♧)よしっ!出来たーーー♡
iPadケース、10個目完成!
♧)次はポーチに取り掛かろう!
実はもうスマホケースも10個完成してる。
Mちゃんに各アイテム10個は
用意してくださいって言われて…
毎日せっせとミシンを踏んでます!
そんなに作って売れなかったらどうするの?
って聞いたんだけど…
Mちゃんには策略があるみたいで。
詳しくは聞いてないけど
Mちゃんのプロデュース能力はすごいって
評判みたいだから
彼女を信じて任せてみることにしたんだ。
商品化するなら
ブランド名も考えたらどうかって言われて
今現在、悩み中……。
◇ちゃんもホームページ作りを
始めてくれてて…
なんだかすっごくワクワク、
毎日楽しいの。
隆)いたーーー!
♧)わっ!
隆)もぉ〜〜〜〜〜
♧)?!!
ドアを開けて入ってきた隆二くんは
寝癖が爆発した状態で
そのまま私をむぎゅっと抱きしめた。
♧)どうしたの?おはよう。
隆)起きたらいないんだもん。寂しい。
♧)ええっ
隆)今日休みだから
二人で寝坊できると思ったのに…
♧)ごめんね、お休みだから
いっぱい作っちゃおうと思って…
まだ寝てる隆二くんをそっと残して
自分のお部屋でミシンしてました…。
隆)たまにはベッドで二人で
ゴロゴロのんびりしようよ〜〜
♧)ええと…
ベッドに戻った方がいいのかな?
なんだか隆二くんが甘えんぼだ。可愛い。
♧)でもそろそろブランチも
用意しようかなって…
隆)ブランチより♧がいい。
♧)えっ!!
それは…もしかして…
この間みたいな意味…ですか?///
隆)あ、違うよ?!///
やらしい意味じゃなくて!
♧)あ、そっか///
びっくりしちゃった、恥ずかしい。
隆)でも……、
♧)ん…?
隆)♧がしたいんなら…する…?///
♧)////
それは…そういう意味でしょうか…。
私がしたいなら…とは、、、///
♧)朝は…いいです///
この間、すごく明るくて…
恥ずかしかったんだもん。
隆)じゃあ昼する?
♧)どうしてそうなるの!///
隆)あはははw
隆二くんはイタズラに笑って
私の耳に唇を寄せて、冗談だよと囁いた。
隆)だって昨夜、あんなにしたもんね♡
♧)////
あんなに…、はい……。
しました……///
隆)でも♧がしたいんなら…
♧)朝はいいってばーー!///
隆)あはははw
もうっ
隆二くんってば
私をからかって遊んでる!
隆)ねぇねぇ、すごいねコレ。
もうこんなに作ったんだぁーー
♧)うん。
隆)やっぱり天才じゃない?♧。
隆二くんはテーブルに並べてある完成品を
まじまじ見てる。
隆)この小さいクローバー、なぁに?
♧)あ、それはね、ワンポイントっていうか
小さなロゴというか…
どのアイテムにも
タグとか見えないところにさりげなく
入れてるマーク。
♧)このアイテムを手にしてくれた人たちに
少しでも幸せをお届けできますようにって
願いを込めてるんだよー♡
隆)だから四つ葉のクローバーなの?
♧)うん♡
隆)じゃあブランド名もクローバー?
♧)え?
隆)Happy clover…とか?
略してハピクロ!
……うーん、ありきたりだな。
♧)…っ
ありきたりだけど、なんだか可愛い。
隆二くんが言ってくれたから
なんだかすごく良い響きに聞こえる!
♧)ハピクロにするーー!
隆)ええっ!いいの!?
俺、命名者になっちゃう!w
♧)うん、なって♡
Happy Clover!
ハピクロに決まり!
早速◇ちゃんに報告しなくっちゃ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何気なく俺が言った名前を
すごく気に入ってくれた様子の♧は
そのままルンルンご機嫌で
ブランチも用意してくれた。
二人で食べて、出かける用意をして。
今日は♧の施設に行く約束の日。
親に挨拶するとかってわけじゃないんだけど…
♧が育った場所に行って
♧の周りの人たちに改めて挨拶するわけだから
スーツとまではいかなくても
割と真面目な格好をした。
♧)隆二くん…
なんだか今日とても爽やかで素敵だね///
隆)え!ほんと?!
やった!!
♧)隆二くんの格好に合うワンピース
選ぼうっと…///
隆)……
そんな可愛い言葉を小さく残して
自分の部屋に消えて行った♧。
俺に合わせるとか…可愛すぎない?//
♧)ふふっ、お待たせーー♡
隆)…っ
着替えて出てきた♧は
真っ白なスカートですげぇ爽やか。
♧)隆二くんの白いパンツに合わせちゃった♡
うん、聞いてましたよさっきのひとり言。
……むぎゅ〜〜〜〜
♧)どうし…たの…///
隆)抱きしめたくなった。
俺の腕の中にすっぽりおさまる華奢な身体。
チュッ。
♧)どうし…たの…///
隆)キスしたくなった。
可愛いタレ目が俺を見つめてる。
隆)も少し…してい…?
ほんの少し顔を傾けて、唇を近付けたら…
ゆっくり降りていく瞼。
チュッ。
ああ、柔らかい。
隆)も…少し……、
チュ…ッ。
気持ちいいなぁ…この唇。
隆)……ん、もっと…
チュッ。
隆)まだ……、
チュッ。
あれ。
♧のほっぺに触れてる右手が少し熱い。
……と思ってそっと距離を開けたら…
♧)////
あ〜〜〜〜もう…
何その可愛い顔///
隆)♧……、
グッと腰を抱き寄せて
細いうなじに手を添えて。
柔らかく触れたキスは、
今度はそのまま、深く…、深く…
♧)……っ、ん……///
♧が悪いんだよ…
そんな可愛い顔するから…
そんなのさ、止まんなくなんじゃん…
♧)…っ……、は…っ///
やべぇ……
めっちゃ気持ちぃ……
♧)…はぁ…、っ…
隆)♧。
♧)…っ///
離れかけた唇を…
また追いかけて、捕まえて。
深いキスを繰り返せば
当たり前のように、身体の芯はとっくに熱い。
隆)♧……、
♧)////
見つめた瞳にも、熱を感じて。
隆)♧……、
俯きかけた顔をこっちに向かせようとしたら…
♧)そんな目で…、見ないで///
小さく胸を押し返された。
そんな目って、何?
俺どんな目してんの?
♧が欲しくて仕方ないって
そう伝わってたら、正解だけど。
隆)こっち向いて…、
♧)////
隆)キス、したい。
♧)////
俯いた赤い顔はゆっくり上を向いて
俺を捉えた。
♧)これ以上……ダメ///
隆)なんで…?
♧は目を潤ませたまま
困ったように呟いた。
♧)この先が…欲しくなっちゃうから///
隆)……
この……、先……?
………その言葉も、言い方も、
なんかもう…全部、可愛くて。
隆)////
今のはちょっと、ずるくない?
俺なんてとっくに欲しくなってるし
なんなら今の♧のせいで
もう制御不能な感じになっちゃったけど…
隆)ベッド…行く…?///
♧)……ダメ///
俺のこと、こんなんにしといて…
ダメなの?
隆)♧のせいで歩けない。
♧)隆二くんがこんなキスするからだもん///
隆)だって♧が可愛いからだもん。
♧)////
隆)そんなウルウルした目で見つめられたら
俺のこと欲しいのかなって思っちゃう。
♧)ほ、欲しっ…?!?///
隆)期待しちゃうもん。
♧)…そ…んな目、してない…もん///
隆)そっか、じゃあいらないんだ…。
♧)えっ…
隆)俺のこといらないんだ…。
♧)…っ
わざとしょんぼりして見せたら
♧は慌てたように俺の腕を掴んだ。
♧)いらなくないよっ!
隆)じゃあ欲しい?
♧)…っ
隆)欲しい?
♧)////
俺の意地悪に気付いた♧は
少しだけほっぺを膨らませた後…
とびっきり可愛く、こう言った。
♧)……夜、ちょうだい?///
隆)////
なんかさぁ…
ほんとずるいよね!!!!
なんなの、もう!!!!
………はぁぁぁ…///
爽やかな白パンツにもっこりは
あまりに不釣り合いだから
鎮まれ!リュージ!!!!///
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
男)やぁやぁ!いらっしゃい!!
女)ようこそ今市くん!!
男)入って入って!!
女)待ってたわよ〜〜!ほらほら!
隆二くんと一緒に施設に来たら
隆二くんを連れてくることはさりげな〜くしか
言ってなかったのに…
玄関に職員さんが総出で迎えてくれるという
とんでもない展開に…。
隆)なんか…こんな…
お忙しいところすみません!
隆二くんは恐縮しちゃって照れ笑いしてる。
隆)あの、これ…
つまらないものなんですけど
もし良かったら皆さんで…
女)あらやだ!気を遣わせちゃったみたいで!
男)わざわざありがとう今市くん!
女)二人とも爽やかな格好しちゃって
ペアルックみたいねぇ!
男)うんうん、お似合いだ。あはははw
♧)////
ズバリ指摘されると、なんだか恥ずかしい。
♧)……ごめんね、私のせいで…。
こっそり隆二くんの袖を引くと、
隆)なんで?いいじゃん、ペアルックw
隆二くんはクスッと笑った。
それからみんなでゾロゾロと
事務所に移動して。
ここがいつもお仕事してる場所だよって。
男)さて、私たちは仕事に戻りますかw
女)そうですねw
隆)あ、ありがとうございました!
わざわざ出迎えてもらって…
女)いいのいいのw
女)私たちは別にね、
三代目の今市くんが来るからって
ミーハー心で待ってたわけじゃないのよ?
女)まぁそれもないとは言えないけど…
女)あははは、確かにw
職員さんはみんなニコニコ笑ってる。
女)でもね、芸能人だからとか
そういうのじゃなくて…
♧ちゃんが彼氏連れて来るなんて
初めてだから…
女)そうそう。
改めてちゃんとご挨拶したかったのよ。
男)だからみんなで待ってたんだよw
その言葉に、隆二くんは嬉しそうに笑って
「愛されてるね」って
私の背中を優しく叩いてくれた。
♧)じゃあ中、案内するねー//
隆)うん。
二人で廊下に出ると
ダンボールを抱えた食堂のおじさんと
バッタリ。
隆)あっ!この間はごちそうさまでした!
男)なんもだよーー!
今日も良かったら夕飯食べていきなよ!
隆)えっ!いいんですか?
男)もちろん!
隆)ありがとうございます!
おじさんも私たちを見ながらニコニコしてる。
♧)ここが食堂だよ。
前に一緒にご飯食べたもんね。
隆)うん!
♧)瞬くんと♡ちゃんが来た時は
いつもあそこで歌ってくれるの。
隆)へぇぇ……
♧)季節のイベントとかやる時も
いつもここに集まるんだよ。
隆)そうなんだ。
そのまままた廊下に出て、
子供たちの部屋や多目的室を
順に案内した。
♧)2Fにはピアノがあるの。
前に♡ちゃんがここでも歌ってくれたよー
隆)へぇ……
隆二くんは鍵盤蓋をそっと開けて
ポロンと音を弾いた。
隆)レイジさん…だよね?
♡ちゃんのお父さんが
置いてくれたピアノなんでしょ…?
♧)うん。
隆)子供たちの側には
いつも音楽があった方がいいからって。
♧)うん。
隆)音楽は…
人の心を幸せにしてくれるからって。
♧)そう。よく覚えてるね。
隆)♧が話してくれたことは忘れないよ。
♧)…っ
そう言って優しく微笑む隆二くんに
胸がキュンと音を立てた。
隆)俺も会ってみたかったなぁ…
レイジさん。
♧)えっ…どうして?
隆)だって。
♧の初恋の人なんでしょ?
憧れのおじさん。
♧)うん。
隆)きっと素敵な人だったんだろうなぁって。
♧)うん。
ポロン、ポロン、と
隆二くんの綺麗な指からこぼれる音色は
その一つ一つがとても優しい。
隆)レイジさんが遺してくれたピアノを
時を経て♡ちゃんが弾いたんだ。
♧)うん!そうなの!
隆)なんか感動だね…。
♧)そうなの!!
隆)♡ちゃんに…、話してあげた?
♧)うん!
♡ちゃん…泣きそうになってたけど
嬉しそうに笑ってくれたよ。
隆)そっか。
隆二くんはまた優しく笑って
私の頭をポンポン叩いた。
隆)レイジさんの想いと♡ちゃんの今を
♧が繋げたんだね。
♧)…っ
隆)♧はさ、そうやってこれからも
いろんな人の想いや笑顔を
繋いでいけるような人だと思う。
♧)え…?
隆)♧の名前。
誰がつけてくれたのかわからないって
言ってたけど…
その人はきっとそんな願いも込めて
♧って名前にしてくれたんじゃないかな。
♧)…っ
隆)俺はさ、大好きだよ。♧の名前。
♧)…っ
そんなこと、初めて言われた…。
隆二くんが毎日呼んでくれる、私の名前。
それだけで、
前よりずっとずっと特別に感じて
幸せに思ってたのに…
私の名前に…
そんな素敵な意味をくれるの…?
♧)…っ
どうして隆二くんは…
こんなにいっぱい、
私に幸せをくれるのかな…。
隆)♧。
ほら、また。
そんなに優しく、私の名前を呼ぶの。
隆)……泣き虫、w
そっと抱きしめられた腕の中は…
優しさと安心感が詰まってる。
♧)ありがとう…。
隆)……
♧)……大好き。
隆)……
隆二くんが大好き。
もう何度そう思っただろう。
そしてこれからも
一体何度、そう思うんだろう。
♧)幸せ…だなぁ……。
隆)……何その可愛いつぶやき。
♧)////
思わず口に出しちゃった。
隆)幸せだなぁ…。
♧)……真似した。
隆)真似じゃないよ。
隆二くんはクスッと笑って
私の頭を撫でた。
隆)本当に思ったから言ったの。
俺は♧と一緒にいられて毎日幸せ。
♧)////
隆二くんが本当に幸せそうに笑って
そんなことを言うから
私の中の「好き」が、振り切れそう。
もう、どうしたらいいの?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピアノもあるし、
♧に何か一曲プレゼントしようかな…
なんて思ってたら、
賑やかな声が1階からバタバタと
駆け上がって来た。
子)♧姉ちゃんの彼氏来てるってほんと?!
子)どこにいんの!♧姉ちゃーん!
ガラガラガラ!
子)いたーーー!!
勢いよく開いたドア。
ゾロゾロ入って来たのは小学生、かな?
男の子も女の子もみんな、
俺を見ると目を丸くした。
子)見たことある!!芸能人!!
子)うっそ!三代目じゃん!!
子)なんで三代目がここにいんの!?
子)なんでなんで?!!
子)♧姉ちゃんの彼氏は!?どこ?!
こっちが喋る暇もないくらい
元気いっぱいな子供たちは
あっという間に俺たちの周りを囲んだ。
♧)ええと…///
♧が困ったように、
少し照れ臭そうに笑って。
♧)この人が…、私の…彼氏です///
そう言った後、
耳まで赤くなったのが可愛くて
俺は思わず腰を抱き寄せた。
部屋には子供たちの
「えええええ!!」って叫び声が
一斉に響いて。
俺と♧は顔を見合わせて思わず笑った。
子)だって芸能人じゃん!
子)そうだよ!
隆)芸能人だって恋愛するんだよー
子)うそ!なんで?!すげぇ!!
隆)あはははw
そこからはもう、子供たちの質問攻めで。
どっちから告白したの!
いつから付き合ってんの!
ファーストキスはどこでしたの!
…って。
子)俺たちなんて呼んだらいいの?
子)お友達とかになんて呼ばれてるんですか?
こういう時、ちゃんと敬語を使うのは
やっぱり女子の方w
隆)友達は「隆くん」が多いかなー
子)じゃあ「隆くん」って呼んでいいの?
ねぇねぇ!
隆)いいよw
子)隆くん!隆くん!
みんな嬉しそうにそう呼んでくれて、
可愛くて仕方ない。
子)奏兄ちゃん帰って来たらさ、
絶対喜ぶよ!
子)そうだよね!三代目好きだもんね!
隆♧)えっ!そうなの?
思わずハモった俺たち。
子)だってさ、瞬兄ちゃんが
三代目とかEXILE好きじゃん?
子)だから奏兄ちゃんもいつも聞いてるよ!
おおお…
そうだったのか。
瞬くんよ…ありがとう。
隆)奏くんはまだ帰ってこないの?
♧)高校生だからね、もう少し遅いと思うよー
隆)そっか。
「瞬兄ちゃんよりイイ男じゃなかったら
認めないとか言われちゃったw」
あんなこと言われたから
地味に少し緊張してたんだけど…
三代目のファンって聞いて
少し安心しちゃった。へへへ。
館)おおお、この部屋は賑やかだなーーw
子)あ!館長!おかえりなさーい!
隆)あ、お邪魔してます!!
館)こんにちは。
俺は慌てて立ち上がって、挨拶した。
隆)あの、お話したいことが…
♧は子供たちと遊んでるから
俺は館長と二人で部屋を出た。
館)どうしましたか?
隆)あの…、
奥の部屋に案内されて
古い木のテーブルに向かい合って腰掛けた。
隆)毎月の寄付を、これからは
自分がさせてもらいたいんです。
俺の言葉に、館長は少し驚いた顔をして、
優しく笑った。
館)それは♧ちゃんの代わりに、
という意味かな…?
隆)はい!
館)♧ちゃんもそうしたいと?
隆)え…?
……どうだったっけ。
「でも…、寄付は…」
「いーのっ!俺がするのっ!」
……あ。
俺が強引に決めたんだった。
館)ふふ、ありがとう今市くん。
隆)え…?
館)気持ちはとても嬉しいです。
隆)……
館)でもね、私は♧ちゃんの気持ちも
受け取ってあげたいんです。
館長は優しくそう言った。
館)♧ちゃんだけじゃなくて
ここを出て行った子たちはみんな
ここに寄付してくれる子が多いんですよ。
隆)……
館)自分が育った場所だから
少しでも力になりたい。役に立ちたい。
下の子たちのためにも…って
そう思ってくれる子が多くて。
隆)…っ
そう言えば♧もそう言ってた。
館)だからね、私はそういう子たちの気持ちは
ありがたく受け取ることにしてるんです。
隆)……
館)今市くんの気持ちも
とてもありがたいけれど…
うちの施設は今のところ
そんなに経営にも困ってないので
大丈夫ですよ。
隆)でも……、
館)もしも子供たちのために
何か力になりたいと
そう思ってくれているのなら…
今市くんにはきっともっと他に
出来ることがあると、私は思います。
隆)え…?
俺に…出来ること…?
館)なので今回はお気持ちだけ
ありがたく頂戴しますね。
にっこり笑う館長に、
俺はそれ以上何も言えなかった。
俺に出来ることって…なんだろう?
ー続ー
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