♡)はぁ~ほんとお腹いっぱい♡
臣)ケーキも一人占めしたしねーw
♡)え!やっぱり食べたかったの?!
臣)いや?違うけどw
♡)びっくりしたーー
臣)あはははw
♡)美味しいもの食べてる時って
ほんとに幸せー♡
臣)ぶはっww
うちの相方もいつも言ってる。
♡)え!隆二くん??
臣)そう。
そんでほんとに幸せそうに食うw
♡)あははは♡
なんか私…臣くんの中で
食いしん坊みたいなキャラに
なっちゃったw
臣)ははっww
いんじゃない?
♡)え?
臣)美味しそうに
いっぱい食べる子の方がいいじゃん♪
♡)あははw ほんとー?
あ……
橋を渡ると生温い風が吹いて
緑と土の濃い匂いがした。
♡)この匂い、大好きー♡
臣)え?
♡)今の風。
雨上がりって木とか草とか
自然の匂いが濃くなるでしょ?
臣)うん。
♡)それが好きー♡
臣)ああ、俺も好きかも…。
♡)ほんとー?
あ、ねこがいるー!
臣)え?どこ?
♡)ほら、あそこー♡
橋の下の川沿いに、黒ねこがいた。
臣)うわ、かわい~~
♡)あ!見て見て!子ねこもいるー!!
臣)え?どこ??
♡)ほら!あそこだよー!!
♡ちゃんは指差しながら
俺にくっついてきて…
ノースリーブの白いシャツから
無防備に出てる腕が
俺の腕にやわらかく触れて…
俺はねこを探すどころじゃなくなった。
♡)ほら!今くっついたでしょ?
臣)え??
♡)黒ねこと子ねこー!♡
臣)あ!ほんとだ!!
♡)黒ねこはお母さんなのかな?
臣)親子なんかなー?
♡)かわいー♡♡
臣)あ、じゃれ合ってるw
♡)あはは♡
臣)仲良いなーw
♡)ね♡癒されたぁ♡♡
臣)うん。めちゃ可愛いw
♡)あはは♡
♡ちゃんがくるっと振り向いて歩き出すと、
またイイ匂いがして…
月明かりで
ふわふわの髪の毛がたまに光る。
なんかこの子がねこみたいだな…w
♡)臣くんはサッカー部だったの?
臣)あ、うん。そう。
♡)ほんとにサッカー好きなんだね!
臣)うん、すげーやってたよ。
♡)リフティングとか上手?
臣)千回出来ないと
入部できなかったからねー
♡)え!!せ、千回?!!!
じゃあ臣くん、千回できるの?
臣)できますよー?
♡)え!え!すごすぎるー!!♡♡
臣)はははw ♡ちゃんは?
♡)え!!
私リフティングなんて出来ないよ!w
出来なそーーーww
♡)高校の時、授業でサッカーやったけど
全然へたくそだったし…
臣)そうなの?
♡)うん。球技がほんとダメなの…
臣)へ~~
ダメそーーーww
♡)でもね、走るのだけは得意なの!
速いよ!!
臣)え!!意外!!
♡)ちょっとぉ!
臣)え?
♡)意外ってなにー!!
♡ちゃんがふくれて
俺の腕を押してきた。
かわいーww
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんだか臣くんにバカにされてる気がして
悔しい。
クスクス笑われてるし。
臣)だってなんか鈍臭そうだもんねw
♡)えー!!ひどい!!
今日初めて会ったのに…!
臣)さっきからそんなカンジだし
「恐怖のクラッシャー」
だったんでしょ?ww
♡)あー!もう!それは忘れてよ~~///
臣)あはははww
確かに私はいろいろ壊しちゃうけど…
スポーツも苦手だけど…
♡)徒競走はいつも一番だったもん!!
臣)え、マジ??
♡)そうだよっ!!
臣)めっちゃドヤってるしww
足だけは速かったんだから!
♡)だからサッカーの時も…
ボールにはすぐ追いつけて
敵から奪えるんだけど…
奪ったあと、何もできないの。
臣)ドリブルもパスも??
♡)うん。バスケも一緒。
臣)ぶくくくww
ほんとに球技ダメなんだww
また笑われた…。
♡)臣くんはー??
臣)俺も…サッカー以外
そんなに得意ってわけじゃないけど…
♡)サッカー一筋かぁ~~
臣)うーん。
♡)モテたでしょー♪
臣)モテたねー。
♡)あははw 素直ーー!♡
やっぱりサッカーやってる人って
モテるんだなぁ。
うちの高校もサッカー部の男子は
みんなモテモテだったもんね。
♡)……
にゃんこを見た後、
私が車道側を歩いてると
臣くんがまわりこんで隣に来てくれて…
今は私の左を歩いてる。
紳士だなぁ…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
臣)でもさ、今でも仲良いってすごいね。
♡)え???
臣)あ、ごめん、バイトの話。
♡)ああ!
臣)普通辞めた後って
なかなか会わなくなったりしない?
♡)うーん…たしかに…。
でもあの店はほんとに
みんな仲良しだったからなぁ…
臣)みんな?
♡)うん!
最初はね?ホールとキッチンで
ちょっと仲悪かったんだけど
それも最初だけで
そのうちみんな仲良くなって♡
臣)そうなんだ。
♡)賢司くんが
ムードメーカーだったかも!
臣)へ~~!
♡)賢司くんがいると
お店の雰囲気も明るくて…
気付いたら年齢とかも
み~んなバラバラなのに
み~んな仲良しになってたのw
臣)そうなんだ。
あいついい奴だもんなー。
♡)ね♡賢司くん大好き♡♡
臣)……
うわーうわー
すっげぇ可愛く笑って
「大好き♡♡」とか…
賢司ずりーなーーー
♡)臣くんは?
バイトとかしてた?
臣)あ、俺も飲食経験あるよ。
♡)え!!何のお店?
臣)なんでしょう。
♡)えー!クイズ?!
なんだろう…、うーんと……バーとか??
臣)おお、当たり!w
♡)やったーーー!♡
そう言って無邪気に笑う姿が
また可愛い。
臣)でもまだあるよ。
♡)えーー!!まだあるの?!
えっと…じゃあ…
意外なカンジでラーメン屋さん!
臣)え!!
また当ててきた…!!
♡)当たり??
♡ちゃんが目をくりくりさせて
俺の顔を覗き込んできて…
臣)うん、当たり…//
♡)わぁ!!やった~!!
全部当たったー♡♡
臣)すごいなw
♡)え、え、臣くんがラーメン屋さんで
働いてたのー??
臣)そーだよ。
めっちゃラーメン茹でてたw
♡)えー!すごい!
ラーメン茹でるプロ??
臣)プロだねーw
♡)あははは♡
今度ラーメン作ってもらおー♡
臣)はははw
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ラーメン最近食べてないなぁ~
なんて考えながら歩いてたら
後ろから臣くんに肩をつかまれて…
臣)ちょ!!
♡)え??
臣)信号!!
♡)え??
臣)赤!!
♡)あ、わ!!ごめん!!
全然見てなかった!!
臣)あぶねーなー!
ちゃんと見ろよ!w
♡)はい。ごめんなさい。
しまった。
また鈍臭いって思われちゃう…。
信号を渡って少し歩くと
臣くんがふと、立ち止まって…
臣)ここ俺んち。
そう言って、大きなマンションを指差した。
♡)えっ!わ!ここ??
臣)うん。
♡)ほんとに…近かった……
臣)でしょw
♡)え、って、臣くん??
臣)んー?
臣くんはそのままスタスタ歩き始めて…
♡)え、お家ここなんでしょ?
臣)うん。
♡)え??
どこ行くの…?
臣)送るって言ったじゃん。
♡)え…っ
臣)ほら、行くよ。
♡)え!いいよ!大丈夫!
一人で帰れるから…
臣)もう遅いから危ないし。
♡)大丈夫!
私鍛えてるから
何かあったら闘うから!
臣)あほかw 行くぞ。
臣くんは呆れた顔で笑って
そのまま前を歩いていく。
♡)待って…っ
慌ててその後ろを追いかけて。
♡)私の家、遠いよ?
臣)公園の横でしょ?
♡)あ、うん…そうだけど…
ここから歩いても20分くらいかかるよ?
臣)うん。いいよ。
♡)えーー!
ほんとに遠いのに…
臣)一人で歩かせんの心配だし。
♡)え??
臣)滑って転んだり
その辺に落ちたりしそうじゃんw
♡)そ、そーゆー心配?!
私そこまで鈍臭くないもん!!
臣)はいはいw
臣くんがまた笑ってる。
も~~~!
……完全に鈍臭い認定された気がする…
ぐすん。
でも…
なんだろう。
臣くんて…
こんな話しやすい人だったんだなぁ…
♡)臣くんて…
TVとイメージ違う…
臣)え!うそ!
俺どんなイメージだったの?
♡)あんまり笑わない…クールなイメージ。
臣)うそっ……
え、TVって何??
♡)週刊EXILEとか…EX-LOUNGEとか…
臣)え?全部観てた??
♡)うん。
私が頷くと、
臣くんは少し照れ臭そうに前を向いた。
♡)EXILEと三代目は自動録画なの。
臣)え、そうなの?!
じゃあ全然知ってんじゃん!
♡)え?
臣)詳しくないって言ってたけど…
♡)TVはほとんど観てるけど…
でも…グッズとか買ったことないし…
ラジオも聞いたことないし…
臣)あ!それはね、聞かなくていい!!
♡)え?
臣くんが慌てたように
またこっちを見た。
臣)あほな事しか喋ってないから
全然聞かなくていいです!!
♡)あほなことなの??
あははは♡
じゃあ今度聞いてみようかなー♪
臣)いや!ほんといい!!やめて!!!
♡)えー!!なんでーww
そう言われると、聞いてみたくなる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
臣)でも…
♡)ん…?
臣)俺ってそんなイメージだったんだ…
♡)……うん。
彼女に言われた、
あまり笑わないクールなイメージ、って…
あんまり良い印象じゃないよな。
臣)今は?
♡)え?
臣)どんなイメージ?
♡)え!!今???
臣)うん。
どう思われてんのか、気になる。
♡)えっと…今は…
臣)……
♡)話しやすくていい人♡
いい人…、か…。
ふーん……
♡)たまに目力強いけど…
臣)えっ!!
やっぱり今日俺見すぎた??
やべーー
♡)でも笑ってるとなんかほっこりするよ♡
臣)え??
ほっこり??
♡)笑顔が可愛い♡えへへー♡
臣)……//
なんだよそれ…
なんか照れんだけど…//
そんなこと言って笑う
♡ちゃんの笑顔の方が…ずっと可愛いし…
臣)……
つーかそろそろ家着いちゃうな…
もっと話してたいのに…
臣)♡ちゃんは明日何してんの?
♡)明日は会社だよー。
臣)え!土曜なのに?
♡)うん。うちの会社ね、
月一で土曜出勤があるのー。
臣)そうなんだ!!
♡)臣くんはー?
臣)俺は明日はテラハ。
♡)えー!いいなー!ずるいー!!!
臣)ずるいって何ww
♡)私も観たい~!!!
臣)え、テラハ観てんの?
♡)観てるよぉ!!!
臣)マジか。
♡)この間華ちゃんが
出て行っちゃったから
寂しくて寂しくて…
臣)華ちゃん好きだったの?
♡)うん!!
臣)サバサバしてていいよね、あの子。
♡)うん!
すごくしっかりしてて
カッコ良くて憧れる♡
あ~あ、早く続き観たいよぉ~
臣くんはいいな~~
臣)二週分観れちゃうからね〜♪
♡)ずるーい!
臣)あはははw
そんな話をしてるうちに
あっという間に♡ちゃんの家に着いた。
マジ時間早いな…
臣)ってか、ここ?!
♡)うん!
臣)すげーでかいな!!
♡)会社のマンションだから…
臣)そうなんだ!
♡)うん。
想像してたのと全然違った。
♡)臣くん、遠いのに送ってくれて
ありがとう。
臣)うん、全然。
つーか近かったし。
♡)あはは♡ありがとう♡
臣)うん。
あーーやっぱり……
この子が笑うと
なんかすげぇ嬉しくなる。
なんだこの癒しのパワー…
臣)えっと…
あ~まだ一緒にいたい!
どうしよう…
なんかないかな…
臣)あ!!
♡)え??
臣)星見える。
♡)あ、ほんとだぁ!!
苦し紛れに空を見上げたら
珍しく星がキレイに見えた。
♡)わ~キレイだね♡
臣)うん。
♡)今日は月はいないのかな…
……わ!!
ドン!!
♡ちゃんが
空を見上げながら歩いてきて
俺にぶつかった。
♡)ごめんね?!
臣)だから、前見ろって…w
ほんと危なっかしいな…
♡)なんか今日はぶつかってばっかり…
臣)確かにw
♡)ごめんなさい~~
そう言った彼女の頭を、
俺は思わず無意識にポンポンしそうになって
慌てて自分の右手を引っ込めた。
何してんだ俺!
ええと…
臣)月は…今日はないね?
♡)うん…
臣)さっき…出てた気がしたんだけど…
♡)いないなぁ…
臣)見たかったなー
♡)臣くんも月好き??
臣)「も」って…好きなの?
♡)好きだよー♡
臣)そうなんだ…
俺は…好きっていうか…
一緒に見たかったなぁってだけで…
♡)じゃあもうお家入るね。
臣)あ。
♡)本当にありがとう♡
臣)あ、うん。
♡)じゃあ来月ね♡
臣)あ…
どうしよう、まだ…っ
♡)おやすみなさい♡
♡ちゃんはそう言うと
くるっと振り返って
マンションに入っていこうとして…
俺は何を思ったのか、
気付いたら彼女の腕を掴んでた。
臣)ちょ、ちょっと待って!
♡)え???
振り向いた彼女は
少し驚いた顔をしてて…
そりゃそうだよな。
俺、何してんだろ。
でも…
条件反射のように掴んだこの手を
離したくない。
♡)どうしたの??
臣)俺と付き合わない?
♡)え????
考えるより先に、身体が動いたように
考えるより先にまた
勝手に言葉が出てきた。
俺…今、なんつった???
♡)え…、付き合う…って…
臣)…っ
♡)臣くん…、彼女いないの…?
臣)え??
何その質問…
臣)いたらこんなこと言わないけど…
♡)えっ…、あ、…そっか……
臣)……
ヤバい。
勢いで言っちゃったけど…
心臓がバクバクしてる。
彼女の次の言葉に、緊張して…
♡)なんか…勝手に臣くんは
彼女いるんだろうなってカンジが
してたから…
臣)え!なんで?!
♡)なんとなく…
なんとなくで
そんなこと思うなよ!!
臣)いない!
♡)……
臣)……
♡)えっと……
すげー困ってる…
そりゃそうだよな、急すぎるし…
どうしよう…
でも…
もう言っちゃったもんは
しょうがねぇし!!
臣)付き合って。
俺は彼女の腕を掴んだまま、
もう一度そう言った。
♡)……
臣)……
少しの沈黙の後…
♡ちゃんの腕を掴んでる俺の手に、
彼女の右手がそっと触れた。
♡)ごめんなさい。
臣)え?
♡)臣くんのこと
まだ全然知らないから…
臣)…っ
それって…
♡)ごめんなさいっ!!!
臣)え!!ちょ…っ
♡ちゃんは俺の手を離すと、
ダッシュでマンションに入っていった。
臣)え…逃げられた……
つーか…フラれた??
臣)……
俺はその場で呆然と立ち尽くすだけ。
臣)…っ
俺…、
なんでいきなり
あんなこと言ったんだろ。
ただ…
彼女の笑顔を見て
この子が俺の隣で笑ってくれたら…って
そう思ったんだ。
つーか…
好きかどうかもまだわかんねぇのに
付き合ってとか…
ねぇよな、俺!!
そりゃフラれるっつーの!!
臣)何してんだろ……
俺は頭を冷やしながら
一人でトボトボと来た道を戻った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ど、ど、どうしよう!!
逃げてきちゃった!!
わわわ!!どうしよう!!
♡)はぁ…っ
だって!!
だって!!!!
急に真剣な顔で
あんなこと言われたら
びっくりするもん!!
それに…
「付き合って」ってなんだろう…
私が…臣くんと
付き合うってこと???
え?え??
だって今日初めて会ったばっかりだし…
臣くんがどんな人なのか
全然わかんないし…
それに…
好きとか言われたわけじゃないし…
いきなり「付き合って」じゃ
全然わかんないよぉ…
あ~~もう、どうしようっ!!
♡)……っ
でも…
いつもは彼氏じゃない人に
掴まれたりしたら
すっごく嫌な気持ちがするのに…
臣くんに掴まれた腕は
全然嫌じゃなかった。
どうしてかな…。
♡)……はぁ。
自分の部屋に帰って
気持ちを落ち着かせようと
ベランダに出ると、
また生温い風が吹いた。
♡)あ…っ!
空を見上げると、
さっきは見えなかった月が
顔を出してて…
臣くんと一緒に見たかったのに…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
帰り道を歩きながら
どんどん冷静になる自分がいて…
臣)……
つーか…
来月また会う約束してんのに
超気まずいじゃん!!
俺、バカかよ!!
避けられたりとかしたら…
どうしよう…
賢司とかさくちゃんに
臣くん、意味わかんないんですけどーー
とか言ってたり…
臣)あああ……
凹む。
なんで俺、あんな暴走したんだろ…
時間を戻したい。
臣)はぁ……。
ピロピロ♪ピロピロ♪
臣)ん?
一人で悶々としてると
LINEが鳴って…
え!え!!
♡ちゃんからLINEきた!!!
うそ!!!
ほんとに!?
ど、どうしよう!!
なんて返そう!!
落ち着け、俺!
ええと…
ええと…
『俺の方こそ急にごめん。』
わ!わ!
短かったかな?
てゆーか
これじゃもう返事来ないんじゃね?
あー!もっとなんか
入れれば良かった!!
今更追送しても変だよな??
あ~~~~
ピロピロ♪
臣)わっ!来た!!
臣)え…?月……?
そう言われて空を見上げると…
雲に隠れて、うっすらと
おぼろ月が顔を出してた。
臣)わ……、ほんとにキレイだ…。
つーか今頃かよ!
さっき一緒に見たかったわ…
あ、でも♡ちゃんも今見てるってことか…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
臣くんも帰り道で見えるかなって思って
LINEしてみたら…
すぐに返事が来た。
でも…
♡)……短い…。
おぼろ月…、好きじゃないのかな??
ピロピロ♪
♡)わっ……
♡)…っ
言い忘れたみたいに
綺麗って…来た…。
♡)あはは♡
『綺麗だよね😊✨良かった💗』
♡)えっと…、それから……
『臣くん
送ってくれてありがとう。
気をつけて帰ってね。』
続けてそう送った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気をつけてって…
俺は男だっつーのw
とりあえず彼女とのLINEは終わって。
臣)ふぅ……
これは…
どう解釈したらいいんだろ?
とりあえず普通に返したけど…
気まずくならないように
気を遣ってLINEくれたのかな?
それとも
ほんとに俺に月を見せたかっただけ?
そんなことある?
臣)……
さっきの告白、どう思ってんだろ…
あああ〜〜
もうわかんね~~っ!!
ーendー
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