【89】甘えたい朝

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臣)おはよ。
♡)ん~~
臣)そろそろ起きるー?
♡)やだぁ…
臣)え?
♡)まだ…ギュってしてて//
臣)えっ…//
♡)ん~~//


♡が可愛くすり寄ってきた。


臣)なーんだよお前は!甘えんぼか!w
♡)だって…
臣)んー?
♡)大好きなんだもん//
臣)……
♡)離れたくないもん//
臣)……


はぁ…もう…

可愛い///


臣)しょうがねぇ奴。
  ほら、こっち来い。
♡)ん~~♡♡


俺が招き寄せると
♡がぎゅーっと抱きついてきた。


なんでこんな甘えてくんだろw
ほんと可愛いなーーー


♡)えへへ♡あったかい♡
臣)そ?
♡)うん♡
  こうやって…
  臣くんの体温感じてる時が、一番幸せ…
臣)……
♡)……
臣)俺も…
♡)えっ


大きな瞳が腕の中から俺を見上げてきた。


♡)ほんと?
臣)何が?
♡)幸せ?
臣)……
♡)…ねぇ//
臣)言わなくてもわかんだろ!//
♡)……//
臣)…あ~やっぱダメ、もう起きんぞ。
♡)えーーー
臣)ほんとに離したくなくなる。
♡)えっ…//
臣)起ーきーろー
♡)きゃあっ


♡を無理矢理抱きかかえて
起き上がった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


♡)あ、お腹鳴った。
臣)俺?
♡)わかんない。
臣)つーか確かに腹減ったな。
♡)ぺこぺこ。
臣)昨日ろくに食えてねぇしな。
♡)うん。
臣)よっし!なんか美味いもん食お!
♡)美味いもん??
臣)ルームサービス取ろ。
♡)わーい♡♡


それからシャワーを浴びて
荷物をまとめて

臣くんと一緒に朝ご飯を食べた。


♡)美味しい♡♡
臣)うん。美味い。
♡)えへへ♡♡
臣)幸せそうだなーw
♡)幸せだもん♡♡
臣)あっそw


臣くんとこうやって
向かい合って笑ってるだけで
すっごく幸せ♡


♡)臣くん今日は?
臣)今日は…
  7人で収録…のあと
  夜はSPRINGROOVE。
♡)SPRINGROOVE??
  ジェネが出るやつだっけ?
臣)そうそう、隆二と行ってくる。
♡)いいなー♡
臣)お前は?
♡)今日はエイベックスに行ってくるよー。
臣)あ、また?
♡)うん。
臣)そっか。


ご飯を食べ終わると
臣くんはマネージャーさんに電話してた。


臣『あ、Sさん?
  ごめん今日、昨日の場所でいい?
  うん。ホテル泊まったから。
  はーい。お願いします。』


臣)1時間くらいで着くって。
♡)そっか…じゃあ私の方が先だ。
臣)もう出る?
♡)うん、そろそろ…
臣)そっか。
♡)……


なんか…


臣)どうした?
♡)……


臣くんの手のひらが
頭を優しく撫でた。


♡)……
臣)……
♡)昨日から…
  いっぱい一緒にいた気がするから…
  寂しい。
臣)え?


私は思わず、
臣くんの服の裾をキュッと掴んだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


この可愛い手は、何?


臣)なんかお前…
♡)……
臣)今日、やたら甘えんぼだなーw
♡)えっ!


だって…


臣)寂しいとか、普段絶対言わねぇのに。
♡)え!!あ!!私今、言った???


え?無意識かよ。


♡)ごめんなさい!!取り消し!!!
臣)は!?なんで?!


嬉しかったのになぜに取り消す!!


♡)寂しくない!!全然!!
臣)なんでだよっ!もう遅ぇわ!w
♡)えーー!!寂しくないもんっ!!
臣)お前…素直になれっつったろー
♡)あ…っ


俺が頭を撫でると
♡はしゅんと俯いて…

その姿がなんか可愛くて、
俺はぎゅっと抱きしめた。


臣)はぁ…もう…
♡)……//
臣)素直になんなさい。
♡)……//


寂しいとか言ってくれたら…
俺すげぇ嬉しいんだから。


♡)なんか…
  臣くんに甘やかされてる気がする//
臣)何それw
♡)だって…//
  幸せすぎるんだもん…
臣)ふはっww


そりゃー甘やかすよ。
こんなに好きなんだから。


♡)こんなに好きで
  どうしたらいいのー??
  もう~~~///


ぎゅぅぅっ


臣)おい!苦しい苦しいww
♡)ぎゅ~~!!
臣)ギブギブ!ww
♡)あはは♡
臣)もう…w


もう一度頭を撫でると
♡がニッコリ笑った。


♡)大好き…♡
臣)……ん、俺も。
♡)……//
臣)……//


♡は照れたように俺から離れると、

部屋の中をくるくる回った。


♡)ねぇ臣くん!
臣)んー?
♡)こんなお部屋、ほんとにありがとう♡
臣)うん。


そんな笑顔が見れんなら
スイートなんて安いっす。


♡)楽しかったー♡♡
臣)Hが?
♡)ちょっと!!///
臣)だってHしかしてねぇじゃんw
♡)違うよっ!ばかっ!!!///
臣)じゃあ何ー?
  お風呂入ったこととかー?
♡)あ!!…もう!違うってばー!//
臣)あはははw
♡)てゆーか…
  なんかえっちぃことばっかりしてる//
臣)ほんとだなw
♡)違うよ!!
  そうじゃなくて!!//
  いっぱい一緒にいれて
  楽しかったって意味だからね!!
臣)はいはいw
♡)もう~!!ほんとに~!
臣)わかったよ!w


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


♡)じゃあ…私、行くね?
臣)うん、行ってらっしゃい。


臣くんが笑顔で見送ってくれるけど…


♡)ねぇ…//


私は思わず手を握った。


臣)どうした…?
♡)チューはー?//
臣)え?
♡)んー//
臣)はいはいw


チュッ。


♡)へへ…♡
  

私きっと、今にやけてる。
この手、離したくないな…


臣)お前はそんっなに俺と
  離れたくないのー?w
♡)!!


バレた///


臣)しょーがねぇな〜〜
♡)んっ!!
  ん~~っ///んんっ////
臣)……足りた?w
♡)////


臣くんは自分の唇をなめて
ニヤッと笑った。


♡)ばかっ///
  行って来ます!!///

バタン。


♡)…っ


もう~~///
あんなチューしてくるなんて…


♡)臣くんのえっち…//


はぁ…
私どうしよう…

もう臣くんでいっぱいだよぅ…


両手でほっぺを押さえると
なんだか少し熱くて…


♡)はぁ…//


臣くんのこと、大好きすぎる…///



幸せだった時間を
胸いっぱいに吸い込んで


私はそのまま
電車に乗ってエイベックスに向かった。




ー続ー

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