♡)ママも来てたんだ!びっくりしたー♡
レ)取材も兼ねてねw
♡)ママすっごく綺麗!似合ってる!
レ)あんたも今日はイメチェンじゃーんw
似合ってるよ?
♡)えへへ、これはね、
臣くんが用意してくれたのー♡
レ)おお、さすが。センスいいわw
♡)えへへへ♡
あ、そーだ。
ママ一緒に写真撮ろうよぉー♡
レ)へ?
♡)Mちゃんにね、今日の写真
撮ってくるように言われてるのー。
レ)ああ、あんたの優秀なマネージャー?w
♡)そうそうw
すっごく頼りになるんだよー♡
レ)ちらっと噂には聞いてますw
♡)え!そうなの!?
ママの耳にまで入るなんて…
どこからどう噂になってるんだろ。
Mちゃんすごい…!
それから場所を変えて
ママと並んでツーショットを撮ってもらって。
臣くんはどこにいるのかな〜
なんて下の階を見下ろしたら、
誰かが足早に階段を駆け上がってきた。
工)♡ちゃん!
♡)え…?
あ!工さん…っ!
びっくりした!
工)♡ちゃんも来てたんだね、驚いた。
♡)はい!
レ)あれ、工くん。
工)わ!レイコさん!
♡)え!!
レ)顔見知りなの?
工)え?
レ)これ、うちの娘w
工)えええええ!!!
ママの言葉に工さんは驚いたように
私たちを交互に見て瞬きをした。
工)親子に…見えないですよ…
レイコさん、若すぎです…。
レ)あははは、よく言われるーw
工)あはははw
えっと…えっと…
二人は顔見知りなのかな??
工)♡ちゃんとは先日撮影で
ご一緒させてもらったんですよ。
レ)ああ、そうだったの!
工)レイコさんとは以前に雑誌の取材で。
♡)あ、そうだったんですね!
ぽかーんとしてる私に
工さんがニッコリと説明してくれた。
女)編集長!
レ)あ、ごめん、今行くわ!
ごめんね、それじゃ。
工)はい。
レ)♡、またね。
♡)うん!
ママは女の人に呼ばれて上に行っちゃって…
残された私たち。
工)今日は一人で来たの?
♡)あ、ええと…
どうしよう。
臣くんが紹介してくれるって言ってたけど…
今いないし。
いないのに臣くんと来たとも言えないし…
うわーん!困ったよー!
工)今日はこの間と
イメージが全然違うね。
♡)あ、は、はい!
そのように仕上げていただきました!
工)ぶっw
なんでそんな辿々しいのw
工さんは笑いながら
私の背中に手を添えた。
工)リラックスリラックスw
♡)あ、はいっ///
この手はそういう意味なのかな?
♡)あの、ええと…
臣くんはどこ行ったのかなって
下をキョロキョロ見渡すと、
「下行く?」って言われて…
背中に添えられてた手がそっと離れて、
今度は目の前に差し出された。
♡)…っ
ええと、ええと、これは…
階段降りるから
エスコートしてくれるってことかな?
だったら手を取らないと失礼だよね?
♡)ありがとうございます。
工)いいえw
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
え?え?え?
臣)…っ
Cの腕を振り払って
やっと♡を見つけたと思ったら…
工さんと並んで階段を降りてくるところで。
……手、繋いでるんですけど。
いや、繋いでるっつーか…
手を取られてエスコートされてるっつーか…
R)わぁ、お似合い〜〜〜
臣)…っ
隣に来てわざとらしくそんなことを言うRを
ジロッと睨むと
「こわ〜〜いw」とか言って笑ってる。
R)本当にそう思ったから言っただけだし。
臣)……。
「お似合い」、それは確かにそうで。
降りてくる二人の姿に目を奪われてる人も
たくさんいる。
……でも。
あれは俺の女だっつーーーの!!怒
てかやっぱりそうだったんだ。
嫌な予感はしてたけど…
工さん、絶対♡にロックオンしてるだろ。
早いとこ俺の彼女だって言っとかないと…汗
C)やっと追いついたぁ〜〜♡
臣)うわっ!!
C)うふふふ〜♡
臣)しつけーな!離せっつったろ!!
なんてタイミングの悪い女!!
工)あ、臣くん。
♡)…っ
C)工さんお久しぶりですぅ♡
工)ああ、Cちゃんも一緒だったんだ。
え、知り合い?
工)二人、仲良かったんだ?
C)付き合ってるんです♡
臣)はぁぁ!??
工)そうだったんだ、へぇ…
臣)お前…っ
いい加減にしろって言いかけたら…
俺とおっぱいの間に入ってきたのは
♡だった。
♡)ちょっと!!!
いっつもいっつも
臣くんにおっぱい押し当てるのやめて!!
あ、思いっきり引き離してくれた。
C)やだぁ…こわぁーい…
♡)臣くんに付きまとうのいい加減にして!
工)え…?
C)だって登坂さんが
触ってみたいって言うから…
臣)はぁぁ!??
♡)そうやって嘘ばっかりついて
臣くんに迷惑かけないで!!
♡がビシッとそう言うと
Cはものすごく不貞腐れた顔で俯いた。
♡)臣くんも!!
臣)えっ…
♡の鋭い目が今度はこっちを向いた。
♡)これくらい自分でビシッと対処して!!
臣)いや、俺がいくら言っても…
♡)言い訳しない!!
臣)…っ
……怖い。
完全に怒ってる。
後ろではRがクスクス笑ってるし。
臣)すみませんでした…。
でも俺、何回も拒絶してるんですけど…
♡)毎回毎回おっぱいむにむにされてぇ…っ
臣)…っ
怒ってるの、そこ?!
やっぱりそこですか!?
臣)ええと…汗
仕方ない、はっきり言っとくか。
臣)あのさ、前も言ったけど…
こいつ以外の女、
みんなジャガイモだから。
C)…っ
俺は♡を抱き寄せて
Cにハッキリ宣言した。
臣)お前が俺と付き合ってるとか
いくら言いふらしても
俺はお前にほんと興味ないから。
C)ふふ、趣味悪いですねぇ♡
それじゃ、また♡
臣)は!?
いや、またとかねぇから!!
って言ってんのに聞いてないし。
言い逃げしやがった。
♡)趣味悪いってなにぃぃぃ!!
臣)……いや、間違いなく
お前の方が可愛いから
怒るんじゃないの。
♡)そんな見た目の話じゃないもん!
臣)いや、中身も総合したって
お前の方がいい女だから!
♡)そういう話じゃないのぉぉ!!
臣)…っ
ヤバイ。
めっちゃ怒ってる。
♡)臣くんのばか!!
臣)は?!
♡)またむにむにされてたもん!!
臣)だからそれは…っ
…って、俺たちのやりとりを
じーっと見てる工さん。
臣)あ、すみません、ええと…汗
めっちゃ気まずいな。
なんだよこれ。
臣)お見苦しいところをお見せしました…。
ええと、彼女です。
♡を工さんに紹介したら
工さんは「そういうことかーー」って
がっくり項垂れるようにしゃがみこんだ。
工)そっかそっか、臣くんの彼女だったんだw
♡)えっと…ご挨拶遅くなってすみません。
工)なんだもう、言ってよーーw
工さんは立ち上がると
困ったように笑って♡の頭をポンと叩いた。
工)あーあ、そっか…w
♡)??
あの…
いつまで触ってるんですか、俺の女に。
工)って、まだ怒ってんの?♡ちゃん。
ほっぺがパンパンだよw
♡)…っ
そう言われた♡はギロッと俺を睨んできた。
工)ぶくくくw
素直で可愛いねぇ、♡ちゃんww
♡)だって…、おっぱい…っ
工)あははははw
俺は♡の腕をグイッと引いた。
臣)ちゃんとハッキリ言ったじゃん!
♡)…っ
臣)ほんとに興味ないから!
♡)……。
臣)てか俺毎回あれくらいハッキリ
言ってんだって!
あいつがしつこいだけ!
♡)……。
何言っても♡のほっぺは膨らんだまま。
臣)……むにむにされてごめんなさい。
仕方なくもう一度謝ると、
工さんがクスクス笑って♡の背中を叩いた。
工)許してあげたら…?w
こんな必死な臣くん、初めて見たしw
♡)…っ
そう言われた♡は俺をじーっと見上げて…
♡)もう二度とダメだからねっ!
可愛く口を尖らせた。
臣)うん、ごめん。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
工さんはずっと笑ってるけど
私はさっきのシーンが頭から離れなくて。
臣くんがいっぱい
おっぱいをむにむにされてるところ。
思い出しただけで…
ムキィィィィ!!!
もう二度と近寄らないでよね!!
って、鼻息荒く周りを見渡したら…
R)子供みたい…w
ぎゃっ!!
Rまでいたーー!!
R)あたしもあの子好きじゃないけど…
さっきのは同感かもw
♡)え?
R)「趣味悪い」って。
♡)…っ
はぁぁぁ!!???
なんなのこの子ーーー!!
この間は私に「ブス!!」って
一言言い逃げして姿を消したし…
今日は今日で、なんて失礼なのーー!!
R)見た目だけそんな綺麗に
大人っぽく着飾ってても
中身はガキじゃんw
ガーーン……
R)いちいちあんなのにヤキモチ妬いて
バッカみたい。
登坂さんなんてあんなの
日常茶飯事でしょw
♡)…っ
言われてることが最もすぎて
反論できない…
しゅん…。
……あれ?臣くんどこ行ったんだろ?
いなくなっちゃった!
あ!Rはまた言い逃げして
いなくなったしーー!!
♡)……はぁ。
なんか疲れちゃった。
工)どうしたの、ため息ついて。
♡)あ、工さん。
まだいたんだ。
♡)なんか…私って子供みたいって思って…。
大人の素敵な女性になりたいって
いつも思ってるけど…
もしそんな女性だったら
さっきみたいな時、どうしたんだろう。
臣くんがおっぱいむにむにされてても
クールに知らない顔したりすれば
良かったのかな。
工)どうしてそう思うの?
♡)だって…
すぐヤキモチ妬いちゃうし…
工)もしかして…
さっきのこと気にしてるの?w
♡)…っ
工さんはクスッと笑って
私の顔を覗き込んで来た。
工)カッコ良く追い払ってたじゃんw
♡)…っ
工)いい女ぶったり
「私の男」感を出して見下したりするより
俺は素直で可愛いなーと思ったけどw
♡)……でも…、
工)そんなに臣くんのこと好きなんだ?w
♡)え…?
工)見てるとなんか一生懸命だなぁって。
そう言って優しく笑う工さんの雰囲気は
やっぱりどこかJさんと似てる。
男)ああ工くん、来てたんだね。
工)はい、ご無沙汰してます。
男)可愛いね、彼女?
♡)えっ
工)いえ、残念ながらw
男)またまた〜〜w
二人並ぶとお似合いだよー?
♡)…っ
大変だ。
工さんがこんな子供みたいな私と
お似合いだなんて…
申し訳なさすぎる!!
♡)工さんは優しくて落ち着いてて、
頼りになるお父さんみたいな人です!!
慌てて私がそう言うと、
二人はきょとーんとした後、
眉を下げて笑い始めた。
男)「お父さんみたい」は
褒め言葉じゃないよw
♡)ええっ!
フォローしたつもりだったのに!!
男)じゃ、工くん、また。
工)はい。
工さんは男性を見送った後、
私の方を振り返って、また優しく笑った。
工)「お父さん」はちょっとあれだけど…w
「お兄さん」なら嬉しいかな。
♡)え?
工)こんな可愛い妹がいたら自慢だしねw
♡)…っ
工さんってば私の失言を
そんな風にフォローしてくれて…
なんていい人なの。
そしてなんてダメダメな私。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
男)どうもありがとう。それじゃまた。
臣)はい!ありがとうございます!
お偉いさんに挨拶を済ませて
♡のところに戻ろうとすると、
またRが現れた。
R)何よその顔。
臣)いや、またあいついねぇかなって思って。
R)呼んでこようか?
臣)やめて!!!!!!
俺の必死ぶりがおかしかったのか、
Rは声をあげて笑った。
R)ちょっとストーカー入ってるもんね、
あの子。
臣)だからなんとかしてよ。
R)だから自分でなんとかしたらって
言ったじゃん。
彼女にも言われてたくせに。
臣)…っ
だってあいつ日本語通じねぇんだもん。
脳みそもおっぱいなんじゃねぇの。
R)日曜日のSEVENのパーティー、
あの子も来るの?
臣)ん?♡?
R)そう。
臣)うん、その予定だけど。
なんで?仲良くなったの?
R)んなわけないでしょ!
あーゆータイプ、大っ嫌い!!
臣)…っ
Rはそう言い捨てると
そのまま颯爽と消えていった。
……なんだよ、大嫌いって。
「あーゆータイプ」って何?
可愛くて可愛くて
どうしようもない子ってこと?
そんなんしょーがないじゃん。
だって♡は可愛いんだもん。
…って、また彼氏バカに
なってる場合じゃなくて。
早く戻んなきゃ。
あいつはほっとくと
すぐに男が寄ってくるんだから。
臣)あ、工さん。
♡どこ行ったかわかります?
工)3F見に行くって言ってたよ。
臣)ありがとうございます。
工)……。
臣)……。
……ん?
工)なんか♡ちゃんってスレてないよねw
臣)……ああ、そうですねw
工)素直で面白いなぁ。
臣)……。
工)可愛いよね。
臣)……。
工)臣くんの彼女だって知らなかったら
危うく口説くとこだったよw
でしょうね!!!!
感じ取ってましたから、それ!!
臣)ふぅ、危なかった…。
工)何が危ないのw
臣)だって…
工さんみたいな人に言い寄られたら
危ないじゃないですか。
工)どういう意味でw
臣)イイ男すぎるから。
工)ないでしょ、
あんなに臣くん大好きなのにw
臣)え?
工)愛されてるねぇw
臣)……///
♡)あ、臣くんいたーー♡
工)ほら、戻ってきましたよ、お姫様w
階段を降りてきた♡は
俺を見つけてニコニコ嬉しそう。
工)ね?♡ちゃん?
♡)え?
工)臣くん大好きだもんね?w
♡)えっ、……ハイ///
工)あははは、かわいーw
♡)////
♡はもじもじしながら
俺の袖をちょこんと掴んだ。
工)じゃ、何か困ったことあったら
いつでもお兄ちゃんに相談するんだよー♡
♡)はいっ♡
へ!?
「お兄ちゃん」?!
工)じゃあまたねー♡
♡)ありがとうございました♡
え?え?え?
どゆこと???
♡)臣くん、まだ中見る??
臣)いや、そろそろ帰ろうと思って
お前探してたとこ。
♡)そっか!
いやいや、その前に…
「お兄ちゃん」って何!!
帰りはバレないように別々の車で帰ったけど
俺の頭の中はそればかりが気になって。
臣)お兄ちゃんって何!?
先に家に着いて、自分の部屋で
ドレスを脱ごうとしてた♡を捕まえた。
♡)わ、びっくりしたー!
おかえり。
臣)ただいま。おかえり。
♡)えへへ、ただいま♡
臣)って、それはどうでもいいから。
お兄ちゃんって何?!
♡)お兄ちゃん?なんの話??
臣)工さんだよ!!
♡)……ああ!
♡はやっと思い出したように
工さんとのやりとりを話してくれて。
俺がいない間に、プライベートなこととか
これからの仕事のこととか
色々二人で話してたみたいで。
お兄ちゃんみたいな感覚で
いつでも気軽に相談してとかなんとか
言われたらしい。
臣)何そんな仲良くなってんの…。
♡)えっ、だって臣くんも仲良しでしょ?
臣)そう…だけど…
なんか仲良く手も繋いでたしー?
♡)ちょっとー!
おっぱいむにむにされてた臣くんに
言われたくないよ!!
私のあれはただのエスコートだもん!
ばーか!鈍子!
工さんは下心があったんだよっ!
♡)思い出したらメラメラしてきたぁぁぁ
臣)えっ…
しまった。ヤバイ。
♡)もうあの子のおっぱい
溶けて無くなっちゃえばいいのに!!
臣)……へ?
♡はほっぺを膨らませながら
真剣な顔をしてるけど…
溶けて無くなっちゃえばいい…って…
臣)ぶふっww
何その子供みたいな幼稚な発想!!
臣)ぶはははっw
♡)ちょっとー!何笑ってるのー!!
臣)だって…ぶくくくw
♡)もう!!!
ほんとお前は可愛いなーー
♡)私怒ってるんだからねっ!
臣)うんw
♡)あの子に限らず
おっぱいに誘惑されないで!!
臣)されてないってw
♡)……はっ
臣)ん?
♡)……なんでもない。
臣)なんだよ。どうした?
♡)また子供みたいに
ヤキモチ妬いちゃった…。
臣)何を今更…w
♡は今度はしょぼんと俯いて
ゆっくりと俺を見上げた。
♡)嫌に…ならない…?
臣)なんないよw
♡)ごめんね?
臣)なんで。
♡)すぐヤキモチ妬いちゃうから…。
臣)そんなん俺もだし。
♡)……一緒?
臣)一緒。
俺は♡をくるっと反転させて
後ろから抱きしめた。
臣)前にも言ったじゃん。
他の男がお前に触んの、やだ。
♡)……私も…やだ。
他の女の子に触られてる臣くん…。
臣)一緒じゃん。
♡)うん。
ほっぺとほっぺをくっつけた。
♡)何…触ってるの。
臣)俺のおっぱい。
♡)いつ臣くんのになったの!
臣)はぁ?最初っから俺のだし!
♡)…っ
臣)これは俺のおっぱいなの!
お前のじゃないの!
俺はこのおっぱいしか興味ないの!
このおっぱいが大好きなの!
だから今存分に触ってんの!
文句あるか!
♡)……アリマセン///
よし、勝った…!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
臣)とにかく俺は、
お前と工さんがお似合いとか言われてんの
すげぇやだったの!
♡)え、そんなの言われてたの?!
臣)そーだよっ
そういえばあの男の人にも
言われたっけ…。
臣)Cなんかただのアホだし
お前は相手にしなくていいくらいの
レベルだけど…
工さんは普通にかっけぇじゃん。
♡)……。
臣くんが…ヤキモチ妬いてる…。
私が「お似合い」って言われたいのは
臣くんだけなのにな。
臣)それに…
隆二が一番とか言ってたし…。
♡)え?
臣くんが拗ねたような声で
ボソッと呟いた。
臣)隆二が一番カッコイイとか
言ったじゃん。
♡)…っ、あれはCMの話だよ?
臣)CMだろうがなんだろうが
俺よりカッコイイと思ったんだろ。
♡)…っ
あれは…
ヤキモチもあってだったんだけど…
それ以上にヤキモチ妬いてる臣くんが
可愛くて。
♡)ふふ…っw
思わず笑うと、
「何笑ってんだよ」って
すかさず怒られた。
♡)あ、ちょっと…!///
さっきはドレスの上から
おっぱいを触ってた臣くんが
どんどん遠慮がなくなって
あちこち手を忍ばせてきた。
♡)何してるの!///
臣)なんだと思う?
♡)…っ
聞き返すなんて、ずるい。
臣)今日も視線集めてたねぇ、お前。
♡)……ぁ、っ///
臣)こんだけ綺麗だから仕方ないけど。
♡)ん…っ、///
臣)何人に声かけられた?
♡)……え…?数えて…ないよ…。
臣)やっぱりかけられてんじゃん…。
♡)えっ、…きゃっ///
いつの間にかまた反転させられて、
背中には壁の感触。
目の前には、獲物を見つめるような
臣くんの鋭い視線。
臣)お前は誰の…?
♡)…っ、…臣くん…の、///
なんだろう…
なんか臣くんの色気がすごくて…
その目を直視できない。
臣)こっち見ろよ。
♡)////
心臓が、ドキドキする。
臣)お前は誰の…?
♡)…臣くんの…だってば…///
臣)だったら口開けろよ。
♡)…っ////
臣くんは首をクイッとひねって
それを催促するような仕草。
……私が言われた通りに唇を開くと…、
♡)んんっ///
わかってはいたけど、
最初から深くて熱いキスに、
頭がクラクラする。
♡)ん…、ゃ…っ///
臣)逃げんな。
♡)…っ///
息も出来ないくらい、
熱くて、とろけそう。
臣くん…
今日も広斗モードなのかな?
臣)このまま…しよっか?
♡)////
ニヤッと妖艶に微笑む臣くんは
すっごくすっごくずるい。
目の前にベッドがあるのに
そこに行くのは許してくれない臣くんの腕に
閉じ込められてるから…
身動き出来なくて。
♡)……あ、…んっ///
臣)♡、もっと…。
♡)////
私は何一つ逆らうことなんて出来ない。
気付けば臣くんの思うままに。
乱れて、火照って、溶かされて。
甘い甘い意地悪は
私が立てなくなってからも
止まることを知らなかった……。
ーendー
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広斗モードかっこよすぎる♡