今日はエイベックスのスタジオで
仮歌のバイト。
♡)よろしくお願いします!
菊)いや〜〜♡ちゃん、
面白い話聞いたよーーw
♡)え??
菊)この間の仮歌の仕事。
♡)???
菊)あっという間に
歌詞書いたんだって?w
♡)…あっ
菊)ほんと面白いねぇw
菊池さんが髭を撫でながら
紙をまとめてる。
菊)はい、今日のやつ。
今日のは…4曲?
菊)はい、ブース入って。
♡)えっ
菊)なに。
♡)まだ…見てないです…。
菊)楽譜読めんだから
そのままいけるでしょ。
今日のは幸い歌詞もついてるし。
♡)えっ…、
菊)ほら、早く入った入った。
うそ…
え、いきなり楽譜なぞりながら
歌うってこと?!
あわわわ…
菊)はい、じゃあ一つ目からねーー
まずは普通に歌ってみて。
♡)はい…、
普通に…って何??
急いで歌詞に目を通す。
切ないラブソングなのかな??
イントロが流れて
楽譜に合わせて歌詞をなぞっていくと
すぐに止められた。
菊)ごめん、全然違うw
♡)えっ!!
菊)言うの忘れてた。
これアイドルの歌なんだわ。
♡)アイドル!!
菊)そ。だからアイドル感全開で
ブリブリに歌って。
♡)ブリブリ…!!
菊)いくよーーー
♡)は、はいっ!!
それから通して最後まで歌い終えると
菊池さんが向こうでOKサインを出してくれた。
菊)ぶはははw
♡)えっ…
菊)あーっさり歌い方変えれんだねぇ?
さすが。
♡)え…っ
今ので…良かったのかな?
菊)次のもアイドル!
引き続きよろしく。
♡)はいっ!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
臣)よっし、覚えた〜〜〜
隆)え、待って待って
今んとこもう一回!
E)はいよーーっ
明日はMV撮影だから
今日はその振りおとし。
N)いやーー
今回のマジでいいわ〜〜♪
直)さっすがELLY先生。
N)ねっ!!
岩)俺、座りながらやるの気に入ったー!
健)俺ここも好きやでw
岩)あ、そこも好き!!w
隆)右、左、ね!覚えた!
N)じゃあ全員で合わせよっか。
臣)あーーい!
7人で踊ってみると
バシッと決まった。
臣)っしゃーーー
健)ええやんええやん!♪
岩)これLIVEん時はどうなんの?
E)これをちょっとアレンジしたカンジかなー
それはもちょっと待っててw
岩)あーいw
N)よっし、じゃあちょっと休憩〜〜
岩)あ〜〜〜〜
岩ちゃんが床に大の字になった。
臣)まーた寝っ転がってるw
隆)岩ちゃん汚れるよーーw
岩)いいのーー
臣)いいんかいw
椅子に座ると
隆二がポカリを取ってくれた。
臣)さんきゅーー
隆)おう。
直)そーいえば飯会は臣んちで決まり?
臣)あっ!!
N)ああ、そうだ、どうなったー?
臣)俺んちで!
N)おお!!
嫁さんのOK出ましたか!w
臣)出ましたw
隆)あはははw
岩)え!え!♡ちゃん
何か作ってくれんの?!
子犬が飛び起きた。
臣)一応言っといたけど。
岩)やったーー!!w
E)俺、♡ちゃんの手料理、初だーー
臣)味は保証しねーよ。
N)しろよ!w
臣)いや、あいつたまにしでかすんで…
N)そうなのっ?!w
臣)たまにとんでもないのが…w
岩)だーいじょーぶだよーw
♡ちゃんが作ってくれたやつなら
ちゃんと残さず食べますよー?
臣)いや、お前はあの魔界飯の恐ろしさを
知らないだけだ。
岩)えーーー
健)そんなひどいん?w
臣)ひどい!!
隆)断言した!!w
岩)でも臣さんだって残さず食べんでしょ?
臣)……うん。
健)何やねんそれー!!w
結局のろけかーい!!
臣)ちげーし!//
直)♡ちゃんが作ったものは
どんなにひどくても完食するんだw
臣)…しますよ……
健)ぶはははw
ほんま可愛えなぁ!お前w
臣)なにがっ!//
隆)いや、でも滅多に失敗しないしょ?
たまにでしょ?
俺、美味しいのしか食べたことないよ!
岩)俺もーー♡
E)楽しみだなーーーw
N)酒ガッツリ買ってこーーw
E)あはははw
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
菊)じゃあ次最後ねーー
♡)はい!!
菊)次のさ、譜割とくに決めてないから
任せるわ。センスでw
♡)えっ!!!
菊)じゃあいくよーーー
♡)えっ…
歌ってみると
歌詞をどうはめていいのかわかんなくて
舌を噛んじゃった。
菊)あはははw
♡)ううう//
菊)ごめんごめん、無茶振りしすぎたw
こーゆーのは苦手なんだ?
♡)早口言葉とか苦手なんです…//
菊)ははははw
じゃあ5分あげるから適当にはめてー
♡)え?
菊)パーっと全部見ちゃってさ。
よろしく。
♡)あっ…
え、え、どうしよう…
譜割を私が決めちゃうの??
えっとえっと…
ここはくっつけた方が
次の出だしが活きるから…
あと…ここは…
あ、逆にはめてみよう!
それから、ここは…
よしっ!!!
菊)いくよーーー
♡)はいっ!!!
最後まで歌うと
菊池さんが大笑いしてるのが見えた。
♡)あれ…
菊)OK!OK!出ておいでーーー
♡)はい。
ブースから出ると谷本さんがいた。
♡)あ、おはようございます!
谷)おはようございます!
菊)いや〜〜谷ちゃん、
この子最高だわw
谷)え??
菊)面白いねぇww
♡)あの…今の…OKですか??
菊)うん、完璧。
♡)…っ
菊)何、変な顔して。
♡)いえ…、
ほんとに…大丈夫なのかな??
菊)思ったより早く終わりすぎたなw
♡)え?
菊)谷ちゃんどうぞ?
谷)あ、もう大丈夫ですか?
菊)うん、お疲れさん。
またよろしく!
♡)あ、ありがとうございました!!
では失礼します。
私はそのまま谷本さんと一緒に
別の部屋に移動した。
谷)いや〜〜、♡さんいいですね!
♡)え??
谷)絶好調ですねぇ!
♡)???
谷)で、LIVEで歌う曲は決めましたか?
♡)あ、はい!
谷)じゃあ音源用意しておきますねーー
♡)ありがとうございます。
ガチャッ
浦)ういーーーっ
♡)あ!おはようございます!
浦)やってるー?
谷)お疲れさまです。
いま丁度ミニLIVEの話してました!
浦)ふーん。
松浦社長が一緒に座った。
谷)名前どうしましょう?
♡)え?名前ですか?
谷)はい、♡さんの。
♡)名前要るんですか?
浦)はははははw
♡)え?
浦)それ面白いねぇ!w
♡)??
浦)名前ナシでいけば?
谷)えっ!!!
浦)NO NAME!
それでどこまで広まるか、
それも面白いじゃんw
谷)えーーーっ
♡)???
谷)♡さんって…雑誌には
なんていう名前で?
♡)あ、雑誌にも…名前載せてないです。
谷)えーーっ!!そうなんだ…、
浦)ほら、丁度いいじゃんw
おもしれ〜〜
谷)ほんとに…ですか?
浦)うんw
♡)名前ないと…何か困るんですか?
浦)まぁ覚えてもらえないわなw
♡)はっ、そっか…
谷)それに…タイムスケジュールとかも…
浦)だからそれはNO NAMEでいいじゃん。
松浦社長が楽しそうに笑ってる。
浦)面白いなーー
俺も観に行こっかなーー
♡)えええ!!
浦)なーに。
♡)来ないでください〜〜!//
浦)ふはははw
ま、あとで見せてもらうわ。
谷)ところで社長…何しにいらしたんですか?
浦)えー?♡に会いにw
谷)え??
浦)いろいろ話入ってきてさ〜〜
♡)え?
浦)コーラスなんかで歌わせんのが
もったいないだとか…
仮歌なのにこのまま売りたいくらいだとか
♡)え…っ
浦)やっぱり♡の歌はいいんだよw
♡)……。
谷)すごく評判いいみたいです。
♡)あの…ありがとうございます。
浦)なんでデビューさせないんだって
すげぇ言われんだけどw
♡)…っ
浦)まだ気ぃ変わんないの?w
♡)…変わらないです。
浦)……ま、LIVE終わったあたりに
また口説きに来ますわw
じゃ、お疲れさーん!
谷)お疲れさまです!
♡)お疲れさまです。
バタン。
谷)♡さん…すごいですねぇ…。
♡)え?
谷)いや…LIVEも楽しみだなって。
♡)……。
谷)僕、関係ないですけど
その日一緒に行きますからね!
♡)ありがとうございます…
心強いです♡
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
家に帰ってすぐ風呂に入って…
俺がリビングに戻ると、
♡は一生懸命、腹筋をしてた。
臣)頑張ってるね〜〜
♡)はぁっ、はぁっ//
よし!200回終わり!!
臣)え、200回?!
♡)うん!
臣)お前100回じゃなかったっけ?
♡)増やすことにしたのー♡
臣)どええ…っ
♡)だって…歌のお仕事もあるし…
臣)……頑張るねぇ……
♡)全然だよー!
そう言って♡は
そのままベッドにダイブした。
♡)はぁぁ……っ
お風呂入ったのに
少し汗かいちゃったぁ…//
臣)……。
うつ伏せで寝転がってる後ろ姿が
なんかエロい。
臣)じゃあ汗かいたついでに
もっと運動するー?w
♡)え?
ガバッ
♡)きゃあっ//
臣)……する?
♡)え、するって…え…っ///
臣)……もう終わったしょ?
♡)……うん、///
よっしゃーー!!
長い一週間だったーー!!
♡)やっ、/// 待っ…て…、やっ
臣)ダメ。
♡)あっ、…やぁ…っ、んっ!!
臣)あ!逃げた!
♡)…お水…飲んでくる///
臣)…っ
パタパタパタッ!
逃げられた。くそーー
ベッドに寝転がって待ってると
おずおず戻ってきた♡が
俺をチラッと見て
ドレッサーの前に座った。
臣)はよ来んかい。
♡)クリーム塗るから待って///
臣)はーい…。
♡)……臣くんは今日は何してたのー?
臣)俺ぇ?
♡)うん。
臣)俺は…振り確認とか…まぁ色々。
明日MV撮りだから。
♡)わぁ!何のー??
臣)『J.S.B.Dream』
♡)???
臣)新曲です〜〜〜
♡)ええ!!!どんなー?!
臣)まだ内緒ーーー
♡)わーん!出たぁーー!!
臣)ははははw
♡)気になるよぉぉぉ……
臣)めっっちゃカッコイイ。
♡)え!!!
臣)お気に入り〜〜〜
♡)ちょっとでいいから歌って!!
臣)だーめーーw
♡)ちょっとだけぇ!!
ばふっっ
♡が飛び込んできた。
♡)ね、ね、歌ってーー♡
臣)……。
俺に乗っかりながら
甘えてねだってくる。
♡)ちょっとだけ…だめ?
臣)……///
可愛いなーーくそーー
♡)きゃあっっ!!///
な、な、何するのー!!
臣)〜♪J.S.B.Dream♪〜
♡)えっ…
胸をガードしてる、♡の手を外した。
♡)きゃあっっ///
臣)〜♪望み通り叶えたいと思うなら♪〜
♡)…っ///
またガードしてる。
臣)触らしてくんないと歌わない。
♡)な、な、何それ!!///
臣)一回触ったら1フレーズ歌う。
♡)ば、ば、ばかじゃないのっ!!///
臣)バカじゃありません〜〜
♡)////
臣)触らせてくんないならいーよ。
歌わねーもん。
♡)〜〜〜っ
俺がプイッと背中を向けると
♡が後ろからツンツンしてきた。
♡)歌って?///
臣)やだ。
♡)…っ
臣)触っていーの?
♡)歌ってくれたら…いーよ?///
臣)歌が先ですかw
♡)そうです///
臣)ふーーーん。
ごろん。
♡の方に寝返ると、♡は
赤い顔して胸をガードしたままだった。
臣)〜♪狙い通り挑んでいく
不可能ですら 全てを塗り替えたい
J.S.B.Dream♪〜
♡)それ…、サビ?
臣)うん。
♡)サビじゃないとこもー♡
臣)はー?
♡)歌って♡
臣)…っ
可愛くくっついてきたし。
臣)〜♪誰かが教えてくれるわけじゃない
刹那の衝動じゃ 掴めやしない夢♪〜
♡)何それ…
臣)え?何それって…
俺のパートですけど。
♡)エッチ!!
臣)はぁ?!!
♡)なんでそんな
エッチな歌い方なのー?!///
臣)どこが!w
♡)やだーー///
今度は顔を隠してジタバタしてる。
臣)何やねんお前はw
♡)わぁっ
臣)つかまえた。
♡)…っ///
臣)約束通り触らせろ。
♡)……///
臣)手ぇ邪魔。
♡)////
後ろから抱きしめて…、
♡がゆっくり手をよけた隙に
俺はすぐに手を突っ込んだ。
♡)や…っぁ///
臣)やわらけ〜〜〜♡
♡)////
臣)報酬♪報酬♪
♡)ばかぁ…///
臣)ばかでーーすw
♡)もう…っ
臣)……。
♡)ひゃぁっっ///
後ろから耳を舐めると♡が叫んだ。
臣)ぶはっw
♡)な、な、何するの!エッチ!///
臣)いいじゃん…ほら…、
♡)あ…っ、や…ぁ、、っ//
…だ…め…っ
臣)なんで…
さっき…触っていいって言ったじゃん。
♡)…あ…、っ…ん//
や…、だめ…、臣く…ん
なんの抵抗なのか、
胸を触る俺の手を掴もうとしてくるから
俺は♡の両手を片手で掴んで
頭の上にまとめあげた。
♡)…っ
そのまま♡の身体に跨ると
赤い顔が可愛く口を尖らせた。
♡)離して…///
臣)ダメ、お前抵抗するから。
♡)…あっ、…や…ぁ…っ///
俺はもう片方の手で
♡の服を脱がせていく。
♡)あ、や、…だ…め…っ//
臣)大人しく…してて…、
♡)あ…、…ん…っ
臣く…ん…、手、離して…っ//
臣)…っ
身動きが取れないまま
俺に感じてるのが
すげぇ可愛くて…興奮する。
臣)ごめん…なんか…、
♡)あっ、……んんっ//
臣)今日は苛めたい気分。
♡)え…っ、あ…、っ…やぁ///
ずっと…我慢してたから…
抑えが利かない。
♡)や、やぁっ…///
ああ…ほんと…
ダメだ…止まんねぇ…っ
♡)臣くん…エッチ///
臣)うん…、
♡)あ、やっ、…だめぇっ///
臣)お前の「ダメ」は…「ダメ」じゃない。
♡)え…っ
♡の瞳が潤んでる。
臣)恥ずかしい時も…
♡)あっ…//
臣)気持ちイイ時も…
♡)あ、やぁっ…//
臣)「ダメ」って言う…。
♡)んん…っ//
臣)…でしょ?w
♡)////
臣)可愛い顔w
♡)ばかっっ///
真っ赤になって
そんなこと言ったって
俺に火ぃつけるだけだっつーのw
臣)何して欲しい?
♡)え…っっ
臣)言って?
♡)な、何…それ…//
臣)言わなきゃしてやんない。
♡)////
あ、顔背けた。
臣)♡……、
♡)あっ、やぁ…っ///
臣)♡……、
髪を掻き分けて
♡の耳元で名前を呼ぶ。
♡)エッチ!///
臣)…っ
♡)耳元でそんなエッチな声
出さないでっ!///
♡が可愛すぎてニヤける…w
♡)なんで笑ってるの///
臣)え?w
♡)ばかぁっ!!
臣)ごめんw
だって…可愛すぎて…ww
臣)ほら、言えよ。
♡)…っ
臣)何して欲しい?
♡)////
俺がそう言うと
♡は困ったように俺を見上げた。
♡)どうして…今日…、
臣)ん…?
♡)そんな…意地悪なの…?///
そんな顔されたら…
臣)////
やっぱり、苛めたくなる。
♡)んっ……、んんっ//
キスをしながら
柔らかい肌に、触れていく…
♡)んん…っ
臣)言ったじゃん…、
♡)は…ぁっ//
臣)今日は…苛めたい気分だって…。
♡)はぁ…、…あっ、んんっ//
臣)……ほら、
俺が触る度に
そんな可愛く反応するから…
俺は止まらなくなるんだ…。
♡)や…、…臣く…ん…っ///
焦らすように身体に触れ続けてると、
♡が涙目で俺を見上げた。
♡)臣…くん…、っ
臣)……。
♡)も…、だ…め…///
臣)……。
♡)////
臣)言って?
どんどん色っぽくなる、♡の表情。
♡)…は…ぁっ
臣)……。
♡)……触っ…て?///
臣)…っ///
自分で言わせたくせに
♡の可愛さに、完全にヤラれた。
♡)おね…がい…///
臣)////
ああ…やっぱり、
今日も俺の負けだ……。
ーendー
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