[247]甘噛みナイト

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隆)電話が繋がらない。
臣)♧さん?
隆)うん。
岩)女子会、盛り上がってんじゃない?w
隆)そうなのかなーー
岩)◇迎えに行くから
  俺も隆二さん家、行くーー
臣)あ、俺も行く。
  ♡もまだいるだろうし。
健)ほな俺も。
臣)……え?
岩)……誰迎えに行くんすか?w
 
 
ちゃっかり便乗してきた健ちゃん。
 
 
隆)健ちゃん。
  またむーちゃんのこと
  お持ち帰りする気でしょ。
健)べつにぃ〜〜〜〜
臣)え、なに!
  健ちゃんもむーこさん食ったの?!
隆)臣、言い方w
岩)え、食ったんすか?!
 
 
そんな俺たちの会話を
しっかり聞いてたらしいNAOTOさんが
ぐいーーん!とこっちを向いた。
 
 
N)むーちゃんとヤッたの?!
健)……はい。
N)どうだった?!
  2回目はいらないって言われた?
直)NAOTOさんみたいに?w
健)言われてませんよw
N)はぁ?!
  じゃあ2回目もあり!?
臣)それを狙って今日行こうとしてんでしょ。
健)べつにぃ〜〜〜〜
 
 
さっきから白々しく口を尖らせる健ちゃん。
 
 
E)付き合ったんすか?
健)いやーー?
 
 
じゃあいつものセフレかな。
 
 
N)くそーーむーちゃん。
  なんで俺はダメで健ちゃんはいいんだよ。
健)俺べろべろに酔ってなかったっすもん。
直)そこ?!w
 
 
で、結局俺と岩ちゃんと健ちゃんで
隆二の家まで送ってもらう事に。
 
 
臣)ねーねー、どうだったの、むーこさん。
健)めっっっちゃ良かった///
  すっげぇよ、マジで。
岩)うお!どんな風にっすか?
健)なんか、もう…、こう…///
臣)わかんないよ健ちゃん!具体的に!
健)だから、こう…///
隆)説明へたくそ!
S)あーーー!
臣)なんだよ!
S)道間違えた!前の家向かっちゃった!
臣)またぁ?!
  俺が引っ越した時も間違ったじゃん!
S)ついついいつものくせでw
 
 
結局遠回りして辿り着いた隆二の新居。
 
 
玄関に入るなり、
女子たちの楽しそうな声が聞こえてきて。
 
 
岩)盛り上がってますなぁw
臣)お邪魔しまーす。
 
 
リビングのドアを開けると、
真っ先に俺を見たのはKだった。
 
 
K)臣広っ!!!
 
 
げ!飛んできた!!
 
 
K)サインは!キムタクの!!
 
 
やっぱりその件ですよね?
 
 
臣)ええと…
岩)もらえなかったんだよーーw
K)ええっ!!
M)断られたんですかぁー?
隆)臣ね、びびって
  声かけらんなかったんだよ。
臣)別にびびったわけじゃねぇわ!w
K)なんだよーーー!
  臣広の根性なし!!
臣)はぁ?!
K)♡のお宝写真、やんねぇからな!!
臣)くれよ!!
K)やらん!!
 
 
くっそーーー!!
 
 
◇)オイ。
岩)ん?
◇)手紙もらって来たんだろ。見せろ。
岩)はい?!!
 
 
隣ではなんだか目が据わってる◇ちゃん。
 
 
◇)AKBから手紙もらって来たんだろ!
  わかってんだぞ!
岩)なんだよそれ!もらってねぇよ!
◇)どこだこのやろーー!!
岩)わ、ちょ、やめろって!w
◇)このやろこのやろーー!!
 
 
二人のやりとりを見てると、
「◇ちゃん今日は酔っ払いなの」
って、♡が教えてくれた。
 
やっぱり。
 
 
♧)お帰りなさい♡ お疲れさま♡
隆)へへへ♡ ただいま♡
♧)え、ちょっ///
隆)ん?
♧(みんないるのにぎゅーはダメだよ///)
隆(じゃあ後でね♡)
♧)////
 
 
こっちはこっちでイチャついてるし!
 
 
健)TV観てたん?
む)観てたよーーー
  NAOTOさんカッコ良かった。
健)こら!俺は!w
む)やっぱあの人踊ってるとカッコいいよねー
健)だから俺は!
む)観てたよw
健)カッコ良かったやろー?
 
 
なんだよ。こっちもイチャイチャかよ。
俺も♡にチューしちゃうぞこのやろ!
 
 
む)てゆーか健ちゃん何しに来たの?
健)えっ
む)臣くんと岩ちゃんは
  彼女のお迎えでしょ?
健)…っ
 
 
あれ。
意外と冷たいむーこさん。
察してあげないのね?
 
 
健)俺は、そう!
  隆二の新居がどんなんかなーって
  見に来てん!
む)そうなんだ。
健)勝手に見んでー隆二!
臣)あ、俺も見たい。
♧)案内するよーー
岩)俺もー!
 
 
♧さんの後について、みんなでゾロゾロ。
 
 
健)♧ちゃんの部屋見してや!
臣)あ、見たい見たい!
 
 
隆二がサプライズ頑張った部屋!
 
 
♧)ここだよーー
臣)おおお……
 
 
すげぇ。高価そうなミシン。
 
 
健)もう歩いても軋まへんなw
♧)もぉっ!w
健)良かったやんw
♧)うん♡
岩)これ、本棚ですか?
♧)あ、うん!
 
 
真っ白な本棚にはまだ何も…
あ、1冊だけある!
 
 
臣)ん…?
 
 
よく見てみると、
1冊だけ綺麗に収納されてるのは…
 
 
臣)ほの字組じゃん!w
岩)ほんとだ!!
健)なんでこんなん大事にしまってんねん!w
岩)こんなんって健二郎さん!w
隆)♧ウケる!ww
  なんでこれだけなの!
♧)だってまだこれしか本ないんだもん…
岩)あはははw
臣)じゃあ俺のエッセイも
  ここに入れてくださいw
♧)えっ!
  臣くんも本出すの?
臣)はい。来月。
♧)わぁ!すごいね!うん!飾るよ!
隆)ちょ、これ、NAOTOさんに写メ送ろw
♧)恥ずかしいからやめて〜!///
 
 
面白がって写メを撮ってる隆二の後ろから
むーこさんが来て、
「クローゼットにも服がいっぱいなんだよー」
って、開けて見せてくれた。
 
 
臣)勝手に開けていいの?w
岩)これ全部隆二さんが買ったの?
む)そうらしいよーー♡
臣)すげ〜〜〜
 
 
うん、♧さんに似合いそうなのばっか。
 
 
臣)隆二エロいなぁーーー
♧)え?!
隆)何が!
臣)女に服プレゼントするのってさ、
  それを着せて脱がせたいからって
  言うじゃん?
む)あ、言うねーー
臣)隆二エロいなぁーーー
隆)変なこと言うな!!///
臣)♧さん気をつけてね。
♧)////
 
 
ん?
 
なんか♧さんとむーこさんが
二人でヒソヒソ話しながら
俺を見てるんですけど…
 
 
健)でもさぁ、どうなん?
臣)ん?
健)隆二はりきってあれもこれも買うたけど
  ♧ちゃん引いてへんの?
隆)なんで引くんだよ!
健)なんか金に物言わせてるみたいやん。
隆)おい!
健)臣のピアノもそうやけどさ〜〜
臣)えっ
健)♡ちゃん内心引いてるかもしれんで〜
臣)…っ
 
 
うそ。やりすぎだった?
女子からすると金に物言わせてる感じなの?!
 
ちょっと焦って隆二と顔を見合わせたけど…
 
 
む)も〜〜〜〜
  健ちゃんは考え方が陰気臭いよ!
 
 
むーこさんが一蹴してくれた。
 
 
健)陰気臭いぃ?!
む)そ!
  ちょっと一般人より稼いでるからって
  お金の使い方に引け目感じたり
  するのかもしれないけどさ〜。
  そんな必要ないの!
健)え。
む)芸能人なんて大したことないよ。
  もっと稼いでる一般人だって
  腐るほどいるんだから!
臣)……
 
 
そうですよね。
俺らより稼いでる人なんて
いくらでもいますよね。
 
IT企業の社長とか。
 
 
……はっ!ハルくん!
ハルくんてどうなんだろ…!
 
建設会社の社長…
俺より稼いでんのかな。
 
なんかそこだけは負けたくない俺って
小さい…?
 
 
む)誰だって自分の労働に見合った給料を
  もらってんのよ。
  その自分が働いたお金を
  自分の大事な人に使って何が悪いわけ?
  無駄遣いしてるわけじゃ
  ないんだからさぁ。
健)…っ
む)金に物言わせてるなんて発想になるのは
  貧乏人魂が抜けてないのよ!
岩)おおおっ
臣)……
 
 
なるほど。
むーこさんが言うと説得力がある。
 
 
健)しゃーないやろ!俺は元貧乏やねん!
  ねずみとパンの奪い合いしてたくらい
  貧乏やってん!
む)今は出世したんだからもういいじゃん。
  人のお金の使い方にまで
  イチャモンつけないのー
健)別につけてへんわ!
む)ほら、もう家の中も見たんだし
  帰りなよ健ちゃん。
健)はぁ?!
  ……ほな…一緒に帰る…?
む)どこに…?
健)俺んちでも…むーちゃんちでも…
む)……いーよ?
 
 
いいんかーーい!!
なんやねーーん!!
 
って、俺と隆二と岩ちゃんの心の声が
きっとハモってるはず。
 
 
結局嬉しそうに
むーこさんの腰に腕を回す健ちゃんを置いて
リビングに戻ると
◇ちゃんがまた岩ちゃんに飛びついてきた。
 
 
◇)手紙を出せぇぇぇ!
岩)まだ言ってんの?!
  もらってねぇって!今日は!!
◇)今日…は?
岩)あっ
 
 
明らかにしまったって顔してる岩ちゃん。
 
 
◇)いつもはもらってんのかーー!!
岩)もらってないもらってない!!
 
 
ん…?
 
 
♡)じーーーっ
臣)…っ
 
 
この視線はもしや…
 
 
♡)手紙を出せーーーっ
臣)うわーー!!
 
 
酔ってないくせに
◇ちゃんの真似をして抱きついてきた♡。
 
 
臣)俺も今日はもらってません!
♡)今日…は?
臣)はっ
 
 
しまった。
なぜ俺は岩ちゃんと同じミスを。
バカか?
 
 
♡)むぅぅぅぅ。
臣)ええと…
 
 
何か話題転換…話題転換…
 
 
臣)あっ!そーだ!♧さん!
♧)ん?
臣)俺もTシャツ欲しい!
♧)え?
臣)隆二のTシャツ!
  めっちゃカッコイイやつ!
隆)はぁぁぁ?!!
臣)ダメ?
♡)臣くん。
臣)ん?
 
 
隣で♡が呆れた顔してる。
 
 
♡)あれは隆二くんが誕生日だから
  そのプレゼントに♧さんが作ったんだよ?
臣)うん。
♡)それを誕生日でもなんでもない
  彼氏でもなんでもない臣くんが
  ただで作ってもらおうなんて図々しいよ?
隆)よく言った!♡ちゃん!!
臣)えーーーー
♡)臣くんが失礼しました。
♧)あはははw
臣)だめぇ…?
隆)しつけーな!
♧)えっと…あれは…
 
 
隆二をチラッと見た♧さんは…
 
 
♧)あれは隆二くんだけの特別なの。
  ごめんね?///
 
 
そう言って小さく首を傾げた。
 
 
そう言えって言われてるな?これは。
ちえっ。
 
 
岩)そういえば!♡ちゃんの雑誌見たよー!
  特集されてるやつ!
 
 
◇ちゃんを腰にへばりつけた岩ちゃんが
必死に話題転換しようとこっちに逃げて来た。
 
 
隆)俺も見たー!
健)臣インタビューのやつな!w
岩)あはははw
♡)みんな見たの?!恥ずかしい///
岩)たっぷりのろけてましたね〜〜w
♡)のろけてなんかないよ!///
臣)なんで!いいんだよ!
  どんどんのろけろ!
K)彼氏が推奨しとるw
む)あはははw
M)でもあのインタビュー、相手が
  Tさんだと思われてるんですよねぇ
臣)は?!
 
 
なんだと!??
 
 
K)まーだその説、消えないんだ?w
M)西野カナのMVが解禁になったら
  ますます消えないですよ〜〜w
臣)…っ
 
 
そういえば今回の雑誌はエゴサしてなかった。
 
ポチポチポチ。
 
 
『姫の特集ページめっちゃ可愛い😭💕』
 
『姫が着てる服全部欲しい👗
 でも全部買っても姫にはなれない😝』
 
『今月号も姫の彼氏の話めっちゃ載ってる!』
 
『姫の彼氏カレー作ってくれるって😭
 優男ぉぉぉぉ💕✨』
 
『姫の彼氏イケメンだし優しいし最高かよ🤔』
 
『彼氏とラブラブな姫うらやましい😢😢』
 
 
なぜかTとのツーショットが
また一緒に出回ってる。
 
 
臣)……
 
 
ムカつく〜〜〜〜〜
 
カレー作ったの俺だし!!
ラブラブなのは俺だし!!
 
なんでいっつもこいつが出てくんだよ!!
 
 
M)来月はついに先輩が表紙になりますので
  みなさんよろしくですーー♡
む)うわー!すごい!
  楽しみにしてるねーー♡
♡)ありがとうございます…//
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
ん?
 
なんか臣くんがムッとしてるから
脇をツンツンってしてみたら
グワッ!て大きな口を開けてきて
食べられそうになった。
 
Tシャツ作ってもらえないから
拗ねてるのかな?
 
 
♡)……
 
 
私でも…作れるかなぁ…?
 
 
む)西野カナのMVも楽しみだな〜〜♪
健)俺らのもちゃんと見てるかぁ?
む)見てるよ!w
  新曲も観たよ、みんな泣いてるMV。
健)ああ、あれは見んでもええわ…w
◇)臣さんめっちゃ泣いてて
  もらい泣きしそうだった。
岩)え?w
◇)♡ちゃん死んじゃったんだなぁって…
健)な。死んでもうたもんな。
臣)勝手に殺すな!w
♡)生きてるよ!w
K)♡死ぬの?どんなん?見たい。
M)YouTubeで見れますよ〜〜
  見ますか?
臣)見なくていいわ!w
隆)やだやだやめて〜〜!w
む)臣隆の熱い抱擁見ようよw
K)何それ!見たいw
臣隆)見なくていいから!w
 
 
臣くんと隆二くんは慌てたように
Mちゃんを阻止した。
 
 
む)あれってやっぱり
  ♡ちゃんが死んじゃったって思って
  泣いたのー?
岩)そうですよ。
臣)なんで岩ちゃんが答えんだよ!w
岩)だってそれ以外いないじゃんw
健)俺らもみんな、な。
  臣かわいそ〜〜〜ってなったもんな。
む)あはははw
臣)あーー、もうこの話いいから//
♡)……
 
 
そういえばあのMVの撮影があった日…
臣くん少し、変だった。
 
MVでいっぱいいっぱい、泣いてた臣くん。
 
 
♡)私が死んだら…
  あんな風になっちゃうの…?
 
 
そっと見上げて小声で聞いたら…
 
 
臣)あんなんじゃ済まないよ。
 
 
真顔でそう言われた。
 
 
♡)……
 
 
私、長生きしなくっちゃ。
 
 
 
 
 
隆)あ、♡ちゃん、クッキーありがとね!
 
 
帰り際、美味しかったよって
隆二くんがニッコリ笑ってくれて。
 
♧さんはお味噌のレシピあとで送るねって
二人で仲良く私たちを見送ってくれた。
 
 
臣)味噌のレシピってなに?
♡)あのね、♧さんって
  お味噌を手作りしてるんだって!
臣)へ?味噌って作れんの??
♡)ね!すごいよね!
  野菜スティックにつけて食べたんだけど
  すっごく美味しかったんだよー♡
臣)へぇ〜〜!
♡)隆二くんはいつもあんなお料理
  食べてるんだねー
  幸せだねーー
臣)俺も十分幸せだよ?
♡)え…?
 
 
車の中。
ふと隣を見たら臣くんはニッコリ笑って
私の手を握ってくれた。
 
 
♡)……///
 
 
えへへ。
明日のお弁当作り、頑張ろう♡♡
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
帰宅後。
 
俺が風呂から上がると
♡はレコーダーの前で予約確認をしてた。
 
 
♡)ミュージックフェアにCDTVに…、
  これでよしっと♪
臣)明日の?w
♡)うんっ♡
  三代目がいっぱい出るから楽しみー♡
臣)ははは、ありがとw
♡)よし、明日に備えてもう寝よう。
臣)もう寝んの?
♡)うん、私は寝るよーー
臣)え、じゃあ俺も寝る。
 
 
二人で寝室に移動。
 
♡はボディクリームを塗り塗りしながら
俺を見てニコッと笑った。
 
 
♡)臣くんも塗ってほしい?
臣)え、いいよw
♡)えーーなんでーー
  少しだけ、ほら。
臣)えーー
♡)マッサージもしてあげる♡
臣)お。
 
 
俺の手を取ってクリームを塗りながら
手のひらをマッサージしてくれてる。
 
 
臣)気持ちイイかも。
♡)今日は生放送お疲れ様でした♡
臣)ありがとw
♡)……ねーねー。
臣)ん?
♡)ほんとにたまに手紙もらうのー?
臣)……
 
 
まだ覚えてたか、その話。
 
 
臣)もらわないよ。
♡)……どうやってもらうの?
臣)もらわないよ。
♡)普通に受け取るの?
 
 
全然人の話聞いてませんね?お嬢さん。
 
 
臣)もらわないってw
♡)嘘だー!
臣)ほんと。
♡)じゃあ実演してみて!
臣)はい?!w
 
 
♡はすくっと立ち上がって
ベッドを降りた。
 
 
♡)はい!
臣)俺まで降りんの?w
 
 
手を引かれて仕方なくベッドから降りた。
 
 
♡)登坂さんっ!
臣)ぶっw
♡)これ、もらってください!
臣)……w
 
 
また始まったw
 
前にもあったよな〜〜こんなこと。
 
 
臣)ごめんねーー
♡)もらってください!
臣)彼女に怒られちゃうから。
♡)受け取るだけでも受け取ってください!
臣)しつけーな!w
♡)登坂さん!!
臣)んーー、、ダメ。
♡)どうしてですか!
臣)だーかーらーーーー
 
 
ぎゅむ。
 
 
臣)可愛い彼女が怒るからー。
♡)…っ
臣)怒って意味わかんない寸劇始めるからー。
♡)寸劇って何!w
  大事な練習だもん!!
臣)はいはいw
 
 
ぎゅむ。
 
 
♡の手も俺の背中にまわってきた。
 
 
♡)連絡先交換とかしちゃダメだよ…?
臣)しません。
♡)どんなに可愛い子でもダメだよ…?
臣)しません。
 
 
お前より可愛い子なんてこの世にいません。
 
 
♡)どんなにおっぱい大きくてもダメだよ…?
臣)わかってるわ!w
 
 
俺をなんだと思ってんだよ!
 
 
臣)ほら、もう寝るぞ。
♡)はーい。
 
 
二人でもう一度一緒にベッドに戻った。
 
 
臣)今日の女子会は何話してたの?
♡)えっ!
臣)楽しそうだったじゃん。
♡)うん、楽しかったけど…
臣)エロ話でもしてたんだろ。
♡)してないよ!///
  恋バナだよ、恋バナ!
臣)エロバナは?w
♡)……少しだけ///
臣)したんかい!w
♡)だってーー!
臣)どんな話したの?
♡)ダメだよ、女子だけの秘密だよ!
臣)ふーん。なんかエロ〜〜
♡)そ、そんなに変な話してないもん!///
臣)どうせMちゃんあたりが
  今市さんって絶対H上手ですよね!とか
  ♧さんに詰め寄ってたんだろ。
♡)!!!
 
 
♡が目を丸くして俺を見た。
 
 
♡)どうしてわかるの?!見てたの!?
臣)当たりかよw
 
 
そんなこったろーと思った。
 
 
臣)♧さん、なんてー?
♡)えっ!
臣)上手だよー♡って言ってた?
♡)言うわけないでしょ!///
臣)え、下手だったって?!
♡)違うよ!!w
  あ、でも…
臣)ん?
♡)……なんでもない。
臣)なんだよ。
♡)…むーこさんが…
臣)むーこさんが?
♡)……
臣)健ちゃんも下手だったって言ってたの?
♡)!!!
 
 
♡の目がまた丸くなった。
 
 
♡)どうして健二郎くんとの事
  知ってるのーー!!
臣)どうしてって…
♡)はっ!健ちゃんも、って事は
  NAOTOさんとの事も知ってるの?!
臣)うん。NAOTOさんともヤッたんでしょ?
♡)!!!
 
 
♡は驚いたように
「男子もそんな話するんだねぇ…」
なんて呟いて。
 
 
臣)なんかさ、♧さんって
  どっちかってゆーとお前タイプじゃん?
♡)え?
臣)なのにむーこさんと仲良いのが不思議w
  ……あ、でもお前もMちゃんと
  仲良いもんな。
  100人斬りのMちゃん。
♡)その話…覚えてたの?!
臣)うんw
  お前割と潔癖だから
  そーゆー話、嫌じゃないのかな〜って。
♡)うーーん…
  その人が納得してしてる事なら
  私は別に…。
  解放的な人なんだなぁって思うくらい。
  私は好きな人じゃないとやだけど…
臣)ん?なんて?
♡)私は好きな人じゃないとやだけど。
臣)ん?なんて?
♡)…っ
 
 
しつこく聞き返す俺に、
 
 
♡)私は臣くんじゃないとやだけど!///
 
 
ほっぺを膨らませた♡が
可愛く抱きついてきた。
 
 
臣)そうだよな〜俺じゃないとやだよな〜♡
♡)……///
臣)俺のこと大好きだもんな〜♡
♡)……///
 
 
んーー、いい子いい子♡
 
柔らかい髪を撫でてると
しばらくして♡がそーっと俺を見上げてきた。
 
 
♡)そういえば…
臣)ん?
♡)臣くんも…健二郎くんみたいに…
臣)ん?
♡)……なんでもない///
臣)なんだよ!
  そこまで言ったんなら言えよ!w
♡)…え…っと…、その…
臣)何。
♡)……お尻…叩いたりとか…
  ほんとはしたいの…?///
臣)ぶっ!!
 
 
予想斜め上からのぶっ込みだった。
 
 
臣)女子はそんな話までするんかい!w
♡)だって…//
臣)俺はそんな趣味ありません!
♡)そうなの…?
臣)なに。叩いてほしいの?
♡)違うよ!!
臣)お望みならお応えしますけど。
♡)違うってば!!///
 
 
てゆーか健ちゃん、
むーこさんのケツ叩いたのかよw
 
 
♡)叩いてどうするんだろうね…?
臣)……
 
 
真顔で聞かないで。
 
 
臣)んーー、、まぁ人によるけど
  支配欲とか征服欲が
  満たされるんじゃない?
♡)……そうなのかな。
臣)健ちゃんドSだから。
♡)……そうなのか…。
臣)健ちゃん変態だから。
♡)……そっか…。
 
 
納得しちゃったよ!w
 
 
♡)あとね、◇ちゃんが酔ってて
  臣くんの話もしちゃったの…///
臣)俺の話?!
♡)私、◇ちゃんにしか
  言ってなかったんだけど…
臣)俺の何!?
♡)……えっと……、あの…
 
 
一体何をバラされたんだ!?
 
 
♡)NAOTOさんに…もらったやつを…
  その…、、///
臣)ぶっ!!
 
 
歯で引き裂いたこと!?
 
 
♡)…ごめん…ね?///
臣)……///
 
 
俺は一体みなさんにどう思われたんだよ…
 
 
はっ!もしかして…
 
あの時、♧さんとむーこさんが
俺を見ながらヒソヒソしてたのも…
 
 
「やぁね〜臣くん。自分の方がエロいくせに。」
「ほんとほんと、やだやだ〜〜」
 
 
とか話してたんじゃ!!
 
 
臣)……
 
 
俺もうみなさんに顔向けできねぇよ…。
 
 
てゆーかお前、
そんなこと◇ちゃんに話しちゃうのね?///
 
 
♡)そしたら、むーこさんがね…
臣)むーこさんが!?
♡)そのうち歯型つけられるかも、って…
臣)歯型!?俺がお前に?!
♡)うん。
  なんだか臣くんはワイルドな人みたいに
  なっちゃって…
臣)否定しろよ!w
  俺は優しいだろ!w
♡)うん、そうなんだけど…
臣)歯型ねぇ…
 
 
まぁいるんだろうな、そんな奴も。
 
 
臣)歯型つけたいわけじゃないけど
  噛みたくなる時はあるよ。
♡)ええっ!!
臣)ふはははw
♡)か、か、噛むの!?
臣)うん、なんてゆーかさ、
  こう、好きで好きで、うああああ〜〜
  ってなってる時ってさ、
  好きすぎてなんか
  滅茶苦茶にしたくなるっていうか。
♡)////
臣)好きが高まって興奮すると
  抱きしめる力も加減出来なくなるし
  肌も舐めたりなんだりしてるだけじゃ
  なんか物足りなくなって、
  噛みたくなる。
♡)////
臣)てゆーか噛んでるよ、たまに。
♡)ええっ!!
臣)甘くだけどね。気付いてなかった?
♡)////
 
 
♡は恥ずかしそうに頷いた。
 
 
臣)なんで気付かないんだよw
♡)だって…
  そういう時ってなんかもう
  ふぁぁ…ってなっちゃってるから…
  何されてるのかよくわかんない…
臣)うそ!w
♡)唇なのか舌なのかとか…
  そーゆーのよくわかんない///
臣)ふーーん…
 
 
俺はゆっくり起き上がって♡を見下ろした。
 
 
♡)どうしたの?
臣)……
 
 
その柔らかい首筋に唇を寄せて。
 
 
♡)え?!///
 
 
キスしたあとにペロリと舐めた。
 
 
臣)今のは?
♡)今のはわかるよ!///
臣)なんだ、わかんじゃん。
  ……じゃあここは…?
♡)…っ
臣)……こことか…、
♡)…、あっ
臣)こことかは…?
♡)…、ん、……///
臣)「ん」じゃわかんねぇよw
 
 
恥ずかしそうに顔を逸らせた♡を
こっちに向かせた。
 
 
そのまま手を絡み合わせて、
確認行為を続ける。
 
 
♡)……や、や、…臣くん…///
 
 
あ〜〜〜〜やわらけ……
 
 
♡)ん、……っ
 
 
はぁ…、、気持ちぃ……
 
 
♡)あ、んっ///
臣)今のが甘噛み。
♡)////
臣)わかった?
♡)……(こくん)///
 
 
あーーーー、どうしよう。
生理だから出来ないってわかってんのに…
 
だんだん止まんなくなってきた。
 
 
♡)あ、あ、…っ臣くん
 
 
わかってるよ。
 
 
♡)や、……だ、め///
 
 
わかってるって。
 
 
♡)……っん///
 
 
その声が聞きたいだけ。
 
 
♡)……や、ぁっ!
 
 
ああ…可愛いな…
 
 
♡)臣くん、…っ!///
 
 
あ。ガードされた。
 
 
♡)意地悪…しないで…?///
臣)……
 
 
そう言われると、したくなるんだよ男は。
いや、俺は。
 
 
臣)はぁ……、Hしたい…。
 
 
切なる願いです。
 
 
♡)私も…したいもん///
 
 
お。可愛いじゃん。なんだよぉぉぉ
 
 
臣)そうだよな?
  俺のこと大好きだもんな〜〜♡
♡)……///
臣)大好きで仕方ないもんな〜〜♡
♡)……///
臣)俺とHすんのも大好きだもんな〜〜♡
♡)……(こくん)///
臣)えっ…///
 
 
……なんなんだよ。
 
 
臣)素直に頷くな、バカ///
♡)だって……///
 
 
あああああ〜〜〜
やめろその上目遣い!!
 
可愛いからやめろぉぉぉぉ!!!
 
 
臣)なんかさ!!
 
 
♡をむぎゅっと抱きしめて気を紛らわせる。
 
 
臣)Hしたいのをずっと我慢してると
  次した時、ちょー気持ちイイらしいよ。
♡)いきなり何?!///
臣)NAOTOさんが前にドヤって言ってた。
♡)そうなの?
臣)うん。
  我慢するっていうかさ、
  お互いに寸止めすんだって。
♡)寸止め?!
臣)そう。何日か寸止めを続けて
  お互いに我慢して。
  したいしたいしたいぃぃぃ〜〜!!
  ってなってからすると、すごいらしいよ。
♡)そう…なんですか…///
臣)俺はその前に我慢できなくて
  死ぬと思うけどね。
♡)あはははっw
臣)笑い事じゃねーしw
♡)だって〜〜〜w
臣)試してみる?
♡)えっ
臣)今日から。
♡)えっ
 
 
なんて。
ほんとはもっと♡に触りたいだけ。
あれこれしたいだけ。
 
 
♡)…ダメ…だよ///
臣)なんで?
♡)そんなの…私だって…
  我慢するの…つらいもん…っ///
臣)……///
 
 
何今の。ちょー可愛い。
 
そんな可愛く言われたら
我慢してつらくなってるところが
見たくなっちゃうんだよ、男は。
いや、俺は。
 
 
臣)……ん、
♡)あっ
 
 
♡の首筋に顔を埋めて
また意地悪、再開。
 
 
♡)ダメだってば…っ
 
 
いいから。
 
 
♡)……臣くんっ
 
 
……ああ、やっぱり気持ちいい。
 
 
♡)脱がさないで…!
 
 
やだよ。
 
 
♡)あ、やだ、ダメっ///
 
 
ああああ〜〜〜〜〜〜
 
 
………たまんね。
 
 
♡)エッチ!///
 
 
今更?
 
 
♡)……あ、…っ、……んん//
 
 
………はぁ。
俺がツラくなってきた。
 
 
臣)………あーーー、ダメだ。爆発しそ。
 
 
ばふっ。
 
 
♡に覆いかぶさるように倒れこんだ。
 
 
♡)爆発…?
臣)うん。やっぱり俺には向いてない。
  死んじゃう。
♡)……///
臣)ああああああ〜〜〜シたい。
♡)……///
臣)シたいシたいシたいシたい!
♡)わかったから!///
臣)だって〜〜〜!!
 
 
ジタバタする俺の腕をくぐり抜けて
♡が起き上がった。
 
 
臣)ん?
 
 
うつ伏せになってる俺の背中に
ぴとってしてる。
 
……と、思ったら。
 
 
臣)え?!
 
 
Tシャツの裾から♡の手が入ってきて…
 
肌に触れられるその感触で、
勝手に期待が高まる俺の身体。
 
 
臣)何…してんの…?//
♡)ん……、、
臣)…っ
 
 
Tシャツをめくられて、
背中に感じる♡の柔らかい感触。
 
 
唇とか…、
 
舌とか…、
 
 
♡)……好き。
臣)////
 
 
身体がドクドクする。
 
 
♡)……ん。
 
 
♡はしばらくすると後ろから俺の手を取って
指を甘噛みしてきた。
 
 
♡)噛みたくなるって…こういうこと?
臣)……///
♡)なんか…わかるかも…
臣)////
 
 
エロい声で耳元で喋んないで…
 
 
♡)……はぁ、///
 
 
吐息をかけるのもやめてください。
 
 
♡)ん……、///
 
 
ああヤバい。どうしよう。
俺何されてんだろ。
何このエロ攻撃。
意地悪した逆襲?!
 
 
臣)……爆発するから…やめて///
 
 
身体を仰向けに戻して
♡を抱き寄せたら…
 
 
♡)してもいーい?///
 
 
甘い囁きが耳元に落ちてきた。
 
 
臣)は?///
 
 
なんだよそのエロい声は。
 
 
♡)ね…?///
臣)////
 
 
ああ、もうダメ。降参。
可愛すぎて、死ぬ。
 
 
……どうぞ、骨抜きにしてください。
 
 
 
 
 
 
ーendー

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  1. さゆがん より:

    はぁーーー最後の♡ちゃんの破壊力
    随分とオミさん育て上げましたねw
    女だけど骨抜きにしてほしい←

    • マイコ より:

      それはそれは時間をかけて大事に育てたんでしょうね。゚(゚^ω^゚)゚。ww

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