N)あ~~~俺マジで死ぬほど眠い。
おやすみ。
岩)あらら。おやすみなさーい。
E)俺も寝とこっかな~~
体力温存。
ただいま新幹線で大阪に移動中。
臣)あ、そーだ健ちゃん!
健)んー?
臣)なんで昨日返事くれないし!
健)へ?
臣)俺、LINEしたのに。
健)…ああ、忘れとったわ!!
臣)ひでーなw
健)なんやったっけ…?
ああ、あったあった。
「健ちゃん昨日俺んち来たの?」
…って、ひどいのお前やんけ!
臣)え!!
健)何やねんこのメール!w
俺がお見舞い行ったん忘れたんかい!
臣)いや…熱でさ…、ほんと記憶なくて。
全然覚えてないんだもん。
隆)え、臣、熱あったの??
臣)うん。もう治ったけど。
隆)マジ?大丈夫??
昨日気付かなかった。
臣)うん。大丈夫大丈夫。
健)ほんまに…覚えてへんの?
臣)うん。
お粥さ、健ちゃん作ってくれたんでしょ?
健)はい??
臣)え?Sさんが言ってたんだけど…
健)ちゃうわ!
臣)えっ…
健)うーん…まぁ…
ちゃうこともないけど…
♡ちゃんと一緒に作ってん。
臣)え!?
そうだったの!?
隆)健ちゃん、♡ちゃんに会ったの??
健)うん。
臣)そっか、一緒に作ったんだ。
健)そ。二人で仲良ーく。
臣)仲良く…
健)健ちゃんにヤキモチ妬くなよー?
臣)え、妬かないけど。
健)妬かんのかい!w
臣)だって健ちゃんだし…
健)なんやそれ!
俺のことナメとるやろ~~!
臣)いててっw
そうじゃねぇって!
健)ほんなら少しくらい妬けや。
臣)え、なんかしたの?
健)した!!!
臣)え??
健)ぶっちゅーってして
れろれろーーってしたったわ!!
隆)ぶっっw
臣)はぁ!??
健)どや!
臣)意味わかんねぇし…
なんだよそれ。
健)信じてへんやろ。
臣)当たり前じゃん!w
健)ほんなら今度ほんまにしたろ。
臣)は?!!
健)♡ちゃんつかまえて
ぶっちゅ~~~って!
臣)そんなんしたらぶっ飛ばす。
健)せやろな~~w
臣)は?
ぶっ飛ばすって言ってんのに
ニヤニヤ笑ってる健ちゃん。
健)意識ないくせに
羽交い締めにして
離さんくらいやもんな~~w
臣)は??
隆)え?どーゆーこと??
羽交い締め??
臣)誰が?
健)お前が。
臣)誰を?
健)♡ちゃんを。
臣)はぁぁ!!??
何それ!!!
健)エロかったな~~あれ。
隆)臣そんなことしたの?!
健)せやで。
意識ないくせに
♡ちゃんのこと抱きしめて
身体触りまくり。
臣)嘘だ!!!
隆)え…触りまくりって…
健)服ん中手ぇつっこんで
色んなところ。
隆)うそっ!
健)もう♡ちゃん、あんあん言うとったわ。
臣)え、え、え、っ
隆)臣…エロ…!!
臣)…っ
俺…そんなことした!??
確かに…なんか…
エロい夢は見た気がするけど…
え……嘘だろ?!
隆)ガチで焦ってるしw
健)あははははw
臣)え、え、嘘??
健)当たり前やろ!w
臣)~~~!!!
ふざけんなし!!///
健)あ~~おもろ~~
必死な臣、おもろ~~ww
くっそーーー!!
隆)え、全部嘘?
健)いや?
臣)え!!?
健)羽交い締めにしたんはほんま。
隆)ほえ~~~~
臣)え、え、え、
マジで…!?
健)ほんまに覚えてへんの?
臣)うん…
健)あんなあっつい告白しといて?
臣)え!!!
隆)何それ!!
臣)ちょ、俺何言ったの!!?
健)えーーーあれ覚えてへんて…
臣)え、え、俺なんて言ったの?!
告白って…
健)教えてやらん。
臣)なんで!!
健)♡ちゃんが死ぬほど可愛かったから。
臣)は!??
健)何やねん、あの可愛さは!!
隆)♡ちゃんめっちゃ可愛いよね。
健)あんなんやと思うてへんかったわ!
この面食いが!!
臣)なんだよそれ!!
俺は別に顔で…
健)わかってるっちゅーねん!
臣)え…?
健)ぜ~んぶツボなんやろ?お前の。
そら~ハマるわな…
臣)え…、あいつと何話したの?
なんでそんな全部わかったように…
健)教えてやらん言うたやろ。
臣)なんでだよ!!
健)とっとと付き合えば
ぜ~んぶ解決やろーー
臣)それが出来たら苦労してねーわ!
健)……
臣)何その憐れみの目…
隆)あははははw
健)あほやなーって。
臣)何が!
健)いやー?
臣)ちょっと、教えてって!
健)……
臣)あいつと何話したかはいいから
俺が何言ったのかだけでも教えて!
告白って何!!
隆)臣、必死w
そりゃ必死にもなるわ!
なんも覚えてねぇもん!
健)好きだーー!!!言うて
ガバーーッて抱きしめて
ぶちゅーーってチューしたやん。
臣)えっっ!!!!
隆)うっそ!!マジで!??
健)うっそーーーw
臣)ちょ…もう!!!
なんなんだよッ!!
隆)ちょっと健ちゃん、
俺だけでいいから教えてよw
気になるわw
健)あんな…
臣)おい!俺!!まず俺!!
隆)臣、ちょっとうるさい。
臣)オイッ!!
それからも結局健ちゃんは
俺が♡に何て言ったのか教えてくれなくて…
もんもんもん……
なんか…
いっぱいあいつの夢見た気がするけど…
どっからが夢でどっからが現実だったか
よくわかんねんだもん。
俺…ほんとに告白したの??
健)あ~~腹減った。弁当食お。
隆)そーだ!
さっき買った駅弁~~♪
健)また2個買ってるしw
隆)だってどっちも
美味そうだったんだもんw
臣)……
俺も食お。
隆)あー!まーた♡ちゃんの弁当だ。
健)え!何これ!あの子が作ったん?
隆)昨日も家来たの??
臣)いや…なんか…
いっぱい作ってってくれた。
健)めっちゃ美味そうやし!
隆)ほんと…
健)なんかほんまお前腹立つな~~
えい!!
臣)え!ちょっと!!
隆)俺もー!!えい!!w
臣)おい!!勝手に食うな!!w
健)ええやん。おわ!めっちゃウマ!!
隆)ほんとだ。相変わらず天才。
勝手に取られたし!俺の弁当っ!
健)そーいや隆二、
あの子の手料理食うたんやろ?
隆)あ、そうそう!
前ね、作ってくれた!
健)ずるいわ~~~
隆)めっちゃ美味しかったよ!!
健)今度俺にも作ってくれへんかな~~
隆)絶対作ってくれると思う!
健)え、ほんまに?
隆)うん!だってめっちゃイイ子だしw
健)そうなんよな~~
臣)何の会話だよ!!
二人とも食い過ぎ!!これ俺の!!
隆)ケチ~~~
健)ケチ~~~
臣)ケチじゃねぇし!w
健)そんなケチやったら
♡ちゃんにフラれんで~~
臣)ちょっと!
縁起でもないこと言わないでよ。
健)だって♡ちゃん
お金持ちで気前のいい人が好きー♡
って言うてたもん。
臣)え、うそ!!
何それ!初耳なんだけど!
健)せやから俺言うたってん。
臣なんかいっつも財布持たんで
俺に払わせんねんから
めっちゃケチやで~って。
臣)え!!!
何言ってくれてんだよオイ!!
健)ほんなら♡ちゃん、
健二郎くんみたいな人タイプー♡
って。
臣)え、え、え!!
隆)え、嘘でしょ?
健)ニヤニヤw
臣)だぁ!もう!
嘘かよ!!
健)ほんなら♡ちゃんの
ほんまの好みのタイプ知りたい?
隆)え、聞き出したの??
臣)え…っ
ドキドキ…
健)Hが上手な人~~~w
隆)うっそ!!
健)あと…絶倫な人じゃないと
私ダメなのぉ~~♡♡
って言うとったで。
臣)…っ
絶対嘘だ。
隆)え…臣…いける?
臣)いけねーわ!!w
健)ほんならアカンな~~w
隆)絶倫かぁ…
臣)もう俺、健ちゃんが言う♡情報は
一切信用しねぇ!!
健)あーあ、おこや。
隆)臣…おこなの?
健)激おこや…
隆)ぷんぷん丸?
臣)そーだよっ!!!
隆)ふーーん。
臣)って、だから勝手に食うなっつーの!!
健)おみぃ…
血圧上がんでぇ?
落ち着きーや。
臣)誰のせいだよ!!w
……
…
散々健ちゃんにオモチャにされて。
夜、公演を終えてホテルに戻った俺は
すぐに♡に電話をかけた。
プルルルル…、プルルルル…、
♡『はいっ!!』
臣『こんばんは。』
♡『登坂広臣さんですか?』
臣『そうですけど…
なんでフルネーム?w』
♡『臣くんが昨日フルネームで
名乗ってたからw』
臣『ああ!w』
♡『えへへw
お疲れさまーー♡♡』
臣『ん。』
♡『もう終わったの?』
臣『うん。今ホテル着いた。』
♡『LIVEどうだったぁー?』
臣『楽しかった。』
♡『大阪だったら
盛り上がりがすごそうだねっ♡』
臣『うんw
関西の皆さんはやっぱ
ちゃいますわ~~w』
♡『あははは♡』
電話の向こうで可愛く笑う♡に
やっぱり頬が緩む。
臣『あ、あとさ、今日も弁当食った。
もう全部食った。』
♡『あっ!!』
臣『ありがと。
めっちゃ美味かった。
すっげぇ取られたけど。』
♡『え??』
臣『隆二と健ちゃんに。』
♡『えーー!w』
臣『食うなっつってんのに…』
♡『あはははw』
臣『……あの…、さ…』
♡『うん?』
臣『見舞い来てくれた時、
健ちゃんと一緒にお粥作ってくれたの?』
♡『うん!そうだよー!』
臣『そっか…』
それはほんとだったのか。
♡『そっか、臣くん覚えてないんだもんね!』
臣『うん。』
♡『お粥が完成したら
健二郎くんすぐ帰っちゃったの。』
臣『そうなの?なんで?』
♡『え…っ、えっと…//』
臣『??』
♡『健二郎くんから…何も聞いてないの?』
臣『えっ…』
♡『……』
もしかして…
俺が…変なことしたかもしれない話?!
臣『えっと……』
♡『お粥…食べたのも
覚えてないんだもんね?』
臣『え、それは覚えてるよ!』
♡『えっ!!』
臣『だって俺あっためたし…』
♡『あ…そうじゃなくて…一回目…』
臣『一回目?!
あ、そっか!俺二回食ったんだっけ?』
♡『うん…///』
臣『……』
ほんとに…記憶曖昧だな…
臣『あ…えっと…あの…さ、』
♡『うん。』
臣『俺…なんか…変なこと…した??』
♡『え…っ!
変なこと…って…なに?//』
臣『え…いや、わかんねぇけど…』
健ちゃんが変なことばっか言うから…
♡『////』
臣『……』
あれ…?
なんで無言…?
やっぱり俺、なんかしたのか!?汗
臣『お前に…なんかした??』
♡『し…て、ない…よっ!!!』
臣『……』
♡『してないよ!』
嘘だ…
ほんとわかりやす…
俺…何したんだよ…
臣『えっと…ごめん。』
♡『え!!何が?!』
臣『変なことして。』
♡『えっ!!』
臣『何したかわかんないけど
すみませんでした。』
♡『え、え、してないってば!///』
臣『ほんとに??』
♡『うん!ほんと!!』
臣『……』
♡『ほんとだよ!!』
臣『……』
♡『だから…謝らないでー!!』
♡はそう言うけど、ほんとかな…。
俺に気を遣ってそう言ってんじゃ…
つーか…
ほんとに健ちゃんが言ってたみたいなこと
したんだったらどうしよ…
どこまでがほんとかわかんねぇけど…
♡『健二郎くんと…話してないの?』
臣『えっと…話したけど…』
教えてくんねぇんだもん!
ふざけてばっかで…
臣『♡はさ、健ちゃんと何話したの?』
♡『え!!!』
臣『だって…初めましてでしょ?』
♡『あ…うん…!…えっと…
えっと……///
内緒!!』
臣『はぁ?なんで!!』
♡『恥ずかしいから!!///』
臣『なんだよそれ!
恥ずかしいって…
どんな話したんだよ!』
♡『やだっ…///』
はっ!!
まさか…
健ちゃんが言ってた絶倫の話…
ほんとなのか!??
臣『下ネタですか?』
♡『はぁ!?』
臣『え、ほんとに??』
♡『何言ってるのーー!!
そんなわけないでしょっ!!
下ネタって何!!』
臣『すみません…。』
♡『もうっ!!』
怒られた…
だってどれが本当かわかんねんだもん!!
臣『健ちゃんは変なことしてない?』
♡『え、健二郎くん?』
臣『うん。』
♡『変なこと…??
あ…っ、あはははww』
臣『えっ!』
♡『えっとね、面白い事はしてたよ♡
でも変なこと…はしてない。うん。』
臣『???』
面白いことってなに?!
♡『健二郎くんってほんと
あのまんまの人だよね♡
すっごく優しくて話しやすくて
私大好きー♡♡』
臣『え!!』
うそっ…!
臣『健ちゃんみたいな人がタイプ?』
あれ、ほんとだったのか!?
♡『タイプって…恋愛として??』
臣『うん。』
♡『え…そんなこと
考えたこともないけど…』
臣『え…っ』
あれ?
♡『どうしてそんなこと聞くの?』
臣『…っ』
だって…健ちゃんが…
♡『私は……』
臣『……』
♡『……っ』
臣『なに?』
♡『ううん…、何でもない…』
臣『え、何??』
♡『ううん。』
臣『え、気になる!!』
なんで途中でやめんだよ!
♡『…今度…言う…///』
臣『え、何を??』
♡『もうっ、何でもないってばぁ///』
臣『なんだよ!!』
♡『もうそんないっぱい聞いてこないでぇ!
もう寝るーー!』
臣『えっ…』
あ…ほんとだ。
もう0時過ぎてる。
♡『おやすみなさいっ///』
臣『あっ、…おや…すみ。』
♡『明日も…頑張ってね?//』
臣『うん。ありがと。』
そう言って、終わっちゃった電話。
臣)……
ええと…
結局何もわからなかった…
なんだこれ…。
変なことは…したっぽいし…
でも…怒ってはなかったよな?
健ちゃんと何話したのかも
全然わかんねぇし…
あ、でも健ちゃんがタイプなわけじゃ
ないって言ってたな。
って、そんなん信じてなかったけど!
臣)……
「絶倫な人じゃないと
私ダメなのぉ~~♡♡って言うとったで。」
「内緒!!恥ずかしいから!!///」
臣)……
絶倫…って…
そんなこと絶対健ちゃんに言わねぇよな…
嘘だよな?
でも…健ちゃんて…
なんかめっちゃ相談しやすいし…
まさか…ありえる??
臣)…っ
え、もし万が一…
ほんとに絶倫じゃなきゃ無理とかだったら…
どうしよう俺!!!
すげぇ頑張っても…3回…?4回?
いや、そんなにいけねぇか??
…って、
俺は何の心配をしてんだよ!!!
いや、でも…
もし付き合うってなったら
重要なとこだし……
どうしよう……
ーendー
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