[352]聖なる夜の願い(Tくん&海璃ちゃんSide)

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海)夜景…綺麗ですね…。
T)うん。
海)男の人とドライブなんて…
  初めてです///
T)そうなの?
海)はい。
 
 
海璃は嬉しそうに頷いた。
 
 
海)憧れが次々に叶って…
  気持ちが追いつきません///
T)憧れって?
海)か、か、彼氏…と…
  手を繋いで…お買い物、とか…
  ポッケの中で…手を繋ぐ、とか…
  ドライブも、そうです///
 
 
もじもじ答える海璃がほんと可愛い。
 
 
海)あ、あと…、、
  キス…とか…H…も、全部です///
T)////
 
 
海璃が照れながら言うから
俺まで照れる。
 
 
海)Tさん、覚えてますか…?
T)ん…?
海)前に…キックオフで…
  私が経験がないって話になった時に
  言ってくれたこと。
T)え…?
海)みんなにびっくりされて…恥ずかしくて…
  適当に彼氏作ろうかな、って言ったら…
  好きでもない男とするな、って。
T)……。
海)歳なんか気にすることないから   
  ちゃんと好きになった奴と付き合って   
  好きになった相手としろ、って。
T)……。
 
 
俺、そんなこと言ったっけ?//
 
 
海)私は…あの時からTさんが好きだったから
  それがTさんだったらいいのになって…
  思ってたんです///
T)そうだったの?!///
海)……(こくん)///
 
 
全然知らなかった…。
 
 
海)図々しくてごめんなさい…///
T)いや、全然いいけど…///
 
 
あん時は俺…
♡のことしか見えてなかったもんな…。
 
 
海)でも…♡さんが言ってくれた通りでした。
T)え?
海)ちゃんと好きな人が出来たら…   
  今までしなくて良かったって思うくらい
  ほわぁぁんって幸せに思うから、って。
T)あ…、
 
 
♡がそう言ったのはなんとなく覚えてる。
 
 
海)私…、初めて好きになったのがTさんで…
  初めてのことが全部Tさんとで、
  すっごくすっごく幸せです…///
T)////
 
 
な、なんでいきなり
そういう可愛いこと…言い出すかな?///
 
 
海)大好きです…///
T)////
 
 
何回言われても、照れる。
 
 
T)あんまり可愛いと事故りそうになるから
  やめて///
海)えっ///
 
 
赤信号でブレーキを踏んで
助手席を見たら、
海璃は恥ずかしそうに下を向いた。
 
 
……ああ、思いっきり抱きしめたいな///
 
 
そんな気持ちを握ってる手に込めながら
夜の街並みを走り抜けて。
 
 
海)家族に…彼氏が出来たって…
  言ってもいいですか?///
 
 
海璃がもじもじしながら
そんなこと言い出すから
可愛くて思わず笑った。
 
 
T)いいよ?w
海)……いつも…、彼氏いないの?
  好きな人いないの?って
  聞かれるんです…///
T)そうなんだ?w
海)お姉ちゃんは今まで男を見る目がなくて
  それで家族を心配させてたんですけど…
  私はあまりにそういう話がなさすぎて
  そっちで心配されてて…///
T)あははは、そうなんだ?w
  てか姉ちゃん男見る目ないの?w
海)はい…。
  今までひどい話ばかりで…
  あっ!でも今お付き合いしてる瞬さんは
  とってもいい人ですよ!
T)ああ、♡の弟だっけ?
海)はいっ!
  本当にカッコよくて優しくて、
  来年の結婚式が楽しみなんですっ♡
T)そっかーー
  俺からもなんか結婚祝いあげたいな。
海)ええっ!!
 
 
どこまでいい人なんですか!Tさん!!
 
 
T)お前はなんかあげんの?
海)はい。まだ決めてませんが…
T)じゃあ一緒に選ぼうよ。
海)いいん…ですか…?
T)うん。めでたいことだし。
海)////
 
 
本当に本当に素敵な人だなぁ…Tさん///
 
 
T)そろそろ着くな。
海)あ、はいっ!!
 
 
楽しかったドライブはあっという間で…
実家の前に車を停めたら
Tさんは私の手をそっと離した。
 
 
海)…っ
 
 
その瞬間、すごく寂しくなって…
 
 
T)なーに泣きそうな顔してんだよw
海)だ…って…
 
 
離れたくない…。
 
 
T)まぁ…しばらく会えないもんなぁ…。
海)はい…。
 
 
私は年明けまでこっちにいるし…
Tさんは年明けから実家に帰るらしいから
ちょうど入れ違いで。
 
 
T)じゃあ…「良いお年を」だなw
海)…っ
 
 
Tさんは…寂しくないのかな…。
 
 
T)だからそんな顔すんなっつーのw
海)…っ
T)俺だって寂しいよ…?
海)ほんと…ですか?
T)うん。
  でも…この二日間、ほんと幸せだったし…
  次またお前に会えるまで
  楽しみにしてるから。
海)////
 
 
一緒に過ごした時間を
幸せだった、って言ってもらえて…
嬉しくて、泣きそう。
 
 
海)あ…のっ…
  ほんとに…ありがとうございます…っ
T)え?
海)…私なんか…、はっ、じゃなくて…
 
 
「私なんか、って…俺の好きな子のこと、
 悪く言うのやめてくんない?」
 
 
そう言われたんだった…!
 
 
海)私…のこと、好きになって…くれて…
T)なんだよ、それ…w
海)本当に…ありがとうございます///
T)うん…。
  俺もありがとう。
海)え…?
T)俺のこと好きになってくれて。
海)////
 
 
Tさんはすごく優しい顔で
私の髪をそっと梳いた。
 
 
T)ほんと…大事にするから。
海)////
 
 
……ダメ、また泣いちゃう…っ
 
 
T)あああ〜〜!なんで!!
海)ぐすっ…
T)ほんとお前はもう…///
海)…っ
 
 
Tさんはシートベルトを外して、
私をぎゅっと抱きしめてくれた。
 
 
T)全部好きだよ、ほんと…。
海)え…?
T)まっすぐなところも…
  こうやってすぐ泣いちゃうところも。
海)…っ
T)ピュア爆弾で俺を振り回すところも…w
海)えっ…?
  ピュア…爆弾…?///
T)自覚がないとこも…w
海)!??///
 
 
Tさんは笑いながら
私の頭をポンポンと叩いた。
 
 
T)次会ったらまたいっぱい
  ぎゅってしてやるから、泣くな。
海)////
 
 
その優しい言い方に、
また胸がキュンキュン鳴った。
 
 
海)ぎゅ…だけじゃ…やです…///
T)……は!?///
海)キスも…してくれなきゃ…やです///
T)////
 
 
そう言うと、
今度はおでこをこつんと叩かれた。
 
 
T)……キスは…今したいんだけど。
海)…えっ…///
 
 
わ、わ、う…そ…っ///
 
Tさんが…真っ直ぐに私を見つめてて…
心臓が、バクバクする。
 
 
T)ダメ…?
海)////
 
 
ダメなわけ、ないです…///
 
 
私はTさんの手をきゅっと握って、
ゆっくりと目を閉じた。
 
 
ドキドキドキ…ドキドキドキ…
心臓の音が聞こえちゃいそうな
静かな車内で…
 
 
チュッ…。
 
 
重なった唇の音が、小さく響いた。
 
 
それだけですぐに離れてしまったのが
寂しくて…
 
もう一度手を握ったけど、
Tさんは困ったように私を見つめるだけ。
 
 
海)も…っと、してほしい…です///
T)////
 
 
私のワガママに、
Tさんは深く息を吐いて…
 
私を力強くぎゅっと、抱きしめた。
 
 
T)はぁぁぁ……、離れがたいな…///
海)////
T)これ以上キスしたら、
  もっと離したくなくなりそう…。
海)////
T)でもしたい///
海)////
 
 
私の心臓は、もうずっとバクバクしてて…
 
Tさんの唇が近付いてきたのがわかって
もう一度、目を閉じたら…
 
今度はさっきとは全然違うキスで…
 
 
気持ち良くなっちゃう、甘いキスだった。
 
 
海)んっ、…ふ…///
 
 
車の中は、二人の息遣いしか聞こえなくて…
 
ただ、ただ、甘くて深いキスに、
夢中になっていく…。
 
 
T)……はぁ…、///
海)////
 
 
Tさんの目が…熱っぽくて…
ドキドキが止まらない。
 
 
海)…H…したく…なっちゃいます…///
T)……俺も、///
海)////
T)////
 
 
こんなに気持ちいいキスを繰り返してたら、
思い出しちゃうもん…///
 
 
海)……も…っと、///
T)////
 
 
そうねだったら…、
顔を傾けたTさんが窓の外を見て
飛び上がった。
 
 
海)え…?
 
 
私も後ろを振り返ったら…
 
 
海)お、お姉ちゃん!///
 
 
お姉ちゃんと瞬さんが
びっくりしたように私たちを見てて、
私は慌てて車を降りた。
 
 
海)どうしてこんなところにいるの!?///
 
 
見られちゃった…!
どうしよう!恥ずかしい!!///
 
 
美)どうしてって…
  ここ、我らの実家ね?///
海)はっ!
 
 
そうだった!///
 
 
T)こんな場所ですみません///
  お見苦しいところをお見せしました///
 
 
運転席から降りてきてくれたTさんが
申し訳なさそうに頭を下げた。
 
 
美)いえ、お見苦しいどころか…///
  こんなイケメンさんとの
  熱々なキスシーンを…///
瞬)こら!///
美)だって!///
T)本当にすみませんでした///
海)違うのっ!Tさんは悪くないのっ!
  私がしてってお願いしたんだもんっ!
美瞬)えええ!?///
T)お前は…余計なことを言うな…///
海)はっ///
 
 
Tさんに頭をぽすんと叩かれた。
 
 
瞬)か、海璃ちゃん…
  そんなこと言うんだね…///
美)み、美花も…びっくり…///
海)////
 
 
恥ずかしくて、もう消えたい///
 
 
T)ええと…、Tです。
  ご挨拶遅くなりました。
美)あっ!いえ!!///
  ええと、姉の美花です!
瞬)俺は瞬です!
T)初めまして。
美瞬)初めまして!!
海)同じ会社の…先輩です…///
  ♡さんとKさんの…同期で…
瞬)えっ!姉ちゃんの!?
T)Kも知ってるんだ?
美)はいっ!
  先日ポールさんも一緒に
  お食事させてもらって…
海)えっ!そうなの!?聞いてない!
美)へへへ、そうなんだー♡
瞬)姉がいつもお世話になってます。
T)いえいえ、こちらこそw
 
 
そんな話をしてたら、
お姉ちゃんがハッとして
私の腕を掴んできた。
 
 
美)ね、ねぇ!!
  同じ会社の先輩って…もしかして…
  海璃がずっと片思いしてた人じゃ
  ないの!?
海)…っ、…そう…だよ///
美)ええええええええ!!!
  ちょっと、やだ!
  実ったなら早く言ってよ!!
  やだ、泣きそうっ///
瞬)おいおいおいw
美)だって瞬ちゃん〜〜〜〜
瞬)お前が泣くなw
美)海璃ずっと好きだったんだよ…
  ほんとに一途だったんだからぁ…っ
海)////
美)なんで言ってくんなかったの!
  もぉっ!
T)いや、あの…、
  昨日付き合ったから…///
美瞬)えっ!昨日!?
海)……(こくん)///
美)付き合いたてほやほやじゃん!
  やだ!///
 
 
やだと…言われましても…///
 
 
美)はっ…///
  だからあんな熱々なチューを…///
瞬)こら、やめなさい///
T)じゃあ海璃、俺行くなw
海)あっ!えっと…
  ありがとうございました!!///
T)うん、おやすみ。
海)おやすみ…なさい///
 
 
Tさんはお姉ちゃんと瞬さんにも頭を下げて
車に乗り込んで…
 
私は車が見えなくなるまでずっと
家の前でお見送りしてた。
 
 
海)はぁぁ……///
美)ね、ねぇ…
  どうやって付き合ったの?///
海)わぁっ!///
  お姉ちゃん、まだいたの!?
美)いるがな!!
海)先に中に入ったと思ってた…
美)ぽーっと彼氏を見送るあんたを
  見てたわよ。
海)////
瞬)まさか姉ちゃんの同期だとは…
 
 
それから家の中に入ると、
 
 
美)大ニュースーー!!
  海璃に彼氏が出来たーーー!!
  しかも超絶イケメン〜〜!!
 
 
なんてお姉ちゃんが叫ぶから、
お父さんもお母さんもお兄ちゃんも
びっくりしてソファーから
立ち上がっちゃった。
 
 
海)や、やめてよ///
美)だってこれは家族の大ニュースだよ!
父)超絶イケメンだと!?
美)うん!!
母)何系!?誰系?!
美)んっとね、三代目で言うなら岩ちゃん!
兄)なんで三代目なんだよw
  一般的には?
美)えーー、なんだろ。
  甘い系の顔かなぁ?
  なんかね、どっかで見たことある…。
瞬)あ、それ俺も思った!
海)あ…、
美)あーー!!わかった!!
  西野カナのMVだ!!
瞬)あーー!!それ!!
  姉ちゃんと出てた人!!
母)♡ちゃんと…、ああ、あの男の子!?
父)……確かに…イケメンだ…。
 
 
なんかもう、
私が口を挟む暇もなく、
みんな盛り上がっちゃって…///
 
 
兄)あのMVの♡ちゃん…
  死ぬほど可愛いんだよなぁ…///
美)はぁ?お兄ちゃんってば
  またそんなこと言ってる…
兄)なんだよ!可愛いじゃんあの♡ちゃん!!
母)うん、可愛い。
兄)あのMVを見た男ならみんな絶対
  「こんな可愛い子と付き合いてぇぇぇ!」
  って思うんだよ!
美)はいはい。
父)あの男の子が海璃の初めての彼氏かぁ…。
母)ふふ、複雑?w
父)いや、いい男すぎて…
  よくやった!海璃!
海)ええっ!?///
父)あの子はカッコイイし、
  性格も良さそうじゃないか。
美)すっごくいい人そうだった!
母)今度連れてきなさいよぉ!
兄)そうだそうだ!連れてこい!
  海璃の初めての彼氏だからな。
  兄としてちゃんと挨拶しないと。
海)ええっ
美)美花ももっとゆっくり話してみたい!
父)というわけだ。
  みんな会いたがってるから
  連れてきなさいw
海)……ハイ///
 
 
初めての彼氏だから…
みんな大興奮だ…。
 
 
海)あ、あと…これ。
父)ん?
海)か、か、彼氏…から…///
  お父さんとお母さんに。
母)え?
海)明日みんなで食べようと思って
  クリスマスケーキなんだけど…
  お父さんとお母さんの結婚記念日だって
  話したら…
  か、か、彼氏が…///
美)買ってくれたのー!?
  やだ、優しいっ!♡♡
海)お祝いの気持ち、って。
母)やだーーほんとにイイ子じゃない///
父)ありがとう。
  ちゃんとお礼伝えておいてくれな。
海)うん///
美)てゆーか明日と言わず
  もう今食べちゃおうよ、みんなで!
海)ええっ!
美)だって旅行にわざわざ持ってくのもさー
兄)いいね、食べたい!
瞬)結婚記念日のフライングお祝いに
  なっちゃうけど…w
父)まぁそこはいいかw
母)海璃に初めて彼氏が出来た
  お祝いも兼ねて、ってことで…ね♡
父)うんうんw
海)////
 
 
それから結局、みんなでケーキを食べて。
 
いろいろ根掘り葉掘り聞かれて、
私は終始タジタジだった。
 
 
自分の部屋に戻ってくると、
ちょうどTさんからLINEが来て。
 
 
『ただいま😃家着いたよ。
 旅行楽しんできて。
 メリークリスマス🎄🎁』
 
 
あ、そっか…!
もう日付けが変わって
クリスマスイブなんだ!!
 
 
私はドキドキしながらTさんに電話をかけた。
 
 
T『もしもし?』
海『あ、えっと…
  声…聞きたくて…かけちゃいました///』
T『はは、ありがとw』
海『////』
 
 
さっきまで一緒にいたのに…
電話越しに声を聞けるだけで
キュンキュンしちゃう…。
 
 
海『遠いのに…送ってくれて
  ありがとうございました…///』
T『全然だよ。
  話してたらあっという間だったし。
  また帰る時は送ってってやるから
  いつでも言って。』
海『////』
 
 
どうしてTさんはそんなに優しいのかな…///
 
 
海『あの、あと…っ、
  ケーキ、本当にありがとうございました!
  もう食べちゃいました…///』
T『えっ!明日食うんじゃなかったの??』
海『そうなんですけど…
  私に彼氏が出来たお祝いも兼ねて…
  ということで…
  家族が盛り上がってしまって…///』
T『ああ、話したんだ?w』
海『話したというか…
  お姉ちゃんが勝手に言っちゃいました///』
T『えっ!』
海『え?』
T『ええと…、、キス…のことも?///』
海『それは言ってません!///』
T『良か…ったぁ……
  俺、合わせる顔ないじゃんって思って
  焦ったよ…w
  さっきはほんとごめんな?
  家の前だったのに…』
海『いえ!!///
  してほしいって言ったの私ですから!///』
T『…っ』
海『してほしくて…
  我慢できなくて…っ』
T『ああ、もう…
  それ以上言わなくていいから///』
海『はっ、すみません…///』
 
 
あ、そーだ!!
 
 
海『あのっ、家族がみんな、
  Tさんに会いたがってました!』
T『えっ!』
海『お父さんもお母さんもお兄ちゃんも…
  あ、お姉ちゃんも
  もっとゆっくり話したいって。』
T『そっか。』
海『…っ』
 
 
はっ、しまった…!!
 
付き合った次の日に
家族に会ってほしいなんて、
図々しすぎたかな!?汗
 
重いかな?どうしよう!
 
 
海『あの、やっぱり…っ』
T『じゃあぜひ今度会わせて。』
海『え…?』
T『俺も会ってみたいから。』
海『え、でも…、あのっ…
  無理しないで下さい、ごめんなさい…っ』
T『なんでだよw』
海『だって…』
T『将来家族になる人たちなんだから
  俺だってちゃんと挨拶したいし。
  会わせてよ。』
海『…っ』
 
 
将来……家族に……、、
 
 
海)////
 
 
……どうしよう…、
また涙が出てきそう…っ
 
 
T『もしもし?海璃?』
海『…っ』
T『聞いてる?もしもし?』
海『…っ』
T『……はっ…、や、ちがっ…///
  あれ?俺もしかして暴走した!?///
  ごめん、えっと…
  一人で先走ってごめん、あの…///』
海『違い…ます…っ』
T『え…?』
海『感動して…泣いてます…っ』
T『ええ!??』
海『ぐす…っ』
 
 
嬉しすぎて、泣けてくる…。
 
 
T『な、泣くなよ…っ』
海『だって…、ぐす…っ』
T『抱きしめてやれないんだから…
  離れてる時に泣くなよ…。』
海『…っ///』
 
 
側にいる時だったら…
抱きしめてくれるんですか…?
 
 
海『なんかもう…
  やっぱり夢みたいで…どうしよう…っ』
T『現実だからw』
海『だって…っ』
 
 
一人になったら、なおさら思う。
 
本当に両想いになれたの?
夢だったんじゃないかな?
 
って…
 
 
T『でも…、俺もちょっと思った…w』
海『え…?』
T『帰ってきてさ、一人になったら…
  これで夢だったらどうしよう、ってw』
海『…っ』
 
 
Tさんも…同じ…なの…?
 
 
T『このベッドに…
  ほんとにお前いたんだよなぁ…って…。』
海『…っ』
 
 
二人で一緒に眠ったあのベッドに…
Tさんは今一人でいるのかな。
 
 
T『あんだけ一緒にいたのにさ、
  もう抱きしめたくなって…
  困ってる…w』
海『////』
 
 
とくん…とくん…とくん…
 
甘いぬくもりを思い出して、
胸がきゅーって切なくなる。
 
 
海『……もう…会いたいです///』
T『うん、俺も…///』
 
 
大好き。
 
大好き。
 
 
どうしようもないくらい、大好き。
 
 
T『明日、楽しんでこいよ?
  気をつけてな。』
海『はい、ありがとうございます…。
  Tさんも…同窓会楽しんでくださいね。』
T『ん、ありがとw』
 
 
この優しい声を、ずっと聞いていたい。
 
 
T『来年は…一緒に過ごそうな…。』
海『……はいっ///』
T『じゃあ…おやすみ。』
海『…っ、おやすみなさい。
  Tさん、大好きです///』
T『ん、ありがと///』
 
 
そう言われたけど、名残惜しくて…
電話を切るに切れなくて。
 
 
しばらく携帯を握りしめてたら…
最後に聞こえてきたの。
 
 
T『……俺も、大好きだよ///』
 
 
胸がぎゅっと嬉しくなる、愛の言葉が。
 
 
私は電話が終わった後も
この二日間の幸せをずっと反芻しながら
全然眠れなくて…。
 
 
どんな小さなことも、
全部、全部、覚えてたい。
 
Tさんと話したこと。
Tさんが見せてくれた表情。
Tさんと重ねたキスもぬくもりも…
 
全部、全部、覚えていたい。
 
 
それは贅沢ですか?神様…。
 
 
私は今まで生きてきて、
今が一番幸せです。絶対に。
 
 
こんな幸せをありがとう、神様…。
 
私、絶対、絶対、大事にします。
この先ずっと…。
 
 
だから…どうか見守っていてください。
 
 
聖なる夜に、願いを込めて…。
 
 
☆☆Merry Christmas☆☆
 
 
 
 
 
 
 
ーendー

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  1. ゆう より:

    あーもうキュンキュンしっぱなし最近忙しくて見れてなかったから一気に読みました完結せんと一生続けて欲しいです笑

    レポも毎回にやけながら読んでます笑

    • マイコ より:

      それは嬉しいです。゚(゚^∀^゚)゚。ありがとうございます♡♡

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