今日はLと雑誌撮影。
14時半にスタジオに入ると
丁度佐伯さんと津田さんが
話してた。
佐)あ、登坂くん、おはよう!
臣)おはようございます。
佐伯さん、日曜日は
ごちそうさまでした。
佐)やーねー、いいのよそんなのw
臣)津田さんも、お久しぶりです。
津)久しぶりー!
相変わらずイイ男だねw
臣)ありがとうございますw
俺がヘアメイクを終わらせて
衣装に着替えてスタジオに戻ると
もうLが座ってた。
L)登坂くんおはよー♪
臣)おはよ。
L)あと少しだけ準備かかるから
待っててってー
臣)ふーん。
俺は少し離れて座った。
L)ねぇ。
臣)なに。
L)今日この後、仕事あるの?
臣)ないけど。
L)じゃあ二人で飲みに行かない?
臣)行かない。
L)うわ、即答。
臣)……
L)じゃあさ…
臣)……
L)私と付き合わない?♪
臣)はぁ?!!
L)ねぇ。
臣)意味がわかんねぇ。
L)意味って…
そのまんまだけど。
臣)俺は彼女いるっつーの。
L)そんなん知ってるけど。
臣)は??
L)彼女が一人じゃなきゃいけないなんて
誰が決めたの?
臣)……
何言ってんだこいつ。
L)何人いたっていいじゃない♪
ってゆーか
もう何人もいたりしてw
臣)いねーよ。
L)ま、他はどうでもいいんだけど
私とも付き合ってみてよ♪
臣)は?
L)いいじゃない、試しに!ね?
臣)付き合わねーし。
L)なんでよ~~
佐)お待たせ~!!!
L)あ!はーい!!
佐)二人ともスタンバイよろしく~!
臣)はい。
カメラの前に二人で並んだ。
津)二人とも今回は
爽やかなカンジでよろしくね!
L)はーい♡
臣)はい。
津)じゃあテストいきまーす。
カシャカシャカシャッ
津)いいね~!さすが!!
じゃあ本番も撮ってっちゃうね~
臣)はい。
L)お願いしまーす♡
カシャッ カシャッ カシャッ
津)うんうん、いいカンジ♪
L)絡んだりした方がいいですかー?♡
臣)は?
津)うーん、今回はいいかな。
L)なーんだ。
臣)……
カシャッ カシャッ カシャッ
アングルとポーズを何度か変えて
結構たくさん撮った。
津)はい!じゃあOK!
お疲れ!!
臣)ありがとうございました。
俺がそのまま戻ろうとすると
後ろから腕を引かれた。
L)カメラの前だと
そんな笑顔なんだー。
臣)なんだよ。
L)私と話す時と大違い。
臣)仕事だろ。
L)はいはい。
佐)じゃあ次、こっちで
対談よろしくね。
L)はーい♪
俺たちは別室に移動して
ライターさんからインタビューを受けた。
30分くらいで終わって
スタジオに戻ると
佐伯さんが走ってきた。
佐)二人ともお疲れ~~!!
臣)お疲れさまです。
佐)今日はこれで終わりね?
L)はい。
佐)あ!そーだ!登坂くん!
臣)はい?
佐)丁度さっき送られてきたのよ!
日曜日の撮影データ♡
臣)え?
佐)見たくなーい?♪♪
佐伯さんはiPadで
アルバムを開いた。
佐)ほら、これー♪♪
L)あ、これ…
佐)♡ちゃん、可愛いでしょー♪♪
L)え?登坂くんの
知り合いなんですか?
佐)彼女よー♡
L)ええええっ!!!!
臣)……
L)うっそ!!
だってこの子…、
この人と付き合ってるんでしょ?
佐)え?Jくん??
やぁね~違うわよ~ww
臣)俺の女だし。
L)え~~~!!!!
佐)そんな驚く?w
L)そうなんだ…、あのコ…
登坂くんの彼女だったんだ…
臣)なんだよ。
L)無駄に優しくしちゃった。
臣)は?
佐)ほら、KちゃんとTくんのも
よく撮れてるでしょ~
臣)そうっすねー。
佐)でもやっぱり
♡ちゃんのこの笑顔が
ダントツ可愛いのよね~♪
つーか…
こんなペアでの撮影だったんだ。
絡みってほどの絡みじゃないけど…
あのムカつく男に
こんな笑いかけてる写真とか…
見るだけでまたムカつくし。
くそーーーーー
L)この子、
この人のこと好きなんじゃない?
臣)はぁ?!!
L)ぷっww
そんなムキになんないでよw
臣)……
L)だってこんな
「好きー♡」ってカンジで
見つめ合ってるし~
佐)ちーがうのよw
それ大変だったんだから~w
L)え?
佐)♡ちゃん、全然笑えなくて
Jくんのこと登坂くんだと思ってー
ってお願いしたの。
え…?
佐)そしたらね、なんか
精神統一みたいなの始めて…w
臣)……
佐)だからこれはある意味、
登坂くんへの笑顔ってことね♡
そういえば…
俺だと思い込んだって
言ってたっけ…
L)ふーーん。
佐)じゃ、お疲れさま!
二人ともありがとね!!
登坂くん、♡ちゃんによろしく!
臣)はい!お疲れさまでした。
佐伯さんを見送ると
Lが面白くなさそうに呟いた。
L)あ~あ…
あの子結構好きだったんだけどな~
臣)は?
L)でも話変わってきたし。
今度、意地悪しちゃおっかなー。
臣)は!?
L)やだーw
そんな怖い顔で睨まないでよw
臣)……
ふざけんなよ、この野郎。
L)私の意地悪に負けちゃうくらいなら
登坂くんの彼女なんて
やってらんないと思うけど♪
臣)……
L)だって登坂くんモテるでしょ?
臣)……
L)モテるんだから…
適当に遊べばいいのに…
臣)……
L)私なら彼女に黙っといて
あげるけど♪
臣)は?
L)お互い遊びってことでどう?
臣)あんたに興味ない。
L)またまた~ww
臣)……
なんだよその自信。
L)男が女に興味ないわけ
ないじゃない♪
臣)触んな。
L)冷たーい。
臣)じゃ、お疲れ。
L)ちょっと待ってよ!
臣)なんだよ。
しつこいLの腕を振り払った。
L)今日付き合ってくれたら
彼女に意地悪するの…
やめてあげるー♡
臣)は?
L)あの子、素直そうだし
私があることないこと言ったら
信じちゃいそうだと思わない?♪
臣)……
なめんなよ。
L)可愛い彼女が
泣いちゃってもいいのー?
臣)あんま甘く見ない方が
いんじゃない?
L)は?
臣)あいつ、あんたが思ってるより
ずっと強いと思うけど。
L)何よそれ。
臣)じゃーな。
L)……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー夜ー
臣)ただいまー
♡)おかえりなさーい♡
お風呂あるよー♡
臣)サンキュー。
♡)うん♡
臣)……
♡)??
臣)…一緒に入る?
♡)私もう入ったもん。
臣)もっかい入る?w
♡)入んないよ!//
臣)つーかお前、一回も一緒に
入ってくんねぇじゃん!
♡)え!!
臣)付き合ってから一回も!
♡)え…だって…えっと…
そんな入りたいの??
臣)うん。
♡)え!!
臣)別に毎日じゃなくても
たまには入りてーよ。
♡)えー!えー!えー!//
なぜにそんな驚く。
臣)折角うちの風呂、広めなのにさー
♡)そ、そうだけど…
臣)なんだよ。
♡)だって…お風呂って…
裸で入るんです。
臣)そうです。
♡)いやです。
臣)なんで!ww
♡)恥ずかしいもん!!
絶対やだ!!
臣)お前ほんと
見してくんないよね~~
♡)え??
臣)Hん時も必死で隠すし。
♡)……//
臣)隠せば隠すほど
見たくなるのが男なんですけど。
♡)何言ってんのばかっ!///
もう早くお風呂行って~!!///
♡が無理矢理
俺の背中を押してきた。
臣)はーいはい。
入ってきます~~
♡)行ってらっしゃい…//
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私が今日のバイキングを観てると
臣くんがお風呂から上がってきた。
臣)お!TAKAHIROさんラストの?
♡)うん、今日のだよー。
臣)あ、花束もらってるー
♡)なんか…寂しくなるねー
臣)お肉もらえなくなるから?
♡)そうじゃないよっ!ww
臣)あっはははw
臣くんがソファーに座ったから
私はその隣に座った。
臣)お前は…
♡)ん?
臣)どうしたら一緒に
入ってくれんのー?
♡)はい??
まさか…まだお風呂の話?!!!
臣)そうですけど。
♡)やだってばー!!///
臣)嫌なのはわかったから
じゃあどうしたら
入ってくれんの??
♡)え?!!
どうしたらって…
えーーーーーーー
お風呂が真っ暗だったら…?
でもそれも怖いから…やっぱりやだ!!
臣)要は俺が見なきゃいいんでしょ?
♡)うん。
臣)わかった。
俺、絶対目ぇ瞑ってるから!
そう言って臣くんは
ぎゅっと目を瞑った。
♡)絶対…?
臣)うん、絶対。
♡)……
臣)……
♡)うそだぁーー!!!
臣)なんで!w
♡)だって口元にやけてるもんっ!
臣)え……//
私が指摘すると
ますますにやける口元。
♡)えっちー!!!////
臣)そうだよエッチだよ!!
♡)何それ!// 開き直りー?!!
臣)そうですーーー
男なんてみんなエッチなんですー
臣くんの腕にガバッと捕まった。
♡)やだー
男なんて嫌い~
臣)ほ~~~~
じゃあ俺のことも嫌いなんだな?
♡)臣くんは好きーー
臣)俺も男だっつーのw
♡)臣くんは特別ーー
臣)じゃあ…特別なら…
♡)入らないーー
臣)……
♡)……
臣)ほんと頑固だなー!!ww
♡)いたい~~ww
後ろからほっぺをむにってされた。
臣)っとに…
♡)カップルの人たちは
そんなに一緒に入るものなの??
臣)う~~ん…さぁ?
でもたまには一緒に入んじゃねーの?
♡)そうなのかなぁ?
なんでだろ…
臣)なんでって…w
コミュニケーションでしょ
コミュニケーション!
♡)そうなの?
臣)そ!!
俺は別にお前の裸が見たいとか
風呂の中で襲おうとか
そんな下心があるわけじゃ
ありません!!
♡)……
振り返って臣くんの顔を覗いた。
臣)…なんだよ。
♡)……
臣)なに!w
♡)ニヤけてないかどうか見てたの。
臣)やーめろ!w
♡)じゃあ…
臣)え?
♡)気が向いたら考える…っ!
臣)気が向いたら?
♡)うん…//
そう言って前を向くと
後ろから抱きしめたまま
つんつんしてくる臣くん。
臣)どうやったら気向くの?
♡)え…?
臣)……
♡)……
臣)とりあえずHする?
♡)はい!??
臣)今から…♡
♡)な、なんで急にそうなるのー///
振り向くと
臣くんはニヤニヤはしてなくて…
おでこにチュッて
優しくキスされた。
♡)////
おでこを押さえて見上げると…
臣)一緒に風呂入るだのなんだの
そんな話してたら
お前に触りたくなってきた。
♡)…っ///
ほっぺを撫でる手が
すごく優しくて…
臣)やだ?
♡)……//
臣)ん?
♡)や…じゃないけど…//
小さく返事すると
臣)じゃあ遠慮なく♡
ずるい声が、耳元で響いた。
ーendー
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