俺たちの新居から
 ♡が前住んでたマンションまでは
 車で5分くらい。
  
 着くまでの僅かな間、
 タクシーの中でスマホをいじってると…
  
  
 『姫の浴衣姿、可愛い!!😍』
 『今日の髪型大人っぽくて好き!💕✨』
 『彼氏とデートですか?🙈いいなぁ〜』
 『今日の姫ちゃんセクシー!💓』
  
  
 ♡のホームページは予想通り、大反響。
  
 そうだろそうだろ。可愛いだろ。
 俺の彼女だからな。
  
  
 『今日は姫と買い物。
  誕生日プレゼント全然喜んでくれない
  ツンデレ姫。
  アクセサリーは好きな人以外からは
  要らないそうです。
  キッパリ振られたおじさん。』
  
  
 臣)ぶっww
  
  
 松浦さんはまた
 ♡とのツーショットを載せてて…
  
 松浦さんは笑ってるのに
 ♡はプレゼントを抱えながら困り顔。
 口尖ってるし…w
  
  
 『なんだかんだで松浦さんと姫
  仲良しですね🙌笑』
 『口尖ってる姫、可愛い😂笑』
 『アクセサリー欲しい!松浦さん買って!』
 『お買い物いいなー💕』
  
  
 コメントもいっぱい集まってる。
  
  
 「お前といる時はいっつもこんな素直なの?」
  
  
 松浦さんが拗ねたように言ってたっけ。
  
  
 ♡)花火楽しみだねー♡
 臣)……
  
  
 きっと♡のこんな笑顔が
 見たかっただけなんだろうな。
  
  
 ♡は俺の手を握りながら、ニコニコご機嫌。
  
  
 ピロピロ♪ピロピロ♪
  
  
 臣)あ、Sさんだ。
  
  
 届いたLINEを開くと…
  
  
 『なんで臣の写真なの?!
  全然いらない!!』
  
  
 臣)……
  
  
 ひでぇマネージャーだな…。
  
  
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  
  
 懐かしいマンションの前。
  
 タクシーを降りてササッと中に入ると
 寅さんが笑顔で迎えてくれた。
  
  
 ♡)お久しぶりですー♡
 寅)おお!二人とも浴衣かい!
   いいねぇ〜〜〜♪
 ♡)えへへー♡
 寅)屋上は貸切にしてるから
   ゆっくり見ておいでーー
 臣)ありがとうございます。
  
  
 人がいないのを確認して、
 二人でエレベーターに乗り込んだ。
  
  
 ♡)懐かしい〜〜〜〜♡
 臣)俺も懐かしいw
  
  
 いつも降りてた7階を通り過ぎて
 屋上まで一気に上がった。
  
  
 臣)おお〜〜
   こっちも懐かしいw
 ♡)ねっ♡
  
  
 臣くんと一緒に寝転がった
 ビーチチェアもそのままで。
  
  
 柵の方まで進むと、
  
  
 パパパパンッ!
  
  
 予告の花火が打ち上がった。
  
  
 臣)時間も丁度良かったな。
 ♡)うんっ♡
  
  
 柵の手すりに手を置くと、
 私の左手に臣くんの右手が重なって…
  
 そのまま握られた手は、
 恋人繋ぎに変わった。
  
  
 あの時と…同じ…。
  
  
 ♡)……///
  
  
 チラッと隣を見たら、
  
  
 臣)へへ…w
  
  
 臣くんが少し照れたように笑った。
  
  
 ♡)なんか…
   いろいろ思い出しちゃう…///
 臣)俺もーーw
  
  
 なんだか胸がきゅってなって
 臣くんにぴとっと寄り添ったら、
  
  
 ヒューーーーーーッ……
 ドーーーンッ!!
  
  
 花火が次々に打ち上がり始めた。
  
  
 ♡)わぁっ…キレイ!♡
 臣)すげ〜〜〜♪
  
  
 赤…、青…、緑…、黄色…、ピンク……
  
  
 色とりどりの花火が
 夜空を彩っていく。
  
  
 2年前に一緒に見た時は
 手を繋いでるドキドキで
 花火に集中出来なかったし…
  
  
 花火に照らされた臣くんの横顔が
 すごく綺麗で
 見惚れてたんだった。
  
  
 そんなことを思い出しながら
 ふと臣くんを見つめたら…
  
  
 臣)ん…?
  
  
 優しい笑顔と、視線が重なった。
  
  
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  
  
 俺をじっと見つめる♡の瞳に
 夜空の花火がキラキラ反射してる。
  
  
 臣)……
  
  
 2年前は…
 無理矢理♡と手を繋いで
 心臓バックバクで…
  
 それを誤魔化すように花火を見上げて
 いっぱいいっぱいだったなー
 なんて。
  
 懐かしい記憶が蘇る。
  
  
 ♡)臣くん…大好き///
  
  
 今はこんなに素直に気持ちを伝えてくれる♡が
 隣にいて。
  
  
 臣)俺も大好き。
  
  
 気持ちを伝え合う度に、幸せを感じる。
  
  
 ♡)えへへ…♡
  
  
 可愛く笑う♡の頬に、キスをして。
  
 二人でまた、鮮やかな夜空を見上げた。
  
  
 ♡)今の可愛くて好きー!
 臣)ピンクのハートのやつ?
 ♡)うんっ!
 臣)俺はこれ!!柳みたいなやつ!
 ♡)綺麗だねっ♡
 臣)うん!
  
  
 携帯でも撮ろうとしたけど
 イマイチ綺麗に映らなくて
 裸眼で楽しむことにした。
  
 花火って難しいな。
  
  
 臣)あ、またお前の好きなやつ!
 ♡)わーいっ♡
 臣)下の方にもいっぱい上がってる!
 ♡)ほんとだ!すごーいっ!
  
  
 二人ではしゃいでるうちに
 あっという間に終わりの時間が来て。
  
  
 ♡)もう終わっちゃったぁ……
  
  
 ♡が寂しそうに呟いた。
  
  
 ♡)綺麗だったなぁ……
 臣)なーー。
 ♡)花火大好き。
 臣)うん。
 ♡)臣くんと見れて嬉しい♡
 臣)うん。
  
  
 俺の手を嬉しそうに握ってる♡。
  
  
 臣)手、離して。
 ♡)え?
 臣)ドキドキしちゃうから離してw
  
  
 俺が笑いながらそう言うと
 すぐに思い出したのか、
  
  
 ♡)ドキドキしちゃダメなの…?
  
  
 ♡も2年前の俺の真似をして
 可愛く首を傾げてきた。
  
  
 臣)友達なのに
   ドキドキしちゃダメだもんっ
  
  
 俺が♡の真似をすると…
  
  
 ♡)ドキドキするんだったら
   友達じゃないもんっw
  
  
 ♡も悪戯に笑った。
  
  
 臣)友達じゃなかったら何なのー?
  
  
 コツン。
  
 合わせたおでことおでこ。
  
  
 ♡)「好きな人」、だよ///
 臣)ふーーんw
  
  
 俺がキスしようとしたら…
  
  
 ♡)好きだから…ドキドキしてもいーい?
  
  
 ♡が俺を見上げてきて…
  
  
 臣)どうぞ?
  
  
 2年前と同じ返事をすれば…
  
  
 チュッ。
  
  
 可愛く触れた唇。
  
  
 臣)キスされちゃったーーー
 ♡)キスしちゃった///
 臣)ふはっw
   もっかいして♡
 ♡)……ん、っ
  
  
 チュッ♡
  
  
 臣)へへ…w
 ♡)えへへ♡
  
  
 あ〜〜〜〜〜なんだろ。
 すげぇ幸せ。
  
  
 臣)もっかい♡
 ♡)チュッ♡
 臣)もっと♡
 ♡)チュッ♡
  
  
 背伸びしながら
 何度もキスしてくれる♡が可愛くて。
  
  
 臣)大好き。
  
  
 ぎゅっと抱きしめたら…
  
  
 ♡)大好き♡
  
  
 腕の中から、同じ言葉が返ってきた。
  
  
 ♡)今度は臣くんがチューして…?
 臣)えー?w
 ♡)はい♡
  
  
 可愛く目を閉じた♡。
  
  
 臣)ん♡
  
  
 チュッ。
  
  
 ♡)もっと♡
 臣)はいはいw
   チュッ。
 ♡)まだーー♡
 臣)チュッ。
 ♡)えへへ、まーだ♡
 臣)欲しがりめ…w
 ♡)…っ!…、んんっ///
  
  
 一気に舌を差し込んでキスを深めたら、
 ♡は慌てたように俺の浴衣を掴んだ。
  
  
 ♡)…ん、っ……ふ…っ///
  
  
 甘く漏れる♡の息に、
 一瞬で興奮する。
  
  
 臣)……はぁ、
  
  
 唇を離せば、♡が目を潤ませて
 俺を見つめてて…
  
  
 俺はそのまま♡の首筋に
 唇を押し当てた。
  
  
 ♡)臣く…ん?///
 臣)なんか…スイッチ入っちゃった…
   どうしよ…。
 ♡)え??///
  
  
 お前が可愛い声出すから…。
  
  
 ♡)え、待って待って…っ///
  
  
 触りたくて仕方ない。
  
  
 ♡)ダ、ダメだよっ!///
  
  
 浴衣の上から太ももを撫でる俺の手を
 ♡が邪魔してくる。
  
  
 臣)ん……、
  
  
 お構いなしに首筋に舌を這わせたら…
  
  
 ♡)…ゃ…っ///
  
  
 ダメとか言いながら、可愛い反応。
  
  
 臣)……///
  
  
 ずるいじゃん。
  
  
 ♡)……ダメ、崩れちゃう…っ
 臣)いいじゃん、帰るだけだもん。
 ♡)ダメだよ…///
 臣)少しでいいから。
 ♡)…っ
 臣)触りたい。
 ♡)……///
  
  
 とにかく♡の生肌に触りたくて
 手があっちこっち行ってる俺。
  
 でも浴衣ってなかなかの鉄壁で。
  
  
 どう触っても、生肌に辿り着かない。
  
  
 臣)ああ〜〜〜!もう!何これ!
 ♡)浴衣です…///
 臣)脱がしたい!!
  
  
 なんならもうここでシたいのに!!
  
  
 ♡)臣くん、落ち着いて///
 臣)…っ
 ♡)じゃあもうお家帰ろうね?///
 臣)……うん。
  
  
 仕方ない。そうする。
  
  
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  
  
 二人でエレベーターを降りると
 管理人室にまだ寅さんがいて。
  
  
 ♡)寅さんっ!
   ありがとうございました♡
 臣)ありがとうございました。
  
  
 二人でお礼を伝えると、
 ニコッと笑った寅さんが何かを持って
 表に出てきた。
  
  
 寅)良かったらこれ、あげるよ。
 ♡)あ!花火だーー!
 臣)おおっ
 ♡)今やりたーい!
 寅)公園でやっていくかい?w
   それなら火も入れておくよ。
 ♡)ね、ね、臣くんやろー♡
 臣)いいね。
 ♡)寅さんありがとう♡
 寅)またいつでも遊びにおいでね。
 ♡)はーいっ♡
  
  
 私たちは花火を持って
 懐かしい公園にウキウキ移動。
  
  
 ♡)バレないかな…?
 臣)全然人いねーし大丈夫じゃね?
 ♡)良かったー♡
  
  
 早速袋を開けて、火をつけた。
  
  
 臣)出た!5本点け!!ww
 ♡)えへへー♪
 臣)じゃあ俺これやるもんねー♪
 ♡)あ!またドラゴン取られちゃう!
 臣)あはははw
 ♡)えーいっ!
 臣)こら、振り回すなw
 ♡)あはは、綺麗だよーーっ♪
 臣)浴衣焦がすなよー?w
 ♡)焦がさないもんっ!w
  
  
 真っ暗な公園に
 小さな花火の灯りが色とりどりに咲いて
 すごく綺麗。
  
  
 ♡)えへへ♡楽しいね♡
 臣)うんw
  
  
 次々に火を点けたら
 あっという間になくなっちゃった。
  
  
 臣)お前が豪快に消費するから…w
 ♡)線香花火だけになっちゃった。
 臣)よし、じゃあまた勝負するか?w
 ♡)するーーっ!w
  
  
 なんだか本当に懐かしいな♡
  
  
 臣)負けたら何にするー?
 ♡)モノマネーー
 臣)また?w
  
  
 笑いながら二人で同時に火を点けた。
  
  
 ジジジジ……
  
  
 ♡)頑張れ〜〜頑張れ〜〜
 臣)俺の長生きタイプだわ。
 ♡)またそんなこと言ってる。
   ……ああっ!!
  
  
 ポトッ。
  
  
 臣)はい、俺の勝ち〜〜〜w
 ♡)なんでぇ?!
 臣)モノマネどうぞーーw
 ♡)ドラえもん…?
 臣)いや、それはもう知ってるから却下w
 ♡)えーー!!
 臣)新作でお願いします。
 ♡)んーと、じゃあねー
   いくよ?
 臣)うん。
 ♡)……ぴぃっ…ぴぴっ…ぴぃっ
 臣)ぶっww
   何それ!!ww
 ♡)小鳥だよ。
 臣)お前、動物のモノマネは
   クオリティ高ぇよな?ww
 ♡)へっへへー♪
  
  
 臣くんが肩を揺らして笑ってる。
  
  
 臣)もっかいやってw
 ♡)ぴぴぃっ…ぴっ…ぴぃっ…
 臣)…ぶふっww
  
  
 臣くん…
 小鳥ちゃん気に入ったみたい。
 大爆笑してる。
  
  
 ♡)はい、2回戦やるよっ!
 臣)ぶくくっw
   ふはっw
 ♡)笑いすぎだから!w
 臣)はいはいw
  
  
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  
  
 2本目の線香花火に火を点けたけど…
  
  
 臣)……ww
  
  
 さっきの小鳥を思い出すと
 笑いがこみ上げてきて…
  
  
 ポトッ。
  
  
 臣)あ!落ちた!!ww
  
  
 あっさり負けた俺。
  
  
 ♡)揺らすからだよーー
 臣)だって…w
 ♡)はい、じゃあ臣くんモノマネね♪
 臣)えーー何にしよう。
 ♡)なんでもいいよー♪
 臣)よし、決めた。
  
  
 俺は隣にしゃがんでる♡の肩口に
 でこでグリグリ攻撃。
  
  
 臣)ううう〜〜〜!!
 ♡)え、ちょ、なに?!w
 臣)臣くん好きぃーーっ!!
 ♡)!!!
 臣)……イノシシの真似w
  
  
 俺がべぇっと舌を出すと
 ♡にぺちっと叩かれた。
  
  
 ♡)似てないもんっ///
 臣)そっくりじゃん!w
   まんまお前じゃん!w
 ♡)知らないっ///
 臣)あはははw
  
  
 そんなこんなでモノマネ合戦が続いて、
 最後の一本。最終決戦。
  
  
 臣)じゃあ最後は負けた方が
   秘密を1つ暴露ねーー
 ♡)ええっ!
  
  
 2年前の♡の真似をすると
 ♡が困ったように俺を見た。
  
  
 ♡)秘密なんて何もないよぉーー
 臣)うん、俺もなんもないw
 ♡)じゃあ罰ゲームにならないw
 臣)あはははw
 ♡)あ、火点いちゃった!
  
  
 ジジジジ……
  
  
 小さく弾ける火の玉を見守ってると…
  
  
 ♡)あああっ!!
  
  
 またもや♡の負け。
  
  
 臣)ほんとお前弱いよねw
 ♡)むぅぅぅ!
  
  
 そんなこと言ってるうちに俺のも消えて。
  
 終わった花火を片付けて、
 二人でベンチに座った。
  
  
 臣)ほら、秘密を暴露しなさいw
 ♡)何もないってばー!w
 臣)俺に隠してることとか
   なんかないのー?
 ♡)えーーーー
   うーん……、ほんとに何もない。
 臣)ぶはっw
  
  
 だろうねw
  
 お前ほんと嘘下手だし
 隠し事なんてできるタイプじゃないし。
  
  
 ♡)何か聞きたいことあるー?
 臣)なんでも答えてくれんの?
 ♡)うん。
 臣)……俺のことどう思ってんの?
 ♡)…っ
  
  
 ニヤッと笑って
 2年前と同じ質問をしたら…
  
  
 ♡)だーーいすきっ♡
  
  
 にっこり笑った♡が
 腕にきゅっと抱きついてきた。
  
  
 臣)はははは♡
 ♡)だいだいだいすきーー♡
 臣)知ってるー♡
 ♡)あははは♡
  
  
 あーあ、可愛いなぁ。
  
  
 臣)2年前はわかんないとか言われて
   逃げられそうになったのになー。
 ♡)……///
  
  
 俺がからかうようにそう言うと、
 ♡は照れたように
 俺の手をきゅっと握ってきた。
  
  
 ♡)ね、花火の後…歌ってくれたよね。
 臣)ん…?
 ♡)ここで。
 臣)……
  
  
 ……懐かしいな。
  
  
 ♡)また聴きたいなー♡
 臣)冬物語?w
 ♡)うんっ♡
  
  
 可愛く甘えちゃって。
 相変わらずずるい奴ーー。
  
  
 臣)歌ったら俺のこと好きになるー?
 ♡)もう大好きだもんっ♡
 臣)知ってるーーw
 ♡)あははは♡
  
  
 俺は静かに目を閉じて、息を吸った。
  
  
 臣)~♪抱きしめたなら始まる 冬物語
   どんな痛みも溶かしてみせるよ
   恋よりずっとあったかい
   深愛だけをあげるよ あなた♪~
   
  
 「好きに…なるって言ったら…
  歌ってくれるの…?」
  
 「フルコーラス歌うけど。」
  
  
 2年前はそんなこと言ってたよな…。
  
  
 臣)~♪幸せな瞬間を一緒に 過ごしたいって
   ただそんなこと願うんじゃなくて
   哀しみや涙も 全部受け止めたい
   初めて思ったんだ Because of you♪~
  
  
 あの時は…
 歌い終わったら♡がポロポロ泣いてて。
  
  
 臣)……
  
  
 ゆっくり隣に顔を向けると
 今は俺を真っ直ぐに見つめる♡がいる。
  
  
 ♡)ありがとう…。
 臣)ん。
 ♡)……
 臣)……
  
  
 暗くてもわかる澄んだ瞳に
 引き寄せられるように…
  
  
 そっと唇を合わせた。
  
  
 ♡)……大好き。
 臣)ん、俺も…。
 ♡)……
 臣)……
  
  
 また優しく重なって。
  
 触れては離れて。
  
 そんなキスを繰り返してるうちに
 愛しさが募っていく。
  
  
 臣)……はぁ…、ほんと好き…///
  
  
 我慢できなくなって
 ぎゅっと抱きしめたら…
  
  
 ♡)もう…おうち帰ろ…?///
  
  
 腕の中で♡が呟いた。
  
  
 ♡)……早く…Hしたい///
 臣)えっ?!///
  
  
 予想外の言葉に
 思わず♡の顔を覗くと…
  
  
 ♡)ダメ…?///
  
  
 恥ずかしそうに上目遣いしてきて…
  
  
 臣)////
  
  
 可愛すぎて、死にそう。
  
  
 臣)ほんとお前って…ずるい///
  
  
 むぎゅ…っ
  
  
 ♡)…だって…大好きなんだもん…///
 臣)……Hが?
 ♡)臣くんがっ!///
 臣)ふはっw
   わかってるよw
 ♡)意地悪…///
 臣)でもHも好きでしょ…?w
 ♡)えっ…
  
  
 俺の意地悪な質問に、固まる♡。
  
  
 臣)好きじゃないの?w
 ♡)えっと…、えっと…、///
  
  
 ぶくくく…ww
 可愛いヤツ。
  
  
 ♡)好きっていうか…幸せ///
 臣)え?
 ♡)臣くんと…Hするの…///
 臣)……///
  
  
 なんだよその可愛い答えは。
  
  
 臣)はぁ、もう…///
  
  
 可愛くてたまんない♡を
 またぎゅむっと抱きしめて。
  
  
 今すぐ抱きたい気持ちをこらえて
 二人で家に帰った。
  
  
  
  
  
 ーendー
[208]花火と思い出
 2015年 後編
  
  
  
  2015年 後編
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今までたまってた2ヶ月分昨日と今日でよみましたー!!!
岩ちゃんもよりもどってよかった
その二人の部分は何回泣いたことか…笑
隆二もアタックむっちゃしてるやん!
臣くんもかっこいい場面おおかった❤️
そんなにたまってたか!。゚(゚^∀^゚)゚。お疲れさま、ありがとうw
花火は本当心奪われますね。
それも好きな人と一緒に見れるなんて…幸せ過ぎます。
夜空には赤や緑の華やかな花゚❁.*・゚横を見ると綺麗なお顔。もう想像出来なーい!!!!
で…あの素敵な歌声が聴ける♪
なんという贅沢なシチュエーション…考えるだけで倒れます(ㅅ˙³˙)♡
臣と♡ちゃんはずーっとこのキュンキュン関係で居て欲しい…そう願う私です(⁎˃ᴗ˂⁎)
これからのstoryも楽しみにしています(*˙˘˙*)❥❥
確かに…(´⊙ω⊙`)
なんて贅沢づくしなんだ…!
♡ちゃん!羨ましいぞ!!!w
Sさんやっぱりガッカリしてる。゚(゚´ω`゚)゚。
寅さん久々の登場で嬉しいです〜♡
屋上で盛りかけてたとは知らずwww
2年前との対比がいい感じで
二人の心の距離感がなんとも♬
次は♡ちゃん浴衣からの
ふにゃふにゃのターンですね(笑)
かわいそうなSさん。゚(゚^∀^゚)゚。ww
臣くんが思いとどまってくれてよかった…寅さんに怒られちゃう…折角入れてくれたのに笑
マイコさん体調回復に向かってて良かった(^_^)更新ありがとうございます。花火大会昔のstoryが懐かしかった。胸キュンです。
Cがまたまた何を企んでるの?気になる!臣くん絶対♡ちゃん悲しませないでね。守ってね。臣くん♡ちゃんの浴衣姿には、そりゃムラムラするわなぁ笑
お家帰ったら即、獣化するエロ臣さん笑
私も懐かしかった〜〜〜ヽ(*^ω^*)ノ
Cの企み……とは別の案件で…、臣くんが♡ちゃんを…ごにょごにょ…
なんかめっちゃ昔のストーリー出てきて懐かしかった。ありがとうございます!
最近ある人が書いてる臣くん妄想ストーリーも読んでるんですが、今別れてるんですよ。
臣くんが彼女を元カノから守るために別れてて、読んでて悲しいんですけど
こっちのストーリーはほのぼのしてて見てて幸せになります!
ほのぼのしてもらえて良かった(❁´ω`❁)
もう、ドキドキし過ぎてキュン死しそう♥
いつもありがとうございます
こちらこそです(♥´꒳`*)(*´꒳`♥)