にゃんこStory2

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♡)にゃんこー!
  重大発表がありますっ!!♡
 
 
あるひとつぜん
♡ちゃんがニコニコしながら
ぼくをだきあげた。
 
 
♡)えへへ、聞きたい〜?
 
 
なぁに?なぁに?
きになるよぉーーー!
 
 
♡)にゃんこが絶対喜ぶ大ニュースだよぉ♡
 
 
えええ〜〜!
なんだろ。なんだろ。
ぼくドキドキしちゃう!
 
 
♡)じーつーはーー
  なーんーとーー
 
 
ドキドキ!
 
 
♡)にゃんこに彼女が出来まーす!♡
 
 
えっ?カノジョ…?
 
 
♡)ピンクの可愛いにゃんこなの!
  にゃんこの彼女だよぉーー♡
 
 
カノジョ?カノジョ?
 
それって…
♡ちゃんとおみくんといっしょ?
 
ぼくはしろいけど
そのこはピンクなの?
 
 
わぁぁぁぁぁ……///
どうしよう。どうしよう。
 
ぼく、たのしみすぎて、
わくわくがとまらないっ!
 
 
♡)なかよくしてあげてね♡
 
 
うんっ!もちろんだよ♡ちゃんっ!
 
 
あーあ、はやくあいたいなぁ///
 
ピンクいろしたぼくのカノジョ。
ぜったいぜったいかわいいんだぁ♡
 
 
それからぼくは
カノジョがいえにやってくるのを
ずーっとずーっと
たのしみにまちつづけて。
 
 
ついにそのひがやってきた!!
 
 
♡)にゃんこぉーーー!!♡
  ピンクのにゃんこがきたよぉーー!!♡
 
 
きゃぁぁぁ♡♡
 
 
♡)すっごくすっごく可愛いんだよぉ!
  はいっ!!
 
 
わぁぁぁぁ♡♡
 
 
♡)あ、臣くん帰ってきたーー
 
 
えっ、♡ちゃんいっちゃうの??
まってよーーー!
 
 
………。
 
 
どうしよう。ドキドキドキ。
まずはごあいさつしなくっちゃ。
 
 
「はじめまして。ぼくにゃんこだよ。」
「えっ、わたしもにゃんこだよ?」
「えっ…」
「おなじなまえなの?」
「えっと…」
 
 
どういうことなんだろう。
よくわかんない。
 
 
「ぼくはね、いつもにゃんこって
 ♡ちゃんとおみくんによばれてるから…」
「♡ちゃん?おみくん?それだぁれ?」
「ぼくたちのごしゅじんさまだよ!
 さっきのかわいいおんなのこが♡ちゃん。」
「そうなんだ!
 わたしも♡ちゃんに
 にゃんこってよばれたから
 にゃんこってなまえなんだとおもう。」
「えっ…じゃあぼくとおんなじだ。」
 
 
どうしよう、こまったな。
なんてよんだらいいんだろう。
 
 
「ねぇ、にゃんこくん。」
「なぁに、にゃんこちゃん。」
 
 
なんだこれ。へんなかんじ。
おなじなまえってへんだよぅ…。
 
 
「おみくんはいないの?
 おみくんはどんなひと?」
「おみくんは♡ちゃんのカレシだよ。
 いまはおしごとにいってるんだ。」
「カレシってなぁに?」
「えっ…」
 
 
どうせつめいしたらいいのかな。
 
 
「おみくんは♡ちゃんのカレシで…
 ♡ちゃんはおみくんのカノジョで…」
「カレシ?カノジョ?なぁにそれ。」
「えっとね、だいすきなふたりのこと。
 おたがいにだいすきだと
 カレシとカノジョになるんだよ。」
「そうなの?」
「うん!」
 
 
わかってくれたかな。
 
ぼくのせつめい、あってるよね?
 
 
あれ、でも…
それじゃぼくたちはまだ
カレシとカノジョじゃないのかな…?
 
♡ちゃんはぼくに
カノジョができるよっていってたけど…
 
 
「わたしね、このおうちにくるの
 たのしみにしてたの♡」
「ほんと?ぼくもだよ!
 にゃんこちゃんがきてくれるの
 すっごくたのしみにまってたんだ!」
「えっ///」
「ぼくずっとひとりだったから
 にゃんこちゃんがきてくれて
 とってもうれしいよ!」
「////」
 
 
あれ…
にゃんこちゃん…もじもじしてる。
 
なんだか…かわいいな…///
 
 
「よろしくね、にゃんこくん///」
「うん、よろしくね、///」
 
 
ドキドキ…ドキドキ…
 
こんなきもち、ぼくはじめて。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
それからぼくたちは
まいにちいろんなはなしをした。
 
 
にゃんこちゃんとはなしてると
とってもたのしくて
おるすばんもさみしくないんだ。
 
 
「わたしこのおうちにこれてよかったな///」
「え、ほんと?」
「うん。だって…
 にゃんこくんに…あえたから///」
 
 
どっきーーーーん♡
 
 
「にゃんこちゃん…///」
「にゃんこくん…///」
 
 
……って、やっぱりへんじゃない?
 
ぼくたちおなじなまえなの
やっぱりへんだよぉーーー!!
 
 
「ねぇにゃんこくん。
 なまえってだれがつけるのかなぁ。」
「え?」
「♡ちゃんのなまえは?
 おみくんのなまえは?
 だれがつけたのかなぁ?」
「きっとそれは
 おかあさんとおとうさんじゃ
 ないかなぁ。」
「わたしたちのおかあさんとおとうさんって
 だぁれ?」
「うーん…♡ちゃんとおみくんかなぁ。」
「じゃあふたりにおねがいしたら
 わたしたちのなまえつけてくれるかなぁ?」
「そっか、そうだね!そうかもしれない!」
「じゃあきょうふたりに
 おねがいしてみよう♡」
「そうだねっ♡」
 
 
そんなやくそくをして
ぼくたちはふたりがかえってくるのを
たのしみにまってたっていうのに…
 
 
♡)あんっ、臣くん…///
臣)♡、もっと…、///
♡)んんん…っ///
 
 
ふたりはチュッチュして
イチャイチャしてばっかり!!
 
 
「ねぇにゃんこくん。
 ♡ちゃんとおみくんはなにしてるの?」
「イチャイチャしてるんだよ!」
「にんげんのイチャイチャって
 なんだかかげきだね///」
「うん。」
「わたしはこうして
 にゃんこくんとくっついてるだけで
 とってもしあわせなの///」
「えっ///」
 
 
どっきーーーーん♡
 
 
「にゃんこちゃん…///」
「にゃんこくん…///」
 
 
……って、やっぱりへんだよぉぉ!!
 
 
臣)はぁ、♡…、っ///
♡)んんっ…臣くん…、///
 
 
ほら、あのふたりだって
あんなになんども
なまえをよびあってるじゃないか。
 
ぼくらだってそうしたいのに!!
 
 
♡ちゃんっ!おみくんっ!
ぼくたちになまえをつけてよーー!!
 
 
 
…………でもふしぎだな。
 
 
ぼく、♡ちゃんが
「にゃんこ」ってよんでくれるの
だいすきだったのに…
 
いまはあたらしいなまえが
ほしいっておもってる。
 
 
それはきっと…
 
 
「えへへ♡」
「////」
 
 
にゃんこちゃんに
こいをしてしまったから。
 
 
とってもかわいいにゃんこちゃん。
 
あんしんしてね。
ぼくがあのふたりにねんじて
ぜったいなまえをつけてもらうから!!
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
「にゃんこくん。」
「なぁに、にゃんこちゃん。」
「きょうの♡ちゃん、かわいかったね。」
「うん。オシャレしてたね。」
 
 
おみくんとデートのひは
♡ちゃんはいつもうれしそう。
 
 
「あ、かえってきたんじゃないかな。」
「ほんとうだ。はなしごえがきこえる。」
 
 
よし、こんどこそ!
ぼくたちになまえをつけてもらうぞぉー!
 
あ、ふたりがはいってきた!
 
 
臣)……続き、いいよ?///
♡)え?///
臣)自分で脱ぐんでしょ?///
♡)…っ///
 
 
ふたりはむかいあって
ベッドのうえにすわってて…
 
♡ちゃんははずかしそうに
しろいブラウスのボタンを
ひとつはずした。
 
 
臣)なんか…すげぇ興奮する…///
♡)え…っ///
臣)次も…外せよ…。
♡)////
 
 
♡ちゃんがはずかしそうに
ボタンをぜんぶはずすと…
 
 
臣)よく出来ました。
 
 
おみくんはまんぞくそうにわらって
♡ちゃんにキスをした。
 
 
臣)かわい…w
♡)え…?
臣)今から狼に食べられるウサギみたい。
♡)…っ///
臣)怯えてんの…?
♡)……ううん…///
臣)じゃあ何?この可愛い目は。
♡)////
 
 
あああ…
ふたりがまたイチャイチャに
とつにゅうしちゃう!
 
 
♡)期待…、してるの…///
臣)え…?
♡)食べて…欲しいな、って…///
臣)////
 
 
まってぇーー!
そのまえにぼくたちになまえを…
 
 
臣)悪いウサギだな〜〜
  そんな風に狼を誘惑して。
♡)だって…大好きなんだもん…///
臣)じゃあお望み通り…、
 
 
ぼくたちになまえを…
 
 
臣)食べ尽くしてやるよ…。
♡)////
 
 
ああああ……。
 
 
きょうもだめだった。
しょぼーん。
 
 
「にゃんこくん。」
「なぁに、にゃんこちゃん。」
「♡ちゃんとおみくんが
 またかげきなことしてるね。」
「うん。いつもだよあのふたりは。」
 
 
臣)♡、大好きだよ…///
♡)私も…大好き、臣くん…///
 
 
「カレシとカノジョだから…
 あんなになかよしなの?」
「うん、そうだとおもうよ。」
「いいなぁ…♡」
「…っ」
 
 
にゃんこちゃんが
うらやましそうにつぶやいた。
 
 
ぼくたちは…
どうしたらカレシとカノジョに
なれるのかな…。
 
 
もんもんもん…もんもんもん…
 
 
としてるうちに
あさがきた。
 
 
♡)えっへへーー!
  にゃんこーーー!♡
 
 
あ、♡ちゃんがうれしそうに
なにかもってきた。
 
 
♡)見てこれ!
  臣くんがくれたグラスなの!
  すごいでしょ!?
 
 
♡ちゃんのてには、ふたつのグラス。
 
 
♡)ちゃんとね、白にゃんこと
  ピンクにゃんこなんだよ♡
  臣くんが作ってくれたんだよー♡
 
 
わぁ、すごーい!
 
 
♡)顔もほら、見てーー♡
  ちゃんとそっくりでしょ?
  臣くん上手だよねぇ♡
 
 
ぼくたちがグラスになってるー!
 
 
♡)世界に一つしかないグラスなんだよー♡
  すっごくすっごく嬉しいの♡
  大事にするんだぁ♡
 
 
♡ちゃんはとってもとってもうれしそう。
 
 
♡)わっ!臣くん!///
 
 
あ、おみくんがはいってきた。
 
 
臣)何してんの?
♡)ええと…///
 
 
ふたりはなかよくベッドにすわった。
 
 
♡)にゃんこたちに…
  喜びの報告を…///
臣)ぶふっ…w
  にゃんこたち、なんて?
♡)良かったね!って。
  臣くんって素敵な彼氏だねー♡って!
臣)そんなこと言ってた?w
♡)うんっ♡♡
 
 
あ、おみくんがグラスをとりあげちゃった。 
 
 
♡)何…してるの?///
臣)彼女が可愛いから襲おうかなって。
♡)えっ!?
  シャワー入ったんでしょ?
臣)うん。だけどさー、
  彼女が可愛いんだもん。
♡)…っ
臣)抱きたくなるじゃん?
♡)////
 
 
おみくんってば!
また♡ちゃんとイチャイチャするきだなー!
 
 
♡)あ、待って、…っ
臣)いいから…。
♡)…っ、ん!お…みく…っ
臣)いいから…。
 
 
あああああ…
はじまっちゃった…。
 
 
ぴと…♡
 
 
「えっ!?///」
「わたしも…にゃんこくんと
 くっつきたい///」
 
 
どっきーーーーん♡
 
 
「こうしてても…いーい?///」
「もちろんだよ!///」
 
 
ああ、ぼくってばすっごくドキドキしてる。
 
 
「にゃんこくん…///」
「にゃんこちゃん…///」
 
 
ああああ〜〜っ!もうっ!
 
ぼくたちもはやくなまえで
よびあいたいよぉぉぉ!!!!
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
「ねぇにゃんこくん。
 さいきんあのふたりどうしたのかな。」
「ねっ。」
 
 
♡ちゃんとおみくんは
おおきなケンカをしてたんだけど…
 
ボリビアってところから
かえってくると
すっかりラブラブにもどっていた。
 
 
でも、なんかへん。
 
♡ちゃんもおみくんも
いつもねるときくるしそうなんだ。
 
 
「あ、にゃんこくん!
 ♡ちゃんのピアノがきこえるね!」
「うん!♡ちゃんうたってるね!」
 
 
ぼくたちが♡ちゃんのうたごえに
みみをすませてると…
 
しばらくしてねむたそうな♡ちゃんが
ベッドにやってきた。
 
 
♡)にゃんこぉー寝るよぉー。
 
 
あっ!
きのうはにゃんこちゃんだったから
きょうはぼくとねてくれるみたい。
やったー♡
 
 
♡)臣くん今日も遅いみたい…。
  寂しいなぁ…。
  でもね、明日はみんなでご飯なんだよ。
  楽しみ…♡
  
 
♡ちゃんがぼくをぎゅむっとだきしめて
スリスリしてきた。
 
おふろあがりの♡ちゃんは
とってもいいニオイ♡
 
 
♡)ね、にゃんこ…。
  ピンクのにゃんこに
  名前つけてあげよっか…。
 
 
えええっ!!!
 
 
♡ちゃんがきゅうにそんなこというから
ぼくびっくり!!
 
ぼくのねがいがつうじたの?!
 
 
♡)にゃんこはにゃんこだからー
  ピンクの方はなんて名前がいいかなぁ。
  
 
えっ…
ぼくは「にゃんこ」のままなの?
ぼくもなまえつけてほしいよぉ!
 
ねぇ♡ちゃんっ!!
 
 
♡)臣くんと相談して…決めようね…。
 
 
あああ…♡ちゃんがねちゃう…っ
 
 
♡)おや…すみ…にゃんこ…♡
 
 
ねちゃったぁぁぁーーー!!
 
 
「にゃんこくん。にゃんこくん。」
「なぁににゃんこちゃん。」
「♡ちゃん、なまえつけてくれるって
 いってたね!」
「うん!」
 
 
にゃんこちゃんだけじゃなくて
ぼくにもつけてくれるように
ひっしでおいのりしてると、
おみくんがかえってきた。
 
 
臣)ご苦労。交代だ。
 
 
あ、おみくんも
おふろあがりのいいニオイ。
 
 
おみくんはにゃんこちゃんのあたまをなでて
やさしくわらった。
 
 
臣)お前…なんか名前つけてやろっか。
 
 
えええっ!!!
 
 
すごい!
おみくんにもねがいがつうじてる!
 
 
臣)どんな名前がいい?
 
 
ねぇおみくん!ぼくもだよ!
ぼくにもつけてね?!
 
 
臣)おやすみ。
 
 
おみくんはぼくとにゃんこちゃんを
なかよくならべて、
ベッドにはいった。
 
 
臣)はぁ……///
 
 
またくるしそうにしてるおみくん。
 
でもいまはそんなことどうでもいいやっ!
 
 
きっとあしたになったら
ふたりがぼくたちになまえをつけてくれる。
 
 
わくわくっ!わくわくっ!
 
ぼくたのしみすぎてねむれないよぉっ!!
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
…って、ぼくたちは
ほんとうにたのしみにしてたのに…
 
 
臣)え、ちょ、え!?///
  わっ、えっ、ちょ…っ
  うわ…っ、ごめん!ほんとごめん!///
♡)////
 
 
あさおきたら
なにかじけんがおきたみたいで。
 
 
臣)ちょっと…あの、えっと…
  手…洗ってきて…///
♡)はい…///
 
 
ふたりはぼくたちのことなんて
すっかりわすれてるんだ。
 
 
「あーあ、いつになったら
 なまえつけてもらえるかなぁ…。」
「にゃんこくんはどんななまえがいいの?」
「えー、ぼくは…
 ♡ちゃんがつけてくれるなまえなら
 なんでもいいや♡」
「にゃんこくんはまっしろできれいだよね。
 なんかカッコイイなまえが
 にあうとおもうな…///」
「えっ…///」
 
 
どっきーーーーん♡
 
 
「にゃんこちゃんは…
 ピンクいろでとってもかわいいから…
 かわいいなまえがにあうとおもうな…///」
「えっ…///」
 
 
ああ、うずうず。
 
ぼくたちはやくなまえでよびあいたい。
 
 
ね、♡ちゃん!おみくん!
おねがいだからね!
 
きょうのよるかえってきたら
ぜったいなまえつけてね!
やくそくだよっ!
 
 
ぼくはいっしょうけんめいおいのりした。
 
おいのり…したのに…
 
 
♡)気持ち…いい…///
臣)うん…、俺も…///
 
 
かえってきたふたりは
ベッドでずーーっとイチャイチャ…。
 
 
♡)あっ…あっ、待っ…て、んんっ///
臣)欲しいって言ったの、お前だよ?///
 
 
あ、またイチャイチャしてる!
 
 
♡)や…ぁ…っ、臣く…っ、んんっ///
臣)はぁ…っ、///
 
 
ええ!?
またイチャイチャしてる!!
 
 
臣)じゃあ…最後にもう一回だけ…
  抱いていい…?///
♡)……(こくん)///
 
 
えええ?!
またするの!??
 
 
「……。」
「……。」
 
 
あまりのラブラブっぷりに
ぼくもにゃんこちゃんもぜっく。
 
 
もうダメだ。
このふたりにはなにをいったって
もうダメだ。
 
 
きょうはあきらめて
あしたにきたいしよう…!
 
 
っておもってたのに…
 
 
臣)ちゃんと最後まで…欲しがってよ。
♡)…っ!…あっ、…あっ…///
 
 
えええ〜〜っ!!
 
また…!
またイチャイチャしてる!!
 
 
もう!どうなってるんだよぉぉ!!
 
 
……ぼく、がっくし…。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
「にゃんこくん、おはよう♡」
「あ、もうあさだね。
 にゃんこちゃんおはよう♡」
 
 
おひさまのひかりでめがさめた。
ああきょうもいいてんき。
 
 
♡ちゃんとおみくんはまだねてるのかな?
 
 
臣)はぁ…///
 
 
あ、おみくんはおきてる!
 
 
臣)♡…、ごめん…
  抱いてい…?///
♡)んにゃ…?ねむたいよ…ぉ…///
臣)だって俺…、今日の夜いないんだよ?
 
 
♡ちゃんはまだねむそうなのに
おみくんが♡ちゃんにチュッチュして
おこしてるー!
 
 
臣)寂しくないの…?
♡)寂しいよ…?///
臣)俺も…寂しいもん///
♡)////
 
 
これは…
ま〜たあさからイチャイチャだなぁ!?
まったくもうっ!
 
 
♡)じゃあ…はい、///
臣)いい…の…?///
♡)うん///
臣)……はぁ、かわい…。
  ♡大好き…///
♡)私も大好き、臣くん///
 
 
ほらね、やっぱり。
 
 
「にゃんこくん…」
「なぁに、にゃんこちゃん。」
「きっとふたりはずっとがまんしてたから
 ばくはつしちゃってるんだね。」
「……うん、そうだね…。」
 
 
にゃんこちゃんってばおとなだな。
 
 
臣)は〜〜〜、スッキリしたぁ〜w
♡)気持ち良かったね♡
臣)うん♡
 
 
ふたりがおふろからもどってきた。
 
 
♡)贅沢に朝風呂しちゃったー♡
臣)ふははw
 
 
あ、おみくんがこっちをみたぞ。
 
 
臣)あ、そういえばさ。
♡)ん?
 
 
あ、♡ちゃんもこっちをみた。
 
 
♡)あ、そーだ!
  ねっ、ピンクのにゃんこに
  名前つけてあげない?
臣)えっ、それ俺も言おうとしてた!
♡)えっ!うそー!すごーい!
  同じこと考えてたの?!
臣)そうみたいw
♡)あはははっ♡
 
 
ふたりはわらいながらぼくたちをだっこして
ベッドにすわった。
 
 
やっとおもいだしてくれたよ、
ふたりとも!
 
やったぁぁぁ!!
 
 
「わたしだけじゃなくて
 にゃんこくんにもなまえをつけてあげて!
 ♡ちゃん!おみくん!おねがい!」
 
 
にゃんこちゃんはいっしょうけんめい
ふたりにおねがいしてくれて…
そのすがたに、ぼくはじーーん…。
 
 
臣)白い方は「にゃんこ」でいいかって
  思ってたけど…
♡)どうせなら両方につける?
臣)その方がいいかな?
 
 
わぁぁぁぁ!すごい!
にゃんこちゃんのおかげで
いのりがつうじたよぉぉ〜〜!!
 
 
♡)何がいいかなぁ♡
臣)うーーん。
 
 
わくわく…わくわく…♡
ふたりがいっしょうけんめい
かんがえてくれてる♡
 
 
臣)キャラメル…、
♡)え?キャラメル?
  どっちが?白とピンクなのに
  キャラメル???
臣)いや、なんとなく…
  お前がキャラメルってワード
  好きそうだなーって思ってw
♡)うん、可愛いけど…、、却下!
臣)えーー!w
  じゃあ…にゃん太とにゃん子。
 
 
ええええ!!
なにそれ!やだよ!!
センスゼロ!!
 
ぼくとにゃんこちゃんは
ぜんりょくでこうぎ!!
 
 
♡)臣くん…考える気ないでしょ…。
臣)あるよ!
  今まで「にゃんこ」だったんだから
  むしろ一番近いじゃん!w
♡)もう!却下!
臣)えーーーー。
♡)うーん、どうしようかなぁ…。
 
 
♡ちゃんはしんけんなかおで
ぼくたちをじっくりみてる。
 
 
臣)パール。
♡)白い方?
臣)うん。
♡)そんなオシャレな感じ…?
  こんな素朴な可愛さなのに…?
  ピンクは?
臣)……ラブ。
♡)パールとラブ?
  なんか…うーん…。
  もっと素朴な感じで!
臣)えーー。
 
 
ドキドキ…ドキドキ…
 
 
臣)そら…、ゆき…、バニラ…
  白いもの…、うーん…
  あ、ミルク!
♡)ミルク?ピンクは?
臣)いちごミルク…。
♡)えーー……
臣)……ダメ?
♡)もう一声!!
 
 
♡ちゃんにダメだしされて
おみくんはいっしょうけんめいかんがえてる。
 
 
臣)じゃあもう、シロ!!
♡)えっ…
臣)真っ白だからシロ!!
  そのまんま!どうだ!!
♡)シロかぁ…!
  シロ…、シロ…、うん、いいかも!
  ピンクは?
臣)ピンクの方は…、、モモ!
♡)モモ!モモちゃん?!
臣)うん。
♡)可愛いっ!♡♡
 
 
♡ちゃんはうれしそうにとびあがった。
 
 
♡)決まりっ!
  ね、にゃんこー!決まったよー!
  白にゃんこは「シロ」だよ♡
  ピンクにゃんこは「モモちゃん」だよ♡
臣)ピンクの方だけちゃん付けなの?w
♡)うん♡
 
 
♡ちゃんはうれしそうに
ぼくたちをぎゅっとだきしめた。
 
 
♡)シロ♡モモちゃん♡
  改めて今日から…よろしくねっ♡♡
 
 
ドサッ
 
 
♡)えっ…
臣)無事名前も決まったことだし、な?♡
♡)え、何が…?///
臣)命名祝いとして、ほら♡
♡)……また…H…するの?///
臣)うんっ♡
♡)////
 
 
ふたりはまた
ベッドのなかでイチャイチャ
しはじめたけど…
 
ぼくたちはもう
そんなのどうでもいいんだっ。
 
 
だって…だって…
ぼくたちやっとなまえをもらえたんだもんっ!
 
これってすごいことだよね?!
 
 
♡ちゃん!ほんとうにありがとう!
おみくんもありがとう!
 
 
「にゃんこ」ってよんでもらえるのも
うれしかったけど…
 
あたらしいなまえはもっとうれしい!
 
 
「シロ」
 
 
うれしすぎて、おどりだしたいきぶん!
 
 
シ)モモちゃん…///
モ)シロくん…///
 
 
ほら、ぼくたち…
やっとなまえでよびあうことができた。
 
やっと…やっと…!!
 
 
シ)モモちゃん…///
モ)シロくん…///
 
 
なんどだってよびたい。
 
 
シ)モモちゃん…///
モ)シロくん…///
 
 
なんどよんでも、うれしくなる。
 
 
モ)シロくん…、まっしろだから…
  ぴったりのなまえだね。
  カッコイイ♡
シ)ほんと…?///
モ)うん…っ
  シロくん…♡ シロくん…♡
シ)////
 
 
なんどもうれしそうに
ぼくのなまえをよぶモモちゃんが
とってもかわいくて
ぼくズッキューーーン。
 
 
シ)モモちゃん…///
モ)////
シ)モモちゃんもかわいくって
  ぴったりのなまえだね///
モ)ほんと…?///
シ)うん…///
 
 
ああ、ほんとうにうれしいな。
なまえってすてき。
すばらしい。
 
 
シ)モモちゃん…♡ モモちゃん…♡
モ)ふふ…なぁにシロくん♡
 
 
よびあうだけで
こんなにしあわせなきもちに
なれるんだもん。
 
 
モ)ねぇシロくん、
  ♡ちゃんとおみくん
  ずっとイチャイチャしてるね。
シ)ラブラブだよね。
モ)カレシとカノジョって…いいなぁ…。
シ)え…っ
モ)カレシとカノジョだったら…
  あんなふうにラブラブに
  なれるんでしょ…?
シ)…っ
モ)わたしも…シロくんの…
  カノジョになりたい…///
シ)えっ…///
 
 
どっきーーーーん♡
 
 
モ)どうしたら…なれるかな…?///
 
 
どっきーーーーん♡
 
 
どうしよう!
モモちゃんがかわいすぎるよ!
 
 
シ)ぼくはね、モモちゃんのこと…
  だいすき///
モ)えっ///
シ)きっとはじめてあったあのひから
  ずっとずっとすきだった///
モ)////
 
 
あのひからぼくたち
まいにちいっしょにいるよね。
 
 
シ)カレシとカノジョはさ、
  おたがいがだいすきだったら
  なれるんだよ…///
モ)…っ///
シ)ぼくはモモちゃんがだいすき。
  ……モモちゃんは…?///
モ)わたし…も…、
  シロくんが…だいすき///
 
 
わぁ…どうしよう…
ぼくいま、すっごくかんどうしてる。
 
モモちゃんははじめてぼくのこと
だいすきって…いってくれた。
 
 
シ)モモちゃん…だいすきだよ…///
モ)シロくん…だいすき///
シ)じゃあぼくたちもう…とっくに…
  カレシとカノジョだ///
モ)わぁぁ…///
 
 
モモちゃんはうれしそうにわらって
ぼくにぴったりくっついた。
 
 
モ)シロくん♡シロくん♡
シ)モモちゃん♡モモちゃん♡
モ)だぁいすき♡
シ)ぼくもだぁいすき♡
 
 
わぁ…
カレシとカノジョって
こんなにすてきなんだ。
こんなにしあわせなきぶんなんだ。
 
 
モ)シロくんとずっといっしょにいたい♡
シ)ぼくもだよ、モモちゃん♡
モ)ほんと…?///
シ)うんっ!!
 
 
かわいいかわいいモモちゃん。
ぼくがずっとまもってあげる。
 
 
シ)ぼくたち、ずっといっしょにいよう。
  ずっとずっとだいすきだよ、モモちゃん。
モ)シロくん…っ
 
 
あれ…
なんだかこんなこと…
いつもおみくんが♡ちゃんにいってるよね。
 
 
ああ…そうか。
やっとわかったよ、ぼくにも。
 
 
いままではただぼんやりと
ふたりがなかよしだなーなんて
おもってたけど…
 
 
おみくんはいつもこんなきもちで
♡ちゃんのそばにいたんだね。
 
 
シ)だいすきだよ♡
 
 
チュッ♡
 
 
モ)////
 
 
かわいいかわいいモモちゃん。
 
 
モ)わたしもだいすき♡
 
 
チュッ♡
 
 
シ)////
 
 
ああ、しあわせ。
ほっくほく♡
 
 
こんなきもちをおしえてくれて
ありがとうモモちゃん。
 
 
そしてモモちゃんに
であわせてくれた♡ちゃん…
 
 
ほんとうにほんとうに…
ありがとう♡♡
 
 
 
 
 
 
ーendー

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  1. みぃ より:

    メッチャクチャほこほこストーリー♪
    可愛いぃです>^_^<
    お忙しいに更新ありがとうございます! また楽しみに♪してます!

    • マイコ より:

      私も書いててほっこりしました(❁´ω`❁)♡笑
      ありがとうございます♡

  2. ひな より:

    きゃぁぁ♡こんな可愛いストーリーありますか!笑笑
    とっても素敵な話でした\(//∇//)\こーゆー目線もあるんですね笑新しい!!またやってください^ – ^
    にゃんこカップルに見られちゃってるんだ!笑あんなことやこんなこと\(//∇//)\そりゃ呆れちゃいますね笑笑
    更新ありがとうございます♡

    • マイコ より:

      ひさ〜〜〜しぶりのにゃんこStoryでした(❁´ω`❁)♡♡
      二匹がいつまでもラブラブでいられますように♡笑

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