あふれる愛しさを、抱いたまま眠って。
朝目が覚めると
臣くんの素肌に閉じ込められていた。
それだけでまた、きゅぅぅ…って
愛しい気持ちでいっぱいになる。
とくん、とくん…って
ゆっくり音を立ててるその胸に
頬を寄せて。
すりすりしたらもっと愛しくなって
今度はそっと、唇で触れる。
胸にキスをしたら、もっとしたくなって。
狭い腕の中を臣くんを起こさないように
よじよじ這いのぼって…
肩先に、キス。
首元に、キス。
少し起き上がっても、
臣くんはまだ寝てるから…
その瞼にもそっと、唇を落とした。
♡)……
どうしよう。
大好きだよぅ……
スヤスヤ眠ってる臣くんの
目元のほくろにチュッてキスして。
スッと通った鼻筋にも
チュッてキスして。
柔らかいほっぺ、耳たぶ、
最後にはぷくっとした唇に
チュッて、キスをした。
♡)……
昨夜も思ったけど、不思議なこと。
愛しいからキスするのに
キスすればするほど、また愛しくなるの。
どうしたらいいんだろう。
気持ちも熱も
止め方がわからない私は
そのまま、また
臣くんの身体に唇を這わせて。
大好き、って…
いっぱいいっぱい伝えるように
飽きもせず口付けてると…
臣)…♡……?
かすれた声で
ぼんやりと私の名前を呼ぶ臣くん。
起きちゃった。
それでも布団の中から出ない私に、
臣)何…してんの…?//
少し戸惑ったような声。
それでも私は、止まらなくて…
臣)……っ、///
布団をばふっとめくられて…
臣)♡?!///
♡)////
見つかっちゃった。
臣)何してんの?///
もう一度聞かれたから、
またよじよじ這いのぼって…
臣くんのほっぺにチュッてした。
♡)臣くんのこと、食べてた///
臣)////
私がそう言うと、
臣くんはぎゅっと私を抱き寄せて…
臣)朝から…何、可愛すぎ…///
♡)////
耳元で、そう言われた。
♡)だって……
臣くんのこと、大好きすぎるんだもん。
♡)臣くん、どうしよう……
臣)……ん?
♡)…H…したいよぅ…///
臣)?!!////
臣くんが欲しくて、仕方ないの。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その言葉に
自分の耳を疑って。
寝起きだし、
俺もしかして寝ぼけてんのか?!って…
でも。
甘く潤んだ瞳で俺を見つめる♡を見て…
夢じゃないって、思った。
臣)////
可愛くて、嬉しくて、ニヤける。
どうしよう。
♡)…ダ…メ…?///
♡のおかげで
起きた時から戦闘態勢なんだけど…
返事をしない俺に、
♡はまた…
俺の身体に唇を這わせて…
臣)……は…ぁ、……
♡の甘い吐息と
柔らかい舌の感触が
俺の身体に、熱を移していく。
臣)……っ、
興奮が高まった身体で
そっと♡に手を伸ばすと…
♡)……臣くん…、お願い…///
潤んだ瞳に
可愛く甘えられて…
臣)////
ああ、もう。
爆発しそう。
臣)……ほら、おいで…
熱い熱い、♡の身体。
♡)っ……、…ぁっ…///
もう甘く、とろけてしまいそうで…
臣)ん、いいよ……
♡)……っ///
そのままゆっくり、一つになれば
俺も♡も、気持ち良くて…
臣)は、ぁ…っ
その感触を、目を閉じて堪能してると…
♡)…は…、っ…ぁ…//
♡の身体がへにゃへにゃと
俺の上に、落ちてきた。
臣)…、どうした…?
柔らかい髪を撫でて、そう聞けば
♡)…溶け…ちゃいそう…///
そんな可愛い言葉が返ってきて。
臣)もう動けなくなったの…?w
♡)……///
俺が少し動けば、
♡)…ゃ…ぁ…っ、/// ん…、っ
耳元で可愛い声が漏れる。
♡)や、…っ、ぁ…っ、臣く…っ
ああ、ダメだ。
我慢できねぇ。
♡)きゃ…ぁっ///
ドサッ…
♡)////
俺を見上げる、可愛い瞳。
臣)自分から襲ってきたくせに…w
♡の唇を、意地悪になぞれば…
♡)……襲いマシタ…///
恥ずかしそうに両手で顔を隠すのが
また可愛くて。
ニヤけそうになりながら、
臣)そんなに…欲しかったの…?
ゆっくりと動き始めれば
♡)……(こくん)///
素直に頷くのが、可愛くて。
臣)朝から俺のこと襲っちゃうくらい
我慢出来なかったの?w
意地悪な質問を続けても、
♡)(こくん)///
また可愛く頷いて。
臣)////
こいつ、俺のことどうしたいわけ?
ほんとずりぃ……
臣)そんなに、俺のこと…好き?
最後にそう聞けば
俺に身体を揺らされながら…
♡)……(こくん)///
また素直に頷いて、
♡)大好き、なの…///
そう言った。
臣)////
朝から俺に
鼻血出させたいのかなって思うくらい
可愛いし、エロいし、
俺はもう止まんないし。
♡)や…っ、…は…ぁ…っ///
ずっと潤んでた瞳は
もう今にも泣き出しそうで…
♡)…ん…ゃっ、あ…っ!…だ…めっ///
息も切れ切れに、♡が叫ぶけど…
臣)欲しかったんだろ…?
俺がそう言えば
♡)…っ////
顔を赤らめて否定しない。
そうやってまた、俺を興奮させるんだ。
ヤバい、もう。
なんでこんな…可愛いんだよ…
臣)は…っぁ…、♡…っ
ぎゅっと抱きしめれば
♡も俺に、ぎゅっとしがみついて…
♡)あ…っ、…んんっ!…や…ぁ…っ///
臣)…っ、///
深く深く、繋がる身体は…
二人を甘く甘く、包み込んだ。
ーーーーーーー
朝から♡に骨抜きにされて。
意識を失うように眠りに落ちた♡を
腕の中に抱きしめて
俺もまた夢の中へ。
なんて幸せな朝なんだろうって…
ふわふわ夢見心地でまた目を覚ませば
丁度♡がバスルームから
出てきたところで。
♡)あ、…おは…よ…///
髪を拭きながら、
もじもじと視線を逸らした。
手招きすれば
少し恥ずかしそうに近寄ってきて
小さな手をグイッと掴んで
柔らかい腕に、キスをした。
臣)おはよ。
♡)……///
♡はもじもじとタオルで顔を隠して…
♡)お風呂、あるよ…///
そう言うから。
今度は立ち上がって、
こめかみにキスをして
俺もバスルームへ向かった。
ミルク色の風呂からは
バニラの匂いに混ざって、
オレンジの爽やかな香りが立ち込める。
ゆっくりと身体を沈めて、一息ついて。
頭の中に浮かべるのは、さっきの♡。
起きた瞬間はびっくりしすぎて
頭が追いつかなかったけど…
「臣くんのこと、食べてた///」
恥ずかしそうにそう言う♡が
本当に可愛くて。
臣)……///
マジで可愛い!!!
我慢出来なくなって
俺が欲しくなって
俺が寝てんのに、俺のこと食べちゃうって、
何?!!
何なの!??
「臣くん、どうしよう……」
ウルウルした瞳で、俺を見て…
「…H…したいよぅ…///」
臣)////
あれもマジで、破壊力満点すぎた。
ああ、やべぇ…
思い出したらまた興奮しそう。
でも…
ほんとに可愛くて…
だってさ。
昨夜だって割とあいつ、積極的だったよな?
あいつから色々してくれて…
俺すっげぇ嬉しかったんだもん。
なんかすげぇ、愛を感じたっていうか。
なのに…
朝起きてまで、あんな……
臣)////
のあああ!!
鎮まれ!!鎮まれ、俺!!!
このままじゃ俺、……
♡に悩殺されるんじゃなかろうか…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
髪も乾かして、メイクも終えて。
バスローブをほどいて、着替えてると…
__ガチャ。
臣)あ。
お風呂から戻ってきた臣くんと
バッチリ目が合って。
♡)きゃぁぁ///
慌てて身体を隠した。
♡)ちょっと待って!着替えてたの!///
あっち向いて!!
そうお願いしたのに…
臣くんはニヤニヤ近付いてきて…
ドサッ
臣)あ、この下着、見たことない。
なんて、私を押し倒して
私が握ってた服を取り上げた。
♡)ちょ、よけて!!///
臣)新しいやつ?
ブラをツンツンされて…
♡)エッチ!///
臣)お揃いだーー
今度はパンツをツンツンされて…
♡)やだぁっ!エッチ!ばかぁっ!//
足をバタバタさせると…
臣)だって彼女が下着姿で
俺のこと誘惑してくるんだもん♡
って、またニヤニヤしてる。
♡)…なんで…新しいのって、わかるの?//
臣)だって見たことないもん。
♡)……///
私の下着、全部覚えてるんですか…?
臣)俺に脱がされるために
新しいの買ったのー?
可愛い〜〜♡
♡)違う〜〜!//
臣くんが背中に手を入れようとして、
ピシッと叩いた。
♡)せっかくの旅行だから…
新しいの欲しいなって思って…
買ったんだもん…///
臣)……だから、俺に脱がされるためでしょ?
♡)違うってば!//
なんでそうなるの!!
♡)服着たいから離して!恥ずかしい!//
臣)水着だと思えばいいじゃん。
♡)水着は裸と同じだって言ったの誰!
臣)…っ
しまった、みたいな顔してる。
臣)じゃあ…ちょっとだけ触らして…?
♡)え…っ
「じゃあ」の意味が、わからない。
♡)ん、っ…、や…ぁ…、///
臣くんの下で、身じろぎすると…
臣)ああ…ヤベ…/// マジで脱がせたい…
臣くんの目が、エッチな目になってる!!
危険!!!
臣)H…しよっか///
♡)さっきしたよ!
臣)もっかい、しとく?///
♡)しない!///
臣)いいじゃん…
♡)ダメ、グランドキャニオン行くんだから!
臣)間に合うって…♡
♡)あ、…っ///
臣くんの唇が、胸に近付いてきて…
♡)…っ
私はくるっと、うつ伏せになった。
防御、成功!!
臣)何これ…、外してくれって意味?w
♡)!!!
しまった!!
パチン、って音が聞こえて…
背中に伝わる、臣くんの唇の感触。
♡)や、…っ、……だめ、…っ//
そう言ってるのに…
臣)は…ぁ……、すっげぇ綺麗…、///
背中をなぞる指先が、くすぐったくて…
♡)ほんとにだめぇっ!///
またぐるんと仰向けになると…
臣)……ダメ?
臣くんが拗ねたような顔で
おっぱいをふにふにしてきて…
♡)ダメ!///
その手を払いのけると…
臣)じゃあ、いつものやつ、言って。
♡)え…?
臣)いつもの。「夜シよ」ってやつ。
♡)…っ
「いつもの」って…
いつの間にか定番化されてる。
臣)じゃないと、今する…
臣くんの手のひらが、また肌に乗って…
♡)夜っ!///
私は慌てて、声を上げた。
♡)……続きは…夜、シようね?///
そう言うと…
臣)……///
臣くんは、むぅっと口を尖らせて…
臣)じゃあ早く服着て!
また拗ねたように、そう言った。
臣)お前の生肌触ってたら
興奮おさまんないから!
とっとと服着ろ!!
♡)着ようとしてたのに邪魔してきたのは
臣くんでしょー!///
臣)ふんっ///
ー続ー
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