もっと…ぎゅってしたい…
  足りないよぉ…


行かないで…
やだよ……


臣)ほら、おいで…


ぎゅっ…


♡)んん…っ
 …だぁい…すき…♡


すりすり…


臣くんが…大好きだよ…


♡)んん…♡


あ…

臣くんの手が…
優しく私に触れる…


♡)ん…っ


寂しい…

どうして?

ぎゅってしてるのに…足りないの…


♡)もっと…ちゃんと触って…


臣くんを…もっと感じたい…


♡)んん…♡


ああ…あったかい…
臣くんの腕の中…


♡)触って…?
臣)うん…
♡)ぎゅって…して…?
臣)うん…
♡)いっぱい…ぎゅって…


ぎゅっっっ


臣くんの腕の中…

私…ずっとここにいたいよ…


いや…離れていかないで…

臣くん…っ


♡)チュー…したい……
臣)ん?
♡)……ね…ぇ……
臣)チュー?


うん。
臣くんといっぱい…チューしたい…


♡)だぁいすき…♡


私がそう伝えると
臣くんのキスが降ってきた。


♡)んんっ…、…んっっ//


すっごく優しくて…
甘いキス…


♡)はぁ…っ、んん…っ//


好き…

臣くんが好き…


♡)はぁ…、…もっ…と…//


甘くて…とろけそう…


臣)♡…
♡)ん…っ//

臣)♡…
♡)大好き…、臣くん……

臣)俺も…好きだよ?
♡)もっと……、して…?

臣)ん…
♡)はぁ…っ、んっ、ぁっ…//


ギシッ…


♡)んん…っ///


深く絡まっていく
甘い甘い…キス…


臣)♡…?
♡)はぁ…っ//

臣)好きだよ…
♡)あっ…

臣)すげぇ好き……
♡)ぁっ、…んっ、臣くん…っ

臣)♡……
♡)や…ぁっ///


熱い身体が
何度も一つになって…

溶け合うような幸せ…


♡)ん……


目を覚ますと…
臣くんが私をぎゅって抱きしめてくれてた。

いつもそう…

大事そうに…愛しそうに…
私を包んでくれる優しい腕…


♡)あったかい……


臣くん……


♡)大好き…


臣くんの腕の中が…
一番幸せ……


ーーーーーー


女)♡〜〜!!
  朝ごはん行くよ〜〜〜


えっ


女)起きろ〜〜〜っ!
♡)!!!


ガバッ


女)お、起きたな!
♡)…っ


え…?

臣くんは…?


女)放心してどうしたw
  大丈夫?
♡)…っ


私…
臣くんと記念日旅行に…


♡)あ…れ……


臣くんと…
いっぱいチューして…
いっぱいHして…


♡)……


さっきだって…

臣くんがずっとぎゅって…
抱きしめてくれてたのに…


女)夢でも見たの?
♡)えっ…


夢…?


あんなに…
あったかかったのに…

あんなに…
優しかったのに…


夢だったの?


女)二日酔いじゃない?大丈夫?
  ほら、ご飯行こっ
♡)……


だんだん頭がハッキリしてきて…

多分昨日飲み過ぎたんだ…
少し頭が痛い。


そうだ…
今は同期旅行に来てたんだ。

みんなで…観光して…
アスレチックして…
温泉に入って…


全部…思い出してきた…


♡)……


なのにどうして…
臣くんのぬくもりだけ…

リアルに残ってるの…?


携帯を開くと…


『旅行中にごめん…
 明日は帰って来る?
 もう一回ちゃんと話したい。
 頼むから…まっすぐ帰ってきて。』


臣くんからのLINE。


そうだった。

一気に目が覚めた。


こんな状態なのに…
どうしてあんな夢…見たんだろう…

臣くん…優しかった。
あったかかった。

あのまま…
夢の中にいたかった。

嫌なことも…全部忘れて…
あのまま…臣くんに抱かれていたかった。


♡)…っ


また涙が出そうになって
私は心に蓋をする。


♡)…っ
女)どうしたの?
♡)ううんっ!!
  朝ごはんいっぱい食べようっ♡
女)おう!!


朝食会場に行くと
もうみんなご飯を食べてた。


K)おはよーー
♡)おはよっ
K)酔っ払い、二日酔い大丈夫か?
♡)あっ…


昨日…
私…どうしたんだっけ?


♡)Kちゃんが…
  部屋に連れてってくれたの?
K)うん。
♡)迷惑かけて…ごめんなさい…
K)いいよたまにはw
  ほら、早く食べな。
♡)うん♡

男)お、女子もう食ってるーー
K)あ、おはよーー
男)おはよーー
T)…っ
♡)おはよーー
T)////
♡)??
T)////
K)なに固まってんの?
T)…っ
♡)どうしたの?
T)////


Tくんの顔が真っ赤になった。


K)どうした。
  熱でもあんのか?
♡)えっ!大丈夫?!
T)大丈夫…///
K)変なの。
♡)……


なんか…様子がすごく変だけど…
大丈夫かな…


ご飯を食べ終わって
荷物をまとめて

最後に裏庭でみんなで集合写真を撮った。


女)いえーい!
  ほんと楽しかった〜〜♪
女)帰りたくなーーいw
男)明日からまた仕事か〜〜w
♡)きゃっ!
T)おっと!!


木の根っこにつまずいて、よろけた私を
Tくんが支えてくれた。


ふわっ……


あれ…?


T)大丈夫か?
♡)うん、ありがとう…


今の匂い…


♡)くんくんっ
T)な、なんだよ!///
♡)……
T)人を嗅ぐなっ///
♡)……


気のせいかな…?

なんか…安心するような匂い…
なんだろう?


T)何ジロジロ見てんだよ///
♡)……
T)……


なでなで…


T)///


なでなで…


K)なんでそんなに撫でてんの?
T)はっ!!
K)……
T)む、無意識っ///


Tくんはそう言って
みんなのところに戻っていった。


♡)……
K)あんた…
♡)……え?
K)すっかりTに免疫ついたんだね。
♡)え…っ
K)前言ってたけどさ。
  触られても嫌じゃなくなったって。
♡)あ……


ほんとだ…


♡)……


なんでだろう…


♡)なんか…
K)…ん?
♡)Tくん…、Kちゃんみたい。
K)はぁぁ?!!
♡)えっ
K)どゆこっちゃ!!w
♡)……


Kちゃんみたいに…
安心…する…?

あれ?

なんか…変だな……


♡)よく…わかんない…
K)なんじゃそりゃw


ほんとに…何だろう…



ー続ー

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