健)いや~~
ほんまに今月ハードやわ~~w
S)LIVEだらけだもんねー
健)月の半分LIVEってw
仙台から帰ってきたと思たら
すぐ大阪やし。
S)まぁまぁ。
ドームになったら
公演数も減るんだしさー。
健)まぁせやなー。
S)みんなの体調はほんと心配だけど。
臣とか大丈夫かな。
健)臣どないしたん??
S)熱すごいんだよ。
午前中病院連れてったんだけど。
健)ほんまに??
S)うん。今家で寝てる。
健)大丈夫かいな。
S)相当辛そうだったね…
健)……
あいつ…
年末まで撮影で忙しそうやったしな。
健)飯とか食えるんかな。
S)うーん…
健)俺この仕事終わったら
ちょっと様子見に行ったろかな。
S)あ、ほんと?助かる。
俺この後もまた事務所行かなきゃだし。
健)ほんなら美味いお粥でも作ったろかなー♪
S)え、健二郎作れんの?
健)お粥くらい作れるわ!w
S)そっかw
あ、でも絶対うつされないでよー?
健)わかってるって。
マスクして行くっちゅーねん。
臣は辛くても
そーゆーの表に出さへんからな。
心配やわ。
てゆーか…
好きな子のこと心配しすぎて
熱出たんとちゃうか…
むっちゃ必死やったもんな。
健ちゃんが特製お粥作ったるからな!
待ってろよー!!
S)じゃあよろしくねー
健)あいよ!
撮影を終わらせた俺は
スーパーに寄ってもらって
臣のマンションまで送ってもらった。
車を降りてエントランスに向かうと
ウロウロしてる怪しい女が一人。
健)……
なんや…?
ファンの子か??
明らかに怪しい。
俺はバレへんように
マスクを上まであげて近付いた。
なーにを行ったり来たりしとんねん。
携帯見ながらオロオロしとる。
俺がドアを開けると
ハッとしてこっちを見た。
健)…っ
その子の顔を見た瞬間、
なんやわからん、野生の勘なんか…
この子が臣の好きな子やって
すぐにわかった。
健)…っ
さっきまで怪しんでたんが
申し訳ないくらいに、
むちゃむちゃ可愛え。
何やねん…この子///
スーパーの袋には食材がぎっしり。
それとは別にでっかいバッグも持ってる。
家出少女かって。
臣のお見舞いに来たんやろか?
臣が…呼んだんか…?
連絡取れたんか?
俺がじっと見てると、
彼女は俺の顔を見て
またハッとした顔をした。
♡)健二郎くん?!
健)え…っ
声が…むちゃくちゃ可愛い…///
♡)あ、ごめんなさいっ!!
えっと…山下さんですよね??
いきなりごめんなさい!!
健)…っ
♡)あの…えっと…私…
どんだけオロオロすんねんw
♡)怪しい者ではありません。
健)ぶはははっw
思わず笑ってしもた。
健)怪しい者ではありませんて!w
♡)え…っ、あの…///
健)何やねんそれ!ww
今度は恥ずかしそうに顔を真っ赤にしてる。
わかってるけどわざと言うたろ。
健)臣の彼女やろ?
♡)えっ!!!
健)お見舞いに来たんやないの?
♡)あ!!そうです!!
健)入らへんの??
♡)あの…臣くんに連絡しないで
そのまま来ちゃって…
ピンポンして起こしちゃったら
どうしようって思ったら…出来なくて…
健)え?
♡)電話かけようかなって思ったんですけど
電話で起こしちゃっても
どうしようって思って…
オロオロしてたんです。
そのオロオロはずっと見てましたけどw
健)連絡しないでって…
臣が熱出してんのは何で…?
♡)あ…あの…お母さんから連絡もらって。
健)お母さん??
♡)臣くんの…
健)臣のおかん??
♡)はい…
何やそれ!!
どーゆー関係やねん!!
健)ほんなら…一緒に行こかー?
♡)いいんですか?
健)さっき一応電話一本入れといたから。
♡)あ、…ありがとうございます。
それから部屋番号を押すと
臣が相当気だるそうな声で出た。
臣『…は…い…』
健『健ちゃんやで~~』
臣『……』
ピッ。
オートロックが開いて中に入ると
後ろからとことこ付いてくる。
なんやっけ…♡ちゃん?やっけ…
健)名前なんて?
♡)あ!!ごめんなさい!!
失礼しました!!
♡と申します!!
健)申しますって…ww
ぶくくくww
固すぎるやろ…ww
♡)え…っ///
ごめんなさい。
健)敬語やなくてええで。
♡)え…っ
健)普通に喋りぃや。
臣の彼女なんやし。
♡)えっ…////
あの…違うんです。
健)はい、敬語。
♡)あっ、あの…えっと…
違うの…///
彼女やないんやろ?
知ってますー
いじめてるだけですーー
うちの臣を散々悩ませよって~!!
健)臣にこんな可愛え彼女が
おったんやなーw
♡)あの、だから違うのっ///
健)あ、エレベーター来た。
彼女やないのに…
こんな必死そうにお見舞い来るんか?
顔真っ赤にするんか?
絶対好きやろ、これ。
それともなんや。
病人がいたらほっとけずに
いつでもどこでも駆けつける
ナイチンゲールですって?
んなわけあるかい。
健)……
エレベーターに乗って
マジマジと彼女の顔を見てみると
ほんまに可愛くてびっくりした。
まつ毛長いな~~
肌むっちゃキレイやん。
あいつやっぱり面食いやな。
なんや話聞いとったら
どんな魔性な女やねんて思っとったけど
全然イメージとちゃうやん。
むっちゃ可愛いけど
素直そうな純粋そうな子。
♡)私…彼女じゃないの///
お、言ってきよった。
健)え!!彼女やないん?!
驚いたフリしたろ。
♡)うん…
健)え、ほんなら何?友達?
♡)友達…?
健)何で俺に聞くねんw
♡)あっ、ごめんなさい//
健)あ、着いた。
エレベーターが12Fに止まると
慌てて降りようとした彼女は
エレベーターのドアに思いきり頭をぶつけた。
♡)いっったぁぁい!!涙
なんちゅー鈍臭い子やねん!
すごい音したで。
健)まだ開いてへんやろ。
♡)ううっ…痛いよぉ…
健)あほやな~~
痛そうにおさえてるでこを見ると
赤くなってる。
健)あーあ。
痛いの痛いのとんでけーー
俺がでこをさすると
彼女はきょとんとした後、
いきなりけらけら笑い出した。
♡)あははははww
健)な、なんやねん!//
♡)だって…
健二郎くん…面白いww
健)何がや!!///
♡)あ、ごめんなさい!山下さん!
健)いや、健二郎でええけど…
♡)あはははw
健二郎くん、ありがとう♡♡
健)…っ
わ…///
初めて笑いよった…///
なんやこれ…
笑ったらむっちゃ可愛いやんけ!!
健)ほら、いくで!///
♡)はいっ!
そのまま部屋の前まで行って
ピンポンを押すと
鍵を開ける音が聞こえて…
健)臣…?
そーっとドアを開けると、
臣がいきなり倒れ込んできた。
健)おわぁっ!!
臣)…はぁ……はっ…///
健)大丈夫か??
臣)……っ///
身体…むっちゃ熱いやんけ!!
健)歩かせてごめんな。
つかまり。
臣)…は…ぁ…///
もう喋るのも辛そうな臣を担いで
ベッドまで連れて行った。
健)とりあえず寝とき。
臣)……っ
臣はベッドに倒れるように横になると
そのまま目を閉じた。
♡)…臣くん…
♡ちゃんが心配そうに後ろから見てる。
俺はとりあえず臣に布団をかぶせて
ドアを閉めた。
健)相当しんどそうやな。
♡)うん…
むっちゃしゅんとしてるやん。
♡)大丈夫かな…
大丈夫やないから
お見舞い来たんちゃうんかい。
♡)よし!!!
健)え??
しゅんとしてたかと思ったら
♡ちゃんはいきなり気合いを入れて
テキパキ動き出して…
食材をキッチンに運んで戻ってくると
家出少女のバッグを開けた。
中身は加湿器。
健)そんなん持ってきたん?!
♡)うん!!
喉乾燥しちゃうかなって思って…
健)……
可愛いハート型の加湿器を
2台も持ってきてて…
せっせと水を汲んで寝室に置いて。
臣の部屋には明らかに似合わん
可愛い加湿器に思わず笑ってまう…w
♡)よし!あとは…
随分テキパキ働くな。
♡)そうだ!冷えピタ!
♡ちゃんは袋からガサゴソと
冷えピタを取り出すと
また静かに寝室に入っていった。
♡(冷たいかな?起きちゃうかな?)
健(いやでも貼ってやった方がええやろ。)
♡(そうだよね…。臣くん…ごめんね?)
♡ちゃんは臣の前髪をそっと上げると
おそるおそる冷えピタを貼った。
臣)ん…っ///
♡)あっ、ごめんね?
臣が少し動いて、
わたわた慌てる♡ちゃん。
臣は自分の額に手を当てて
うっすら目を開けた。
臣)♡…?
♡)…っ
♡ちゃんに気付いたのかと思ったけど…
息苦しそうにまた目を閉じて…
臣)はぁ……、♡……っ
♡…、は……ぁ…、っ///
苦しそうに呼吸しながら
♡ちゃんの名前を呼んどる。
寝ぼけてんのか…??
♡)臣…くん…?
臣)♡……、っ
♡)……
臣)好きだ。
♡)…え…っ
どえええ???
今なんつった???
臣)好きだ。
♡)え、え…っ////
目は開いてない。
寝言みたいに喋っとる。
健)…っ
臣は目を閉じたまま手を伸ばして
♡ちゃんの頬に触れると、
そのまま♡ちゃんの身体を
抱き寄せた。
臣)好きだ…。
健)…っ///
お、お前は何しとんねん!!
病人ちゃうんかい!!!
見てるこっちが恥ずいわ!!////
確かに…言うって決意しとったけど…
今やないやろ!!///
それとも…
無意識に言うてもうたんかな…。
ずっと…抱きしめとる。
健)……
Xmas以来、会ってないんやっけ…
昨日もあんな心配しとったし…
そらこうなるか…。
……てゆーか…
♡ちゃん…硬直してへん??
♡)お…みく…ん、離して///
臣)……。
♡)臣く…んっ///
臣)……。
♡)離して…///
なんや…寝とんのか?
健)……
近付いて見てみると、
さっきまで苦しそうにしてた臣は
スヤスヤ寝とった。
なんちゅー奴!!w
健)臣、離したり。
♡ちゃんを抱きしめてる臣の腕を
ほどこうとすると…
ものすごい力で。
健)お前はなんちゅー力やねん!
病人ちゃうんか!
がっちりホールドしすぎやろ!!
どんだけ好きやねん!!///
臣)ん……、っ
力ずくで腕をほどくと、
また寝苦しそうに横を向いた。
健)大丈夫か?
♡)……(こくん)///
健)……
耳まで真っ赤やんけ。
臣の気持ち…知ってたんちゃうんか?
俺らはそのまま寝室を出て、
ドアを閉めた。
健)もしもーし…
♡)……
健)♡ちゃん?
♡)……
健)……
完全に放心中の♡ちゃんの前で、
手をヒラヒラさせてみた。
♡)!!!
健)起きとる?w
♡)は、はい!!
健)ええと…大丈夫?
♡)え…?
健)放心しとったけど…
♡)え、あ、えっと…///
今度は真っ赤になって俯いてる。
♡)あ、あ、あの…
おかゆ作ります!!!
健)……うん、せやな。
♡)…はい!!
健)俺も色々買って来てんけど…
♡)じゃあ一緒に作りましょ!
健)まーた敬語。
♡)あ…えっと…一緒に作ろ?//
健)ん。
それから二人でキッチンに向かうと…
♡)きゃあ!!
♡ちゃんは自分の荷物につまずいて
そのまますっ転んだ。
健)何してんねん!w
♡)いたい~~
テキパキ働いてみたり鈍臭かったり
どっちやねん!!
ほんま変な子やな~~~
俺が呆れて見てると
涙目で俺を見上げてきて…
♡)鈍臭くてごめんね?
健)気ぃつけやー
♡)うん。
健)痛いの痛いのとんでけは
一回しかやったらんで。
♡)ぷっ…あはははっw
健)……///
今度はまたケタケタと可愛く笑いよる。
何やねん…ほんま///
♡)よし!作るぞー!
キッチンに並んで準備を始めると
♡ちゃんは驚くくらい手際が良かった。
健)普段から料理するん?
♡)うん!
何やねん。
可愛くて料理上手いとかどんだけ!!
健)臣に作ったったことあるん?
♡)うん…あるよ///
臣の話になると照れるんやな。
♡)隆二くんも。
健)は??隆二??
♡)うん。一緒にご飯食べたことあるよ。
健)ほんまに?
♡)うん。
隆二…あいつ…いつの間に…。
♡)臣くん…早く良くなりますように。
そんなことを言いながら
綺麗な手でさくさくと野菜を切っていく。
健)……
さっきは真っ赤になっとったけど…
臣のアレ…、
どう思てんねやろ。
もう本人が言うたんやし、ええやろ。
聞いたれ。
健)臣のこと好きなん?
♡)きゃあっ!!
俺の言葉に動揺したのか、
♡ちゃんはいきなり手を滑らせて
大根を落とした。
それを拾って洗ってやると…
♡)ごめんね…?///
また真っ赤やし。
健)好きなん?
俺がもう1回そう聞くと、
♡)好き…///
真っ赤になりながら頷いた。
健)…っ
なんやねんこれ!!
むっちゃ可愛いやんけ!///
うんわ~~~~
もう臣に見せてやりたいわ!!
♡)恥ずかしい…///
そう言って腕で顔を隠してる。
なんやねんこの子!!
どんだけ可愛いねん!///
好きなんやったら
はよ言うたれよ!!
あ~~もうっ!!
健)なんでバレンタイン
何もあげへんかったん?
♡)え??
俺が洗った大根を渡すと、
今度は目をぱちくりさせてる。
♡)バレンタイン…??
……あっ!!!!
え…まさか…
忘れとったんかい。
あんな乙女の一大イベントを。
♡)わ!わ!どうしよう!!
健)……連絡も…取れへんかったって。
♡)あ…っ
健)何かあったんちゃうかって
心配しとったで。
♡)…っ
あ…、悲しそうな顔。
♡)心配…してた?
健)うん。むっちゃ。
♡)……
あ…、しゅんとした。
健)なんかあったん?
♡)えっと…色々…あって。
その色々を聞いとんねん。
♡)連絡…出来なくて…
健)……
♡)バレンタインも…
仕事でいっぱいいっぱいで
忘れちゃってた…
健)……
いやいや…
そんなしゅんとされたら
なんか良心痛むやん!
♡)今から渡したら…遅いかなぁ?
健)…今から…って
今日17日か…。
まぁ…
どんなに遅くても
もらえたら嬉しいやろうけど…
♡)あ!臣くん、誕生日も近いよね?
健)ああ、せやな。
♡)……よし!!!
お、なんかまた気合い入れとる。
誕生日…、なんかしたるんかな。
ブツブツ言うたり
上を見ながら首を傾げたり
一人で百面相しとるわ…。
何やねんほんまw
健)手ぇ止まってんでー
♡)はっ!!
そーだ!急いで作らなきゃ!!
それからまたテキパキと
手を動かし始める彼女。
健)仕事忙しいんや?
♡)うん。でももう終わったの!
やっと落ち着いて…
健)ふーん。
あ、そーいやLIVEは
来てくれたんやろ?
♡)あ!うん!代々木行ったよ!
健)どうやったー?
♡)え?LIVE?
健)うん。
♡)あのね!!!
健)…っ
なんやろ…
これ聞いたん失敗やったんかな…。
♡ちゃんはいきなり目を
キラッキラさせて…
俺がその勢いに圧倒されてると、
LIVEのどこが良かったかとか
何がカッコ良かったかとかを
嬉しそうに熱弁し始めた。
♡)ほんとにカッコ良かったぁぁ♡♡
健)えーと…
♡ちゃんは三代目が好きなん??
♡)大好きだよーー♡♡
健)ありがとうございまーす…
熱意は十分伝わりました…w
♡)あ!あとね!
健二郎くんが小さい男の子に
フリスビー投げてあげたの見えたよ♡
健)ああ…
♡)優しいんだね、健二郎くん♡
健)……///
その笑顔はやめろ…///
健)♡ちゃんていっつもそんなんなん?
♡)そんなん??
健)いや…、
お花が舞っとるっちゅーか…
ハートマークが飛び出しとるっちゅーか…
これは勘違いする男、多いやろなぁ…
♡)あ!あとこれも見てたよ!!
♡ちゃんは思い出したようにそう言うと、
俺のソロパートの登場シーンを
真似してきた。
♡)えへへーw
似てたぁ?
健)よう見てたなw
♡)似てたぁ?
健)似てるかどうかが大事なんかい!w
♡)そうだよ!ほらー!
また真似してきよるし。
健)なんやねん…www
似てる似てる!
♡)へへーっw
何やねんそのドヤ顔!w
健)モノマネ名人になれるわ。
♡)え!ほんと??
喜ぶんかい!w
健)他にもレパートリーあればやけどなw
♡)あるよー!!
健)あるんかい!!w
♡)これね、これね、
臣くんにも褒められたんだよー!
健)ほなやってみ?
♡)目閉じててね?
健)はいよ。
♡)めぇぇぇぇっ
健)ぶっっwww
♡)似てるでしょー??
健)何それ…ヤギ??w
♡)ヤギか羊ーー!♡
健)適当やな!!どっちやねん!!w
確かに似てたけども!w
♡)あとね、これは臣くん
認めてくれなかったんだけど…
ドラえもん!!
健)ほ~~やってみ?
♡)目閉じてー♡
健)はいよ。
♡)ぼくドラえもん~~!!
健)ぶっ…
思わず吹き出して目を開けると、
仕上がりとは相反して自信満々の顔。
嬉しそうに俺の評価を待ってる。
健)ぶははははっww
♡)え…??
健)どこが似てんねん!!
俺は腹を抱えて笑った。
♡)…むぅ……
あ…、ふくれた。
健)そらー臣も認めんわw
♡)なんでー!似てるのにー!
健)どこが!!w
♡)ぷんだ。
健)ぶっww
ぷんだって!子供か!ww
ほっぺ膨らましてるし。
ほんま可愛えな~~何なんこの子///
♡)よっし!出来たぁ!!
健)むっちゃ美味そうやん。
♡)ねっ!
健)いや、俺ほとんど何もしてへんけどw
♡)えー!いっぱい手伝ってくれたよぉ。
ありがとう♡♡
健)……っ///
あ~~アカン…。
健)ほんなら…俺…帰るわ。
そろそろ。
♡)え!!
健)それ…食べさしたってや。
♡)うん…。
健)何やねん。
俺の前でイチャイチャしたいん?w
♡)え、何それ…っ///
健)ふーふーして、あーんてしたんねやろ?
♡)し、しないよそんなの!///
健)何でやねん、したれやw
♡)……///
また照れてる。
健)ま、一人やったら心配やから
来ただけやし。
俺は帰るからあとは頼んます。
♡)うん、わかりました!!
健)大丈夫やと思うけど…
もし何かあったらすぐ連絡して?
番号教えとくわ。
♡)あ!ありがとう!
携帯持ってくる!!
それから番号交換をして、
俺はそのまま玄関に向かった。
健)ほんならよろしくな、臣のこと。
♡)うん!!
♡ちゃんは元気に返事をすると
俺をじーっと見て…
♡)行ってらっしゃい?
お疲れさま?
健)はい??
♡)なんて言ったらいいんだろ…
お邪魔しました?
健)ちゃうやろ!!ww
♡)そっか…あれっ//
健)また。
♡)あ…うん。またね!!
そう言ってニッコリ笑った。
♡)健二郎くん、ありがとう♡
健)…っ
♡)お仕事頑張ってね♡♡
健)……ん///
バタン。
俺はドアを閉めて、エレベータに向かった。
なんか調子狂うな…
何なんやろ…
あの笑顔がアカンわ。
あれは…臣も手こずるな、うん。
無邪気っちゅーか…
しっかりしてるかと思えば
おっちょこちょいで
ほっとけんカンジやし…
笑ったらむっちゃ可愛くて
思わず頭撫でそうになったし…
健)……
多分あの子…
ドSの男からしたらドストライクやな。
あ!!!
だから臣も好きなんか?!
健)……
最初は…
可愛いだけかと思ったけど…
見てて飽きひんしおもろいし…
あ~~~~
俺多分…違う出会い方してたら
絶対好きんなってたな。
あぶな…。
ーendー
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