[301]お疲れさま会(隆二&♧Side)

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三代目の初めての単独ドームツアー
『BLUE PLANET』が
昨日、無事に終了した。
 
 

 

 

 
 
これは昨日隆二くんが送ってくれた写真。
 
 
今回のツアーは全21公演で、
120万人も動員したらしくて…
 
本当にお疲れ様って伝えたら、
前回のツアーは34公演したから
公演数自体は減ったんだよって
隆二くんは言ってた。
 
 
でもドームの方が大きいし
今回はライブビューイングもあったから
これだけたくさんの人に
観てもらえたんだよ、って。
 
 
1月に発売したアルバムの売上枚数も
100万枚を突破したみたいで、
新聞には「三代目JSBダブルミリオンの快挙!」
とか載ってて、びっくりしちゃった。
 
 
「CDが売れないと言われている時代で、
 アルバムをミリオン出させて頂いたりとか、
 今回単独3回目のツアーで、
 しかもドームツアーをやらせて頂いて、
 そこに多くの方がきてくださっているので、
 ファンの皆様には
 感謝の気持ちしかないです。
 それくらい自分たちのことを
 応援してくださっている方がいるので、
 それに恥じることのない
 アーティストになれるように
 日々精進していきます。」
 
 
そこには隆二くんのそんなコメントも
載っていて。
 
 
三代目って本当に本当にすごいんだなぁって…
 
隆二くんは本当に本当に
頑張ってるんだなぁって…
 
改めてしみじみ思ってしまった。
 
 
♡)よっし、出来たーー♡
◇)こっちもOKだよー!
 
 
今日は♡ちゃんと臣くんの家に
お邪魔しています。
 
 
昨日LIVEが終わった後に
大きな打ち上げがあったみたいなんだけど、
 
私と♡ちゃんは仕事で
大阪に行けなかったから
今日はひっそりと
お疲れさま会をやろうってことになって。
 
 
♡)はぁ、行きたかったなぁ…ファイナル。
◇)昨日も撮影だったんでしょ?
♡)うん。
♧)なんの撮影だったのー?
♡)加藤ミリヤさんのMVです。
♧)加藤ミリヤ!
 
 
すごい!
トレンディーなことに疎い私でも知ってる!
 
 
◇)MVの撮影多いねぇ、最近。
♡)うん、ありがたいんだけど…
  でもファイナル行きたかったーー!
♧)……。
 
 
……私も行きたかった。
 
仕事だから仕方ないけど…
ツアーの最後を見届けたかったなぁ。
 
 
◇)あたし多田さんと観てたんだけど
  二人でもらい泣きしちゃったよぉー
♧)もらい泣き?
◇)だって隆二さん泣くんだもん!
♧)えっ!!
 
 
隆二くんが…泣いた…?
 
 
◇)それで臣さんまでもらい泣きするから…
♡)え!臣くん泣いたの?!
◇)うーん、多分。そう見えたよ。
  なんか隠してたけど。
♡)ええっ!
◇)隆二さんは間違いなく泣いてた。
♧)…っ
 
 
どうしよう。
それを聞いただけで私まで泣いちゃいそう。
 
 
◇)なんかね、今回のツアー、
  声が出なくて辛い時もあったんだって。
  でも、ステージに上がると
  ファンの笑顔や声援で
  不思議だけど声が出るようになって
  本当に助けられたって。
♡)隆二くん…っ
◇)そんなこと言われたら
  ファンももう号泣でしょ?
♡)うんっ…
◇)メンバーにも迷惑かけたけど
  メンバーの思いやりもすごく感じて
  改めて心から愛してるなって思ったって。
♡)隆二くん!
◇)絶対に自分はこの声が出なくなるまで
  歌を歌い続けて皆に想いを届けたいって
  真っ直ぐにそう言ってたよ。
♡)隆二くんんんん!!!
 
 
♡ちゃんはポロポロ泣いてて…
私も気付いたら頬が濡れてた。
 
 
◇)でもね、隆二さん、
  このツアーは本当に最高で
  本当に幸せだったって言ってた。
  最後の歌も最高だったんだよ!
♡)『starting over 』?
◇)うん!
  臣さんも泣いて少し苦しそうに歌ってて…
♡)臣くんんんん!!!
◇)最後ね、臣さんと隆二さんが
  二人で向き合って見つめ合って…
  臣さんがすごく優しい笑顔で
  何回もゆっくり頷きながら
  二人でハモったあと
  拳をこっちに向けてくれたの!
♡)…っ
◇)隆二さんの気持ちを全部受け止めたような
  臣さんのあの笑顔がまた感動だったの!
♡)うえーーんっ
◇)♡ちゃん、泣きすぎだよw
  ああ!♧さんも!!
♧)…ぐす…っ
 
 
だってそんな二人を想像したら
泣けちゃうもん…。
 
 
♡♧)行きたかったなぁ…。
 
 
涙を拭いて鼻をかんだ後、
そんな呟きが♡ちゃんと重なった。
 
 
臣)ただいまーー。
隆)…って、え?!
臣)泣いてんの?
隆)なんで二人して泣いてんの!?
 
 
タイミング悪く帰ってきた二人は
ソファーに座ってる私たちを見て
目を丸くして飛んできた。
 
 
♡)泣いて…ないもん…
臣)泣いてんじゃん!どうした?
♡)ぷい…。
臣)なんでぷいなんだよ!w
 
 
臣くんは困ったように笑いながら
♡ちゃんの頭をなでなでしてる。
 
 
隆)マジでなんで泣いてんの?
♧)なんでも…ないもん…
隆)なんでもなくないじゃん!
♧)ぷい…。
隆)こら、♡ちゃんの真似しない!w
 
 
心配そうに覗き込んできた隆二くんも
笑いながら私の頭をポンポンした。
 
 
◇)あたしが昨日の臣隆を一人で再現したら
  二人とも泣いちゃいましたw
臣)昨日の臣隆?w
隆)再現って?
◇)LIVEの最後の。
  あの感動シーンを。
隆)えっ…
♡)…臣くん…、泣いたの…?
臣)…っ
♡)よしよし…。
臣)泣いてねーし!
 
 
♡ちゃんが臣くんの頭を撫でると
臣くんが照れたように口を尖らせた。
 
 
♡)泣いてないの?
臣)泣いてないよ!
  隆二は泣いてたけど。
隆)おい!
◇)嘘つきぃーー
臣)…っ
♡)ほんとは泣いた…?
臣)……。
♡)ぎゅ…。
臣)……ん。
 
 
♡ちゃんが両手を広げると
素直になった臣くんはそのまま♡ちゃんを
ぎゅーーっと抱きしめた。
 
 
♡)よしよし…。
臣)別によしよしじゃないし!
  ……でも…久々だから
  ぎゅーはさせて。
♡)うん…♡
臣)ただいま。
♡)おかえり♡
臣)ただいま♡
♡)おかえり♡
 
 
♡ちゃんとぎゅってしながら
臣くんの表情が
どんどん幸せそうに緩んでいく。
 
 
◇)あ、あの…
  どうぞ遠慮なさらずお二人も…どうぞ。
隆♧)え?!
 
 
◇ちゃんの手が「どうぞどうぞ」って
私たちにもハグを勧めてくるけど…
 
 
隆)俺、臣と違って大人だから
  人前でイチャついたりしません。
◇)でもぎゅってしたいでしょ?
  ♧さんのこと。
隆)…っ
◇)人前ったってあたししかいないし。
隆)……
◇)いいんですよ?遠慮しなくて。
  ほらほら。
隆)……///
 
 
隆二くんは少し照れ臭そうに
私をチラッと見て、目を逸らすから…
 
私が隆二くんをぎゅっと抱きしめた。
 
 
隆)ちょ、♧…っ?///
 
 
だって、抱きしめたい。
 
隆二くんが泣いたなんて聞いたら…
我慢できないもん。
 
 
ぎゅぅぅぅぅ…。
 
 
隆)////
 
 
隆二くん…
 
隆二くん…
 
 
隆)♧…?
  ……あの…さ、
 
 
大好きな優しい声が
耳元にふわりと落ちてきた。
 
 
隆)これ以上ぎゅーしてたら
  俺いろいろ我慢できなくなるから…
  続きは家に帰ったらね?///
 
 
小さな声で囁かれて、我に返った。
 
 
♧)////
 
 
恥ずかしくなって顔を上げたら、
さっきまでハグしてた臣くんと♡ちゃんも
私を見てて、
 
 
臣)♧さんて意外と甘えんぼなんだねー
 
 
なんて、ニヤニヤしながら言われた。
 
 
♧)別に…甘えんぼでは…///
臣)いつもはお姉さんって感じだから
  なんか意外。
  そんな風に甘えたりすんだね。
  かわいーーw
♧)からかわないで…///
 
 
臣くんだって♡ちゃんに甘えてたくせにー
 
 
臣)てか◇ちゃん!
  何俺らが泣いてたとかチクってんだよ。
  あとでお仕置きだからな。
◇)お仕置き?!
臣)岩ちゃんにお仕置きしてもらう。
◇)…っ、それはご勘弁ください…。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
♧)お料理並べちゃうねー
隆)あ、俺も手伝うよ。
 
 
キッチンに向かった♧の後を追いかけた。
 
 
隆)岩ちゃんまだ終わんないのかな?
◇)あ、LINE来てた!
  もう少しで終わるってー
隆)おお、良かった。
 
 
って言いながら、
◇ちゃんは携帯見てるし。
臣は♡ちゃんとイチャついてるし。
 
よし、今だ。
 
 
……チュッ。
 
 
♧)?!!///
 
 
陰に隠れてこっそりチューしたら
 
びっくりしたように顔を上げた♧に、
もう一度…、
 
 
チュッ。
 
 
♧)////
隆)へへへw
 
 
相変わらず柔らかい唇。
ああ、早くもっとキスしたい。
 
 
隆)♧がさっきあんなことするからだよー
♧)……///
 
 
あんな可愛く抱きつかれたらさ、
たまんないじゃん。
 
 
ほんとは今日だって
大阪からへとへとで帰ってきて
やっと♧とゆっくりできるーって
イチャイチャする気満々だったのに。
 
急遽お疲れさま会やってくれるって言うから
それはそれで嬉しいんだけどさ。
 
 
隆)帰ったらいっぱいイチャイチャしようねw
 
 
少しからかうようにそう言ったら、
♧は恥ずかしそうに頬を染めて
でも嬉しそうに、こくんと頷くから…
 
 
隆)////
 
 
可愛いなぁ…なんて思って
またたまらなくなる。
 
 
隆)つーかお前はいつまで
  イチャついてんだよ!
 
 
俺がこんな我慢してるってのに
遠慮もなくいつまでも♡ちゃんに
ベタベタして!
 
 
♡)もう離してってばー!
  お料理並べたりするんだからー!
臣)やだ!もうちょっと!足りない!
♡)お腹空いてるでしょ?
臣)準備は♧さんたちがしてくれるから
  大丈夫。
隆)オイ!!
 
 
俺だってイチャつきてぇんだぞ!
ったく!
 
 
臣)離してやりたいのはやまやまなんだけど…
  この手が離れなくてさーー
♡)もう、何言ってるの!
臣)お前のせいじゃない?
  なんかさ、お前の身体って
  一回触ったら気持ち良すぎて
  手が離れなくなるんだよ。
♡)真顔でバカなこと言わないで!///
 
 
♡ちゃんが臣の手をペチッと叩いて
こっちに来た。
 
ほんとバカだなー、臣は。
 
 
隆)ねぇ、ヤバイ。全部美味しそう。
♧)あははは、ほんとー?
隆)うん。見たら余計腹減ってきた。
 
 
3人が作ってくれた料理は
どれもこれも美味しそうでイイ匂い。
 
 
隆)3人でお店とか出したら大繁盛しそう。
♧)飲食店?
隆)うん。
  あ、でもダメだ。
  この3人じゃ変な男が集まっちゃう。
♧)え?
隆)料理の腕がいい上に
  3人とも可愛いじゃん。
  危ないわ。
 
 
それから♧に言われた通りに
色々盛り付けて。
 
テーブルの準備ができた頃に
岩ちゃんがやってきた。
 
 
隆)岩ちゃんお疲れーー、って!
  なんで健ちゃんもいんの?!
健)悪いか!
岩)仕事一緒だったから。
臣)え、なになに?
  健ちゃんも来たの?
♡)臣くん重たいよぉ〜〜〜
 
 
臣は♡ちゃんにのしかかりながら
遅れてきた二人をお出迎え。
 
 
臣)今日むーこさんいないよ?
健)むーちゃんおらんかったら
  俺来たらあかんのかい!w
臣)いや、別にいいけどさw
 
 
健ちゃんは腹減った〜って言いながら
手を洗って戻ってきた。
 
 
健)うわ、めっちゃ美味そうやん!何これ!
  なんで最初っから
  俺も誘ってくれへんねん!
♧)だって今日は
  サマンサ女子のLINEで
  やりとりしてたからー
健)サマンサ女子?
◇)ふっふっふ、
  あたしが作ったグループです。
 
 
◇ちゃんがニヤリと笑って
見せてくれたLINEの画面は
確かに「サマンサ女子」って
グループ名になってる。
 
 
健)メンバーこの3人?
◇)はい。
健)俺も入れてぇや!
隆)健ちゃん女じゃないじゃん!w
臣)サマンサでもないじゃん!w
健)何やねんそうやって俺を
  のけもんにしてぇ〜〜
  3人でこんな美味そうな料理
  一人占めしようとしてぇ〜〜
岩)3人だから一人占めではないですw
健)うっさい!俺にも食わせろ!
♧)いっぱい作ったから大丈夫だよーw
 
 
それからみんなで乾杯して
男4人は料理にがっついた。
 
 
臣)健ちゃんも来るんだったら
  あとの3人にも声かけた方が
  良かったかな?
岩)一応ツアーのお疲れさま会だしねw
♡)そんな大々的な感じじゃなくて
  ひっそりやろうと思ってたんだよー
  だって打ち上げは昨日やったんでしょ?
岩)うん。
♡)だから今日はお帰りなさいって感じで
  ゆっくりご飯食べれたらなーって。
隆)そしたら健ちゃんが
  ズカズカ来ちゃったんだよ。
健)ズカズカって何やねん!
  俺も入れろ!
◇)あはははw
隆)ねぇこれおかわりある?
♧)あるよ?入れてこようか?
隆)うん!
 
 
はぁ、ほんと美味しい。幸せだー。
 
 
健)お前ほんまよぅ食うなぁ。
隆)だって美味しいんだもん。
臣)隆二はそんだけ食って太んないから
  すごいよね。
健)誰がぽっちゃりやコラ!
臣)言ってないじゃん!!w
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
やっぱり男の人がこれだけいるとすごい。
3人で作った料理も
もうほとんどなくなっちゃった。
 
 
こんな美味しそうに食べてもらえたら
作り甲斐があって気持ちいいなぁ。
 
 
臣)はぁ、食った食ったぁ〜〜
♡)わっ、ちょっと、なぁに!
 
 
臣くんは♡ちゃんを無理やり
ソファーに連れて行って座らせて、
その膝の上にぼすんと頭を乗せた。
 
 
臣)へへへw
♡)……もぉw

健)何やねんあれ。
岩)強制ひざまくら?w
健)イチャつくな!けっ!
 
臣)ここ俺んちだし!!
 
健)うっさいわボケ!!
 
臣)健ちゃんもしてもらえばいいじゃん。
  あ、彼女いなかった。
 
健)わざとやろコラ!!
 
臣)彼女もいない寂しいアラサーだった。
 
健)うっさいわボケ!!
 
 
臣くんと健ちゃんは
遠い距離で言い合いして二人で笑ってる。
 
私たちもテーブルを簡単に片付けて
ソファーに移動した。
 
 
健)ほら♡ちゃん。
  健ちゃんにも膝枕してくれてええねんで。
臣)は?するわけねぇじゃん。何言ってんの。
健)わからんやん。
  ♡ちゃんは優しいから
  俺にもしたいかもしれへんで。
臣)んなわけねぇじゃん。
健)ほら♡ちゃん。
  お菓子買うたるからこっちおいでー。
♡)私子供じゃないよ!w
岩)あはははw
 
 
岩ちゃんは笑いながらお腹をさすって
◇ちゃんの肩にこてんともたれた。
 
みんなお腹いっぱいで眠たいのかな?
って、隣の隆二くんを見たら…
 
 
♧)あ…。
 
 
やっぱり。
目がとろーんとしてる。
 
 
♧)隆二くん、眠たい?
隆)んーー……、
♧)大丈夫?
隆)……眠い。
 
 
目をシパシパさせながら
可愛く答える隆二くん。
 
 
臣)眠いんならベッド使えば?
  寝てっていいよ。
隆)あーー、ほんと?
  マジで眠いわ。
  食った後ってほんと眠いよね。
  借りるわーー。
臣)おう。
♧)え?
隆)行こ。
 
 
当たり前のように私の手を取って
立ち上がった隆二くん。
 
 
♧)え?え?
 
 
そのままゲストルームに入って
パタンとドアを閉めた。
 
 
♧)隆二くん?
  私は眠くないから大丈夫だよ?
隆)俺が一緒にいたいの。
♧)…っ
隆)すぐ起きるから一緒にいて。
♧)……うん、///
 
 
可愛く甘えられて、つい頷いちゃった。
 
 
もぞもぞベッドに上がった隆二くんに
急かすように隣をポンポン叩かれて
私もそっとベッドに上がると…
 
むぎゅぅぅ。
 
 
♧)////
 
 
隆二くんは私をめいっぱい抱きしめて
そのまま目を閉じた。
 
 
やがてすぐに聞こえてくる、安らかな寝息。
 
隆二くん、子供みたい。
可愛いな。
 
思わずクスッと笑いそうになって
隆二くんの胸に顔を埋めた。
 
 
……はぁ、久しぶりの隆二くんの匂い。
なんだか安心する。
 
スゥーーッとこの匂いを
胸いっぱいに吸い込むと
幸せな気持ちに満たされるんだ。
 
 
♧)……大好き。
 
 
ぽつり呟いたら、
眠ってるはずの隆二くんの口角が
ほんの少し上がった気がした。
 
ふふふ、可愛い♡
 
 
それからしばらく私も目を閉じて
隆二くんに抱きついてたけど…
 
私は眠くないし、
せっかくみんながいるから話したくて…
 
隆二くんを起こさないように
そーっとベッドを抜け出して、
リビングに戻った。
 
 
臣)あれ、戻ってきた。
健)やらしいことしてたんちゃうんかい。
♧)なっ、してないよ!///
臣)でもチューはしたでしょ。
♧)してない!!///
臣)うっそだぁー!
♧)ほんとに!してない!
 
 
ベッドではしてません!///
 
 
臣)……すればいいのに。
♧)えっ。
臣)俺はしたい。
♡)えっ。
臣)チューーー♡
♡)こら!離して!///
♧)……。
 
 
臣くんは酔ってるのかな…?
 
 
臣)あ、そうだ。
  岩ちゃん。◇ちゃんお仕置きしといてね。
岩)へ?お仕置き?w
臣)そう。
岩)ふーん、よくわかんないけど了解。
◇)よくわかんないのに了解すんな!w
岩)どんなお仕置きがいい?♡
◇)……。
健)岩ちゃんが言うと卑猥に聞こえるんは
  なんでやろ。
臣)いつもそういうお仕置きしてるんだよ、
  きっと。
健)なるほど。
◇)なるほどじゃなーい!///
臣)あはははw
♧)……。
 
 
お仕置きってなんだろう?
むにむにの刑とかそういうのかな?
 
 
♡)♧さん♡ ♧さん♡
♧)ん?
♡)あのね、岩ちゃんが大阪で
  ◇ちゃんのご両親に
  サプライズご挨拶したってー
  さっきその話してたのー♡
♧)サプライズご挨拶??
◇)はい。あたしは知らなくて。
  行ってみたらお父さんとお母さんがいて
  びっくり、っていう…。
♧)ええ!すごーい!
 
 
岩ちゃんはニヤッと笑って
日本酒を飲み干した。
 
 
臣)ほんと無駄にサプライズ好きだよねぇー
岩)無駄にって言わないでw
臣)いつから計画してたの?w
岩)そんな前じゃないよ?
  こいつがいきなりお見合いなんか
  させられるからさー
皆)お見合い?!!
 
 
みんなの驚きの声がハモった。
 
 
♡)◇ちゃん、お見合いしたの?!
◇)あー、うん。
  そんなお見合い〜って感じじゃないけど…
健)すごいな。ほんまにお嬢様なんやな。
◇)そんなんちゃいますって!
健)普通の女の子はなかなかお見合いなんて
  させられへんでw
◇)うちのお母さんが強引なだけです!
 
 
◇ちゃんは健ちゃんと喋ると
イントネーションが変わって
関西弁になる。
 
 
臣)どんな男だったの!イケメンだった?
岩)ちょっと!
  なんで臣さんそんな楽しそうなの!
臣)えー、だって面白いじゃんw
岩)他人事だと思って!
臣)だって他人事だもんw
岩)こらー!w
  もし♡ちゃんだったらどうすんの。
臣)え?
健)♡ちゃんがお嬢様で
  親に勝手に縁談組まれたら?w
臣)はぁ?
  んなもんぶち壊すに決まってんだろ。
岩)もーー、臣さんは野蛮だなぁ。
臣)はぁ?
岩)今後の関係性とかも踏まえて、
  波風が立たないように
  ちゃんと挨拶したんだよ、俺は。
健)もう変な男と見合いさせんなよーー
  ◇は俺のやでーー
  っていう牽制?w
臣)なるほど。
 
 
ガチャ。
 
 
♧)あ。
 
 
隆二くんが目をこすりながら起きてきた。
 
 
♧)おはよう。大丈夫?
  まだ眠そう。
隆)……なんで♧、いなくなってんの。
♧)あ、ごめんね…。
 
 
隆二くんはむすぅっとした顔で
私の隣までやってきた。
 
 
健)なぁなぁ隆二。
  ♧ちゃんがもしお嬢様で
  親に勝手に縁談組まれたらどうする?
隆)はぁ?
健)お見合いさせられたら。
隆)んなもんぶち壊すに決まってんじゃん。
 
 
臣くんと同じその回答に
みんなは大笑いして…
 
岩ちゃんは野蛮仲間だって笑って
臣くんにチョップされてる。
 
 
隆)♧。
♧)ん?
 
 
名前を呼ばれて振り向いたら、
 
 
♧)…っ
 
 
何が起きたのかわからないくらい、
一瞬で唇を塞がれた。
 
 
え…?
 
 
♧)…っ、んっ
 
 
キスされてるってわかった頃には
私はソファーに押し倒されてて…
 
 
♧)りゅっ…
 
 
名前も呼べないくらい、キスされて
隆二くんの下でもごもごしてると
健ちゃんが助けてくれた。
 
 
健)お前はいきなり何しとんねん!
隆)いった!!!
健)いきなり盛るな!
岩)隆二さんどうしたのいきなりw
臣)寝ぼけてた?w
 
 
そう聞かれた隆二くんは
ゆっくりと周りを見渡して…
 
 
隆)あれ…?
 
 
最後に私をじっと見た。
 
 
♧)////
 
 
いきなりキスされたドキドキと…
みんなの前でされた恥ずかしさで
顔が熱い。
 
 
◇)隆二さんって…
  いつもあんな強引なのかな?///
♡)す、すごかったね///
臣)ん?お前も強引にチューされたいって?
  ん〜〜〜〜♡
♡)言ってないよ!!///
 
 
隆二くんはまだぽやんとした感じで…
 
 
隆)ごめん、寝ぼけてた…。
 
 
そう言って頭を横に振った。
 
 
健)何やねんお前はw
  ガツガツ食って、食うたら眠なって
  寝て起きたら本能のままにチューして…
  って、動物か!w
隆)んー、だって…
  ♧が隣にいたらチューしたくなんじゃん…
♧)えっ…
 
 
隆二くん…
まだ寝ぼけてるのかな?///
 
 
隆)♧ー。
♧)…っ
 
 
今度はとろとろの目で私を見つめてる。
 
ど、どうしたらいいのかな…?///
 
 
岩)こらー!
  臣さんはさっきからセクハラしすぎ!w
臣)自分の彼女なんだから
  セクハラじゃねぇだろ!
♡)だからって触りすぎだよ!エッチ!///
臣)うるせぇ!触らせろー!
♡)だめぇっ!///
岩)俺たちが帰ってからにしろー!
臣)じゃあもう帰れー!
岩)ひでぇ!w
臣)俺はなぁ!一週間ぶりなの!
  やっと♡に会えたの!
健)正確には5日ぶりやろ。盛ったな。
臣)やっと会えてやっと触れたの!
健)生々しいな。
臣)もうイチャイチャしたくて
  しょーがねーの!
健)ハッキリ言うな!w
臣)そりゃ岩ちゃんは
  ◇ちゃん大阪まで来てくれてたから
  毎晩ヤリまくってただろーけど…
◇)こらー!変な言い方するなー!///
臣)でも絶対してたでしょ。
◇)……///
臣)ほらーー!!
  俺はもう爆発しそうなの!
  ずっと離れてて♡が足りなすぎんの!
  だからもうみんな帰って!
  帰んないなら
  このままイチャイチャすっから!
♡)きゃぁっ!///
 
 
♡ちゃんのスカートに手を入れた臣くんは
ほっぺをパチーンと叩かれた。
 
 
臣)何すんだよ!
♡)エッチ!///
臣)俺はもう干からびそうなんだよ!
♡)酔ってるでしょ!ばかっ!///
 
 
そんな言い合いをする二人を見て…
 
 
岩)ええと…
  臣さん酔ってるみたいだし…
  帰りましょうかw
 
 
岩ちゃんが苦笑いでそう言うと、
 
 
隆)うん。俺も早くしたいし。
 
 
あっさりそう答えた隆二くんに
みんな目が点になった。
 
 
◇)早く…したい…し?///
岩)何…を…?w
健)ナニを、やろw
♧)////
 
 
隆二くんはまだ寝ぼけてるのかな?///
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
満腹で酒も入ってる状態で
すぐに寝たせいか
しばらく頭がぼーっとしてたけど…
 
家に帰ってきたら
もうすっかり目は覚めてた。
 
 
隆)……今日ありがとね。
♧)え?
隆)お疲れさま会?開いてくれて。
♧)あ、うん!
隆)料理美味しかったし。
♧)ふふ、良かった♡
隆)ありがとう。
♧)うん♡
 
 
やっと二人になれたから
めいっぱいぎゅーしようと思って近付いたら…
 
 
♧)お風呂溜めてくるねー
 
 
♧はスルリといなくなって。
その背中を追いかけたら…
 
 
♧)あ、これ大阪の洗濯物?
  洗っちゃうねー。
 
 
……全然俺に構ってくれない。
 
 
隆)ねぇ。
♧)え?
隆)お風呂も洗濯もそんなの後でいいからさー
 
 
後ろからぎゅっと抱きしめると
やっとわかってくれたのか、
♧が俺の腕をぎゅっと掴んだ。
 
 
隆)早くこうしたかったんだから。
♧)……うん。
 
 
……はぁ、久しぶりの♧の匂い。
なんだか安心する。
 
スゥーーッとこの匂いを
胸いっぱいに吸い込むと
幸せな気持ちに満たされるんだ。
 
 
♧)もう寝ぼけてなぁい…?
隆)え?
 
 
窺うようにこっちを向いた、可愛いタレ目。
 
 
隆)めっちゃ起きてんじゃんw
♧)だって…
  さっきは寝ぼけてたから…///
隆)もう起きてるよ。
♧)そっか、良かった///
 
 
ああ、柔らかいなぁーー
気持ちいいなぁーー
 
 
♧)洗濯機だけ回しちゃってもいーい?
隆)んーー
♧)ね、
隆)んーー
♧)隆二くん、一瞬だけ。
隆)離してあげたいのはやまやまなんだけど…
  この手が離れなくてさーー
♧)!!!
隆)♧のせいじゃない?
  なんかさ、♧の身体って
  一回触ったら気持ち良すぎて
  手が離れなくなるんだよ。
♧)臣くんの真似してるー!///
隆)いや、真似っていうか…
 
 
あの時は臣バカだなーって思ったけど、
結構ほんとなんだよ、これ。
 
ほんとに気持ち良くて、離れらんない。
 
 
♧)もぉ…///
 
 
♧は諦めたように
俺の背中に腕を回した。
 
 
隆)いいじゃん。
  今はぎゅーを堪能してよ。
♧)……する///
隆)あははは♡
 
 
可愛いなぁ、もう。
 
 
隆)寂しかった…?
♧)ううん、隆二くん毎日連絡くれるし…
隆)そこは寂しかったって言ってよーー
♧)ええっ!
隆)そしたらさー
  しょうがないなぁ〜♡
  とか言ってめちゃくちゃ甘やかすのに。
♧)さ、寂しかった///
隆)しょうがないなぁ〜♡
♧)わっ///
 
 
♧を縦に抱き上げて見上げると
慌てたように俺の肩を掴んであわあわしてる。
 
 
隆)ははははw
 
 
ゆっくりおろして
また腕の中に抱きしめた。
 
……大好きだなぁ…。
 
 
♧)…あの…ね?
隆)うん?
♧)寂しかったっていうか…
  最後、観たかったな、ちゃんと。
隆)最後?
♧)うん。
 
 
♧はこくんと頷いた。
 
 
♧)隆二くんが頑張って走り抜けてきた
  ドームツアーの最後。
  ファイナル公演はやっぱり
  観に行きたかったなぁってすごく思った。
隆)……。
 
 
俺も来て欲しかったけど…
♧は仕事だから仕方ないし。
 
それに最後はちょっと泣いちゃったから
あれは見られたくなかったし。
 
 
♧)私…、隆二くんのために
  もっと何かしたい。
隆)ええ!?
 
 
今これだけしてくれてるのに!?
 
 
隆)なんで??
 
 
十分すぎるほどだよ。
 
 
♧)だって…
  隆二くんが辛い時とか…
  大変な時とか…
  私ちゃんと気付いてあげられてるの
  かなって…
隆)……。
 
 
それは…
俺が隠してるのもあるけど…
 
男のプライドっていうか
情けない姿は見せたくないし。
 
 
隆)♧は十分すぎるほどしてくれてるよ?
♧)え?
隆)言ってるじゃん、いつも。
  俺ほんとに感謝してるんだって。
 
 
ありがとうって
何度伝えても足りないくらい。
 
 
隆)俺の喉のこととか考えて
  いろいろ労ってくれるし…
  料理の栄養バランスだって
  考えてくれてるし…
  他にもいろいろ!いっぱい!
  ♧は俺のためにしてくれてるよ!
♧)…っ
隆)でもさ、♧がしてくれてることには全部
  感謝でいっぱいだけど…
  何かしてくれてるから好きとか
  そういうんじゃなくて…
♧)……
隆)俺のことわかろうとしてくれたり
  気持ちに寄り添おうとしてくれたり
  そういうのが嬉しいっていうか…
♧)……
隆)そばにいてくれるだけで、嬉しい。
♧)…っ
 
 
ただ、それだけなんだ。
 
 
隆)♧がそばにいてくれるだけで
  力になるから。嬉しいから。
♧)……うん…。
 
 
ぎゅっと抱きしめた腕の中。
 
 
隆♧)ありがとう。
 
 
二人の声が重なった。
 
 
隆♧)…っ
 
 
思わず目を合わせて、二人で笑う。
 
 
隆)へへへ///
♧)ふふ…っ
 
 
そう。
 
こうして笑ってくれるだけで
パワーになるんだよ、♧は。
 
 
♧)隆二くん、大好き///
隆)俺も大好き♡
 
 
………ああ〜〜〜
ダメだ、もう。
 
我慢できないや。
 
 
♧)っ…、んんっ///
 
 
こっちに向かせた唇を勢いよく塞いで
そのまま何度もキスを重ねる。
 
 
重ねるほど、愛しくなって、夢中になって。
 
 
隆)……ごめん、我慢できない。
 
 
服の隙間から♧の素肌に手を伸ばせば…
ダメだよって止められるかなって思ったのに。
 
 
♧)……私…も、///
 
 
可愛いタレ目がうるうると俺を見つめてて…
 
 
隆)////
 
 
当たり前だけど、歯止めが効かなくなった。
 
 
そう。
好きなんだよ、こんなに。
 
 
だから…
こうして触れ合えるだけで
幸せで仕方ないんだ。
 
こんな時間が全部、俺のパワーになるから。
 
 
だから今日も。
 
めいっぱい♧のぬくもりを感じさせて。
 
 
 
 
 
 
ーendー

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  1. きよママ より:

    マイコさんのstoryに出会ったのが、一昨年の冬。
    自分の事そっちのけの毎日を過ごしていて、干からびてました。
    このstoryを読み始めて、心がポッとして、潤いが戻って来た(///∇///)
    本当にありがとう。
    いつも楽しみにしています☆
    お体に気をつけて、無理のない様にして下さいね~♪

    • マイコ より:

      きよママさん(´;ω;`)ブワッ
      嬉しいお言葉を…ありがとうございます!!
      これからもどうぞよろしくですー!!♡♡

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