【163】Summer Madness

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臣『もしもし?』
♡『わぁ!臣くんだ!♡』
臣『おうw』
♡『臣くーーん♡』
臣『ちょっと時間空いたから電話した。』
♡『わーーいっ♡』


♡の明るい声聞くと
やっぱなんか元気出るなーー


♡『撮影はどうですか??』
臣『すっっげぇ楽しい!』
♡『おおっ♪』
臣『格納庫やべーよ。
  飛行機めちゃくちゃでけーし!』
♡『いいなー!私も潜入したい!』
臣『潜入??w』
♡『CAさんのフリしたら
  入れてくれるかなぁ?』
臣『……』


CAの格好をした♡を
思わず想像した。

可愛いな……//


♡『臣くん…?』
臣『ああ、はいはいw』
♡『ニックは元気ー?』
臣『ああ、ニックは今日来るからまだ。』
♡『あ、そうなんだ!
  今回はどんなテーマなのー?』
臣『なんかねー
  イエ〜〜イみたいな。』
♡『え?』
臣『夏!海!イエ〜〜♪みたいな。』
♡『何それ〜〜w』
臣『水着女子がいっぱいいるし。』
♡『水着女子?!』
臣『うん、なんか腐る程いるw』
♡『わぁ!』
臣『みんな白い水着着てる。』
♡『臣くんデレデレしてるの?』
臣『はい?w』
♡『水着女子いっぱいだから
  デレデレしてるんでしょー?』
臣『うん。』
♡『じゃあね、バイバイッ』
臣『うそうそ!冗談!待って待って!w』
♡『そんなチャラい人知らないっ』
臣『デレデレしてません!!w』
♡『うそだっ』
臣『ほんとほんと!
  めっちゃキリッとしてる!』
♡『キリッとぉ〜?!』
臣『うんw』
♡『…じゃあキリッと臣くん送ってくれたら
  許してあげる。』
臣『何それw』
♡『キリッと臣くん〜〜!』
臣『わかった!送る送る!w』
♡『ふふーー♡』


どんな注文だよw


臣『お前も送ってくれたしな。
  瞬とのツーショット。』
♡『あはははw』
臣『LIVEどうだった?』
♡『楽しかったよー♡』
臣『いや、それはLINEで聞いたけどさw』
♡『瞬がいたからすごい安心したー!』
臣『良かったなーー
  でもほんと、すごい偶然だよなw』
♡『うん!びっくりした!w』
臣『帰ったら動画見せてね。』
♡『あ、うん!谷本さんが
  今日の夜送ってくれるって言ってたー♡』
臣『楽しみ♪』
♡『臣くん明日は何時頃帰ってくるの?』
臣『20時くらいには帰れそう。』
♡『あ、そんな早いの?そっかぁ…』
臣『お前は?』
♡『私は歓迎会だから遅いと思うーー』
臣『ああ、マジか。』
♡『うん。しょぼん…』
臣『なんでしょぼんw』
♡『だって早く会いたいんだもん…』
臣『……』


まだ二日しか経ってないのに
うん、確かに会いたい。


臣『明日はいよいよイニミニですか。』
♡『うん!』
臣『昨日は花火歌って明日はイニミニって
  お前すごいな。
  俺らより先に一人ツアーしてんなw』
♡『あはははw』
臣『頑張れよーー♪』
♡『うん!頑張るーー!!♡』
臣『じゃあ撮影行ってくるわーー』
♡『行ってらっしゃい♡』
臣『おう♪』

ピッ。


よっし、俺も頑張るか〜〜〜〜


格納庫は
22時から朝の4時までしか使えないから
撮影は夜中。

まぁいつも夜中までかかるから
大して変わんないけど。


岩)臣さんあれ見て!すごーい!
臣)おわぁ!ほんとだ!!


昨日に引き続き
物珍しい俺たちは周りをキョロキョロ。


ス)絶対触らないでくださいね!!
臣)はーいw
岩)昨日から死ぬほど言われてるよねw
臣)岩ちゃんが触りそうだからじゃない。
岩)え、俺ぇ?!w
臣)ダメって言われてんのに触りたがる
  お子ちゃま。
岩)触んねぇし!w
臣)あはははw


健)うわ、むっちゃ水着女子おんで。
直)寒そうだねぇ…お疲れさまです。
隆)ほんとだー
  今日も来てるんだねーー
N)隆二、いいぞ。
  あの海にダイブしたいんだろ?
隆)はい?!w
健)女体の海にダイブ!!
隆)あはははっw
健)いや〜でもほんまテンションあがるわ〜
岩)女体に?w
健)いや、それもそうやけど
  こんな珍しい撮影、楽しいやん♪
臣)あっ


そーだ!忘れてた!
キリッとした写真!


臣)ねーねー写真撮ろーー
健)なんや可愛く甘えてきよって。
臣)写真〜〜〜
健)臣が女体の海にデレデレしとるところ
  撮ったるわ。ほれ。
臣)いや、殺されるから!w
健)へ?
臣)キリッとしてるやつ!w
健)なんや。♡ちゃんに送るんか?
臣)うん。
N)臣がデレデレしてるくせに
  カッコつけた写真送って
  誤魔化そうとしてますよーーー
直)姑息ですねーーー
N)嫌だわぁーーー
臣)いや、俺別にデレデレしてないし!!w
岩)デレデレしてたら怒られんの?w
臣)だって…さっきなんか拗ねてたし。
岩)え?
臣)水着女子いっぱいいるって言ったら。
岩)あはははっw
  可愛いな、♡ちゃんw
隆)俺も一緒にキリッとするー!w
岩)じゃあ俺もーー!w
健)おお、じゃあ三人でキリッとせぇw
  いくでーー!

カシャッ


健)ほいっ♪
臣)健ちゃんありがとーーw
  ぶはっっww
隆)見せて見せて♪
岩)あはははw
隆)しぶっ!!w
臣)よし、送ろw


不自然にキリッとしてる
渋い俺らの写真を送ろうとしたら

松浦さんからメールが来た。


臣)…??


開いてみると…


浦『まだ見てないだろ?』


なんだろう…
添付を開いてみると

小さなステージで
七色のワンピースを身にまとって
にこにこ歌ってる♡の姿。


臣)わ……


もっとちゃんと見たいけど
周りの音がうるさいから
歌がいまいち聴こえない。


臣)……っ


ホテル帰ったら即行見よう。

……歌は聴こえないけど…
視覚で確認するだけでも
なんか鳥肌が立った。


初めてのステージとは思えないくらい
なんていうんだろ…

すげぇ歌姫感が、ある。


松浦さんはなんでこれを
俺に送ってきたんだろ…


臣『ありがとうございます。
  今、伊丹空港でMV撮影中です✈️
  終わったら観させてもらいます🎥』
浦『ああ、お疲れ👊
  あいつどうやったら
  歌やる気になると思う?』


え…?


浦『いい策あったら教えて。
  それじゃ、撮影頑張れ✋』
臣『はい。ありがとうございます。』


臣)……


……今、どういう状態なんだろう??

よくわかんねぇけど
とにかく俺は早く動画を見たくて
ウズウズしてる。


カ)登坂さん、コメントいいですか?
臣)ああ、はい!!
カ)今回の撮影についてお願いします。
臣)はい。今回はAfrojackとの
  コラボということもあって
  僕たちは…
ス)あ、すいません!
  登坂さんもうもらってました!
カ)はぁ?
ス)すいませんでした!
カ)お前ちゃんとチェックしとけって
  言ったろ!
ス)すいませんでした!!
臣)僕も把握してなくてすみませんw
カ)あ、いえいえ!登坂さんは何も!!


正直これだけカメラが入ってると
どのカメラに何を言ったか
わかんなくなってくる。

メイキングのカメラに
ドキュメンタリー、ワイドショー、
映画用のカメラに…週刊EXILE…
番組の密着…


数え切れないカメラが
いつもすぐそこにあって
俺たちを撮ってるわけで…

それぞれのカメラに
同じようなコメントしてるから
俺たちもたまにわけがわかんなくなる。


E)あ!Nick来たー!
健)あ…マキさん達、もうスタンバってる。
隆)いよいよか〜〜〜


みんなと挨拶を交わしてステージへ。

後ろにこんな豪華メンバーがいるだけで
すげぇカッコイイしテンション上がる。


隆)俺ちょっと筋肉痛なんだけどw
岩)え!うそっ!
隆)腕のここが…w
臣)わかるw
  昨日、振り上げすぎた。
隆)臣も?w
臣)うん。
E)今日もいっぱいピーンってやるよーw
臣隆)はーーいw


こうしてみんなで作品を作れるのも
貴重な時間。

ずっと出来ることじゃない。


音楽が流れれば
腕の痛みも眠気も全部かき消してくれる。


Nickが言ってたっけ…
「終わらない夏」

そんなものないってわかってるけど
終わらないでほしいと願う気持ちは
誰にでもある。


きっと10年後には
間違いなく俺たちは違う道を歩いてる。

でも…形は変わっても
きっと今と変わらずこうして
笑い合ってると思うんだ。


仲間と過ごす楽しい時間。
こんなかけがえのない日々を
大切に重ねていきたい。


音に包まれて踊りながら

「そんな曲を作りたい。」

ふと、そう思った。




ーendー

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