ー夜ー
ドレッサーの前で
ドライヤーをかけてる♡を
ベッドに転がりながら待ってる俺。
臣)早くー
♡)え?
臣)早くこーいー
♡)え?まだ寝ないよ?
臣)は?なんで??
♡)だってこれから
MUSIC JAPANだもん!
臣)え?リアタイで観んの?
♡)もちろん!♡
楽しみにしてたんだからー♡
臣)録画して明日でいいじゃん!
♡)録画はしてるけど
今観たいんだもん!
臣)じゃあその前にちょっとだけ
こっち来てー。
♡)えー?
髪を乾かし終わった♡が
こっちに来た。
油断してるその腕を引き寄せて
閉じ込める。
ぎゅっ
臣)つかまえた♪
♡)なーに、くすぐったいよ///
臣)ねー、もう寝よ?
♡)だーめ。
あ!ってゆーかもう始まっちゃう!
臣)行かせねぇもん。
起き上がろうとする♡を
もう一度抱き寄せて
唇を塞いだ。
♡)んっ…、ちょ、ちょっとぉ!//
臣)まだ。足んない。
もう一度、重ねる唇。
♡)んっ…//
ああ…止まんない…
このまま…
♡)ん、んっ!んんっ!//
臣)だぁ!暴れんな!
♡)やっ…んっ//
臣)…その声、ヤバい…
♡)ちょ、ダメッ…んん…//
♡のナイトウェアに
手を入れようとすると
♡)ダメだってばぁ!//
バシッと手を叩かれた。
臣)んだよ…、けちぃーー
♡)早くリビング行こっ!
臣)は?俺も観んの?
♡)観ないの??
いいもん、一人でも観るもんっ。
♡はにこにこしながら
リビングに向かった。
くそー
TVに負けた。
臣)はぁ…
しょーがないから一緒に観るか…
と、ベッドから降りると
♡)ほらぁ!
もう始まってたぁ!!もぉ~
あ!今から丁度歌だよ!!
リビングから♡の声が聞こえてきて…
臣)はいはい…。
俺がリビングに行くと
もう完全にTVしか目に映ってない♡は
めっちゃ真剣にかじりついてる。
俺は♡の後ろにまわりこんで座って
後ろからそっと抱きしめた。
臣)おーい…
♡)……
臣)なぁ…
♡)……
構ってくれないんですか…?
臣)♡ちゃーん…
♡)……
首をくすぐると
うるさいと言わんばかりに
またバシッと叩かれた。
なんだよー
冷たすぎね?
♡)どうしよう!!♡♡
めっちゃカッコイイ!!♡♡
すごいね臣くん!!
キャー!!♡♡♡
曲が終わると♡は大興奮で…
臣)どーも…
♡)こんなカッコイイパフォーマンス見たら
もう興奮して
寝れなくなっちゃうー♡♡
そんなこと言いながら
ジタバタ暴れてる。
臣)寝れなくなっちゃう…?
だったら…
♡)あれ?!そーいえば
トークはなかったの?!
俺の言葉を見事に遮って
目をるんるん輝かせてる。
臣)トークは歌の前~
♡)えっ!!やっぱり
臣くんのせいで見逃したんだぁ!
巻き戻す!
臣)え!まだ観んの?
俺の言葉なんて全然聞かずに
録画したてのMJをるんるん巻き戻してる。
はぁ…。
しょーがねーから一緒に観ますよ、もう。
♡)あははは♡
隆二くん面白いね!w
臣くんはまた男に生まれたいの?
じゃあ私も絶対女の子がいいー♡
臣)ん。
♡)え!臣くん、私が出て行ったら
追いかけてくれるの??
臣)いや、そりゃ追いかけるっしょ。
ってかその前に出て行くなよ…
♡)あははw
出て行かないけど、
追いかけてくれるの嬉しいな♡
臣)……
♡)ってゆーか健二郎くん
面白すぎ!!ww
♡は楽しそうに
キャッキャキャッキャ笑ってる。
あー早く終わんねーかなー…
♡)臣くん…
愛されるより愛したいの…?
臣)あ?ごめん、観てなかった。
♡)これ…
臣)ああ、んー。そう…。
♡)そうなんだ…
臣)…お前は?
♡)え?
臣)愛したいの?愛されたいの?
♡)えー…どっちも…だけど…
どっちかなら愛されたいかなぁ…//
臣)じゃあ俺とちょーどいいじゃんw
♡)そうかな…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後ろからぎゅーってしてくる臣くん。
気を取られてるとリモコンを奪われて
TVを消されちゃった。
臣)はい、もう終わり。
♡)えー…もう一回、曲観たかったな…
臣)もう観たろ!w
♡)だってカッコイイんだもん…
臣)明日観ろ!
♡)はーい…
立ち上がろうとするけど
腕をゆるめてくれない臣くん。
♡)あれ…?
臣)どこ行く気?
♡)え…?
臣)お前は愛されたいんでしょ?
♡)え??
臣)愛されたいかなぁ~って
言ったじゃん。
♡)言った…けど…
臣)だから
俺に愛されたいってことでしょ?♡
耳にチュッて、キスされた。
♡)!!!
私が振り向くと
臣くんが呆れた顔で笑ってる。
臣)おせーし。
♡)ち、違うよっ!
そーゆー意味のじゃないもんっ
臣)愛されたいんじゃねーの?
♡)愛されたいけど…だから…
そんなエッチな意味じゃないもん//
臣くんがニヤニヤしてる。
♡)……もう//
臣)ははっw
臣くんがおでこをコツンて
重ねてきた。
臣)なぁ。
…ちゃんと待ってたんだから
ご褒美は…?
♡)え…?
臣)ご褒美!
♡)な、何それ…知らないっ//
臣)はぁ?お前ふざけんなよー!
俺ずっと我慢してたのに~!
このやろうって言って
思いきりくすぐられた。
♡)や、やだっ!!
きゃはは!くすぐったい!w
臣)お前が悪いー
♡)やだぁっ!w
臣)うりゃ〜〜〜
♡)あ、…やっ//
臣)…っ
臣くんの手が、止まった。
臣)いーね、その声…
♡)…っ
首筋に…唇が触れて…
♡)んっ…//
そのまま、柔らかい感触。
臣)ね…、襲ってい?
♡)え…っ//
そのまま抱き上げられて
ベッドまで連れて行かれる。
ドサッ…
シーツに沈む身体。
深くなる、キス。
臣)嫌だっつっても襲う。
強引なことを言っても…
キスはすごく優しくて…
甘くて…
♡)ん…っ
嫌じゃ…ないよ…?
臣)え?
♡)嫌じゃ…ないもん…
臣)////
臣くんを見上げると
ほっぺをむにって摘まれた。
臣)おま…ほんとずりーな//
♡)……//
臣)もう…止まんねぇ…
ーendー
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