お風呂から上がって
ソファーでのんびりしてると、
臣くんから電話がかかってきた。
♡『はい!』
臣『俺ぇ〜〜〜』
♡『臣くん!どうしたの?
お疲れさまー!』
今日遅くなるって言ってたのに…
まだこんな時間だけど
仕事の合間にかけてくれたのかな??
臣『会いたい。』
♡『え??』
臣『お前に会いたい。』
♡『えっ…』
えっと…えっと…
え??///
臣『お前が…会いたくなくても…
俺は会いてぇんだよ!』
♡『えっ…
私が会いたくなくてもって…』
臣『昼にそう言ったろ。』
♡『……あっ』
あれは…
だって…
臣『会いたくないって…
なんだよ…っ、…くそーー』
♡『…っ』
臣『俺はお前に会いたいの!!』
♡『…うん…///』
臣『だから開けて。』
♡『え??』
臣『開ーけーてーー』
♡『え???
開けてって……』
ピンポーン。
♡)えっ!!!
慌ててインターホンを見ると
臣くんが映ってる!
♡)わっ!!どうして?!!
えっ!???
ピッ
♡『臣くん??』
臣『会いに来た。』
♡『えっ、お仕事は!?』
臣『いいから…開けて。』
♡『うん…っ』
ピッ
オートロックを解除して
急いで玄関に迎えに行く。
ガチャッ
♡)臣く…っ
臣)……ッ
ドアを開けたら、
すぐにぎゅっと抱きしめられた。
♡)臣くん…?///
臣)……っ
臣くんは何も言わずに
ただ、私を抱きしめてる…。
♡)…臣…くん…
臣)好き。
♡)……///
ドキドキドキ…
臣)すげぇ…好き…
♡)……///
臣)ほんとに…大事…
♡)……///
臣くん…
どうしたの…?
ぎゅっっ……
♡)臣くん…苦しいよ///
臣)離したくない。
♡)……///
臣)ほんと……好き。
♡)……///
ドキドキドキ…
どうしよう…
わけわかんないけど…
嬉しくて死にそう…///
臣くん急にどうしたんだろう…
うわーんっっ///
臣)♡……、
優しく呼ばれた名前。
肩をつかまれて
ゆっくり顔を上げたら…
その瞬間、頭を抱え込むように
勢いよく唇を塞がれた。
♡)んんっ…、ふ…っ//
あれ…?
お酒の匂いがする…
臣くん…、酔ってるの…?
♡)臣くん…苦しいっ//
臣)だめ…もっと…
♡)や…//…んんっ…ん///
キスが止まらない。
同じ玄関なのに…
クリスマスにしてくれた
優しいキスとは全然違って…
熱くて激しいキス…。
♡)ん…、んんっ…///
溶けちゃいそう……
息が…出来ないよ…っ
逃げようとしても
何度も腰を抱き寄せられて…
♡)んん…、臣…くんっ…
はぁっ…、はぁ…っ///
臣)……っ
♡)…はぁ…//
臣くんは私をじっと見つめると、
そのまま私を抱き上げた。
♡)えっっ!!臣くん!??
きゃっ、おろしてっ///
リビングまでぐんぐん進んで、
ドアを開けて。
♡)臣くん…??
ソファーに私をおろすと、
そのまま私の上に覆い被さってきた。
臣)好き…。
♡)////
ドキン…ドキン…
♡)…臣くん…酔ってるの?
臣)うん。
♡)……///
素直に「うん」って答える臣くんが
可愛くて…///
♡)お仕事は…?
臣)今日…早く終わった…。
♡)そうなんだ…
臣)お前に会いたくて…、会いにきた。
♡)うん…///
どうしよう。
すごく嬉しい。
臣)好き。
♡)……///
臣)もう…俺のもんにして…いい?
♡)えっ??
臣)すげぇ…好き、…マジで…
♡)えっ…、あ…っ、臣くんっ///
臣)好き……
頭をなでなでされて…
首筋とか肩に
いっぱいキスされて…
♡)や…っ/// …臣…くん……///
私がオロオロしてると、
臣くんはそのまま動かなくなった。
♡)あ…れ?臣く…ん?///
寝て…る??
臣くんの身体から抜け出して
臣くんの身体を横に向けると…
綺麗に伏せられたまつ毛。
小さく聞こえる寝息。
♡)やっぱり寝てる…。
……びっくりした///
酔っぱらって…
そのまま寝ちゃったのかな??
だって…
昨日も飲んでたんだよね??
どうしよう…
私一人じゃベッドまで運べないし…。
とりあえず持ってきた毛布を
そっとかけてあげた。
♡)……
臣くん…爆睡してる…。
こんな酔ってる臣くん、初めて見た…。
そっと髪を撫でる。
ドキドキ…、ドキドキ…
いっぱい好きって言われた///
俺のもんに…していい…って…
言われた…///
♡)////
キスもすごく激しくて…
もう溶けちゃいそうで…
私を見つめる臣くんの瞳が
本当に熱くて…
もう…何されてもいいって…
一瞬思っちゃった…。
わーーんっ///
……
…
臣)ん……
♡)…大丈夫?
臣)あ…れ……俺……
♡)……
ぐっすり眠ってた臣くんが目を覚ましたのは、
一時間後。
臣くんのほっぺをなでなですると、
その手を掴まれた。
臣)なん…で……
♡)え…?
臣)会いたいって…思ってたら…
…目の前に…いた…
♡)えっ…
臣)……
ニコっと笑って手を伸ばしてきた臣くんに
優しくほっぺを撫でられた。
♡)////
ドキドキドキ…
臣)おいで。
♡)え…?
おいで…って…
どうしたらいいの??
臣くんは…
ソファーに寝てるし…
臣)早く。
♡)……っ
どうしたらいいのかわからなくて
とりあえずぎゅって抱きついたら、
そのまま脚で身体ごと持ち上げられて
臣くんの身体の上に乗せられた。
♡)わぁっっ///
臣)んーーー
イイ匂いする…♡♡
♡)////
臣くんは満足そうに私のことを
ぎゅってしてる…。
♡)重く…ないの?///
臣)ぜーんぜん♡
♡)……///
臣)好きーーー♡
♡)えっ!!
ぎゅ〜〜〜〜
♡)////
な、何これ///
♡)臣くん!!
臣)んーー?
♡)もうベッドで寝た方がいいよっ
臣)んーー
♡)酔ってるし…
臣)酔ってねぇ!!
♡)えっ、酔ってるよぉ!!
…お酒くさいし…
臣)嫌い?
♡)えっ??
臣)酒くさいの…やだ?
♡)……
ちょっとしょんぼりして
私の顔を伺う臣くんが可愛すぎて…
もうどうしよう///
♡)嫌いじゃないけど…
臣)じゃあ好きー?
♡)えっ//
臣)好き?俺のこと。
♡)…うん…//
臣)へへ♡♡
今度は無邪気に笑う臣くん。
何なのもう〜〜!!
わーーんっっ///
♡)だからもう寝なよー!
臣)んーーー
シャワー入りたい……
♡)えーー
臣)だって…じゃないと
一緒に寝てくんないしょ?
♡)えっ?
臣)一緒に寝たいもん。
♡)……っ
寝たいもんって…
可愛い…///
臣)シャワー貸してー?
♡)うん…
臣)待っててくれる?
♡)え?
臣)寝ないで…待っててくれる?
♡)…うん…//
臣)へへ♡
臣くんはまたニコッと笑って
私の頭をくしゃくしゃして
シャワーに向かった。
♡)……///
私がソファーに座って待ってると
臣くんは10分くらいですぐ出てきて。
リビングのドアを開けて私の姿を見るなり
ソファーにダイブして
私の膝に頭を乗せてきた。
♡)…臣くん…?///
臣)んーーー♡
待っててくれたーー♡
♡)……うん///
臣)へへー♡
♡)////
きゅん…。
うつぶせで寝転がったまま
私の膝の上でぎゅむぎゅむしてる。
♡)臣くん…、もう寝よ?
臣)やだ。
♡)え、なんで!
臣)気持ちぃから♡
♡)え?
臣)太もも気持ちぃから…
♡)えっ///
臣)あ〜〜やわらけ〜〜♡
そう言ってすりすりしてくる。
♡)ちょ、やめてよぉっ///
臣)膝枕くらい、いいじゃん!!
♡)だって…///
臣)んーーー
…俺…、ここで寝る…。
♡)えっ!!
臣)……
♡)え、ちょっと待って!ダメ!起きて!!
ベッド行こ!??
パシパシッ!!
臣)んーーー
♡)ほら、起きて!!
急いで立ち上がって
臣くんの身体も無理矢理引っ張る。
臣)俺の太もも〜〜〜
♡)何言ってるの///
臣)うううーーー
うなりながら
のしかかってきた。
♡)やーん!重い〜〜!!
なんとかベッドまで連れて行くと
臣くんは大人しくベッドに入ってくれた。
ほっ…。
臣)はーやーくーーー
♡)……
臣)横空いてる。寂しい。早く。
♡)……///
電気をおとして私もベッドに入ろうとすると
それを待ってくれない臣くんに
ぐいっと引きずり込まれた。
♡)きゃあっ!
臣)つかまえたーー♡
♡)……///
臣くんは私のことぎゅってして…
首元に顔を埋めてきて、
大きく息を吐いた。
臣)はぁ……。
なんだかくすぐったい///
臣)良かった…
♡)……え?
臣)無事で……
♡)…え?
臣)なんも…されてなくて…
♡)???
なんのことだろ…?
臣)もう…
♡)……
臣)お前…ずっとここにいたらいいのに…
♡)え…?
臣)そしたら…
♡)……
臣)俺が…ずっと守ってやれんのに…
ぎゅっ…
私を抱きしめる臣くんの力が
強くなった。
臣)好きだ。
♡)……///
臣)ずっと…ここに……
♡)……
臣)……
「ここ」って……
臣くんの…側ってこと…かな?
ぎゅってしながら
ずっと私の頭を優しく撫でてくれてる。
♡)臣くん……
臣)……
♡)ありがとう…♡
臣)……
♡)大好きだよ…♡
臣)……
臣くんの腕の中で目を閉じながら
素直な気持ちを伝えたら…
熱を持った瞳が
そっと私の顔を覗いてきた。
臣)……
♡)……
そのまま…唇が近付いてきて…
私はとっさに、
臣くんの唇に手を当てた。
臣)何すんだよ。
♡)……///
臣)チューさせろ。
♡)……やだ///
臣)なんで!
♡)…お酒…くさいから。
臣)歯ぁ磨いたもん!
♡)……っ
臣くんが拗ねたように口を尖らせて。
「磨いたもん!」って…
ダメだ…おかしい…ww
♡)あははははww
臣)……
♡)も、やだぁww
臣)何笑ってんのっ
♡)だって臣くん可愛いんだもんww
あはははww
臣)……っ
♡)あはは…っ、えっ…、わっ///
掴まれた手首。
隣にいた臣くんが
いつの間にか上にいて、私を見下ろしてる。
臣)可愛いとか…ばかにしてんだろーー
♡)して…ないけど…
臣)んなこと…言えなくしてやろっか…
♡)え…?
臣)…っ
♡)……んんっ!///
いきなりまた唇を塞がれて…
♡)んっ、…臣く…っ、や…っ
臣)ん…っ
♡)あっ…、や…、…はぁ…っ//
臣)は…ぁ…
♡)臣…く…ん、……んんっ…
息が出来ないくらい、激しいキス。
臣くんの熱い手のひらが…
私の身体をなぞっていく…
♡)や、や、臣くんっ、待って///
ぴくんっ
臣)好き…
♡)あっ、…だ…め、臣くん、っ///
臣)ごめん…止まんない…
♡)やっ、待って…っ、んんっ
臣)可愛い……
♡)…や…ぁっ…///
臣)暴れないで、
♡)だ…って…
臣)優しく…するから。
♡)待って、お願…いっ…
臣)…ん……、
♡)あ…っ、///
いくら言っても
臣くんは止まらなくて…
ドキドキして苦しくて…
お酒の匂いにクラクラして…
抵抗しても力じゃ全然敵わなくて…
♡)臣くん…っ
臣)え…っ
よくわかんないけど
思わず涙が出てきて…
臣くんが…びっくりした顔してる…。
♡)…ぐす…っ
臣)ごめん…!
臣くんは慌てて私を抱き起こして
ぎゅって抱きしめてくれた。
臣)ごめん。
♡)……っ
臣)ほんとごめん。
♡)……
臣)俺、怖かった?
♡)わかん…ない…
臣)……
♡)…っ
臣)泣かせて…ごめん…
♡)……
臣)……
♡)ドキドキしすぎて…
気持ちが追いつか…なくて
胸が苦しい……
臣)……
♡)……
臣)ごめん……
臣くんは呟くようにそう言って
泣いてる私を抱きしめながら
ずっと優しく頭を撫でてくれた。
♡)……臣くん…
臣)落ち着いた…?
♡)うん……
臣)ごめん…
♡)ううん…ごめんね?
臣)……
臣くんが…そっと私の顔を覗いた。
臣)好きだよ、俺……
♡)え…?
臣)お前のこと。
♡)……//
臣)好きだから…
会いたいっていつも思うし…
♡)……//
臣)好きだから…
触れたくて仕方なくなる…
私のほっぺを包んでくれる臣くんの両手が…
熱い…。
その手をそっと掴む。
♡)……
臣)……
見つめ合ったまま
臣くんは私の手を握って…
私の手を、自分の頬にあてた。
臣くんの顔…
少し…熱い…。
臣)お前は…?
♡)え…?
臣)触れたく…ならないの?
俺に……
私の手を掴んだまま…
切なそうに目を細めて
私を見る臣くん…。
触れたく…なるって…
どういうことだろう…
そのままそっと…
臣くんの頬を撫でる…。
なんか…愛しい…な…。
こうして…ほっぺに触れたり…
ぎゅってしたいって思ったり…
私も…触れたいよ?
臣くんに…触れたい…。
♡)……私…、
ぎゅっ…
♡)え…?
臣)ごめん…な。
♡)え…??
臣)……
また抱きしめられて…
臣くんは私の頭をポンポンってして
ベッドに横になった。
♡)……
臣)ん、おいで。
♡)……
腕を伸ばしてくれるから
いつものように臣くんに寄り添う。
ごめんなって…
どういう意味だろう…
臣くんの顔をそっと見上げると
それに気付いた臣くんが
またさっきみたいな切なそうな目で
私を見た。
♡)臣…くん…
臣)……おやすみ。
♡)……
頭を優しくポンポンってして
まぶたにキスをくれて…
臣くんはそのまま、目を閉じた。
♡)……
伝わって…ないよね?
だって…ごめんって…
私…
私だって…臣くんに…
触れたいって思ってるよ?
でも…
どうして涙が出たんだろう…。
悲しいとか怖いとかじゃなくて…
なんかドキドキして
胸がいっぱいで…
わけがわかんなくて
気付いたら涙が出てきて…
臣くんに…誤解されちゃったかな…。
ちゃんと…言いたい。
伝えたい。
どうしたら…いいんだろう…。
臣くんの腕にくるまれながら
私も無理矢理、目を閉じた。
臣くん…好きだよ…
好きなの。
大好きなの……。
ー続ー
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