岩ちゃんたちと飲んで帰ってきて。
順番に風呂に入って、
寝る前のまったりタイム。
♡)今日楽しかったねーー♡
♡がソファーにもたれながら
ニッコリ笑った。
♡)ほんと健二郎くんって面白いよねー♡
臣)生粋の関西人やなw
♡)あははは♡
俺にくっつきながら、楽しそうに笑う♡。
♡)あーーーっ!!
臣)どうした!!
♡)大変!!
臣)なに!!
♡)岩ちゃんにおめでとうって言うの
忘れちゃった!
臣)はい??
♡)EXILEになっておめでとうって!
臣)ああ!
♡)まだ一週間も経ってないのにー!
臣)……
♡)会ったら絶対言おうって決めてたのにー!
臣)そうなの?
♡)うん!
だってほんとに感動したんだもん!!
臣)……
♡)LINEしてみようかな…
もう寝ちゃったかな?
臣)いや、起きてんじゃない?
♡)よっし!!
♡はせっせと携帯とにらめっこ。
♡)よし!送ったー!♡
臣)ご苦労さんw
♡)あ!間違えた!!
臣)は??
♡)スタンプに夢中になっちゃって…
臣)え?
♡)「EXILE加入おめでとう」って
入れたかったのに
「EXILEおめでとう」に
なっちゃった……
臣)ぶっw
♡)これじゃあなんのこっちゃだよね…
臣)だな、ぶくくくw
♡)あーん!もう〜〜!
臣)お前らしくていいんじゃないw
♡)え〜〜〜!
あ、返事来た!!
臣)……
♡)えへへー♡
なんて来たのか、ちょっと気になる…。
♡)EXILEの新曲、楽しみだな〜〜♡
臣)……
♡)岩ちゃんたちは
どのポジションで踊るんだろ。
臣)うん。
♡)ドキドキ♪
楽しみだね〜〜!♡
臣)うん。
無邪気に笑う♡が
俺の膝にコロンと転がってきた。
♡)臣くんの膝枕〜〜♡
臣)かたいしょ?w
♡)え、そんなことないよー?
えへへーー♡
フワフワの髪の毛を、そっとなでる。
臣)……
今日…
岩ちゃんの話を聞いて…
俺だって最初は、運命的だと思った。
そんな出逢いあるんだ、って…
岩ちゃん頑張れ、って…
そう思った。
まさかそれがこいつだなんて
思わなかったけど…。
でも…
もし出逢う順番が違ってたら…
出逢うタイミングが違ってたら…
俺と付き合ってなくて
今日同じように岩ちゃんと出逢ってたら…
こいつは岩ちゃんを好きになったんだろうか。
何も知らなかったら、
運命の出逢いだって
俺も岩ちゃんのことをただ素直に
応援したりしたんだろうか…。
臣)……
そんなこと考えても、仕方ないんだけど
もしもって考えると…
今こうしてこいつといられんのが
奇跡みたいに思えてくる…。
♡)どうしたのーー?
臣)んー?
♡)真面目な顔して…
臣)俺はいつだって真面目ですーw
♡)えーー?w
臣)なんか…
♡)……
臣)不思議だなと思って…
♡)…何が…?
♡が澄んだ瞳で俺を見つめる。
臣)……運命って。
♡)運命??
臣)うん。
♡)……
臣)不思議。
♡)……
臣)出逢う順番とかタイミングが違ったら
人生変わるじゃん?
♡)…うん。
臣)だから……
♡)でも私、それも運命だと思うな♪
臣)え??
♡)出逢う順番とかタイミングも
ぜ〜〜んぶひっくるめて
「運命」だと思う。
臣)……
全部…ひっくるめて…?
♡)あの時こうしてれば…とか
もっと早く出逢ってたら…とか
色々考えたりすることも
みんなあると思うけど…
臣)……
♡)それも全部運命だと思うんだ。
臣)……
♡)だから私が臣くんと出逢ったのも、
出逢ったのがあの時だったのも、
今こうして一緒にいるのも、
私がこんなに臣くん大好きなのも、
ぜ〜〜んぶ運命なのっ♡♡
そう言って♡は俺にぱふっと
抱きついてきた。
♡)えへへーー♡♡
臣)…ふはっw
難しいこと考えんのが
アホらしくなるくらい、
無邪気な笑顔。
臣)アホ面…w
♡)えっ!!ひどいっ!!//
運命、かぁ……
臣)……
俺がこんなに大事にしたいと思えるくらい
人を好きになれたのも、
その相手がこいつだってのも、
全部……。
♡)chu♡
臣)……//
♡)chu♡
臣)何すんねん//
♡)運命のチュー♡
臣)なんじゃそりゃ!!w
♡)あははは♡
…ったく。
こんな可愛くチューされたら、
どうなるかわかってるよな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
臣)よし、寝るか!!
臣くんは張り切ったようにそう言うと、
寝室に走って行って
ベッドにダイブした。
♡)子供みたーいw
臣)あ〜〜〜〜〜
気持ちぃ。
枕にスリスリしてる。
臣)早くこーーいーー♪
うつ伏せになったまま
隣をポンポン叩いてるから
私も毛布の中に潜り込んで、
臣くんの隣にくっついた。
臣)ん。
当たり前みたいに
差し出してくれる腕が嬉しくて。
♡)////
すぐにぴょんと飛びついた。
臣)来た来たw
♡)んーーー♡♡
臣)いい子いい子w
♡)あはははw
おやすみなさい♡
臣)……
臣くんに抱きついたまま目を閉じると
手のひらが服の中に入ってきて…
♡)え…?
背中をなぞられる感触。
♡)え…え…臣くん…?//
その感触は次第に広がっていって…
♡)臣くん…っ!
臣)んー?
♡)何してるの?///
臣)触ってる。
♡)…っ
それは…わかるんだけど…
臣)誰が寝かせるって言った?
♡)えっ…あ…っ、あ、や…ぁっ///
離れようとすると、
頭を抱え込まれるように、キスされて。
♡)ん、…んっ、…ふ…っぅ//
臣)……っ
♡)…っ、ぁっ
あっと言う間に激しくなって、
とろけちゃいそう…。
また…頭が…
フワフワしてくる…。
♡)は…ぁ…、っ…はぁ…//
そんな…目で…
…見ないで……
♡)……、あっ//
「好き」って、
痛いくらいに伝わって来るような…
そんな視線…。
♡)あっ、…んっ…、んん///
触れられる度に、
身体が火照っていく。
臣くんの指先から
熱が伝わってきて…
愛しくなって…
臣)気持ち…いい?
私の頬に触れながら
臣くんが優しくそう聞いた。
♡)////
答えられずにいると、
また肌に与えられていく、甘い熱。
♡)あっ…、んっ、や…ぁんっ//
臣)可愛い……
♡)…や、やだっ///
見ない…で…っ
臣)なんで……
♡)恥ずかしいから…見ないで//
臣)手、よけて…、ほら
♡)あっ、やぁ…っんん//
臣)気持ちいい…?
♡)……っ、…あぁっ///
臣)ああ…、すげぇ可愛い///
臣くんが愛おしそうに
私を抱きしめた。
♡)恥ずかしい…よ…//
臣)うん…、
……すげぇ興奮する…//
♡)えっ…
臣)可愛すぎて…
♡)……っ
ぴくんっ
♡)あっ…//
臣)……
♡)ん……、んんっ//
あ……また……
頭が…フワフワして…、
臣)俺まで気持ちイイ…
♡)え…?//
臣)こんな…感じてくれたら…
♡)あっ…や、…あぁぁっ///
身体の芯が、熱くなる。
♡)やっ、臣くん…っ
ぎゅって…して…っ///
臣)ん…
抱きしめてくれる臣くんの身体も、熱い。
♡)は…ぁ……、っは…ぁ//
臣)我慢しないで、
♡)あっ、んんんっ…//
臣)もっと…声…、聞きたい…
♡)やぁっ…///
臣くんの声が…
耳元で優しく響いて…
♡)はぁ…っ、は…ぁ…//
も…おかしく…なっちゃ…う//
臣)うん…
♡)も…、だめ…、っ//
臣)…なんで…w
臣くんの腕をぎゅっと掴むと
優しく笑う、甘い瞳。
臣)もう…だめ?
♡)うん……///
そんな優しい目で、
ほっぺ…撫でないで…///
臣)じゃあ…
♡)……あっ!
臣)大丈夫?
♡)う…ん……//
ドキドキドキ、鼓動が速くなる。
♡)………あっっっ///
ぎゅ…っっ
身体ごと、抱きしめられた。
♡)は…ぁ……/// …臣…くん…、っ
臣)んー?
♡)…好…き…っ
臣)うん…。
♡)あっ…んんっ…//
好き…っ
臣)うん…
♡)大好き……!
臣)……俺も。
臣くんと一つになって
好きって気持ちが溢れ出す…。
夢中で臣くんを感じて…
乱れていく二人の呼吸が
たまに重なって…
心も、身体も、
臣くんでいっぱいになる…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
♡)は…ぁ…、…はぁ…//
チュッ…
♡)ん……//
まだ肩で息をしてる♡に
軽くキスをした。
臣)水飲む…?
♡)う…ん…//
抱き起こして水を渡すと、
今日は自分で飲めたみたいで。
♡)あり…がと…//
臣)ん。
そのあと俺が一気飲みすると
♡は驚いたように俺を見てる。
臣)なにw
♡)そんなに飲むの??
はわわ…//
臣)激しい運動したからねーw
♡)……っ///
あ、隠れたw
臣)おーいw
ベッドに入って、身体ごと抱き寄せる。
♡)やぁんっ//
臣)何そのエロい声。
♡)えっ!//
臣)俺また誘惑されてんのかな。
♡)ち、違うっ!///
臣)ははははw
♡)もう…//
臣)ほら、こっち来い。
♡)……//
♡が素直にぎゅっと、抱きついてきた。
ぷにぷにのほっぺを触ってると
照れたように俺を見上げてきて。
♡)ねぇ…
臣)んー?
♡)エッチで死んじゃう人って
いないの…?//
臣)ぶっっww
何それ!いきなり何!!w
♡)だって……///
唐突な質問だなw
♡)頭がぽわぽわしてね?
なんか…あっつくなって
おかしくなっちゃって…
死んじゃう人…いないのかなって…//
か、可愛すぎる…www
臣)そんな気持ち良かった?
♡)えっっ!!////
臣)死んじゃいそうなくらいw
♡)え、え、違うよっ!!
私じゃなくて…っ///
臣)なーんだ…。
じゃあ全然気持ち良くなかったー?
♡)えっ/// な、な、なんで…っ
臣)おーしーえーてーーw
♡)そ、そういうこと…っ、
言わせ…ないで…っ!///
臣)なんで。
♡)すっごく…恥ずかしいんだからっ///
臣)ぶくくくw
♡)意地悪っ!!///
臣)はいはいw
わかってるけど…
可愛いから言わせたくなる。
♡)あの…ね…?//
臣)んー?
♡)幸せ…だよ…?//
臣)え?
♡)臣くんと…一つになれるの…
臣)……///
ぎゅっっ!
♡)きゃあっ///
臣)俺だって死ぬほど幸せだっつーの!
♡)えっ…//
臣)…ほんとに……。
♡)……///
抱きしめても、抱きしめても、
足りない…。
何度抱いたって、欲しくなる。
♡)だいすき…♡♡
臣)……
素直にそう言ってくれるのが
いつも嬉しくて…
本当に、心が洗われてく。
好きだとか幸せだとか
そもそもそんなに
言葉にするタイプじゃないのにな、俺。
でも…
♡がいつも素直に伝えてくれるから…
俺も自然に出てくる。
♡)んーーー♡♡
またぎゅっと抱きついてきて。
ああ、ほんとに…
好きだなぁ……。
臣)今日はすぐ寝ないんだな…w
♡)……え?
臣)あ、寝てた?w
♡)…うぅん…、寝てなぁい…
って言いながら
目はトロンとしてる。
臣)寝ていいよ?
♡)う…ん……
頭を撫でてやると
俺にすり寄って、目を閉じた。
♡)…ねぇ…
臣)んー?
♡)電気…いつもごめんね?
臣)え?全然いいけど…
♡)……私、大丈夫かも…。
臣)え?
♡)……
だって…
臣)怖いんだろ?
♡)……うん…、…でも……
臣)……
♡)臣くんが…ぎゅってしてくれてたら…
暗くても大丈夫な気がする…。
臣)え?
♡)……
臣)無理…しなくていーよ?
♡)うん…。
臣)……
だって…
お父さんのことがあるし…
真っ暗になった時、
あんなに怯えてたのに…
♡)消して…?
臣)いいの…?
♡)うん。
臣)……わかった。
俺は最後のフットライトも全部消して
暗闇の中、♡をぎゅっと抱きしめた。
臣)大丈夫か?
♡)…うん…っ…
ぎゅうっっ
♡が俺にしがみつく。
臣)怖い…?
♡)……臣くんの…
臣)え…?
♡)心臓の音…、聞こえる…。
臣)……
♡)……
臣)……
♡)…だから…、怖くないよ…。
臣)……
無理して…ないのかな…。
とくん…
とくん…
♡が少しでも安心できるように、
全身で抱きしめながら
ずっと頭を撫でてやった。
♡)初めて…消せた…
臣)…え?
♡)電気……。
臣)……
♡)あり…がとう……
臣)……ん。
♡)臣くん……だいす…き……
腕の中の柔らかい身体から
ふっと力が抜けていって…
♡が眠りに落ちたのがわかった。
臣)……
初めてって…
今までは一度も消せなかったってことだよな。
誰と…一緒にいても…?
臣)……
俺が…側にいることで…
少しは安心できるんだろうか…。
こんな風に抱きしめてやることで
♡の心が少しでも落ち着くなら
いつでも抱きしめていてやりたい。
側にいて…抱きしめて…
♡が失ったものを…
埋めてやりたい。
♡が感じる寂しさとか不安とか…
そーゆーのを全部、包んでやれるくらい…
お父さんの代わりになんて、なれないけど…
でも俺が、
ずっと側で…。
………ぎゅっ。
こんなぬくもりを…
あったかい気持ちを…
♡が教えてくれたように。
………俺がずっと、守るから。
ーendー
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