(63)初めてのkiss

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今日は大阪5日目。最終日。
 
 
東京に戻ったら♡に会いに行く予定だから
楽しみすぎてそわそわしてる俺。
 
 
ああ、早く会いたい。
今日のために頑張ってきたんだもん。
 
 
今日は日曜だから…あいつ休みだよな?
何してんだろ…
 
 
夜のこともあるし
ちょっと電話してみようかな。
 
 
プルルルル…、プルルルル…、
 
 
♡『あっ…』
 
 
ピッ。
 
 
え!!!
 
 
臣)…っ
 
 
なんだ今の…
 
 
出たのに切った??
 
間違えて切ったのか??
 
 
プルルルル…、プルルルル…、
 
 
臣)……あれ。
 
 
…出ない。
なんだ???
 
 
臣)……
 
 
仕方ない。LINEしてみるか。
 
 
臣『おーい。今の何?』
♡『ごめんね!!
  今ちょっと出れない状況なの!!』
 
 
ん??
出れないけどLINEは出来んのか?
電車とか??
 
 
♡『あと、本当にごめんね!💦
  今日やっぱり会えないです。』
 
 
臣)えっっっ!!!!!
 
 
うっそ!なんで?!!
 
 
直)どうした臣!!
  いきなりびっくりするわw
臣)あ、すいません。
 
 
思わず大きな声が出た。
 
 
健)虫でもおったんか?w
臣)いや、違う。
健)真顔で答えんなやw
 
 
え、え、会えないって何で!!
 
 
臣『何かあった?』
♡『うん。ちょっと…
  本当にごめんなさい!!』
 
 
急用か何かか…?
 
 
臣『じゃあ夜電話だけしてもいい?』
♡『だめ!』
 
 
え…っ
 
 
臣『なんで?』
♡『今、電話壊れてるの!😣💦』
 
 
はい??
LINEしてんのに??
 
 
臣『通話機能がってこと?』
 
 
いや…でもさっき…繋がったよな??
 
 
♡『色々!だからごめんね!!💦』
 
 
なんだこれ…明らかに変だろ。
 
 
臣『じゃあ、明日は空いてる?』
♡『空いてないです!!
  ごめんなさい!!』
 
 
なんか…ひたすら拒否してないか??
 
 
臣『いつなら空いてる?』
♡『わかんないの。
  しばらく無理かもしれないです。
  ごめんなさい😢💦』
 
 
ちょっと待て!!
ほんとに何これ!!
 
手のひら返したような避けられ方!!
俺なんかした??
 
 
臣)…っ
 
 
だって…
昨日まで普通にLINEしてたんだぞ?
 
最後に電話したのは初日だけど…
あん時も別に…
まぁ最後ちょっとあいつ変だったけど…。
 
 
それから毎日LINEしてて
お土産買ったって言ったら
楽しみーって昨日返事も来てたのに…
 
何これ!!!!
 
 
直)なに百面相してんの?
臣)……
N)臣ちゃーん??
臣)……
E)おーみっ!!!
臣)わ!!!!
 
 
いきなりELLYに肩を叩かれて
びっくりした。
 
 
直)どーしたw
臣)え??
直)変だから。
臣)…っ
N)なんかあったの??
臣)……
E)???
臣)女に……
  いきなり避けられるのって…
  何ですかね…?
N)ぶっっ…何それ!w
臣)いや…俺もわかんなくて…
直)何かした…とか…?
E)気持ちが冷めた…とか?
N)他に男が…出来たとか?
臣)え…っ
 
 
ヤバい…
若干頭がパニック。
 
どれ…だ??
 
 
思い出せ。
 
思い出せ。
 
えっと……
 
 
あ…最後の電話…、
 
今度俺に何か言いたいことあるみたいな
カンジだったよな…??
 
 
まさか…
 
 
やっぱりもう会いたくないとか…
彼氏出来た…とか?
 
 
いやいや、待て!違う!!
 
昨日は普通だったんだって!!
楽しみって…
 
 
臣)……
 
 
俺はもう一度LINEを見返した。
 
うん、やっぱり普通だ。
 
 
じゃあ…なんで…?
 
 
昨日から今日にかけてで
何かあった??
 
 
そもそも…
「しばらく無理かも」って不確かすぎるよな。
なんだよそれ…
 
 
直)なんかすげぇ悩んでる。
N)めっちゃ真剣。
E)避けられてんの?
N)女の子に?
臣)いや…会いたくないみたいなこと
  急に言われて…
N)え!!
直)会いたくない理由…
N)他に男できたとか?
E)気持ちが冷めたとか?
臣)え…やっぱりそこにいく…?
直)会えない事情があるとかじゃない?
N)どんな事情よ。
直)うーーーん…
臣)……
 
 
会えない…事情??
 
 
直)あ!!病気とか!!
臣)病気?!!
直)まぁそこまでいかなくても風邪とか。
臣)風邪……、あっ!!!
 
 
その言葉にハッとした。
 
 
俺、もしかして…うつした?!!
 
 
もし風邪ひいてんだとしたら
絶対あいつは会えないって言うよな。
 
なんか…いつも俺の体調やらなんやら
死ぬほど気にしてるし…
 
 
あ!!!
 
だから…電話にも出ない??
 
声で…バレるから!!!
 
 
臣)それだ!!!!
E)それなの??
臣)絶対そうだ!!!
 
 
うわ…どうしよう…
あいつ…一人暮らしなのに…
 
つーかなんでうつしてんだよ俺…!!
 
 
あ!!
一緒に寝たから?!!
 
俺が…無理矢理……
 
 
臣)…っ
 
 
うわ~~~、♡マジごめん。
 
 
どうしよう…
今すぐ飛んでいきたい。
 
 
プルルルル…、プルルルル…、
 
 
もう一度電話をかけてみたけど、
やっぱり出ない。
 
 
ピロピロ♪ピロピロ♪
 
 
あ、LINEが来た。
 
 
♡『今出れないのー!!💦』
臣『出ろ!!!!』
 
 
もう一回かける。
 
 
プルルルル…、プルルルル…、
 
 
♡『……』
 
 
あれ?これ、繋がった??
 
 
臣『もしもし??』
♡『……』
臣『お前風邪ひいてんだろ。』
♡『…えっ!!』
 
 
あ…やっぱり声が掠れてる…
 
 
臣『病院行った?』
♡『……』
臣『おいっ!』
♡『…んっ』
臣『んってどっち!』
♡『んっ!!』
 
 
あ…こいつ…
声バレねぇようにしてる。
 
 
臣『お前が風邪ひいてんのは
  もうわかってるから
  普通に喋れ。』
♡『……どうして。』
臣『病院行ったのかって。』
♡『ううん。日曜日だから…。』
臣『薬は??』
♡『…飲ん…だ。』
 
 
絶対嘘だ。
 
 
臣『熱あんの?』
♡『うん…』
臣『……』
♡『今日…ごめんね?』
 
 
そんなんいいっつーの…。
 
 
ああ、そうか…
 
♡が風邪ひいたって俺がわかったら
俺がうつしたって気ぃ遣うと思って
隠そうとしたのかな…
 
 
ほんとに…
あ~~~もうっ!
 
 
臣『終わったら行くから大人しく寝てろ。』
♡『え!!ダメ!!』
臣『ダメじゃねぇ。ちゃんと寝てろよ。』
♡『来ないで!!』
臣『行く!!』
♡『うつっちゃうもん!』
臣『俺がうつした風邪だろうが!』
♡『…ちが…うもん。』
臣『同じウイルスには2回かかんねぇんだよ。
  だから俺は大丈夫。』
♡『え…っ、そうなの?』
臣『そ!だから大人しくしてろよ!』
♡『……』
臣『わかった?』
♡『はい…』
 
 
それからLIVEを終えて
新幹線に乗って東京に着くと
 
俺はすぐにタクシーを拾った。
 
 
薬を買って
栄養ありそうなもん色々買って
♡の家に向かう。
 
 
大丈夫かなあいつ…
ああ…もうすげぇ心配…
 
くそーーー
 
俺の馬鹿!!!
 
 
運)こちらのマンションでよろしいですか?
臣)あ、はい!!
  ありがとうございます。
運)4850円です。
臣)あ、お釣りいいです!!
 
 
バタン。
 
 
タクシーを飛び降りて、
エントランスに走ったけど…
 
 
臣)…っ
 
 
ちょっと待てよ…?
 
 
俺がピンポンしたら
あいつもし寝てたら起こしちゃうよな?
どうしよう…。
 
 
オートロックの前で
少し躊躇してると、管理人室が開いた。
 
 
臣)あ!!寅さん!!
寅)おや…君は…確か、♡ちゃんの。
臣)あの!!!
  えっと…俺、怪しい者じゃないです。
 
 
って、余計怪しいか!!
 
 
臣)ええと、登坂広臣といいます。
  あの…♡の…、
  ♡さんのお見舞いに来たんですけど、
  起こしたら可哀相なんで…
  鍵開けてもらえませんか?
寅)……
 
 
って、俺めちゃめちゃ怪しい??
怪しいよな。
 
ストーカーとかでこんな奴いそうだし!!
 
 
臣)えっと…あいつ今熱出してて、
  絶対寝てると思うから…
寅)……
臣)えっと…ほんとに怪しくないです!!
  何でも出します!!
 
 
俺は財布から免許証を出した。
ってこんなんじゃダメか!
 
 
臣)なんなら…財布ごと預けてもいいです!
  本当にストーカーとかじゃなくて…
  つーか早くあいつのとこ行きたいんで
  お願いします!!!
 
 
俺は必死で頭を下げた。
 
 
寅)登坂…くん。
臣)…はい!
寅)一緒に上まで行きましょうか。
臣)え…いいんですか?
  お願いします!!
寅)♡ちゃん…本当に具合が
  悪そうだったんです。
臣)え??
寅)君に連絡したのかな?
臣)あ…はい。
寅)看病…してあげてください。
  本当に辛そうだったから。
臣)今日会ったんですか?
寅)入れ違いだったんですけど
  フラフラになりながら
  エレベーターに乗る姿が見えて…
 
 
あいつ…出かけたのか??
また無茶したんじゃ…
 
 
寅)はい、どうぞ。
 
 
エレベーターで7Fまで上がると
寅さんが合鍵でドアを開けてくれた。
 
 
臣)ありがとうございました。
寅)……
臣)神に誓って変な事しません!!
寅)ふっ…w
  疑ってなんかいないですよ。
臣)え??
寅)♡ちゃんをよろしくお願いします。
臣)はい。
 
 
俺が頭を下げると
寅さんは穏やかな笑顔を見せて
そのまま戻っていった。
 
 
臣)……
 
 
ドアを開けて中に入ると
すげぇ静かで……
 
 
臣)!!!
 
 
え!何これ!!
 
 
靴がバラバラに脱ぎ捨てられてて
玄関に財布が落ちてる!!
 
 
臣)…っ
 
 
あいつ…生きてる??!
 
 
ガチャッ!
 
 
俺は慌ててリビングのドアを開けた。
 
 
臣)……いない。
 
 
あ、寝室の電気だけついてる。
 
 
俺はとりあえず荷物を置いて
寝室のドアを開けてみた。
 
 
あ…、寝てる。
 
 
♡)は…ぁ……は…ぁ……//
 
 
♡の顔は熱で赤くて、額には汗が滲んでて…
呼吸もすごく苦しそう。
 
 
臣)…っ
 
 
でも…
生きてて良かった!!
 
…よし!待ってろよ!!
 
 
俺は急いで洗面所で手を洗って
タオルを濡らして持ってきた。
 
 
すげぇ汗だな。
これ…俺と一緒じゃん。
絶対俺の風邪だし…
 
はぁ…もう…
 
ほんとごめん…。
 
 
申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
 
 
とりあえず俺は♡の額を拭いてやって
そこに冷えピタを貼った。
 
 
♡)ん……っ、…は……ぁ…//
 
 
冷たかったかな…?
でも起きてない。良かった。
 
 
臣)……
 
 
次は…
着替え…だよなーーー
 
なんかもう汗で服濡れてるし。
これ…パジャマか…??なんだ??
 
 
布団をめくって見てみると、
何これ。
ネグリジェ?ナイトウェア??
 
なんかすげぇ可愛いロングの着てんだけど…
これ…どうすりゃいいんだ?
 
 
でもすげぇ濡れてるし…
着替えないと絶対気持ち悪いよな。
 
 
ええと…まず、着替えはどこだ?
 
 
臣)……
 
 
白いチェストがあるけど
どこに入ってるかわかんねぇ。
 
 
よし!!俺の勘!!
三段目!!
 
 
おそるおそる開けてみて…
 
臣)!!!
 
慌てて閉めた。
 
 
臣)……///
 
 
やべぇ…///
下着だった…。
 
ごめんなさい…///
 
 
えっと…じゃあ…その下の段…、
 
下着はもう出たから
変なの出てこないだろ!
よし!!
 
 
思いきって開けてみると…
 
 
臣)…っ
 
 
何これ…
 
 
男もんのスウェット…?
え…??
 
 
臣)……
 
 
一瞬思考がフリーズした。
 
 
なんで…こんなのあんだ??
 
 
………前の…彼氏…の??
 
 
臣)……
 
 
……ヤバい…
なんかすげぇショックなんだけど…。
 
 
臣)…はっ!
 
 
てゆーか!!
前の彼氏のじゃなかったらどうしよう!
 
 
だって…
元彼のもん、こんなとこに入れなくね?
 
最近来てる男ってこと?!!
 
 
臣)…っ
 
 
ちょっと待て…
 
誰だよっ!!!!
 
 
え……、もしかして…
 
彼氏出来た???
 
 
ほんとに…?
え…?
 
 
臣)…っ
 
 
ダメだ…
ちょっと…頭が追いつかない…。
 
 
 
……よし!これは弟の!!!
 
♡の弟のスウェット!!!
決めた!!!!
 
 
つーか
それどころじゃねんだ!
早く着替えさせてやんねぇと…
 
しっかりしろ、俺!!
 
 
臣)…っ
 
 
今度こそ当たれ…
もう変なもん出てくんな!!
 
 
そう願って開けた5段目は、ようやくビンゴ。
 
今♡が着てるようなやつがいっぱい並んでる。
 
 
つーか…なんだこれ…
全部可愛いな。
 
 
前一緒に住んでた彼女とか
こんな可愛いの持ってなかったぞ…。
 
 
臣)よし。
 
 
そこから一枚取り出して、
ベッド脇まで戻った。
 
 
さて…
 
問題はどうやって着替えさせるかだよな。
 
 
ええと…この中は…
裸…だよな?
 
いや、パンツは履いてんだろ!!
 
でも…
ブラはしてねぇよな…
 
 
うーーーん……
 
困った。
 
裸か…
 
……
 

 
 
って、オイ!想像すんな!!!
あほか!!////
 
 
ええと…ええと…
 
あ!!思いついた!!!
 
 
上に新しいの着せて、
着せてから中を脱がしゃあいいんだ!
 
俺、天才じゃね?
 
 
臣)よし!!
 
 
俺は♡を少し抱き起こして
新しいナイトウェアを上から着させた。
 
なんだ、楽勝じゃん。
 
 
あとは脱がせるだけ…
 
脱がせ…る…
 
 
臣)……////
 
 
変な頭は捨てろ!!
 
頑張れ俺!!
 
 
えっと…
絶対見ない!!目も開けない!!
 
よし!!!
 
 
目を瞑りながら
手探りで中の服を脱がせる。
 
 
ん…??
 
あ、これ肩ひもか。
 
えっと…
 
 
あれ?
これどっち??
 
今着せた方??
脱がせるやつ??
 
見えねぇからよくわかんねぇ…
 
あれ??
 
 
ふにゃ…
 
 
うわ!!!/////
 
 
え、え、俺今触った?!!
うそ!!
違うよな?!
触ってねぇよな!???
 
でも…今の感触……
 
うわーーー/////
 
 
ごめん!!
わざとじゃねぇから!!!!
 
あ、違う!!早く脱がせなきゃ…
えっと…
 
やべっ!お尻触っちゃった…///
 
違う!!悪意はない!!
許せ!!!!
 
あ~~~~!!!!!
 
 
 
 
臣)はぁ……っ
 
 
やっとの思いで中の服を脱がせた。
 
 
臣)めっちゃ疲れた……
 
 
いまだかつて女の服を脱がせんのに
ここまで神経をすり減らしたことが
あっただろうか…
 
 
臣)はぁ……
 
 
結局色んなとこ触っちゃったし…
 
 
……
 
………////
 
 
寅さんすいません!!!
下心ないんで許してください!!!
ほんとに!!!
 
 
次は…ええと…
そうだ!薬!!
 
 
臣)…っ
 
 
なんか食わせてからの方がいいかな?
 
でも…とにかく熱がすごいし…
やっぱり先に薬だ。
 
 
急いでキッチンで水を汲んで
薬を開けて持ってきた。
 
 
臣)♡…、
♡)………は…ぁ…//
臣)とりあえず薬飲め。
♡)んっ……//
 
 
♡の身体を抱き起こそうとすると
手を振り払われた。
 
 
臣)薬飲めって。
  ほら、一瞬でいいから…
  起きれるか…?
♡)は……ぁ……//
 
 
もう一度抱き起こそうとしたけど、
また振り払われた。
 
 
♡)…や…ぁっ…//
臣)…っ
 
 
暴れん坊か!!!
この~~~~っ
 
 
臣)薬飲まねぇと熱下がんなくて
  ツライから。
 
 
そう言っても、
♡は苦しそうに目を瞑ったまま
荒い呼吸を繰り返すだけ。
 
 
♡)……は……ぁ……//
 
 
ダメだ…
聞こえてねぇよな、これ。
 
どうしよ…
 
 
臣)♡…起きろ。一瞬。
 
 
もう一度抱き起こそうとすると
今度は攻撃された。
 
バシッ
 
 
臣)いって…
♡)……っは…ぁ…//
臣)…っ
 
 
もう…こうなったら…
力ずくで飲ませてやる!
 
 
♡)や…ぁ…っ!//
 
 
俺は薬と水を口に含んで
暴れる♡の両手を片手で束ねて
顔をおさえた。
 
 
♡)…っ、……は……ぁ…//
  んっっ……//
 
 
そのまま♡の口の中へ流し込む。
 
 
♡)ん……っっ//
臣)飲め!!!
 
 
…ゴクン。
 
 
臣)よし。
 
 
念のため、
水だけもう一度、口移しで飲ませた。
 
 
臣)飲め。
 
 
…ゴクン。
 
 
♡)……っは…ぁ……//
 
 
は~~~~
 
良かった。
やっと飲んでくれた。
 
 
手を解放すると
♡はうなりながら寝返りを打った。
 
 
♡)うう~~~
臣)お前は猫か!w
♡)……うう……
臣)……
♡)…ん……
 
 
あ…大人しくなった。
 
 
臣)ふぅ…。
 
 
つーか…顔すげぇ赤いな、ほんと。
 
 
あ、口から少し水がこぼれてる。
 
無理矢理飲ませたからか…
 
 
臣)……
 
 
なんか…
エロいな……///
 
 
俺はそれを親指でぐいっと拭った。
 
 
♡)ん……っ…//
 
 
つーか…
 
唇やわらけーな…
 
 
ふに…、ふに…
 
 
♡)ん……//
臣)あ…ごめ…ん。
 
 
起こした…?
 
 
♡)……
 
 
あ、良かった。寝てる。
 
 
♡の唇があまりに柔らかくて
つい触っちゃった。
 
 
なんだよこれ…//
国宝級じゃね?
 
やべーーー
 
 
つーか…
薬飲ませんのに夢中すぎた。
 
もっと…味わえばよかった。
 
 
こんな…柔らけぇのに…
 
 
ふに…、
 
 
♡)……ん……っ//
 
 
俺の指に、♡がぴくんと反応した。
 
 
臣)……///
 
 
ヤバい…
 
なんか…
 
すげぇエロくないか…?
 
 
臣)////
 
 
少し呼吸が荒くて…
顔は火照ってるし…肌は汗ばんでて…
 
 
少し漏れた声が…
 
なんか…
 
あ~~~~////
 
 
ヤバい。キスしたい。
 
 
だって…
すげぇ柔らけぇんだもん…
 
 
臣)……///
 
 
一回も二回も一緒じゃね?
 
 
つーか…
さっきはあんな濃厚なチューをしたわけだし…
 
うん。
 
 
 
……ギシッ…、
 
 
 
俺は静かにそっと…
もう一度、唇を重ねた。
 
 
kiss…
 
 
…kiss…
 
 
……kiss……
 
 
 
三回目で、少し我に返った。
 
 
臣)////
 
 
ダメだこれ…
止まんなくなる…///
 
めっちゃ気持ちいい……///
 
 
何この柔らかさ…
尋常じゃねぇんだけど…///
 
 
あ~~~~~~っっもう!!
 
もっとしたい!!!
 
 
くそーーーー
 
あ~~~~~///
 
 
ダメだ。
 
落ち着け、俺。
 
 
あ~~~~~
 
好きだ!バカ!!
 
もう!!!!
 
くそーーーー
 
 
もっと…
 
堂々とチューしてぇ。
 
死ぬほどチューしてぇ。
 
早く…
 
 
臣)……
 
 
その時…どんな反応すんのかな…こいつ。
 
 
臣)……///
 
 
あ~~ダメだ、頭冷やそ。
 
 
そう思ってリビングに戻ってきたけど…
 
 
臣)はぁ…
 
 

 

 

 
 
……////
 
 
ダメだ!!///
 
頭から離れねぇ!!!


ー続ー

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