◇)んん……♡
ん…?
◇)んんん…♡
ん?なんだ?
くすぐったいあったかさに目を覚ますと
◇が俺の首元にもぐりこんできてた。
◇)んーーー♡
岩)……//
むに…
◇)……ん…♡
岩)ww
ほっぺをつねっても起きない。
寝ぼけてんのかな…
寝ぼけてこんなくっついてくるとか
めちゃめちゃ可愛い…///
ぎゅ……
一晩中抱きしめてた小さな身体を
またもう一度抱きしめた。
あったけぇ…
可愛いなぁ…
◇)ん……、剛典……
岩)…っ
起きた??
◇)んん…♡
岩)◇……?
まだ寝てる。
今…
俺の名前呼んだよな??
俺の名前呼んで
こんな甘えてくるとか…
岩)////
もう両思いなんじゃね?!
うあああ〜〜っ///
岩)◇……
愛しくなって
思わず小さく名前を呼んで
頬を撫でる。
優しく撫でてると
◇がぴくんと動いた。
◇)ん…ぅ……
岩)……おはよ…♡
◇)…んぅ…?
少しだけ目を開いた。
◇)剛…典…?
岩)うん。
◇)……
岩)おはよ♡
◇)おは…よぉ…
岩)ん♡
まだ眠たそうなのが可愛くて
もう一度抱きしめると
◇はまた首元に潜り込んできた。
◇)んん〜〜♡
岩)どうしたw
◇)おはよぉ…♡
岩)おはよ♡
◇)んんーーー♡
岩)なーんだよお前はw
◇)んん……
岩)甘えたいの?w
◇)……
朝から可愛すぎて
ちょっとヤバいんですけど…//
◇)……っ
岩)◇……?
◇)あ…れ……
岩)ん…?
◇)あれ……
岩)…どうした?
◇)えっ!!!!
◇がいきなりガバッと起き上がった。
◇)え、え、えっ///
岩)どうした?
◇)え、あたし今…何してた?//
岩)何って…
◇)…っ
岩)俺に可愛く甘えてきてたけど。
◇)えっっ!!!!
岩)……
◇)ま、ま、間違えた!!///
忘れて!!!!
岩)はぁ??
◇)わ、わ、何してんだろ…
わぁ…っ///
岩)……
なんか一人でテンパって
あたふたしてる。
岩)間違えたって何だよ。
◇)…っ
岩)元彼とでも間違えたわけ?
◇)ち、違うっ!!!
岩)……
◇)…っ
岩)じゃあ何?
◇)……//
甘えてきてくれて嬉しかったのに
間違えたとか言われて悔しくて
俺は◇の腕を掴んで
布団の中に引きずり込んだ。
◇)ひゃぁっ///
岩)…っ
ぎゅっっ
◇)////
岩)「忘れて」とか…忘れるわけねぇし。
◇)…っ
岩)……
◇)…寝ぼけて…たんだもん…//
岩)でも俺の名前、呼んでたよ?
◇)え…っ
岩)剛典って言って、甘えてきたもん。
◇)!!!
岩)間違いじゃねぇだろ。
◇)…っ
岩)……
◇)覚えて…ないもんっ!!
岩)はぁ?!
◇)寝ぼけてたから覚えてないもん!
間違いだもん!///
岩)……
◇)剛典になんて甘えないもんっ!///
岩)なんだよそれ!
◇)…っ
身体を離してほっぺをつまむと
◇の顔は真っ赤だった。
岩)……
◇)////
もしかして…
恥ずかしくて動揺してるだけ?
岩)お前…
◇)…なにっ// 離してよっ//
岩)素直じゃねぇな…w
◇)な、な、何がっ///
岩)……ww
きっと…
無意識に甘えてくれたんだろうけど
我に返って恥ずかしくなって
照れてテンパって
いっぱいいっぱいになってんだ。
愛しい奴…ww
岩)ほんと可愛いな…
◇)…っ///
岩)よしよし♡
◇)離してぇっっ///
岩)まだダーメ。
◇)…っ
岩)もうちょっとだけイチャイチャしよ?
◇)は?!//
岩)んーーー♡
◇)イチャッ、…イチャイチャって…
イチャイチャって何!!///
岩)んー?こーゆーの♡
ぎゅーーー♡
◇)や、やだぁっ!//
岩)なんで。
◇)なんであたしと剛典が
イチャイチャすんの!//
岩)……
なんでって…
岩)理由いる?
◇)……は?!//
岩)いいじゃん、キスした仲なんだから♡
◇)!!!!
◇がまたすごい勢いで、俺から離れた。
岩)今度は何。
◇)////
岩)もしかして…
◇)////
岩)キスしたの忘れてた?
◇)…っ
岩)……
◇)わ、わすっ、わすっ
忘れて…な……、忘れた!!!
岩)はぁ?!!
◇)////
岩)今、忘れてないって言いかけたろうが!
◇)…っ//
俺も起き上がって
◇のほっぺをまたつねった。
岩)思い出したくせに
なんで忘れたとか嘘つく。
◇)////
◇は真っ赤な顔して
ぎゅっと目を瞑った。
◇)お、お、思い出してないもんっ//
岩)ほーーー
◇)忘れた…もんっ!!
岩)あっそう。
◇)……//
岩)じゃあ今度は忘れられないくらい
濃厚なやつしてやろーか?
◇)……
岩)……
◇)えっっ!!!!
岩)……
◇の顔を両手で包んだ。
◇)え、え…っっ
岩)目ぇ閉じろよ。
◇)…っ///
岩)早く…
◇)や、やだ…っ
岩)忘れらんないチューしてやるから。
◇)……っ
岩)ほら。
◇)…ご、ごめんなさいっ///
岩)……
◇)嘘ついて…ごめんなさいっ!
岩)……
◇が俺の手をギュッと掴んで
涙目になってる。
◇)ちゃんと…覚えてるから…
許して…ください…///
岩)……//
泣きそうになりながら
懇願してくるのが可愛くて
ほんとはこのままチューしたいけど
我慢して手をおろした。
そんな顔、反則だし…//
◇)起きるっっ!!///
岩)あっ!!
俺が油断してる隙に
◇がベッドから飛び降りて逃げ出した。
岩)おい!!
◇)朝ごはん作るのっ!///
バタン!!
岩)……
一瞬で逃げられた。
岩)…くそーーーー
もう少し…
イチャイチャしたかったのに。
◇がいなくなった寂しいベッドで
俺はもう一度、寝転んだ。
岩)はぁ……
天井を見上げながら
昨日のことを思い出す。
あいつがテンパって泣き出して
死ぬほど可愛かったのが
鮮明によみがえってくる。
「ふにゃふにゃになっちゃうんやもんっ!」
「もうやめてよぉっっ///」
岩)……///
マジで可愛かったなぁ…///
真っ赤になって…
ほっぺもめっちゃ熱くて…
俺のせい?って聞いたら
可愛く頷いて…
……///
あれマジで可愛かった!!!!
ずっと潤んだ瞳で見上げてくるから…
我慢できなくなって…
キスしていいか聞いたら…
何も言わずに…ゆっくり目を閉じた。
涙でまつ毛が濡れてて…
ほっぺも柔らかいんだけど…
唇は…もっと柔らかくて…
岩)ああああ〜〜〜っ!!///
ばふばふっ!!!!
岩)////
俺、よくキスだけで我慢できたな。
奇跡だ。
……すっげぇ柔らかかった。
もう一回…してぇなぁ…//
岩)……
俺、
「お前のこと…好きだから…」
あの時、自分でもびっくりした。
考えるより先に
あの言葉が勝手に出てきて…
可愛いなとか
気になるなとか
俺のこと好きになってくんないかなとか
漠然と思ってはいたけど
好きだって…
自分の口から勝手に出てきて…
それで改めて
ああ、俺やっぱり好きだったんだ、って
思った。
自分で口にしてから…
好きだって認識してからは…
なんかもう…
今までよくハッキリ認めずに
いられたなってくらい…
あいつのこと好きな気持ちが
止まらなくなって
可愛くて愛しくて、たまらなくなった。
うん、俺…
あいつが好きだ。
あいつは…どう思ってんだろう。
ちゃんと…俺の気持ち、伝わったよな?
コンコン。
岩)……はい。
◇)ごはん…できたよ…//
岩)今行くーーー
なんで自分の家なのに
丁寧にノックするんだ?w
顔を洗ってリビングに行くと
今日も美味しそうな朝ごはん。
二人で向かい合って食べるけど
◇は全然、俺と目を合わせない。
もじもじしながら
もそもそ食べてる。
岩)…Mステ、予約したー?
◇)……
岩)……
◇)あっ!!!
気まずいこの空気から
逃げ出したかったと言わんばかりの
瞬発力。
慌ててデッキに向かおうとした
◇を止めた。
岩)食べ終わってからでいいじゃんw
◇)……そっか//
そう言って
また静かに食べ始める。
◇)……
岩)……
うーん、どうしようかな。
ー続ー
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