山下健二郎 Xmas short story 〜新しい関係〜

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〇)はぁぁぁぁ……
健)なーんやねん、その深いため息はw
〇)だって……
健)なんや。
〇)はぁぁぁぁ……
健)なんやねん!!ww


今日は久々に健ちゃんに誘われて
二人でごはん。

健ちゃんはなんでも話せる友達。


〇)もう…やだ。
健)なーにが。
〇)女なんてね、結局友情より男なんだよ!
健)どないしてんw
〇)だって…


あたしが突っ伏してると
健ちゃんが頭をなでなでしてくれる。


〇)もっとなでなでーー
健)なーにを甘えとんねんw
〇)いいじゃん!
  減るもんじゃないんだし!
健)はーいはいw

なでなで…

〇)癒される…
健)……
〇)なんかね…?
健)おん。
〇)今年のX’masは
  彼氏いない同士
  女子だけで盛り上がろう!!って
  友達と約束してたの。
健)ほぉ…
〇)そしたら…
  その友達…二人とも
  彼氏出来ちゃったの!!!
健)あーらら…
〇)ひどいよぉぉ!!!
健)ほんならX’masは彼氏と?
〇)そりゃそーでしょ!!
健)まぁせやろなーーw
〇)もぉやだっ……
健)……
〇)どーせあたしはひとりぼっちだよ。
健)かわいそうな奴ーーww
〇)とか言ってなんで笑ってんの!
健)ははははww
  よーしよしww
〇)ううう……
健)……まぁ俺的にはラッキーやけど…
〇)は!?なんか言った!?
健)いや、なんでも…w
〇)はぁぁぁ……


なんか…
頭を撫でてくれてる
健ちゃんの手がすごく気持ちいい…


〇)ん……
健)んー?
〇)もっと……
健)……//
〇)なでなでしててー♡
健)お前は…
〇)なぁに?
健)彼氏でもない男に
  そんな甘えんなや…
〇)何それーーーー
  健ちゃんがマトモなこと言ってるー
健)俺はマトモや!!w
〇)じゃあ彼氏ならいーの?
健)はぁ!?
〇)健ちゃんが彼氏なら
  甘えてもいーの?
健)何を…
〇)じゃあ今日だけ彼氏になって♡
健)は!?
〇)甘えさせてーー♡♡
健)おわっ//


健ちゃんに抱きつくと
健ちゃんが腕をバタバタさせた。


健)ちょ、離れろっ//
〇)なんでぇ?
健)あほっ!!!
〇)ちょっとくらい
  甘えさせてくれたっていーじゃん…
健)ちょっとって…
〇)ケチな友達〜〜
健)あんなぁ…!!
  お前は友達なら
  誰でも抱きつくんか!!
〇)誰でもじゃないもんっ
健)ほんなら何やねん!
〇)健ちゃんだから。
健)は??
〇)なんかよくわかんないけど
  健ちゃんの手が気持ち良かったから。
健)……//
〇)ぎゅってしてほしくなっちゃった。
健)そんな理由で…
  友達に抱きつくな。
〇)……ケチ。
健)俺はええけど…
  俺以外の友達に抱きつくな言うてんねん!
〇)え…?
健)せやから…
  他の男にすんなって!!
〇)……


なんで…
健ちゃんがそんなこと言うの?


〇)健ちゃんにだけならいいの?
健)…は??
〇)じゃあ…健ちゃんにしかしない。
健)……えっ
〇)だから…ぎゅってして♡
健)なっ……


友達に彼氏が出来たのが寂しくて
お酒が入ってたのもあるし
あたしはなんだか甘えたい気分で…


〇)ね…もっとちゃんと…
  ぎゅって…して?
健)もっと…って…//
〇)……


戸惑いながらも
あたしを抱きしめてくれる
健ちゃんの腕の中が
すごく気持ちいい……


〇)もっと…ぎゅって…して?
健)これ以上…どないせぇっちゅーねん//
〇)……


なんだろう…
どうして…
こんなにぎゅってしても
何か物足りないんだろう…


〇)ね…、もっと…触って?
健)はぁ!?///
〇)触って…欲しい…
健)////


あたし…
どうしちゃったんだろう…

健ちゃんが頭をなでなでしてくれてから…
ぎゅって抱きしめてくれてから…
なんか…変なの。

甘えたい衝動が…
止められない。


健)誘ってんの…?
〇)……


そんなつもりじゃなかったけど…
もっと触ってほしくて…

あたしは頷いた。


健)もう…止まらんからな。
〇)……あっ///


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


朝…目が覚めると
あたしは健ちゃんの腕の中にいた。


〇)ん……
健)おはよ。
〇)……おはよ…
健)寝れた?
〇)うん…いっぱい寝たぁ…
健)……


あたしが目をこすってると
健ちゃんがあたしを
ぎゅっと抱きしめた。


そうだ…

あたし昨日…あのまま健ちゃんと…


あたしがゆっくり顔を見上げると
健ちゃんは照れくさそうに
目をそらした。


〇)ね、またなでなでして♡
健)は?
〇)お願い♡
健)……//


健ちゃんが抱きしめながら
頭を撫でてくれる。

すごく安心する……

健ちゃんはどうして
こんなにあたしを甘やかしてくれるんだろう…


〇)なんか…離れたくないなぁ♡
健)えっ?//
〇)ずっとくっついてたぁい♡
健)…っ///


健ちゃんの腕の中…
気持ちいいんだもんっ♡




それからあたしは時間がある時は
健ちゃんの家に行って
一緒にご飯を食べたり
泊まったりするようになった。


健ちゃんは…
あたしが甘えると
何でも言うことを聞いてくれる。

健ちゃんって…
こんなに優しかったっけ?

普通に気が合う友達だなって
そう思ってたけど…


〇)健ちゃーん♡
  ぎゅってして〜〜♡
健)…はいはい//
〇)ね…もう…寝よ?
健)……ん//


二人でベッドに入っても
健ちゃんはいつも
そのまま寝ようとする。


〇)健ちゃん。
健)……
〇)寝ちゃやーだ。
健)……
〇)寂しいよぉ……
健)……
〇)ね、しよ?
健)////


最初は相手にしてもらえないんだけど
あたしが抱きついて
チューとかしてると
最後は健ちゃんも応えてくれる。


健)はぁ…っ//
〇)健ちゃん、もっと…
健)…っ//
〇)もっといっぱい…して?


肌と肌が触れ合って
一つに重なるのが
すごく心地よくて…

あたしたちは結局
毎回身体を重ねた。




ある日。


健)たまには出かけへん?
〇)え…?
健)どっか…外。
〇)……


あたしは
健ちゃんの家で
くっついてるだけで幸せなんだけど…


〇)やだ。家にいる。
健)……
〇)ね、ぎゅってして〜♡
健)……
〇)健ちゃん…?
健)俺さ……
〇)うん?
健)お前にとって…なんなん?
〇)え…?
健)……
〇)友達でしょ??
健)…っ
〇)急にどうしたの?


あたしが健ちゃんに触ろうとすると
手を振り払われた。


健)あ…、ごめん……
〇)健…ちゃ…ん?
健)……


健ちゃんはそのまま寝室に行った。

どうしたんだろう…
怒ってるの??


コンコン。


〇)健ちゃん……

ガチャッ

健)入んな!
〇)えっ…
健)あっち…行っとけ。
〇)……


なんで…?


〇)健ちゃん…怒ってるの?
健)怒ってへん…
〇)じゃあ…どうしたの?
健)……
〇)ねぇ……


ベッドにうつ伏せになって
こっちを見てくれない。

あたしもベッドにあがって
健ちゃんの頭を撫でた。


健)触んな!!
〇)やだ!!!
健)…っ
〇)だって…健ちゃん変なんだもん…


あたしが頭を撫でてると
健ちゃんが勢い良く起き上がった。


健)触んな言うとるやろ。
〇)やだ。

ぎゅっ…

〇)どうしたの?


健ちゃんを抱きしめる。


健)お前…俺のこと
  どう思ってるん?
〇)…どうって…大事な友達だよ?
健)……
〇)違うの?
健)……


健ちゃんが切なそうな顔をするから
ほっぺをなでなでした。

なんか…抱きしめたくなるような
そんな表情。

ぎゅっ


健ちゃんを抱きしめて
そのままキスをすると…


ベッドに押し倒された。


健)もう…
〇)どうしたの?
健)このまま…抱かせて。
〇)いいよ?
健)……っ
〇)はい♡


両手を広げると
健ちゃんはあたしをぎゅっと抱きしめて
そのまま優しく身体に触れてきた。


〇)健ちゃん…気持ちいい♡
健)…っ
〇)健ちゃんが触ってくれるの
  だいすき♡
健)……
〇)いっぱい触って…♡
健)……
〇)健ちゃんで…
  いっぱいにして♡♡
健)……




それからも
あたしは何度も健ちゃんの家に行った。

健ちゃんはたまに様子が変だったけど
それ以外はいつも通り
一緒に笑って楽しくて

あたしは健ちゃんと過ごす時間が
何より大切になってた。



そんなある日
健ちゃんがお風呂に入ってる時に
健ちゃんのLINEが鳴った。


「X’mas、あそこで待ってるから。
 会えるの楽しみにしてる。」

画面には女の子の名前。


どうしよう…
見ちゃった…

何これ…
もしかして…彼女??

X’masって…
そういえばX’masの存在忘れてたけど…
健ちゃんは…
この女の子と一緒に過ごすの??

なんか…
びっくりして
一気に頭がパニック。
どうしよう……


一人でオロオロしてると
健ちゃんがお風呂から上がってきた。


いつものように
あたしの横に座る。


〇)健ちゃんって…
健)んーー?
〇)彼女…いたの?
健)……は?!
〇)あたし…
  何も知らなかったから…
健)おらんわそんなもん!
〇)え…?
健)おるわけ…ないやろ…
〇)……
健)お前はほんまに…
  何もわかってへんな…
〇)…え?
健)俺に…彼女がおっても…
  全然ええの?
〇)……


健ちゃんに…
彼女がいても…?


〇)だって…
  あたしは友達だし…


何も言う権利は…
ないんだよね??

あれ…なんか…
胸がチクってする…

そう思った瞬間だった。


〇)きゃっっ
健)お前は…
  ほんまに俺のこと
  なんとも思ってへんねんな。
〇)え…?
  あっ、や…んっ…あぁっ///


突然押し倒されて
そのまま一気に…


〇)や、やぁっ、健ちゃぁんっ
健)…は…ぁっ
〇)あぁっ、…あぁんっ///
健)……はっ…ぁ


いつも…優しいのに…
こんなに激しく抱かれるのは初めてで…


その日は何度も何度も
激しく抱かれた。

そのまま健ちゃんの腕の中で眠りながら
あたしは思った。


健ちゃんには…X’mas約束してる人がいる…
もう…
こんな風に会いに来るのはやめなくちゃ…


それからあたしはもう
健ちゃんの家には行かなくなった。



友)なんか〇…元気なくない?
〇)え?全然元気だよぉ?w
友)そう?
〇)うん!!
友)X’mas、ほんとごめんね?
友)あたしも…ほんとごめん。
〇)いいよ!w
  彼氏が出来たんだから 
  しょうがないじゃんw
友)でも…
〇)デート、楽しんできてよ♡
友)〇は…?
  最近いつも一緒にいるって言ってた
  健ちゃん…?だっけ。
友)その人と過ごすの?
〇)……ううん、あたしは…
友)ねぇ、付き合わないの?その人と。
〇)え??
友)だって…いつも一緒にいるんでしょ?
〇)……


今は…もう…


〇)会ってないの。最近。
友)え、なんで?!
〇)彼女…いるのかもしれない。
友)はぁ??何それ!!
〇)わかんないけど。
友)聞いてみたの?
〇)うん。
  …いないって…言ってたけど…


でも…
X’masは…その人と…


友)連絡…来てないの?
〇)毎日…来てる。
友)え、無視してるの??
〇)無視っていうか…
友)〇……っ


気付けば涙が頬を伝ってて
あたしは自分でもびっくりした。


〇)な…に、これ…っ
友)〇……
  その人のこと…好きなんでしょ?
〇)……っ


気付かないようにしてたのに…

あの日胸がチクッてした時に
もしかしてって思った。

あたし…
健ちゃんのこと
好きになっちゃったのかなって…

でも…
それを自分で認めるのが怖くて…

だって…
あたし達は友達なのに…

居心地の良いこの関係が
壊れるのが怖くて…

それに…
あの子がもし健ちゃんと何か関係が
あるんだったらって…

そう思ったら余計不安になって
悲しくなって…


あたしずっと…逃げてた。


友)ちゃんと話してみたら?
友)うん。
  素直になった方が…いいよ。
〇)ぐすっ…、ぐすんっ
友)自分でも気付かないうちに…
  大好きになってたんじゃない?


友達が優しく笑った。

そう…なのかな…

あたし…
知らないうちに…健ちゃんのこと…
大好きになってたんだ…



友達と別れたあと
健ちゃんから電話が来た。


ピッ

〇『もしもし…』
健『やっと出た!!!!』
〇『……』
健『お前…どこにおんねん!!
  なんで電話出ぇへんねん!!』
〇『……っ』
健『おい!!
  聞いてんのか?!』
〇『うん……』


どうしよう…
声を聞いただけで…もう会いたい。
会いたいよ…


健『むっちゃ心配するやんけ!!』
〇『……』
健『急に連絡取れへんくなって…』
〇『……』
健『…俺のこと…嫌になったんか?』
〇『違うっ!!!!』
健『……』
〇『違うよ……』


会いたい。
本当は会いたいの。


健『明日のX’mas…、うち来て。』
〇『え…?』


だって…X’masは…あの子と…


健『ちゃんと…話したいことあんねん。』
〇『……』
健『絶対来いよ!!!!
  待ってるからな!!!!!』
〇『……わかった』


あの子とは…
会わないのかな…

話したいことって…なんだろう…

もう…会えないとか
彼女がいるとか
ハッキリ言われちゃうのかな…

怖い…


でも…

あたしも…
ちゃんと…自分の気持ち伝えたい…

健ちゃんに……




ーX’mas当日ー


いつもの道を辿って
健ちゃんの家に着いた。

あんなに毎日来てたのに
すごく久々に感じる…

おそるおそるピンポンを鳴らすと
健ちゃんが走ってくる音が聞こえた。


ガチャッ


〇)あ…
健)……っ


腕をつかんで引き寄せられて
ぎゅっと抱きしめられた。


〇)健…ちゃ…ん?//
健)うるさい…
〇)…っ//
健)……はぁっ
  会いたかった…
〇)…っ
健)会いたかった…!!
〇)…健ちゃ…ん


気付けばまた
涙が溢れてた。


〇)健ちゃ…ぁんっ
健)なんでお前が泣くねん!!
〇)だって……
  会いたかった…ん…だもん…っ
健)…っ
〇)ほんとはずっと…
  会いたかったんだもんっ!!
健)あほ…っ


健ちゃんがまた
力一杯抱きしめてくれる。


健ちゃん…
健ちゃん…


大好き……


健)とりあえず…
  中入りぃ…
〇)うん……


いつものソファーに座ると
健ちゃんがあったかいお茶を出してくれた。


〇)ありがとう…
健)おん…
〇)……
健)……なんで…
〇)……
健)連絡取れへんかったん?
〇)……
健)……
〇)健ちゃんに
  もしかして彼女いるのかなって…
健)おらん言うたやろ!!
〇)ごめんね、LINE見えちゃったの。
健)え…?
〇)X’mas…、約束してる女の子…
  いたでしょ?
健)…ああ…あれか…
〇)……


やっぱり…
いるのかな…


健)あれは…元カノ。
〇)え??
健)ヨリ戻したいって
  ずっと言われてて
  断ってたんやけど
  最後にどうしても会いたいからって
  X’masに会いたいって。
〇)……
健)断ったけどな?
〇)…そう…だったんだ…
健)……
〇)あたし……怖かったの。
健)…何が?
〇)健ちゃんと一緒にいるのが
  すごく居心地良くて
  でも…友達なのに
  この気持ちなんだろうって…
健)……
〇)……


健ちゃんが立ち上がった。


〇)健ちゃん…?
健)……これ。


健ちゃんが持ってきたのは
小さなお花のブーケだった。


〇)かわいい……
健)お前に…プレゼント。
〇)えっ!!!!
健)……
〇)プレゼントって…
健)X’masプレゼント。
〇)えっ!!!!


うそ…
あたしに…??


〇)どうしよう…
健)…
〇)すっごく嬉しい///
健)…ちゃんと…中見てみぃ…
〇)え…?


中って…
お花の中…?


……あっ!!!!!



〇)これ…っ
健)…
〇)ディズニーシーだ!!!!
健)…
〇)わぁっっ!!!
  すごい!!嬉しいっ♡♡
健)嬉しい…??
〇)うん!!
  すっごく嬉しい!!!!
  わーーーんっ♡♡
健)一緒に…行きたいんやけど…
〇)うんっ!!♡♡
健)え…、ええの?
〇)え、うん!!もちろん!!
  どうして…?
健)……お前…
  外出かけんの嫌そうやったし…
  会うのはいつも俺んちで…
  その…なんちゅーか…
  そういう関係なんかなって…
〇)え…?
  そういう関係…?
健)ただの…
  セフレみたいなもんなんかなって…
〇)えっ!!!!


健ちゃんが隣に座った。


健)俺のことは友達やって言うし
  でも…毎日会いにきて…
  そーゆーことは…するし…
〇)……
健)俺…ただの都合ええ
  セフレなんかなって…
〇)違うっ!!!!!
健)でも…
  俺はお前が好きやったから…
〇)…え……?
健)ずっと前から…
  お前が好きやったから…
〇)…っ
健)こんなんアカンって思いながらも
  お前が甘えてくるんとか
  たまらんかったし…
  いつも…我慢しよ思ても
  全然我慢出来ひんくて
  結局…
〇)……
健)むっちゃ可愛くて…
  どんどん好きになって
  抜け出せんくて…
〇)…っ
健)好きやから
  このままでええかとも思ったけど…
〇)……
健)でももう…やっぱり
  そんな関係嫌やねん。
  ほんまに好きやから…嫌やねん。
〇)……
健)せやから…
  ちゃんと気持ち伝えようって…
  これ。


お花と…ディズニーシーのチケット。


健)俺はお前が好きやから
  普通にデートしたりしたいし
  お前とちゃんと…付き合いたい。
〇)……
健)…お前の気持ち…聞かせて。
〇)……


また…涙が…
溢れてくる…


〇)ううっ…ぐすっっ
健)なんで泣くねん!!
〇)だって…


健ちゃんがずっと
そう想ってくれてたなんて
あたし全然知らなかった。

すごく嬉しくて…
嬉しくて…


〇)あたし…っ、
  健ちゃんが大好きなのっ
健)…っ
〇)ずっと友達って思ってたのに
  気付いたら大好きになってて…
健)…
〇)一緒にいたくて
  そばにいたくて仕方ないのっ
健)…〇……
〇)健ちゃんに彼女がいるのかなって
  思った時…心臓止まるかと思った。
健)…
〇)絶対やだ!!
健)…
〇)絶対やだぁっ!!!
健)…っ

ぎゅっ…


健ちゃんが抱きしめてくれた。


〇)だいすき…っ
健)……ん。
〇)大好きぃっっ…うわーんっ
健)……ん。


また優しく頭を撫でてくれる。

健ちゃんが大好きなの。


健)俺と…付き合って。
〇)…うんっ…
健)ちゃんと…彼女になって。
〇)うんっ…!!!
健)……///


健ちゃんが嬉しそうに
はにかんで笑った。

そんな笑顔に胸がきゅうってなる。


健)チューしてええ?
〇)えっ…
健)えって…何やねん。
〇)…ま、待って…///
健)なんや。
〇)なんか…恥ずかしい///
健)何を今更!!
〇)や、や、待って…
健)待たん!!!
〇)や、…あっ…、だめ、待って///
健)お前は何やねん!!
〇)……///
健)付き合う前は
  あ〜〜んな散々甘えてきといて
  付き合ったらなんで逆転してんねん!
〇)だって…///
健)…
〇)健ちゃんのこと
  こんなに大好きなんだって気付いたら
  すごく恥ずかしいんだもん///
健)…っ///
〇)…
健)…


両手で顔を隠してると
その手を掴まれた。


健)お前は…ほんまにずるいなぁ//
〇)え…?//
健)ほんまに…


ぎゅっっ…


健)好きやわ…///
〇)////
健)今日は…朝まで離さんからな。
〇)……うん。
健)……
〇)離さないで…///
健)////




ーendー

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  1. 健ちゃんのほくろ より:

    健二郎ファンなのですが、
    すごくキュンキュンしました
    また健ちゃんにしか出来ない
    関西弁でのキュンキュンの妄想
    待ってます

    • マイコ より:

      きゃーー(๑✪ω✪๑)嬉しい…♡♡
      どうもありがとうございます!!!

  2. のあ より:

    はじめまして!
    どのお話も好きですが、このお話が1番大好きです!
    健二郎さんの優しさとかお兄ちゃん感とかが詰まってて何回も読み返してます!
    また健二郎さんの短編書いて欲しいです、
    これからもお話楽しみにしています!

    • マイコ より:

      おおおおおおお(´⊙ω⊙`)懐かしいやーつ…!!
      読み返してくださってありがとうございます!嬉しいです(っ≧ω≦)っ

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