♡)臣くん、大好きだよっ!
私と結婚してくださいっ!!
臣)え〜〜〜どうしよっかなぁ〜〜〜
♡)えっ…
臣)お前バツイチだしなぁ…
♡)…っ
そう言われて私がしょんぼり俯くと、
頭の上から「ははっ」って笑い声が聞こえた。
臣)嘘だよ、うーそw
結婚しよう、♡。
♡)…っ
その言葉に顔を上げたら…
臣)愛してるよ。
優しくとろけそうに微笑む臣くんは
もう白いタキシードを着てた。
♡)いつ着替えたの!?
臣)はー?何言ってんのお前は。
今日は俺たちの結婚式だろー?
♡)えっ…
臣)お前だって、ほら。
♡)!!!
わ、わ、私も…
ウエディングドレス着てる!!!
臣)綺麗だよ、♡。
世界一、綺麗。
♡)////
臣くんは嬉しそうに
私のほっぺにチュッとキスをした。
♡)……大好き///
臣)知ってるw
♡)すっごくすっごく大好き///
臣)俺もだよ。
♡)ぎゅって…してもいい?
臣)ほら、w
笑いながら両手を広げてくれた臣くんの胸に
思いきり飛び込んだ。
大好き。
大好き。
大好き。
♡)臣くん、愛してる///
ぎゅぅぅ…
ぎゅぅぅ…
………ん?
あれ…?
ぎゅぅぅ…
臣)……スー…、スー…、
♡)!!!
目を開けると、
ドアップの臣くんの寝顔が目の前にあった。
……夢だったみたい。
♡)////
昨日、プロポーズしたからかな。
夢で結婚式してた。
臣くん、白いタキシード…
すっごくすっごくステキだった///
♡)……うう…
……ぎゅむ…っ
臣くんの首元に潜り込んで
めいっぱい抱きついた。
大好きだよぅ…。
ここに帰ってこれて、本当に良かった。
この幸せを、ちゃんとちゃんと…
大事にしよう。
臣くん、ありがとう。大好きだよ。
……ちゅ。
♡)……///
こっそり臣くんの首にチューしたら
もっともっと大好きが溢れてきちゃった。
どうしよう。
……ちゅ。
♡)////
……もっと…したい。
♡)ううう…///
すりすり…
ぎゅむぎゅむ…
ちゅぅぅ……
臣)……ふはっ…w
♡)!!!
臣くん?!
今、笑った!?
♡)起きてるの!?
臣)こんなんされたら起きるわ!w
♡)…っ
どうしよう。
こっそりしてたつもりだったのに。
♡)起きてるなら起きてるって言って。
恥ずかしいんだから///
臣)だって…w
なんか可愛いことしてんなーって…
寝たフリしてたw
♡)////
とっても恥ずかしいです。
臣)なーに。
俺のこと好きで好きで
仕方なくなっちゃったのぉー?
♡)…っ///
お見通しみたいで更に恥ずかしいです。
臣)んっとに…もう…w
♡)わっ///
臣くんは嬉しそうに笑って
私をぎゅっと抱き寄せてくれた。
臣)朝からいっぱい彼女に
チューされちゃったーw
♡)ごめんなさい…///
臣)なんで?大歓迎。
♡)きゃっ///
臣くんがいきなり私の首元に潜り込んできて…
チュッ。
♡)////
チュッ。
♡)えっ…、///
チュッ。
♡)えと…、あの…、///
チュッ。
♡)臣くん!?///
なんかいっぱいチューされてる!!
臣)なんだよ。
♡)どうしたの…?急に…///
臣)俺もお前が好きで好きで仕方ないから。
お返し。
♡)////
嬉しくてキュンが爆発しちゃう。
♡)両想いみたい…///
臣)「みたい」じゃなくて両想いだろ!
何言ってんだお前は!w
♡)…っ
だって…
臣くんと元に戻れて
本当に本当に嬉しいんだもん…。
臣)それともまた俺に片想いさせる気ー?w
♡)えっ…
臣)ま、それでもいいけどね。
♡)ええ!?
臣)絶対振り向かせるもん、お前のこと。
♡)…っ
臣くんはニヤッと笑って
私の頭をくしゃっと撫でた。
臣)何度だって好きにさせるから。
♡)////
臣)それくらい男磨くから。
♡)////
なんか…
臣くんがカッコ良すぎて…
クラクラする。
♡)わ、わ、わたしもっ!!///
臣)ん?何が?
♡)片想いに戻っちゃったって
絶対絶対頑張るよ!
臣)わはははw
♡)臣くんに振り向いてもらえるまで
絶対諦めないもんっ!
臣)なーんだよ、それw
あ、またわしゃわしゃされてる。
臣)お前が片想いになる日なんて
来るわけねぇだろ、一生w
♡)えっ
臣)俺がお前を好きじゃなくなる日なんて
一生来ないんだから。
♡)…っ、///
えっと、えっと、じゃあ!
例えば臣くんが記憶喪失とかになっても!
臣)へ!?w
♡)私のこと忘れちゃったとしても!
それでも私は一から頑張るもん!
臣くんのこと絶対振り向かせるからねっ!
臣)あはははw
臣くんは困ったように笑いながら
また私を腕の中に閉じ込めた。
臣)もし俺がお前のこと忘れても、
お前に会ったら絶対また惚れるもん。
残念でしたーーw
♡)……///
臣)それくらい俺はお前のことが
好きなのーーー。
♡)////
きゅん…きゅん…きゅん…
臣)何度出逢ったって恋するよ。
自信ある。
♡)…っ
臣)俺が好きになる女は、絶対。お前だけ。
♡)////
きゅん…きゅん…きゅん…!!!
臣)ぬああっ!く、苦しい!ちょっと!w
♡)ううう!!///
臣)わかった!わかったから!w
♡)ううう!!///
臣)落ち着きなさい!!w
落ち着けないもん!
大好きが爆発してるんだもん!
臣)イノシシが炸裂してる…w
♡)ううう!!///
臣)俺いつか圧死するんじゃないかな…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ア)オハヨウ!!
エ)今日は晴レタデ!!
アーサーとエイミーは今日も朝から
元気いっぱい。
臣)これなら鏡張り、見れる?
ア)見れる見れる!
エ)綺麗に見れるヨ!
♡)やったぁーーー!♡♡
ア)写真もいっぱい撮ろう!
♡)うんっ!!♡♡
♡が嬉しそうに笑ってて…
その笑顔が可愛すぎて、抱きしめたくなる。
臣)良かったな。
♡)うんっ!楽しみだねっ♡♡
臣)うんw
それから4人で朝食を取って
いざ、再び塩湖へ出発!
ジープに乗り込んでしばらく進むと…
臣)うおおお!すっげぇ!!
もう綺麗!もう綺麗!
ア)アハハハ、もう少し進むよーw
エ)コノ先の方がもっと綺麗ヤカラ!w
♡)すごーい!すごーい!!
窓から見える絶景に、
俺と♡はもう大はしゃぎ。
エ)ヨーシ、このへんでええカナ〜〜
ア)うん、イイネ!
臣)降りていいのっ!?
ア)イイヨーー!
♡)やった〜〜!!♡
俺たちはすぐに車から飛び降りて。
見渡す景色は360度、青空。
臣)マジですごすぎる…なんだこれ…!!
♡)空に浮いてるみたい!!
臣)ほんとに!飛んでるみたい!!
♡)ねっ!!
こんなすごい場所に、来れて良かった。
本当に圧巻。
エ)二人トモ写真撮ったるで〜〜!♪
♡)わーーいっ!♡
自分たちでも撮りまくってるけど
アーサーとエイミーはそんな俺たちも
撮ってくれてる。
ア)ココではトリックアートを撮るのが
面白いんダヨ。
臣)そうなの?!
ア)ほら、こんなのとか。こんなのとか。
♡)わ、何これー!すごい!
私たちも撮りたいっ!
エ)エエで〜〜w
オミとやったらエエわw
♡)臣くんやろうっ!♡
臣)うんw
それから俺たちは面白い写真をいっぱい撮って
ゲラゲラ笑って。
夢中で遊んでたら
あっという間に昼になってて
「今日はこの絶景の中でランチしよう!」
って、アーサーとエイミーが
テーブルを広げてくれた。
臣)ここで食べんの?!すげぇ!
エ)特別ランチやでー♡
♡)なんか贅沢だーー♡
ア)普通に食べるヨリ
美味しく感じるデショ?w
臣)あはははw
見渡す限りの青空の中で
4人で食べたランチは、最高だった。
♡)はぁ、幸せ♡♡
♡は本当に嬉しそうで…
そんな♡の笑顔を見られる俺は
それだけで幸せ。
ラパスに向かう帰りの飛行機は
来た時と違って晴れてるから
窓からもウユニ塩湖が拝めて。
空から見る塩湖もめちゃくちゃ綺麗だった。
ア)今日が最後ダカラねー
思う存分楽しんで!
♡)うんっ!お土産いっぱい買うー!♡
臣)そうだなw
エ)夜はロープウェイで夜景見に行こな♪
♡)行くーーっ!♡
標高にも慣れてきた俺たちは
初日に比べるとだいぶ元気。
カラフルな街並みを行ったり来たりしながら
日本へのお土産を物色中。
♡)これすっごく柔らかくて気持ちイイ!
臣)うわ、ほんとだ。
肌触りがすげぇ滑らか。
ア)ソレはアルパカ製品ダネ、
お土産に人気ダヨ!
臣♡)アルパカ!?
俺たちは思わず声を揃えた。
エ)アルパカはカシミヤより保温性も高くて
滑らかナンヤデ〜
♡)うん!すっごく気持ちいいもんっ!
よし、女子のお土産はこれにしようっ!♡
臣)いいねいいねー。
俺もメンバーはこれにしよっかなー。
臣)こっちの布は何?
すげぇ派手だけど。
ア)それはアグアヨ。
色鮮やかな柄が特徴ナンダヨ。
臣)ふーん…。
ELLYはこっちにしようかな。
なんか似合いそうだし。
あ、でも!
ボリビアワインもいいな!
臣)これは何?
ア)ソレは、シンガニ。
ボリビアのブランデーだよ。
お祭りごとでよく飲まれるお酒ナンダ。
臣)へぇぇ…
こっちも美味しそう…。
エ)あとはヤッパリ、ウユニ塩湖の
塩製品はお土産に人気ヤデ。
臣)どれー?
エ)塩チョコとかバスソルトとか。
♡)わぁ!いいねっ♡
どうしよう!
ありすぎて決められないよぉ〜〜
臣)ほんと迷う!w
とりあえず買ってく人を整理しよう。
♡)うん!
臣)俺はメンバーとー、仲良いスタッフとー、
TAKAHIROさんとー、あ、GLAYも!
♡)GLAY!
そっか、海鮮パーティーあるもんね!
じゃあGLAYの皆さんにも
買っていかなくっちゃ!
臣)だよね。
あとは家族とー、賢司たちくらいかな?
♡)EXILEは??
臣)うーん、EXILEは全員じゃなくていいかな。
♡)私は家族とー、
いつもの女子メンバーとー、その彼氏とー、
……あ、蒼くんにも買おうかな…。
臣)えっ!!
今ぼそっとなんて言った!?
臣)蒼ってあのクソガキでしょ?
なんで?
♡)蒼くん…そんなに悪い子じゃないんだよ。
臣)!!!
早速…
早速ほだされてるよこの子!!
「弱ってる時に優しくされると
無意識で心許しがちだからね、人間って。」
直己さんの言ってた通りぢゃん!
臣)ダメだダメダメ。お土産なんかやって
無駄に期待したらどーすんだよ。
いらんいらん。
♡)でも…、お世話になったし
やっぱり買ってく。
臣)!!!
ヨーグルト一つで何言ってんだーー!!
♡)蒼くんもアルパカでいーやー!
……はぁ。
「あの子多分ほっといたら
すぐ男が寄ってきちゃうよ。」
ほんとその通りで。
だから目が離せないんだよ、俺は。
ぎゅむ。
♡)えっ、どうしたの、こんな所で///
臣)……。
ほんと閉じ込めておきたい、
この腕の中に。
臣)お土産…さ、
ハルくんとアキさんにも
買わなきゃじゃん。
♡)あっ!そーだ!一番大事!
この旅行は全部二人のおかげだから。
臣)帰ったらお礼言わなきゃな。
俺からも挨拶させて。
♡)うんっ!!
♡は嬉しそうに頷いた。
いよいよハルくんとご対面の時が
やってくるわけだ。
でも平気。
ちゃんと♡と仲直りできたから。
元に戻れたから。
いや、元に戻れたってより…
前より絆が深くなった気だってする。
♡)臣くんっ♡
俺にはこの笑顔があるから
いつだって無敵でいられる。
臣)どうしたw
♡)えへへ、くっつきたくなった♡
臣)こんなとこでぇ?w
♡)だって誰も見てないもんっ♡
♡が可愛く俺の腕に絡みついてきて
嬉しくてニヤける。
エ)私らが見てるで。
♡)ひゃっ!
エ)イチャイチャしよって〜〜
私らももう遠慮センカラナ〜!
ア)ワッ!w
エイミーもアーサーの腕を掴んで
俺たちに当て付けるように
イチャイチャし始めた。
臣)遠慮してたの!?w
エ)セヤデ〜〜
一応、お仕事中やしな〜思って。
臣)全然いいよw
二人ともいつも通りでいてよ。
ア)じゃあ…
チュッ。
エ)////
ア)お言葉に甘えて、
コチラもいつも通りいきますw
♡)チューしたー♡
臣)エイミー照れてるじゃん!w
エ)別に照れてへんわ!///
臣)あははは、可愛いw
♡)ラブラブだーー♡
アーサーはクスッと笑って
もう一度エイミーの頬にキスをした。
エ)ほ、ほら!お土産選ぶんヤロ!///
ア)あはははw
♡)ハルくんとアキさん…
アルパカどうかなぁ…
臣)お前はなんでもアルパカじゃん!w
♡)だって本当に気持ちいいんだもん!
使ってほしい!これ!
臣)じゃあアルパカ以外にも
なんか買ってこうぜ。
♡)あ、このピアス、アキさん似合いそう♡
臣)アクセサリーか。
♡)あ、でも…折角だから
二人でペアで使えるような物がいいかな?
臣)ああ、なるほど。
♡)何かペアのもの〜〜
♡が店の中をキョロキョロ見渡すと
アーサーが不思議そうに笑った。
ア)姉弟でペアのもの使うの?w
♡)え?
ア)別にペアじゃなくてもいいんじゃない?
♡)きょう…だい…?
ア)うん。ハルとアキの探してるんでしょ?
♡)え…、ハルくんと…アキさん…
……え?きょう…だい…なの?
ア)えっ!
エ)ハルのお父さんとアキのお母さんが
再婚シタカラ…
一応お姉ちゃんと弟ヤロ??
♡)再婚!??
臣)…っ
初めて聞く情報に♡は目を丸くしてて…
俺も正直、動揺してる。
エ)まぁむっちゃ仲エエから
お揃いでもエエかもしれんケドw
ア)このへんとかドウカナ?
ハルが好きそうなデザイン。
エ)ああ、ほんまや!
♡)……。
臣)……。
♡が呆然としてる。ヤバイ。
なんか言った方がいいかな…?
♡)お父さんが再婚してたなんて…
全然知らなかった…。
♡がぼそっと呟いた。
♡)ハルくんと…アキさん…
戸籍上は姉弟だけど…
付き合ってるってことなんだよね…?
臣)えっ…
♡)なんか複雑そうだね…。
臣)……。
付き合ってないと思いますけど…
とは言えない。
まだ信じてるのね、それ。
臣)まぁ血が繋がってなけりゃ結婚できるし
いいんじゃない?
♡)そっか、…そうだよね。
ハルくんが本当はアキさんと付き合ってなくて
本当は自分のことが好きなんだって
そんなことに♡が気付いた日には
相当面倒くさいことになりそうだから
今は知らないふり。
今は、ってゆーか…
ハルくんは多分、♡には言わないんだろうな、
自分の気持ち。
♡のことを本当に大事に思ってて
♡の幸せを願ってるからこそ
♡を困らせたりその笑顔を壊すようなことは
絶対しないと思う。
ただし…
俺と♡に何か問題が起きて…
俺と一緒にいることが
♡の幸せじゃなくなるような時がもしも来たら
その時は容赦無く動いてくると思う。
つまり俺は、いつでも見張られてるような
もんなんだ。
でも、それでもいい。
そんな時は絶対に来ないし、来させない。
俺は♡を一生手放さないし
俺の人生かけて、
絶対最後まで幸せにするから。
♡)どう…したの…?
臣)え?
♡)なんか…臣くんがじっと見てるから…
臣)ああ、ごめんw
♡)ううん、なんかドキドキしちゃった///
臣)へ?!w
♡)なんかね、
熱い想いを感じちゃった、勝手に。
えへへ///
臣)それねぇ…、
♡)きゃっ///
臣)正解w
♡)////
♡をグイッと抱き寄せて
こめかみに小さく口付けた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お土産を一通り買い終えたら
荷物がすごいことになっちゃって
一度ホテルに戻ってから
夕食に出かけた。
♡)わぁっ!サクサクで美味しい!♡
このピザ、何が乗ってるの!?
ア)キヌアだよ。
♡)キヌア…?
エ)スーパー穀物やで。
栄養価めっちゃ高くて世界で人気ヤネン。
♡)そうなの!?すごーい!
臣)初めて食べたー。
ア)ボリビアとペルーでタクサン取れるんだ。
臣)へぇぇ!
♡)このステーキは?
もぐもぐ…なんかラムみたい。
ア)ソレはリャマだよ。
臣)リャマ??
エ)ラクダの仲間みたいなモンや!
臣)ラクダ!!
臣くんは目を丸くしながら
恐る恐るそれを口に運んだ。
臣)……ああ、確かにラムっぽい。
♡)ねっ!
臣)俺こっちの方が好きだな。
これ何?
ア)そっちはピケマチョ。牛肉の炒め物だよ。
♡)うふふ♡ 全部美味しい〜〜♡
お腹いっぱいになった後は
夜景を見にロープウェイに向かった。
♡)わぁ、ロープウェイまでカラフルだ!
臣)ほんとだ、すげぇw
ア)このロープウェイは
テレフェリコっていって
一昨年、開通したばかりナンダヨ。
♡)新しいんだ!
早速4人で乗り込むと…
ゴンドラは市街地の上を
グングン進んでいって。
臣)すげぇ!こんなスレスレのとこ通るの!?
エ)せやで〜w
♡)こんなの初めてー♪
ア)もう少し行くとモット夜景が綺麗ダヨ。
建物の真上を通るゴンドラは
今にもぶつかっちゃいそうで、
臨場感がすごい。
アーサーの言う通り、上の方に行くと
夜の明かりがキラキラ綺麗で…
♡)わぁ!すごいっ!///
臣)おおおおっ!!
ゴンドラを降りて見渡す景色は
本当に素敵だった。
♡)宝石箱みたい…///
臣)めちゃくちゃ綺麗だな…。
♡)うん…っ!
臣くんと手を繋ぎながら
夜景の凄さに息を飲む。
エ)コレは絶対見せたかってん!
ア)うんうん!
♡)ありがとうっ!
臣)これは見れて良かった、マジで。
♡)うんっ!!
ウユニ塩湖もそうだったけど、
いくら写真に撮っても、
実物の目の前の景色の方がすごすぎて…
これをそのまま写真に出来ないことが
すごく悔しい。
みんなにも見せてあげたいのになぁ…。
パパもきっと…
いつもこんな気持ちだったのかな?
臣)いや〜〜〜
あっという間だったけど
ほんっと楽しかった。
♡)うんっ!!
帰りの車の中、
臣くんは満足そうに笑って大きな伸びをした。
ア)南米はマダマダ見所がアルからね!
またイツデモおいでよ!
臣)あと何あるの?
ア)マチュピチュにナスカの地上絵に…
♡)わぁ!どっちも見たいやつー!
エ)アルゼンチンの大氷河もスゴイし
チリの火星みたいな砂漠も
オススメやで〜〜
♡)わぁ!わぁ!
ア)イグアスの滝もイイヨネ。
エ)うんうん。
あとはマーブルカテドラルも。
♡)マーブル…カテ…?
エ)カテドラル。
青色に輝く大理石の洞窟ヤデ。
臣)何それ!すっげぇ!行きたい!
♡)行きたーーいっ!!
まだまだ行ったことない場所がたくさんある。
全部全部行きたいな。
いつか臣くんと一緒に。
臣)二人で絶対制覇しよっw
♡)えっ
臣)生きてるうちに。いっぱい行くぞ!
♡)……うんっ!!
同じこと思ってたのが嬉しくて、
私は思わず臣くんに抱きついた。
エ)あーー、後ろでまーたイチャついとるわw
ア)ホテル戻ったら好きなダケ
イチャついていいカラw
エ)身体ももう慣れたヤロ?
少しくらい激しい運動も
もう出来るんチャウ?w
♡)激しい…
臣)運動…
♡)……。
臣)……。
私たちは思わず目を見合わせて、
すぐにパッと逸らした。
♡)////
臣)////
エイミーが変なこと言うから…
なんか…意識しちゃう…。
それからホテルに到着して。
お土産を整理して、帰りの荷物をまとめて。
臣くんと交代でシャワーを浴びて…。
♡)……あっ。
すごい。
窓からもこんなに綺麗な夜景が見えるんだ!
臣)は〜〜、サッパリした。
♡)ね、臣くん、見て見て!!
臣)ん?
♡)窓の外!!
臣)ああ、夜景でしょ?綺麗だよね〜〜
♡)えっ…知ってたの…?
臣)うん、初日に気付いた。
♡)……。
臣)あ、ふくれた。
♡)むぅ…。
臣くんも喜ぶかなって思ったのに。
臣)えーー!うっそ!知らなかった!
すげぇじゃん!
♡)…っ
臣)めっちゃ綺麗〜〜!!
臣くんがやり直してくれた。
♡)えへへ、綺麗だよね♡
臣)うん!すごい!
♡)えへへへ♡
臣くんってば…可愛い。
♡)大好き♡♡
むぎゅ♡
臣)なんだよぉ〜〜〜w
♡)大好きなんだもーん♡
臣)俺も大好き♡
♡)えへへへ♡
二人でいっぱいぎゅむぎゅむして
すっごく幸せ。
♡)明日には帰るのかぁ…
ほんとあっという間だったね。
臣)うん。でもすげぇ濃密だった。
♡)うん!色んなものたくさん見れたもんね!
臣)うん!アーサーとエイミーのおかげだな。
♡)ほんとだね♡
ピロピロ♪ピロピロ♪
臣)ん?……げっ!!
♡)え?
LINEの音が鳴って携帯を手に取った臣くんは
思いきり顔を歪めた。
臣)橘だ…。
♡)どうして「げっ」なの…??
臣)え?……あ、そっか!あああ!!!
♡)ん?
臣くんはハッとしたように私の顔を見て、
ベッドに腰かけるとその隣に私を呼んだ。
♡)どうしたの…?
臣)実は…お前に話しとかなきゃ
いけないことが…。
♡)なぁに…?
臣)……実は…、さ、、
臣くんは深いため息を吐いて、
橘さんがしでかしたことを話してくれた。
♡)何それ!!!
信じられない!!!
臣)なー?頭おかしいよなー?
♡)…っ、臣くん、大丈夫だったの?
臣)だから俺は逃げたって…
♡)そうだけど!
それでも…心の傷になってないかなって…
臣)心の傷!?w
♡)うん…っ
臣)傷にはなってねーよ。
気持ちわりーな、マジでうぜーな、
ってくらいで。
♡)そっか、良かった…。
だって…一緒に働く仲間なのに…
いきなりそんなことされるなんて
ショックだったと思うから…
♡)橘さん…本当に臣くんのことが
好きなのかな…
臣)知らね。
本当に好きだったら…
好きな人をそんな風に困らせること
したりするだろうか…。
臣)あいつほんと日本語も通じないから…
一般常識に当てはめようとしない方が
いいよ。
♡)でも…、臣くんがそんなことされて
私、黙ってられない!!
臣)ええっ…
♡)闘う!!!
臣)どええ!??
私が作った握り拳を、
臣くんは慌てたように押さえ込んだ。
臣)ダメダメ!あいつほんと狂ってんだから!
お前が何されるかわかんないじゃん!
♡)大丈夫だよ!負けないもん!
とにかく帰国したら直接話す!
臣)えええ!?
♡)臣くんに変なことしないで!
迷惑かけないで!って。
臣)だからそんな話も通じる相手じゃ
ないんだって!
♡)…っ
臣)変に挑発してお前が刺されたりしたら
どうすんだよ!
♡)えっ…
臣)それくらい頭おかしいんだから…
頼むからお前は何もしないで!
♡)…っ
臣)お前に何かあったら俺ほんと
生きていけない。
ほんとに刺されでもしたら
俺普通に橘殺すと思う。
♡)ちょっと!物騒だよ!!
臣)いや、ほんと…それくらいってこと。
♡)…っ
そんなに…変な人なの…?橘さん…。
♡)はっ、それでなんて来たの?橘さんから!
LINE来たんでしょ?
臣)……うん、これ。
臣くんは画面ごと見せてくれた。
『登坂さん、明日帰国ですよね?
旅行いかがですか?
ボリビアは標高が高いそうなので
体調が心配です。
登坂さんに会えるのを楽しみに
日本で待ってますね😊』
♡)なんか…怖い…。
臣)怖すぎだよ。
本当に大丈夫なのかな。
♡)岩ちゃんも心配だよぅ…。
臣)まぁ…岩ちゃんなら賢いし…
◇ちゃんも頼りになりそうだし…
あの二人なら上手く
対処できるんじゃないかな。
♡)そっか…大丈夫かなぁ…。
私も直接ちゃんと話したいけど…
臣くんがそこまでダメって言うなら
何も出来ないし…
♡)臣くん…本当に大変だったね…。
私…全然知らなくて…ごめんね…?
臣)んーー、……癒して。
♡)よしよし…。
臣くんが可愛く両手を広げるから
私はぎゅっとその身体を抱きしめて
臣くんの頭をなでなでした。
♡)臣くんは絶対私が守るからねっ!
臣)ふは、ありがとう…w
♡)わっ…///
臣くんが可愛く甘えるように
むぎゅーって抱きついてきた。
♡)……絶対絶対、守るもん…///
臣)ありがと…w
臣くん…可愛い。
大好き…。
臣)癒される…。
♡)えっ…
臣)ほんと…俺の癒し、お前は…。
♡)////
きゅん…きゅん…
臣)ありがとう、♡。
♡)…っ
臣)大好きだよ…。
♡)////
きゅん…きゅん…
♡)臣くん…っ
臣)ん…?
♡)もっとちゃんとぎゅってしたい!///
臣)え?
♡)横からじゃなくて…
臣)ああ、正面がいいの?
じゃあおいで、ほら。
♡)…っ
臣くんがベッドに上がって
ヘッドボードにもたれたから…
私は臣くんに飛び乗って抱っこしてもらった。
♡)えへへ…ぎゅぅぅ♡♡
臣)満足ですか?w
♡)うんっ!!
この方がめいっぱいぎゅって出来るもんっ!
♡)臣くん、だぁいすき///
臣)ありがとw
♡)いっぱいいっぱい大好き///
臣)うん。
こうしてくっついてるだけで
癒されて、満たされるの。
私も一緒なんだよ…?
………ちぅ。
臣)ん?
臣くんの首筋に鼻を埋めてたら
そのままチューしたくなって…
ちぅ……。
臣)何してんだコラ///
♡)////
だって…
大好きなんだもん。
臣)何そのちっちゃいチューw
♡)こっそりしてるんだもん///
臣)バレとるがな!w
臣くんは笑いながら
私のほっぺをぷにぷにしてる。
臣)そんな可愛いチューして。
♡)……///
臣くんの目が、すごく優しい。
♡)……だいすき…///
臣)////
どうしよう…
気持ちがあふれてくる。
……じっと…見つめ合って…、、
臣)ん…、
臣くんの綺麗な鼻筋が…
少しだけ、傾いた。
♡)…っ
それに促されるように目を閉じたら…
……kiss…、
そっと重なった、二人の唇。
♡)……。
臣)……。
一度触れたら、もっと欲しくなる。
お互いにそう思ってるのが、
視線だけで伝わるから…
♡)////
臣)////
もう一度…目を閉じて。
吸い込まれるように、キスをした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
♡)……は…ぁ…、///
臣)////
何度か唇を合わせて
優しく触れ合うと…
♡はうっとりと瞳を潤ませて、俺を見つめる。
俺の理性を奪う、この瞳。
♡)////
まだ欲しそうに、少しだけ唇を開いて…
俺を誘うような、甘い色香。
臣)……ん、
そっと舌を絡ませれば
またそのまま、キスが深まって…。
甘い幸せに、とろけそうになる。
臣)……は、ぁ///
♡)////
ああ、♡の顔ももう…とろけてる。
♡)す…き…、///
臣)////
俺のこと…欲しそうに…
可愛く甘えた声で、そんなこと言って。
臣)俺も…すげぇ好き///
♡)////
♡をとことん甘やかすような自分の声にも、
びっくりする。
でも…
臣)好きだよ…///
好きなんだ、こんなに。
だから勝手にこんな声になるんだよ…。
♡)ん…、///
臣)…っ
♡が甘い吐息を漏らして
俺の首筋にまた潜り込んできた。
臣)////
どくん…どくん…どくん…
いい…のかな…?
♡)大好…き…///
臣)////
これってやっぱり、そういう意味?
♡も…待ってる…?
♡)臣くん…、///
あああああああッッ!
もう!可愛い!!
そんな甘えた声ばっか出して!!
完全に俺のこと誘ってるだろ!///
もう我慢出来ないからな!!
身体だって…お互いもう平気だろうし…
一応…優しくはするけど…
もう、絶対無理。
これ以上我慢出来ない!!
♡)あ…、っ
♡のガウンの隙間から手を差し込んで…
♡)ん、っ///
そっとその紐を解こうとしたら…
♡)ま、待って///
臣)え…?
その手をぎゅっと止められた。
♡)……これ以上は…ダメ、///
臣)えっ…
嘘…っ
なんで!?
♡)ごめん…ね…?///
臣)…っ
やっぱり…まだ俺のこと怖いとか?
触られたら思い出しちゃった、とか?
でも…
こんなに甘い空気だったのに…
それでもダメなの?!
♡)さっきね、生理になっちゃったの///
臣)……。
生…理…、、?
臣)ええええ!!!
生理!?
うそ!!なんで?!
そう言えばもうそんな時期?!
うそーーー!!!
♡)ごめんね?///
臣)…っ
申し訳なさそうに
小首を傾げて甘えてくるのも
すげぇ可愛い…。
臣)俺のこと…怖い…?
♡)えっ、どうして?!
臣)あんなこと…したから。
♡)…っ、怖くないよ!!
臣)……ほんと?
♡)うん!ほんとに生理なの!
怖いからとかじゃないよ!
臣)…っ
それなら良かった。
臣)ほんとに…ごめんね…。
♡)もういいのっ!謝らないで!
臣)トラウマとかになったら…
♡)なってないよ!平気だよ!
だって私また臣くんとHしたいもんっ!
臣)え?
♡)今だって…
…ほんとは…、その…、えっと…///
臣)…っ
♡)すっごく…したかったもん…///
臣)////
かっっっっっっっわいい…
何これ何これ。
♡)またいっぱい…臣くんと…したいよ?///
♡は甘えるように俺の首に腕を回して…
♡)帰ったら…してね///
可愛く抱きついてきて、俺の耳にキスをした。
臣)////
バクバクバク…
♡が可愛すぎて、嬉しすぎて、
心臓がうるさいし…
大暴れしてる息子は一体どうしたら…
臣)ほんとに…したいの…?俺と…。
♡)……(こくん)///
臣)いっぱい…?
♡)(こくん)///
臣)////
可愛い。泣きそう。
臣)じゃあ帰ったらほんとに抱くからな。
♡)……(こくん)///
臣)やだって言っても離してやんないからな。
♡)(こくん)///
♡は嬉しそうに
また俺にぎゅっとしがみついてきた。
♡)離さないで、///
臣)////
……………ああ、もう。
その時には俺、すごいことになってるかも。
♡が泣いてもやめてやれない。
♡が壊れても、朝まで抱き続けるかも…。
♡)早く…くっつきたい…///
臣)え…?
♡)中までいっぱい…くっつきたい///
臣)////
なんつーどエロいことを言い出すんだ!?
♡)臣くんで…いっぱいになりたい///
臣)////
そんな甘えた声で
可愛いことばっかり耳打ちするなーー!///
♡)わっ!
俺がガバッと身体を離すと、
♡はきょとんとした顔で俺を見てる。
臣)俺今、死ぬほど我慢してんだから…
興奮することばっか言わないで///
♡)えっ///
♡は恥ずかしそうに俯いた後、
もじもじとまた視線を上げて、俺を見た。
♡)……私も…我慢してるから…
もう一回…チューだけしたいな…///
臣)////
はいはいはい。
仰せのままに。
可愛いお姫様のおねだりですから
逆らえるわけがないんですよ。
臣)♡…、
♡)////
……それから俺たちは、何度も何度も…。
とろけるくらいに、キスに溺れて。
繰り返し、感じ合った。
こんなに、想い合ってること。
愛し合ってること。
身体で伝えられない分、
キスで送り込むように、繰り返し、何度も。
柔らかい唇は、甘くて…優しくて…
この幸せな時間に、泣きそうになる。
愛してるよ、♡。
こんなに誰かを愛しいと思えるなんて…
お前に会うまで、知らなかった。
俺にこんな愛をくれて…
本当に本当に、ありがとう。
ーendー
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はぁ〜♡きゅ〜んとしました(≧∀≦)
日本では岩ちゃんと♢ちゃんが色々大変だったけどww
この二人は、こーじゃないとね♡♡
あの波乱があったからこそ、更に絆が深まったから、何があっても大丈夫!だよね?!
暫く、そっとしといてーー
本当に毎回楽しみにしてます(≧∀≦)
むふふふ(❁´ω`❁)ありがとうございます♡
しばらくは…何も…ない…かな?いや、割とすぐにあるかな?。゚(゚^ω^゚)゚。
でも暗黒期にはならないから平和は平和なはず!笑
めっっっっっちゃキュンキュンしたーー!!!!
橘キモすぎて逆におもろい笑
あーゆー頭狂ってる人意外と好きかも笑笑
臣くんの甘甘を想像したらヤバい笑
ライブとのギャップに萌えるー
マイコさん!次の更新頑張ってください!
橘まだまだキモいので楽しみにしててくださいw
ラブラブですね。
やっぱり2人はこうでなくちゃ(笑)
♡ちゃん、またこのタイミングでなっちゃったのね(^_^;)
日本に戻ったら寝かせてもらえないね。
いつもタイミング悪い♡ちゃん。゚(゚^ω^゚)゚。
この幸せほんと壊さないで|ω`)
だがしかーーーし!(ฅ¯ω¯ฅ )
こちらも読ませてもらってます
ありがとうございます♡