〈73〉ウォッカの罠

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男)じゃあ登坂さん、
  次はこちらにお願いします。
臣)はーい。
 
 
午後は『smart』の撮影。
 
写真を撮り終えた後、
控え室でインタビューを受けた。
 
 
男)表紙へのご登場、ありがとうございます。
  男性の方に表紙に出ていただくのは
  2年振りなんです。
臣)そうなんですね!
  こちらこそありがとうございます。
 
 
インタビュー内容はさっきとほぼ一緒。
 
ニューアルバムについて色々聞いてくれて
俺は順に丁寧に答えていった。
 
 
男)では最後に。
  今年は登坂さんにとっては
  20代最後の1年になると思いますが
  30代に向けて考えていることは
  ありますか?
臣)そうですね。
  20代最後って、気持ちとしては
  結構寂しい年でもありますよね。
  でも19歳の頃を思い返すと
  10代に思い残したことがなくて
  早く二十歳になりたいと思ってたんです。
  今も同じ気持ちで
  20代最高に楽しんだな!と思って
  30代を迎えられるように
  仕事にプライベートに
  日々を充実させていきたいですね。
男)そうですか、ありがとうございます。
 
 
出来れば結婚もしたいですーー
なんてのは言えるわけないけど…。
 
 
男)では以上になります、
  ありがとうございました!
臣)こちらこそ!
  ありがとうございました。
 
 
挨拶をして控え室に戻ると、
♡からLINEが来てた。
 
 
『今からMちゃんとJさんの新居に
 お邪魔させてもらうことになったよ😊💕
 行ってきまーす✨』
 
 
そっか、あの二人
引っ越すって言ってたもんな。
 
あ、MちゃんからもLINE来てる。
 
 
臣)ぶっ!///
 
 
何これ!!!
 
♡が…、♡が…、
なんかすっっげぇエロくて
めっっちゃ…可愛い…///
 
 
臣)////
 
 
何この衣装、ラムちゃんみたい。
 
 
今日はのど飴のCMって言ってたよな?
なんでのど飴でラムちゃんになんの?
可愛い〜〜〜〜〜///
 
これ目の前で本物見たかったな。
触りたかったな。
脱がせたかったな。
 
 
臣)は…っ
 
 
いかんいかん///
妄想が暴走してしまった///
 
 
『先輩の身柄は拘束しました😎笑
 実は今日はサプライズで
 会社のみんなが集まってるんです。
 先輩昨日元気なかったので
 みんな心配してて、
 気分転換に励ませたらいいね、って。
 なので引っ越しパーティーというよりは
 先輩励ましパーティーという感じです😂❤️
 登坂さんももしお時間あれば
 ぜひいらして下さい❤️』
 
 
マジか。
 
ほんとあいつ…愛されてるよなぁ…。
 
 
マ)登坂さんお疲れさまでした。
  まっすぐご自宅で大丈夫ですか?
臣)あ、ううん。
  この住所までお願い。
マ)はい!
臣)あ、その前にどっか店寄って。
  引っ越し祝い買いたいな。
マ)了解です!
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
♡)わぁぁぁっっ!!!
 
 
パンパン!パンッ!!
 
 
K)♡、お疲れーーーw
ポ)久しぶりだね、♡!
海)♡さん、どうぞこちらへー♡
T)ずっと待ってたんだぞーw
蒼)お荷物預かりますね。
◇)ね、ね、お腹空いてる?
J)料理も出来てるよーー
先)♡ちゃん?
先)時が止まってるw
多)姫ちゃん、しっかり〜〜!!w
 
 
クラッカーの音にびっくりして、
でもそれよりびっくりしたのは
みんなが勢揃いしてたこと。
 
 
♡)どう…して…、
M)ふふふ、サプライズでしたー♡
♡)え…?
◇)♡ちゃん、落ち込んでたから…
  パーッとみんなで騒いで
  元気出してもらいたいなーって!
K)そうそう。
  少しでも気分転換になればいいなって。
♡)…っ、みんな…っ
 
 
涙がじわじわ浮かんできた。
 
 
ポ)♡はすーぐ泣くんだからーw
♡)だってぇぇぇ
 
 
会社のみんなだけじゃなくて
ポールまでいるし!
 
 
♡)わーん!ポールーー!
ポ)はいはいはいw
 
 
ポールに抱きついたら
ポールは私を高く抱き上げてくれた。
 
 
M)一応メンバーとしては
  先輩と登坂さんのことを
  知ってる人たちだけ集めてみました!
♡)なるほど!
K)とりあえず早く食お!
  腹減りすぎて死にそう!
海)あはははw
T)今日の料理はJさんと
  お嬢と多田さんが作ってくれたんだよ。
♡)うわ、すごーーいっ!!
  こんなに!?
J)3人もいたからあっという間だったよw
  多田さんっていう大ベテランもいたしねw
多)お役に立てて何よりでございますw
J)◇ちゃんも頑張ってくれたし、ね♡
◇)ははははい///
♡)すごいよぉ…っ
 
 
みんなの気持ちが本当に嬉しくて…
涙が止まらない。
 
 
K)泣いてないで食うよ!♡!
♡)はいっ!!
海)あはははっw
  はい、お皿どうぞ♡
♡)ありがとう!
 
 
二人の新居はすっごく綺麗で
リビングもとっても広い。
 
私たちはグラスを持って順に乾杯した。
 
 
♡)こんなご馳走すごいよぉ〜〜♡
  美味しいぃっ♡
◇)ほんとー?良かったぁ♡
海)あの…家主のJさんに作らせてしまって
  申し訳ありませんでした!///
  私にもう少し料理の腕があれば…、
J)ぜーんぜんw
  気にしなくていいよ、
  作るの楽しかったし。
T)お前だって上手になってきてるぞー?
海)ほんとですかっ!?///
T)うん。
海)私…っ、もっともっと頑張ります!///
蒼)海璃はTさんのためなら
  無限に頑張りそう…w
海)うんっ!
先)あははは、海璃ちゃん可愛い〜w
先)愛されてるねぇ、Tくん♡
♡)あははは♡
 
 
なんか楽しいな…
みんなでこんな風にご馳走を囲んで
和気あいあいするのって♡
 
 
多)私まで呼んでもらって…
  本当に感謝です、ありがとう♡
T)そういえば多田さん、
  Xmasはありがとうございました。
  ケーキたくさん買ってくれて。
多)いえいえ!そんな!///
◇)多田さん、照れてる…。
多)だって!近くで見ると眩しいんだもの!
  王子の笑顔!///
T)へ!?w
多)岩ちゃんに匹敵するイケメンだわ…///
♡)あはははっw
 
 
そういえば多田さんは
うちの会社だとTくんのファンだって
言ってたもんね♡
 
 
先)ねぇねぇ♡ちゃん、
  否定コメント見たわよ〜〜
先)びっくりしちゃった、
  悪意を持つ人物って何なの〜〜?
  大丈夫なの?二人とも!
♡)ああ、はい、大丈夫です!
 
 
そっか、先輩たちも見てくれたんだ。
 
 
多)岩ちゃんと姫ちゃんを陥れようなんて
  この私が許さないわよ…っ!
K)多田さんが燃えとるw
♡)犯人の人が、病んでるかもしれなくて
  今、お医者さんの診断待ちなんです。
 
 
さっきHIROさんからLINEが来てた。
結果が出るまで
きっとまだ判断を下せないんだと思う。
 
 
◇)精神病んでようがなんだろうが
  罪は償えっつーの!
K)ほんとそれな!
  あたし昔から思ってる!
  精神鑑定受けて無罪になる奴とか
  おかしいだろって!
◇)そう!あたしも毎回腹立ってる!!
J)そのせいで精神異常なフリする人も
  多いしねぇ。困ったもんだよね。
◇)精神異常だろうがなんだろうが
  犯した罪は消えないんだよ!
  責任取れーーー!!
K)そうだそうだ!ふざけんな!
T)お前、クリスチャンなら…
  罪は悔い改めたら
  イエス様が赦してくれるって
  教えじゃないのかよ…w
K)うっ…、
J)あははは、Kちゃん!w
M)Kさんらしいですw
蒼)あっ。
先)ん?どうしたの蒼くん。
 
 
蒼くんは携帯を見て苦笑いしてる。
 
 
蒼)紅が…、めっちゃ来たがってます、
  ここに…w
♡)えっ、紅くん?
蒼)はい。
  JさんとTさんは俺の先輩なのに
  なんでお前が呼ばれてんだって
  怒ってますw
J)あははは、確かにそうだねぇ!w
  来たいなら来れば?
蒼)いいんですか?!
J)うん、全然構わないよー。
  ねぇTくん。
T)はい。
  あいつ最近仕事も真面目に
  頑張ってるし。
♡)そうなんだ!えらいねぇ!
 
 
紅くんも蒼くんも海璃ちゃんも…
4月にはまた新卒が入ってきて
先輩になるんだもんねぇ…。
 
その時私はもういないんだけど…
なんだかちょっぴり寂しいな。
 
 
蒼)来てもいいって送ったら…
  飛んでくるそうです、紅w
J)あはははw
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
マ)登坂さん、ここで合ってますか?
臣)ああ、うん、多分これだと思う。
 
 
これまたすんげぇタワマンだなオイ。
ほんと金持ちだなあの人。
 
 
臣)ありがとね、お疲れ。
マ)はい!お疲れさまでした!
 
 
あれ。
 
なんかキョロキョロうろちょろ
してる男がいる。
 
なんだあいつ。
 
 
紅)なんだここ…すげぇ…っ
  どうやって入んだよ…っ
 
 
俺は不審者の横をスッと素通りして
中に入った。
 
インターホンを鳴らして
自動ドアを抜けると…
 
 
紅)あ、よっしゃ!開いた!
臣)…っ
 
 
さっきの奴が勝手に後ろから
入ってきちゃった。
 
ダメだろ、これ。
 
 
コ)お客様、どちらのお部屋をお訪ねですか?
 
 
あ、すかさずコンシェルジュが飛んできた。
そりゃそうだ。
 
 
紅)えっと、俺は、
  あれ、何号室だったっけ!
 
 
マジで不審者じゃん。大丈夫かよ。
 
 
紅)ああ、あったあった!
  3001号室!
  怪しいもんじゃないっす!
 
 
十分怪しいから!w
 
……つーか、……え?
3001号室って言った?
 
 
臣)…っ
 
 
振り返って男の顔をよく見てみたら…、、
 
 
あ!!こいつ!!
 
あん時のクソガキじゃん!!
 
 
双子の…、どっちだ?
大分前に喧嘩売ってきた方か?
 
 
なんでこいつがいるんだよ。
 
しかも行き先が一緒ってことは…
こいつも呼ばれたわけだな…。
 
 
紅)ほんとに怪しくないんです俺!
コ)申し訳ございませんが、
  一度お部屋の方に
  ご確認させていただいて…
臣)あの。
コ)はい。
臣)行き先一緒なんで連れていきます。
コ)は…い…?
臣)そのクソガキ。
紅)…っ
臣)Jさんとこだろ?
  とっととついてこい。
紅)!!!
 
 
コンシェルジュはおそらく
リストと名前を照合したのか
納得したように戻っていった。
 
 
紅)あ、あの…っ///
臣)あ?
 
 
エレベーターに乗り込むと、
クソガキが目を輝かせながら俺を見た。
 
 
紅)三代目の…登坂さんじゃ…
  ないですか?///
臣)……。
 
 
そっか、こいつと会った時は
車の中から話しただけだし
サングラスかけてたから
俺だって気付いてなかったんだよな。
 
 
紅)あの、あの、俺…っ
  めっちゃくちゃファンなんです!///
臣)ふーん…。
紅)ほんとです!///
  あ、俺、紅っていいます!
臣)コウ…?
紅)はい、紅って書いてコウです!
  俺、双子なんですけど
  もう一人は蒼って書いてソウです!
臣)ふーん…。
 
 
丁寧に相方の説明までありがとさん。
 
 
蒼って方はわかる。
 
♡の新年会の日に
車まで手袋を届けにきて
♡を抱きしめた奴だ。
 
 
「僕♡さんが好きなんで。」
 
 
とかほざいてたクソガキ。
 
 
で、こいつは去年の新人歓迎会で
♡に無理矢理キスマークをつけた方だ。
 
双子揃ってクソガキだ。
 
 
紅)あの、俺っ
  いつも三代目歌ってますカラオケで!
臣)あっそ。
 
 
「紅が今市さん歌うんで
 僕はいつも登坂さんのとこ歌ってますw」
 
 
とか言ってたっけ、蒼の方が。
 
 
紅)三代目も三代目の曲も
  ほんと大好きで!///
臣)お前は隆二のパート歌ってんでしょ?
紅)うおおお!?///
  なんで知ってるんすかぁ?!///
 
 
いちいちうるせー奴だな…。
 
 
やっとエレベーターから降りると、
後ろでハッと息を飲む音が聞こえた。
 
 
紅)あの、さっき…
  行き先が一緒だとか…
  Jさんの…、?
臣)そうだっつーの。
紅)登坂さんもJさんの家に行くんすか!?
  なんでですか?!
  どういうことですか!!?///
臣)ああ、もう、ほんとうるっせー。
紅)待ってください!登坂さーん!♡♡
 
 
後ろからぴーちくぱーちく
うるさいのを無視して
3001号室のインターホンを鳴らしたら…、
 
 
♡)なんで私なのー?
M)いいからいいから、
  迎えてあげてください♡
 
 
中から♡とMちゃんの声が聞こえてきた。
 
 
ガチャッ。
 
 
♡)えっ!!!
 
 
♡は俺を見て固まった。
 
 
あれ?
俺が来るってMちゃんから
聞いてなかったのかな?
 
知ってると思って
俺も♡には何も言わず来ちゃった。
 
 
♡)どうして…
臣)俺も呼ばれたw
♡)ええっ!ほんとぉ!?
M)サプライズゲストでーす♡
♡)やったぁぁぁ♡
  臣くんっ!臣くんっ!♡
 
 
ぎゅぅぅっ!!
 
 
♡が喜んで飛び上がって抱きついてきた。
 
 
臣)人様の家だぞw
♡)だってだって!嬉しいんだもーん!♡♡
臣)わかったから離れなさいw
♡)臣くんっ!臣くんっ!♡♡
M)あ、紅くんも来た!
  登坂さんと一緒だったの?
紅)あ…、あの…、はい、俺…その…
  え…?えっと…、ええ??///
臣)ん…?
 
 
♡を抱っこしたまま
後ろを振り返ったら
 
クソガキは俺たちを見て
顔を真っ赤にして固まってる。
 
 
蒼)ああ、紅、来た来たw
紅)来た来たじゃねぇよ!
  なんだよこれ!///
蒼)あはははw
紅)俺マジでパニックなんだけど!///
蒼)びっくりだよねーw
紅)おま、知ってたなら言えよ!///
 
 
ぎゃーぎゃー騒ぐ双子を
♡はきょとんとしながら見てる。
 
 
紅)姫さん…、登坂さんと…
  付き合ってるんですか…?///
♡)そうだよ♡
紅)え、マジヤバイ…どうしよ///
M)とりあえずみんな入ってくださーい!w
 
 
Mちゃんにそう言われて
部屋に上がったけど、
双子は後ろでまだ騒いでる。
 
 
臣)うるっせーなクソガキ!
  とっとと来いや!
紅)はいっっ!!///
  あ、あの…、登坂さんて…
  ドSなんですか?///
臣)あ?
紅)さっきから…俺にめっちゃ冷たいというか
  当たりが強いので…///
  いや、あの、それもクールで
  広斗みたいでカッコイイんですけど///
 
 
何言ってんだコイツ。
 
 
T)お前が去年、
  ♡にちょっかい出してたからだろ、
  当たり強ぇの。
紅)えっ!
T)デートで迎えに来たところに
  宣戦布告するし。
海)ああっ…懐かしい!
T)酔っ払ってキスマークつけるし。
K)はぁ!?
海)何それ!紅くんそんなことしたの!?
紅)いや、だから…
  Tさんに思いっきりぶん殴られて
  歯ぁ折れたし…
K)ぶっw
紅)え、あの時から登坂さんと
  付き合ってたんですか?///
♡)そうだよ。
紅)うわ、じゃあ俺…
  相手が登坂広臣だとも知らずに
  あんなバカなこと言ったの?
  すげぇ恥ずかしいんだけど!///
M)今更!w
J)あはははw
  そりゃ登坂くんにしたら
  いい思い出ゼロだよねぇw
臣)そうですよ、ただのクソガキ。
  あ、お前もな。
蒼)あっ…
臣)お前ら二人揃ってクソ双子だからな。
K)クソ双子!!ww
◇)あっははは、臣さん最高ww
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
臣くんと紅くんが来て
みんなで乾杯し直したんだけど
 
紅くんはクソ双子認定されたのに
ずっと臣くんに懐いてて、
臣くんはげんなりしてるw
 
 
蒼)紅、登坂さん迷惑してるから…
  そのへんにしとけw
紅)だってお前!
  本物の登坂広臣だぞ!///
T)ほんとミーハーな奴だなw
海)もぉ〜〜〜w
臣)あ、そーだ。
  Mちゃん、Jさん、これ。
♡)ん?
臣)引っ越し祝いです。
M)えええっ!!
J)わぁ、わざわざありがとうね。
  気を遣わせちゃってごめんね。
臣)いえいえ。
♡)臣くんありがとう!
  私急だったから手ぶらで来ちゃって!
臣)うん、そうだろうと思ったw
M)開けてもいいですかぁ?
臣)うん。
 
 
中身が気になって、
私もMちゃんの手元をじぃーーーっ。
 
 
M)わぁ、これ…っ
J)錫だ!すごいね!
♡)すず…?
 
 
ってなんだろう。
なんかキラキラしてて綺麗だけど…
 
 
K)すげぇ。皿一枚に高級感がすげぇw
ポ)あはははw
♡)すずってなぁに?
J)金・銀に次ぐ高価な金属なんだよ。
♡)ええっ!すごーい!
◇)抗菌作用もあってね、
  水やお酒も錫を通して飲むと
  さらに美味しくなるんだよ!
♡)えええっ!!
◇)これ純度100%じゃないですか?
J)うん、曲がる。
♡)わぁ!!曲がった!!!
 
 
お皿がぐにゃっと曲がっちゃったよ!
何これ!!
 
 
◇)錫は手の力でも簡単に曲げられて
  形を変えられるの。
  だから割れにくいんだよ♡
♡)すごぉーーいっ!!
J)さすが才女は詳しいねぇw
◇)あ、いえっ///
  父と母が能作が好きで
  よく使ってたので///
J)うちは母が錫の花器使ってたな。
◇)花器もいいですよね!
M)あのぉ…
  お金持ちトークやめてください…w
K)金持ちトーク!ww
海)確かに私にはなんのことなのか
  さっぱり…w
♡)私も錫なんて初めて聞いた…w
ポ)あはははw
 
 
臣くんすごいなぁ…
こんな高級セットを買ってきてくれるなんて。
 
 
♡)ありがとう♡
臣)お前には買ってないけどなw
M)あはははw
♡)私も使ってみたいなぁ〜〜
臣)じゃあ今度買ってやるからw
◇)はやっ!w
K)あっさり買ってやる宣言!w
T)♡が欲しがればなんでも買うだろw
臣)悪いかよ…///
紅)え、なに?
  登坂さんと姫さんって
  そんなにラブラブなんすか?///
T)さぁねーw
  本人に聞けば?w
蒼)ラブラブだよ。
  俺なんて何回ぶっ殺すって言われたかw
紅)はぁ!?
  お前何したんだよ!
蒼)ね、♡さん♡
臣)近ぇんだよ!
 
 
顔をズイッと寄せてきた蒼くんを
臣くんがグイッと押しのけた。
 
 
臣)♡に近寄んな、クソガキ。
J)あはははw
M)これすっごく気持ちいい…
  登坂さんありがとうございます、
  大切に使わせてもらいます!♡
J)あ、Mちゃん、
  いくら曲がるとはいえ
  そんな何回もやってたら良くないよw
M)えっ!そうなんですか?
  無限にいけるのかと思って
  楽しくてむにむにしちゃった!
多)すごい形になってる!w
K)やりすぎだろ!w
♡)あはははっw
 
 
でも金属がこんなに曲がるなんて
不思議だし楽しいもん!
気持ちはわかる!
 
 
◇)すずがみって、ただの冷奴とかでも
  めちゃくちゃ高級に見えるから
  いいんだよw
♡)おおお!
臣)剛典も金持ちだから
  実家で愛用してたんじゃない?w
◇)どうだろ、お母様もお父様も
  ヨーロッパテイストが
  お好きだったから…
臣)お母様お父様!?
◇)えっ?
臣)◇ちゃん、そんな風に呼んでんの!?
  岩ちゃんの親のこと。
◇)はい。
T)さすがお嬢だ…。
◇)ぼそっと言わない!w
♡)すごい…。
海)めちゃくちゃ丁寧ですね…。
♡)私普通に呼んじゃってた…。
  今度ちゃんとお母様お父様って
  呼んでみるね!
臣)いや、いいから!うちはいいから!w
  そんな上品な呼ばれ方したら
  母ちゃん腰抜かすから!w
K)ぶはははっw
♡)あ。
 
 
なんか多田さんの顔が輝いてる…。
 
 
♡)どうしたんですか…?
多)思いがけず岩田家情報が
  飛び出したもんだから
  耳がダンボになっちゃって///
M)あはははw
  ファンとしては聞き逃せないですよね!w
多)貴重な情報ありがとうございます///
  そっか、◇ちゃんは…
  岩ちゃんの実家にも
  もうご挨拶済みなのね、そうよね///
◇)えっと…、ハイ///
紅)え、ちょ、ちょ、ちょっ!///
  ◇さんは岩ちゃんと付き合ってるんすか?
  マジで!?///
J)はいはい、落ち着いてー
  他言しないようにねーw
紅)絶対言わないっすけど…すげぇ!///
  なんかここの人たちみんなすげぇ!///
臣)お前はいちいちうるせぇんだよ!
紅)うおお!///
  登坂さんがまた話しかけてくれたぁぁ!!
♡)ぷっ…w
 
 
紅くんが臣くん大好きすぎて
おかしくなってきた。
 
なんか…、瞬を見てるみたいでw
 
 
多)そろそろデザートも出しましょうか♡
◇)そうですね♡
J)ああ、僕がやりますよ。
  女性陣は休んでてください♡
◇)ほわぁいっ///
臣)おい、◇ちゃんなんか今
  変な返事だったぞw
◇)はっ、つい///
M)あはははw
 
 
お料理も全部美味しかったのに、
最後に出てきたデザートも抜群に美味しくて
私はもう感動しっぱなしだった。
 
 
♡)ううう…幸せすぎるよぉぉ…///
K)そりゃ良かったw
ポ)♡が元気になったなら何よりだ♡
K)うん♡
♡)えへへへ♡
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
臣)そういえばこの間、飯食ったんでしょ?
  瞬と美花と。
T)えっ!
 
 
デザートを食べながら
隣にいたTに話しかけたら
そのさらに横にいた海璃ちゃんが
ひょこっと顔を覗かせた。
 
 
海)はい!♡
  4人で食事したんです♡
臣)瞬から聞いたー。
T)なんか結婚式、
  同じテーブルらしいじゃん。
臣)おう。
  将来お前と親戚になるとか
  びっくりなんだけど。
T)なるかわかんねぇじゃん。
  そっちが♡と別れなきゃな。
臣)はぁ?別れるわけねぇだろが!
  そっちこそどうなんだよ!
T)別れるわけねぇだろ!
  俺は海璃と結婚すんだよ!
海)////
M)ん?今のは公開プロポーズですか?w
T)えっ///
 
 
Mちゃんに突っ込まれて
二人して顔を真っ赤にしてる。
 
なんなんだこの初々しいカップルは。
 
 
T)プロポーズは時が来たら
  改めてちゃんとするけど…///
  今月末には実家に挨拶に行く予定だし…
♡)わぁ!そうなんだ!
  サチさんも将史さんも
  すっごく良い人だったよーー♡
T)ほんと?
  まぁ海璃のご両親だから
  いい人だとは思うんだけどさ、
  俺も失礼のないようにしないとなー。
海)私は…もう今から緊張してしまって///
♡)ん?
M)海璃ちゃんもTさんの実家行くの?
海)はい、来月の頭に///
◇)わぁ!それは緊張するね!
  気持ちわかるよぉ〜〜〜!
海)もう心臓がバクバクです///
 
 
相変わらず海璃ちゃんは可愛いなぁ。
 
 
臣)つーかさ、まだ付き合って
  2ヶ月くらいでしょ?
  もうお互いの実家に挨拶すんの?
  早くね?
K)こちらも2ヶ月ですけど
  新居にお引越しされてまっせ?
 
 
KがMちゃんとJさんを指差した。
 
 
臣)そっか、確かに。
  なんでみんなこんな
  トントン拍子なんだ?w
 
 
すげぇな。
 
 
J)愛し合ってるからじゃない?♡
 
 
俺の言葉にJさんは満足そうに笑いながら
Mちゃんを抱き寄せた。
 
 
紅)つーかそこが付き合ってるとか
  初耳だったんですけどぉ!///
  海璃とTさんは有名だけど!!
蒼)うん、俺も今回初めて知ったw
紅)なんで隠してるんすかぁぁ!!
J)彼女が恥ずかしがり屋なもんでw
M)蒼くんもだけど…紅くんも!
  絶対言わないでね!///
紅)うおおおお!言いてぇぇぇ!!!
臣)だからお前はいちいち
  声がでけぇんだよ!
  言うなっつってんだから黙っとけ!
紅)は、はいっ!誰にも言いません!///
T)素直かよ!w
K)あんた臣広の言うことなら
  なんでも聞くんじゃないのw
海)登坂さん、紅くんたちには広斗みたい///
M)あははは、ほんとだ!w
蒼)でもほんと言わない方がいいよ、紅。
  JさんとTさんなんて
  成績も女子社員からの人気も
  ツートップなんだから。
  付き合ってることがバレたら
  Mさんが嫌がらせされるかもしれない。
紅)あー!あれだろ、猿田のおばさん!
  あの人ほんと性格悪ぃもん!
蒼)まぁ猿田さんもそうだけど、
  他にも妬むような人は
  いくらでもいるじゃん。
紅)俺は猿田のおばさんが一番嫌い。
♡)こらー!悪口言わないの!
紅)だってあの人みんなに
  嫌われてるじゃん!
♡)でも悪い人じゃないんだよ?
紅)え〜〜〜〜〜っ
 
 
♡がそう言っても
クソガキは不満そうに口を尖らせた。
 
 
J)姫も昔は目つけられてたよねぇ、
  猿田さんにw
紅)そうなの?姫さんも?
♡)うーん、苦手な時もあったけど…
紅)でしょ?
♡)でも、いっぱい話しかけてみたら
  そんなに悪い人じゃないんだなって
  わかったんだよー。
紅)ええ?!
  苦手な人にいっぱい話しかける意味が
  わかんない!
♡)だって…
  自分が頑張ってみたら
  ゼロがゼロのままかプラスになるか
  どっちかでしょ?
  頑張ったことがマイナスには
  絶対ならないもん。
臣)…っ
 
 
そうだ。
付き合う前にも言ってたよな、これ。
 
すげぇポジティブで♡らしいなって
思ったのを覚えてる。
 
 
♡)いくら頑張っても
  嫌われたままなこともあるけど…
  仲良くなれることもたまにあるから!
  そしたらラッキーでしょ?♡
紅)すげぇ…めっちゃポジティブ。
♡)紅くん、営業なら尚更だよー。
紅)え?
♡)クライアントだって
  いろんなタイプの人がいるでしょ?
  嫌な人だって絶対いる。
紅)いますよ、めっちゃいます!
♡)普段から嫌な人にも話しかけたり
  コミュニケーションを取る練習を
  しておいたら、
  そういう時、自信になるよ!
  自分はあんなに苦手な人にも
  話しかけたことあるし!って。
  自分の経験が勇気になって
  自分の背中押してくれるよ。
紅)おおお…、、
蒼)ほんとプラス思考ですねw
J)姫のその考え方はいいなって思うよ、俺。
T)うん。
  お前も俺やJさんを超えたいなら
  素直に取り入れてみたら?w
紅)…っ
 
 
Tの言葉にクソガキは悔しそうに
唇を噛んだ。
 
 
♡)そうだ、紅くんは1番に
  なりたいんだもんね!
  頑張れーー♡
紅)////
 
 
あれ、今度は嬉しそうにニマニマしてる。
 
 
紅)姫さんて人をやる気にさせる
  天才ですよね、///
  俺姫さんと話してると
  めっちゃやる気湧いてくる///
T)それはお前が♡を好きだからだろw
紅)いや、あのっ、それは!///
 
 
くそガキが焦ったように俺を見た。
 
 
紅)今は憧れみたいなもんですから!///
  確かに俺、入社当初は
  学生気分がまだ抜けなくて
  すげぇ調子乗ってたなって
  自分でも思うくらいひどかったですけど
  今は真面目になったつもりです!
臣)俺になんの言い訳だよ…w
紅)だから、その、姫さんにしたことも
  反省してます…///
臣)当たり前だろ、一生反省しろ!
紅)はいっ!!アニキ!!!///
T)アニキ!??w
K)ぶっww
臣)なんだそれ!
  お前のアニキになった覚えはねぇよ!!
♡)あはははっw
 
 
クソ双子はクソ双子に変わりないけど…
♡ももうとっくに許してるみたいだし
俺もそこまで目の敵にしなくてもいいか。
 
 
それからしばらくみんなで談笑してたんだけど
♡の先輩二人が
カラオケしたいとか言い出して。
 
うちと同じでこのマンションにも
カラオケルームがあるらしく、
 
◇ちゃんはやっぱりカラオケは
嫌そうだったんだけど
Jの歌を聴いてみたいという下心で
めっちゃ前のめりになったw
 
 
◇)絶対上手いはず、Jさん!///
臣)これでド音痴だったらどうする?w
 
 
俺がこそっと耳打ちしたら、
こそっと肘鉄を食らわされた。
 
 
◇)ったく、臣さんは自分が上手いからって!
  Jさんがあんなビジュアルで
  ド音痴なわけないでしょ!
臣)ビジュアル関係あんの!?w
 
 
それからMちゃんがコンシェルジュに確認して
部屋を取ってくれて、
みんなでゾロゾロとカラオケルームに移動。
 
 
M)飲み物はバーで出してるお酒なら
  なんでもオーダー出来るそうです♡
多)すごいわね!
先)さすがタワマン!♡
紅)登坂さん!一緒に歌ってくれますか!?
臣)はぁ!?
 
 
みんなが飲み物を選んでる中、
紅だけ目を輝かせながら
デンモクを抱きしめてる。
 
 
臣)やだよ!なんで俺がお前と歌うんだよ!
紅)三代目一緒に歌ってくださいよぉ!
臣)ぜってぇヤダ!!
T)お前…、本人相手に
  どんだけ勇気あるんだよ…w
海)すごすぎる…紅くん…。
臣)いっつも相方と歌ってんだろ?
  お前らで歌やいいじゃん。
蒼)ご本人の前でですか!?w
K)よし、双子!
  トップバッターいけ!
紅)えええ〜〜〜
  蒼とかよぉ〜〜〜〜
  それじゃいつもと一緒じゃん!
蒼)おれはご本人を前にして
  三代目歌う勇気はないぞ!w
ポ)アハハハw
多)いいじゃないの、聴いてみたいわw
先)ほら歌って歌ってw
 
 
双子は結局、
『Eeny, meeny, miny, moe!』を入れて
熱唱している間に酒が来て
みんなで乾杯をした。
 
 
臣)すげぇじゃん。
  これサラッと歌えんの?上手いじゃん。
紅)うおおおお!?///
  登坂さんに褒められたぁぁぁ!!!
蒼)はぁ、心臓に悪かった…w
T)堂々と歌ってたじゃんw
紅)登坂さんに褒められたぁぁぁ!!///
K)わかったっつーの!うるさいな!w
海)あはははw
 
 
それからみんな順に歌っていって…
 
KはSMAP歌うのかと思いきや、
MISIAとか洋楽を見事に歌い上げて…
 
ポールは洋楽歌うのかと思いきや、
平井堅を熱唱。
 
 
海璃ちゃんもちょっと意外。
AIの『Story』を綺麗な声で歌って、
 
Mちゃんは多田さんのリクエストで
小林明子の『恋におちて』を歌った。
 
 
Tはミスチルとかゆずとか歌って…
 
Jさんは…
ド音痴だったら面白かったのに、
福山雅治とか久保田利伸とか
普通にサラッと上手く歌ってて、
隣の◇ちゃんはずっと目がハートになってた。
 
岩ちゃんいなくて良かった…w
 
 
先)登坂くんも歌ってよぉ〜w
先)プロに頼んだらお金取られちゃう?w
臣)いえ、そんなことはないですけど…
  今日は僕はいいですw
◇)歌わないんですか?
臣)うん。みんなの歌聴いてる方が
  楽しいし。
◇)てゆーか♡ちゃん、大丈夫ですか?
臣)ん?
 
 
そう言われて隣を見てみると…
 
 
♡)ふにゃぁ……///
臣)え!?
 
 
お前いつの間にこんなに酔っ払った!?
顔真っ赤じゃん!
 
 
多)あら、姫ちゃん間違えて私の飲んでる。
臣)え、これ何すか?
多)ウォッカのストレート…
臣)えええ!?
M)透明だからまさかお水と
  間違えちゃった…?w
蒼)大丈夫ですか?w
紅)姫さんふにゃふにゃじゃん…
  超カワイイ…w
 
 
♡は俺にもたれかかって
目を閉じちゃった。
 
 
J)あらら…うち泊まってく…?w
  ゲストルーム借りてもいいしw
臣)ええと…、
♡)はぁ…、あつ…い…、///
臣)ちょ、脱ぐな!///
 
 
ダメだ、♡がなんかすげぇエロい!///
 
 
臣)連れて帰りますわ///
紅)えーー!帰っちゃうんすか!?
K)まぁあたし達も普通に明日
  会社だけどねw
先)でもまだまだ歌うわよー!w
先)いえーーい!w
臣)すみません、じゃあ俺らはお先に。
J)うん、気をつけてね。
 
 
俺は千鳥足の♡を抱えて
Jさんが呼んでくれた車で
家まで帰った。
 
 
♡)はぅぅ……///
臣)お前はなーんでウォッカなんか
  飲んだんだよ!w
♡)ふにょ……///
 
 
つーか多田さんすげぇな。
ストレートとか強すぎ。
 
 
臣)もうそのまま寝るか?
♡)メイク…落とさなきゃ…
  …シャワー…入る…もん///
臣)いやいや…、
 
 
こんな状態で一人で入らせられるかよ。
 
 
臣)わかった、一緒に入る。
  俺が洗ってやるから来い。
♡)ふにゃぁ…///
 
 
♡がこんなに酔っ払うの、久しぶりだな。
 
 
臣)ほら、座れ。
♡)はぁ…い…///
 
 
♡は自分でなんとかクレンジングをして…
その隙に俺は♡の髪を洗ってやった。
 
 
臣)はい、次は身体。立てるか?
♡)う…にゃ…ぁ…///
臣)俺に掴まっていいから。
♡)…はぁ…い…///
臣)…っ
 
 
♡は甘えるように俺に抱きついてきて…
 
俺は必死に♡の身体を洗ってるんだけど…
 
 
♡)はぁ…、///
臣)////
 
 
身体はぬるぬるだし、
♡はいちいち悩ましげな息を吐くし、
もうムラムラしてきちゃって…///
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
♡)や…ぁ…ぁ…、///
 
 
頭がポーッとする。
身体がすごく熱い。燃えるように熱い。
 
 
身体を洗ってくれてる臣くんの手が
ぬるぬる滑って、もどかしくなるの。
 
 
♡)んん…ぅ…///
臣)ちょ…、あんま…
  エロい声…出さないで…///
 
 
もっと…くっつきたい…。
 
 
臣)こら、離れろ///
  ほら、身体流すぞ!///
 
 
はぁ、フラフラする…。
臣くんが何言ってるのか…よくわかんない…。
 
 
ゴォォォォ……、、
 
 
あれ…?
いつの間にか…ドライヤーされてる…?
 
 
♡)んん…ん…///
 
 
暑い…。
すっごく暑いよぅ…。
 
 
臣)わわわ!いきなり脱ぐなって!///
 
 
臣くんの声が…遠くに聞こえる。
 
 
♡)はぁ…、///
 
 
身体がジンジンしてるの。
どうしたらいいの…?
 
 
♡)臣…くん…、///
臣)な、なに…?///
 
 
ぎゅってしてほしい…
どこにいるの…?
 
あぁ…なんだかすごく…
眠たくなってきた。
 
 
♡)……暑い…、///
臣)脱ぐなっつーの!///
 
 
身体にまとわりついてる布が煩わしくて
私は全部脱ぎ捨てた。
 
 
臣)わぁぁぁ!///
 
 
はぁ、スッキリ…。
 
 
♡)臣くぅん…
臣)わ、ちょっ、わわっ///
 
 
あ、臣くんいた。
見えないけど、ペタペタ触れる。
ここにいる。
 
 
♡)えへへ…臣くん…♡♡
臣)ちょ、っ///
 
 
あれ…おかしいな…。
全部捨てたはずなのに、まだ布がある。
 
 
♡)ううん…っ
臣)へ!?///
♡)これぇ…、邪魔ぁ…っ!
臣)は、はい、脱ぎます脱ぎます!///
 
 
えいって引っ張ったら、布がなくなった。
 
 
♡)ふぁぁぁ♡♡♡
 
 
臣くんの肌。
気持ちいいの♡
 
裸でくっつくの、だぁいすき♡♡
 
 
♡)も…っとぉ♡♡
臣)ちょ、これ以上は…、っ///
♡)足りない…よぉ…///
 
 
スリスリと肌を擦り合わせたら、
身体がさらに熱くなった気がした。
 
 
♡)はぁ…、臣くん…///
臣)…っ///
 
 
ジンジン…してる…。
なんだろう…。
 
 
臣)……いいの?///
 
 
はぁ…、熱くてたまらない…///
 
 
臣)抱く…よ?///
♡)んん…ぅ…///
 
 
熱くて…熱くて…、ああ…意識が…遠くなる。
 
 
臣)♡、愛してる///
♡)……。
臣)愛してるよ、///
♡)……。
 
 
ふわふわ…ふわふわ…
気持ちいい…夢の中へ…
 
深ぁく…深ぁく…堕ちていく…。
 
 
臣くん…だぁいすき…♡♡
 
 
臣)って、オイ!寝てんじゃん!///
♡)……。
臣)♡?おい、♡!?
♡)……。
臣)…っ、はぁぁぁ〜〜〜、もう!///
  完全に…弄ばれた!
♡)……。
臣)バカ、……おやすみ!///
♡)……。
 
 
 
  
 
 
ーendー

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  1. のんちゃん より:

    ♡ちゃんほんとみんなに愛されてるんだね。♡ちゃんみたいな人になりたいなぁ。♡ちゃんってよくお酒間違えて飲んじゃうよね〜。臣くんもその気になってたのに可哀想(笑)きっと臣くんの脳内大変な事になってるよね(笑)暫く臣くん、♡ちゃんstoryみたいだから嬉しいです(*^^*)

    • マイコ より:

      ♡ちゃんは本当にうっかりさんだから。゚(゚^∀^゚)゚。

  2. ひな より:

    ほんとに♡ちゃんはあんなにたくさんの人に愛されるほどすんごく魅力的な人なんだなーって思います笑
    ♡ちゃんの考え方がすごく好きです!!自分もそーゆう人になりたいってストーリー読むたびに思います。それに周りの人たちもいい人ばっかだし( ´ ▽ ` )最後臣くん可哀想\(//∇//)\

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