[354]イケない二人

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飲んで食って盛り上がってた俺らは
本日のメインイベントをすっかり忘れてた。
 
モニタリングSP!
三代目 J Soul Christmas!!
 
 
ずっとTVは付けてたんだけど
誰も観てなくて。
 
後半、俺らが画面に登場すると
みんな「ああ、忘れてた!!」って
TVの前に大集合したw
 
 
N)そうだよ、これをみんなで観ようって
  話してたんじゃん!
岩)すっかり忘れてましたねw
健)あ、最初NAOTOさんや。
◇)三代先生〜〜!w
む)こういう先生いそう!w
♡)あはははっw
 
 
放送は収録順とはバラバラで。
 
俺たちの女子高潜入モニタリングから
始まった。
 
 

 

 
 
む)すごい…っ
  JKたちのパワーが凄まじいねw
♧)みんな元気だねーすごい!
◇)この子達、一生の思い出だろうなーw
♡)はっ!臣くん…っ
  カッコイイ///
 
 

 
 
歌になると♡はポーッとして
画面の俺を観てる。
 
 
臣)本物隣にいるけど…w
♡)静かにしてー!
臣)オイ!!w
 
 
その後はXmasプレゼント対決のコーナー。
観ながらみんなで大爆笑。
 
 

 

 
 
◇)剛典ビリだ!あはははっww
N)彼女に笑い飛ばされてるよ岩ちゃんw
む)プレゼントは良かったのにねぇ。
♡)プリザーブドフラワー素敵だよ!
岩)ありがとう♡ちゃん…w
N)岩ちゃんはホテルで渡すってのがねぇ…w
臣)でも実際さ、付き合う前に
  ◇ちゃんとホテル取ってたよね?
◇)ひえっ!?///
 
 
俺のぶっ込みに◇ちゃんが変な声をあげた。
 
 
岩)あ、そーだよ、うん。
隆)そっか!
  だからこんな案が思い浮かんだんだ!
  じゃあ結局まんまってことじゃんw
岩)だねw
♧)付き合う前に…ホテル…?///
◇)ええと…、それは…///
 
 
◇ちゃんがごにょごにょしてる間に
TVは街角ドッキリコーナーに切り替わった。
 
 

 

 
 
女)うわ、これヤバイw
女)振り向いていきなり臣くんと隆二くんてw
女)渋谷のど真ん中に並ぶ5人もヤバイよw
♡)あはははっw
 
 
俺たちの尺はありがたいことに
かなり長くて…
 
それを観ながら酒もハイペースに進んで
結構みんな酔っ払い。
 
 
最後の芸人ネタ祭りは
みんな涙を流して笑ってて。
 
 

 

 
 
歌が流れると♡はまたポーッと
画面の俺を見つめてた。
 
 
む)いやぁ〜〜〜楽しかった!!
  三代目スペシャル、最高じゃん!!
◇)これ毎週やってほしいくらい!w
♧)わぁ!それいい!それ観たい!
む)三代目で冠番組やってよ〜〜〜w
N)そんな話もちらほらあったり
  なかったりなんだけどね〜〜
♡)え!そうなんですか!?
N)うん。
♡)やってほしい〜〜〜!!
 
 
NAOTOさんの言葉に女子はみんな
大盛り上がり。
 
まぁ確かに実現するかどうかはおいといて
そんな話がちらほら来てるのは事実。
 
 
……さて。
TVも終わって酔っ払いの皆さんは
好き勝手バラバラに楽しんでる感じ。
 
健ちゃんはもう眠そうで
むーこさんにべったりだし…
 
カップルはカップルで
仲良さそうに楽しんでるし…
 
俺と♡が消えても気付かないっしょ!
よし!
 
 
臣)♡ーー、
♡)はーい。
臣)こっちおいで。
♡)???
 
 
小声で手招きして♡を寝室に連れてきた。
 
 
♡)どうしたの?
臣)Xmasプレゼント。
♡)え?
臣)渡したくて。
♡)えっ!!じゃあ私も渡したい!!
  持ってきてもいーい??
臣)うんw
♡)待っててねっ♡
 
 
♡は俺のほっぺにチュッとキスをして
一旦出て行った。
 
……へへへ、かわいー♡
あいつもちょっと酔ってるよな。
 
 
バタン!
 
 
♡)えへへ、お待たせーー♡
臣)おかえりーー♡
 
 
また二人でチューをして
仲良くベッドに並んで座った。
 
 
♡)どっちから渡すぅ?♡
臣)どうするー?♡
♡)じゃあせーのにしよっか♡
臣)そうしよっか♡
 
 
ああ、楽しい。へへへへw
 
 
♡)はいっ、
♡臣)せーのっw
 
 
後ろに隠してたプレゼントを
同時に差し出して。
 
お互いドキドキしながら
受け取った包みをゆっくり開いた。
 
 
臣)ん?名刺ケース…?
  ……じゃない、コインケースだ!
♡)うんっ♡
 
 
革のシンプルなコインケース。
あ、カードも入る。
 
 
♡)臣くん財布持ち歩くの嫌いでしょ?
臣)うん。パンツ膨らむから嫌い。
 
 
バッグも極力持ちたくないし。
 
 
♡)それくらいならポッケに入るかなぁって。
臣)薄いもんね。
♡)うん!
臣)使いやすそう。ありがとうw
♡)えへへ、良かった♡
臣)……手が止まってますよ、お嬢さんw
♡)あっ!そうだった!w
 
 
♡の綺麗な手が真っ白なリボンを
シュルシュルと解いた。
 
 
♡)服…?
臣)うん。
♡)あ!ジャケットだ!!
  あれ?2つある!!
臣)うん。
 
 
♡はまず白い方を手に取って立ち上がった。
 
 
♡)わ…、すっごく綺麗…。
  着てみてもいーい?
臣)いいよ?
♡)……シルエットも綺麗!!
  見て見てぇ〜〜!!
臣)うんw
♡)わ、ここさりげなく可愛い…///
  わぁ…わぁ…すっごく素敵!!
臣)黒の方も着てみてよw
♡)うんっ!!♡
 
 
♡は白い方を丁寧に脱いで
黒い方にそーっと袖を通した。
 
 
♡)わぁ…こっちはカッコイイ///
  ね、大人っぽくない!?
臣)うんw
♡)すっごく素敵!!ね!?
臣)うんw
♡)わぁぁ……///
 
 
♡は鏡の前でくるくるしながら
目を輝かせてる。
 
 
臣)お前が会社で働くのも
  あと少しじゃん?
♡)うん。
臣)だから…残りの少しの時間も…
  これ着てテンション上がったらいいなー
  って思って。
 
 
仕事でも着れるし、
普段使いも出来そうなジャケットを
選んだんだ。
 
固すぎず、ラインが綺麗で
洗練された繊細なデザイン。
 
可愛く着ようと思えば可愛くなるし
カッコ良くキメようと思えばそれも有り。
 
 
臣)どっちも似合うしょ?w
♡)うんっ!どっちも好きっ!!
  ありがとう臣くんっ!!♡♡
 
 
両方のジャケットをハンガーにかけた♡は
満面の笑みで俺に抱きついてきた。
 
 
臣)あとね、もう一つ。
♡)ええっ!まだあるの!?
臣)うん。はい♡
♡)……また、服…??
臣)そw
 
 
♡は受け取った袋を開いて、
花柄のワンピースをふわっと広げた。
 
 
♡)わぁっ…可愛い!
臣)だろー?w
♡)あ、あれに似てる…!
  前に買ってもらったやつ!
臣)うんw
♡)…っ、もしかして…
臣)♡サンタに新しいプレゼントw
 
 
あのワンピースは
施設の子に欲しいって言われて
泣く泣くラッピングしてたのを知ってるから。
 
 
臣)こっちも可愛いだろ?
♡)うんっ!
  でも…臣くんの気持ちが
  一番嬉しいっ!
 
 
♡はそう言って俺にぎゅーっと
抱きついてきた。
 
 
♡)本当に本当にありがとう♡
臣)俺もほんとありがと、嬉しい♡
♡)えへへへ♡
 
 
俺は♡を膝の上に乗せて、
柔らかい胸に顔を埋めた。
 
 
臣)今日最高だね。
♡)うん♡
臣)みんなでパーティーできて楽しいし…
  お前とも一緒にいれて…
  ほんと嬉しい。
♡)うんっ♡
  臣くんだぁーーいすきっ♡
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
臣)俺も大好きだよ…。
♡)////
 
 
あ、あれ…?
 
さっきまで臣くんに抱っこされてたのに…
いつの間にか今は
ベッドの上で見下ろされてる。
 
どうして…??
 
 
♡)お、お…み…くん?///
臣)何怯えた顔してんの…w
♡)だって…
  臣くんが…狼みたいだから…///
臣)ははは、正解…w
♡)…っ///
 
 
臣くんはニヤッと笑って
そのまま私に覆いかぶさってきて…
 
 
♡)んっ…、臣くん…っ///
 
 
くすぐったい快感に身を捩ったら、
「シッ」って唇の上に指を立てられた。
 
 
臣)みんないるから…。
 
 
小声で囁く臣くんは
妖艶な笑みを浮かべてて…
 
 
♡)////
 
 
私は意味がよくわからなくて、
でも熱っぽい視線に見つめられると
何も言えなくて。
 
 
♡)ん…、っ///
 
 
唇を塞がれるがまま、
アルコール混じりのキスを
受け止めてたら…
 
キスはどんどんとろけるように
深まっていって…
 
 
♡)……は、ぁ…///
 
 
あっという間に気持ち良くなって
何も考えられなくなった…。
 
 
臣)♡…、ほんと可愛い…///
♡)////
 
 
少し顔が赤い臣くんが
うっとりしたように呟いた。
 
 
臣)ちょっと酔ってるしょ…?w
  酔ってるお前もめっちゃ可愛い///
♡)////
臣)我慢できないから…もう、しよ?///
 
 
……え?///
 
 
♡)臣…くん…?///
臣)♡…、
♡)臣くん…?みんないるよ!?
臣)♡…、
♡)みんないるからダメだよ臣くん!///
臣)そう…。
  みんないるからダメだよ?
  声出しちゃ……。
♡)…っ///
 
 
私は臣くんから逃げるように背を向けて
うつ伏せになったけど…
臣くんは私を逃してはくれなくて。
 
そのまま背中のファスナーをおろされて、
うなじにキスを落とされた。
 
 
♡)や…っ、ん…っ///
臣)♡…、
♡)ダ…メ、…だよ…っ、
臣)♡…、
 
 
熱を込めた色っぽい声で
私の名前を繰り返し呼ぶ臣くんは
私の言うことなんて全然聞いてくれない。
 
 
♡)今日…クリスマスだよ?///
臣)……だから?
♡)聖なる夜に…こんなことしちゃ…
  ダメなんだから…///
臣)聖なる夜だから
  結ばれなきゃダメなんじゃん。
♡)…っ
臣)愛する二人がこんな風に愛し合うことを
  神様は見守ってくれてんだよ。
♡)嘘だよっ!///
  そんなわけ…
臣)もういいから…。
  諦めて大人しくしろ。な?
♡)////
臣)俺がこんなに欲しいんだから、
  お前のこと。
  お前だって一緒でしょ?
♡)////
 
 
さっきのとろけるキスも…
今背中に感じてるキスも、
 
全部全部、ずるいの。
 
 
♡)あっ…、は…っ///
 
 
肩が小さく跳ねて、思わずシーツを掴む。
 
 
♡)は…っぁ…///
 
 
臣くんに触れられて、熱くなってく身体。
 
 
ダメって思ってるのに…
気持ち良くなっちゃうの…。
 
 
♡)…ゃっ…!……んんっ///
 
 
声が出ないように必死に堪えるけど…
どんどん気持ち良くなって…
 
もう、我慢できない…っ
 
 
♡)お…みく…っ、キス…してて…っ///
臣)……ん、
 
 
振り返ったら、そのまま唇を塞がれて…
私はまた仰向けになって、
臣くんのキスを受け止めた。
 
 
臣くんは甘い舌を絡めながら
私の声が漏れないようにキスで塞いで…
そのまま何度も激しく私を揺さぶった。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
臣)はぁ…っ、…はぁ…っ///
 
 
息が上がる。
気持ち良すぎて、死ぬかと思った。
 
 
……ダメだ、まだ欲しがってる。
俺の身体が、♡のこと。
 
 
臣)♡…、///
♡)はぁ…、はぁ…、はぁ…///
 
 
くったりしてる♡は
唇を開いたまま、ぼんやりと俺を見た。
 
 
臣)ゆっくり…するから…続けていい?///
♡)…っ///
 
 
まだ息をするのに必死で
返事も出来ない♡。
 
 
臣)優しく…するから…
♡)////
臣)まだしたい…、お願い…///
♡)////
 
 
♡がいいとも言ってないのに
抑えが利かない俺は
またそのまま、繋がりを味わって…。
 
 
ゆっくり、ゆっくり、
♡の感触に集中してると…
 
♡が目を閉じながら、
また悩ましい息を吐いた。
 
 
臣)♡…、気持ちいい…?
♡)は…ぁっ///
 
 
どうしよう…すげぇ可愛くて
すげぇエロい…///
 
 
臣)気持ち…いい…?///
♡)……(こくんっ)///
臣)////
 
 
たまらなくて頷いたのか、
♡の目はもう涙でいっぱいで…
 
そんなに気持ちいいのかなって思ったら
俺もまた興奮しちゃって…
 
 
臣)すげぇ可愛い…///
♡)////
 
 
思わず♡をぎゅっと抱きしめた。
 
 
臣)もっと…していい…?///
 
 
優しくするって約束したくせに、
♡が可愛すぎて…
やっぱり我慢できなくなった。
 
 
臣)いい…?…ダメ…?///
♡)////
 
 
♡は俺の背中に回した手に
キュッと力を込めて…
 
 
♡)……も、っと…、///
 
 
小さくそう呟いた。
 
 
♡)も…っと、…し…て?///
臣)////
 
 
あああああああ〜〜〜〜
死にそう!///
 
 
♡)んっ!んっ!んっ…!///
 
 
♡の声をまたキスで塞いでやって…
夢中で身体を溶け合わせる。
 
 
♡)はぁっ、はぁっ、はぁっ///
 
 
少しでも唇が離れたら
すぐに漏れてしまう、可愛い息遣い。
 
 
臣)♡…、ヤバイ…///
♡)…っ
臣)俺もすげぇ気持ちいい…///
♡)////
臣)ほんと…ヤバイ…、///
 
 
一旦、深く息を吐いて
意識を逸らしたけど…
 
それでもまた、♡の甘さに捕われる。
 
 
♡)あ…つい…、///
 
 
汗で張り付いてる♡の髪を
指先でかき分けてやって…
飽きもせずまた、身体を重ねる。
 
 
汗ばんだ二人の肌が密着して
熱は高まるばかり…。
 
 
♡)んん…っ!んん…っ!///
 
 
必死に声を我慢してる♡が可愛くて…
もっともっと、感じさせたくなる。
 
 
臣)肩…、噛んでていいよ…っ
♡)んんっ///
 
 
深く、強く、抱きしめて。
 
 
臣)♡、愛してる…っ
♡)…っ///
臣)愛してる…、っ
 
 
♡が俺に与える痛みさえ、愛しくて。
 
俺は夢中で愛を囁きながら、
♡の熱に溺れていった…。
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
臣)………はぁ…///
 
 
ヤバイ。暑くて死にそう。
 
真冬なのに真夏みたい。
それくらい汗だくで。
 
 
……そりゃそうだよな…。
2回もぶっ続けであんだけ腰振りゃ
こうもなるわ…。
 
 
♡は寝ちゃった…っていうか…
意識を失ったって方が正しいかも…。
 
 
臣)……ほんとごめん///
 
 
愛しい寝顔にそっとキスをして
俺はゆっくりと起き上がった。
 
 
……みんな…まだいんのかな?
やべぇ…
マジで二人の世界で夢中になっちゃった。
 
 
だって…
ほろ酔いの♡が可愛すぎて…
ほんと止まんなかったんだもん///
 
 
あーーー、シャワー浴びてぇ。
どうしよう。
なんか適当に服着て…
さっとバスルームに行こう、うん。
 
 
♡はまだぐっすり寝てる…っていうか
これたぶん朝まで絶対起きないだろうし。
 
 
臣)ごめんな、待ってて…。
 
 
俺はもう一度♡のほっぺにキスをして
ベッドを降りた。
 
そーーっと寝室のドアを開けると…
 
 
……みなさん、まだいますねぇ。
 
あ、リーダー二人がチューしてる。
こりゃ相当出来上がってんな…w
 
あーあ、健ちゃんは顔真っ赤になって
むーこさんに甘えまくってるし。
 
 
N)あ、臣!!
 
 
げっ!気付かれた!
 
 
N)なんだお前ぇ〜、部屋にいたの?
臣)はい。
直)あれぇ…着替えてる。
臣)ええ、ちょっと…
直)ちょっと、何?
臣)……汗を…かきまして…。
直)……。
N)……。
 
 
酔っ払ってるし、誤魔化せるかな!?
 
 
臣)ちょっとトイレ行ってきまーすw
 
 
……ふぅ、危ない危ないw
 
でも…今シャワー浴びたら
さすがに怪しいか…。
 
もう少し待とう。
一旦戻るか、よし。
 
 
◇)あ、臣さーーん。
  あたし達そろそろお暇しようかと…
臣)あ、うん!
◇)♡ちゃんどこですか?
臣)ええとねぇ…、寝てる。
◇)え!?もう?!
臣)うん。飲みすぎたみたい。
岩)臣さん…まさか…
 
 
ギクーーーッ!
 
 
臣)ほら、帰るんでしょ。お疲れ。
  気をつけてね。
  って言っても下に降りるだけだけどw
岩)臣さん…
臣)いいからいいから、ほらw
  岩ちゃんも早く帰って
  ◇ちゃんとイチャコラしなよw
岩)岩ちゃん…「も」…?
臣)!!!
 
 
しまった…!!
 
 
♧)あ、臣くん、いたー!
  ねぇ、そろそろシャワー借りても
  いいかな?
臣)あっ…そっか、今日泊まるんですよね。
♧)うん。
 
 
隆二と♧さんは泊まるんだった。
忘れてた。
 
 
臣)隆二は?
♧)ゲストルームで寝ちゃったのー。
臣)へぇ…
E)あ、臣ーーー!どこいたのw
  ねぇこの間言ってたアルバム…
直)臣…っ!!
臣)ひっ…
 
 
直己さんが俺とELLYの間に
ヌッと立ちはだかった。
 
 
直)お前…、♡ちゃんをどうした。
臣)へ!?
N)お前ぜってぇヤッてたろコラ。
臣)…っ
 
 
ぬりかべ直己さんの後ろから
小さいNAOTOさんがヌッと顔を出した。
 
 
健)はぁぁ!??
  ヤッてたぁぁぁ?!!
臣)げっ…
 
 
面倒臭いのが来たーー!!
 
 
E)そういえば臣…着替えてる…。
臣)いや、これは…
健)お前ふざけんなよコラァァァ!!
臣)なんもしてないって!!
岩)はぁ?!ぜってぇ嘘じゃん!!
臣)♡は酔って寝ちゃっただけ!
  俺はただ着替えただけ!
N)はーん?
  じゃあ♡ちゃんの寝顔拝んでくるわ。
臣)!!!
健)酔うて寝てるだけやったら
  構へんやんな?
臣)ふっざけんな!!
  開けたらぶっ殺す!!!
 
 
寝室のドアに手をかけた健ちゃんに
勢い余ってそう言ったら
みんなが一斉に俺を見た。
 
 
健)何があかんねや?あん?
臣)♡の裸見たらぶっ殺す。
N)はぁん!?
  なんで酔って寝てるだけの♡ちゃんが
  裸なんだよ?あ?
臣)!!!
 
 
……しまった。
焦って自爆した。俺、バカ。
 
 
健)ふーん、♡ちゃん裸なんや…
  俺もちょっと襲ってこよかなーー♡
臣)はぁ!?ふざけんなこの酔っ払い!!
  マジでぶっ殺すぞ!!
  そのドア開けたらマジで殺す!!!
健)…っ
 
 
俺の勢いに健ちゃんはピタッと止まって…
ゆっくり俺のところまで来ると
にやーーっと笑った。
 
 
健)臣ちゃん?
臣)…っ
健)みんなにごめんなさいは?
臣)…っ
N)認めて謝れーー!
臣)何を謝るんすか…
N)隠れてヤッてたことだろがーー!!
臣)ええと…すいませんでした。
岩)開き直った!!!
  しかも全然悪びれてない!!
臣)♡が可愛すぎて我慢出来ませんでしたーー
  どうもすみませんーー
N)さいってー!!
  最低だよこの彼氏バカ!!
臣)あ……。
♧)////
◇)////
 
 
女性陣が呆れたように俺を見てる。
♡ごめん。
みんなにバレちゃった。
 
 
臣)だってほんとに可愛かったんだもん!
岩)そんなんいつも言ってんじゃん!
健)せやで!!
  ♡ちゃんが可愛いせいにすな!!
臣)あんな可愛いのに我慢できるかよ!!
N)お前は聖なる夜になんてことしてんだ!!
臣)聖なる夜だからこそ燃えるっていうか…
健)あほーーーー!!!
直)てゆーか♡ちゃん寝てるなら
  こんな騒がない方が…
  起きちゃうんじゃない?
臣)いや、朝まで絶対起きないんで
  大丈夫です…。
皆)……。
 
 
あれ…?
 
 
N)おま…っ
  朝まで起きられないほど…♡ちゃんを…
臣)あ。
 
 
やべ、しまった。
 
 
岩)鬼畜!!鬼畜だよ臣さん!!
健)何発ヤッてん!このどエロ臣が!!
N)信じらんね。
  俺たちがいるってのに
  複数回にわたってコトに及ぶその神経!
  生粋のどエロが!!
臣)あ……。
♧)////
◇)////
 
 
ヤバイ。
聖なる夜にどエロ認定されてしまった…。
 
 
♧)私たち…帰った方が…いいかな?///
臣)いやいやいや!全然!
  むしろそっちの部屋で
  好きなだけ隆二とイチャ…
N)コラーーー!!
  ♧ちゃんがんなことするわけねぇだろ!!
  お前と一緒にすんな!!
臣)いや、♧さんはそうでも、隆二は…
直)仲間を作ろうとするなーー!
臣)…っ
 
 
直己さんがNAOTOさんみたいなノリで
参戦してきた。
 
 
直)お前…そんな好き勝手ばっかりしてたら
  チューするぞ…。
臣)え…っ!?
N)そうだぞ。チューすんぞ。
臣)!!!
 
 
ヤバイ…
リーダー二人の目が据わってる…!!
 
 
臣)助けて◇ちゃん!!!
◇)ぎゃーー!!知らないですよ!!
  こっち来んといてーー!!
岩)◇!逃げろ!危ない!!
N)待てコラーーー!!
直)捕まえたぞ臣ぃぃ……!!
臣)うわぁぁぁぁああ!!
 
 
♡とイチャイチャして最高に幸せだったけど…
 
隠れて悪さした代償は
思いのほか、デカくて。
 
 
その後、俺がどうなったかは…
ご想像にお任せします……。
 
 
 
 
 
 
ーendー

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  1. さゆがん より:

    更新待ってましたー♡
    あいかわらず下半身魔人臣ちゃんでw
    巨人とちっさいおじさんに
    キスされるのはごめんですね←

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