夜、俺がTVを観てると
パソコンを観てた♡が叫び出した。
♡)キャー!!臣くんっ!!//
臣)なんだよ!
♡)た、た、TAKAHIROさんが
チューしてるー!!!!
キャー!!////
臣)は??
♡は興奮してノートPCを
俺のところまで持って来た。
♡)ほら見て、これ!!//
臣)…ああ!CMの?
♡)うんっ!!
ミランダとチューしてるー!!
臣)ほんとだ。
♡)これ…
ほんとにしてるのかなぁ?
臣)してんじゃない?
♡)シルエット重なってるもんね…
臣)うん。
♡)え~すごいすごい~~!!
こんなキレイなキスシーン
見たことない~!!
臣)夕焼けすげぇキレイだな。
♡)ねっ!!
いいないいな~♡♡
♡は嬉しそうにサマンサのCMを
何度も再生する。
♡)TAKAHIROさんは白タキシードが
本当に似合うね~♡
臣)な!ほんと王子だわ…
♡)すごい~♡
臣)え、ってかミランダの水着…
すごいな。
♡)え?……
……ほんとだっ!!
何これっ!!//
臣)すげー…
♡)こんなのミランダしか着れないよ…
臣)ははっw
ドレスもキレイな。
♡)ねっ!♡♡
もう、人じゃないくらいキレイ!!
臣)ははっ!
人じゃなかったら何なんだよw
♡)うーん。妖精?天使?
女神様みたい!!♡♡
臣)はははは w
♡)いいな~♡
これ…ハワイだよね?
臣)うん。
♡)こんなキレイなとこで
チューしたい♡♡
♡が羨ましそうに微笑んだ。
臣)いつか行く?
♡)えっ!!……で、でも…
…臣くん忙しいし…
そんな時間ないと思うし…
でも…
臣)なんなんだよ!w
行きたいんじゃねーの?
♡)行きたい…
臣)だったら素直にそう言え。
♡)…っ
もじもじしてる♡の手を握った。
臣)いつになるかわかんねぇけどさ、
いつか…行こーよ。
♡)……//
臣)ん?
♡が黙ってるから顔を見ると
じーーーん。
って顔に書いてあった。
ほんとわかりやす!w
♡)行きたいっ!!
臣)うん。
♡)二人…?
臣)え?他に誰かいんの?
♡)いないけど…
臣)じゃあ二人だろ!w
♡)~~~///
こんな嬉しそうな顔されたら
今すぐにでも
連れて行ってやりたくなる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
♡)へへー♡♡
想像しただけでもう楽しい♡♡
臣)ばーか w
♡)ふふっ♡♡
臣)行く時はお前この水着だかんな。
♡)え??
臣)ミランダのやつ。
♡)ちょっと!!
こんなの着れないよっ!!//
臣)なんで?
♡)なんでって…
こんなのスタイル抜群の
ミランダしか着れないの!!
臣)大して変わんねぇじゃん。
♡)は??
臣)お前と。
♡)な、何言ってるの~!??
世界のミランダ・カーだよ?!
そんな事言ったら殺されるよ!!
臣)誰にだよ!w
♡)もう…信じらんない。
臣)だってお前いっつも
変な体操してんじゃん。
♡)ちょっと!変な体操って何!w
ストレッチだもん!!
臣)うん。
だから頑張ってんじゃん?
♡)頑張ってるよ?
臣)だからこれくらい着れんだろ。
♡)そーゆー問題じゃないの~!
ほっぺを膨らませてる。
♡)じゃあ臣くんは白タキシードね!
臣)は?
♡)絶対似合うもん♡
臣)着るか!あほ!
♡)なんで~けち~~
臣)これは結婚式の設定だから
着てんだろ!
♡)そっか…
臣)あ、なに?
今のもしかしてプロポーズだった?
♡)え??
臣)臣くん、タキシード着て~♡ってw
♡)ち、違うっ!// ばかっ!!
慌てたように
ぽかすか叩いてくる。
臣)ははっww
な~んだ、ちげーの。
♡)違うよっ!w
なんでいきなり私が
プロポーズするの~//
もう!
臣)ま、いいけど。
♡)え?
臣)いつか俺からするし。
♡)えっ!!!!!!
臣)……
♡)……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今…、なんて言ったの?
臣くんの顔を見つめると
優しくきゅっと手を握られた。
♡)…っ
「いつか俺からするし。」
臣くんは少し笑ってそう言った。
それって…
それって…
どうしよう。
なんか…泣きそう。
臣)なんだよ!w
♡)だって…
臣)……
♡)……
臣)え……ヤバい……
なんかすげー恥ずかしく
なってきたんだけど…
♡)え?
臣)俺…変なこと言った?//
♡)ううん。
臣)やべ…めっちゃ照れる…
臣くんが少し赤くなって
自分の腕で顔を隠してる。
♡)…っ
何それっ!!!
可愛い…!///
さっきの言葉だけで…
死ぬほど嬉しいのに
もうこんなの
キュンキュンして死んじゃう…!//
うわーーーんっっ///
臣)やっぱさっきの…
♡)…っ!!!!
取り消しちゃだめーっ!!!
慌てて臣くんに抱きついた。
臣)うん。取り消さねぇけど。
♡)えっ!!
臣くんの顔を見上げると…
臣)ぷっ!!ww
笑ってほっぺをむにってされた。
♡)もう~~!!意地悪!!//
臣)あはははw
♡)そうやってからかわないでよぉ!//
臣)ごめんw
♡)も~~
臣)ん。
臣くんが頭をポンポンして
優しく抱きしめてくれた。
臣くんの匂いに包まれて
静かに目を閉じてると
私の肩にあごを乗せて
ふーっと一息ついた。
♡)……
臣くん…?
臣)いつか…、な。
えっ…
それって…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゆっくり身体を離すと
うるうる潤んだ瞳が
俺を見つめてて…
そっと頭を撫でると
涙がぽろっとこぼれた。
♡)…っ
臣)だからなんで泣くんだよw
♡)…っ
臣)だ~~もう!
涙を拭いても、またこぼれる。
♡の小さな手は
俺の胸元をきゅっと握っていた。
臣)お前…今からそんなんだったら
俺がほんとにプロポーズする時
どーすんの?
♡)号泣…するっ…
臣)はははっ
しょーがねぇ奴w
♡の手を握り直して
そっと抱き寄せた。
臣)……
結婚なんて…
今すぐには出来ねぇけど…
でも…いつか絶対
こいつの最高の笑顔を見てみたい。
幸せにしてやりたい…。
そう強く思った。
ーendー
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