臣くん…
スイートなんて取ってくれたんだ。
ほんとにすごいよぉ~//
嬉しい♡♡
♡)はぁ……
サーーーーーーッ……
シャワーを浴びながら
色々思い返すけど…
なんか記憶が曖昧で…
えっと…確か…
お酒で頭がクラクラしちゃって…
優子ちゃんが優しくて…
臣くんがまた女の人につかまってて…
それから…
よく思い出せないけど
気付いたらベッドに座ってて…
えっと…
えっと……///
どうしよう!!!
わ、私…/////
なんか…すごく恥ずかしいこと
いっぱい言った気がする!!
え、え、え…
どんどん思い出してきた…
どうしよ~~/////
なんで私……
そうだ。
♡)…っ
なんか…
臣くんに女の子がいっぱい寄って来るのが
本当に嫌で…
触らないでって…
私だけ見てほしいって…
そう思って…
臣くんはタキシードだって
あんな着こなしちゃうし…
優子ちゃんのことだって
サラッと助けちゃうし…
いつも優しくて
カッコ良くて…
女の子が寄って来るのも
わかるんだけど…
でも…
他の子なんて見ないでほしいって
そう思って
色んな気持ちが、ごちゃ混ぜになって…
そんな気持ち、かき消すみたいに
臣くんに…ただ、抱いて欲しくて
名前を呼んで、
触れてほしいって…
♡)////
あ~もう!ばかぁ~~!!///
思い出すだけで
恥ずかしくて死にそう…///
それに私…、
すごくワガママな気がしてきた。
こんな独占欲…
感じたことないのに…
ダメダメ、こんな気持ち!!!
臣くんに…嫌われちゃう…
臣)なぁ。
♡)わっ!!!
私がお風呂に浸かりながら
色々考えてると
ドアの向こうから、臣くんの声がした。
♡)なーにーー!!
臣)俺も入っていい?
♡)えっ!!!!!
ガチャッ。
♡)え!え!!
いいよって言ってないよ!!
臣)いいじゃん。
♡)ダメーーッ!!///
臣)なんで!!
♡)もう入ったんでしょ?
臣)入ってねぇよ!w
♡)え、そうなの…?
って、え!え!!
臣)広いんだからいいじゃん。
俺も入る。
臣くんが強引にお風呂に入ってきた。
♡)ちょ、ちょっとぉ!!///
臣)ばっか、暴れんなってw
♡)やだぁー!!
こっち来ないでーっ!!
ブクブクブク…!!!
臣)おわっ!ちょっと!!
♡)きゃあっ!何これ!!
臣)お前スイッチ押したろ!
♡)え、え!!
私がジャグジーのスイッチを
押しちゃったみたいで
お風呂はさらに泡で、モコモコになった。
臣)ぷっ、なんだよこれw
♡)……//
私はお風呂の一番はしっこに寄って
泡に隠れた。
臣)……ってか
なんでそんな離れてんのw
♡)……//
だって恥ずかしいもんっ!//
なんで勝手に入って来るの~~
ばか~~///
臣)なぁ。
♡)なに…//
臣)……
臣くんがじっと私の顔を見てる…
♡)見ないでよぉ…//
臣)いや…
いつものお前だなぁって思ってw
♡)え?
臣)すっぴんでしょ?
♡)そうだよ?
臣)なんか安心するw
♡)え?
安心?
臣)いや…、今日のお前…
なんかエロすぎたから…
♡)何それー!//
臣)いや…髪とかもさ…
すげぇカッコ良かったけど…
いつもあんなんじゃ、ちょっと困る…
♡)え?
臣)……
♡)……
臣)俺こっちのが好き。
♡)え…っ
いっつも…
何でもいいって言うのに…
ってゆーか…
またじっと見てるし…!
♡)……//
臣くんの視線が恥ずかしくて
それを避けるように、私は後ろを向いた。
臣)おい。
♡)……//
臣)こっち来いっつーの。
♡)やだ!!//
臣)なんで!
♡)恥ずかしいもん!!
臣)こんな泡だらけなら
なんも見えねぇだろ!w
♡)ほんと…?
臣)うん。
♡)……
臣)ほら。
臣くんの手に引き寄せられて…
触れる、身体と身体。
♡)やぁっ!////
臣)なに!!!
♡)だ、だって…、裸なんだもん!!
臣)はい?
♡)泡で見えないけど…
肌が触れちゃう…///
臣)あのなぁ!!w
臣くんが呆れたように笑った。
臣)触れちゃうって…w
さっき散々触ったっつーの!
♡)えっ!!
臣)えってなんだよ…
♡)や、やだ!エッチ!//
そんなハッキリ言わないでよぅ//
臣)はぁ?!
お前が触ってって言ったんだろー!
♡)やっ//
臣)いっぱい触ってって…
♡)ちょ、やめてよー!!///
臣)おわっ!暴れんなって!!
♡)ばかぁ///
臣)泡なくなんぞw
♡)えっ!だめっ!!
臣)だったら大人しくしてろ。
臣くんが後ろからぎゅってしてくる…
♡)……//
肌が直接触れて…恥ずかしいよぅ…///
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
臣)さっきの…、覚えてる?ちゃんと。
♡)え??
臣)H。
♡)えっ!!!や、やだっ///
臣)やだって…
後ろ向きで顔は見えないのに
♡が両手で自分の顔を覆った。
♡)ごめんなさい~~///
臣)え?
♡)……//
ごめんなさいって…
臣)覚えてんの?
♡)……(コクン)///
臣)…っ
え、あんな酔ってたのに…
臣)ほんとに??
♡)覚え…てるよっ//
臣)……そっか…//
覚えてんだ…
真っ赤になってる耳が
嘘じゃないって言ってる。
♡は恥ずかしそうに
俺の腕の中でずっと顔を隠してて…
なんだこれ…可愛すぎる///
臣)……
覚えてるって…ことは…
酔ってたわけじゃ、なかった…?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もうやだ~~//
恥ずかしくて…臣くんの顔、見れない…
♡)ひゃあっ!//
わ!びっくりした!
臣くんが後ろから
私の肩にあごを乗せてきた。
♡)なぁに…//
臣)んー?
いや…、噛みしめてた。
♡)何を??
臣)やっと一緒に…入れたなーって思って。
♡)えっ…
それは…
お風呂のことですか?//
臣)どうですか?
♡)何が?//
臣)入ってみて。
♡)どうって…//
臣)家でも入ってくれるー?w
♡)えっ!!
それは…ちょっと…ハードルが…
♡)…これくらい…、泡々だったら…//
臣)よっしゃ!!
♡)よっしゃなの?w
臣)うん。
♡)もう~~おっかしーww
臣)なんだよw
♡)ううん♡
後ろから臣くんが
ほっぺにすりすりしてきた。
一緒にお風呂って…ドキドキするけど
肌と肌がくっついてて
なんか安心するかも…♡♡
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あ~でもやっぱ…
やべーなーー
こんなくっついてると
触りたくなってくるよなーー
触ったら怒るかな…
怒って…
「もう二度と入んない!!」
とか言われたらやだし…
でも…
ちょっとくらい…
♡)え!!!
臣)わ!なに!
♡が急に振り向いた。
♡)今…エッチなこと、しようとした…?
ギクーーッ!!
臣)え、…してません!!
♡)ほんと???
臣)してねーよ!!!
♡)そっか…、びっくりした…
びっくりしたのは俺だわ!!
どんだけ勘いいんだよ!!
も~~~
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
♡)そろそろ上がりたい…
臣)どうぞ?
♡)え…、どうしたらいいの?
臣)え?出ればいいじゃん。
♡)出ればって…、え、え、
臣くんあっち向いててくれるの?
臣)なんで?
♡)え!!!なんでって…//
ちょっと!もう!!意地悪ーっ!!///
臣)あはははww
♡)いいもん!出ないもん!!
臣)のぼせんぞw
♡)いいもん!//
臣)わーかりましたー
じゃあ俺が先に出ますーw
♡)……//
私が窓の方を向いてると
臣くんが先に上がってくれた。
それから私も上がって
バスタオルで身体を拭いてると
臣くんが戻ってきた。
臣)♡ー?
♡)きゃあ!!は、はい!!
臣)開けていい?
♡)え、ちょっと待って…、はい!!
臣)はい。
♡)え?
臣)バスローブ、外にあったから。
♡)あ、ありがとう。
臣)ん。
♡)わ、何これ!!ふっかふかだよー!!
臣)な。
♡)わーい♡♡
ふかふかの気持ち良いバスローブに包まれて
部屋に戻ると
臣くんに呼ばれた。
臣)ん。こっち。
♡)???
臣)はい、ここ。
♡)なぁに??
臣くんは私を、鏡の前に座らせると
ドライヤーのスイッチを入れた。
♡)え?え?なにっ!なにっ!
乾かしてくれるの??
臣)特別にね~♡
♡)え!!どうしてー?わーい♡♡
臣)あんま動くなw
♡)わ、やっぱり上手!慣れてる!!
臣)散々やってましたからね~
♡)わー♡美容師さんみたい♡
カッコイイ~~♡♡
臣)みたいって…
美容師だったんだっつーのw
♡)あはは♡♡
すごいすご~い♡
臣くんカッコイイな~♡♡
臣)ほんとお前の髪、柔らかいな~~w
♡)え?
臣)はい、終わり。
♡)ありがとー♡♡
はい!じゃあ臣くん!
臣)はい?
♡)どうぞー♡♡
臣)え?
♡)今度は私が乾かしてあげます♡
臣)何それw
張り切ってドライヤーを持ってみたものの…
♡)わ、人のって難しいな…
臣)なんかくすぐってぇんだけどw
♡)えー!私、下手???
あ、てゆーかもう乾いてる…
臣)短いからね。
♡)終わりましたー♡
臣)ありがとww
♡)えへへ♡
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
♡はドライヤーを置くと
後ろから抱きついてきた。
♡)ねぇねぇ、何して遊ぶー?♡
臣)何それ!w
♡)だって…
臣くんとお泊まりとか
嬉しいんだもん♡
臣)お前は修学旅行に来た小学生か!w
♡)だって…//
臣)来週だって泊まんだろ。
♡)あ!そっか!!
わぁ~~♪♪
ほんと楽しみだな~♡♡
そう言いながら♡は
ベッドにダイブした。
♡)わーい♡
いたっ!!!
臣)え??
♡)いたた…、忘れてた…
臣)どうした?
♡)ひざ…ケガしてるの忘れてて
ダイブしちゃった…
臣)大丈夫??
♡)うん。
臣)……
ー続ー
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