[38]パニックな朝

スポンサーリンク
スポンサーリンク

♡)ね、臣くん…///
臣)んー?
♡)生理、終わったの。
臣)…っ


えっと…これは…
だからLA旅行楽しめるー!
みたいな展開だよな?


♡)だから…
臣)うん。
♡)……シよ?///
臣)!!!!


うそっ!!

ほんとに?!

まさかの…♡からのお誘い!??


♡)もう…我慢できないよ///
臣)!!!!


な、な、何言ってくれちゃってんの?!

我慢できないのは俺だから!!


臣)俺がどんだけシたかったと
  思ってんの?///
♡)嬉しい…♡♡
  ね、臣くん…いっぱいシよ?///
臣)うんっっ!!♡♡


そんなお色気たっぷりに誘われたら
たまんねーよ///


はぁ…ヤバい……
俺、幸せで死にそう♡♡


柔らかいなぁ……
♡のおっぱい…♡♡

おっぱい……


柔らかい……


……おっぱい……


ん?

おっぱい???


臣)!!!!


目が覚めると
俺の手は勝手に♡のおっぱいを触ってて…


臣)…っ!!!


慌ててその手を止めた。


び、びびった…!!!!


♡…、起きてないよな…?汗


……ふぅ…っ


あれ。


今の、…夢?


♡がすげぇ可愛く誘ってくれたんだけど
あれはただの俺の願望の現れ?
夢物語?


臣)……はぁ。


スヤスヤ眠ってる♡をぎゅっと抱きしめる。


臣)……


「生理、終わったの!!」


これは夢じゃない。
昨夜、♡に言われたこと。


もしかしてHのお誘いかって
勘違いして舞い上がって…


「だ、だから…っ
 旅行にかぶらなくて良かったなぁって!」


そう、現実はこっち。


……はぁ。


むにむに。

柔らかい。


おっぱい触ってたらムラムラしてきた。


臣)……///


俺、すげぇ我慢してるよな?

本当は今すぐ襲いたいくらいなのに。

今すぐ襲いたいくらいの熱量を
毎日なんとか必死に逃がして

修行僧だって言い聞かせて

もう何日経ったろう。


やっと♡の生理が終わって
念願の時が来たってのに…

生理が終わったらもう
今度こそ我慢しないとか
思ってたのに…


昨夜の俺って…
かなりのヘタレじゃね?


あれって…襲っても良かった気がしてきた。

なんで俺、寝たんだ?


「生理、終わったの!!」
「よし!じゃあHしよう!♡」
「うんっ♡」

ってな流れになったかもしんねぇじゃん?


いや、これはあくまで俺の願望だけど…


臣)はぁ……///


抱きたい。


後ろから抱きしめてる♡の首元に
顔を埋めた。

甘い♡の匂いが、鼻先をくすぐる。


臣)ううう…///


抱きたい。

抱きたい。

抱きたい。


♡が欲しくて、死にそう。


せめて安眠妨害にならないように
気をつけるから…

生で触らせてください///


♡のナイトウェアの胸元に
右手を滑り込ませる。


ドキドキ…ドキドキ…


臣)////


や、やわらけぇ〜〜〜〜!!///

生の破壊力!!!

服の上からとじゃ、全っっっっ然、違う!!


ふにふに…
ふにふに…


はぁ…ヤバイ///

ほんと気持ちぃ…

どうしよう俺、死ぬ…///


あああああ〜〜〜っっ!!!
抱きたいっっっ!!!///


ちょ、もうほんと
俺の下半身どうにかして…

爆発しそうなんだけど。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


♡)臣くん!
臣)んー?
♡)生理終わったよ!
臣)……
♡)……


あれ?


臣)だから何?
♡)…っ


いつもと全然違う
臣くんのリアクション。


♡)だから…えっと…
臣)何?俺とHしたいの?
♡)!!!


そ、そんなストレートに聞かれるとは…っ


♡)えっと…えっと…///


どうしよう…
すごく恥ずかしい///


♡)……したい…です///


勇気を出してそう言うと
臣くんがフッと笑った。


臣)そんな気になんないんだよねーー
♡)えっ!!


嘘…っ

やっぱり…そうなの?

ずっと…そうだったの?


♡)私のこと…嫌いになっちゃった…?
臣)嫌いにはなんねぇけどー
  Hする気にはなんねぇかなー
♡)!!!!


ガーン!!!!


♡)…な、なんで…?


どうしよう、泣きそう。


臣)なんでって…w
  俺、いくらでも色っぽい女
  紹介してもらえるしー?
♡)!!!
臣)お前なんてお子ちゃまじゃん?
♡)ひどいっ!!
臣)ほんとのことだよ。
♡)ううう…っ


ずっと私のこと
お子ちゃまだと思ってたんだ。

ひどい…

ひどいよっ!!


♡)もう…やだっ……


ふぇぇ…っ


♡)臣くんの…ばかっ!!!
臣)えっ!!!


……はっ


♡)!?!?


目が覚めると
隣には目を丸くした臣くん。


♡)あれ…??


今の…夢?

どこからが夢?


♡)えっと…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おっぱい触ってたら
急にやだって言われて

ばかっ!!って言われて…


臣)……


やっぱり、やだった…?


♡)寝ぼけてた…///
臣)……


うん、いいよそんなフォローしなくて…


♡)なんか変な夢見て…


いいって、フォローしなくて…


臣)……


さっきまで
仙豆10個くらい食ったのかと思うほど
やる気にみなぎってた俺の息子も
完全に萎れました。


臣)ごめんな……、、
♡)えっ……


寝てるのをいいことに
勝手におっぱいさわって…

そりゃ怒るよな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ごめん、って…何が?
私とじゃHする気になれないこと…?

あれ?
それは夢だっけ?

もう…寝起きで頭が混乱中。


♡)ねぇ臣くん……
臣)ん…?
♡)えいっ///
臣)!!??////


臣くんの手を、胸の上に乗せてみた。


臣)な、何してんの?!///
♡)えっと…///


よくわかんないけど…
臣くんがお子ちゃまだって言うから…


♡)おっぱい…触るかなって思って…
臣)はい!??///
♡)////


あれ…
私、間違えたかな?///


♡)……私、お子ちゃまじゃないもんっ!///
臣)そ、そんなん…わかってるけど…///
♡)…っ
臣)……///


私の胸の上で、固まってる臣くんの手。


臣くん、おっぱい好きなくせに…
全然触ってくれない……


やっぱり私、色気足りないのかな。


♡)あのホステスさんみたいな人…
  本当は好きなの?
臣)……は?!!


松浦社長がお金を渡したっていうあの人。
おっぱいも大きかったし
なんか色っぽい人だった気がする。


臣)いきなり何の話??
♡)あーゆー人がタイプなの?
臣)はぁ??
  あんな下品な女、嫌だけど。
  お前何言ってんの??
♡)…っ


だって…
夢の中の臣くんが…

ぐすんっ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いきなりホステスの話を蒸し返されて
完全にパニックなんだけど。

♡は何言ってんだ??


もしかして…
まだ疑ってんの?

だから俺に触られんの、嫌とか??


臣)あのさ、あの時も言ったけど
  あの女とはほんと何もないからな?
♡)……
臣)……
♡)……


え、シカト?

やっぱり疑ってんの…?


臣)ほんとに何もねぇって。
  一緒に店は出たけど
  そのままタクシーにつっこんで
  家に帰らせたし。
♡)……
臣)……なぁ、聞いてる?


俺は身体を起こして、♡をこっちに向かせた。


臣)…っ


なんで…泣きそうな顔してんの?


臣)なんもねぇって!!


え、めっちゃ焦る。
なんで泣く?!!


♡)なんもないのはわかったけど…
  ほんとは…
臣)え?
♡)ほんとは…あーゆー人が
  好きじゃないの?
臣)好きじゃねぇって!
  あんなん嫌だって言ってんじゃん!
♡)…っ
臣)さっきから何言ってんの?
  なんで泣きそうなの?
♡)泣いてないもんっ!!


♡は泣きそうなくせに
ぐっと唇を噛みしめて…


臣)お前さ、俺がどんだけお前のこと好きか
  わかってないの?
♡)…っ


なんで…

なんで伝わんねぇの?


こんなバカみたいに
お前のこと好きすぎて

好きすぎて好きすぎて
おかしくなりそうなのに…


♡)だって…
  臣くんがわかんないんだもんっ
臣)は?!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


臣くんが全然Hしてくれないから
わかんなくなるんだもんっ

不安になっちゃうんだもんっ


♡)私がワガママだってわかってるよ!
臣)…っ
♡)でも…っ
臣)……


涙を見られたくなくて
臣くんに背中を向けて布団をかぶった。


お子ちゃまだなんて思われたくないのに
それを言ったのだって夢の中の臣くんだから
現実の臣くんは悪くないのに

こんな風に拗ねたりして
私、可愛くない。

それこそ子供みたい。


臣)♡……
♡)…っ


臣くんが私の肩に優しく触れる。


さっきまでちょっと怒ってたくせに
私が拗ねたから優しくしてる。

私、ほんとに子供みたい!
もうやだっ!!


臣)伝わってないなら
  何度でも言うけど…
  俺、お前が好きだよ?
♡)…っ


その言葉に、我慢してた涙がこぼれた。


どうして…
どうしてこんなワガママな私に
そんな優しいの…?


臣)他の女なんか…マジで興味ないし…
  どうでもいいし…
  俺が好きなのはお前だけ。
♡)……
臣)お前だけだよ。
♡)…っ


ガバッッ


♡)ふぇぇんっっっ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


♡が泣きながら布団から飛び出てきた。


♡)私だって臣くんが好きだもんっ!!
臣)わっっ
♡)ぎゅぅぅっっ
臣)…っ


よくわかんないけど
俺に抱きついたまま泣いてるから
俺は♡の背中に腕を回す。


臣)……


ちゃんと伝わったのかな?

俺が、不安にさせてた??


俺の中では
あの日に疑いは晴れたつもりでいたけど

♡は傷ついてたのかな…


ピピピピッ、ピピピピッ


臣)…っ


携帯のアラームが鳴って…

♡は静かに俺から離れて
それを止めた。


♡)……
臣)……


♡はベッドから降りると
ペコッと俺に頭を下げて
部屋を出て行った。


♡)ごめんなさい。


……バタン。


臣)……




ー続ー

コメントを残す

スポンサーリンク
スポンサーリンク