[202]好きとキス(隆二&♧Side)

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目が覚めたら、背中にあたたかいぬくもり。
 
今日は…
後ろから包み込むように抱きしめられてる。
 
 
♧)////
 
 
ドキン…
 
ドキン…
 
 
私の手を握るように…
隆二くんの大きな手が覆いかぶさってて。
 
綺麗な手だなぁ…
なんて、マジマジ見つめちゃう。
 
 
爪の形とか…
指の関節とか…
 
手首の骨ばったところとか…
腕の筋とか…
 
 
いろいろ見てたら
なんだかすごく愛しくなってきて…
 
隆二くんに自分から抱きつきたくなった!
 
 
♧)…っ
 
 
隆二くんを起こさないように
そーっと向きを変えて…
 
隆二くんの方を向いたら、
そのままぎゅっと、大きな胸に抱きついた。
 
 
♧)////
 
 
とくん…
 
とくん…
 
 
……どうしよう、大好き…。
 
 
隆)……ん、……
 
 
眠ってる隆二くんは少し身じろぎをして
そのまま私を優しく抱き寄せてくれた。
 
 
♧)////
 
 
こんなに大好きで…どうしよう。
 
 
私…
自分から告白する勇気はないし…
隆二くんの気持ちを確かめるのも怖いから
今はこのままでいいや、なんて思ってたのに…
 
 
今はもう、
好きが溢れてる。
 
好きって…言いたい…。
 
 
だって…
毎日一緒にいればいるほど
好きが募っていって…
 
胸がきゅぅってなって…愛しくて…
 
 
隆二くんの気持ちも…
きっと私と一緒って…
伝わって来る。
 
……って言ったら、なんだか私…
図々しくて自意識過剰みたいだけど…///
 
 
でも…
ほんとに伝わるんだもん…
 
 
♧)////
 
 
私が好きって言ったら…
隆二くん…びっくりするかな…?
 
 
でももう…バレバレだと思うし…
知ってたよ、とか…言われるかな?
 
 
…そーっと隆二くんの顔を見上げると
いつものお髭が見えて…
綺麗な形の唇。
 
昨日なぞった、唇。
 
 
♧)……///
 
 
なんだか触りたくなって…
昨日みたいに…指先でほんの少し、
触れてみた。
 
 
ドキドキ…
 
ドキドキ…
 
 
………キス、……したいなぁ///
 
 
♧)……はっ!
 
 
どうしよう!!
 
また無意識にエッチな私が!!
 
 
♧)〜〜〜///
 
 
バカバカ!!///
 
こんなスヤスヤ眠ってる隆二くんに
勝手にキスしたくなって…
 
勝手に唇触っちゃうなんて…
私、どれだけエッチなの?!
 
 
♧)ううう…///
 
 
ごめんなさい隆二くん…。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
なんか腕の中が
あったかいなぁって思ってたら…
 
ぎゅむぎゅむと抱きつかれる感触がして…
 
 
隆)……
 
 
夢かなって思ったけど、
次第に意識もハッキリしてきて…
 
♧が俺にすりすりしてるんだって、わかった。
 
 
寝ぼけてんのかな?って思ったけど…
 
 
♧)ううう…///
 
 
そんなレベルじゃなく
俺にすり寄ってくるから…
起きてるんだってわかって。
 
 
隆)////
 
 
この子、何してるんだろう?///
 
 
すっげぇ抱きついてきて…
すっげぇ可愛いんだけど…///
 
 
俺もぎゅっと抱き返したいけど
そしたら起きてるってバレるから
しばらく寝たフリ。
 
 
♧)……りゅ…じ…くん///
 
 
ん?!
 
俺のこと呼んだ!?
 
すっげぇ小さい声だったけど…
 
 
ドキドキ…
 
ドキドキ…
 
 
どうしたのかなって
息を潜めてると…
 
 
腕の中の♧が、小さく呟いたのは…
 
 
♧)……す…き…、///
 
 
そんな可愛い一言だった。
 
 
隆)!!???
 
 
寝てるフリしてるから
もちろんリアクションは取れないんだけど…
 
いや、寝てるフリしてなくても
多分俺は同じように固まったと思うけど…
 
 
隆)!??!///
 
 
い、い、今…っ
 
す、す、す、好きって…
 
 
……え!??////
 
 
もう寝てるフリがバレそうなくらい
心臓がバクバクし始める。
 
 
♧)はぁ……、///
 
 
そんな俺に気付きもせず、
♧は何やら色っぽい吐息をこぼして…
 
 
隆)!!!!
 
 
く、く、唇をなぞられてるんですけど!!
 
だからこの子、何してんの?!///
 
 
昨夜と同じ感触に、
昨夜と同じくすぐったさと恥ずかしさが
込み上げてきて…
 
 
もしかしてキスされるのかな、なんて
すっげぇ期待したけど…
 
 
……チュッ。
 
 
♧の柔らかい唇が触れたのは、
今回もまた、ほっぺただった。
 
 
隆)////
 
 
バクバクバク…
 
 
もうそろそろ、寝たフリも限界な感じで
どうしようか困ってたら、
 
♧はそのまま俺の腕をすり抜けて
ベッドを降りていった。
 
 
……パタン。
 
 
隆)////
 
 
ようやく開けた目。
 
 
ほっぺに残る、柔らかい感触と…
唇に残る、くすぐったい感触。
 
 
「……す…き…、///」
 
 
頭の中で、壊れたレコーダーみたいに
何度も繰り返される、可愛い声。
 
 
隆)………はぁ、///
 
 
朝からドキドキして、死にそう。
どうしよう。
 
 
何なの、これ。
 
 
…好きって…
 
好きって…
 
 
俺のこと…、だよな?
 
 
隆)////
 
 
俺だってそこまで鈍くないし…
 
♧の可愛い反応とか態度とか見てたら…
俺のこと好きなんだろうなっていうのは
なんとなくわかってた。
 
……って言ったら、なんか俺…
図々しくて自意識過剰みたいだけど…///
 
 
でも…
きっと同じ気持ちなんだなって
伝わってきてた。
 
 
でも実際に…
言葉にして言われると…
 
 
隆)////
 
 
こんなに嬉しいんだ…。
 
なんかもう…
舞い上がって飛んでいきそうなんだけど…。
 
 
し、し、しかも…!!
 
俺が寝てるのに…
勝手にチューとかしてくれて!!///
 
 
なんだよあれ!!
 
可愛すぎんだろ!!///
 
 
隆)ううう…///
 
 
ヤバい…
ほんと悶える……///
 
誰か助けて……。
 
 
隆)……はぁ…、///
 
 
俺がもし…
好きだって言ったら…
♧はなんて言うのかな。
 
 
俺の気持ちなんてもう何度も言ってるし
態度にも出してるし…
 
「知ってたよ」とか…言われるのかな?
 
 
もしくは…
「私も好きだよ」…とか……
 
 
隆)////
 
 
想像しただけで可愛い。
どうしよう。
 
 
そんなん言われたら、死ぬ!!!
 
俺、嬉しくて死ぬ!!///
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
朝ごはんの準備をしてると
隆二くんが起きてきた。
 
 
♧)…えっと…おはよ…///
 
 
なんか恥ずかしくて、顔を見れなくて…
お味噌を溶かしながら挨拶したけど…
 
 
ぎゅむっ。
 
 
♧)?!!///
 
 
隆二くんは何も言わずに
私の後ろにきて、私を抱きしめた。
 
 
♧)おは…よう?///
 
 
どうしたのかな…
 
 
な、なんか…
いつもより密着度が高くて…
 
すっごく…すりすりされてる///
 
 
♧)隆二…くん…?///
 
 
全然返事してくれないけど…
いっぱいすりすりされてて…
 
なんか…
 
「愛しい」って言われてるみたいで
恥ずかしくなってきた///
 
 
♧)…もう…ご飯…できるよ…?///
 
 
小さくそう伝えたら…
やっと返ってきた返事。
 
 
隆)…うん、わかった…、///
 
 
お腹に回ってた手が
ゆっくり解かれたと思ったら…
 
 
チュ。
 
 
隆二くんは私のほっぺにキスをして
顔を洗いに行った。
 
 
♧)////
 
 
ドキドキドキ…
 
ドキドキドキ…
 
 
どうして朝からこんなに
ドキドキさせてくるのかな…?///
 
 
 
……
 
 

 
 
 
隆)今日もレコーディングだから
  遅くなると思う。
♧)うん、お風呂用意しておくね♡
隆)ありがと♡
 
 
今日も元気にたくさん食べてくれる隆二くん。
 
 
隆)最近晩ご飯一緒に食べれてないなー
♧)でも朝は一緒に食べれるから嬉しいよ♡
隆)……へへへ♡
 
 
向かいで隆二くんが
美味しいって笑ってくれるだけで
私まで朝ごはんが美味しくなるんだ。
 
 
♧)隆二くん…
  食べ物のCMとかやったらいいのに…
隆)え?!食いしん坊だから!?
♧)そうじゃなくてw
  すごく美味しそうに食べてくれるから。
隆)だって…美味しいんだもん///
 
 
そう言ってふにゃんと笑う笑顔も可愛くて。
 
 
隆)あ、でもね。ビールのCMならあるよ。
♧)ビール?
隆)うん。モルツ!
  今月撮影なんだー。
♧)そうなんだー!
  三代目でやるのー?
隆)ううん、EXILEも一緒。
♧)わぁ、すごいね!楽しみー。
隆)仕事でビール飲めるとか贅沢だよねw
♧)ふふっ、そうだねー♡
 
 
朝ごはんを食べ終えると、
今日は私の方が家を出るのが早くて。
 
玄関まで見送ってくれる隆二くん。
 
 
隆)へへ、俺が行ってらっしゃいするの
  なんか新鮮w
♧)うんw
 
 
靴を履いてバッグを持って振り返ると
隆二くんの癒しスマイル。
 
 
♧)じゃあ行ってきます♡
隆)ああ、待って待って!!
 
 
ぎゅ…っ。
 
 
隆)反対でもちゃんとしなきゃ♡
♧)……///
 
 
いつもと逆だから…
行ってらっしゃいのぎゅーじゃなくて
行ってきますのぎゅー、かな?
 
嬉しそうにハグしてくれる隆二くんに
また胸がきゅぅってなる。
 
 
♧)えっと…、じゃあ…
  行ってきます///
 
 
そっと離れようとすると…
隆二くんの手が、ほっぺに温かく触れて…
 
 
♧)…っ///
 
 
いつもと逆だけど…
いつもみたいにおでこにキスされるのかなって
思わず目を瞑ると…
 
 
……チュッ。
 
 
♧)!!??///
 
 
隆二くんのキスが触れたのは、
私の唇だった。
 
 
♧)え…?!///
隆)////
 
 
隆二くんは…
動揺する私の頭をポンポンと叩いて…
 
 
隆)はい、行ってらっしゃい///
 
 
少し照れくさそうにそう言って、
私の背中を押した。
 
 
……バタン。
 
 
♧)……///
 
 
えっと…
 
えっと…
 
 
く、く、口に…キス…された…
 
 
よね?///
 
 
♧)////
 
 
ドキドキしながら…
ぽわぽわしながら…
 
 
ふらふらとエレベーターを降りて
ふらふらと自転車を漕いで
 
ふらふらとたどり着いた職場。
 
 
子)せんせぇっ!
  おはようございますっ!♡
♧)はうっ…
 
 
子供たちの笑顔が、なんだか眩しい。
 
だって私の頭の中は…
エッチなことでいっぱい。
 
 
♧)はぁ…///
 
 
こんなんじゃダメだ!
って思って、脳を切り替えて
テキパキと働いてみたけど…
 
 
子供たちのお昼寝タイムがやってくると…
また考えちゃう、隆二くんのこと。
 
 
女)あ、このクッキー美味しい♡
女)♧先生もどうぞー
♧)あ、ありがとうございます。
 
 
アイスティーを飲んで、一息ついて。
 
 
キスのことは一旦忘れることにして、
誕生日プレゼントどうしようって事を
思い出した。
 
 
隆二くん…何が欲しいのかな?
 
そんな高価なものはあげられないし…
隆二くんなら
なんでも自分で買えちゃいそうだし…
 
……困ったなぁ…。
 
 
もう一回本人に…探りを入れてみようかな…。
 
 
でも…
 
 
「欲しいもの…?
 チュー。♧からのチュー。」
 
 
♧)////
 
 
またあんなこと言われたら大変だから
やっぱりダメ!
 
 
♧)……はぁ…///
女)どうしたの、溜息ついて。
♧)あ、…えっと…
女)てゆーか♧先生!
  そろそろ話してくださいよ、あの件!
♧)……はっ。
 
 
この二人は…
隆二くんとご対面したんだった…!
 
 
女)どこでどう友達になったんですか?
  今市くんと!
♧)えっと……
女)ほんとに友達なの?
♧)……(こくん)///
女)どこで出会ったの?
♧)えっと…
 
 
そう聞かれて思い出す、
隆二くんと初めて出会った夜のこと。
 
 
♧)隆二くん…が…
  トレーニング?で…
  川沿いを走ってて…
女)うんうん。
♧)それで、偶然…。
女)え〜〜〜〜
  何その運命的な出会い!
女)羨ましすぎる!!
♧)……///
 
 
確かに…
今思えば、なんだかすごい奇跡。
 
 
隆二くんがお茶を落とさなかったら…
私たちは会話することもなくて
出会ってなかったんだよね…。
 
 
あの時は隆二くんのこと
何も知らなかったのに…
 
ただの優しい髭のおじさんだと思ってたのに…
 
 
いつの間にか、今一緒に暮らしてて…
こんなにこんなに…大好きになってるなんて…
 
 
♧)なんか…不思議…///
 
 
自分でも信じられない。
 
 
女)不思議とかいうレベルじゃないですよ!
  すごすぎます!
女)ほんと!
  そんな漫画みたいな話、あるの?!
女)いいなぁ〜〜〜
女)友達って、ほんとに友達なの?
  好きになったりとかないの?
♧)////
 
 
えっと…
 
どうしよう。
きっと言っちゃダメだよね?
 
 
♧)好きじゃないよ!友達!///
 
 
私は慌てて誤魔化した。
 
 
♧)好きな人は別にいるの!///
女)え!うっそ!何それ初めて聞いた!
女)♧先生、好きな人いるの!?
♧)……(こくん)///
 
 
もう…この際だから…
相談しちゃおうかな…。
 
 
♧)自分から告白したことってある…?
女)告白??
  うーん、高校の頃一度だけ。
女)私は好きになったら
  自分からガンガンいくんで
  告白もしますよー!
♧)えっ…すごい…!
 
 
自分から…ガンガン…?!
 
 
女)だってイイ男なんて
  自分から動かなきゃあっという間に
  売れていっちゃうもん!
  売れ残り掴むのなんてやだし、
  女だって行動しなきゃ!
♧)…っ
 
 
すごい…
いわゆる肉食女子なのかな…
 
 
女)♧先生の好きな人はどんなタイプなの?
  すぐ売れちゃいそう?
♧)…っ
 
 
隆二くんの売れ行き…?
 
よくわからないけど…
 
 
♧)絶対…モテると…思う…
女)じゃあ告白しなきゃ!!
  他の女に取られる前にいきましょ!
♧)…っ
 
 
そんなこと、考えもしなかった。
 
…って言ったら隆二くんに失礼なのかも
しれないけど…
 
そうだよね。
 
 
隆二くんはあんなにキラキラしてて
優しくて、男らしくて…
すごく可愛くて…
 
絶対女の人が放っておかないよね…。
 
 
♧)私…告白とか…したことなくて…
 
 
どういう場面で言ったらいいんだろう。
 
 
♧)もうすぐ…誕生日なんだけど…
  プレゼントも困ってて…
女)誕生日!告白のチャンス!♡
♧)え?
女)プレゼント渡すなら
  その時に好きって言えば?
♧)!!!
女)そういうきっかけあると
  告白しやすいですよねー♡
女)うんうん!
♧)……
 
 
なるほど…。
 
誕生日プレゼントと一緒に…
告…白…。
 
 
♧)……///
 
 
想像したら…
すごく緊張してきちゃった。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
今日はずっとスタジオに缶詰で。
 
長いレコーディングを終えて
さすがに疲れた。
 
 
隆)お疲れさまでしたー。
 
 
そう挨拶した声も、少し掠れてる。
 
 
隆)はぁ…疲れたなぁ。
 
 
帰りの車で呟くと、
「のど大丈夫?」なんて心配されて。
 
もらったのど飴を口に放り込んだ。
 
 
隆)明日は歌の仕事ないから
  ちょっと休めるよ。
M)うん、そうしなー。
 
 
明日は健ちゃんと二人で撮影だけ。
 
久々に夜は♧とご飯食べれるかな…
 
 
なんて考えてたら
いつの間にか眠ってて。
 
 
M)着いたよーー。
 
 
マネージャーの声で起こされた。
 
 
隆)ありがと。お疲れさま…。
M)おつかれーー。
 
 
目を擦りながらエレベーターに乗って。
 
玄関のドアを開けると
♧が「おかえりなさい」って飛んできた。
 
 
隆)……
 
 
ああ…なんだろう…
 
すげぇ疲れてたしすげぇ眠かったのに
この笑顔だけで、ほんと癒される。
 
 
隆)ただいま…♡
 
 
ぎゅっと抱きしめたら、
一気に体力が回復するみたいだ。
 
はぁ…
ずっとこうしてたい。
 
 
♧)お風呂あるよ?
隆)うん、ありがと。
 
 
そのままリビングに荷物を置いて
ソファーにダイブした。
 
 
隆)疲れたーーーー。
 
 
仰向けになって目を閉じると、
♧が俺の隣に来て…
 
 
♧)何か飲む…?
 
 
可愛く俺の顔を覗いてきた。
 
 
隆)ん?
♧)えっと、喉に良い飲み物。
隆)……
♧)隆二くん…最近LIVEとか
  レコーディング続きだから…
  喉、疲れてるかなって思って…
隆)……
 
 
俺そんなこと…一言も言ってないのに…
気付いてくれてたんだ。
 
なんか…じーーん…。
 
 
♧)生姜とか…はちみつとか…
隆)…なんか…甘いのがいいな…
♧)じゃあはちみつレモンにするね♡
 
 
そう言ってキッチンに向かった♧。
 
離れたら寂しくて、
思わず後ろを追いかけた。
 
 
♧)ぬるめに作るねー
隆)うん?そうなの?
♧)はちみつはね、65度以上になると
  栄養素が壊れちゃうの。
隆)え、そうなの?知らなかった!
♧)隆二くんの喉が良くなりますようにー♡
 
 
そう言って一生懸命かき混ぜてる
後ろ姿が可愛くて…
 
 
……ぎゅむ。
 
 
抱きしめるよね、やっぱり。
 
 
隆)……ありがとう。
♧)…ううん…///
 
 
なんでこんな癒されるんだろう。
 
なんでこんな好きなんだろう。
 
 
♧)できたよーー♡
  はい、どうぞ♡
 
 
可愛く両手で渡されたカップを受け取って
俺はソファーに戻った。
 
 
隆)あ、美味しい…。
 
 
はちみつの優しい甘さと
レモンの酸味がほどよくて。
 
 
♧)明日は健ちゃんと撮影なんだ…。
 
 
♧はスマホで
俺のスケジュールを見てるみたい。
 
 
♧)二人なの?
隆)そう。ANAの撮影。
♧)前は7人だったよね?
隆)うん。
♧)隆二くんと健ちゃんが仲良しだから
  今回は二人なの?
隆)あはっw
 
 
何その可愛い発想…w
 
 
隆)臣たちはポッキーのCM撮影なの。
♧)ポッキー!
隆)そう。
  臣と岩ちゃんと直己さん。
  だから俺と健ちゃんはポスター撮影w
♧)なるほど…
  チームに分かれてるんだね…
 
 
しみじみそう言う♧が面白くて。
 
思わず頭を撫でると、
可愛いタレ目がこっちを向いた。
 
 
隆)明日は夜帰ってこれるから
  一緒にご飯食べたいな。
 
 
俺がそう言うと、
俺を見つめる瞳はふにゃんと弧を描いて…
 
 
♧)うんっ♡
 
 
俺の大好きな、綿あめスマイル。
 
 
隆)……///
 
 
なんかチューしたくなって、
下に座ってた♧を、隣に呼んだ。
 
 
♧)なぁに?
 
 
素直に横に座った♧の髪を耳にかけて…
チュッとほっぺにキスをしたら
 
♧は少し照れたように俯いたから
 
 
隆)はちみつレモンのお礼///
 
 
そう言ってみた。
 
 
顔が見たくて…
そっと横から覗き込もうとしたら…
 
♧がくるっとこっちを向いて…
 
 
♧)…じゃあ…こっち…、も///
 
 
そう言って、反対側のほっぺを
差し出してきた。
 
 
隆)え…?///
 
 
よくわかんないけど…可愛くて…
 
俺も♧の方に身体を向けて、
差し出されたほっぺに
もう一度、キスをした。
 
 
チュッ。
 
 
♧)……///
隆)……///
 
 
向かい合って…固まって…
 
なんか…空気が…もじもじしてる。
 
 
隆)……俺にも…して。
 
 
すぐ調子に乗る俺。
 
 
別に何のお礼でもないのに
ほっぺを差し出せば…
 
♧がためらってるのがわかる。
 
 
でも…
 
今日の朝…
こっそりしてくれたの、知ってるもん。
 
 
隆)ね、して…。
 
 
もう一度そう言えば…
 
 
……チュッ。
 
 
柔らかく触れた唇。
 
 
隆)…へへ、こっちも…♡
 
 
♧の真似をして、もう片方のほっぺを出せば…
 
 
チュッ。
 
 
同じようにキスしてくれた。
 
 
隆)……///
♧)……///
 
 
二人の間の空気が…
少しずつ…甘くなっていって…
 
 
俺の手は勝手に♧のほっぺを撫でてるし…
♧の手は俺の服を可愛く掴んでるし…
 
なんかもう、どうしよう。
 
 
 
 
 
ー続ー

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  1. ゆきんこ より:

    もー隆二と♧ちゃん、可愛すぎる( *´艸`)
    こっちまで、照れちゃうよ(*´ω`*)

  2. さゆがん より:

    なんだこのかわいさ。゚(゚´ω`゚)゚。*·˚ ༘♡
    マイコさんのストーリー
    暗黒期以外はエロオヤジみたいに
    ニヤニヤしちゃうので
    暗闇のなかで見てます(笑)

  3. ユキ より:

    隆二君にキスされて彼女さん照れちゃってもうマイコさんのストーリーは最高で癒されます(^^)またポメちゃんストーリーも久し振りにイチャイチャ以上になって欲しいですね(*^^*)

  4. aiiiii より:

    はじめまして!隆二と♧ちゃんが可愛すぎて可愛すぎる‼︎と読みながら声を出してしまいました!続きが読みたくてウズウズ笑 楽しみにしています♬

    • マイコ より:

      初めましてヽ(*^ω^*)ノ
      このコンビ気に入ってもらえて嬉しいです♡笑

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