〈35〉ボロボロの二人

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「ニャーーッ」
 
 
♡)わ…っ
 
 
にゃんこの鳴き声で
びっくりして目が覚めた。
 
無意識にぎゅって強く抱きしめてたみたい。
 
 
♡)おはよう…にゃんこ…。
 
 
今日は自分の部屋のベッドで眠った。
 
 
部屋は肌寒くて…
ほんの少しの期待を抱いて
リビングに出たけど…
 
臣くんの部屋を覗かなくても
空気でわかる。
帰ってきてない、って…。
 
 
♡)……。
 
 
私はトボトボとキッチンまで歩いて
臣くんにもらったにゃんこのグラスで
お水を飲んだ。
 
 
グラスのにゃんこは
仲良く2匹、並んでるのに…
 
私の隣には臣くんがいない…。
 
 
帰ってきて欲しい。
 
帰ってきて欲しいのに、
怖くて連絡できない。
 
 
だって…なんて言えばいいのかも
全然わからないし…
 
臣くんに決定的なことを言われるのも
すごく怖くて…。
 
 
♡)はぁ……。
 
 
また涙が浮かんできて、嫌になる。
 
どれだけ泣き虫なの、私…。
 
 
♡)ぐす…っ
 
 
臣くんに…会いたいよ…。
 
声が、聞きたい。
 
 
♡)……まだ、赤いや……。
 
 
鏡の中の自分は、まだひどい顔をしてる。
昨日もいっぱい泣いたからかな…。
 
 
私って…
臣くんがいないとこんな風になるんだ…。
 
 
こんな泣いてばかりで…
へなちょこで…
 
ご飯も喉を通らない。
 
 
……情けないな…。
 
 
明日…、、どうしよう。
二人で行く予定だったボリビア旅行。
 
 
臣くんは帰ってこないし…無理だよね…。
 
 
楽しみにしてたけど…
二人で行きたかったけど…
 
……一人でも、行こう。
 
 
会社も休み取っちゃってるし…
家に一人でいても泣いてばかりだろうから…
 
一人でも行くんだ。
 
 
そう決めた私は
クローゼットから大きめのキャリーケースを
引き出した。
 
 
旅行から帰ってくる頃には
臣くんはおうちに帰ってきてくれてるかな…
 
それとも…
私たちの距離はもっと離れてるんだろうか…
 
 
♡)…っ
 
 
私たち、このままどうなっちゃうの…?
 
このまま会えなくて、
距離がどんどん離れたら…
 
臣くんとはもう…終わりなのかな…?
 
 
一瞬でもそんなことを想像したら、
涙が一気にあふれてきた。
 
 
♡)ふぇぇ…っ
 
 
「浮気して帰ってきたお前の顔なんか
 見たくねぇよ。」
 
「……もういい。」
 
 
臣くんの冷たい声が、蘇る。
 
 
このままどうなっちゃうんだろうとか
そんな話じゃなくて…
 
もしかしたら私はあの時もう、
とっくにフラれちゃってるのかもしれない。
 
 
最後の「もういい」は…
そういう意味だったのかな…。
 
 
♡)…ひ…っく…、っ
 
 
私のことなんかもう要らないって…
そう言いたかったのかな…。
 
 
いつも優しい臣くんに…
あんなことを言わせたのは私。
 
 
怒ってるような泣きそうな、そんな顔で…
苦しそうに。
 
全ての感情をぶつけるみたいに
荒々しく私を抱いた…。
 
 
いつも愛してるよって言ってくれて
優しく抱いてくれる臣くんとは
別人みたいだった…。
 
 
臣くんにあんなことさせたのも、私。
 
 
目を閉じるとあの夜の記憶が
鮮明に蘇る。
 
 
私は悲しくて悲しくて、いっぱい泣いたけど
きっと泣きたかったのは臣くんだよね…。
 
それくらい…苦しそうな顔をしてたもん…。
 
 
♡)ひっく…、っ
 
 
ごめんね…
 
ごめんね、臣くん…っ
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
一晩経って、さすがに酒はもう抜けた。
 
 
酔いが覚めれば…
あの夜の記憶がより鮮明に戻ってくる。
 
 
臣)…っ
 
 
……俺、なんであんなことしたのかな…。
 
 
あの時はカッとして、
自分を止められなかった。
 
……やっぱり、酔ってたせいなのかな。
 
 
「臣くん、酔ってるの…?
 こんな臣くんと、これ以上話したくない。」
 
 
♡にそう言われたのに…
俺は逆ギレして…
 
……最悪だ、ほんと…。
 
 
♡がハルくんのマフラーをつけて
帰ってきたのが嫌だった。
 
♡がハルくんと二人で
ドライブしてたのが嫌だった。
 
♡がハルくんとキスシーンしたのが
嫌だった。
 
 
そして何より…、
 
 
「……ドキドキ…したし…、
 大好きって…思ったよ…?」
 
 
あの言葉で、我を失った。
 
 
あれだって…
俺が無理矢理、言わせたようなもんなのに…
 
馬鹿だな…、俺。
 
 
いつもはどんな時でも
俺を思い出しながら演技するって
言ってくれてたのに…
 
今回だけはそうじゃなかったって言われて…
 
だったらそんなん演技じゃなくて
ガチだったんじゃんって思って…
 
 
許せなくて、腹が立って、嫉妬が暴走して…
そんなん浮気だとか言いがかりつけて…
 
……ほんとだっせぇ。
 
 
臣)はぁ………。
 
 
酒が抜けて頭がスッキリするだけで
こんなに記憶がクリアに整理されるんだ。
 
 
俺よりハルくんの方がいいんだろって…
しつこく詰め寄る俺に
♡は必死に首を振ってた。
 
泣きながら、必死に。
 
 
なのに俺は耐えられなくなって
その場から逃げ出そうとして…
 
それでも♡は縋ってきてくれたんだ。
 
 
「行か…ないで…っ」
 
 
泣きながら、掠れた声で、
それでも必死に…
 
 
「臣くんが…好き…っ」
 
 
そう…言ってくれたのに……、、
 
 
臣)…っ
 
 
その言葉さえ受け止められない俺は…
 
 
「俺のこと好きなんだろ?
 だったら黙って抱かれろよ。」
 
 
泣きながらやめてって叫ぶ♡を、
めちゃくちゃに抱いた。
 
 
臣)はぁぁ……。
 
 
冷静な頭で思い出すと、
改めて自己嫌悪で耐えられなくなる。
 
 
♡を泣かせて、傷つけて。
 
自分で自分のことを殺してやりたいくらい
腹が立つ。
 
自分が…許せない……。
 
 
こんな俺が今更どんな顔して
♡に会えるんだよ…。
 
 
土下座したって何したって
許してもらえる気がしない。
 
許して欲しくない、…こんな最低な俺を。
 
 
♡もさすがに今回は
俺にドン引きしただろうな…。
 
 
今度こそ俺、フラれんのかな…。
 
 
臣)……は…は、っ…
 
 
乾いた笑いが虚しく部屋に響いた。
 
♡のぬくもりがない、孤独な部屋。
 
 
俺はいつまでここにいんの…?
 
どうしたらいい…?
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
♡)はぁ……。
 
 
午前中の仕事はなんとか終えて。
 
今日もランチの誘いは断って、
デスクに突っ伏した。
 
 
……だって…食欲ないんだもん…。
 
何も食べる気になれない…。
 
 
みんな心配そうにしてて
すごく申し訳ないんだけど…
 
どうしたらいいのか、もうわからない。
 
 
蒼)♡さんっ!
♡)…っ
 
 
ほっぺにヒヤッと冷たい感触がして
飛び起きた。
 
 
蒼)どれか少しでもいいから
  食べれるものありませんか?
♡)え…っ
 
 
目の前に並べられたのは、
ヨーグルトとゼリーとプリンとサラダ。
 
 
♡)どうして…
蒼)昨日から何も食べてませんよね?
♡)そんなこと…ないもん…。
蒼)嘘つき、わかるよ。
♡)…っ
蒼)心配だから。
  少しでいいから食べて。
♡)どうして急にタメ口なのっ…!
蒼)今休憩中だから。仕事中じゃないから。
♡)それでも私は先輩だもん…っ!
蒼)いいから、ほら。
  どれなら食べれる?
♡)…っ
 
 
急に蒼くんが大人びて見える。
 
 
蒼)♡さん食べるまで俺ずっと
  ここから離れないからね。
♡)えっ…
 
 
それは嫌だ…。
 
 
蒼)ははっ、素直すぎw
  嫌そうな顔ーーw
♡)だ…って、
蒼)ほら、嫌なら食べる!
  一口でもいいから!
♡)…っ
 
 
そう言われて…仕方なく、
ヨーグルトを手に取った。
 
 
♡)…あ…れ、
蒼)ほら、貸して。
  ヨーグルトも開けれないとか
  どんだけ弱ってんの。
♡)たまたま…だもん…。
 
 
手に力が入らなくて…
 
 
蒼)はい、どうぞ。
♡)…あり…がとう。
 
 
蒼くんが開けてくれたヨーグルトを
一口、口に入れた。
 
昨日からずっと何も食べてないから
なんだかすごく変な感じ…。
 
 
蒼)前にもあったよね、こんなこと。
♡)え…?
蒼)あの時はほら、
  毎日Tさんが色々と
  買ってきてくれてたじゃん。
♡)あっ…
蒼)俺はあん時から♡さんが好きだったから
  俺も何かしたかったのに
  Tさんがいるから何も出来なくて。
♡)…っ
 
 
そう…だったの…?
 
 
蒼)でもTさんも今はもう、
  たとえ心配でも来れないでしょ、
  ここには。
  だから今は俺に甘えてよ。
♡)…っ
 
 
蒼くんは珍しく素直な笑顔でそう言った。
 
 
蒼)ちゃんと食べてる…かわい…w
♡)何が可愛いの…っ
蒼)俺が買ってきたの食べてくれてるの
  嬉しいもん。
♡)…っ
蒼)好きだからなんでも可愛く
  見えるんだよ。
♡)…っ
 
 
なんか…変なの…。
 
いつもみたいに生意気なのに…
表情はすごく穏やかで、優しいんだもん…。
 
 
蒼)……登坂さんと喧嘩したの?
♡)…っ
蒼)俺が前に聞いた時はさ、
  彼氏と喧嘩なんて一度もしたことないー
  とか言ってたのに。
♡)え…っ
蒼)二人で飲みに行った時。
  言ってたでしょ。
♡)…っ
 
 
そういえば…
 
 
♡)だって…あの時は…
  したことなかったんだもん…。
 
 
…でもあれから、色々あった。
喧嘩もたくさんした。
 
……それでも、
いつも仲直りして、
二人で乗り越えてきたの。
 
 
蒼)やっぱりああいう人の彼女って
  疲れるの?
♡)え…?
蒼)女が無限に寄ってきそうじゃんw
♡)…っ
蒼)もし疲れたら…
  誰かに甘えたくなったら…
  俺のとこに来てね。
♡)行かないよ!!
蒼)ははw
 
 
蒼くんは笑いながら
私のデスクに置いてる卓上カレンダーに
目をやった。
 
 
蒼)明日から、海外旅行だっけ、♡さん。
♡)…っ
蒼)それも登坂さんと行く予定なの?
♡)……。
蒼)喧嘩中なのに明日から旅行の予定で
  どうしよう…、って困ってる顔w
♡)!!!
蒼)♡さんはほんとなんでも顔に出るね、
  可愛いw
 
 
なんだか悔しくて
私はプイッと顔を逸らした。
 
 
蒼)どうするの、旅行。
♡)……一人で…行く…。
蒼)ええ!?w
♡)ほっといて。
蒼)登坂さんと行く予定だった旅行に
  一人で行くの?
  それ寂しすぎない?w
♡)ほっといて!
蒼)…っ、泣きそうじゃん…。
♡)…っ
 
 
全部言い当てられて…
本当にその通りだから、悲しくなってきた。
 
 
蒼)俺が代わりに一緒に行こうか?
  一人で行くよりマシじゃない?
♡)何言って…、
蒼)登坂さんと今日中に仲直り出来なかったら
  俺と行く!…で、どう?
♡)行くわけないでしょ!ばかっ!
蒼)あはははw
 
 
何言ってるの、もう。
 
 
蒼)少し元気になって良かった。
♡)…っ
 
 
蒼くんは優しく笑って、
私のおでこに手を当てた。
 
 
蒼)熱はないね。
♡)ないよ…。
蒼)俺が触っても怒んないの?
♡)あっ、
 
 
私は慌てて蒼くんの手を掴んだ。
 
 
♡)やめて。
蒼)言わなきゃ良かった。
♡)……。
蒼)少しずつ…、
  ♡さんが俺に気を許してくれるといいな。
♡)え…?
蒼)俺、登坂さんのファンだしさ、
  登坂さんと上手くいってるなら
  もう邪魔するつもりなかったけど…
♡)…っ
蒼)♡さんのことこんなに泣かせてるのが
  本当に登坂さんなら、
  俺やっぱ許せないから。
♡)…っ
蒼)俺に心変わりしてよ。
♡)……しないよ…っ
蒼)今じゃなくていいもん。
 
 
蒼くんは今度は子供みたいに口を尖らせた。
 
 
♡)……あは、何その顔…っ
蒼)え?
♡)子供みたい…可愛い…w
蒼)////
 
 
……あれ、今度は真っ赤になってる。
 
 
蒼)急に笑うとか…ずるいから///
♡)え…?
 
 
それから蒼くんは何も喋らなくなって…
ただじーーっと、私を見つめてる。
 
 
♡)……ごちそう…さまでした。
 
 
少し気まずくなって、手を置いた。
 
 
蒼)他のは?食べる?
♡)ううん、もう…お腹いっぱい…。
蒼)ヨーグルト一つで?w
  心配だなぁ…もう。
♡)……なんか…眠たく…
  なって…きちゃった…。
 
 
久しぶりに食べたからかな…。
身体がぽーっとしてきた…。
 
 
蒼)いいよあと30分くらいあるし。
  寝たら?起こしてあげるから。
♡)……。
 
 
うとうと…、瞼が落ちてきて…
 
 
蒼)…って、もう寝てるじゃんw
♡)スー、……スー…、
蒼)夜も寝れてないんだろうな、きっと…。
 
 
なんだか…ぽかぽか…あたたかい…。
 
 
頭を…優しく撫でてくれる手が…
心地良くて…
 
……臣くんになでなでしてもらうの…
 
大好きなんだよ…。
 
 
臣くん…
帰ってきてくれたの…?
 
 
臣)うん。
 
 
優しい声。
私の大好きな…
 
 
臣)いいよ、寝てな。
 
 
安心する…臣くんの声。
 
 
♡)臣くん、あのね…、
臣)ん?
♡)…っ
 
 
大好きなの、そう言おうとしたら
言葉が出てこなくなった。
 
 
臣)どうした…?
♡)…っ
 
 
好き、そう言いたいのに…
 
 
臣)ん?
♡)…っ
 
 
どうして、喋れないの!?
 
 
臣)お前、ハルくんが好きなんだろ?
 
 
違う!!!
 
 
臣)もういいよ、話したくない。
 
 
違う!違うの!!!
 
 
臣)起きて。
 
 
え…?
 
 
臣)昼休み終わるから…。
 
 
え…?
 
 
蒼)起きて、♡さん。
  みんな戻ってくるよ。
♡)…っ
 
 
頭を上げたら、
臣くんのぬくもりが一瞬で消えた気がした。
 
 
♡)……夢…?
蒼)少しは眠れた?
♡)…っ
蒼)無理しないでね、ほんと。
 
 
蒼くんは心配そうに
私の頭をそっと撫でた。
 
 
♡)私が…寝てる時…、頭…撫でてた?
蒼)……うん。
♡)…っ
 
 
蒼くん…だったんだ…。
 
臣くんじゃ…なかった…。
 
 
そうだよね、何言ってるんだろう私。
 
臣くんなわけないのに…。
 
 
蒼)どうしたの?
♡)…っ
蒼)また泣きそうな顔、してる…。
♡)…して…ないよ…っ
 
 
そうこうしてるうちに
周りがガヤガヤし始めて…
 
お昼休みがそろそろ終わるから
みんなが戻ってきたのがわかった。
 
 
蒼)♡さん、大丈夫ですか?
♡)あっ…
 
 
蒼くんが敬語に戻った。
 
 
蒼)困ったら、僕に声かけてくださいね。
 
 
「俺」から「僕」に戻ってる。
 
 
蒼)聞いてますか?
♡)あ、うん…、……ありがとう。
 
 
悪い子じゃ…ないんだよね、蒼くん…。
 
 
ブブブブブ…、
 
 
♡)!!!
 
 
携帯が揺れて、慌てて手に取ったら…
 
 
『明日から旅行だね😊
 登坂さんとは仲直りできた?
 天気晴れるといいね、楽しんできて☀️
 アーサーも楽しみにしてたよ。
 何か困ったことがあったら
 いつでも連絡してね。
 気をつけて行ってらっしゃい✈️』
 
 
LINEは、ハルくんからだった。
 
 
♡)…っ
 
 
臣くんからの連絡じゃなくて
どこかガッカリしてる自分がいて、
自分に呆れた。
 
 
臣くんから…
連絡が来るわけないのに…
 
そんなことを期待してる自分が、
馬鹿みたいで。
 
 
♡)……。
 
 
ハルくんとアキさん…
せっかくこの旅行、手配してくれたのに…
 
臣くんとこんなことになって
私が一人で行くって知ったら…
 
きっとガッカリするよね。
 
 
……ごめんなさい。
 
 
「俺が何よりも一番、
 ♡を大事にしてること。
 アキが一番わかってくれてるから。」
 
 
ふと、ハルくんの声が聞こえた気がした。
 
 
「だから♡は俺に甘えたい時は
 遠慮しなくていいよ。」
 
「♡が笑顔になれることなら、
 俺は何でもする。
 今もこの先も、いつだって。」
 
 
ハルくんの優しい声が、蘇る。
 
 
……ハルくんに…会いたいな…。
 
ハルくんと話してると、すごく安心するの。
 
 
あの夜、帰りの車で…
ずっと手を握っててくれた時も
すごく安心して、あたたかくて、
私はぐっすり眠ってしまった。
 
 
……でも…、
こうしてハルくんに甘えたくなる
私の気持ちが、きっとダメなんだよね…。
 
ハルくんの優しさに
甘えちゃいけないんだ…。
 
 
私が好きなのはハルくんじゃない。
臣くんなんだよ、って…
 
どう伝えたら信じてもらえるのかな…。
 
 
もう信じてもらえないのかな…。
 
 
臣くん…お願い…。
もう一度、私の話を聞いてほしい…。
 
 
こんなままなんて、嫌だよ…。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
いくら携帯を見ても、
♡からの連絡なんてないのに。
 
 
臣)はぁぁ……。
 
 
どうしたらいいんだろう…。
 
 
臣)……あ。
 
 
LINEを開いてたら
昨日Rから来てたLINEに
返事してないのを思い出した。
 
 
そういえば…俺、
今度埋め合わせするからとか言って
無理矢理帰ってきたんだった。
 
悪いことしたよな…。
 
 
酒が抜けたらRと飲んでた記憶も
色々蘇ってきた。
 
 
「根本的に合わないんだと思う、
 臣さんと彼女って。」
 
「俺はあいつが好き、
 あいつじゃなきゃダメ、
 自分でそう思い込んでるだけで
 別にそんなこと、ないと思うけど?」
 
 
結構言いたい放題言われたよな、俺。
 
 
「どうせ!あの子は今頃、
 臣さんの気持ちを知りもしないで
 初恋のイケメンと
 イチャイチャしてんだから。」
 
「二人で臣さんの悪口でも言って
 盛り上がってるんじゃない?w」
 
 
……そうだ。
 
あんなこと言われたのもあって
俺は被害妄想が、暴走して…
 
…って、Rのせいにするつもりじゃ
ないけど…。
 
 
臣)……。
 
 
俺、ほんとにいいのかな…
このまま♡をハルくんに取られて…
それでいいのか?
 
 
「臣くん大好きだよ♡」
 
 
♡の可愛い声も…可愛い笑顔も…
 
俺に向けられてたものが、全部…
ハルくんのものになるんだ…。
 
 
「ずっとずっとだーーいすきだよ♡」
 
 
臣)…っ
 
 
♡を失うなんて、考えられない。
耐えられない。
 
 
でも…っ
俺はそんなこと言える立場じゃなくて…
 
あんな風に♡を傷つけておいて…
今更すぎるよな、そんなの…。
 
 
臣)はぁぁぁ……。
 
 
頭を抱えて、テーブルに突っ伏したら…
 
 
ガチャッ!
 
 
S)臣、お待たせ!
岩)おはよ、臣さん。
 
 
Sさんと岩ちゃんが会議室に入ってきた。
 
 
臣)どうなったの…?
 
 
橘のことで話があるって言われて
仕事より早めに事務所に来たんだけど。
 
 
S)先に言う、ほんとごめん!
  橘クビに出来なかった。
臣岩)えええ!!!
 
 
俺と岩ちゃんは思わず叫んだ。
 
 
S)あの後、橘と二人で話したんだけど…
  あいつ、一切認めないんだよ、
  臣にしたこと。
臣)は…?
S)私はそんなことしてません、
  私が登坂さんに脱がされました、
  の一点張りで。
臣)はぁぁ!??
岩)自分が臣さんを襲っといて!?
S)うん。
臣)あいつ、俺に乗っかって
  俺のベルト外そうとしてきたんだよ!?
S)うん…。
岩)全裸になって臣さんに迫るほど
  頭おかしいのに、
  なんでクビに出来ないの!
S)臣のこと襲っただろって言っても
  してませんしか言わないし、
  証拠はあるのか、って。
臣)は…?
S)証拠もないくせに言いがかりだ、
  ひどい、って号泣されて…
岩)げ……、何それ……。
S)まぁそう言われると確かに
  証拠はないわけで…
岩)臣さんの証言だけじゃダメなの?
S)俺たちは臣が嘘ついてないって
  わかるけどさ、
  ちゃんと証拠として
  何か残ってるわけじゃないから…
  それでクビには出来ないんだよ。
臣)……信じらんねぇ…。
岩)腹立つなー、マジで…。
  ……でも、そっか。
  臣さんが逃げたから
  結果的には未然に防げたわけだし…
  睡眠薬飲まされたわけでもないし…
  証拠はないのか。
S)うん…。
   
 
Sさんは申し訳なさそうに頷いた。
 
 
S)でも、マネージャーチームで話し合って
  とにかく橘を臣に付けるのは
  今後一切やめようって決めたから。
臣)…っ
 
 
その言葉を聞いて、少し安心した。
 
 
S)で、ほんっっとに申し訳ないんだけど…
岩)え…っ
S)岩ちゃんにメインで付ける。
岩)げぇぇ!!なんで!?
S)橘のヤバさ、一番わかってそうだし…
  いざという時の機転も利きそうだから。
岩)いざという時って何!?
  俺襲われかけたら多分手加減なしで
  ぶっ飛ばすよ!?
S)いや、そうじゃなくてw
  まさか岩ちゃんのことまで
  襲わないでしょ。
臣)わかんねーよ、あいつ頭おかしいもん!
S)まぁそうなったらぶっ飛ばしてくれて
  いいからさ。
岩)いいんかい。マジでぶっ飛ばそ。
S)まぁそれ以外でも…
  橘が何か企んでたりとか
  変な動きした時に、
  岩ちゃんなら機転利くかな、って。
岩)俺そんな能力ないけど…w
S)でも満場一致で岩ちゃんってことに…
岩)えええええ!!
 
 
岩ちゃん、めちゃくちゃ嫌そう。
そりゃそうだよな、誰だって嫌だよ。
 
 
臣)HIROさんに報告出来ないの?
S)ほら、部長の姪だから。
  部長飛び越えてHIROさんに報告は
  ちょっと…、
臣)もう部長に言えないのかな?
  姪っ子さん頭おかしいですよって。
S)いやぁ…うーん…w
岩)そこで橘がまたシラ切って
  臣さんに襲われたとか言い出す方が
  面倒なんじゃない?
臣)げ…、確かに。……そっか…。
 
 
マジで面倒くせぇな!くっそ!
 
 
岩)わかったよ、橘の監視係、
  俺がやるわ。
S)岩ちゃん!ありがとう!
  ほんとごめんね!
岩)はぁ……、
臣)なんか…ごめん…。
岩)いや、臣さんは何も悪くないじゃん。
臣)でも…、
 
 
岩ちゃんがかわいそうすぎる…。
 
 
岩)いいよ、なんかあったら
  すぐぶっ飛ばすから。
 
 
岩ちゃんは冗談っぽく笑って
そのまま撮影に向かった。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
♡)……よし、できた…。
 
 
明日からの旅行の荷造りを済ませて、
私はベッドに寝転んだ。
 
 
♡)はぁ…、疲れた……。
 
 
海外に一人でなんて行ったことないや…。
大丈夫かな、私…。
 
 
……でもいいんだ。
日本にいたってどうしようもないし…。
 
臣くんが帰ってこない家に
一人でずっといる方が、ツラいから…。
 
 
ピンポーン。
 
 
♡)!!!
 
 
インターホンの音が聞こえて
私は慌てて飛び起きて、
ベッドから飛び降りた。
 
臣くん、帰ってきたのかな!?
 
 
♡)…っ
 
 
でも臣くんだったら鍵持ってるんだから
わざわざピンポンしないよね…。
 
 
そんな当たり前のことに気付いて
ガッカリしながらモニターを見たら…
 
 
K『おーい!開けろ〜〜〜!』
◇『♡ちゃーーん!』
M『もういい加減ほっとけないですよ!』
K『そうだぞ!食わなすぎ!』
◇『あたしが無理矢理ご飯作るから
  ここを開けなさーい!』
 
 
♡)…っ
 
 
みんな…どうして…
 
 
モニターはエントランスじゃなくて
玄関の方だったから、
私は慌ててみんなを迎えに行った。
 
 
ガチャ。
 
 
K)よっしゃ!開いたーー!
◇)出てきてくれたー!
  ありがとう♡ちゃん!
M)お邪魔しますからね!入りますよっ!
♡)…っ
 
 
みんなドタバタと入ってきて…
 
 
◇)よし、じゃあとりあえずあたしは
  夕飯の支度に取り掛かります!
M)お願いします!
◇)食欲ないとか言ってもダメだからね!
K)食べさせるからな!
♡)…っ
 
 
ちょっと強引だけど…
みんなそれだけ私のこと
心配してくれてたんだよね…。
 
 
♡)ごめん…ね…。
M)ごめんじゃないですよ、
  私たちが好きで心配してるんですから。
K)確かにw
  ま、とにかくあんたは
  このままじゃ倒れるから
  ◇ちゃんのおいしいご飯を
  しっかり食べなさい!
♡)あり…がとう…。
 
 
それから◇ちゃんは
あっという間にご飯を用意してくれて…
 
献立はどれも消化に良さそうな
栄養がある食べやすい物ばかりだった。
 
 
M)私たちまですいません、いただきますw
◇)いいのいいの!みんなで食べよ!
K)はぁ、人の作ったご飯って幸せ。
  美味い。
◇)いつも自分で作ってると、
  誰かが作ったご飯って
  美味しく感じるよね!
♡)……。
 
 
二日間で…、お昼のヨーグルトしか
食べてないから…
 
なんだかすごく、身体に染み渡る…。
 
 
♡)美味しい…。
◇)ほんと!?
♡)うん、すごく…美味しい…。
◇)良かったぁぁぁ♡
K)ほらもっと食え!
  食えるだけ食え!
M)あはははw
♡)……本当に…ありがとう。
 
 
なんだかみんなの優しさに、
涙が出てきた。
 
 
◇)ああああ!泣かないの〜〜〜!
♡)ふえぇ…っ
K)はい泣き虫出たーー。
M)あはははw
♡)ほんとに…っ、あり…がとう…っ
◇)うん。
 
 
◇ちゃんは優しく笑って
私の背中をさすってくれた。
 
 
♡)ずっと…一人ぼっちで…
  寂しかったから…
  みんながいて、あったかい…///
  えへへ、ありがとう…。
◇)…っ
K)臣広ずっと帰ってきてないの…?
♡)……うん。
M)どこ行ってるんだろう…。
◇)……。
♡)わかんないんだ…。
 
 
どこにいるの?
帰ってきて?
 
って…連絡すればいいのかもしれないけど…
怖くて出来ない、弱虫な私。
 
 
K)つーか何があったの!
  いい加減話せ!
♡)…っ
◇)話したくないならあれだけど…
  もし少しでもラクになるなら、ね。
  力になれることがあったら
  力になりたいし!
M)そうですね。
  一人で考えても答えが出せないことでも
  みんなで考えたらいいアイディアが
  出てくるかもしれないし!
♡)…っ
 
 
みんな…本当に優しいな…。
 
 
ご飯を食べ終えると、
◇ちゃんがデザートに
りんごをすり下ろしてくれた。
 
病人なわけじゃないから
わざわざ申し訳なくて…
でもすごく美味しくて…
 
ありがとうって言ったら
◇ちゃんは嬉しそうに笑ってくれた。
 
 
K)さ、作戦会議するよ!
♡)…っ
M)あの、私…気になってたんですけど…
  私のせいですかね?
♡)え?
M)私が…登坂さんに…
  ハルキさんとのキスシーンのこと、
  報告しちゃったから…
K)ハルくんとキスシーン!?
♡)うん…。
  あ、でもそのせいじゃないよ…っ
M)あとあとわかったら
  怒られるかなって思って…
  先輩から言うより私から、
  って思ったんですけど…
  言うタイミング悪かったかも
  しれないです…。
  ごめんなさい…。
♡)Mちゃんは悪くないよ!
K)つーかあんたハルくんとキスしたの!?
♡)うん、CM撮影で…。
K)マジか…
◇)そうだったんだ…。
  でも喧嘩?の原因って
  それだけじゃないよね?
  前の日のあれも、そのままでしょ?
♡)うん…。
K)前の日のあれ?
 
 
私は…
今回の出来事を、順を追って…
みんなに話した。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
隆)お前今日うち来いよ。
臣)は?急に何。
隆)ろくなもん食ってねぇだろ。
臣)ろくなもんってゆーか…
  なんも食ってない。
隆)はぁ!?
  昨日から?!
臣)うん…、二日間…。
隆)何やってんのお前!
臣)だって…、
 
 
気持ち悪くて…
胃が何も受け付けなかったんだもん。
 
 
隆)♧の飯食わせてやるから来いよ。
臣)えっ…
隆)さすがに可哀想だから。
  見てらんない。
臣)……。
 
 
そんなに俺、ボロボロでした…?
 
 
隆)♧にも言ってあるから。
  もう作ってくれてるよ。
臣)……。
 
 
女神さま…。
 
 
隆)ほら、帰るぞ。
 
 
隆二にそう言われて。
 
スタジオ仕事を終えて
そのまま隆二の家に行くと…
 
 
♧)臣くん、お疲れさま♡
 
 
♧さんが癒しの笑顔で
迎えてくれたとこまでは良かったんだけど…
 
 
健)はよ食べようや。
E)お腹空いたーー!
岩)全部美味しそう。
直)よくこんなに作ってくれたなぁ…
N)♧ちゃんありがとう!
 
臣隆)なんでみんないんの!!?
 
 
なぜか全員集合してるんですけど。
 
 
健)俺も行く言うたやん。
E)健二郎さんがおいしいご飯
  食べに行くって言うから。
N)♧ちゃんに聞いたら俺も来ていいって。
直)ってNAOTOさんに声かけられて。
岩)俺もー。
 
臣隆)……。
 
 
どゆこっちゃ。
 
 
隆二は呆れたように
♧さんを後ろから抱きしめた。
 
 
隆)なんでOKしちゃったの…。
♧)え、ダメだった?
隆)ダメじゃないけど…
  こんな人数分作るの、
  大変だったでしょ?
♧)大丈夫だよー♡
隆)もぉ……。
臣)……。
 
 
それからみんなは子供みたいに
♧さんが作ってくれたご飯に
がっついて。
 
食べながら、今日の橘の件を
一応共有しておいた。
 
 
N)岩ちゃん…ご愁傷様…。
健)かわいそ…。
直)なんか困ったらすぐ言ってね。
岩)ありがとうございます…。
臣)……。
 
 
こんだけ全員で用心してたら
さすがに橘ももう変なこと出来ねぇだろ。
 
 
♧)臣くん、りんごすりおろしたんだけど
  食べれる?
臣)えっ!
 
 
♧さんがガラス容器に入ったりんごを
持ってきてくれた。
 
 
俺…病人なわけじゃないから
なんか申し訳ないけど…
 
 
臣)ありがとうございます。
 
 
素直に受け取ったそれは、
甘くて食べやすくて、美味しかった。
 
 
隆)♧が臣を甘やかしてる…。
♧)ええっ!?w
岩)隆二さんが拗ねてる…w
♧)臣くんまだ胃腸が回復しきって
  ないかなって思って…。
臣)ありがとうございます。
♧)隆二くんもすりおろしてあげようか?
N)なんでだよ!お前は元気だろ!w
健)子供か!!w
隆)いらない…。
♧)ほんとに?
  食べたかったら用意するよ?
隆)子供みたいだからいい。
E)あはははw
 
 
それからみんなが食べ終えると、
NAOTOさんがパン!と手を叩いた。
 
 
N)さ、作戦会議するか!
臣)え…?
健)「え?」ちゃうわ!
  お前はいつまで家出しとんねん。
直)まだ帰ってないんでしょ?
臣)…っ
N)てかさ、気付いたんだけど。
  ♡ちゃんが載せてた写真。
E)あ、それ俺も見た!!
N)あれも関係してんだろ、お前。
臣)…っ
隆)ハルくんでしょ?あれ。
直)なんの撮影かわかんないけど…
  手繋いでたよね、二人。
岩)あれで…余計にこじれた?もしかして。
臣)……。
 
 
そうだよな…。
みんなハルくんの顔知ってるし…
そりゃ気付くよな。
 
 
隆)♡ちゃんにレイプしたとか
  そんなわけわかんないこと言って、
  ほっとけねーから。
臣)…っ
E)そうだよ。
  臣がどんどんボロボロになりそうだもん。
直)とりあえず昨日は飲んでないみたいで
  安心したけど。
N)ほんと倒れるぞお前。
健)レイプしたって何やねん。
  ハルくん関係あるんか?
岩)あの写真見て腹立って、暴走した、とか?
臣)……。
 
 
みんなが心配してくれてるのはわかってる。
 
俺ももう酒は抜けて、昨日よりは冷静だし。
 
 
俺は仕方なく今回のことを
順を追って、みんなに話した。
 
 
 
 
 
 
ー続ー

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  1. たんぬ より:

    更新まだかなあ!まだかなあ!って毎日見ちゃうくらいハマってます( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
    きゅんきゅんしたり切なくなったり、だいすきすぎるお話です♡
    無理ない程度に続けて頂けたら大変嬉しいです!!

    ♡ちゃんのみんな大好きって言ってしまう性格で傷つく人もいますよね。。。なんか深いなあ〜ってしみじみ( ・ ・̥ )
    続きも気になりすぎてるので、楽しみに待ってます♡
    いつもありがとうございます♩

    • マイコ より:

      そんなにハマってくれてありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。嬉しいです♡♡
      無邪気な♡ちゃんもこの先大人になっていくのでしょうか…どうぞ見守ってやってください(❁´ω`❁)

  2. さっちゃん より:

    早く仲直りしてほしいです(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
    更新してくれてとても嬉しいです。
    本当、更新されるの楽しみにしてます。
    お忙しいのは、重々承知ですが更新されてるとすごくドキドキワクワクします!これからも、続けてください。

  3. ゆかっち より:

    はじめまして。初めてコメント書かせていただいてます!
    いつも更新を楽しみにしてました!
    年末の更新ですごく心配で、毎日見にきていました。
    でも再開してくれて…嬉しくて、またドキドキしながら見てます(^^)
    お忙しい中だと思うので、大変だと思いますが、今後も楽しみにしてます!
    暗黒期…早く抜けてくれることをねがってます!(笑)
    個人的に隆二と♧さんのお話が大好きなので、そちらも楽しみにしてます(*^▽^*)

    • マイコ より:

      ゆかっちさん初めまして(っ≧ω≦)っ
      コメントありがとうございます!ご心配おかけしてすみません!
      隆二&♧ちゃんカップルも後に控えておりますので待っていてくださいーー♡♡

  4. ひな より:

    希望が見えて来てるのでしょうかこれは次も楽しみに待ってます

  5. きよママ より:

    更新ありがとうございます!
    私も年末のコメント見て心配でした。ずーっと楽しみに読んでいるので終わっちゃヤダ‼(T0T)
    そう言えば、読んで満足してるだけで、最近コメント送れてなかったな、、って反省。
    自分の時間がないのスッゴい分かります( ノД`)…
    そんな中でも、いつも素敵なストーリー書いてくれて、マイコさんすごいよ‼ありがとーね( ;∀;)

    • マイコ より:

      きよママさん…ありがとうございます。゚(゚´ω`゚)゚。
      やっぱりみんな時間ないですよね、毎日が闘いですよね!
      応援ありがとうございます!まだまだ頑張りますっ!!

    • のんちゃん より:

      マイコさん予告してくれるの嬉しい。暗黒期も終わりそうで安心しました。前の暗黒期も辛かったけど、今回は、臣くんにあんな事言われた♡ちゃん目線で読んだから今回の方が辛かた。マイコさん忙しく、自分の時間ない中、story更新本当にありがとうございます。このstoryは、本当に大好きなstoryだからマイコさん応援しか、出来ないけど続けて欲しいなぁ〜。無理しない程度の更新で。

    • マイコ より:

      今回の予告はもろネタバレになっちゃうから迷ったんだけど…安心してもらえたなら良かった(´>∀<`)ゝ笑 ♡ちゃんにあんな言い方する臣くん、初めてだったもんね…。゚(゚´ω`゚)゚。 応援ありがとうございます!頑張ります(❁´ω`❁)

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