[338]泣きたい気持ち(MちゃんSide)

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M)ん…、ぅ……
J)……おはよ。
M)……。
 
 
…え?
 
 
J)まだ眠かったら寝ていいよ?w
M)……。
 
 
え?
 
 
あれ?
 
……私、、
 
 
M)えっ!!!
 
 
思わずガバッと起き上がった。
 
 
J)あれ?起きるの?w
M)…私…っ、寝ちゃいました?!
 
 
はっ!外がもう明るい!
朝ってこと!?
 
 
M)何もしないで寝ちゃった!!
J)…っ、ぶくくくw
M)え…?
J)あはははっw
 
 
なぜだかJさんは横になったまま
大爆笑してる。
 
 
J)そうだね、何もしないで寝ちゃったねーw
M)ごめんなさい、私…っ
  いっぱい飲んじゃったからかな?///
 
 
いつ寝ちゃったかも覚えてない。
 
 
J)謝んなくていーよw
M)え…?
J)別に俺、そーゆーことしたいから
  Mちゃん呼んでるわけじゃないしw
  Mちゃんがその気じゃない時は
  別にしなくてもいいんだよ。
M)…っ
J)たまにはいいんじゃない?
  何もしないで眠る日があったって。
M)その気がなかったわけじゃないです!!
J)え?
M)はっ…
 
 
思わず勢いよくそう言うと、
 
 
J)……ぶくくく、あはははっw
 
 
Jさんはまた笑い出して
ゆっくりと起き上がった。
 
 
J)じゃあそんなにしたかったの?w
M)…っ///
 
 
膝を立てて座ってるJさんは
私の頭に優しく手を伸ばしてきた。
 
 
M)そう…ですよね、
  なんかすごくしたかったみたいに
  なっちゃった。恥ずかしい///
J)あはははw
M)……でも、、
 
 
したかったなぁ…///
 
 
J)じゃあ今からしますか…?w
M)////
 
 
また考えてること、バレちゃってる。
 
でも…、
朝だから明るいし、恥ずかしい。
 
 
M)いい…です///
J)ほんとにー?w
M)////
 
 
Jさんは私をからかうように
こつんとおでこをぶつけてきた。
 
 
M)だって…朝だし…///
J)朝ってMちゃんいっつもテキパキして
  すぐにベッドからいなくなっちゃうから…
  たまには朝も可愛いMちゃんが
  見てみたいなーーw
M)////
 
 
何それ…っ!///
 
 
M)Jさんが…私としたいってことですか?
J)……。
 
 
あ、ニヤニヤして私を見てる。
 
 
J)「したい」って言わせたいんだ?w
M)〜〜〜///
 
 
またバレちゃった。
 
 
だって…
Jさんってばいまだにそういうこと
一度も言ってくれなくて…
 
毎回私に選択権を委ねるんだもん。
 
 
「今日はどうしますか?」って聞かれて…
私はしてほしいからいつも頷くけど…
 
たまにはJさんから欲しがってほしい。
 
 
M)私がしたいだけなら…いいです///
J)何それ、かわいーーw
  俺も可愛いMちゃんが見たいって
  言ったじゃん。
M)別に私、可愛くないですから!///
J)それが既に可愛いんだけどw
M)…っ///
 
 
頭までかぶってた毛布はJさんに奪われて…
 
 
J)どうしますか?w
 
 
ほら、やっぱりJさんは余裕の笑み。
 
 
でも……、、
 
 
M)////
 
 
そんな甘い瞳で見つめられたら…
その胸に飛び込みたくなっちゃう。
 
 
M)……したい、です///
J)はいw
 
 
甘えるように手を伸ばしたら、
Jさんはそのまま優しく抱きしめてくれて。
 
 
朝日が差し込む部屋の中、
 
Jさんの身体をこんなハッキリ見るの
初めてだなぁ…、とか
 
Jさんって朝でもいつでも
カッコイイんだなぁ…、とか
 
そんなことを考えてられたのは、一瞬で。
 
 
あっという間に甘い波に攫われて
わけがわからなくなるくらいに、溶かされて。
 
 
そのままふわふわと夢の中に落ちていった私が
次に目を覚ましたのは、
太陽が高くなってからだった。
 
 
M)……///
 
 
目を開けたら、スヤスヤ眠ってる
Jさんの寝顔があって。
 
私をちゃんと腕枕してくれてる。
 
 
とくん、とくん、胸があたたかくなって…
なんだか無性に抱きつきたくなった。
 
 
……ぎゅぅぅぅ…///
 
 
J)……あれー、、
M)!!!
 
 
起こしちゃった?!
 
 
J)朝なのに…甘えてくれてるーw
M)////
 
 
そう言われると、
なんだか一気に恥ずかしくなって…
 
 
M)もうお昼ですもん!///
 
 
思わずそんな言い方しちゃった。
 
 
J)もうお昼かーー。
  寝すぎたねー、俺たちw
M)……ハイ///
 
 
Jさんは髪をかき上げながら
起き上がって…
それだけで色っぽくてびっくりする。
 
 
J)起きるー?
M)あ、やっ…///
 
 
思わずJさんの腕を掴んじゃった。
 
 
M)……もう少し…、だけ…///
J)……。
M)甘えたい…、です///
J)……。
 
 
私の言葉に、Jさんはクスッと笑って
もう一度腕枕をして私を抱きしめてくれた。
 
 
J)可愛いなぁ…w
M)////
 
 
Jさんの腕の中で甘やかされてると
まるで自分が本当に可愛い女の子に
なったかのような気分になる。
 
それくらい甘く甘く、優しくしてくれるから。
 
 
M)あの…、///
J)んー?
M)甘えたいだけで…
  Jさんのこと好きになったり
  してませんから…
  安心してくださいね…///
J)はーいw
 
 
重いとかうざいとか思われたくない。
 
ちゃんとわかってるから。
勘違いしたりしてないから。
 
好きになったり、しないから。
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
M)それで、もうスタジオの人たち
  みんな見とれちゃってて!
J)うんうんw
M)ほんとに先輩ってばすごいんです♡
J)あはははw
 
 
遅めのランチにやってきたのは代官山。
 
陽射しがあたたかいテラス席で
カジュアルフレンチのランチプレートを
いただいてます。
 
 
昨日の撮影どうだったの?
ってJさんが聞いてくれたから
私はついつい大興奮で話しちゃって。
 
 
J)それは出来上がりが楽しみだねぇw
M)はいっ!!
  森の妖精のような、天使のような先輩、
  楽しみにしててください♡
J)はーいw
 
 
Jさんはいつも楽しそうに聞いてくれるから
私も話してて楽しいんだ♡
 
 
J)姫の話になるといつものMちゃんに
  戻ったねw
M)え?
J)俺と二人だと、みんなといる時と
  少し違うじゃない?
M)…っ
 
 
それは…どう違うのかな…?
 
 
確かにJさんと二人だと
上手くぶりっこできなくて
ぎこちなくなっちゃったり…
 
そうかと思ったら
素直になんでも話せちゃったり…
 
自分で自分がよくわからなくなったり
するんだけど…
 
 
M)Jさんと二人だと、変ですか?私…、
J)ううん。
M)……。
J)可愛いよ?
M)////
 
 
クスッと笑って
またサラッとそんなこと言うJさん。
 
 
M)Jさんは…
  いつだってJさんですよね!///
J)えー?w
M)みんなといる時も、私と二人の時も。
 
 
いつだって余裕で、
何考えてるかわかんないもん。
 
 
J)じゃあそろそろ行きますか。
M)はい。
 
 
それから二人で
街をプラプラ、ウィンドウショッピング。
 
 
Jさんは本当に私の買い物にも
付き合ってくれて…
 
私がスカートを見てたら
「Mちゃんが持ってる白いジャケットと
 合いそうだね」
とか、アドバイスまでくれたりして。
 
女の子の買い物に
付き合い慣れてるなぁ、なんて思っちゃった。
 
 
Jさんは冬物のコートを選ぶのに
3着試着したんだけど…
全部似合いすぎててカッコ良くて
私は何もアドバイスできなかった。
 
 
背が高くて…脚が長くて…
スタイルが良くて。
 
どんな服でも着こなしちゃう。
 
あ、そういえば昔も
モデルの仕事してたって言ってたっけ。
さすがだなぁ…。
 
 
M)あ。
 
 
サマンサのCMが流れてる。
登坂さんたち、カッコイイなー。
 
あ、こっちはティファニーの新作?
 
 
M)…っ
 
 
……可愛い。
 
どうしよう。
このネックレス、すっっごく可愛い。
 
欲しい…けど…、、
桁が違いすぎる…泣
 
 
J)ん?これ欲しいの?
M)えっ…
J)買ってあげようか?
M)ええ!!!
 
 
値段がハッキリ見えているはずなのに
サラッとそんなこと言ってのけるJさんを
思わず二度見しちゃった。
 
 
M)いいです!!
  私、誕生日でもなんでもないんで
  大丈夫です!!
J)……。
M)あっ!ちがっ…
  だからって誕生日に何か欲しいって
  言ってるわけじゃなくて!!
  違います!!
J)……。
 
 
図々しい催促だと思われちゃったら
どうしよう。
 
本当に違うのに…っ
 
 
J)Mちゃんってば甘え上手なくせに
  こーゆーのは断るんだー?
M)え…っ
 
 
……そう言われてみると、確かに。
 
今までだったら
「買ってあげようか?」なんて言われたら
「いいの?ありがとぉ〜♡」とか言って
迷いなく買わせてたのに…
 
私、どうしちゃったんだろう。
 
 
J)本当にいいの?
M)…っ、いいです。
J)そっかー、残念。
 
 
Jさんに買ってもらうなんて
恐れ多くて。
 
ただでさえ私ととんでもない約束
してくれてるのに…
 
これ以上望んだら、バチが当たるよ。
 
 
M)……。
 
 
でも本当に可愛いネックレスだったなぁ。
大人っぽい可愛さで、デザインが繊細で。
すっごく私の好みだった。
 
……自分じゃ絶対買えないけど。
 
 
てゆーか…
Jさんってば女の子にプレゼントも
し慣れてるのかな?
 
欲しいって言ったら
あっさり買ってくれちゃいそうな
雰囲気だったし…。
 
……ますますJさんがわからない。
 
 
J)そういえば◇ちゃんは
  Xmasプレゼント見つかったかなーー
M)え?
 
 
ショーウィンドウを見ながら歩いてると
Jさんが思い出したようにそう言った。
 
 
M)Xmasプレゼントって…
  岩田さんのですか?
J)そうそう。
  何がいいかなーって相談されたんだよね。
M)なんて答えたんですか?
J)んー、、
  好きな子からもらったら
  なんでも嬉しいと思うよ、って…
  一番参考にならない回答しちゃったw
M)あはははw
  でも岩田さんって…お金持ちだし
  お金持ちな人って
  なんでも自分で買えちゃうだろうから  
  何あげたらいいのか迷うのはわかるなぁ。
J)そーお?
M)はい。
J)でもプレゼントってさ、
  相手が自分のために選んでくれた気持ちや
  自分のために使ってくれた時間が
  嬉しかったりするじゃない?
M)そっかぁ…確かにそうかも。
 
 
Xmasはもうすぐ。
 
そんなこと言われたら私もJさんに
何かプレゼントしたくなっちゃう。
 
 
……って、違うから!!
 
別に好きとかそういうのじゃなくて!
最近すっごくお世話になってるから!
 
そのお礼に…ってだけだもん!!
 
 
J)Mちゃんはそんな相手は
  見つかりそうですか?
M)えっ…
J)プレゼントあげたくなるような相手。
M)…っ
 
 
そう言われて、我に返った。
 
 
そうだよ、Jさんは…
私がそういう相手を見つけるまでの間だけ
協力してくれてるだけなんだから。
 
ほっとけない子センサーに
運良く引っかかった私を
ただ見守ってくれてるだけなんだから。
 
 
M)相手は…探し中です!
J)そっか。
M)ちゃんと探してるんで
  心配しないでください!
J)え?
M)ちゃんと…、、
  ちゃんと…見つけますから。
J)……。
 
 
そうは言ったけど…
Jさんとこんなことばっかりしてたら
見つかる気がしない。
 
だって…
Jさんと一緒にいると
すごく居心地が良くて、甘やかされて幸せで。
 
週の半分もお泊まりしてるような状態で
一体どうやって新しい恋を見つけるんだろう。
 
 
そんなことを考えながら
Jさんの半歩後ろを歩いてたら
オシャレなキッチン雑貨のショップの前で
Jさんの足が止まった。
 
 
J)ちょっと見てもいい?
M)はい、もちろん!
 
 
中はアンティークな造りでなんだか可愛い。
 
 
J)そろそろフライパン買い換えようかなって
  思ってて。
M)あ…。
 
 
実はちょっと焦げ付くなって思ってたんだ。
 
 
J)俺一人ならそんな使わないから
  いいんだけど…
  あれ、使いにくかったでしょ?w
M)…っ
 
 
それって…私のために
わざわざ買い換えてくれるってこと…?
 
 
J)Mちゃんがせっかく美味しい朝ご飯、
  作ってくれるからさ〜
 
 
Jさんはニコニコしながら
フライパンを選んでて…
 
 
M)////
 
 
私はなんだか胸がきゅぅってなった。
 
 
J)あ、この調味料珍しくない?
M)ほんとだ…。美味しそう。
J)クラブサンドにもオススメだって。
  明日の朝、使ってみる?w
M)え?
J)え?
M)明日って…、今日も泊まって…
  いいんですか…?
J)あれ…?
  あ、そっか、ごめんw
  今日は帰る?
M)////
 
 
嬉しい。嬉しい。嬉しい。
当たり前みたいに、聞いてくれた。
 
 
M)迷惑じゃなかったら…
  泊まりたいです…///
J)迷惑ならこんなこと言わないよw
M)あ、でも…着替えがないや…
J)じゃあ一回取りに帰る?
M)いいですか?
J)うん。
  ……てゆーか思ってたんだけどさ、
  何着かうちに置いとけば?
M)え?
J)シャンプーとかは置いてってるでしょ?
M)はい。
 
 
それはこの間、
Jさんが置いてっていいよって
言ってくれたから。
 
 
J)着替えも置いとけばいいじゃん。
M)…っ
 
 
それは…あまりにも…
 
 
M)図々しくないですか?///
J)なんでw
M)だって…
  迷惑じゃないのかなって…
J)だから迷惑なら言わないってw
M)////
 
 
Jさんは優しく笑って
私の頭を撫でてくれて…
 
私はなんだか色々嬉しすぎて、
叫び出したい気分になった。
 
 
それから夜はJさんがディナーを
ご馳走してくれて。
 
ワインを飲みながらほろ良い気分で
美味しい料理に舌鼓を打った。
 
 
帰りはタクシーで私の家に寄って
着替えを何着か持って
そのままJさんの家に向かって。
 
 
「この部屋のクローゼット、
 半分使っていいよ。」
 
なんて言ってもらえて、
私はおずおずと自分の服を一つずつ並べた。
 
 
なんか…
ほんとにいいのかな?
 
Jさん、どうしてこんなに優しいんだろう。
 
どうして私なんかに…、、
 
 
あ、そっか。
ほっとけない子センサーに引っかかったから?
 
でも…
それだけでここまでしてくれるの?
 
なんだか申し訳ないよ。
 
 
「本当にありがとうございます。」
って…
 
もう一度お礼を伝えようとリビングに戻ると、
Jさんはまた誰かと電話中だった。
 
 
J)んー、ごめんね、行けないや。
  うん。うーん…、もう無理かなぁ…。
  ごめんね?
 
 
また女の人の誘いを断ってるみたいな雰囲気。
 
 
J)クリスマス?ああ、うん…。
  いや、だから無理だからw
  ……ちょっとね、うん。ごめんね?
 
 
なんか…
 
なんか…
 
本当に申し訳なくなってきた!!
どうしよう!!
 
 
J)あ、ごめんね。
M)いえ…。
 
 
電話を切ったJさんは
「お風呂溜まってるよ。」って
ニッコリ笑ってくれたけど…
 
 
M)あの…っ!
J)ん?
 
 
Jさん、無理してるんじゃないのかな。
 
 
M)私のこと、面倒臭くなってませんか?!
J)はい!?
M)あの…っ、本当に勝手な約束だと思うので
  Jさんが嫌になったら
  いつでもやめて大丈夫です!!
J)……。
M)女の人からのお誘いも…
  全部断ってて…
  私のせいで…ごめんなさい。
 
 
そう言ってから、
なんだか変な気持ちがした。
 
 
口ではそう言ったくせに…
 
もしJさんが本当に
私とはもう終わりにして
他の女の人とまた遊び始めたら…
って想像したら、
 
胸がぎゅっっと…苦しくなって。
 
 
M)本当は…断るのやだな、とか…
  思ってませんか?
J)……。
M)私がいなかったら遊べるのに…
J)……。
 
 
てゆーかJさんは一体
何人のセフレがいたんだろう。
 
来るもの拒まずって言ってたもんね…。
 
 
M)色んな女の人と遊ぶのが
  日常だったJさんが…
  私一人なんかで…
 
 
満足してるとは、到底思えない!!
 
 
M)ほんとにごめんなさい!
  私…っ、
 
 
なんて図々しいんだろう。
やっぱりダメだ、こんなの!
 
 
M)私やっぱり…っ
J)はい、ストップストップw
M)…っ
 
 
なんでか私は泣きそうになってて…
それを知ってか知らずか、
Jさんはふわっと私を抱きしめてくれた。
 
 
J)急にどうしたの…?
M)…っ
J)……急にじゃなくて…ずっと思ってた?
M)……。
 
 
わかんない。
自分でもよくわかんない。
 
 
J)これはさぁ、別にMちゃんが
  無理矢理、俺に頼んでることじゃなくて…
  俺が言い出したことなんだし…
M)…だから…っ
  自分で言い出したから、
  今更やめたくても…
J)だーかーらー、ストップストップw
M)…っ
J)俺はやめたいとか思ってないし、
  自分で言ったことだから、とか
  そんな責任感で無理してるわけでもないし
  Mちゃんはそんなこと
  気にしなくていいんだよ?
M)…でも…、
J)別に俺、色んな女を抱かなきゃ
  満足出来ないってほどの
  女好きでもないし…w
M)…っ
 
 
Jさんは笑いながら
私とおでこをくっつけてくれた。
 
 
J)そんな心配、しなくていいから。
  ……ね?
M)////
 
 
顔が熱くなって…
Jさんが優しすぎて、泣きそうになる。
 
トクントクンって…
胸が音を立ててしまう。
 
 
J)逆にさー、Mちゃんはどうなの?
M)え…?
J)俺一人で満足出来てるの?w
M)ええっ!!
 
 
いきなりとんでもないことを聞かれて
びっくり。
 
 
J)どうなのー?
M)////
 
 
わかってるくせに、ずるい。
ほんとJさんは意地悪。
 
 
M)満足出来てないように…見えますか?
J)わかんないw
M)別に私、色んな人に抱かれなきゃ
  満足出来ないってほどの
  男好きじゃないですよ。
J)あははは、真似されたーw
 
 
思わず二人で笑い合って…
 
そっと目が合うと、
優しく微笑んだJさんは…
そのまま私に小さなキスをくれた。
 
 
M)////
 
 
また心臓が音を立てて、顔が一気に熱くなる。
 
 
J)お風呂入ってきたら?
M)……ハイ///
 
 
なんか…もう…、
ほんとJさんって…、、///
 
 
あんな大人の男の人から見たら…
私なんて本当にチョロいんだろうなぁ…。
 
 
私はJさんが何考えてるかよくわかんなくて
ドキドキしたり、
からかわれて振り回されたり、
なんだかいつでもいっぱいいっぱいだけど…
 
Jさんは私を転がすのなんて
容易いことなんだと思う。
 
 
M)はぁ…、///
 
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
 
その夜は、いつものように
「今日はどうしますか?」って聞かれて…
 
余裕の笑みで私を見つめるJさんに…
私は「してほしいです///」って
答えるしか出来なくて。
 
 
素直に頷いたら、それが合図。
 
あっという間に…
Jさんの甘い熱に包まれるの。
 
 
とろけそうなくらいに
甘くて、優しくて、幸せで。
 
女の子に生まれてきて良かったって…
心からそう思うくらい、
Jさんは甘く甘く、愛してくれる。
 
 
まるでそこに、本当の愛が
あるんじゃないかって
勘違いしそうになっちゃうくらい。
 
 
でも大丈夫。
私は勘違いしないから。
 
 
必死にそう言い聞かせながらも…
この甘い甘い夢に
ずっと溺れていたくなる。
 
 
Jさんに申し訳ないって思ったり…
私なんかが、って不安に思ったり…
 
そういう気持ちも嘘じゃないけど…
 
 
心のどこかで、
 
Jさんがこんなに愛おしそうに
大事に愛してくれるのが…
 
この先、私だけだったらいいのにって…
そんな罪深いことまで考えてしまうのも、
事実で。
 
 
こんな関係は今だけ。
今だけってわかってる。
 
 
でも…
 
この優しい唇が…
優しい指先が…
 
この先いつか、
違う女性に触れる日が
来るんだろうかって思うと
 
それだけで胸が張り裂けそうに苦しくなって
なんだか泣きたくなるの。
 
 
J)どうしたの…?
M)……(ふるふる)///
J)大丈夫…?
M)(こくん)///
 
 
お願い…。
 
 
好きになったり、しないから。
 
絶対に、しないから。
 
 
 
だから今だけは…
 
どうか今だけは…
 
 
この幸せな時間に、溺れさせて…。
 
 
 
 
 
 
ーendー

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  1. あゆ より:

    あゆです。
    ストーリーの方にも初めてコメントさせていただきます。
    私、ほんとマイコさんのファンで、割とずっと長いこと読ませて頂いてるんですが、どのサイドストーリーも素敵で(;o;)
    臣くん岩ちゃんストーリーがもちろん好きなんですが、このJさんストーリー、みんなとまたひと味違って引き込まれます(^ ^) Mちゃんの女心が分かりすぎる!
    また楽しみ増えました(^ ^)

    • マイコ より:

      あゆさーーーん!(っ≧ω≦)っ
      初コメ嬉しいです!ありがとうございます!♡♡
      この二人、他カップルとはちょっと違いますもんね(ฅ¯ω¯ฅ )むふふ…
      最後までどうぞ見守ってやってくださいまし〜〜♡♡

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