【1】ワイン味のキス

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臣)ただいまー
♡)臣くん!お帰りなさーい!♡


俺が帰ってくるといつも
何をしてる途中でも絶対玄関まで
嬉しそうに飛んでくる。


そんな♡が可愛くて仕方ない。


♡)お疲れさまぁ♡
  今日は早かったね。
臣)ん。撮影早めに終わったから。


リビングに行くと、ま~た
『Eeny, meeny, miny, moe!』の
DVDが流れてた。


臣)お前ま~たこれ観てたの?w
♡)だってこれ、みんな本当に
  カッコイイんだもん///
臣)飽きないわけ?w
♡)何回見ても飽きないよぉ♡


♡がにっこり笑った。


♡)あ、臣くん、何か飲む?
臣)んー、、


今日はなんとなく…


臣)酒、飲もっかなー。
♡)わぁ、珍しいね♪
  じゃあワインでもいーい?
臣)ん。さんきゅ。


ソファーに座ってる俺のところへ
ワインを注いだグラスを運んでくると
下にちょこんと♡が座った。

なんか可愛くて頭を撫でる。


♡)へへー♡
臣)隣座んねーの?
♡)え…
臣)こっち来いよ。


俺が隣のクッションをよけて
ポンポンと叩くと
♡が隣に座って
DVDの続きを見始めた。


♡)ねぇ…
臣)ん?


じーっと画面を見てる。


♡)この曲ね、全部カッコイイんだけど…
  2番の臣くんが特に…
臣)特に…?

1-1

1-2

♡)なんでこんなエッチなの?//
臣)は、はぁ?!


飲んでたワインを
吹き出しそうになる。


臣)なんだよエッチって!w
♡)だってエッチだもん…//
臣)ふーんw
  そーゆー目で見てんだぁ〜。
♡)えっ…そーゆー目って何…?//
臣)俺のことそーゆー風に
  見てんでしょー?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


臣くんはそう言ってニヤッと笑うと
私の頬にチュッと軽くキスをしてきた。


♡)あ、お酒の匂い…
臣)ワイン飲んでっからねー。
♡)私も…飲もうかな…//


ドキドキをごまかすように
ワインを取りに行こうと立ち上がると


臣)ワインならここにあんじゃん。


手をグイッと引っ張られ
また臣くんの隣に座らされた。


臣)ワインじゃやなの…?


か、顔が近い…//

なんか…臣くんの目が…


♡)や、やじゃないけど…
  それは臣くんのだから…
  わ、私、自分の取ってくる…//


逃げようとした私は
臣くんの左手に抱き寄せられて…

私の顔に右手を添える臣くん。


♡)臣くんの手…あったかい…
臣)……
♡)……
臣)ね、舌出して…
♡)…え??
臣)いいから。


ドキドキしながら
少しだけ口を開けると

ゆっくり、重なる唇__


キスは、赤ワインの味がして…
なんだかクラクラ、めまいがする。


臣)足りた…?
♡)え…?
臣)もっと欲しい?


ニヤッと笑った臣くんは
赤ワインを一口、自分の口に含んで
また私にキスをした。


赤ワインが
私の中に…流れ込んでくる…


♡)ん、んっ…!ゴクン//
臣)美味し…?


またニヤッと笑う臣くん。


♡)エ、エッチ!!///
臣)なんだよ。
  飲みたいって言ったのお前だろー
♡)そんな…意味じゃ…ないもん…//


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


♡は顔を赤く染めてうつむいた。


キスなんて何度もしてるのに
こうやってすぐに
恥ずかしがったりするのが可愛くて

俺はいつも
ついつい苛めてしまう。


臣)♡…?
♡)……なぁに//


小さい両手で顔を隠してる。

可愛いなぁ…もう…w


臣)もっかい…
♡)…っ
臣)エロいチュー、する?
♡)…し、しないよっ!!//
臣)あっち(TV)とこっち(本物)
  どっちがエロい?w
♡)な、何それ…///
  こっちだよ!も~!///
臣)はははっ!w


ぽかぽか叩いてくる♡の頭を
わしゃわしゃ撫でた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今度は無邪気に笑う臣くん…

いきなりエッチなスイッチが入ったり
気付いたら子供みたいに
無邪気に笑ってたり…

そんな臣くんに…私はいつも
ドキドキさせられっぱなしで…//


臣)なぁ、もっとこっち来いよ…


ふわっと抱き上げられて
臣くんの膝の上に座らされた。


臣)ん…、やわらかい…


私をぎゅっと抱きしめて

低い甘い声で
そんなこと言ってくる臣くんが
たまらなく愛しくなって

思わず私も抱きしめた。



しばらくすると
臣くんが上目遣いで見上げてきて…

ドキッとする表情…//


臣)ねぇ…、チューして…
♡)え…?え??


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺を抱きしめ返してきた♡が可愛くて
思わずそんなことを言うと

顔を真っ赤にして戸惑ってる。


臣)早く…、ん、、


背中を抱き寄せて催促すると

♡がぎこちない手つきで
俺の頬に触れて…


触れたか触れないかくらいの
一瞬のキス__


……目を開けると、恥ずかしそうに
俺に抱きついて顔を隠した。


♡)し、したよ…///
臣)なんで隠れんの。
  顔見せろよ。
♡)や、やだっ、恥ずかしいもん…///


ああ…なんか…


臣)全然足んねぇんだけど。
♡)もっと…?
臣)ん、もっと…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私がもう一回ゆっくり…キスをすると…

臣くんは膝の上に乗ってた私を
急に抱きかかえて
ソファに押し倒してきた。


一瞬の出来事でびっくりして…


逆光で臣くんの顔はあまり見えない…


でも鋭い視線だけは感じる。



この体勢から逃げられるわけなくて
胸が…ドキドキする…


♡)お、臣くん…//
臣)黙って…


そう耳元で囁かれると、
さっきより激しく、重なる唇。


臣くんのキスは本当に気持ち良くて…

私はいつも何も考えられなくなる…///


頭がふわふわして…
臣くんしか見えなくなるの…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


恥ずかしがりながらも
必死に俺のキスに応えてくれる♡が
可愛くて…


キスを止めて、♡の頬に触れた。


♡は顔を赤くして目を潤ませてる。


ああ…もう…///


臣)ねぇ…
♡)///
臣)……シたくなった…?
♡)えっ…!//
臣)こんなにキスしたら…
  俺、もう…


今すぐベッドに
連れて行きたいんだけど…


♡)…っ///


♡は何も言わずに
ぎゅっとしがみついてきた。


臣)何?シたいってこと…?
♡)ち、違うよ…///
臣)なんだよ!ちげーのかよ!w
♡)ち、違わないけど…///
臣)え?
♡)今のは…臣くんのこと
  好きって思って…ぎゅってしたの…!
臣)んだよそれ…//
  なに可愛いこと言ってんの。
  ……もう襲うぞ。
♡)キャッ!//


もう一度キスで唇を塞いだ。


臣)違わないって言ったよな…?
♡)え…?
臣)たまにはお前から…シたいって言えよ…
♡)な…、や…やだ…っ//
臣)なんで?…欲しくないの…?
♡)な、なんでそんな
  恥ずかしいことばっかり言うの~?///



だって…

たまには俺を
もっとちゃんと欲しがってほしい…


いつも俺ばっかりで…



そんなことを考えてたら


真っ赤になりながら
俺の服を少し、引っ張ってきた。


♡)お、お願い…
  …ベッド連れてって?///


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


恥ずかしくて…

臣くんの顔を見れなくて
ギュッと目を瞑ってたら

いきなり身体がふわっと浮いた。


気付いたら臣くんに
お姫様抱っこされてて…


臣)姫のお願いだから
  聞いてやんなきゃなーw


そう言って、私を運んでくれる臣くん。


臣)ねぇ。
  なんで連れてってほしいの?
♡)なんでって……///
臣)ちゃんと言って?


私をベッドにおろして、そのまま…

私を見下ろす臣くん。


♡)////


そんな眼で…見られたら…


臣)……シたい?
♡)…う、うん…///


顔を隠して頷くと、


臣)よく出来ましたw


満足そうな臣くんの声。


またニヤッて笑ってるのかなって
指の隙間から見上げると

予想とは全然違って
すごく優しい、甘い瞳に捕まった。


臣)かわい…w
♡)////
臣)今日は優しくしてやれねぇかも…


口ではそんなこと言っても
臣くんはいつだって優しいもん…//

たまにすごくエッチだけど…///


♡)臣くん…//
臣)ん…、好きだよ…




ーendー

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  1. チェブラーシカ より:

    読んでいてクラクラしました。好きな人とこうなったらいいですね♡素敵なストーリーありがとうございます。

  2. (*゚Д゚) より:

    臣くんがカッコよすぎて…❤️
    まじキュンキュンする(ノロ≦*)

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