(時は10日ほど戻ります…)
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「……隆二くん……、
…エッチなこと…してくるの…?」
昨夜♧が…泣きそうな顔をして
そんなことを聞いてくるから…
俺は思わず♧を抱きしめた。
LIVEの後は俺がそーゆーことすると
思ってたみたいで…
「なんか…ごめんなさい…
でも…絶対やだ…、///」
そう言って泣いちゃう♧が
可愛くて、たまんなくて。
「絶対しないから、大丈夫。」
もう一度そう約束して、俺は山口に来た。
なのに…
なのに…
女)本物の隆二くんだ〜〜〜♡
隆)…っ
なんで俺は今、
ベッドの上でこんなことになってるわけ!?
……
…
世界スカウトジャンボリーのLIVEは
無事に終わった。
夏にやる屋外LIVEは暑くてキツいけど
でも、
今日は天気も良くて
カラフルに埋め尽くされた会場で歌うのは
すごく楽しくて、気持ち良かった。
こんな地方に来れることも久々だし。
『無事LIVE終わったよ😊
明日帰るからね‼』
きっと寂しがってるであろう♧に…
いや、寂しがっててほしい♧に
そんなLINEを送って。
USAさんやTETSUYAさん達と
軽く打ち上げして酒を飲んで。
T)いやーー
ほんと最高だね♪
女の子の肩に腕を回して
ご機嫌なTETSUYAさんが
俺に耳打ちしてきた。
T)お前の部屋にも呼んどいてやるよ♡
隆)え?
T)地方だと思ってナメてたらさ〜
前来た時、すげぇ良かったんだよ♡
隆)へぇ…。
酒の入った頭で、
何のことかもよくわからないまま
聞き流した会話。
結構ベロベロになって
ホテルの部屋に戻って。
シャワーは明日でいいから
もうこのまま寝ちゃおうかなー
なんて思ってたら、誰かが部屋に来た。
隆)はい…?
そこでろくに確認もせず
ドアを開けたのが間違いだったんだ。
女)お邪魔しま〜〜〜すっ♡
隆)はい?!!
誰!!??
派手な格好をしたギャルっぽい女の子が
いきなり部屋に上がり込んできて。
下着みたいな格好と
甘ったるい香水の匂いで
すぐにそういう子だって気付いた。
隆)ちょ、帰って!脱がないでよ!
女)え〜?
俺の言葉を無視して、
あられもない格好でベッドに座る彼女。
隆)帰って!ほんとに!
女)ね、早くこっち来て…♡
隆)…っ
腕を掴まれて、
強引にベッドに引き込まれた。
女)本物の隆二くんだ〜〜〜♡
隆)ちょっ、離して!
女)やだ、筋肉すごい…///
隆)触んないで!
いやらしい手つきで
俺の肌を撫でてくるから
俺は慌てて立ちあがった。
隆)ごめん、ほんと帰って!
女)ねぇ、隆二くんなら
追加なしで本番もイイよ♡
隆)……はい?
人の話…聞いてる…?
女)早く…シよ…?♡
隆)だーーーーっっ!!
また触られそうになって、
俺は酔った身体で忍者のように
それをかわした。
隆)ダメ!!ダメなの!帰って!!
俺は誓ってきたんだから!
何もしないって!!
今までだったら
簡単にお願いしちゃってたけど…
もう俺は生まれ変わったの!!
♧が泣くようなことは
絶対しないんだから!!
隆)頼むから…帰ってください…。
そう言って頭を下げると、
女)マジ意味わかんない。
ちょーしらけるw
いきなり声のトーンを下げた彼女は
舌打ちして部屋を出て行った。
隆)はぁぁぁ……
ドッと疲れた。
何これ。
酔いも覚めた俺は
そのままシャワーを浴びて、
彼女が座らなかった方のベッドに入って
眠りについた。
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「♧さんも着ちゃえば?今市さんの服。」
「隆二くんなら絶対怒らないー♡
よし!着ましょう!!!」
瞬くんと♡ちゃんにそう言われて、
隆二くんがいない初めての夜。
クローゼットの隆二くんの服を
じーっと見つめてみたけど…
♧)////
こんなの勝手に着てたら、
私、ストーカーみたいじゃない?!
絶対隆二くんドン引きだよね!?汗
思わず手が伸びそうになったけど
我に返って、すぐに扉を閉めた。
でも…
一人でベッドに入ると
ガランとした自分の隣に
やっぱり寂しくなって…
そのまま無理矢理、眠りについたけど…
朝目が覚めると、
私は隆二くんの枕を抱き枕みたいにして
抱きしめてた。
♧)はっ!///
びっくりして慌てて起き上がる。
私…
いつの間にこんなこと…
♧)ごめんなさい!///
ぎゅむぎゅむしちゃった枕を
パフパフして、元の位置に戻した。
……
…
その夜は、
仕事から帰ってきた隆二くんがいつも通り
「ただいま♡」って両手を広げてくれて…
隆二くんの腕に抱きしめられながら、
なんだか私は少し泣きそうだった。
たった一日いなかっただけなのに
ほんとに寂しかった。
一緒にご飯を食べて、
お互いの仕事の話をしたりして、
ベッドに入って。
なんだか抱きつきたい気持ちを
必死にこらえて、眠りについた。
そして次の日。
今度は大阪に向かう隆二くん。
またすぐいなくなっちゃうなんて…
わかってたけど、すごく寂しくて。
隆)行ってきます♡
隆二くんはいつも通り笑って
私を抱きしめてくれたけど…
………ぎゅぅぅ…
私は隆二くんを離したくなくて、
ぎゅっとしがみついた。
隆)どうしたの??///
そう聞かれたけど、
寂しいなんて言えなくて。
でも離れたくなくて。
ぎゅぅぅ………
ずっとしがみついてたら、
隆二くんが優しく頭を撫でてくれた。
隆)可愛い…///
♧)……///
隆)離したく…なくなるじゃん…
…もう……///
♧)////
今日も明日も会えない。
隆二くんをいっぱい充電したい。
そう思ったのに、
そっと離された身体。
♧)……///
隆)……///
寂しくて、じっと見つめると…
隆二くんの指先が
ほっぺにスッと伸びてきて…
隆)そんな可愛い顔してたら…
チューしちゃうよ?///
甘い声でそんなことを言われて、
心臓がドキンと跳ねた。
チューって…
いつものおでこにチューの…こと…?
♧)////
頬をくすぐる隆二くんの指先が
優しくて…
ゆっくり近付いてくる隆二くんの顔に、
ドキドキしながらぎゅっと目を瞑ると…
頬を撫でてた親指が、唇をそっとなぞって…
チュッ。
隆二くんの唇が触れたのは、
私のほっぺ。
♧)////
ゆっくり目を開けると…
隆)////
少し顔が赤い隆二くんが
私を優しく見下ろしてた。
ドキン…
ドキン…
今日のチューは…
おでこじゃなくて…ほっぺだったみたい///
隆)はぁ…もう…連れて行きたい///
隆二くんはそう呟くと
私をぎゅっと抱きしめて、すぐに離して。
隆)じゃあ、行くね?
最後に頭を優しくポンポンと叩いて
玄関を出て行った。
♧)////
私はまたその場に立ち尽くして
しばらくぽわわわと、甘い余韻に浸った。
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隆)はぁぁぁぁ///
口に…したかった。
チュー…したかった。
隆)うううう///
なんであんな可愛いんだろ。
やっぱり寂しいのかな?
いつもと全然違って
俺に可愛くしがみついて、離れなくて。
あんなウルウルした目で
じっと見つめられたら…
我慢できるわけないじゃん。
口にキスしたいのを必死に我慢して
今日はほっぺにしたけど…
隆)////
俺…
マジでそのうち爆発すんじゃないかな。
そんなことを考えてたら
あっという間にたどり着いた大阪。
二度目の京セラ公演。
『無事ドームに到着✌😊』
♧にLINEを送ってみたけど、
仕事中だろうから既読にはならず。
そのまま控え室に荷物を置いて、
ケータリングを取りに行った。
臣)……はぁ。
健)何やねん。
臣)……癒しが足りない。
健)はぁ?w
ご飯を食べながら臣がぼやいてる。
N)漫画読む?癒されるよ?
臣)いや、そんなんじゃなくて。
N)そんなんってなんだよ!
漫画は最大の癒しだろ!
臣)はぁ……。
健)何やねん。どうせ
今日から大阪やから〜〜♡とか言うて
死ぬほど♡ちゃん充電してきたんやろw
隆)……
だろうね。
臣)してないもん…
だから干からびそう…
隆)えっ!
健)なんで!?
臣)今…魔の一週間だから…。
隆)……
ああ、生理なのね?♡ちゃん。
隆)充電してこれなくて残念だったね…。
臣)はぁ……
健)お前、生理ん時、律儀に我慢してんの?w
臣)は?
N)お構いなしにヤリそうなのに。
健)うん。
臣)いや、しないでしょ!
だって腹痛いかもしんないし…
直)痛みがなくても身体には良くないからね。
健)へ?
直)身体が不要物を外に出そうとしてる時に
それを中に戻そうとする行為は
身体には良くないでしょ。
隆)……
直己さんって
前から思ってたけど、保健の先生みたい。
N)え、そうなの?
身体に良くないの?
平気でする子もいるじゃん。
健)おるおる。
直)でも本当は良くないんですよ。
感染症にもなりやすいし。
隆)……
やっぱり先生だ。
N)まぁSEX出来ないんなら
口でしてもらえばいいじゃん。
健)♡ちゃんしてくれへんの?
臣)……///
N)あ、してもらったのに
それじゃ足りないっていう贅沢者?
臣)違います!
昨日あいつボクシングだったから
疲れてすぐ寝ちゃったし…
健)それで臣ちゃんは欲求不満、と。
臣)いや、なんつーか…
そんなん頼みにくくない…?///
健)へ??
臣)だって…
生理って…よくわかんないけど…
腹痛かったり眠かったり
体調良くないんでしょ?
健)まぁ人によるやろうけど…
臣)そんな時にそんなことさせて
いいのかなって…
N)ボクシングする元気あるなら
大丈夫でしょ!w
臣)…いや、でも…なんつーか…///
隆)……
臣がもじもじしてる…。
なんだこいつ。
ほんとに臣か?偽者じゃない?
N)臣なんてアレだよね。
女の子が苦しがってても
髪の毛ぐわーっと掴んで
好き勝手に腰振りそうだよね。
臣)ぶっっ
健)やりそ〜〜〜〜〜w
臣)やんねーよッ!!
そんなん可哀想じゃん!!
健)いやいや、♡ちゃんやなくて。
絶対やったことあるやろ…。
臣)……
隆)……
あるな。
臣)…いや…でも…
そんなの絶対♡に出来ない。
可哀想。無理。
健)なんでや。
あの苦しそうな顔がええやんw
N)鬼畜!!!
鬼畜な男がここにいるよ!!
隆)…健ちゃんってほんとにSだよね…。
健)がははははw
N)臣も平気でやりそうなのにな。
臣)しないって!!
♡相手にそんなの絶対しない!
隆)……
そうだよねー
愛しちゃってるもんねーー
あんな溺愛してる♡ちゃん相手に
絶対そんなことしないよね。
健)案外、臣のドSプレイに
♡ちゃんのMが目覚めるかもしれんでw
臣)いや、目覚めなくていいw
今のままでいい。
N)まぁ別にそんな強引にじゃなくても
普通に口でしてもらえばいいじゃんw
臣)……いや、なんか…///
健)なんやねん。
臣)最中に流れで…、とかならわかるけど…
出来ない日なのに
わざわざそれだけのためにって…
なんか…アレじゃない?///
隆)……
そんなことをためらいがちに
もじもじ話す臣に、みんな呆れ顔。
健)お前…ほんま変わったな…w
N)♡ちゃんが大事で仕方ないんでしょ…w
健)そんな優しいSEXばっかしてんの?
臣)いや、えっと…
苛めたりは…するけど…///
N)乱暴なことは出来ないのねw
健)ほんなら♡ちゃんに出来ない代わりに
そのへんの女にしたらええやん。
臣)はぁ?!
N)♡ちゃんじゃないなら
髪の毛ぐしゃー!って出来んじゃんw
臣)いや…俺別にそんな願望ないし…
浮気とかする気ないし。
健)口でやらせるくらい
浮気にならへんやろw
臣)はぁ?バッカじゃねーの!
そんなん絶対嫌われっから!
それに俺は♡じゃなきゃやだ!!
健)ほんなら欲求不満で一人で腐ってろ!w
臣)ひでぇ!!
健)ラブラブすぎてムカつくわ!w
N)あはははw
隆)……
俺たちって
ほんといつもアホな会話だな…。
それからストレッチをして
自転車を漕いで戻ってくると…
男)あ、今日前と同じ子、呼んどいたよ。
後ろから声をかけられた。
隆)え?
男)普通っぽい子がいいんでしょ?
この間の子、気に入ってたみたいだから。
隆)……
この間の子…?
どの子か覚えてないけど…
隆)あ、俺もうそーゆーのいいから。
男)は??
隆)女の子、いらない。
男)はい?!!
なんでそんなびっくりするかな。
男)他の子呼んでんの?
隆)いや、そうじゃないけど。
とにかく、大丈夫だから。じゃ。
♧と約束したんだから。
俺は真面目な男になるんだ!
♧一筋の、真面目な男に…!!
って、思ってたのに…
LIVEを終えてホテルに帰ると、
また訪れた、訪問者。
前回の失敗を踏まえて
ドアを開ける前にのぞき穴から確認すると…
隆)あ。
思い出した。
この子、前に京セラ来た時にヤッた子だ。
笑い方が♧に似てて、可愛い子。
……って、そうじゃなくて!
俺いらないって言ったのに、なんで!!
女)すみません…
開けてもらえますか…?
隆)ええと…すいません、
帰ってもらっていいですか?
女)えっ…
隆)俺、今日は断ったはずなんですけど…
女)……
俺の言葉に、困ったように俯く彼女。
女)あの、でも…
……きゃっ…
隆)え?
女)すみません、人が来ちゃうので
開けてもらえませんか?
隆)…っ
焦ったようなその声に、
思わず俺もドアを開けちゃって。
……バタン。
隆)……
女)……
めっちゃ気まずい。
隆)ええと…
もう一度外を覗くと、
人の気配はもうなくて。
隆)もう大丈夫だと思うよ。
女)……
隆)…帰ってもらって…いい?
女)……
俺の言葉に、
彼女が悲しそうに口を開いた。
女)何か…
気に入らないところありましたか…?
前回…。
隆)えっ…
……そっか。
俺が断ったからそう思っちゃったのかな。
隆)ええと…そうじゃなくて…
どうしよう。気まずい。
この間のギャルみたいな子だったら
容赦なく追い返せるのに…
この子はちょっと普通すぎて…
女)なんでもしますから…
一緒にいさせてください…。
隆)えっ…
なんでもって…
女)このまま帰るわけには…
隆)…ええと…
そう言われても…
女)どうして…ダメなんですか?
隆)……
そう聞かれて、
上手い断り文句が思いつかない俺は
正直に話した。
隆)彼女が…泣いちゃうから…。
…って、まだ彼女じゃないんだけど。
女)じゃあ…少しだけ…。
隆)へ???
彼女の手が、いきなり俺の身体をなぞった。
女)口なら…いいですか…?
隆)!!??
俺の足元にしゃがみ込んで、
色っぽく俺を見上げてくる。
隆)いや、ちょ、待って!///
慌てて後ずさるけど、
追いかけてくる彼女。
隆)ちょ、ちょ、ちょっ…
ドサッ
隆)…っ
気付けば後ろはベッドで、
彼女はジリジリ詰め寄ってきて
俺のジャージに手をかける。
隆)ちょ、ダメ!!やめて!!///
慌てて手を掴んで止めるけど、
彼女は舌をぺろっと舐めて俺を見上げて…
女)口で…してあげます。
そう呟いた。
隆)////
ジャージの上から撫でられてる下半身が
もう勝手に反応してて…
ど、ど、ど、どうしよう…!!
「髪の毛ぐわーっと掴んで
好き勝手に腰振りそうだよね。」
「あの苦しそうな顔がええやんw」
いやいや!!
俺だってそんな趣味ねーし!!
「口でやらせるくらい
浮気にならへんやろw」
隆)…っ
……そっか…
口なら…いいのかな……
俺が別に何かするわけじゃないし…
女)脱がせていいですか?
隆)////
「はぁ?バッカじゃねーの!
そんなん絶対嫌われっから!」
はっ…!!!
隆)ダダダダメ!!!///
俺は慌てて彼女から離れた。
危ない…っ
一瞬流されそうだった。
ありがとう臣!!
俺、バカだった!!
絶対嫌われるよな、そうだよな!
てゆーか約束したんだから!
何もしないって!!
何やってんだよ俺!!!!
隆)ほんとダメ!帰って!!
女)だってもう…こんななのに…
隆)触んないで!!///
これただの生理現象だから!
ただの男の本能だから!
隆)ほんとに彼女泣いちゃうの!
絶対やだって言ってたの!
俺にしがみついて泣いてたんだから!!
隆)絶対裏切れないから!!
ほんと無理!!
ごめんなさい!勘弁して!!
こんな状態で言っても
なんの説得力もないんだけど…
俺が必死に頼みこむと、
ようやく立ち上がった彼女。
女)……わかりました。
隆)…っ
やっとわかってくれたみたいで、
俺は胸を撫で下ろした。
……危なかった…。
出て行こうとする彼女を
一応ドアまで見送ると…
女)彼女さんが…羨ましいです。
ふふ…っ
彼女はまた♧みたいに笑って…
でもその笑顔はどこか寂しそうで。
ドアを閉めた後で、
なんか申し訳ない気持ちになった。
隆)……
そりゃ…
してもらえるなら
いくらでもして頂きたいんですけど…
なんなら俺…
毎日拷問ベッドで寝てるから
臣なんかより欲求不満の塊なんですけど…
でも……
隆)はぁぁぁぁ…っ
またドッと疲れて、ベッドにダイブ。
頭に浮かぶのは、♧のことばっかり。
「そういう…こと…しちゃ…
や…だぁ…っ」
「もう…しちゃ…だめ…ぇっ」
俺にしがみついたまま泣いてて…
すげぇ可愛かったよなぁって…
隆)……
思い出せば…
♧の匂いとか温度まで蘇って…
「りゅ…じく…ん、……きもち…ぃ…///」
「……ね、……し…て?///」
あっという間に俺の頭の中は
エロモードで埋め尽くされる。
隆)ううう…///
俺…
こんなにずっと我慢してたら…
♧と付き合えた時、爆発しそう。
爆発して、臣みたいになったらどうしよう。
毎日襲っちゃうかも…。
絶対止まんない。
そんなムラムラを
なんとか鎮めて迎えた二日目。
今日は開演時間が早いから
終わったらそのまま東京に戻る。
『今日も頑張ってね😊💕』
♧からは可愛いLINEが届いてて
ほんの一言でも嬉しくて。
早く会いたいなーなんて思いながら
LIVEが終わってすぐに連絡した。
♧『もしもし?』
隆『今終わったよ!
これからシャワー浴びて
新幹線で帰るから!』
♧『お疲れさま♡
気をつけて帰ってきてね。』
隆『えっと…
遅くなっちゃうから
先に寝てていいからね?』
一応そう言ったけど、
ほんとは起きて待っててほしい。
♧『そっか…
明日ミーティングで早いから
じゃあ先に寝てるね…。』
隆『えっ…』
ガーン。
やっぱり素直に言えば良かった。
起きて待ってて、って。
でも…
無理はさせたくないし…
隆『うん…わかった。』
そう言って電話を切ったけど…
もし帰って♧が寝ちゃってたら
勝手に抱きしめて一緒に寝ようって思って、
こっそりニヤけた。
臣)ニヤニヤしちゃって。
隆)は?!
聞いてたな!?このやろっ
臣)帰ったら隆二の服着て
待ってんでしょ?w
隆)は??
何言ってんだ?
臣)隆二の服着たがってたらしーから♪
隆)は?何それ!!
臣)ひみつーーーw
臣はそれ以上教えてくれなくて。
隆)……
俺の服…?
着たがってたの…?
どーゆーこと??
服のテイスト…変えたいのかな?
意味がわからないまま新幹線に乗って。
LIVEで疲れてた俺は
家に着くまでの移動、ほとんど爆睡で。
起きてますように…っ!
そう願って玄関を開けたけど、
リビングは暗くてしょぼーん。
隆)やっぱり寝ちゃったか。
早く♧の顔が見たくて、♧を抱きしめたくて
寝室を開けると…
隆)ん…?
俺の枕が…ない。
あれ…?
パタンとドアを閉めて
ベッドに上がって。
そっとタオルケットをめくると…
隆)…っ
♧が俺の枕を抱きしめながら
スヤスヤ眠ってる。
…えっと…
なんで?
隆)俺の枕…返してーーー
小さくそう言ってみるけど、
すっげぇぎゅむっと抱きしめてる。
隆)……
もしかして…
俺がいなくて寂しくて…
俺代わりに…してんの…?
そんな可愛い可能性に気付いたら、
なんか思いっきりニヤけた。
隆)////
だって…可愛すぎない…?
え、ほんとに…?
隆)………はぁ、///
もう…
やることが可愛すぎて、たまんない。
ベッドに潜り込んで、
♧の首の下に腕を差し込んで。
枕ごと♧を抱きしめると…
♧)ん…ん……
俺の体温を感じ取ったのか、
♧はごそごそと動いて…
……ポイッ!!
俺の枕を足元にぶん投げて、
俺に抱きついてきた。
隆)…っ////
結構ワイルドですね…?お嬢さん…
間に枕がなくなった分、
もっと近くまで抱き寄せれば…
♧)……りゅ…じ…くん……。
♧は寝言で俺の名前を呼んで、
俺の胸に潜り込んできた。
隆)////
ドキン…
ドキン…
……そーっと顔を覗くと
いつものアヒル口は
幸せそうににんまりしてる。
隆)////
可愛い…どうしよう…。
本物だよ…
本物のりゅーじが帰ってきたよ…
とか、心の中で話しかけてみる。
隆)……///
俺に抱きついて幸せそうな♧が可愛くて、
もうこのまま
抱き潰しちゃいたいくらい可愛くて。
拷問なのか天国なのかわからないまま…
♧のぬくもりを嚙みしめるように
俺もそのまま、眠りについた。
ーendー
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要所要所にメンバーのクソさが
出ててリアルさ増します(笑)
この前もテレビでモデルが
いろいろバラしてましたよw
にしても、隆二くんは
ほこほこしますね♡
現実もほこほこであればいいのに⤵︎
えーーそのテレビ見たかったーーー笑
隆二君のストーリー久し振りに読みました隆二君の彼女さんがいるから駄目ってちゃんと言って偉いよまたイチャイチャモード楽しみに待ってます(^^)/
ありがとう\(°∀° )/
健ちゃん、直人さん言い方・・
♡ちゃんは、ピュアで、天然なんだからそんな事させれません(笑)大分、臣くんに染まってきたけどね(^ω^)隆二くんも、いくら口でも駄目だからね!本当に三代目大丈夫かなぁ〜女遊び程々にね〜
隆二くんも両想いなのに、早く告れば良いのに何だか中学生みたい(^ω^)臣くんも、♡ちゃんと付き合うまでに、随分手こずったもんね〜また、出会い編から読みたくなった
明日はお休みだからまたゆっくり出会い編から読みます
読み直しありがとうございまし\(°∀° )/