【63】女の嫉妬

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朝目が覚めると
目の前に臣くんの寝顔があって…


♡)!!!


え!

あれ???


私昨日…
どうやって寝たんだっけ…


全然思い出せない…


えーと…
臣くんとMステ観て…
その後臣くんが
歌について色々話してくれて…


で…


え?私、もしかして
話してる途中に寝たの???


え~!!最低~!!!
どうしよう!!

臣くん、ごめんなさい。



眠ってる臣くんの髪に
そっと触れてみても、

ぐっすりで…起きる気配なし。


よし!
先に起きて、ご飯作っちゃおう!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ー30分後ー


♡)臣くーん。
臣)……
♡)臣くんそろそろ起きて~
臣)……
♡)ご飯できたよー?
臣)……
♡)ね、臣く…っ、きゃっ!!


♡をベッドに引きずり込んだ。


♡)び、びっくりしたぁ!!
臣)はよ。
♡)おはよ。
臣)……
♡)どしたの?
臣)早く。
♡)え?
臣)パワーくれんでしょ?
♡)え???
臣)昨日途中で誰かさん
  充電切れしたから最後まで
  パワーもらってないんだけど…
♡)あ…!!!
臣)早くー
♡)昨日はごめんね?
  えっと…
  何したらいいの??
臣)俺が元気になりそうなことー
♡)えっ!…えっと…
臣)……
♡)chu♡
臣)……
♡)もういい?//
臣)うーん。
  可愛かったからいいけど…
  ちょっと足んねぇ。
♡)え?
臣)なんか…触りたい…
♡)え!!


胸を触ろうと伸ばした手は
思いっきり叩かれた。


臣)いてぇな!!
♡)あ、ごめん…
  思ったより強かった…
臣)つーかなんで叩くんだよ!
♡)だって…
  朝からエッチ!//
臣)別にヤらせろって
  言ってるわけじゃねぇんだから
  触るくらいいーだろ!


けちっ!!!

俺はいつだって触りたいんだよ!!


♡)やだっ!//
  臣くん絶対、エッチな触り方
  するもん!//


なぬ?


臣)エッチな触り方って~?
♡)えっ…
臣)お前が思わず
  声出しちゃうカンジー?
♡)ばかっ!!///
臣)あっはははw
♡)きらいっ!//
臣)あ~あ、ひでーな~~
  俺、昨日ベッドまで
  運んでやったのにな~
♡)あ…えっと…
  ありがとうございます。
臣)だからちょっとくらいいーだろー!


まだ諦めねーぞ!


♡)わっ!!


くるっと起き上がって
♡の上に跨がった。


♡)ちょ…っと!//
臣)んー?


あ、目が泳いでるw


♡)よけてよぉ!//
臣)やだ。


俺は♡の手をおさえた。


♡)もう!//


あーやべーな…
この体勢…襲いたくなる。

つーかちょっとでいいから
エロい声、聞きたい。


♡)な、なに!//
臣)え??
♡)悪いこと考えてるでしょ!//


えっ…


臣)俺、顔に出てた?w
♡)出てるっ!やだっ!//
臣)いいじゃん、ちょっとだけ…
♡)え、え、え!
  やっ、ちょ…、んっ//
  ……やぁ…ん//


あーヤバい。

ちょっとでいいからって…
んなわけなかった。


この声聞いたら…もう止まんねぇし…


臣)♡……、


身体を触りながら
服を脱がせようとすると

暴れた♡に頭突きされた。


ゴンっっ


臣)いってぇ!!!!
♡)いったぁい!!!
臣)お前なぁ!w


どんな反撃だよ!!


♡)ぶつかっちゃった…
臣)何すんだよー
♡)それは私のセリフだもん!!
臣)えっ
♡)朝から何するのー!エッチ!!
  信じらんないっ!
  ばかー!!!///


♡は俺を突き飛ばして
リビングに逃げていった。

やべー、やりすぎたかな…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ほんとに襲われちゃうかと思った…
びっくりした///


私がご飯をテーブルに並べてると
臣くんはこっちをチラッと見て
そのまま顔を洗いに行った。


♡)……//


洗面所から戻ってくると
キッチンの陰から覗いてる…


臣)怒ってる…?


な、何それ!
可愛い!ずるいっ!//


♡)怒ってる!//


もう…っ


臣)激おこ?
♡)ぷっww
  そうだよ!激おこだよ!
臣)朝から襲ったから?
♡)そう!//
臣)夜ならいいの?
♡)そう!夜なら…って、違う!///
臣)あははははww
♡)も~~!!
臣)ごーめんて♡


臣くんが後ろからぎゅってしてきた。

もうほんとずるいんだから…//


♡)ご飯食べよ?
臣)うん。


二人でテーブルに座った。


臣)いただきます!
♡)いただきまーす。
臣)……あ゛~、味噌汁うめぇ~~♡
♡)あはは♡良かった。
臣)お前今日送別会だっけ?
♡)そーだよー♪
臣)会社もあんの?
♡)うん、今日は月一出社の日。
臣)帰り遅い?
♡)うん、たぶん。
臣)そっか。


AKB頑張るぞーっ!


臣)…あ、そーだ!
♡)ん?
臣)岩ちゃんに渡しといたよ。
♡)あ、クッキー?ありがとー!
臣)てゆーか皆に奪われすぎて
  本人全然食べれてなかったけどw
♡)えー!
臣)みんな美味しいって言ってたわ。
♡)ほんと??良かった♡
臣)健ちゃんが…
♡)健二郎くん?
臣)自分の誕生日も
  クッキーがいいって
  注文いただいてきました。
♡)あははは♡5月だっけ?
臣)うん、よく覚えてんな!
♡)だって去年臣くん言ってたもん。
臣)そっか。
♡)じゃあ健二郎くんにも
  クッキー焼くねw
臣)うん、焼いてあげてw


それから私は送別会の衣装を持って
臣くんより先に家を出た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今日の仕事は一人での撮影。

ヘアメイクさんや
スタイリストさん達に
ホワイトデーのお返しを渡すと

みんな喜んでくれた。


マ)登坂くんいつもありがとー!
臣)マキさん、それ
  好きだって言ってたから。
マ)もう好き好き大好き!w
臣)あっははw
マ)じゃあ髪、先にやっちゃうねー?
臣)はーい、お願いしまーす。
マ)うちの旦那とか
  ホワイトデー覚えてなさそう
  だったんだけど。
臣)え、マジっすか?
マ)朝もなんにも言ってなかったし。
臣)サプライズなんじゃないっすか?w
マ)だといいんだけどね~w
  登坂くんは?
臣)え?
マ)もう彼女にあげたのー?
臣)いや、まだです。
  今日…なんか作ろうかと思って…
マ)え!すごい!!
  お菓子作りって結構、難しくない?!
臣)え!!そうなんすか?
マ)うん。
  ちょっと分量間違えたりすると
  もうアウトだし
  本の通りにやっても
  なんか上手くいかないっていうか…


そんなこと聞くとちょっと不安。


シ)それマキさんが
  不器用なだけじゃないっすか?w
マ)ちょっとシンくん!失礼ね~!w
シ)あっははw
臣)マジかー
  無難に買った方がいいのかな…
マ)ううん!
  そんなことない!!
  もし失敗してもその気持ちが
  絶対嬉しいもん!!!!
臣)そうですか…?
マ)うん!!!!!!
臣)じゃあがんばろ…


成功しますように…


マ)でも…♡
臣)え?
マ)登坂くんが彼女のために
  手作りとか…♡
臣)なんすかw
マ)愛されてるわねー、彼女♡
臣)でも俺、あんま作ったこと
  ねぇんだよな…
シ)でも彼女のために挑戦するんすか?
臣)え…うん…、しようかなって…
シ)愛されてますねー♡
マ)ねー♡
臣)……///


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今日は全員定時で上がって
送別会会場に向かった。


K)エレベーター全然来ねぇな。
♡)これだけの人数が
  同じ時間に帰ること
  滅多にないもんねw
K)うん、混みすぎ。
男)♡さん、すいません。
  今少し…いいですか?
♡)え?あ、はい。
  ごめん、先降りてて?
K)あいよー。


情報課の人に呼び止められて
私はフロア脇に移動した。


男)あ、あの…これ…、
  ホワイトデーのお返しです。
♡)え?!
  …えっと…もう
  いただきましたよ?
男)いや、その…
♡)女子のみんなにって
  お昼に貰いましたけど。
男)それとは別で。
♡)え??


別って…
えっと…


♡)あの…貰えない、です…
男)え!!
♡)……
男)あの…
  彼氏がいるのは知ってるんですけど
  もう用意してしまったので
  受け取るだけ受け取って
  もらえませんか…?
♡)え…


そっか…
捨てることになっちゃうのかな…


男)お願いします!!


きっと…お菓子だろうし…


♡)…わかりました。
男)ありがとうございます!!
  あの、俺、本当にいつも
  ♡さんの笑顔に癒されてます!
  ありがとうございます!!
♡)えっ!!
  あ…あの…
  ありがとうございます//
男)呼び止めてすみませんでした!
  じゃあ失礼します。
♡)は、はい!


男の人はそのまま走っていった。
申し訳ないことに…
名前が思い出せないんだけど…
どうしよう。

と、思っていたら

今度は人事課の人に話しかけられた。


男)♡さん、今時間あります?
♡)あ、ごめんなさい。
  もう行かないと。
男)あ、じゃあ会場まで
  一緒に行きませんか?
♡)あ、いえ、
  下で友達が待ってるので。
男)あ、そうですか…じゃあ
  これだけでも…
♡)??
男)ホワイトデーの…、
  受け取って下さい。
♡)え??
男)チョコレートいただいたので。
♡)いや、あれは、女子一同からで…
男)それでも♡さんが渡しに来てくれて
  めちゃめちゃ嬉しかったんです!
♡)え…
男)あの時の笑顔のお礼だと思って
  受け取って下さい!!
♡)わっ!
男)じゃ!!
♡)え!ちょっと!!


男の人は無理矢理プレゼントを渡すと
そのままいなくなっちゃった。

どうしよう…


男)あの、すみません。
♡)え?!


振り向くと
確か…法務?の人だっけ…
何回か挨拶したことあるような
男の人が立ってて…


男)あの、少しだけ時間いいですか!!
♡)え!!あの…
J)はーいはい、もうダメです。
♡)え??
J)姫が遅刻しちゃうんで
  会場着いてからにして下さいね。
男)あ…
J)その辺で待ってる人たちもー
  もう時間ないから
  後でお願いしますねー。


Jさんはそう言うと
私をエレベーターに乗せて
そのまま扉を閉めた。


♡)え?え?
J)相変わらず大変だねぇ、姫は。
  はい。
♡)あ…


Jさんが渡してくれたのは
営業用の紙袋。

私はそれに
もらったプレゼントを入れた。


♡)ありがとうございます…
J)彼氏には…お返し、もらったのー?
♡)あ、はい!
  大分前にもらいました♡
  えへへ♡


ドレスとか…
いっぱい貰ったもんっ♡


J)幸せそうだなーw
♡)幸せです♡


エレベーターを降りると
私はKちゃんの元に走った。


♡)あ、Jさん、
  ありがとうございました!
J)はーい。


♡)ごめんねKちゃん、お待たせ!
K)全然いいけど大丈夫?
♡)うん。
K)あ、そーゆーことね?


Kちゃんは私の紙袋を見て頷いた。


K)お疲れさんw


そのまま二人でビルを出ようとすると
後ろから呼び止められた。


男)♡さん、すいません!
♡)え?
男)あの、今一瞬いいですか?


どこの課の人かわからないけど
うちの会社の社員証をつけてる。


♡)えっと…
J)ごめんなさい。
  後でもいいですか?
男)あ…
J)やっぱり姫、一緒に行くよ。
♡)あ、えっと、ごめんなさい。
男)あ、すみません!じゃあ後で!!


結局私はKちゃんとJさんと
三人でビルを出た。


K)もうさ、ホワイトデーお断り!!!
  って、首から下げとけば?w
J)あっはははw
♡)うーん…
J)まぁみんなの気持ちもわかるけど。
♡)え?
J)こーゆーイベントの時とかにしか
  姫には話しかけられないんじゃないかな。
  彼氏いるのもみんな知ってるしね。
K)それでもプレゼントしてくんのが
  すごいよなー。
J)夢を見させてくれる
  アイドルみたいな感覚なんじゃない?w
K)なるほど。
  あんたはみんなに夢を与えてんのねー。
♡)えー!何それ!
J)俺はアイドルだなんて思ってないけどね~



そう言うとJさんは
ニヤッと笑った。


♡)???
J)またつかまっても面倒だから
  タクシー乗っちゃおう。


私たちは三人でタクシーに乗って
会場に向かった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今日の仕事は
珍しく撮影だけだったから
俺は夕方には家に着いた。


とりあえず買ってきたものを
キッチンに並べて…


臣)よし、作るか!!


スポンジとかケーキ系は
膨らませるのが難しいって聞いたから
俺はクレープを作ることにした。


プレーン生地と
ココア生地と
ストロベリー生地と…


臣)なんだよ、結構作んの
  楽しいじゃん♫


フルーツを切って
生地を焼いて…

色々やってると
気付いたらもう2時間が経ってて…


臣)うっそ!!
  こんなかかるもんなの?!


全部作り終えた頃には
キッチンは戦場みたいになってた。


臣)やべー。
  これ絶対怒られる…


俺はとりあえず
クレープを全部冷蔵庫に入れて
キッチンを片付けた。


臣)お菓子作りって…
  普通に料理するより
  色々大変だな…


あいつ…いつも色んなの作ってくれるけど
こんな大変だったんだ。


とりあえずキッチンをピカピカにして
疲れた俺は、ソファーで休んだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


会場に着いて
みんなで衣装に着替えて
適当なテーブルについた。


J)わぁ!姫!!
♡)え??
J)すごい似合うね、制服!w
♡)え、ほんとですか?
J)うん!本当に可愛い。
M)Jさん、私は私はー?♡
J)Mちゃんも可愛いよw
M)やったぁ♡
J)なんか…周りが危なそうだから
  しばらくここにいよう。
♡)??


Jさんはそう言うと、私の隣に座った。


M)いいんですかぁ?
  あっちの営業の女の子達が
  Jさん来るの待ってますよぉ?
J)はははw
  いーのいーの。
M)あ。
♡)え?
M)なんか…
  先輩に話しかけたそうな人が
  何人かうろうろしてますけど。
♡)え!
J)でしょー?だから。
女)ちょっとJさーん!!
  こっちで飲みましょうよぉ!!
女)そうですよー!
  こっち来てくださいー!♡


営業の女の子たちが
Jさんを迎えにきた。


J)あとでねー。
女)今!来てくださいー!!
J)え!!ちょっ、ちょっと…


Jさんは無理矢理引っ張って
連れて行かれた。


M)相変わらず一番人気ですねー
♡)すごいね…

女)ちょっといいですか?

♡)え??

女)♡さん。

♡)え?私ですか?

女)はい…


営業の女の子にそう言われて
二人で一旦会場から出た。


女)♡さんて、彼氏いるんですよね?
♡)え…、はい。
女)それって…Jさんですか?
♡)え!違います!!
女)社内恋愛だから隠してるとか…
♡)本当に違います!!
女)なんだ…そうなんだ…
♡)……
女)じゃあJさんのこと、
  なんとも思ってないんですか?
♡)はい。
女)彼氏がいるけど、本当は好き…とか…


えー!!


♡)ないです!!
  絶対にないです!!


力の限り、否定する!!


♡)私は彼氏が好きです!!
女)そうですか…、わかりました。
  突然すみませんでした。
♡)あ…いえ。


女の子はそのまま中に戻っていった。


♡)…はぁ…


なんで私とJさん…?

そんな勘違いしてる人いるのかな…
やだーー!


K)あーもうめんどくせー


が中に戻ると
Kちゃんが私のところにきた。


♡)どしたの??
K)断ったんだけど…
  あんたいなかったから
  渡しといてくれって
  めっちゃ押し付けられた…


Kちゃんはプレゼントを3個持ってた。


K)もうね、誰かもわかんない。
  ごめん。
♡)えー!
K)とりあえず、はい。
♡)わ、わかった、ごめんね?
K)げっそり…
♡)わー!ごめんー!
K)大丈夫。
  美味しい料理食べたら
  すぐ元気になるからw
♡)あはは♡

T)お疲れ!!!

♡)あ、Tくん、お疲れさま。
T)飲もうぜー。
K)あ、何!
  料理も持ってきてくれたの?
  あんた出来る男じゃん!w
T)だろー?w
♡)ありがとー♡
T)あ、佐伯さんのメール見た?
K)見た見たー
  さっき来てたよね。
T)あんまり飲んだら
  明日二日酔いになるから
  気をつけよー。
K)えらいじゃんw


佐伯さんから届いてた
明日の撮影のメール。


♡)撮影…どんなカンジなんだろ…
T)明日さ、撮影終わったら
  二人で飯行かない?
♡)え?私?
T)うん。
♡)行かない。
T)え!な、なんで即答なんだよ…
  少しは悩めよ!
♡)え、行かない。
T)はぁぁぁ~~~
K)ぷっww
T)じゃあさ、俺は
  お前と二人で話したい時は
  どうしたらいいわけ?
♡)え???


二人??


♡)今じゃダメなの?
T)は?
♡)ここで話せないの??
T)……
♡)???
T)だから…えっと…

女)Tくんこんなところにいたー♡

T)え?


あ、また営業の人たち。


女)みんな探してるよー♡
女)営業のみんな、
  あっちに集まってるから
  早くおいでよー♡
T)いや、俺は今は…
  わ!わ!ちょっ!


Tくんは営業の女の子たちに
強引に連れて行かれて…

なのに…

女の子が三人が残って
私たちと同じテーブルに座ってきた。


女)どうもお疲れ様です。
女)♡さんですよね?
♡)え!あ、はい!
  お疲れさまです。
女)♡さんって…
  彼氏いるんですよね?


え!またその質問…?


♡)はい、います。
女)なのに営業に色目使うの
  やめてもらえません?
♡)え!!!
K)はぁ?
  何言ってんの!?
女)関係ない人は黙っててください。
K)関係なくねぇし。
  誰が色目使ったんだよ!
女)ちょっと可愛いからって
  男はみんな自分のこと好きだとでも
  思ってるんですか?
女)ほんと。最低~。
♡)えーー!!
K)勝手なことばっか言ってんなよ。
女)だってこの人がチャラいのは
  事実だし!
♡)チャ、チャラ…?!


私、チャラいの!?


M)ちょっと!!!!
  何なんですかあなた達!!
女)え。
M)先輩がとびっきり可愛くって
  どうしようもなくモテモテだからって
  ひがまないでください!!
  迷惑です!!!


わ、わ、Mちゃんが怒ってる…


M)先輩のどこがチャラいんですか!
  先輩は彼氏一筋なんだからっ!
  何も知らないくせにー!!


どんっ!


Mちゃんがテーブルを叩いた。


M)色目使ってるんじゃなくて
  男が勝手に先輩のこと
  好きになってるだけでしょ!!
  悔しかったら自分たちも
  振り向かせてみなさいよー!!
  もうあっち行ってー!!!怒


Mちゃんが怒涛の如く文句を言うと
営業の女の子たちは
みんな戻っていった。


K)ぶはははww
  あんた最高!!ww
M)ほんとムカつくー!!
K)いやでもスッキリしたわw
  さすが、♡信者w
M)もう許せないっ!


Mちゃん……


先)♡ちゃんお酒あるー?
先)料理持ってきたよー


先輩たちも心配して来てくれた。


先)なんかあれだよねー
先)うん。
先)私たちは普段一緒に働いてるから
  ♡ちゃんがめっちゃイイ子なの
  わかってるけど…
先)何も知らないと
  嫉妬になっちゃうのかねー
M)とんだ迷惑です!!
  ぷんぷん!!
♡)あははw
  Mちゃん、ありがとね♡
M)せんぱぁい…
  何かあったら私が守りますからね!


Mちゃんが抱きついてきた。


♡)ありがとう♡
先)まぁ営業はイケメン多いしねー
先)確かに。
先)その中でもあの二人は
  ツートップだから。
先)余計妬まれるのかもねー。
K)もうあんた、
  結婚しちゃえばいいのに。
♡)えええ!!!


け、結婚?!!


K)まぁしなくても
  結婚指輪付けとくとかw
M)あははは♡




ー続ー

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