〈2〉会いたかった二人(Tくん&海璃ちゃんSide)

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Tさんに会いたい。
会いたい。
 
会いたくて会いたくて…
震えはしないけど、
 
もうずっと頭の中はTさんのことばかり。
 
 
私は都内に戻ってきてからは
友達と新年会をしたり
のんびり過ごしていて…
Tさんはまだ帰省中なんだ。
 
 
ちょうど帰省のスケジュールが
今年は入れ違いで…
 
来年は一緒に過ごせるように
タイミング揃えようなって
電話で言ってもらえた時は
嬉しくて一人でにまにましちゃった///
 
 
そんなこんなで…付き合って以来、
まだ一度も会えてないんだけど…
電話とLINEは毎日してて。
 
それが一日の1番の楽しみなの///
 
 
海)……はぁ、大好きだよぅ…///
 
 
私は抱き枕を抱きしめながら
ベッドに転がった。
 
ちなみにこれは♡さんが宣伝してた
可愛い猫の抱き枕。
 
 
海)はぁ…、///
 
 
……一緒に寝るって…
この距離なんだよね…?
 
この距離で…Tさんと一緒に寝てたんだよね?
 
 
海)////
 
 
にゃんこをTさんに見立ててみて
記憶を呼び覚ますと…
恥ずかしすぎて、ジタバタしちゃう!!
 
この距離にTさんがいたなんて嘘だよ!!
信じられない!///
 
 
で、でも…
キスだってしたんだから…
その時は距離はゼロで…
 
 
海)////
 
 
にゃんこをTさんだと思って
チュッてしてみたら
また恥ずかしすぎて、ジタバタ!!
 
 
……私…、ほんとにHなんて
したのかな…?///
 
 
もちろん覚えてるけど、
なんか日が経つにつれて
やっぱり夢みたいで信じられなくて…。
 
 
だ、だって…
Tさんと…二人で…は、は、裸で…っ
 
 
海)////
 
 
ダメっ!!
信じられないっ!!
あれは夢だったんだ!!!///
 
 
海)……はぁ、……疲れた…///
 
 
最近の私はいつもこんな感じ。
 
 
Tさんのことを想っては
一人でキュンキュンときめいて…
 
Tさんとのキスやそれ以上のことを思い出すと
顔に火がついたように熱くなって
いてもたってもいられなくなって…
 
一人で、大忙しなの///
 
 
海)はぁ…、会いたい…///
 
 
そして結局最後はこれ。
 
会いたいの。Tさんに。
 
 
あの優しい笑顔に見つめられたい。
 
「海璃」って優しく名前を呼んでほしい。
 
苦しくなるくらいにぎゅっと
強く強く、抱きしめてほしい。
 
 
海)ううう…///
 
 
ピロリロリロ♪ピロリロリロ♪
 
 
海)はっ!!!!!
 
 
Tさんだーーー!!!!!
 
 
海『はい!もしもし!!』
T『出るの早っ!w』
海『Tさんっ!///』
T『おう、ただいま。』
海『え?』
T『帰ってきたよ、さっき。
  予定より少し遅くなっちゃったけど。』
海『お帰りなさいっ♡♡』
 
 
Tさんが帰ってきた…!
Tさんが帰ってきた…!
 
嬉しいっっっ!!
 
 
T『お前はまだ起きてた?』
海『はいっ!』
T『明日の準備したか?』
海『はいっ!
  Tさんから頂いたボールペンは
  ジャケットの胸ポケットにしっかりと!』
T『ぷっ、そうじゃなくてさ、あはははw』
海『え?///』
T『冬休み長かったじゃん?
  だからちゃんと仕事始めの準備、
  終わったのかなーって。』
海『えっ…』
 
 
準備って…何かいるのかな!?汗
 
 
T『そっか、早速明日から使ってくれんのか、
  ありがと♡』
海『は、はいっ///』
T『俺もお前にもらったネクタイ、
  して行くよ。』
海『////』
 
 
そんなの…嬉しすぎて泣いちゃいそう。
 
 
T『明日…会社行ったら…やっと会えるな。』
海『……はい///』
 
 
もう会いたくて、待てません。
うずうずしてます。
 
 
T『てかさ、それまで待てないかも…///
  朝…、一緒に行く?』
海『いいんですか?!
  行きたいです!!///』
 
 
嬉しい!嬉しい!嬉しい!
 
どうしよう。
もう「会いたい」が爆発してる…!
 
 
T『あーー、…つーかダメだ///
  その前にやっぱ会いたい。
  我慢できねぇや…。
  ……こんな時間だけど…
  会いに行っていい?///』
海『…っ///』
 
 
その言葉に、
目にじわじわと涙が浮かんできた。
 
同じ気持ちだったことが、嬉しくて。
 
 
海『私が行きます!!!』
T『えっ、ちょっ…』
 
 
私は電話を切ってすぐに玄関を飛び出した。
 
 
エレベーターに乗って、
Tさんのフロアに着くまで
「早く!早く!」って心の中で唱えながら。
 
 
ドアが開いたらすぐに飛び降りて、
Tさんの部屋まで走って。
 
ピンポンを鳴らしたら、すぐに開いたドア。
 
 
海)…っ
 
 
ずっとずっと会いたかった大好きなその人は、
困り笑いで私をすぐに抱きしめてくれた。
 
 
T)ほんとにお前はもう…w
海)////
 
 
とくん、とくん、とくん、
 
Tさんに抱きしめてもらえて、
やっと心臓が動き出したみたい。
 
 
T)一応マンションの中って言っても
  こんな時間だし危ないだろ…?
  だから俺が行こうと…
海)おかえりなさいっ!
T)…っ
海)おかえりなさい、Tさんっ!///
 
 
ぎゅぅぅぅぅ……
っとしがみついたら、
 
Tさんはとてもとても優しい声で…
 
 
T)ただいま、海璃…。
 
 
そう言って私の頭を撫でてくれた。
 
 
海)////
 
 
大好き。大好き。大好き。
 
 
T)とりあえず靴脱いで上がりなさい///
海)あ、はいっ///
  お邪魔します…。
 
 
そう言われてTさんの背中について行ったら…
 
 
海)きゃっ///
 
 
リビングに入った瞬間、
振り向きざまにぎゅーっと抱きしめられた。
 
 
T)……はぁ、///
海)////
 
 
どうしよう…
今度は胸がすごくドキドキしてる。
 
 
T)あーー……、やべぇ…
  ほんと…会いたかった…///
海)////
 
 
私もです、…って言葉が出てこないくらい…
嬉しくて、泣きそう。
 
 
T)ちょ、顔見せて…///
海)…っ///
 
 
あたたかい両手に頬を包まれて
ほんの少し、上を向かされた。
 
 
T)……うん、海璃だ///
海)////
 
 
Tさんは私を確かめるようにそう言って
嬉しそうに笑った。
 
 
……どうしよう、キュンキュンしすぎて
死にそうです…。
 
 
T)あーー、ダメ、全然足んない///
 
 
そう言って、
またぎゅーっと抱きしめてもらえて…
 
 
海)////
 
 
どうしよう。
やっぱり私、死んじゃうかもしれない。
 
 
海)……あ、あの…、
  会えない間…ずっと…
  Tさんに会いたくて会いたくて
  死んじゃいそうだったんですけど…
  今は嬉しくて嬉しくて
  キュンキュンして死にそうです…///
T)……はい?!///
 
 
素直な気持ちを打ち明けたら…
Tさんはふかーーいため息を吐いて、
 
 
T)お前…相変わらずだな///
 
 
って言って、おでことおでこを
くっつけてきた。
 
 
海)何が…ですか?///
T)……可愛すぎるとこ、///
海)えっ…///
T)////
 
 
ど、どうしよう…
近すぎて、ドキドキが止まらない///
 
 
海)あの…、ずっと…
  おでことおでこが…キスしてますよ?///
T)何その可愛い言い方…w
海)////
 
 
私の頬を片手で優しく撫でたTさんの
クスッと笑った吐息が
私の唇をかすめて…
 
それくらい近い二人の距離に、
心臓が飛び出しそうになる。
 
 
T)こっちも…しよっか///
 
 
Tさんの親指が…私の唇の上を滑った。
 
 
海)…っ///
 
 
唇と…唇の…キスってことですか…?///
 
 
T)こっち向いて…。
 
 
甘い声に誘われて…
ほんの少し、あごを上げたら…
 
 
………kiss……、
 
 
柔らかい唇がそっと優しく重なった。
 
 
海)////
 
 
……キスって、こんなんだった…?
 
 
こんなに柔らかくて…気持ち良くて…
幸せなものだった…?
 
 
T)……何、その顔…///
海)…キスに…酔いしれてる顔…です///
T)…っ、あはははw
 
 
Tさんは「ほんとに可愛いなお前は!」って
笑った後にもう一度チュッとキスをくれた。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
どうしよう。
ヤバイヤバイヤバイ。
 
 
久々に会えた海璃が
相変わらず可愛すぎて、ほんとヤバイ///
 
 
T)お前その格好で寒くない?
  なんか着る?
海)あっ…何も考えずに出てきちゃった。
T)だろうねw
 
 
電話も途中で切れたしなw
 
 
海)だって…早く会いたくて…///
T)うんw
 
 
可愛いなーー
ほんと可愛いなーーー
 
 
T)ほら、これ着ろ。
海)ありがとうございます///
 
 
俺のパーカーをだぼっと着て
萌え袖してるのとかヤバすぎる。
 
 
海)……あ、あのっ…///
T)ん?
海)Mさんにだけ、報告してしまいました!
T)ん?何を?
 
 
ソファーに並んで腰掛けたら
海璃が真剣な顔でそう言った。
 
 
海)えと…、だか…ら、その…///
  Tさんと…お付き合い…
  させて頂くことに…なったこと…、を、
T)ああ!それか!!
  Mちゃんに?うん、いいじゃん。
  一番仲良いもんね。
海)はい!!私の教育係なので!!
T)あ、そっか、そうだったなw
海)仕事でもプライベートでも
  本当に優しくて親切で、大好きなんです!
 
 
嬉しそうに笑う海璃の笑顔が可愛い。
 
 
T)Mちゃん何か言ってた?
海)あ、はい!
  LINEで報告したらすぐに返事が来て…
  おめでとうって喜んでくれました///
  今度お祝いしようね、って。
T)お祝い?!
  それはなんか照れるな…///
海)はい、///
 
 
そっか、そうだよなーー
MちゃんとJさんは
一緒にランチすることも多かったし
俺、散々背中押されてたしなーー
 
お祝いっていうか
相当冷やかされそうだな…///
 
 
……てゆーか。
あの二人もどうなってんだろ。
 
よし、もし俺をからかってきたら
俺も逆に突っ込んでみよう!
 
 
海)その他の人にも…
  言っても…大丈夫ですか?
T)ん?
海)会社…の…、
T)ああ、うん、もちろん。
  てか言わなくても
  俺たち既に付き合ってると
  思われてるじゃんw
海)そう…なんですけど…
  ええと、♡さんとか…、あとKさんとか…
T)ああ、そのへんね!
  うん、言っていいよもちろん。
  一緒に報告する?
海)い、一緒にですか!?///
T)え、ダメ?
海)い、いえ、そ、それは…
  とっても嬉しいです///
  いいんですか?
T)何が?
海)あの、その…、
  ♡さんに…報告するの…、
T)あーーーー!
  また変な心配してるーーー。
海)えっ…
T)全然平気だから!w
  俺が今好きなのはお前なの!
  お前だけなの!
  そのお前と付き合えて幸せですーって…
  そんなん胸張って報告できるわ!
海)…っ
T)それに…
  あいつも絶対喜んでくれるよ。
海)……はい///
 
 
俺がそう言うと、
海璃は嬉しそうに頷いた。
 
 
T)てゆーかもう知ってんじゃね?///
海)えっ!Mさんが言ったとか?
T)いやいや、ほら…、見られた…じゃん?
  瞬くんに…///
海)はっ!!///
T)……///
海)……///
 
 
思わずお互い無言で目を合わせて…
ゆっくりと一緒に頷いた。
 
 
T)まぁその時はその時だ…///
海)そう…ですね///
 
 
海璃はそのまま、俺をじーっと見てきて…
 
 
海)……あの、明日の夜は…
  一緒にご飯、食べられますか?
 
 
遠慮がちにそう聞いてきた。
 
 
T)あーー、えっと…、ごめん。
  明日多分残業になる。
海)えっ…
T)仕事始めだからさ、忙しくなるし…
  定時じゃ終わんないと思うんだ。
  それと……、明日だけじゃなくて…
  今月も結構忙しいかも…。
海)そう…なんですか?
T)うん。
  今月も絶対1位取りたいから。
海)わぁ…っ
T)1回勝てたからって満足するのは
  違うと思うし…
  まぐれだって思われたくないし、
  Jさんにも認めてもらえるくらい
  結果出し続けたいから。
海)……///
T)だから…一緒に晩飯食えないこと
  また多くなると思うけど…
  ごめんな?
海)全然大丈夫です!
  Tさん…カッコイイです!///
T)へ?!
海)本当に素敵です!憧れます!
  応援してます!また1位になって下さい!
T)お、おう。ありがと…///
 
 
海璃が目をキラキラさせるから
なんか照れる。
 
 
T)……で、さ。
  その代わりっていうか…
  折角付き合えたのに
  お前との時間が少ないのは嫌だから…
海)…っ
T)朝飯、一緒に食べない?
  俺が作るから。
海)ええっ!!
T)……ダメ?
海)そ、そ、そんな…っ
  私が作りますよっ!!///
T)いや、女子は朝忙しいじゃん?
  メイクもあるし。
  うちの実家なんて洗面所は毎朝
  戦場みたいになってたし…
海)大丈夫ですっ!
  その分、早起きしますからっ!
T)いや、俺の我儘でお前に早起きさせんのは
  なんか悪いから…
海)我儘なんかじゃないですっ!
  Tさんがそう言ってくれて
  すっごくすっごく嬉しいんですっ!!
  早起きしますっ!!
  私が作りますっ!!
T)……ええと…、///
 
 
海璃のキラキラ攻撃が…すごい///
 
 
T)じゃあ…一緒に作ろっか///
海)えっ…
T)俺の提案でお前に作らせんのも
  なんかあれだから…
  基本は一緒に作るってことで、どう?
海)……はい///
 
 
あ、やっと納得してくれた。
 
 
海)そんな素敵な提案…
  本当にありがとうございます///
T)いや、お礼言われることじゃないし!w
  俺がお前と少しでも一緒に
  いたいんだもん。
海)…っ///
 
 
……ん?
 
あれ。
 
海璃が真っ赤になってる。
 
 
海)キュンキュン…してます///
T)……ご丁寧に解説…ありがとう///
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
Tさんが今月も残業になりそうって聞いて
正直、寂しかったけど…
 
Tさんの仕事への意欲を聞いて
すっごく応援したくなって…
 
やっぱりTさんは素敵だなぁって
キュンキュンしてたら…
 
 
これからは朝ごはんを一緒に食べようって
言ってもらえて…
 
私はもう、嬉しくて嬉しくて飛び上がりそう。
 
 
海)じゃあ毎朝、支度が済んだら
  Tさんのお家に来てもいいですか?///
T)ああ、うん。
  夜泊まっていってもいいし。
海)え?
T)え?
海)お、…お…泊まり…///
T)あ、別に変な意味じゃなくて!///
  そういう日もあるかなぁ、って…
海)////
T)////
 
 
いつならお泊まりしても
いいんでしょうか?
 
 
海)……あ…の、
 
 
ぶかぶかのパーカーの袖口を
きゅっと握ったら…
 
 
T)……それ可愛いからやめて///
 
 
突然そう言われた。
 
 
海)それ…とは…?///
T)……これ、///
海)////
 
 
袖口を握ってる私の手は
Tさんの大きな手にきゅっと包まれた。
 
 
海)……あの…、えっと…///
T)ああ、ごめん。
  なんか言いかけてたよな。
海)…えっ…と…、///
 
 
今日、お泊まりしたいです。
帰りたくないです。
Tさんと一緒にいたいです。
離れたくないです。
 
 
心の中に浮かぶ言葉は
全部私のワガママで…
 
どれも口には出来ない。
 
 
T)どうした…?
海)////
 
 
そんな甘い声で優しい顔で
私を見つめないでください…///
 
 
T)ん?
海)////
 
 
……どうしよう。
またドキドキがすごい。
 
 
T)なんか言えよ…w
海)だ…って…///
T)ほら、思ってること言ってみ!
海)////
 
 
言っても…いいのかな?
 
 
海)Tさんに優しく見つめられると…
  ……キス、してほしくなっちゃいます///
T)…っ
海)……でも、キスすると…
  ドキドキして死んじゃいそうになるから…
  そんなこと…言えなくて…
T)いや、言ってんじゃん!w
海)それはTさんが言えって言うから!///
T)……。
 
 
Tさんは私をじーっと見つめて
また優しくおでこをくっつけてくれた。
 
 
T)キス…してほしいの…?
海)////
 
 
また一気に心拍数が上がる。
顔が熱い。
 
 
T)海璃…?
海)…っ
T)してほしい…?
海)////
 
 
ドキドキしすぎて返事が出来ない私に…
Tさんは小さく笑って…
 
 
T)……ごめん、待てない。
  俺がしたい。
 
 
そう言って、甘い甘い…キスをくれた。
 
 
海)////
 
 
幸せすぎて、
身体の芯から一気に溶け出してしまいそう。
 
 
海)……ん、っ///
 
 
唇が重なる度に、気持ちが高まって…
好きがあふれ出して…
 
 
Tさんの腕をきゅっと掴んだら、
私の頬を撫でてくれていた手が後頭部へ回って
 
その瞬間、グッとキスが深まった。
 
 
海)…ふ…っ、///
 
 
柔らかい舌に…
口の中がゆっくりゆっくり、
溶かされていくみたい…。
 
 
T)……息…、してる…?
  キスの仕方、忘れた…?w
海)////
 
 
あまりに夢中になりすぎて、
Tさんにクスッと笑われちゃった…///
 
 
海)少しずつ…思い出して…ます///
T)……ん、それでいいよ…。
海)////
 
 
Tさんの声が好き…。
 
甘くてとろけそうに、優しい声。
 
 
すべてを包み込んでくれるような
すっごくすっごく、優しい声。
 
 
T)……はぁ、ヤバイな…///
 
 
深いキスを夢中で繰り返した後、
Tさんが私をぎゅっと抱きしめてくれた。
 
 
T)会ってない間に…
  ますます好きになってるかも、俺…///
海)////
 
 
な、な、なんですかその嬉しい言葉は!!
 
 
T)……離したく…ないんだけど…
  どうしよう…///
海)////
 
 
ドキドキドキ、ドキドキドキ、
嬉しすぎて心臓が大変なことになってる。
 
 
海)……お泊…まり…、しても…
  いいって…ことですか…?///
T)え…っ///
海)////
T)////
 
 
抱きしめられたまま、
Tさんの返事を待ってると……、
 
 
T)……泊まって…く?///
 
 
やっとそう言ってもらえて、
私はもう嬉しすぎて。
 
 
Tさんにぎゅーーーーーっとしがみついた。
 
 
海)お泊まり…したいです…///
  帰りたくないです。
  Tさんと一緒にいたいです。
  離れたくないです///
 
 
嬉しすぎて、
さっき心の中に閉じ込めた言葉が
一気に全部、あふれ出した。
 
 
T)……ん、///
 
 
Tさんは優しく頷いてくれて…
 
 
そっと身体が離れると、
また視線が重なって、熱を持った。
 
 
T)じゃあ…まだ、キスしていい?///
海)……(こくん)///
 
 
もっともっと、してほしい。
 
 
大好き。
 
大好き。
 
止まらない。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
そんなつもり、なかったのに…
 
キスを深めたが最後。
 
 
柔らかくて気持ち良すぎて…
 
キスすればするほど、
好きな気持ちが高まって…
海璃が愛しくて、たまらなくなる。
 
 
久しぶりすぎて、
またキスにぎこちなさが戻ってるのが
すげぇ可愛くて…
 
なのに、夢中で唇を合わせて
俺を求めてくれるのが、嬉しくて…
 
 
海)……ん、…っふ///
 
 
息するのも忘れて、
キスに溺れかけて…
 
たまに苦しそうに甘い吐息が漏れるのも
可愛すぎて、たまらない。
 
 
T)////
 
 
ダメだ、ほんと可愛い。
どうしよう。
 
俺、海璃が好きすぎる…!!///
 
 
帰したくなくて
「泊まってく?」なんて言っちゃったけど…
 
こんな状態で一緒にいたら、
俺もう、絶対ヤバい。
 
一緒に寝たりしたら、死ぬ…!!
 
 
海)……キス、気持ち…いいです…///
T)////
 
 
ヤバい…ヤバい…
海璃がどんどんうっとりしてきた。
 
 
ただでさえ可愛いのに
こうなってくると色気もすごくて…
なんか、もう…///
 
 
海)……終わり…、ですか…?///
 
 
唇を離したら、
海璃が寂しそうに俺を見つめてきた。
 
 
T)////
 
 
どうしよう。
 
どうする、俺…!///
 
 
T)お、終わり…っ!!
 
 
意を決して、そう言ったのに…
 
 
海)終わり、や…です…///
 
 
海璃は可愛くぴとっとくっついてきて…
 
 
海)もっと…したいです///
 
 
またピュア爆弾をぶっこんで来た。
 
 
海)……キス…、したい///
T)…っ///
海)だって…もう…、
  …身体がもじもじ…してます///
T)え…?///
 
 
身体がもじもじ!??///
なんだその可愛い表現は…!!
 
 
……てか…もじもじって…何…?
一体どういう状態?///
 
なんか俺、勝手に…
エロい想像しちゃうけど…
 
 
T)うわぁっ!///
 
 
いきなり触られて、びっくりしすぎて
声がひっくり返った。
 
 
T)お前は何してんだ!///
海)…だって…膨らんでるから…///
T)…っ///
 
 
膨らんでるからって触るなーーー!!
 
てか膨らんでる時こそ触るなーーー!!
 
 
海)どう…なってるんですか…?///
T)どう…って、
  危険だから触るな///
海)えっ///
 
 
俺の言葉に海璃は驚いたように手を離した。
 
 
T)爆発寸前だから。
海)爆発するんですか!?
T)そうだよ。危ないだろ?
海)…っ、
 
 
……って言ってんのに
また触ってきたーーー!!!///
 
 
海)もっと…知りたいです、
  Tさんのこと…、///
T)…っ///
 
 
と、とりあえず…
手をどけてくれ…///
 
 
海)大好き…、だから…///
T)////
 
 
さわさわ撫でるなーーー!///
 
 
海)……私、なんか…変です///
T)え…?///
海)Tさんに今日会うまでは…
  ドキドキして、キスも無理って…
  思ってたのに…
 
 
そうだったの!?
 
 
海)いっぱいキスして…もらったら…
  もっともっと、って…欲張りになって…
  止まらないんです///
T)////
 
 
だ、だから…
その色気、なんとかして///
 
 
そんなキラキラうるうるしながら
迫られたら…
 
俺は…、俺は……、、
 
 
海)もじもじ…してるんです///
 
 
だからもじもじって何!///
 
 
海)Tさんも…ですか…?///
T)////
 
 
俺は「もじもじ」じゃなくて
「ギンギン」です。
 
 
海)……T…さん…、///
T)////
 
 
ヤバい。
海璃の色気が…すごい。
 
 
そんなムラムラした顔で
可愛く甘えられたら…
 
……こんなの、もう、無理だろ!///
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
海)きゃっ///
 
 
Tさんに甘えるように抱きついたら、
その瞬間に私の身体は持ち上げられて…
 
 
海)…っ///
 
 
私を抱えたままTさんが進む先は、
寝室。
 
 
私の胸のドキドキは、ずっと止まらないまま。
 
 
T)……あの、さ///
海)はい!///
 
 
ベッドに優しく寝かせられて…
私は手を祈るように組み合わせて、
返事をした。
 
 
T)そんなつもりじゃないなら、先言って?
  俺は…もう、
  我慢出来なくなりそうだから///
海)え…?///
T)だか…ら、お前が可愛すぎて…
  キスだけじゃ無理、我慢出来ない///
海)////
 
 
真っ直ぐにそう言われて、
身体が一気に熱くなった。
 
 
T)でも…お前はキスしたいだけ、とか…
  泊まりたいって言ったのも…
  ただ一緒に寝たかっただけ、とか…
  もしそうなら、そうするから。
海)…っ
T)付き合ったばっかなのに…
  なんか俺ばっかこんな暴走して…
  お前に無理させたくないから///
海)暴走してるのは私です!!///
T)えっ!?///
海)我慢できないのも私です!
  Tさんといっぱいキスしたいんです!
  抱きしめてほしいんです!
  エッチな…ことも…したい、です///
T)////
海)あんなにキスしたら…
  そう思っちゃいました///
 
 
身体の奥がジンジンして…もじもじして…
Tさんが好きで仕方ないって
叫んでるみたいで…
 
もうどうしたらいいのか、わからないの。
 
 
T)……して…いいの?///
海)……(こくん)!///
 
 
したいです。
してほしいです。
 
Tさんが、大好きなんです。
 
 
海)……(キョロキョロ)///
T)何してんの…///
海)あの箱を…探してます///
T)あの箱?
海)もうなくなっちゃいましたか?!
T)ああ、あれか!!
  ちゃんとあるよ、ほら。
海)あっ…
 
 
引き出しから出てきた…。
 
 
T)お前いないのに
  なくなるわけないだろ…///
海)え…っ
 
 
それは……、つまり、
 
私としか、使わない…ってことで…
 
 
海)////
 
 
お付き合いしてるんだから、
当たり前なのかもしれないけど…
 
なんだか感動してしまった…。
 
 
海)…いっぱい…使いましょうね…///
T)は?今日!?///
海)えっ…
T)一日でってこと!?///
海)あ、いえ、違います!///
  これから、ってことです…!///
T)ああ、……ビビった///
海)////
 
 
じっと、見つめ合うと…
 
なんだか照れくさくて、でも嬉しくて。
 
 
「大好き」で、いっぱいになる。
 
 
海)……ぁ、っ///
 
 
Tさんの唇は、
私の唇にチュッと音を鳴らした後、
すぐに頬から首筋へ滑り降りていって…
 
 
海)ん、っ…///
 
 
……ダメ…。
 
 
肌に触れる柔らかい感触が
甘くて、気持ちよくて、
 
すぐに息が上がってしまう。
 
 
T)……はぁ、///
 
 
Tさんも熱い息を吐いて、
私をじっと見つめてきて…
 
 
T)何回も思い出してた、俺…。
  お前とこうしたこと…、///
 
 
そう言われて、顔がカァッと熱くなった。
 
 
海)////
 
 
思い出してたのは、
私だけじゃなかったんだ…。
 
 
T)思い出す度に…
  ほんと好きだなぁ…って…
  早く会いたいなぁ…って…
  そればっかりで…
海)////
 
 
同じ気持ちでいてくれたんだ…。
 
 
T)海璃、ほんと好きだよ…///
海)////
 
 
嬉しくて、また涙がジワジワ浮かんでくる。
 
 
海)…Tさん…、大好きです…っ///
T)……ん、///
 
 
想いを確かめ合って、
甘く優しく、触れ合って。
 
他には何もいらない、幸せすぎる時間。
 
 
Tさんの唇を身体の全部で受け止めた頃には
私たちはもう何も身に纏っていなくて。
 
肌と肌を合わせて、
その気持ち良さに、途方に暮れていた。
 
 
海)あ、…あっ…、あ…っ///
 
 
ころんとうつ伏せになったら
今度は背中にたくさんキスを感じて…
声が漏れるのを、止められない。
 
 
T)海璃、ほんと可愛い…///
海)////
 
 
もうほんとに、とろけちゃう…///
 
そう思った時、お尻のあたりに
何か固いものが当たる感触がして…
 
 
海)……?
 
 
私はまたころんと仰向けになった。
 
 
T)うわっ!///
 
 
ふと触ってみると、
Tさんが驚きの声を上げて…
 
前に「腰骨かな?」なんて思っていた
その正体が、わかってしまった。
 
 
海)////
 
 
そーっと手を離して、Tさんの顔を窺った。
 
 
T)なんで急に触ったの///
海)……固かった…から…///
T)触ったら危険だって言ったろ///
海)爆発…するから…ですか?///
T)そ!!
 
 
Tさんにぺちっとおでこを叩かれた。
 
 
海)さっき…服の上から触ったのと…
  全然違います…///
T)そりゃ…、生だからね///
海)固いです…///
T)うん、///
海)////
 
 
なんだろう。
すごくドキドキする。
 
 
海)もっと触ってみても…いいですか?///
T)えっ!!
  ……怖く…ないの…?
海)怖くなんて、ないです。
  Tさんの身体の一部だから…
  愛しいって思います、すごく///
T)////
海)触って…いいですか?///
T)……あ、っ
 
 
そっと優しく触れたら…
Tさんはぴくっと反応して…
 
 
海)もっと触ってみて…いいですか…?///
 
 
ドキドキしながらそう聞いたら、
Tさんは困ったように考えた顔をして…
 
 
T)……嬉しいけど…、
  俺はお前に触りたい。
 
 
真剣な顔で、そう言われた。
 
 
海)え…?///
 
 
私に…触りたい…?って、言った?
 
 
T)俺がお前に触りたいの。
海)////
 
 
聞き間違いじゃ、なかったみたい。
 
 
それからTさんの優しい手のひらは
本当に余すことなく、
私の身体を触り尽くして…
 
私は、あっという間に
何も考えられなくさせられた。
 
 
Tさんの甘い甘い体温に
熱く熱く、溶けこむように…
 
一つになった、二人の身体。
 
 
あまりの幸せに
また泣き出してしまった私を
 
Tさんは優しく抱きしめてくれて…
 
 
……そのまま、ずっと。
 
 
私が眠りに落ちて、また目を覚ますまで…
 
Tさんはずっと優しく
私を腕の中に包みこんでくれていた。
 
 
 
 
 
 
 
ーendー

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