ゆっくり目を開けると
最初に見えたのは、喉仏とお髭。
そのまま視線を上げると
スヤスヤ気持ち良さそうに眠ってる
隆二くん。
♧)……
こんな朝を迎えられるのも
あと少しって…そう思ってたけど…
違うんだよね?
サヨナラじゃないんだよね?
いつの間に寝ちゃったのか思い出せないけど
昨夜の隆二くんとの会話を
一つ一つ、思い出す。
「♧のことほんとに好きだから!
だから俺と付き合って!
離れるなんて絶対やだ。
好きだから一緒にいたい。」
そう言ってくれた。
「♧のこと、絶対大事にするから。
一生大事にするって言った気持ち、
嘘じゃないから!」
嬉しくて…嬉しくて…
「俺、♧のこと大好きだもん!
♧だって俺のこと大好きじゃん!
離れるとかそんな選択肢ないから!
一緒にいて、一緒に幸せになりたい。」
お互いの勘違いで
サヨナラするって思ってた私たち。
でも…
「俺は♧じゃなきゃやだ。
一生大事にするから…
俺のお嫁さんに…なってよ…っ」
♧)…っ
一生懸命伝えてくれた
隆二くんの真っ直ぐな気持ち。
私は涙が止まらなくて…
隆二くんも泣いてた。
夢じゃ…ないよね…?
眠ってる唇に、そっと指先で触れた。
何度も好きって囁いてくれた優しい唇。
隆)ふふ…っ
♧)え!!
ゆっくり上がった口角に、
慌てて手を離した。
♧)起きてたの?!
隆)うんw
♧)じゃあ目、開けてよ…//
隆)だって待ってたんだもん。
♧)何を…?
隆)♧がチューしてくれるの。
♧)……え?///
ゆっくり開いた瞳は
私を見つけてニコッと微笑んだ。
隆)してくれないの…?
♧)……///
またこの甘〜い瞳。
ずるい…
隆)いっつもしてくれるくせに〜〜
♧)えっ!!
隆)じゃあ俺がしちゃうもんね!
チュッ!
♧)////
えっと…
えっと…
いつもしてるの…バレてたの…?///
隆)あれ?ボーッとしてる。
もっかい?
チュッ!
♧)…っ///
2回もチューされちゃった…///
隆)あ〜〜〜もう、可愛い///
ぎゅむ〜〜〜〜っ
♧)////
ドキドキドキ…
朝から心臓に悪いです…。
隆)何考えてんのー?
♧)……///
腕の中、そーっと隆二くんを見上げたら
またニコッて優しく微笑んでくれて。
愛しい気持ちがいっぱいになって
また目の前の柔らかい唇にそっと触れた。
♧)夢じゃ…なぁい…?//
隆)え?
♧)ほんとに…現実なのかなぁって…
隆)なーに、それw
だって…
こんなに幸せで…いいのかな…?
♧)お嫁さんになってって言われたの…
夢じゃなぁい…?
隆)……///
隆二くんは少し照れ臭そうに笑って…
私の頬を撫でてくれた。
隆)夢じゃないよ。
♧)……///
隆)隆二くんじゃなきゃやだって…
他の人のお嫁さんになんか
なりたくないって
♧が言ってくれたのも…
夢じゃなーい?w
♧)////
クスッと笑って私の真似をする隆二くん。
♧)夢じゃ…ないよ…?//
隆)へへ…♡
チュッ♡
おでこに触れた唇。
隆)隆二くん大好きって言ってくれたのも
夢じゃなーい?w
♧)……(こくん)///
隆)へへ♡
チュッ♡
今度は唇と唇が、優しく触れた。
とくん…
とくん…
♧)どうしよう…///
思わずタオルケットに潜り込んだ。
隆)どうしたの?
♧)なんか…幸せすぎて…
好きがあふれて…泣いちゃいそう…
隆)…っ
目に浮かんできた涙。
隆)えーーーもう〜〜〜
やめてよ〜〜〜
俺まで泣きそうになるじゃん!///
大きな腕はまた優しく私を包んでくれて…
隆)ほんとに幸せだね///
耳元で優しく溶けた言葉。
♧)うん///
小さく頷いて、隆二くんの首元にすり寄った。
これからも一緒にいられる。
ずっとずっと。
隆二くんのそばにいていいんだ。
♧)ぐすっ///
やっぱり泣けてきちゃう。
隆)あ〜〜〜〜もう…///
隆二くんは私の頭を抱え込むように
ヨシヨシってしてくれて…
♧)大好き…///
小さく呟いたら、
もっと力強く、抱きしめられた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もう朝からどうしよう。
♧が可愛すぎて
♧が好きすぎて
全然離れらんない。
隆)好〜〜〜き〜〜〜///
何度もぎゅむっと抱きしめれば
嬉しそうに俺にしがみついてくる
小さな手が可愛くて。
隆)はぁぁぁぁ///
ほんとなんだこれ。
こんな幸せな朝、どうしたらいいんだよ。
♧)隆二くん…///
隆)んーー?
なんだよその甘えた声は〜〜♡
♧)大好き…///
隆)////
何回言われても、
嬉しくて飛び上がりたくなる。
隆)も〜〜〜〜!!
可愛すぎだってば!///
ぎゅむっっっ
こんなことの繰り返し。
これ、終わりが見えないw
ああ、もうほんと…
抱き潰したいくらい愛しいんだけど。
どうしよう。
♧)隆二くん…もう起きる…?//
隆)え?なんで?
♧)だって…//
♧がもじもじしながら
俺を見上げてきた。
♧)このままぎゅってしてたら…
なんかもう…
好きがいっぱいすぎて
爆発しちゃいそう///
隆)////
甘えるような可愛く潤んだ目で
そんなこと言われて…
隆)何それ〜〜〜〜!!
またぎゅむっと抱きしめた。
もう!!
ほんと可愛い!!
隆)爆発したらどうなんの?w
♧)わかんない…///
隆)爆発していーよ♡
♧)……///
ぐりぐりぐりっっ
隆)わぁっ!///
♧がさっきより激しく
首元に潜り込んできた。
♧)んんん〜〜〜!///
隆)////
何してんのこの子…
可愛すぎる…
♧)こうなるよっ!///
ドヤーー!
みたいに俺を見上げたその顔が
やっぱり可愛すぎて…
隆)ぶはっっww
あはははっww
思わず爆笑。
♧)どうして笑うのーー///
隆)だって…w
あ。
ほっぺむにむにの刑。
俺のほっぺを引っ張りながら
自分もほっぺを膨らませてる。
隆)俺も爆発していい?w
♧)え?
隆)ん〜〜〜〜〜!!♡
♧)きゃぁっ///
♧と同じように
♧の首元に鼻先を突っ込んで
ぐりぐりぐり。
♧)くすぐったーーいw
隆)♧だってしたじゃんw
あーーー、てゆーか。
ヤバイ。
一気にムラムラしてきた。
隆)……
柔らかい♧の肌に
こんなにすり寄ったら…
そりゃ当然だ。
隆)……ん、
そのまま首筋に唇を落としたら…
どんどんその柔らかさが欲しくなって…
♧)…りゅ…じくん…?///
♧を抱きしめたまま、
首筋から鎖骨へ…
そのまま下りていって、
柔らかい膨らみへ。
隆)はぁぁぁ……///
ぽすんと顔を埋めた。
あ〜〜〜〜〜〜
どうしよう、すっげぇ抱きたい。
一気に身体が熱くなってきた。
だってさ!
本当はちゃんと気持ちを確かめ合った昨夜に
2回目、したかったけど…
♧は疲れて寝ちゃったから。
するなら…今じゃない?
隆)////
どうしよう。
なんかドキドキしてきた。
朝だけど…いいかな…?
いいよな?
だって…
こんなに好きがいっぱいで
お互いに爆発してて
離れたくなくて…
そんなのもう、Hするしかなくない?!
一択じゃん!?
……よしっ!///
隆)♧……、
ゆっくり身体を起こして
♧を見下ろすと…
♧)////
この雰囲気を悟ったように
赤く染まった頬に
俺も一気にスイッチON!
隆)♧……、、
キスしようと顔を近付けたら…
ガバッ!
隆)…っ
タオルケットで壁が出来た。
隆)……♧…?
♧)……///
隆)邪魔だよ?
♧)////
そっと引き下ろそうとすると…
グイッ!
また頭まで隠れて…
隆)あのーーー、
キスしたいんですけど。
隆)♧さーーん…
チラッと横から覗くと
耳まで真っ赤になってるのがわかって。
隆)かわい…w
思わず笑いがこぼれた。
隆)ねぇ、♧……。
タオルケットをぎゅっと掴んでる小さな手を
優しく握った。
隆)好きだよ…。
言いながら手の甲に唇で触れると…
♧)起きる!!!///
タオルケットの中で、♧が叫んだ。
♧)もう起きる!!
隆)えっ
♧は器用に俺の下からくぐり抜けて
ベッドを下りて…
隆)ちょっと待ってよ!
慌てて後ろからその肩を掴むと…
♧)離して///
真っ赤な顔で恥ずかしそうに俺を見上げて…
♧)隆二くんに変にされちゃう…///
可愛く口を尖らせた。
隆)////
何それ。
変にされちゃうって、何?w
可愛すぎて
もう一回ベッドに押し倒したいけど…
いっぱいいっぱいな感じで
真っ赤になってテンパってるのも
めちゃくちゃ可愛いから…
隆)じゃあ夜ね…♡
頭の上にチュッとキスをした。
仕方ない。
楽しみは取っておくか♡
真っ赤になって
そのまま逃げていった♧を追うように
リビングに出ると、
今度はハッとしたように俺を見る♧。
♧)何か…飲む…?
隆)え?
なんか冷蔵庫をチラッと見て
少し挙動不審。
………あっ!
わかった!ケーキだ!!
俺に冷蔵庫開けられたら困るから
ソワソワしてんだ!!
隆)……ぷっw
ヤバイ、めっちゃ可愛いww
必死に笑いをこらえて、冷静を装う。
隆)水でいいよ。
自分でグラスを取ると
あからさまにほっとした♧が面白くて…
隆)やっぱり違うの飲もっかな〜〜
冷蔵庫何あったっけーー
なんて意地悪。
途端に表情を変える♧。
♧)わわわたしが出すよ!!
ぶくくくww
やべぇ…笑いそう…ww
♧)何飲みたいの?言って!!
必死じゃんww
隆)いや、やっぱ水でいいw
♧)…っ
あ、ほっとしてる。
ああもうほんっっっと可愛いww
俺が♧の誕生日知ってるなんて
思わないだろうな〜〜
ちゃんと俺もプレゼントあるんだよーー♡
なんて。
ああ、早く渡したい。
いつ渡そうかな。
今日いろいろ出かけて帰ってきて…
そうだ、夜。
0時になった瞬間に渡そう!
よしっ!!
隆)へへへ♡
♧)どうしたの…?
隆)楽しみだなーって。
♧)デート?
隆)うんっ♪
デートも、プレゼント渡すのも、
ぜーーーんぶ楽しみ!!
♧)ふふっ♡
隆)ん?
♧)私も楽しみーーー♡
隆)…っ
♧がふわっと俺に抱きついてきて…
♧)ふふっ、幸せ…♡
ふにゃんと笑うその笑顔は
俺が大好きな、綿あめスマイル。
ふにゃふにゃに甘くて柔らかい笑顔。
隆)////
ああ、ほんとに大好き。
ほんとに幸せ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
隆)今更だけど、
今日なんかリクエストあった?
♧)え?
何を着ようかなって服を選んでたら
隆二くんがひょっこり顔を覗かせた。
隆)夜。食べたいもの。
♧)あ、
隆)もう予約しちゃってるんだけど…
♧)あっ!そうなの?
隆)うん。まずかった?
♧)ううんっ
本当は…
隆二くんのお誕生日だから
何かご馳走作りたいなって思ってて…
でも何時までお出かけするのかわからないから
どうしようかなって思ってたんだ。
♧)なんのお店?
わざわざ予約してくれてたんだ。
嬉しいな。
隆)NAOTOさんオススメのお店ー
♧)そっか、楽しみだなー♡
じゃあ帰ってきたらケーキを渡そう。
ふふふ♡
プレゼントはいつ渡そうかな…
あ、0時になった瞬間にしよう!
♧)ふふふ♡
一番最初におめでとうって言えるんだよね…?
それってすごく贅沢だなぁ…
嬉しくてワクワクしてきた。
隆)新居見に行った後は
一緒に家具見に行こうねー♪
♧)わっ!
洗面所でお化粧してたら
またひょっこり顔を覗かせた隆二くん。
♧)うん!
振り返って返事をしたけど…
♧)ん…?
なんかじーっと見られてる。
♧)なに…?//
隆)…化粧してるなーって…。
♧)えっ、ダメ?!//
隆)ううん。
って言いながらまだじーっと見てる。
♧)あの……、//
隆)俺とデートすんのに化粧してんの、
可愛い♡
♧)?!!//
何が可愛いの??
全然わからない…
隆)すっぴんでも可愛いんだけどさーー♡
ご機嫌隆二くんが
後ろから腕を回してきて…
♧)見られてたらなんか緊張するので
あっちに行っててください…//
鏡越しにそう伝えると、
むっと突き出た唇。
隆)邪魔なのー?
彼氏に冷たくない?
♧)えっ
その言葉に、思わず止まった。
♧)か……、彼…氏……?///
あ、私…顔が真っ赤になってる。
恥ずかしい///
……そっか、そうだよね。
付き合うことに…なったんだから…
隆二くんは…私の…、、
♧)////
初めての「彼氏」っていう言葉に
顔の熱が引かなくて…
戸惑いながら隆二くんを見つめると
隆)////
鏡の中の隆二くんも、なぜか赤くなってた。
隆)自分で言って、なんか照れちゃった…///
♧)////
その笑顔が、すごく可愛くて…
胸がキュンッと音を立てた。
……ぎゅっ!!
隆)わっ///
振り返って抱きついたら、
優しく抱きとめてくれる、大きな腕。
♧)…彼……氏、///
隆)うん///
とくん…
とくん…
少しずつ実感が、湧いてくる。
♧)初めての…、彼氏……///
ぽつり、呟いたら…
隆)最初で最後の彼氏だよー///
そんな嬉しそうな声が聞こえて。
そっと顔を見上げたら、
隆)へへへ♡
私の大好きな、ふにゃんとした笑顔。
隆二くんの必殺技、綿あめスマイル。
ふにゃふにゃに甘くて、柔らかいの。
♧)////
ああ、ほんとに大好き。
ほんとに幸せ。
ー続ー
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何だか可愛い2人が眼に浮かぶ(笑)ニャンちゅうスマイルしてるんだろうなぁ隆二!そろそろ臣くんに怒られるよ(笑)俺の出番は?って(笑)マイコさん毎日暑いけど大丈夫?そろそろ♡ちゃんと臣くんが恋しくなってきた(笑)臣くんのアルバム聴いてるよ。HEARTofGOLDは何だか頑張ろうって思う元気が出る曲だよね〜。臣くんの唄声って何だか泣ける。うちわは少し安ぽっかった(笑)紙じゃなくプラとかが良かった(笑)
私も臣くんと♡ちゃんが恋しいよ(:ω;)早く更新したい〜〜〜
♡ちゃん不足です笑
ラブラブ感半端ないね~ww
こんなにイチャイチャして
デレちゃって、可愛すぎるww
あーなんて可愛いふたり*·˚ ༘♡
隆二くん年々可愛さ増してますよね
第2のベンジャミンバトンかなー←
( ‘ㅅ’ )第一の座は渡さんぞ