[66]強がりのOK

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M)えいっ♡

 

パシャッ!

 

♡)ん?!!

 

カタカタとキーボードを叩いてたら
向かいからMちゃんが…

 

♡)え、今、撮った?!
M)はい♡
  今日はこれ載せようっと♡
♡)ええ!!
M)仕事中の先輩♡
  真面目にPCに向かい合ってるところ。
♡)えーーー!!

 

そんなのも載せちゃうの?

 

先)あ、お昼の音楽だ〜〜〜
先)ふ〜〜疲れた〜〜〜〜

 

丁度時間は12時になって。

 

♡)わ〜〜い♡お腹空いた〜〜♡

 

パタンと、PCを閉じると…

 

パシャッ!

 

♡)え!!??

 

またMちゃんに撮られた!!

 

M)ランチタイムになって、喜んでる先輩♡
♡)ちょっと!撮りすぎだよぉ!//
M)いいんです〜〜
  始めたばっかりなんだから
  最初は1日2枚くらいのペースで
  更新するんですよ!
♡)えーーーーー

 

私の変な写真ばかり増えていかないか、心配。

 

M)はい、じゃあ今日も作戦会議しますよー♡
♡)え??

 

Mちゃんに連れて行かれたのは
ビルの社食。

またJさんも一緒で。

 

3人で空いてるテーブルを探すと…

 

♡)あっ!!

 

丁度◇ちゃんと多田さんの隣だった。

 

J)お隣いいですかー?
◇)は、はいっ!///
多)どうぞどうぞ〜〜♡

 

二人の隣のテーブルにトレイを乗せて
席につくと。

 

M)今日は具体的な話をします!
♡)はい…っ

 

Mちゃんが、とっても真剣。

 

M)まず、マネージャーとして
  今後登坂さんに連絡取ったりすることも
  出てくると思うので、
  私の連絡先、伝えておいてもらえますか?
♡)はい!わかりました!

多)登坂…?

♡)はっ!!

 

慌てて隣を見ると、多田さんと目が合って。

 

♡)あ、あの…っ汗
M)「小坂」ですよ、「小坂」♡

 

Mちゃんがニッコリ笑って誤魔化した。

 

多)ふぅ、びっくりした〜〜w
◇)もう、多田さん三代目が好きすぎるから
  なんでもそれ関連に聞こえるんですよw
多)そうなのよね〜〜w

 

そんな二人の会話に、
Jさんがクスクス笑ってる。

危なかった…//

 

M)それと、ホームページに関してなんですが
  これからの構想を考えると
  今のサーバーじゃちょっと。
♡)え?
M)もっといいサーバーに
  変えたいんですよねーー
♡)ふむ…
M)そうなると、費用が。
♡)あ!そういうことか!
M)あと、私が調整できるのも
  ちょっと限界というか
  そろそろプロの力もお借りしたくて…
♡)はわわっ、任せっきりでごめんね!

 

そうか。
私全然そのへんわかってなかったけど
正式にどこかに依頼した方がいいのかな?

 

◇)あのーーー

 

ん??

 

◇)ちょっと、話…入ってもいい?
♡)あ、うん。
◇)♡ちゃんのホームページ、
  どんな風にしたいの?

 

そう聞かれて、Mちゃんが内容を話すと…

 

◇)あたし、やろうか?
M)えっ!!
◇)サーバー代とか、費用はかかっちゃうけど
  制作の部分ならいくらでも。
♡)ええっ!!

 

思ってもみない申し出に、
Mちゃんと顔を見合わせる。

 

多)私もお手伝いしてもいいわよ〜〜♡
◇)このへんとか、すぐできますよね。
多)ここの動作、もっと速くしたいわね。
◇)ここもすぐ飛べた方がいいし…

 

二人はスマホでホームページを開いて
いろいろ話してる。

 

J)良かったね、プロがすぐお隣にいてw
M)あ、そっか!!
  お二人とも…SEなんだ!!

 

Mちゃんがそう言うと
二人がニヤッと笑った。

 

◇)どんな要望でもお受けしますよ〜♡
♡)わぁぁぁ//

 

まさかこんなにすぐ解決するなんて
思ってなくて。

 

♡)絶対お礼します!!
  ありがとうございます!//
多)お礼なんていいわよ〜〜〜w
◇)そうそう♡
  あ、じゃあ…明日詳細詰めたいから
  ランチできる?
♡)え?
◇)今は他にも話ありそうだから。

 

そう言われて、Mちゃんを見ると
キリッと頷いた。

 

♡)あ、じゃあ…明日お願いします!!
◇多)はーーい♡

 

頼もしいなぁ♡

 

M)で、次の議題は…
  先輩がどこかの事務所に所属するのか
  このまま個人でやっていくのかです。
♡)…えっと…?
J)どこかに入るなら
  そこが全部管理してくれるだろうし。
  そうじゃないなら、
  個人事務所みたいな形を取るか。
♡)個人事務所!!!

 

どうしよう!!
なんか難しくてよくわかんない!!

 

J)事務所に入ったら仕事のギャラは
  もちろん事務所にも取られるよ。
♡)は、そっか……
M)そんなのもったいなーい。
  個人でやりましょうよ。
J)それなら…経費で落とせるものは
  経費で落として、
  節税対策もしっかりしないとね。
♡)節税…対策…?

 

なんかもう、泣きそうな私に…

 

J)そこも適材適所で、プロに頼んでみる?

 

Jさんがニヤッと笑った。

 

♡)プロ…って?
J)経理のことは、経理のプロに♡
♡)……

 

それって、もしかして。

 

J)鬼山さんなら、
  ちょちょいのちょいだと思うな〜〜w
M)えええ!鬼山さん?!
♡)そっか!!

 

相談したら、何か教えてもらえるかな?

 

J)あの人確か、経理関係の資格とか
  いろいろ持ってるし…
  うちに入る前は税理士事務所で
  働いてたはず。
♡)わぁ!すごい!!

 

それは聞いたことなかった!

 

J)あとMちゃんさ、
  姫のスケジュール管理とか
  仕事調整の他に、
  情報検索とかもしてるんでしょ?
M)はい。
J)それもプロにお願いすれば?w
M)え…?

 

Jさんがニコニコ笑って、

 

J)猿田さん♡

 

その名前を出すと、

 

M◇)ええええええ!!!

 

Mちゃんと◇ちゃんの声がハモった。

 

◇)あ、ごめん//
  気にせず続けてください…汗

M)猿田さんって…、えええ!!
  あの人が協力してくれるとは思えない!
J)そーお?
  姫、意外と仲良しなんだよ?w
M)ええええ!!

 

Mちゃんが信じられないって顔で
私を見た。

 

M)そう…なんですか…?
♡)えっと…、うん//
M)……
J)姫が持ち前の無邪気さで
  猿田さんの毒気を抜いたんだよw
M)……性格悪くないですか?あの人。
♡)えっと……
  良い人では…ないかもしれないけど…
  話してみたら悪い人でもないよ?
M)……
J)じゃあ決まりだね♪
  明日はホームページの作戦会議があるから
  明後日、二人とランチすれば?
♡)あっ、はい!!
J)俺から二人に話しておくよ。
♡)どうもありがとうございます!!

 

Jさん、頼もしいなぁ…
って思ってたら

Mちゃんはなんだか腑に落ちない顔。

 

M)…うーん…
J)先入観とか持ちすぎないで
  自分からコミュニケーション取ってみたら
  意外と新しい発見あるかもよ?
M)え…?
J)自分の対人スキルアップにも繋がるしね♡
M)……
J)って、これ全部姫の受け売りだけどw
♡)え、私…?
J)入社してすぐの頃、言ってたでしょ。
♡)……//

 

そんな前のこと、覚えてくれてたんだ。

 

J)まぁ、猿田さんのことを
  嫌いじゃない人なんて…
  この会社で姫くらいだろうけど…w
M)……じゃあ…
  私も会話してみよう…
J)うん。
M)先輩みたいに…なりたいし…

 

Mちゃんが小さくそう言うと、

 

J)そういう素直で前向きなところが
  Mちゃんはいいよね。

 

Jさんがニコッと笑って
Mちゃんの頭を撫でた。

 

M)……///

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

隆)あ、今日の♡ちゃんはメガネだ〜〜!
  なんかエロいねーw

 

ソファーにもたれながら
隆二が無邪気に笑ってる。

 

くそーーー
このメガネの♡は、俺だけの♡だったのにぃ〜

 

隆)♡ちゃんって目ぇ悪いんだっけ?
臣)いや?
  これはPC用のブルーライトの。
隆)ああ、なるほど!

 

今日更新された♡の写真は
キリッとカッコよく働いてる1枚と
気が抜けたようにふにゃんと笑ってる写真。

 

『姫のメガネ写真めっちゃイイ😍😍』
『メガネ萌え〜〜💕姫かわゆす〜〜💕』
『メガネかけてOLな姫、脱がせたい🙈💗』

 

臣)はぁ?!怒

 

好き勝手書かれてるコメントに、イライラ。

脱がせていいのは俺だけだし!
ふざけんなし!!

 

隆)何プリプリしてんの。
臣)別にーーー

 

あ、LINE来た。

さっき、♡から
Mちゃんが連絡先交換したいって言ってるって
LINEが来て、

早速Mちゃんから。

 

M『どうもありがとうございます😊✨
  ご登録お願いします。』
臣『はーい✋』
M『早速なんですが、お伺いしたいことが。』

 

へ??

 

臣『なに??』
M『先輩への仕事依頼で、
  MV出演の話が来てます。』

 

えええ!!
すっげぇ!!マジかよ!!

 

M『その仕事を受けたいんですが、
  先に登坂さんの承諾を得てからと
  思いまして。』

 

え、どゆこと?

 

M『ラブソングのMVなので
  恋人同士の日常を撮るようで。』

 

ふーん…
俺と撮影したような感じ?

別に…
キスシーンとかなきゃ…
やってもいいんじゃね。

……ふん。

 

M『相手役はTさんみたいなんです。』

 

臣)はぁぁぁ?!!

 

思わず、声が出た。

 

隆)なに、どうしたの?
臣)…っ

 

なんであいつなんだよ!!

 

M『二人の雑誌を見て、
  イメージにピッタリだから
  という依頼でして。
  先輩にはまだ話してません。
  登坂さん的にNGでしたら
  このままお断りします。』

 

臣)……

 

なんて仕事のできる子なんだ、Mちゃん。

そんなの却下に決まってんだろ!
却下却下〜〜〜!!!!

 

…って、言いたいところだけど。

 

どうしよう……。

 

臣『キスシーン無いんだよね?』

 

そう送ると、

 

M『なければOKですか?』

 

質問で返されて。

 

ぐぬぬぬ……

 

なくても嫌だけど。
すっっっげぇ嫌だけど。

でも、ここで俺がダメだとか言ったら
小さすぎない?

 

こうして俺に先に聞いてくるあたり、
Mちゃんは機転が利く子だから

俺がダメだって言ったことを
♡には言わないと思う。

 

でも…

なんかそれって俺、ダサくない?

 

臣)……

 

てゆーか。

雑誌を見てイメージにピッタリって
なんだよ。

この間の海辺のデート特集のやつだろ?

あんな写真より、
俺と一緒に撮ったやつの方が
ずっとラブラブだし、カップルっぽいじゃん!

てゆーかカップルだし!

なんで俺に依頼が来ないんだよ!

 

……って、来るわけねぇか。

 

臣)くそーーーー

 

悩んだ結果、

 

臣『キスシーンないならいいと思います。』

 

精一杯の返事を返して、

ソファーに身体を沈めた。

 

臣)はぁぁぁぁぁ…
隆)だから何。さっきからどうしたの。
臣)……俺は…
  心の広い彼氏になるんだ。
隆)何それw
臣)……決意。
隆)あはははw

 

何も知らない隆二は笑い飛ばして。

 

隆)俺も…心広くなりたいなぁ……

 

小さくそう呟いた。

 

臣)何それ。
隆)……

 

隆二が斜め向かいのソファーに
もたれながら

少し遠くを見てる。

 

隆)好きな子が振り向いてくれるまで
  気長に待ってられる、広い心?
臣)は?

 

何それ!!

 

隆)臣がLAでイチャイチャしてる間に
  俺だって色々あったんだからーー

 

マジかい!!

 

臣)聞くけど。
隆)話すとは言ってない。
臣)言えよ!w
隆)……

 

隆二は俺をチラッと見て…

ゆっくりと口を開いた。

 

隆)……好きな子に…、さ。
  好きな人…いた。
臣)え、シングルマザー?
隆)……あ、そこから?
臣)え?

 

前にチラッと聞いた話は
どうやら色々と状況が違ったみたいで。

改めて説明してもらうと、
どうやったらそんな勘違い出来るんだよって
ツッコミたくなったけど

隆二らしくてちょっとウケたw

 

臣)へぇ〜〜〜
  もうデートしたわけねぇ〜〜
隆)……うん///

 

しかもチューまでさせちゃって。

なんつー信じやすい子なんだ。
♡より天然じゃね?大丈夫?

 

臣)つーかさ、その好きな男より
  その子自体の写真、ないの?
隆)え、ないけど……
臣)ねぇのかよ〜〜〜

 

見たかったのに!

 

臣)今度撮ってきてよw
隆)え、なんで、やだ。
臣)だって見たいじゃん。
隆)やだ。
臣)なんで。
隆)……
臣)ブスなの?
隆)はぁ?!ブスじゃねーし!!
臣)ぶはっw

 

そんなに怒んなくてもいいじゃんw

 

隆)もう臣にはぜってー会わせない。
臣)はぁ?なんで!
隆)…だって臣、面食いじゃん。
臣)ブスじゃないならいいじゃん!
隆)…そこは否定しねんだ…w
臣)あ?
隆)♡ちゃんが基準になってる人には
  会わせたくありません。
臣)基準になってねーから!w
  あいつ世界一可愛いもん。
  あいつが基準だったら困るわw
隆)……
臣)……

 

あ、何その呆れた目。

 

隆)いや、まぁ…確かに、ね?
  ♡ちゃんは可愛いよ?
臣)うん?
隆)……
臣)で、どんな子なの?
隆)……

 

俺がそう聞くと、
隆二の口元が少しだけ緩んで。

 

隆)なんか、色っぽい…///
臣)エロいの?!
隆)「色っぽい」!!
  勝手にエロにすんな!!
臣)どっちも一緒じゃん!
隆)ちげーーの!!
臣)はぁ〜?
隆)なんていうか、エロいとかじゃなくて…
  大人っぽくて、穏やかで…
  どこか妙な色気があるというか…
臣)えーー興奮すんね。
隆)……

 

あ、また呆れた顔。

 

隆)とにかく!!
  顔がどうとかじゃなくて、
  一緒にいると…すげぇ落ち着くの!
臣)え、興奮しないの?
隆)だから!そうじゃなくて!///
臣)なんだよ。
隆)そりゃ…好きだから興奮はするけど…
臣)するんじゃん。
隆)臣と一緒にすんな!
臣)はぁ?
隆)俺のは…違う。そう。
  「キュン」だもん!
臣)何♡みたいなこと言ってんの…
隆)何が!w
臣)まぁいいや、それで?
隆)は?
臣)その子が好きだっていう男の写真も
  見たんだろ?
隆)……見たよ?
臣)勝てそうなの?
隆)……

 

あ、隆二が俯いた。

 

隆)普通に…イケメンだった…
臣)あちゃーー
隆)背も高そう。
臣)げ。
隆)……なんか少し、亜嵐に似てた。
臣)へぇ、イケメンだね。
隆)……
臣)大丈夫、お前もイケメンだって。
隆)……何その取って付けたような慰め。
臣)いや、ほんとに!w
隆)……ふん。

 

あーあ、拗ねちゃった。

 

隆)4年間も片思いしてんだよ?
  ヤバくない?
臣)うーん……
隆)4年て……
  相当ガチじゃん。
臣)……
隆)太刀打ちできねーよ。
臣)いいじゃん。
隆)は?
臣)こっちは13年だぞ。
隆)何が?
臣)……
隆)……
臣)♡が初恋の子を好きだった年数。
隆)……えええ?!!

 

隆二が目を見開いた。

 

隆)13年とか…ヤバ……
臣)だろーー?
隆)すごいね。
臣)4年なんて可愛いもんだろが。
隆)うーーん……

 

まぁ隆二の場合は現在進行形だから
そうもいかないのか。

 

臣)もう次は口にでもチューさせればw
隆)は?!///
臣)2回目ご馳走になった時は
  口にするんだよー、なんつってw
隆)ばか///
臣)はははw

 

色々話聞いたけど
なんだかんだで隆二はため息をついて。

 

俺から見ると…

今まで障害があるとすぐに諦めてた隆二が
既婚者だって勘違いしてても
それでも会いに行ってた時点で

今までの女とは違う気がするけど。

 

理性じゃ止められないような想いっていうか
感覚?感情?
そういうのがあったんじゃねぇのって。

 

臣)……その子はまだ
  その亜嵐のことが好きなのかも
  しんねぇけどさ…
隆)うん。
臣)その子が叶わない片思いしてて
  それで今、お前に出逢ったっていうのも
  なんかそれはそれで運命なんじゃね?
隆)え?

 

隆二がよくわからなそうな顔をしてる。

 

臣)だから…
  シングルマザーだって思ってても
  それでも気になって仕方なくて
  気付いたら好きになってて。
  そんな相手に今お前が出逢ったのも
  運命なんじゃない?
隆)……どういう意味?
臣)恋愛に限らずなんだけどさ、
  出逢う人とか出逢う言葉には
  タイミングも含めて意味があるっていうか
  なんつーか…

 

俺は、♡が言ってくれた言葉を
そうやって解釈したから。

 

臣)例えばさ?
  自分が悩んでる時に、
  誰かが助言してくれたとするじゃん?
隆)うん。
臣)悩んでる時だからネガティブになって
  「この言葉を信じていいんだろうか…」
  「都合良く解釈したらダメかも…」
  とか、余計に悩んだりするじゃん?
隆)ああ、うん。
臣)でも俺は、それも運命だと思うわけ。
隆)……
臣)自分が悩んでる時に現れたその人も、
  その人が言ってくれた言葉も
  その時の自分に出逢うべくして訪れたって
  そう思うの。
隆)うん。
臣)だから…
  今この人にこのタイミングで出逢ったのも
  運命で。
  この言葉をこのタイミングでもらったのも
  運命だ、って。
隆)……
臣)そう思うとさ、人が言ってくれる事とかも
  今の自分に必要な言葉なんだって
  思えるようになって。

 

それを♡が教えてくれた気がして
すごくポジティブになれたから
感謝してること。

 

隆)じゃあ…
臣)……
隆)俺が今、臣からこの言葉をもらったのも
  運命なんだね。
臣)……

 

そう言われると…なんか照れるけど…

 

隆)じゃあ…
  ♧が亜嵐に振られた後じゃなくて…
臣)あ、♧っていうのねw
隆)片思い中のタイミングで
  俺と出逢ったのも、運命ってこと?
臣)そうそう。
隆)亜嵐がフリーなタイミングもあったのに
  それを逃して今まで♧が
  片思いを続けてたのも、
  俺と出逢って俺と恋愛するためってこと?
臣)そこまでは言ってねーよw
隆)はぁ?!何なの臣!!
臣)ぶはははw
隆)いーよっ!!
  俺はそう思っとくもん!!
臣)いいんじゃない?w
  思うのは自由だから。
隆)……俺、絶対頑張るから。
臣)……

 

慎重派の隆二が
こんなにやる気を前面に出すのも
珍しくて。

 

臣)実るといいね。

 

素直にそう言うと、

 

隆)へへへ…///

 

無邪気なニャンちゅう笑顔を見せた。

 

 

ー続ー

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  1. HAQI より:

    最初の時から見てます、
    時間が無くて半年見れてなかったのですが、久々ブログまで遊びに来ちゃいました。
    何か一つのことを続けるのって大変だと思います。更新頻度も仕事と両立厳しいと思いますが頑張ってください。
    色んな事あったと思います。これまで、でもこうやって、1話1話の話が更新されていくたびにこのお話がみれるのが有難いことなんだなって思ってます

    • マイコ より:

      お久しぶりに読んでくださってありがとうございます!(っ≧ω≦)っ
      最終回(まだまだですが)までどうぞよろしくです♡

  2. せいら より:

    初めまして!私せいらって言います!私は三代目が大好きで出逢い編全部見ました!
    いつもキュンキュンしながら楽しく見ててこれからも見ていきたいと思ってます!
    なのでよろしくお願いします!

    • マイコ より:

      せいらちゃんありがとう(*^o^*)
      これからもよろしくねーー♡

  3. さな より:

    初めましてm(_ _)m
    まだ三代目のファンになりたてで、色々検索してたらこの小説にたどり着きました╰(*´︶`*)╯♡
    毎日ちょっとづつ過去作品からずーーっと読んで、やっと最新のに追い付いた所で初コメントです╰(*´︶`*)╯♡
    マイコさんが書く三代目のキャラが凄すぎて、
    テレビで三代目を見ると、ドキドキが倍増します╰(*´︶`*)╯♡
    岩ちゃん推しだった私は、マイコさんの小説のおかげですっかり臣くんファンに(๑╹ω╹๑ )
    本当にリアルに起きてる事なんじゃないかって錯覚してます╰(*´︶`*)╯♡
    本当に応援してるので、
    ずっと書き続けてほしいですm(_ _)m

    • マイコ より:

      さなさん初めましてヾ(≧∇≦)ノ”
      こんな大量にあるStoryを全部読んでくださってありがとうございます!
      岩ちゃんごめんな!さなさんはもらったぜ!w
      Storyはもう最終回まで起承転結全部決めてあるのであとは書くだけなんですが…、おそらくあと2年くらいはかかると思います。゚(゚^ω^゚)゚。
      頑張りますので引き続きどうぞよろしくです〜〜♡♡

  4. ちぇりー より:

    返信ありがとうございます!!♪
    いやもう、だーいすきですよ?(///ω///)
    はっ!昨日からやったんやー!!
    気づいたとき、え、え、コメントできるやんこれ!!!!!!て、思わず叫んで、友だちに笑われました笑出会い編とか、shortストーリーも、読み返させていただいております!
    これからも、応援してます!!待ってますね~更新♪

    • マイコ より:

      わははは(≧∀≦)ありがとうございます笑♡
      ぜひまたお気軽にご感想などくださいな
      いつでもお待ちしております✨

  5. ぷぴみ より:

    いつも更新楽しみにしてます!
    マイコさんのお話は本当に大好きです!!私は隆二が好きなんですけど、臣くんカッコよすぎるし、♡ちゃん可愛すぎるし、すごく楽しませてもらってます!
    臣くんって本当にこんな感じなのかなって思うくらいリアルだし、エロいところもたくさんあって(笑)面白くて本当に最高です!いつもニヤニヤしながら読んでます(笑)
    ずっとマイコさんのこと応援してます!頑張ってください!

    • マイコ より:

      ぷぴみさん(๑^ ^๑)/
      いつも読んでくださってありがとうございます!
      隆二もこれから登場増えるので待っていてください✨
      これからもニヤニヤ&キュンキュンをお届けできるように頑張ります笑

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