〈7〉何より先に…(Jさん&MちゃんSide)

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午後の商談を終えて帰ってきて
一休みしようと給湯室に向かった。
 
 
また偶然Mちゃんがいたりしないかなー
なんて思ってたら…
 
 
J)あ、いたw
 
 
まさかの偶然。
 
 
M)Jさん!お疲れ様です!
J)それなーに?
M)ピーチティーです!
J)いいなー。
  コーヒー飲もうと思ってたんだけど…
  それも美味しそう。
M)飲みますか?
J)うん、いい?
M)もちろんですっ♡
 
 
Mちゃんは嬉しそうに
俺のカップを受け取ってくれた。
 
 
J)Mちゃんいないかなーって思ってたら
  ほんとにいたからびっくりしたw
M)え?
  私、いそうでしたか?
J)ってより、いたらいいなーって。
M)なんでですか?!///
J)顔見たら癒されるし。
M)え!?///
 
 
俺の言葉に、
Mちゃんは落としそうになったカップを
慌てて左手で受け止めた。
 
 
M)癒される…んですか…?///
J)うん。
M)私なんかの…顔で…??
J)うん。
M)そう…ですか、///
 
 
俺はシンクに両手をついて
恥ずかしそうに紅茶を注ぐMちゃんを
後ろから閉じ込めた。
 
 
J)好きな子の顔見れたら元気出るじゃん。
M)な、何をしてるんですか、これは…///
J)隠れイチャイチャ?w
M)ま、前も思ったんですけど!///
J)ん?
M)Jさんって会社でこういうこと
  する人なんですね!///
J)しなそうに見えた?
M)……はい…///
 
 
あーあ、耳まで真っ赤になってる。
かわいーーw
 
 
J)禁断のオフィスラブしたいって言ったの
  Mちゃんじゃんw
M)言ってません!///
J)あれ、違った?w
M)////
 
 
彼女の耳元に唇を寄せたら
彼女はぴくんと小さな肩をすくめた。
 
 
J)なーんだ、残念。
  じゃあ戻ろーっと。
 
 
俺がカップを取って背を向けると…
 
 
M)あ、っ///
 
 
可愛い声が後ろから聞こえて。
 
 
J)ん?
M)////
 
 
振り向けば、寂しそうに
可愛く唇を噛んでるMちゃん。
 
 
J)どうしたの?w
M)……少し…だけなら、したいです///
J)ん?
M)オフィス…ラブ、///
J)あはははw
 
 
可愛いなぁ、もうw
 
 
J)おいで…。
M)…っ
 
 
彼女の腕をそっと引いて、
廊下から見えない死角に
自分の身体で閉じ込めた。
 
 
J)そんな可愛い顔して。
M)////
 
 
甘えるような上目遣いで
俺をうるうると見つめてる。
 
 
J)悪い子だねーー
M)////
 
 
してほしいことはわかってる。
 
 
J)何して欲しいの?
 
 
わかってるのにわざと聞く俺に、
彼女は頬を赤らめながら答えた。
 
 
M)……キ…ス…、///
 
 
素直に言えたご褒美に、
軽く唇を合わせたら。
 
 
M)……も、少し…///
 
 
Mちゃんは物足りなそうに
俺の袖を小さく引いた。
 
 
J)ここ会社だよ…?w
M)……(こくん)///
J)わかってて、してほしいの?
M)……(こくん)///
J)我慢…出来ない…?
M)(こくんっ)///
J)////
 
 
ずるいなぁ……、、
 
こんなつもりじゃなかったのに。
 
 
M)ん、…っ///
 
 
軽くからかうだけのつもりが、
その可愛さにやられて…。
 
 
M)…んっ、…ふっ///
 
 
もちろん誰もいないことを確認したけど…
甘く絡み合う舌を、止められない。
 
 
ゆっくり…、静かに…、
緊張感の中で感じる快感に、
二人で酔いしれる。
 
 
M)……は、ぁ…っ///
 
 
唇が離れて…
うっとりと俺を見つめるMちゃんの首筋を
小さく撫でた。
 
 
J)言っとくけど…
  こんなのしたことないからね、俺///
M)え…?///
J)会社で。
M)////
 
 
熱を持ってる彼女の肌に触れてると、
もっと触れたくなってしまう。
 
 
J)リップ…、直してね?
M)あっ、は、はいっ!///
 
 
Mちゃんの頭をポンポンと撫でて、
俺は自分の島に戻った。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
今日は美味しい夕食を作るんだ!!
 
意気込んだ私は、エプロンをして
キッチンに立ってる。
 
 
だって…
本当は今朝だって私が作ろうと思ってたのに…
いつの間にかあんなことに
なっちゃってたし…///
 
 
M)よし、作るぞー!///
 
 
今日はJさんは少し遅くなるらしくて…
だからその時間で
少し手の込んだ料理も出来ちゃうかなって
張り切って材料を買ってきたんだ。
 
 
好きな音楽を流しながら
鼻歌混じりに野菜を切っていく。
 
 
「好きな子の顔見れたら元気出るじゃん。」
 
「何して欲しいの?」
 
 
M)……はっ、
 
 
しまった。
少し油断したら、
すぐに今日のJさんが頭の中に浮かんで
ニヤけちゃう…///
 
 
「言っとくけど…
 こんなのしたことないからね、俺。」
 
 
M)////
 
 
私だって…
会社であんなことしたの、初めてだもん///
 
 
Jさんのキス…、
すごくエッチだったなぁ…///
 
音を立てないように…ゆっくり静かに…
すごく濃厚で…気持ち良くて…
 
でもたまにやっぱり音がしちゃって…
それが余計にエッチで…、
 
 
M)はっ///
 
 
私ってば…!!
Jさんとのキスを一人で反芻して
またメロメロになってるとか…
 
やだ、変態みたい!///
 
 
M)ええと…、///
 
 
とりあえずポワポワしてる間に
料理は一通り終わったし、
次はお仕事しようっと。
 
 
私はノートパソコンを鞄から出して
テーブルの上に開いた。
 
 
M)まずは…、……おおお!!
 
 
すごい!
またお仕事の依頼が来てるーー!!
 
 
M)しかもCM!?///
  うそーっ!!
 
 
先輩って本当にすごい。
 
 
ポカリのCMが流れてから、
一気にお仕事の依頼が増えてて…
 
やっぱりMVに出るとかよりも
CMの威力ってすごいんだなぁって
改めて思ったりしたんだけど…
 
それもこれも全部、
先輩が魅力的だからだもん。
 
だからあのCMを見てそれが伝わって、
こんなに依頼が来るんだよ。
 
 
ガチャッ。
 
 
M)あ!Jさん!お帰りなさい!
J)ただいまー。
M)気付かなかったです!
  ごめんなさい!
J)ん?何が?
M)玄関までお迎え行きたかったのに…
J)何それ、可愛い。
  じゃあやり直そっかなーーw
M)えっ!
 
 
Jさんはそう言うと、
くるりとUターンして玄関に戻っていった。
 
 
J)ただいまーーw
M)////
 
 
何これ何これ何これ。
Jさんってば…可愛い!!!
 
 
M)お帰りなさいっ!///
 
 
私は玄関まで走っていって、
Jさんに抱きついた。
 
 
J)おおお…熱烈な歓迎だ…w
M)お仕事お疲れ様です///
J)あはは、ありがとうw
  こんな可愛いお出迎えしてもらえるなら
  明日からはもっと大きな声で
  帰ってこようかなw
M)え?
J)なんせ一人暮らし長いから
  「ただいま」って言うのに
  慣れてなくてさー。
M)////
 
 
なんか、嬉しい。
 
Jさんに「おかえりなさい」って言って
お出迎えできることが。
 
 
M)大好きです///
J)ありがとう♡
 
 
本当に本当に大好き。どうしよう。
 
 
M)コートお預かりします!
J)あ、うん。
M)鞄も!
J)あ、はい。
M)お風呂もあります!
  ご飯も出来てます!
  どうしますか?
J)……。
 
 
Jさんは私をじっと見た後、
クスッと笑った。
 
 
J)どうしてそんなに
  至れり尽くせりなのーーw
M)え、だって…///
 
 
少しでもJさんに喜んでほしくて…
 
 
J)お風呂はあとでいいかな。
  ご飯、ありがとう。
  その前に一旦休んでもいいかな?
 
 
Jさんはそう言ってネクタイを緩めると
ソファーにゆっくりと腰掛けた。
 
 
M)お疲れ様です!何か飲みますか?
J)だーかーらーw
M)えっ
J)いいからここおいでw
M)…っ
 
 
Jさんに手を引かれて、
隣にストンと座らされた。
 
 
J)そんな何でもしてくれなくていいから
  少しこうしてて。
M)////
 
 
Jさんが…私の肩に…もたれてる。
 
 
M)あ、あのっ!!
J)ん…?
M)もっと甘えてください!ぜひ!///
J)え…?
  ああ、これって…
  甘えてることになるのかな?w
M)もっと来てください!どーんと!///
J)ええ!?w
 
 
私が両手を広げると、
Jさんは肩を揺らして笑い始めた。
 
 
J)なぁに、それw
  なんで?Mちゃんは俺に甘えてほしいの?
M)えっ…、
 
 
そう言われると…なんでだろう。
 
わかんないけど…
 
 
M)Jさんがもたれてくれて…
  なんかキュンとして嬉しかったんです///
J)ふーん…
  俺あんまり甘えるタイプじゃないから
  期待に応えてあげられないかも。
M)……あ、そっか、それだ!!
J)え?
M)Jさん、昨日も言ってましたもんね。
  だからだ!
J)何が??
M)今まであまり甘えたことないって…
J)うん。
M)だから余計、甘えて欲しいのかも…。
J)なんで?
M)……Jさんの初めてが
  欲しいからです///
 
 
きっと無意識に、
今までの女の人たちとは違う、
自分だけが特別だって感じられるような何かを
欲してるんだ、私…。
 
 
J)また可愛いこと言っちゃってーw
M)……///
J)じゃあ頑張って甘えてみるから
  どうして欲しいか言ってみてw
M)ええ!?///
 
 
どうして欲しいかって…
えっと…、えっと…、
 
 
M)膝枕とか…どうですか?///
J)えーーー!
  されたことない…
M)ほんとですか?!
J)うん、したことしか。
M)…っ
 
 
確かに…
Jさんなら女の子にしてあげそう。
 
 
J)あ、余計なこと言った。
M)いえ!いいんです!気にしませんから!
  例えJさんが過去に何人もの女に
  膝枕していようとも!
J)ちょっと、言い方…w
M)Jさんに膝枕する初めての女は
  私が勝ち取ったので、いいです!!
J)あっはははw
 
 
……あれ。
Jさんがお腹抱えて笑ってる。
 
 
J)じゃあ…お願いしようかなw
M)は、はいっ!どうぞ!///
 
 
わ、なんだろこれ…///
なんかドキドキする。
 
 
J)ふーん…こんな感じかぁ…。
 
 
私の太ももに頭を乗せて
仰向けになってるJさんが
下から私を見上げてきてハッとした。
 
 
M)ちょ、ちょっと待ってください!
  下から見られたら
  私、余計に不細工な気がします!!
  やめてください!!///
J)はぁ〜?w
 
 
思わず両手で顔を隠したら、
下からその手を剥がされた。
 
 
J)忙しい子だねぇ、ほんと…w
M)////
J)いいじゃん、この角度。
M)不細工加減がですか…?
J)だからその自虐発言、やめなさい!w
M)だって…、
J)Mちゃんはどっから見ても可愛いよ。
M)あの、だから…
  そんな慰めは余計虚しくなるんで…
J)あーーーー
M)えっ…
J)これはキスで黙らせて欲しい
  パターンかな?
M)はっ…!ち、違います!!///
J)じゃあそれ以上禁止ねー。
M)……ハイ///
 
 
やっぱりJさんには敵わない。
 
 
M)今日のお仕事は…どうでしたか…?
J)んー?今日ー?
 
 
……なんだか不思議。
私の膝の上でJさんが喋ってる///
 
 
J)今日はねぇ、
  Tくんに宣戦布告されちゃったー。
  今月も負けませんってw
M)ええっ!
 
 
Jさんは笑いながら
長い脚をソファーの上に伸ばして、
膝を立てた。
 
 
M)Tさん…燃えてますね…。
J)燃えてるねぇw
  ……それでね、実は…、、
M)え…?
 
 
それからJさんが話してくれたのは
春からの人事異動の話。
 
社長からの提案で
JさんとTさんが営業部長に昇進するって。
 
 
M)すごーーい!!
  面白いですね、それ!さすが社長!
J)だよねーーw
 
 
営業部がどんな風に変わるのか
私も楽しみ。
 
 
M)Jさん、どんな部長になるのかなぁ…
J)未知だよねぇ…w
M)楽しみですか?不安ですか?
J)半々かなー。
M)えっ!Jさんでも不安に思うこととか
  あるんですか!?
J)俺をなんだと思ってんのw
  まぁ不安っていうか、
  ちゃんと育ててあげられるかなー、って。
  下の子たち。
  俺って昔から無駄に器用でさー、
  なんでも出来ちゃうんだよ。
M)そんな感じします。
J)あはははw
  だからさ、出来ない人の気持ちが
  あまりわかんないんだよね。
M)なるほど!
 
 
それは人に何かを教えてあげる時に
場合によっては不利かもしれない。
 
 
J)それに俺、基本は
  人に深入りしないタイプだし。
  ちゃんと熱心に
  指導してあげられるかなー。
  そういう点では
  Tくんの方が向いてるかもね、管理職。
M)そんなことないですよ!!
J)ええ?w
M)Jさんは絶対に良い指導者になれます!
  だって現に!
  Tさんだってそうじゃないですか!
  Jさんに憧れて、
  Jさんを目指して頑張って、
  今ではあそこまでになったんですよ!
J)……まぁ…確かにそうだね。
M)Jさんが教えたら営業部の人、
  みーんなTさんみたいになって
  会社の売り上げ100倍になるかも!!
J)ぷっ、あはははっw
  ほんと面白いね、Mちゃんw
 
 
あれ、また笑われちゃった///
 
 
J)じゃあ会社の売り上げ100倍目指して
  頑張りますかーーw
M)はい、頑張ってください///
J)Mちゃんに言われたら
  頑張んなきゃなーーw
M)私はそんなJさんを
  全力でサポートしますので///
J)ありがと♡
 
 
Jさんはニッコリ笑って
下から私のほっぺを撫でてくれた。
 
 
M)////
 
 
どうしよう…キュンキュンする!!!
 
 
J)まぁでも春からMちゃんたちは
  いないもんねー。
M)はっ!そうでした!
 
 
Jさんたちの活躍を見届けられない…!
 
 
M)この目で見たかった…。
 
 
私がしょんぼり呟いたら、
Jさんはゆっくり起き上がって
私の頭を撫でてくれた。
 
 
J)まぁ会社で見れなくても
  誰より近くで見れるでしょ、Mちゃんは。
M)…っ
 
 
誰より…近くで…?
Jさんの…こと…?
 
 
M)////
 
 
その言葉が嬉しくて
思わず緩む頬を両手で押さえてたら、
Jさんが自分の膝の上を
トントンと叩いた。
 
 
M)なん…ですか…?
J)おいでよ。
M)ええ!?
J)膝枕してもらうのも良かったけど、
  やっぱり俺は
  Mちゃんが甘えてくれる方が嬉しいかも。
M)////
J)おいで、ほらー。
 
 
そんな甘く呼び寄せられたら、
我慢なんて出来ない。
 
私はねこが飛びつくような勢いで
Jさんの膝に頭を乗せた。
 
 
J)あはは、かわいーw
M)////
 
 
なんだろう、この贅沢。
Jさんに膝枕してもらっちゃってる…。
 
 
J)うん、やっぱこの方が落ち着く。
  俺、甘えられる方が好き。
M)////
 
 
私も、甘やかしてもらえる方が
やっぱり好きかも。
 
だって…
優しく髪を撫でてくれるJさんの手が
すっごく気持ちいいんだもん…。
 
 
M)……先輩の仕事のオファーが
  すごいんです…。
J)ん…?
  ああ、CM効果じゃない?
M)はい。
J)姫は会社辞めても
  どんどん忙しくなりそうだねぇー
M)はい。
J)マネージャーも忙しくなるねぇ。
M)燃えます。
J)あははは!燃えるの!w
M)私が先輩を頂点に連れていくんです。
J)すごい意気込みだね!w
M)やるからにはそれくらいじゃないと。
J)いいねぇ〜〜〜〜
  好きだよそういうガッツw
M)先輩のこれからが本当に楽しみで…
  やる気しか湧いてこないんですけど…
J)うん?
M)でも会社を辞めるのは
  やっぱり少し寂しいです。
J)そっか。うん。
  きっと姫も同じじゃない?
M)そう…ですよね。
J)うん。
 
 
Jさんの優しい声が、耳に心地良い。
 
 
M)Jさん…。
J)んー?
M)こんな甘えてたら、
  なんだか暴走しそうです…。
J)何が??
M)「大好き」が…、///
J)ぷっ、どうぞ?w
 
 
私はむくりと起き上がって
Jさんを見つめた。
 
 
M)そんな簡単に「どうぞ」とか言って!
  私が暴走したら大変なんですよ!///
J)うん、知ってるよー。体験済みw
M)はっ…
 
 
そうでした…///
 
 
J)俺が受け止めればいいんでしょ?
  って言ったじゃん。
  いつでも好きに暴走していいよw
M)////
 
 
いい…のかな…?
 
 
M)じゃあ…少しだけ…
  抱っこしてほしいです///
J)……何それ、可愛いな…///
 
 
膝の上に乗せてもらえた私は
嬉しくてそのままぎゅーっと
Jさんに抱きついた。
 
 
M)Jさん…疲れてるのに…
  こんなに甘えてごめんなさい…///
J)んーー、…いいよ。
  俺も癒されてるから。
M)え…?
J)こうやって。
 
 
Jさんは私の胸に顔を埋めて
私をぎゅーっと抱き返してくれてる。
 
 
M)////
 
 
ドキン、ドキン、
 
胸の音と一緒に、愛しさがこみ上げる。
 
 
M)残り3ヶ月…、大事に過ごします。
J)え…?
M)会社で過ごせる、残りの時間。
J)急にどうしたの?
M)Jさんと一緒に働けるの
  あと少しだって思ったら寂しくて…
J)そっか。
  Mちゃんは禁断のオフィスラブが
  お好きだから…
M)だからそれは違いますって!///
J)あはははw
 
 
でも…、
今日のキスは…すごくドキドキ…したけど…
 
 
M)////
 
 
Jさんの唇を指先でなぞったら…
 
それを合図に、
お互いの顔がゆっくりと傾いて…
 
私たちは引き寄せられるように、
そっと唇を重ねた。
 
 
………あ、っ///
 
 
Jさんの手が頭の後ろにまわって…
お互い、探るように合わせてた唇が
一気に深く、繋がった。
 
 
M)ん…、っ///
 
 
甘い舌に…捕まって…
 
 
頬に伝わる、Jさんの手のひらの熱。
 
もう片方の手は…
私の身体のラインをなぞり始めて…
 
 
M)……っ、はぁ…///
 
 
甘く疼くような感覚に、
思わず息を漏らした。
 
 
J)この顔…、
M)え…?
J)会社でするのはもうダメだよ…?
M)え…?
 
 
Jさんの手が
優しく私の頬を包む。
 
 
M)どんな…顔…ですか?///
J)自分でわかってるでしょ?
M)////
 
 
Jさんのことが
欲しくて欲しくて仕方ないって顔、ですか…?
 
 
M)だって…、大好き…だから…///
 
 
我慢できない私は
自分からもう一度、Jさんにキスをした。
 
 
M)……大好き…です///
J)////
 
 
大好きなの、こんなに…。
 
 
M)J…さん、…///
 
 
もっと…触れてほしい…。
 
その優しい手で。
 
 
M)J…さん、…///
 
 
もっと…口付けてほしい…。
 
その甘い唇で。
 
 
M)……はぁ、……もっ…と、///
 
 
止められない。
大好きな気持ちが、溢れてる。
 
 
J)お風呂もご飯も用意してくれてたのに…
  ごめんね…?
M)え…?
J)…何より先に、Mちゃんが欲しい。
M)////
 
 
熱がこもったその言葉に
身体が一気に熱くなる。
 
 
J)……いい?
M)(こくん)///
 
 
熱く火照ったこんな身体、
あなたにしか、どうにか出来ないから…。
 
 
だからお願い、
 
このままあなたの腕の中に、閉じ込めて。
 
 
その甘い甘い熱で、私を溶かして…。
 
 
 
 
 
 
 
ーendー

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  1. ひとみん より:

    Jさん、さすがwww
    Mちゃん、メロメロ(*˙˘˙)♡
    春から、TくんとJさんは部長ですか
    ( *´艸`)
    この先のストーリーも
    楽しみに待っています
    ((o(´∀`)o))ワクワク

    • マイコ より:

      脇役たちもまだまだ活躍しますのでぜひ末長く見守ってやってください(❁´ω`❁)♡♡

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