【17】当たり前じゃない

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よしっ♡出来たー!
14日が楽しみだな~♡


仕事から帰って来て
明後日のバレンタインの準備をしていたら
気付けばもう23時。



臣)ただいま~


あっ!臣くん帰って来た!!


♡)おかえり~!!


玄関まで迎えに行くと
大きな紙袋を持ってる臣くん。


♡)なぁに?それ。
臣)あ、これ?
  早めのバレンタインって言って
  スタッフさんとか色んな人に
  もらったー。
♡)わぁ!すごいね!
臣)食うー?
♡)こんな時間に女子が
  食べるわけないでしょっ!
臣)…って言うと思ったw
♡)でも明日食べたい♪
臣)どーぞ♪


臣くんは洗面所から戻ると
ソファーにダイブ。


臣)あ~~疲れた~!
♡)お疲れさまー


寝転がって
ソファをポンポン叩いてる。


臣)んっ!
♡)?
臣)おいでー


呼ばれたから私もソファに座ると
臣くんが寝転がったまま
抱きついてきた。


臣)んー
♡)どうしたの?
臣)別に~?


私の膝の上に顔を乗せてきて
私をぎゅってする臣くん…


何これ//

可愛すぎてキュンキュンする…
どうしよう!//


そっと頭を撫でると
臣くんはごろんと上を向いて
私の顔を見てきた。


臣)なんか腹減ったー
♡)え?夜食べてないの?
臣)食ったけど。
♡)えー
臣)さっきのお菓子食おっかな。


臣くんは紙袋を持ってきて
その中からクッキーを取って
食べ始めた。


♡)こんな時間に食べたら
  太るんだからね~
臣)ちょっとだけだもん。
♡)知~らない。
臣)でもさ、女子って大変だよな~
♡)え?
臣)バレンタイン。
  本命だけじゃなくて
  色んな人に配ってんじゃん?
♡)そうだね~
臣)お前も会社で配んの?
♡)私たちは女子一同でまとめて買って
  男子一同に渡すカンジだよ。
  手抜き~w
臣)ははっw
♡)女子より男子の方が
  お返しとか大変だと思うなー
臣)ああ、それな!確かに。
♡)臣くんてバレンタイン
  何個もらったことあるのー?
臣)えっ?何個…だろ?
♡)この仕事始める前はー?
  最高何個ー?
臣)昔だったら…
  一番もらって15個だった!
♡)じゅ、15個?!!!
臣)うん。
♡)な、何それ…モテすぎじゃない??
臣)そうかな?
♡)びっくりしたー…
臣)お前は?
♡)え?
臣)バレンタインの思い出~
♡)思い出かぁ…
臣)手作りあげたりしてたの?
♡)小学校の時は毎年あげてたよー
臣)は?毎年?
♡)うん。
  毎年いつも同じ子にあげてた。
臣)は?ずっと同じ人好きだったの?
♡)うん♡一途でしょ♪
  小学生だから手作りって言っても
  チョコ溶かして固めてただけだけど…w
臣)付き合ってたの?
♡)ううん…でもね、
  毎年お返しもくれてたよー♡
臣)ふーん…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


♡が懐かしそうに笑ってる。

別に小学校の時の話に
妬いたりしねーけど…

そんなずっと好きな奴がいたんだ…


♡)あ!そーだ!
  昨日のテラハ観よーよ!
臣)あ、そーだった。
♡)今日のも始まっちゃうもん!
  よし!つけよ~♪
臣)はいはい。


♡は楽しそうにリモコンを取って
再生ボタンを押した。


♡)今日は聖南さん特集だ~
臣)は~TVで観てもイラッとするわ~
♡)あははw
  臣くんまたプン二郎だねw
臣)俺ほんと絶対無理、こんな女。
♡)付き合うのはちょっとあれだけど
  観てる分には面白いから好きだよ~w
  …でもほんとこのトレンディー感、
  何回観てもすごいね!
  あはははw
臣)ほんと。


♡)「あなたは~、誰の事を
   好きになってんの?」


♡が面白がって真似し始めた。


臣)「♡~」
♡)「でしょ?どーゆー女?
   こーゆー女よ。
   巷の女と一緒な…に…すんなっ」
臣)ははは!w
  噛んでやんの!ww
♡)いたい~
臣)ばーかw
♡)カッコ良かった~?♪
臣)似合わねーし!w
♡)聖南さんが言うからカッコイイのか…
臣)いや、だから嫌だってこんなん!w
♡)プン二郎?
臣)プン二郎!
♡)あははっw
  あ、終わっちゃった…


時計を見たら丁度0時だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


♡)あと10分で今日のが始まる~♡
  わーい!
臣)じゃああと10分何するー?
♡)え?何って…
臣)チューするー?
♡)えっ?!
  し、しないよっ!//
臣)なんでー
  じゃあ何すんの。
♡)別に何もしなくてもいいでしょっ!w
臣)えー
  じゃあ俺もう寝よっかなー
♡)なんでっ!!
臣)じゃあチューしてくれる?


ニヤッと笑う臣くん。


♡)ずるい~~~
臣)ははっw
  …はい。


臣くんが目を閉じてきた。


♡)はいって…?
臣)はい。
♡)しろってこと…?
臣)ん♡


何それ~~~///
ほんと臣くんはずるいっ!もう!


…私が軽くキスをすると

不満そうに目を開く臣くん。


臣)全然足んねぇ。何それ。
♡)わがままー//
臣)わがままじゃねーし。
♡)これで終わり~//
臣)やだ。
♡)やだ。
臣)真似すんなっw
♡)や~~ww


臣くんは私の頭を両手でおさえて
おでこをくっつけてきた。


臣)もっかい。
♡)や…だ//
臣)ふーん…
♡)……
臣)してくんねぇなら俺からするけど。
♡)……//
臣)いーの?


ドキッとして臣くんの顔を見ると
なんかエッチな顔になってる!!


♡)だ、だめーっ!///
臣)あ、逃げんなこの!!


私はクッションで顔を隠した。


臣)チューさせろーっ
♡)やだ!エッチ!//
臣)はぁ?!
♡)エッチな顔してるもんっ!!
臣)え…
♡)そんなエッチな目で見ないで~!!


クッションから臣くんの顔をのぞくと
照れたような表情で私を見てきた。


臣)俺、顔に出てた…?//
♡)出てるっ!!
臣)……
♡)もっとフェロモン減らして下さい。
臣)……
♡)もっと色気も減らして下さい。
臣)何だよそれっ!w
♡)だってドキドキして
  死んじゃうもんっ!!//


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


臣)そーゆーこと言う
  お前が悪いんだろ!


♡が持ってたクッションを取り上げて
キスしようとした瞬間、

テラハの音楽が流れた。


♡)あっ!!!
臣)あ…
♡)始まった~!!
  観よ~~♡


はぁ…
またこの展開…


♡)あれ?
  今日は臣くんいないの?
臣)そ。
♡)じゃあ丁度いいねっ♡
  ほら、一緒に観よ~♡
臣)ん…。


俺は大人しく♡の隣に座った。

あ~も~
チューしてぇのに~~


♡)えっ!
  聖南さんと大輝くんが喧嘩だって!
臣)うん。
♡)わ…わ…カンジ悪いよ…うわぁ…
臣)……


二人が話しながら
だんだん言い争いになっていくのを
♡はハラハラした様子で見守ってる。

二人のシーンが終わると…


♡)ちょっと…
臣)え?
♡)何今の…
臣)…
♡)ばかーーーっ!!!!
臣)えっ?!


♡がいきなりキレ出した!!


♡)なんでっ!!!
  なんで聖南さんはあんな偉そうなの!?
臣)う、うん…
♡)大輝くんの事好きなんでしょ?
  どうして好きな人に
  あんな口のきき方するの!?
臣)うん。
♡)大輝くんは聖南さんに
  あんなに一途なのに!
  好きだからちゃんと解り合おうと
  してるんだよ!?
臣)そうな…
♡)なのに!
  自分は愛されて当たり前みたいな!
  ちゃんと話しようともしないあの態度!!
  嫌になったらすぐ投げ出して!!
臣)うん。
♡)ほんっっとに腹立つ!!!
臣)お、落ち着け…
♡)なんで大輝くんはあんな良い子なのに
  聖南さんなんかが好きなのー?!!!
臣)…たしかに。
♡)もう別れちゃえっ!
  聖南さんのばかーっ!!!!


こんな怒るの珍しいな。
そ、そんなに…?


臣)さっきまで面白いって
  言ってたじゃん。
♡)そうだけど!
  今回のは違うもん!
臣)そうなの?
♡)そうだよっ!!
  いくら心許してても
  長く付き合ってても、
  あんなのダメ。
  思いやり忘れちゃダメだもん。
臣)うん。
♡)「慣れ」で相手のこと
  大事にしなくなったりしたら
  ダメだもん。
臣)そうな。
♡)自分の好きな人が
  自分の事を好きでいてくれるのは…
  当たり前じゃないんだから。
臣)……


前から思ってたけど
恋愛に限らず…

周りへの思いやりとか感謝とか…

初心というか…


人として大事なことを常に忘れない♡は
ほんと偉いよなぁ…と

俺はいつも思う。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


臣)…俺は
  いつも感謝してるよ?


そう言うと臣くんは
私の頭をくしゃくしゃしてきた。


臣)お前が好きって言ってくれることとか
  側で笑っててくれることとか
  当たり前じゃねーもんな。
♡)…っ


優しい顔で…私に笑いかける…


♡)キュン。
臣)え?
♡)キュンとした…
臣)キュンとしたら
  キュンて言うのかよ!w
♡)うん。
  キュンキュン//
臣)あっはははww
♡)臣くん大好き///


手を握ると
ギュッと握り返してくれて…


ずっとずっと大好き。


臣くんのこと
ずっとずっと大事にする。




ーendー

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