【85】戸惑う激しさ

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俺はとりあえず隣に座って
♡の頭を膝に乗せた。


大丈夫かな…


強い酒って…
そんなもん女に飲ませんなよ!

ってか
どうにかする気だったのかな
こいつのこと…


マジ危ねぇんだけど…


これからも…
俺がいない時とかに
こんな目に遭われたら

俺、守ってやれねぇじゃん…


はぁ……
もう~~~~~~



♡)ん…っ
臣)あ。
♡)……
臣)起きた?
♡)臣くん…?//


♡がゆっくり目を開けた。


臣)大丈夫か?
♡)うん…//
臣)顔めっちゃ赤いな…
♡)クラクラ…する…//
臣)立てる?
  もう部屋行くか。
♡)うん……//


立ち上がった♡はフラフラで…

俺は♡を支えながら
会場を出て、エレベーターに乗った。


♡)ん~~//
臣)どうした?
♡)あたま…フワフワする…//


エレベーターを降りても
♡はフラフラだったから

俺は♡を担いで
部屋まで連れて行った。


♡)わっわっ//
臣)大人しくしてろ。


ピッ。

ガチャッ。


部屋に入ると
俺は♡をベッドに座らせて

ジャケットを脱いで
ソファーにかけた。


臣)大丈夫か?
♡)だいじょーぶ…だよ…//
臣)……


こんな酔ってる♡、久々に見た。


俺はミネラルウォーターを2本取って
1本開けて♡に渡した。


臣)ん。
♡)ありがと…//


もう1本を開けて
一口飲むと

♡が俺の服の裾を引っ張ってきた。


臣)どうした?
♡)……//
臣)ん?


潤んだ目で…
俺のこと、見てる。


♡)キス…して…?//
臣)えっ!!
♡)……//


なんだよいきなり…//


チュッ…


額にキスすると
♡の手が力なく、また俺の服を掴んだ。


♡)や…ぁ…//
臣)……
♡)そこじゃ…ない…//
臣)……//


チュッ…


熱く火照った頬に
そっと触れながら

唇にキスをすると…


♡はまだ物足りなそうに
俺を見上げた。


♡)……//
臣)……//


その目、何だよ。


♡)もっと…
臣)…っ
♡)もっと…、して?//
臣)え?!//
♡)そんなんじゃなくて…//
臣)…っ
♡)…たりないよぉ//
臣)えーっと…


なんだこれは…///


♡)ねぇ…//


♡が俺の手を握った。


♡)…臣くんと…Hしたい///
臣)は!??///


い、今…なんて……


ボトッ…


臣)…っ!!


俺はびっくりして
持ってた水を下に落とした。


臣)やっべ。


慌てて拾って蓋をする。


♡)ねぇ…ダメ?//
臣)え?


まただ、この目。


臣)……//


ダメだ、しっかりしろ、俺。



臣)んな赤い顔して、何言ってんの。


冷静を装ってそう言うと

♡が俺の手を掴んで
自分の頬に当てた。


臣)…っ


柔らかくて…すべすべで…

熱く火照った、♡の頬。


長いまつ毛がゆっくり上がって
甘い上目遣いに、また捕まった。


♡)ダメ…?//
臣)…っ


いや…
最初はそのつもりだったけど…


臣)ダメっつーか…
♡)おねがい…//
臣)えっ
♡)……//


赤い頬に、潤んだ瞳。


臣)酔ってるしょ//
♡)酔ってないよ…//
臣)絶対忘れんだろ…
♡)忘れないから…//
臣)…っ
♡)ねぇ…お願い//


ヤ、ヤバい…
なんだこれ…///



甘く潤んだ目で俺を見上げる♡に…

掴まれた腕に…


ドクン、ドクン、、


身体が脈打つのを感じた…



臣)……っ



いや、ダメだろ…
こんな状態の時に…


でも…

こんな可愛く
お願いとか言われたら…


さっきから谷間見えてるし…
このドレス…
露出度高いから

なんか色んなとこ触りたくなるし…


ヤバい…///
うわ~~~~///



♡)おみくん…っ//


♡が俺の腕を引っ張ってきて


臣)おわっ!


体勢を崩した俺は
♡をベッドに押し倒した。


臣)わ、ごめん!//
♡)……//


慌てて起き上がろうとするけど…


臣)……//
♡)……//


♡の瞳が…
やっぱり俺を、誘惑してる。


臣)そんな顔で見んな//
♡)ねぇ…//
臣)…っ


♡が俺に…手を伸ばしてきて…


♡)もっとキス、して…?//
臣)////


ヤ、ヤバい…
もう…理性、吹き飛ぶ…


♡)んっ……ふぁ…///


キスから漏れ出た
甘い声に…


俺はもう、
理性と戦うことを諦めた。


♡)ふ…っ、ぁ…っ//


ああ、もうダメだ…
止まんねぇ…っ


♡)臣…くん…、あ…っ//


夢中で唇を重ねて…


臣)ああ…w
♡)は…ぁ…//


♡の頬に触れると
とろんとした瞳が、俺を見つめた。


臣)結局俺が脱がすんなら…
  最初のドレスでも良かったなw
♡)んんっ…、あ…っ//


♡の白い肌が
少し赤く染まってる。


すげー綺麗…


♡)や…ぁ、ん…っ//
臣)お前…、身体熱いな?
♡)あ…っ// おみ…くんっ…
臣)ん?
♡)……っ///


俺の頬に

♡の熱い手のひらが
優しく触れた。


♡)なまえ…よんで?//
臣)え…?
♡)んっ、///
臣)♡?
♡)あっ…//
臣)♡……、
♡)もっと…
臣)……


俺が♡を抱きしめると

俺の耳元で…

♡の甘い吐息が
どんどん乱れていく…


♡)やぁ…っ// おみ…くん…//
臣)…ん、
♡)もっと…さわって…?//
臣)え…//
♡)いっぱい…
  ……さわって?///
臣)////


なんだろ…
酔ってるからなのか?

♡がいつもと違う…


激しく俺を求めてくる…


♡)あ…っ//
  おみ…くんっ…//


乱れた髪が…

感じてる声が…

エロすぎて…


臣)は…ぁ…//


こんなん…
マジでヤベぇ…


♡)は…ぁ…っ//


涙目で…

俺のことが欲しくて
仕方ないって顔してる…


可愛すぎんだろ…
なんだよこれ…///



こんな目で見られたら…

もう他の事なんか考えらんねぇくらい


俺で満たしてやりたくなる…




臣)♡……



俺は…



♡が求めて来るまま

夢中で♡を抱いた。





ー続ー

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