[137]苦しい葛藤(岩&◇Side)

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とくん…
 
とくん…
 
 
優しいぬくもり…
 
 
あたしを包んでくれる、優しい腕。
 
 
岩)俺は、お前が好き。
  お前の気持ち、聞かせて?
 
 
……大好きだよ。
 
ずっと言えなかったけど…
とっくに大好きだった。
 
 
岩)好きだよ。◇が好き。
 
 
剛典の手が、あたしの頬に優しく触れて…
 
あたしの頬は、涙で濡れた。
 
 
岩)なんで…泣いてんの…?
 
 
だって…
 
嬉しくて…愛しいんだもん…。
 
 
岩)ああ…もう…///
 
 
またぎゅっと…抱きしめられて…
 
 
岩)このまま…繋がってたい。
  もう…すげぇ好き…///
 
 
とくん…
 
とくん…
 
 
初めて、剛典と結ばれた夜。
 
愛しさがあふれて、涙がこぼれた。
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
◇)ん……、
 
 
ゆっくり目を開けると、
大きな胸が視界に広がる。
 
 
あれ…
 
 
いつもは…裸なのに…
 
 
◇)ん…ぅ……
 
 
頭が…ぼんやりする…。
 
でも…
大好きな、剛典の匂い。
 
 
安心する、あたしの大好きなぬくもり。
 
 
岩)…起き…た……?
 
 
頭の上から聞こえた、優しい声。
 
 
◇)剛…典……
 
 
ぎゅぅ………
 
 
岩)どうした…?
◇)……大好き…///
岩)…っ
 
 
夢、見てたの。
 
剛典と、初めて結ばれた日の夢。
 
 
◇)大好きだよ…///
岩)……俺も…大好きだよ。
◇)……えへへ♡
 
 
どうしてだろう。
 
こんなに幸せなのに…
胸のどこかが、ズキズキしてる。
 
 
◇)ちゃんと…ぎゅって…して…
岩)うん…。
 
 
大きな腕に抱きしめられて、
あたしの意識はまたぼんやりしてくる。
 
 
◇)なんか…ね…、苦しいの……
岩)……
◇)どうして…
 
 
わかんないけど…
泣きたくなる。
 
……変なの…。
 
 
◇)剛典が…ぎゅってしてくれたら…
  安心…する……
岩)ずっと…こうしてるから。
◇)……うん…♡
 
 
ありがとう。
 
 
◇)ま…た…、寝ちゃい…そう……
岩)うん、いいよ。
 
 
「そばにいるから…安心して。
 眠っていいよ。」
 
 
そう言ってくれたのは…
剛典だよね…?
 
 
優しいぬくもりに身を預けて、
あたしはまた、瞼を閉じた。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
俺の腕の中で、スヤスヤ眠る◇。
 
 
さっき一瞬、目を覚ました時は…
寝ぼけてたんだって、わかってる。
 
わかってるけど…
 
それでも…
 
 
「大好きだよ…」
 
 
そう言って笑ってくれたのが
嬉しくて、切なくて…
 
なんだか泣きそうになった。
 
 
まだお前の中に…少しでも…
俺のこと好きって思ってくれる気持ちが
残ってるなら…
 
頼むから、やり直させて。
 
 
岩)◇……、
 
 
柔らかい髪を撫でながら、
その額に頬を寄せた。
 
 
岩)…好きだよ……。
 
 
このまま…
俺の腕の中にいて。
 
 
もう泣かせないから。
絶対、泣かせないから。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
どうして…
 
こんなに…苦しいの。
 
 
息が…苦しくて…
 
 
「岩ちゃんな、彼女おるらしいねんけど
 ほんなら彼女に内緒でって言うたら
 あっさり家に来たんやって!」
 
 
嫌。
 
やめて。
 
言わないで。
 
 
「岩ちゃんめっちゃH上手で優しくて
 好きになっちゃいそうって言うたら
 それは彼女がおるからあかんって
 言われたんやって〜〜」
 
 
ダメ…
 
気持ち悪い。
 
頭が…グラグラしてくる…。
 
 
「でも彼女に内緒で
 また会いたいって言うたら
 ええよって言ってくれたんやって♡」
 
 
 
助けて…
 
助けて…
 
 
早く…あたしの耳を塞いで…
 
 
苦しい。
 
 
苦しくて、息が吸えなくて、
そしたらどうなるのかな。
 
呼吸が出来なくなって…
死んじゃうのかな。
 
 
岩)◇、好きだよ…。
 
 
やめて、嘘つき。
 
 
岩)ほんと可愛い…///
 
 
そうやって…
誰にでも言ってるんでしょ…?
 
 
岩)ほら、おいで。
 
 
いや、やめて。
 
 
「夜も朝もHしたんやってーー♡
 腕枕もしてくれて
 ほんま優しかったって♡」
 
 
岩)早くおいでよ。
 
 
他の女にも…してるくせに…
 
やめてよ…!!!!!
 
 
◇)いや…ッッッ!!!
 
 
ガバッ!!!
 
 
◇)はぁ…っ、は…ぁ…っ
 
 
自分の声で、目が覚めて。
 
 
視界に映るのは、見慣れた天井。
 
首の下に感じるのは、いつものぬくもり。
 
 
◇)…っ
 
 
隣を見ると、剛典が心配そうな顔で
あたしの前髪を優しく撫でた。
 
 
◇)……
 
 
ほん…もの…?
 
 
◇)…っ
 
 
なんで…いるの?
 
 
夢…?
 
違うよね?現実だよね?
 
 
岩)大丈夫…?
 
 
あたしの頭を撫でる右手。
 
あたしの首の下にあるのは、剛典の左腕。
 
 
◇)…っ
 
 
あたしは飛び起きて、その腕を払いのけた。
 
 
「腕枕もしてくれて
 ほんま優しかったって♡」
 
 
◇)……っ
 
 
いや。
 
嫌だ。
 
 
触んないで。
 
あたしに…触んないで…っ
 
 
◇)…っ
 
 
勝手にこぼれてくる涙を隠すように
あたしは膝を抱えて
タオルケットに顔を埋めた。
 
 
岩)◇……?
 
 
隣で起き上がった剛典が
優しくあたしの背中をさすってくる。
 
 
◇)…なん…で…っ
 
 
やめて、触んないで。
 
 
◇)なんでいるの…っ
岩)……
 
 
なんで一緒に寝てるの。
 
なんであたしに腕枕してるの。
 
なんで今、あたしのこと優しく撫でてるの。
 
 
◇)触ん…ない…で…っ
 
 
剛典の腕を振り払って、そう言ったのに…
 
 
岩)◇……、
 
 
剛典はそんなあたしを無視して、
ぎゅっと腕を回してきた。
 
 
◇)…っ
 
 
抱きしめてくれるこの腕も
このぬくもりも…
 
全部全部、大好きだったのに…
 
 
今はこんなに、苦しいだけ。
 
 
◇)やめ…て…。
 
 
涙で…タオルケットが
どんどん濡れていく。
 
 
◇)離して。抱きしめないで。
岩)…っ
 
 
そう言ってるのに、解かれない腕。
 
 
岩)こんな…泣いてんのに…
  ほっとけない…。
◇)…っ
 
 
誰のせいだと思ってんだよ…
ふざけんな…っ
 
 
岩)ちゃんと話したいから…
  リビング…行こっか…
◇)……
 
 
そう言われてあたしは
剛典の身体を押しのけて、
洗面所に向かった。
 
 
真っ黒なモヤモヤを洗い流すように
顔を洗ったけど…
 
鏡に映るのは、ひどい顔の自分。
 
 
◇)何…これ……
 
 
瞼は腫れてて、目が半分しか開いてない。
 
 
◇)…は…ぁ…、最悪。
 
 
リビングに戻ると、剛典がソファーに
お行儀よく座ってて。
 
その隣になんて座る気になれないから
あたしはダイニングの椅子に座った。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
ソファーに座ってる俺と、
ダイニングに座ってる◇。
 
少し離れたこの距離で…
 
俺が◇を見ても、◇は目も合わさない。
 
 
ちゃんと向かい合って話したいから…
 
 
岩)そっち…行っていい…?
 
 
そう言ったけど、
 
 
◇)いや。
 
 
……一蹴された。
 
 
岩)……
◇)……
 
 
気まずい沈黙が流れる。
 
 
岩)あの…さ、…ちゃんと…話したくて…
◇)…何を…?
  何も聞きたくない。
岩)……っ
 
 
でも…
話さなきゃ何も解決しないじゃん。
 
 
◇)てゆーかなんで剛典がいるの…?
岩)…っ
◇)意味わかんない…。
岩)……
 
 
そう言って、テーブルに肘をついて
頭を抱える◇。
 
 
岩)昨日…電話もLINEもしたけど…
 
 
全部無視したの、お前じゃん。
 
 
岩)真っ直ぐここ来たら、
  知らない男が開けてくれたから。
◇)…っ、……優助か。
岩)……
 
 
ああ、そうだ。そんな名前だった。
てゆーかなんでお前まで呼び捨てにしてんの。
 
なんなんだよ…
 
 
岩)あの男なんなの。
  なんで家に入れてんの。
 
 
ああ、ダメだ。
 
これじゃあ前回と同じ。
 
なのに…俺は我慢出来なくて…
 
 
◇)剛典に関係ないでしょ。
岩)…っ
 
 
また同じ返事に、イライラする。
 
少しは…言い訳してくれよ。
二人だったわけじゃない、とか
桜ちゃんもいた、とか…
 
ただの友達だとか…
 
 
◇)帰って。
岩)…っ
 
 
こっちを見ずに、そう言う◇。
 
 
◇)優助が勝手に開けたんでしょ。
  あたしじゃないもん。
  帰って。
 
 
なんだよ…それ……
 
 
岩)ちゃんと話しなきゃ…
  何も変わんないじゃん。
◇)……
岩)頼むから…話させてよ。
◇)……
 
 
このまま帰るなんて、絶対に嫌だ。
 
 
岩)俺のこと…嫌かもしれないけど…
◇)嫌だよ!大っ嫌い!!
岩)…っ、…信用…出来ないかも…
  しれないけど…
◇)信用なんか出来るわけないでしょ!!
  もう何も信じれない!信じたくない!!
岩)……っ
 
 
そう言って◇は
そのままテーブルに突っ伏した。
 
 
俺はやっぱりちゃんと目を見て話したいから
◇の向かいの椅子に腰掛けた。
 
 
岩)◇、聞いて…。
◇)……
岩)そのままでいいから、聞いて。
◇)……
 
 
突っ伏したまま顔を上げない◇に、
俺が伝えたいことを一つずつ、伝える。
 
 
岩)俺は、お前が好き…。
◇)……
岩)好きなのは…お前だけ…。
◇)……
岩)俺のこと信じられなくても、
  これが俺のほんとの気持ちだから…。
◇)……
 
 
伝えたくて…
わかってほしくて…
 
 
岩)お前と付き合ってからは…
  お前を裏切るような真似は一切してない。
◇)……
岩)ほんとに、絶対。
◇)……
 
 
ちゃんと、正直に話す。
 
 
岩)お前と…付き合う前は…
  好き勝手…やってたし…
  お前が軽蔑するようなこと、
  たくさんしてたと思う…。
◇)……
岩)でも…お前のこと…好きになって…
  今は本当に…お前だけだから…
◇)嘘つきっっ!!!
岩)…っ
 
 
俺の言葉に、◇が初めて顔を上げた。
 
 
◇)あたしのこと好きでも、
  女遊びしてたじゃん!!
岩)…っ
◇)嘘言うのやめてよ!!
岩)嘘じゃない!!!
 
 
俺は…ほんとに…
 
 
岩)確かに前まで遊んでたけど…
  今は違う!!
  他の女なんてどうでもいいし…
  連絡先だって全部消してもいい!!
◇)……は?
岩)…っ
◇)何それ。
岩)え…?
◇)全部消してもいいって…
  まだ残ってんの。
岩)……
 
 
え……
 
俺…なんか…まずいこと言った…?
 
 
岩)いや、だから…消してもいいって…
◇)ふざけんな!!!
岩)…っ
◇)消してもいいって何?
  何上から言ってんの?
  ほんとに反省してるなら
  消してから来いよ!!!
岩)…っ
 
 
ほんとだ…
 
俺って…馬鹿かな…
 
 
岩)ちょ、今消す!!
  全部消すから!!!!
◇)いらない!!!
岩)…っ
 
 
なんで…
 
 
◇)あたしに言われて消して、
  なんの意味あんの?
  馬鹿じゃないの?
岩)……
 
 
どうしよう…
マジで自己嫌悪…
 
 
◇)てゆーかさ、何人女いんの?
  びっくりなんだけどw
岩)…っ
 
 
◇があざ笑うように、冷たく俺を見た。
 
 
◇)すごいね、三代目の岩ちゃんって。
  アホみたいにモテて
  アホみたいに遊び放題なんだね。
岩)……
◇)だったらずっと
  そういう馬鹿女たちと遊んでれば?
岩)……
◇)なんであたしなんかと付き合ったの?
  珍しかった?面白かった?
岩)違う…っ!!
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
あたしの言葉を力強く否定して
立ち上がった剛典は…
 
なんか泣きそうな顔をしてて。
 
 
なんで…
 
泣きたいのはこっちなのに…
 
 
◇)あたしが…
  簡単に剛典のこと…好きになって…
  面白がってたんでしょ……
岩)違う!!!
 
 
あたし…馬鹿みたい。
 
 
優しくしてくれたことも…
好きだよって言ってくれたことも…
 
全部全部、嘘だったのに。
 
他の女にも…してたのに…。
 
 
剛典のこと…信じて…
好きになって…
 
馬鹿みたい。
 
 
◇)もう…忘れるから…
  帰って。
岩)…は……?
 
 
あたしの見る目がなかったの。
 
騙されたあたしが馬鹿なの。
 
 
岩)忘れるって…何…。
◇)……
 
 
いちいち…言わせないでよ、そんなこと。
 
 
◇)全部。
岩)…っ
◇)全部忘れるから、それでいいでしょ。
  もう帰って。
岩)何…言ってんの…?
◇)…っ
 
 
もう…やめてよ…っ
 
 
◇)剛典のこと全部忘れるって言ってんの!!
 
 
泣きながらそう言えば、
剛典の目からも涙がこぼれて…
 
 
でも、もう、止まらない。
 
 
◇)剛典のこと好きになった
  馬鹿みたいな自分、全部忘れるから!
岩)…っ
◇)全部全部…嘘だったんだから…っ
岩)嘘じゃない!!!
 
 
剛典の手が、あたしの腕を掴んだ。
 
 
◇)嘘じゃないなら何なの?!
岩)…っ
◇)他の女の家に泊まった次の日に
  あたしにキスしたんでしょ!?
岩)…っ
 
 
結婚式で偶然会ったあの日。
 
前の日は剛典は先輩に呼び出されて
あたしの家を出てった。
 
 
◇)他の女とそういうことした直後に…
  どんな気持ちであたしにキスしたの…?
岩)…っ
 
 
信じられない。
 
 
◇)どんな気持ちで笑ってたの…?
岩)……
 
 
もう何も、信じられない。
 
 
◇)その日だけじゃないっ!
  …あたしに…好きとか言いながら…っ
 
 
裏では他の女と遊んでた。
 
 
優しい言葉も…
優しいキスも…
 
全部全部、嘘だった。
 
 
◇)付き合う前とか後とか関係ない!!
  浮気かそうじゃないかとか関係ない!!
岩)…っ
 
 
あたしは剛典の手を振り払った。
 
 
◇)平気でそういうこと、
  出来る人なんでしょ?
  もう人として信用できない!無理!!
 
 
涙でぐしゃぐしゃで…
もう剛典の顔も見えないよ…
 
 
岩)……ごめん。
 
 
ぎゅ…っっ
 
 
◇)…っ
 
 
何が…ごめんなの…?
 
勝手に抱きしめないでよ……
 
 
岩)…泣かせて…ごめん…。
◇)……っ
 
 
ほんとは…
こんなこと…言いたくないのに…
 
 
岩)ごめん…っ
 
 
なんで…
剛典が…泣くの……っ
 
 
◇)離して……
岩)…ごめん、…無理…。
◇)……
 
 
なんで…
 
なんでこんなに優しく…抱きしめるの。
 
 
◇)大っ…嫌い……
岩)……
◇)剛典なんか…大嫌い……
岩)……
 
 
離して。
 
嘘つき。嘘つき。嘘つき。
 
 
剛典の胸元に
あたしの涙が…滲んでいく。
 
 
岩)◇、ごめん…。
◇)……っ
 
 
何回…謝られたって…
 
 
◇)嫌い…。
岩)……うん。
 
 
だから…離してよ…。
 
 
岩)俺は…好き…。
◇)……っ
 
 
なんで……
 
 
岩)ごめん。
◇)……
岩)…俺は…お前が好き…。
◇)…っ
 
 
なんで…
そんなこと…言うの…っ
 
 
全部、全部、嘘だったくせに…
 
 
◇)…ひっく…っ
 
 
全然腕を緩めてくれない剛典の背中を…
ぎゅっと掴んだ。
 
 
◇)……ばか…っ
岩)うん…。
◇)ばかっ!!!
岩)うん…。
 
 
苦しい。
 
胸が苦しいよ…。
 
 
◇)こんなに…
岩)……
◇)…こんなに…好きなのに……
岩)…っ
 
 
涙が止まらなくて、
必死に剛典の背中を掴む。
 
このぬくもりも…この匂いも…
大好きなのに…
 
 
◇)苦しいの…。
岩)……
 
 
どうして…
 
こんなに好きにさせたの…?
 
 
◇)剛典になんか…
  会わなきゃ…良かった…
岩)…っ
 
 
もう全部…忘れたい…。
 
 
◇)もう二度と…
 
 
会いに来ないで。
 
 
…そう、言いたいのに…
 
抱きしめてるこの腕を…
背中に回してるこの手を…
 
離したくない、自分がいて。
 
 
やっぱり好きなんだって
気付かされて…
 
余計に涙が出る。
 
 
◇)……っ
 
 
剛典は…何も言わずに
ただただ、あたしを抱きしめてるだけ。
 
 
そうやって…
大事そうに扱わないで。
 
もうこれ以上…
あたしに剛典の記憶を増やさないで。
 
 
……グイッ。
 
 
岩)…っ
 
 
あたしは両手で剛典の身体を押し返した。
 
 
岩)◇、俺……っ
◇)もう帰って、お願いだから。
岩)…っ
 
 
顔も見たくないし、
こんな顔も、見られたくない。
 
 
◇)お願いだから、帰って…!!
岩)……
 
 
あたしの最後の言葉に、
 
剛典は大きな手のひらを
あたしの頭に乗せて……
 
 
岩)………好きだよ。
 
 
その一言だけを置いて、部屋を出て行った。
 
 
 
 
  
 
ー続ー

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  1. ユキ より:

    ポメちゃん帰ってもうショックですね(T-T)まだ臣君の時みたいに仲直りなるの時間掛かりそう明日モニタリング三代目出ますねサンタ姿の臣君無いのが残念です(>_<)

    • マイコ より:

      ほんとだよーー。゚(゚´ω`゚)゚。どうせなら7人でやってほしかったのにーー!!
      モニタリングのばかーーっ!!!!

  2. NATSUKI より:

    ◇ちゃんほんとはがんちゃんがまだ好きなんだ。
    この世界では二人とも頑張ってほしい❗
    頑張ってがんちゃん❗
    頑張れ◇ちゃん❗

    • マイコ より:

      簡単に嫌いになんてなれないからね…。゚(゚´ω`゚)゚。頑張れ二人とも〜〜

  3. 明日花 より:

    あ~もう感動だ。大好きだけど嫌いになれないって大嫌いって言ってるけど本当は◇ちゃんの心にはまだ好きだって気持ちがあるわけだ。
    マイコさん!マジでいつも感動するんですよ!これからもstory頑張ってください。

  4. Omilove Morning より:

    やったー!修学旅行行く前に更新されたー!まだ続編あるけど…。
    大好きなのに嫌い。嫌いなのに大好き。その気持ちスゴく分かります!仲直りしてほしいな。STORYも見れた事だし、これから修学旅行行ってきまーす!w

  5. さゆがん より:

    苦しすぎます(。º̩̩́⌓º̩̩̀).゜好きだけど嫌いになれないのって苦しいですよね。。現実なら100%終わりだけどこの世界ではまた2人に頑張ってほしい(笑)そして、タカノリはただただバカ⤵︎笑笑

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