【109】未来予想図?

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臣)よーし、じゃあ出発すんぞー!
♡)おーっ!!


二人で車に乗ってナビを設定。


♡)なんて名前だっけ??
臣)んーっとね〜〜
  あ、ここ駐車場ねぇ!
♡)えっ!うそー!!


臣くんのiPhoneをのぞきこむ。


臣)どうしよ…
♡)でも近くに旅館あるよー
臣)え?
♡)そこから歩いて5分だって♪
臣)いや、停めさせてくれんでしょーよw
♡)なんでぇ?お願いしてみよーよ♪
臣)へ?
♡)私、頼んでみるよー♡
臣)……
♡)え?
臣)いや、その発想がなかったw
♡)え…
臣)お前らしいなw
♡)よし、行くぞーー!!
臣)おう!!


それから車を走らせること5分。


♡)あ、あそこの旅館だよ!
臣)近っww
♡)ねっww


旅館の駐車場に車を停めて
私だけ降りた。


♡)待っててね♡
臣)おう、無理すんなよ!
♡)はーい!


フロントに行くと
すごく怖そうなおばさんが一人。
ドキドキ…

断られちゃうかな…


♡)あの…
女)いらっしゃいませ。
♡)宿泊じゃないんですけど…
  駐車場に少しだけ
  車停めさせてもらってもいいですか?
女)はい?!


鋭い視線に少し萎縮する。


女)当館の駐車場は
  ご宿泊のお客様専用でございます。
♡)はい…、あの、えっと…
  すぐそこの滝に行きたくて…
  1時間もしないと思うんですけど
  少しだけ…
女)……
♡)少しだけ、停めさせてくださいっ!
  お願いしますっ!!!
女)……いいですよ。
♡)わぁっ!!本当ですか??
女)はい。
♡)ありがとうございますっ!!
  わぁ♡優しい♡
女)……//
子)お姉ちゃん、滝に行くのぉー?
♡)わっ!!


後ろから男の子が抱きついてきた。


女)こら、やめなさい!ノボル!
子)お姉ちゃんイイ匂いするー♡
♡)あはは♡ほんとー?
子)僕も一緒に行くー!!
女)こら!何言ってるの!
♡)息子さんですか?♡
女)いえ、孫です//
♡)わぁ!お孫さん!!
  学校、春休みなのかな?w
子)学校は来週からだよー!
  僕、一年生になるんだよー!
♡)わぁ!じゃあ入学式だ!
子)うんっ!!
♡)楽しみだねー♡
子)えへへーw
女)もう、いいから戻ってきなさい。
子)ぶぅ……
♡)ノボルくん、だよね?
  一緒に行くー?
ノ)え、いいの!?


ノボルくんの目が輝いたw


ノ)おばあちゃん、行ってきてもいーい?
女)ご迷惑だからやめなさい。
♡)いえ!!私は全然…
ノ)あっ!!!!


ノボルくんが目をまんまるにしたから
後ろを振り向くと…


♡)えっ、臣くん!!
臣)遅いから心配になって。
♡)あ、えっと…
  停めさせてもらえるって…
臣)あ、ほんと?w
  ありがとうございます。


臣くんがおばさんに頭を下げた。


女)いえ、少しなら…
臣)お前無茶言ったんじゃねぇの?w
♡)そんなこと…ないもん//
臣)ならいいけどw
ノ)お兄ちゃん、見たことある!!
臣)へ?
ノ)EXILEだ!!!
臣)ちげーよw
ノ)そうだよ!!!
臣)ちげーってのw
ノ)だってTAKAHIROと歌ってたじゃん!!
  テレビで見たよ!!
臣)ああ、TRIBE?w
  俺は三代目 J Soul Brothersって名前ーー


臣くんがゆっくりそう言うと

おばさんが急に立ち上がった。


女)ええっ!!///
臣)え…?
女)わ、わ、わ…//  本物…?!
臣)…はい。
女)……//


おばさんが固まっちゃった。


ノ)お兄ちゃん、すげぇじゃん!!
臣)何がw
ノ)テレビに出てたんだから!
臣)知らなかったくせにーw
  覚えたか?こんにゃろー
ノ)三代目 じぇいそーる…??
臣)Brothers!ww
ノ)ぶらざーずー!!
臣)おうw
♡)あ、あのね、
  ノボルくんも滝行きたいって。
臣)へ?
  ああ、お前ノボルっつーの?
ノ)うんっ!!
♡)だから一緒に行こーって話してたの♡
臣)おう、じゃあ行くか?w
ノ)うんっ!!!
  おばあちゃん、行ってきていーい?
女)き、気をつけて…ね///
ノ)はーい!!


ノボルくんは元気良く返事すると
嬉しそうに、私と臣くんと手を繋いだ。


臣)何この画w
♡)あはははw
ノ)へっへーー♪
臣)お前道わかんの?
ノ)わかるよー!!
臣)じゃあ道案内は任せたw
ノ)だっていつも遊びに行くもん!
臣)いつも行ってんのに行きてぇのか?w
ノ)お姉ちゃんと一緒にいたかっただけー♡
臣)は?w
♡)え?w
ノ)お姉ちゃんイイ匂いするし
  可愛いんだもーん♡
臣)マセガキめw
♡)あはははw


ノボルくんを真ん中に挟んで
3人で山道を歩く。


私たちの手を握りながら
たまにぴょんぴょん飛び跳ねるのが可愛くて

なんか楽しいなぁ♪♪


♡)ノボルくん、来週入学式なんだって♪
臣)おお!マジか!
ノ)うんっ!!
♡)友達いっぱいできるといいね♡
ノ)いっぱい作るー!!
臣)おう、作れw
ノ)勉強も頑張るー!!
臣)お、偉いじゃんw
ノ)僕、大きくなったら
  パイロットになりたいんだ!
臣)へぇーー!!!
♡)すごーい!!!
ノ)高いところが大好きだからね、
  空からいろんなところ見てみたいんだ!
♡)素敵だねー♡
ノ)へへっ//
臣)じゃああんまりゲームすんなよ?
ノ)えっ!!
臣)目ぇ悪くなるから。
ノ)目…?
臣)そ。視力落ちたら
  パイロットになれねーぞ。
  気をつけろ。
ノ)そうなの?!
臣)そうだよ。
ノ)気をつける!!!
臣)おう。
ノ)あ、あそこだよー!!!
♡)わぁ!!
臣)お〜〜〜〜
  なんか風情漂うかんじーー
♡)ねっ!!!


辿り着いたのは
高さがある滝じゃなくて

横にすっごく広い、すだれ状の滝だった。

千条の滝


♡)なんか癒されるねぇ♡
臣)うんw
ノ)お水は飲めないからダメだからねっ!
♡)はいっ!!


森の中だから…

すっごく静かで
滝の流れる音だけが響いてる。


臣)ここの滝は
  ずっと知られてなかったんだって。
♡)え?


臣くんが看板を読んでる。


臣)大正時代になってやっと
  この滝の美しさを広めたいと思った人が
  ここまでの道を整備したんだってー
♡)そうなんだぁ!
  じゃあその人のおかげだね!
臣)だな。グッジョブ。
♡)あはははw


ノ)見てみて〜〜!!
臣)ん?
ノ)変な虫いた〜〜♪
臣)……おわぁ!!!!


ノボルくんが持ってきた虫にびっくりして
臣くんが後ろに転びそうになった。


♡)大丈夫?w
臣)び、びびった!!
ノ)ほら、変な虫ぃ〜〜
臣)んなもん持ってくんな!!
♡)あはははww
  わぁ、変わった形だねーー
ノ)ねっ!!
♡)どこで見つけたの?
ノ)あの木の上にいたー!!
♡)あそこ登ってたの?!
ノ)うん!!
♡)いつの間に…w
ノ)お姉ちゃんも登る?♪
♡)お姉ちゃんはスカートだから
  やめとこっかなw
ノ)ちえーーっ
♡)あはははw
臣)お前ほんと高いとこ好きなんだなw
ノ)うん!!♪


それから3人で少し歩いて
私はまた写真をいっぱい撮った。


臣)カメラ小僧したー?w
♡)うんっ!!
  滝もキレイに撮れたよー♡
臣)じゃあそろそろ戻るか。
♡)うん。
ノ)お兄ちゃん!!肩車して〜〜〜
臣)はぁ?w
ノ)だめ…?


ノボルくんが
臣くんの手をキュッと掴んで
臣くんを見上げた。

か、可愛いっ///
きゅーーん!!!


臣)そんな高いとこが好きなんかいw
ノ)前は…パパがよくしてくれたんだけど
  最近は首を痛めたからって…
  もうできないよって言われて…
♡)そうなんだ…


ノボルくん…
すっごくさみしそう…


臣)しゃーねーなー。


臣くんがかがんだ。


臣)ほら、乗んな。
ノ)いいのっ?!
臣)おう。
ノ)やったぁ!!!


臣くんが肩車してあげると
ノボルくんは大喜びで…


ノ)すごーい!!パパより高ーい!!!
臣)はははw


な、何この光景…!
可愛すぎる!
きゅんきゅん///


よし……っ


パシャッ


臣)おい!w
♡)はっ///
臣)また隠し撮りしただろw
♡)バレた///
臣)ほら、行くぞー
♡)はーい!


ノ)ねぇねぇ!あれ届くかなぁ!
臣)んー?
ノ)あそこの枝ー!
臣)お、あれかっけぇじゃん!w
ノ)欲しいーー!
臣)んーー届くかな?
  じゃあジャンプすっからお前取れよ?
ノ)わかった!!
臣)せーーのっ!!
ノ)えいっ!!

♡)ああ!惜しい!!
  もうちょっと右ー!!

臣)よし、もっかいw
ノ)うん!!
臣)せーーのっ!!
ノ)えいっ!!

♡)取れた〜〜!!!

ノ)やったぁ!!!
臣)はぁ…疲れた…w
♡)あははは!お疲れさまw
ノ)これすっごくカッコイイ!
臣)おい、あんま振り回すなよ?
  俺に刺さるw
ノ)はーい!
♡)ノボルくん良かったねー♡
ノ)うんっ!!


それから旅館に戻ると

隣の花壇に可愛いお花を見つけて
私は写真を撮りに行った。


♡)かわい〜〜♡

パシャッ、パシャッ


ノ)ねぇ、お姉ちゃん
♡)んーー?
ノ)お姉ちゃんってばー!
♡)なぁに?


後ろを振り向くと
ノボルくんが振り回した枝が
腕に刺さって…


♡)いた…ッ!
ノ)あ…っ
臣)あ、お前!
  振り回すなっつったろ!
ノ)…っ
臣)大丈夫?
♡)うん、大丈夫!
臣)腕、切れてんじゃん。
♡)少しだけだよ!全然大丈夫!!
ノ)……
臣)ノボル。


臣くんがしゃがんで
ノボルくんの手を握った。


臣)あんなぁ…
  遊んだりイタズラしたりすんのはいいけど
  女に怪我させんのはダメだ。
ノ)はい…
臣)気をつけろよ?
ノ)はい…
臣)ほら。


臣くんがノボルくんの背中を
ポンッて押すと

ノボルくんが私の前に来て、俯いた。


ノ)…お姉ちゃん、…ごめんなさい。


消え入りそうな、小さな声。


私もしゃがんで
ノボルくんの手を握った。


♡)大丈夫だよ♡  顔、あげて?
ノ)……
♡)大丈夫だから♡
ノ)痛かった…?
♡)大丈夫だよ。


ほっぺをなでなですると
ノボルくんの目が潤んだ。


ノ)ごめんなさい〜〜っ
♡)わぁ!!泣かないのーー
  大丈夫だから!!


私がノボルくんを抱きしめると
ぎゅっとしがみついてきた。


可愛いなぁ…


臣くんを見上げると
眉を下げて笑ってた。


臣)ほーら、いつまでも泣くな。
ノ)ぐすん、ぐすん。
臣)男だろーー
ノ)……


臣くんが頭をわしゃわしゃすると
ノボルくんはやっと私から離れて、


ノ)抱っこ…
臣)はぁ?w
ノ)……
臣)今度は俺かよw
ノ)……


ノボルくんは黙って
臣くんの服をぎゅっとつかんだ。


可愛い!!
またまたきゅんっ!!///


臣)ほらっ


臣くんが抱っこしてあげると
ノボルくんは嬉しそうに抱きついた。


ノ)えへへ…//
臣)お前、男のくせに甘えんぼかよーw


ノボルくんは少し照れたように
臣くんにすりすりしてるw

可愛いなぁ♡


そのまま3人で旅館に戻ると
フロントに女の人が立ってて

それを見つけたノボルくんが
声をあげた。


ノ)ママーー!!


ノボルくんが走っていった。


母)あ、あ、あんた…!!
  登坂さんに、だ、だ、抱っこ///
ノ)お兄ちゃんとお姉ちゃんと
  滝に行ってきたんだよー!
母)はわわわっ///
  あ、あの…すみません、
  うちの息子が…っ
臣)いえ、楽しかったですよ。
母)あ、あ、あのっ
  母から登坂さんが来てるって聞いて
  慌てて飛んできてしまいました//
臣)え?
母)あのっ、私も母も、大ファンでして…
臣)え!!ほんとですか?
母)はい…//
  良かったら…その…握手…
臣)ああ、はい!


ノ)お姉ちゃん、もう帰っちゃうのー?
♡)うん♡
ノ)ちえーっ


臣くんはノボルくんのお母さんとお話してて
ノボルくんは私にまた飛びついてきた。


♡)よいしょっ
  わぁ!ノボルくん重たいね!w
ノ)ほんとー?
♡)結構ずっしりw
  臣くんは軽々だったのにな〜
  私ももっと鍛えなくっちゃ!!
女)子育てしてたら
  筋力なんて自然につきますよw
♡)あ…っ
ノ)おばあちゃん!
  あのね、木登りしてね、
  ジャンプもしてね、
  すっごく楽しかったよー!
女)良かったねぇw
ノ)うん!!
♡)あははは♡
女)すいませんねぇ、なんか
  娘が飛んできてしまって…
♡)いえ!!
  あの…お二人とも…
女)はい…実は…ファンなんです//
  お恥ずかしい//
♡)あははは♡嬉しい♡
女)こんなところに
  登坂さんがいらっしゃるなんて
  びっくりしましたw
♡)あははは♡
女)このへんは観光するところも
  大してないし…
  ほんと、あの小さな滝くらいで…
♡)でもすっごく素敵な所でしたよ♡
女)そうですか…
♡)はいっ♡
女)あそこは夏になると
  ホタルがたくさん集まって
  それはそれは幻想的なんですよ。
♡)わぁぁ♡そうなんですか??
  いいなぁ〜〜♡
女)良かったらまた来てください。
♡)はいっ!!♡♡
ノ)お姉ちゃんまた来るのぉ?
  やったぁ!!!
♡)あはははw
  そしたらまた一緒に行こうね♡
ノ)うんっ!!


ノボルくんが
またぎゅってくっついてきた。

可愛い♡


女)登坂さんが…
♡)え…?
女)お付き合いしている方が…
  …あなたのような女性で
  良かったです…
♡)……


そう言っておばさんは
すごく優しい顔で笑った。


♡)////
女)……
♡)…ありがとう…ございます//


母)ちょっと!お母さん!!
  サインもらっちゃった!!
  どうしよう!♡♡
臣)車、どうもありがとうございました。
女)いえいえ。
臣)よし、じゃあ行くか。
♡)うん!!
女)ありがとうございました。
♡)いえ!!こちらこそ
  どうもありがとうございました!!
臣)ノボル、またな!!w
ノ)うんっ!!
  お兄ちゃん!お姉ちゃん!
  ばいばーい!!!
♡)ばいばーい♡




ー続ー

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