【57】心の準備

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岩『うん。わかった!
  バレて…ないよね?
  あはは♡ OK!
  じゃあ明後日よろしくね♡
  はーい!』


隆)♡ちゃん大丈夫そう?w
岩)うん!♪
健)いや~楽しみやな~♪
岩)だねw


ガチャッ


健)おわぁ!!
臣)え、なに。
健)いや、びっくりしたわぁ~~
臣)なにが?
健)いきなり入ってくるから。
臣)なんだよそれw


今日は7人で久々の歌収録。


リハも終わって楽屋で弁当を食ってると
Rが入ってきた。


R)お疲れさまでーす…
健)おお!Rちゃんやん!!
R)入ってもいいですか?
健)ええでええで~♪
  どうしたん?
R)私も今日、歌収録なんです。
隆)あ!!そうなの??
  俺たちと一緒だったんだ!!
R)はい。
  それで…これ、
  来月出る、私のシングルです。
  良かったら…
岩)え~Rちゃん歌出すんだ!!
  聴きたい聴きたい!


RはみんなにCDを配った。


R)はい。
臣)ん。
R)……
臣)なんだよ。
R)ありがと。
臣)なにが?
R)あの後…、言ってみたの。
  あたしがやりたい歌。
臣)うん。
R)そしたら…
  曲変えてもらえた。
臣)マジで?


って話してたら
いきなりRの歌声が
スピーカーから流れてきた。


隆)うわ、歌い出しがイントロなんだ!
  かっけー!!
岩)すげ~なんかまた
  イメージ変わるね!
健)なんやこれ、
  めちゃめちゃカッコイイ曲やん!
R)……


岩ちゃんがかけたCDを
俺もしばらく聴いてみた。


R)なんか言ってよ。
臣)…つーかお前
  歌うとこんな声なんだ。
  かっけーじゃん。
R)ほんと?
臣)これはアイドルな曲は
  合わねーわなw
R)カッコイイ?
臣)うん。
R)……//


Rは嬉しそうに笑った後、
俺の目を見てふいっと横を向いた。


R)別に…これくらい
  普通に歌えるし。
臣)…うわー出た。
  ほんと可愛くねぇ奴。
R)別にあんたに可愛いとか
  思われたくないし!
臣)あっそ。
R)そ!
岩)なんか…二人、仲良いね?
臣)どこがだよ!
R)…あんた…ムカつくけど
  あんたのおかげで…
  この曲歌えたから…はい。
臣)は?


手渡された謎の箱。


臣)何これ?
R)お礼。
臣)は?
岩)あ!もしかして
  臣さん誕生日だから?
R)……
臣)え?
R)明後日、誕生日なんでしょ。


あれ?


臣)明後日??
R)え、違うの?
臣)あれ?明日じゃなかったっけ?
岩)明後日だよ?
臣)あれ?俺…曜日の感覚ズレてた…
隆)自分の誕生日じゃん!w
臣)えー!明日だと思ってた!!
  え~~~


♡とのHの約束がぁ〜〜!!


隆)まぁ別にどっちでもいいじゃんw
  プレゼントもらったら?
臣)え?…あっ…
R)はい。
臣)…つーか
  何で俺の誕生日知ってんの?
R)別に!!じゃあね!//


Rは俺に箱を押し付けて
そのまま楽屋を出ていった。


臣)なんなんだあいつ。


意味わかんねぇし…
プレゼントなんかいらないんだけど…


健)いいな~臣~
  Rちゃんからプレゼントやて~
岩)いいな~
健)♡ちゃんに言うたろ~
臣)なんで!
健)臣が浮気してんで~って。
臣)してねーし!
岩)そういえば俺、昨日
  Lちゃんから電話来たんだけど…
健)おお、Lちゃん!
岩)また一緒に飲もう~って言ってた。
健)ほうほう!
岩)で…、臣さん連れて来てねって。
健)え!!!
  Lちゃんて臣狙いやったん?!
臣)……
隆)そうなんだ…
臣)知らね。


ガチャッ


N)はいはいみなさん
  そろそろ着替えますよ~~
岩)はーい!!
健)よっしゃ行くかー!!


俺たちが衣装に着替えて
スタジオに行くと
収録前のRが待機してて…

みんなは脇でアップを始めた。


隆)なんかRちゃん、
  めちゃめちゃ緊張してない?
臣)ほんとだ…


ガッチガチじゃん。


臣)おい。


俺は後ろから話しかけた。


R)きゃあ!!!!
臣)…きゃあって…
R)び、びっくりした…
  何よ!!
臣)何って…
  緊張しすぎじゃね?
R)……
臣)いっつも生意気なのに
  らしくねーじゃんw
R)なにそれ!
隆)あははw
  リラックスリラックス♪
R)わかってるけど…
臣)……
R)……
臣)歌も上手かったし
  曲もかっけーし…
R)えっ
臣)自信持ってかましてこい!
R)…わかってる!!!


そう言うとRはマイクを受け取って
カメラの前に立った。


カウントが鳴ってRが歌い出すと
NAOTOさん達が釘付けになってた。


N)わ、すげーね、あの子。
直)うわー
  歌でもやってけそう…
E)やーばいっすね。
臣)ふはw
隆)臣って結局優しいんだよなー
臣)え?
隆)べーつに。


何の話じゃ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ー夜ー


臣)ただいまー!
♡)おかえりー!!


♡が飛んできた。


♡)お帰りなさい♡♡
臣)ただいまw
♡)なぁに??
臣)いや、今日は飛んできたな~
  と思ってw


可愛かった。


♡)へへへ♡はい♡
臣)え?


ニコニコ両手を広げる♡。


♡)お帰りなさいのぎゅー♡
臣)何それ。


可愛すぎるんだけど…


臣)もう今すぐ
  襲ってほしいってこと~?♡
♡)ち、違うー!!!!!
臣)なーんだ。
♡)も、もうっ!//


ちげーのかよ…


♡)この荷物、なぁに?
臣)誕生日プレゼント。
♡)こんなにもらったの?
臣)うん。
  なんか色んな人くれた。
♡)そうなんだ。
臣)風呂ある?
♡)あるよー♡
臣)じゃあ入ってきまーす。
♡)うん。
臣)なに?
♡)え?
臣)一緒に入りたそうな顔
  してたから。
♡)してない!///
臣)あっそーw


ちぇっ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


臣くんがお風呂に入ってる間
リビングでテレビを観てると…

しばらくして携帯が鳴って


♡)あ。


岩ちゃんからのLINEだ。


臣)わ!!
♡)わぁっ!!!!!
臣)あはははw
  びっくりしてやんのー♪


後ろから驚かされた!!


♡)み、見た?!!
臣)何が?
♡)え…今…
臣)携帯?見てねぇけど。
♡)そ、そっか!!


危ない危ない…


臣)なんだよ。
♡)なんでもないです!
臣)あやし~~~
♡)あやしくないです!
臣)ふーん。
  あ~あ、俺浮気されてんのかな~
♡)はい?!!


今なんて?!


臣)最近彼女が挙動不審なんだよな~
♡)え!!!
  私、挙動不審?!
臣)うんw
♡)え!!べ、別に普通だよ?!
臣)他に好きな男出来たんじゃ
  ねーかな~
♡)何それっ!!


そんなわけないのに!!


♡)臣くんっっ!!


私はiPhoneを放り投げて
臣くんに飛びついた。


♡)出来てないっ!!
  臣くんが好き!!
臣)いや、冗談だけどw
♡)好き~~~~っ


ぎゅーーーっ


臣)わかったってw
♡)う~~


こんなに好きなのに
あらぬ疑いを…


臣)はははw
  …じゃあ、証明して?w
♡)え?


証明…?


臣)そんなに好きなんでしょ?
  俺のこと。
♡)えっ…


口角が上がった臣くんの顔が
一気に近付いてきて…

私はとっさにしゃがんだ。


臣)え。
♡)~~//
臣)おい。
♡)……//
臣)お前は何を忍者のように
  かわしてんだよ。


だって…//


臣)あったまきた。
♡)え…!!…っきゃっ


臣くんは私を抱っこすると
ベッドに直行した。


♡)え!え!!おろして~!//
臣)はい。


私が暴れると、おろしてはくれたけど…
そのまま臣くんが跨ってきて…


♡)ちょ、ちょっと…!!
臣)なにー?


とか言いながら
Tシャツ脱ぎ出すし…!


♡)お、臣くんの誕生日
  明日ってゆーか明後日だよ!!
臣)うん。
♡)今日じゃないよ!!
臣)あ、そう!俺、間違えてた。


あ、間違えてたんだ。


♡)だから…
臣)だから?


えっと…


♡)明日に…しませんか…?//
臣)今日も明日もすればいいじゃん。
♡)え!!
臣)明後日も♪
♡)えー!!死んじゃう!!
臣)死なねぇよw
♡)死んじゃうもんっ!!
  ドキドキして…死んじゃう…//
臣)なーにそれ…
  ほんとお前は…w


臣くんが私の服に手をかけた。


♡)や、やぁっ//
臣)いいじゃん。
  誕生日プレゼント、お前でいいから。
♡)3日も無理ー!//
臣)じゃあとりあえず今日♪
♡)ま、待って…
臣)もう~!!
  なんなんだよお前はw
♡)だ、だって心の準備が!!
臣)昨日襲うっつったろ!
  心の準備くらいしとけ!w
♡)待ってよぉ//


臣くんはいっつも
あっという間に襲ってくるから

ドキドキして
心臓が追いつかないんだもん…//


臣)わかった。
♡)え?
臣)待つ。
♡)…は、はい…


待つって言って
臣くんがじっと見てくる…

どうしよう…


♡)あの…
臣)はい。
♡)えっと…//
臣)なに。
♡)あの…
臣)脱がしていい?
♡)…はい…//
  …って、ちょっと待って!//
臣)なんだよ!w
♡)なんか改まると恥ずかしい…
臣)お前が待てって言ったんだろ!w
♡)だって…//
臣)も~~~
  お前はもう黙って俺に流されてろ!


ドサッ


♡)やぁ…っ//
臣)俺がちゃんと
  気持ち良くしてやるから♪
♡)な、何言ってんのー!!//
  エッチ!!!////
臣)エッチってなんだよ!!
♡)んん…っ//


臣くんの唇が…

次々に…身体に触れる。


臣)…気持ち良くねーの?
♡)……っ///


そんな瞳で…見ないで…っ


♡)ん…っ// や…ぁ///
臣)…気持ち良くない?
♡)え…、やっ、耳元で…言わないで//
  …や…/// あ…っ
臣)ねぇ。
♡)もうっ/// やー!!!


私は毛布の中に隠れた。


臣)おい!!
♡)やだー!やだー!///

臣)なんで!!
♡)エッチー!!///

臣)いや、最中ですけど…
♡)やだー!///

臣)やだって…w
♡)ううっ…


だって…


♡)エッチなことばっかり
  言ってくるんだもん…//
臣)だって全然気持ちイイって
  言ってくんねぇんだもん。
♡)そんなの恥ずかしくて
  言えないもんっ//
臣)ふーん♪


臣くんがニヤッと笑って
毛布の中に入ってきた。


臣)じゃあほんとは
  気持ちイイってことー?
♡)……///


臣くん、ずるい…


♡)うん…///
臣)えっ


私が頷いたから
臣くんがニヤニヤしてる。


♡)でも…っ//


また毛布で顔を隠した。


♡)臣くんに触られると
  おかしくなっちゃうの///
臣)ふはっ!//
♡)なにー//
臣)いや、素直で可愛いなーと思って♡
♡)…っ///


恥ずかしい…


臣)じゃあもっと触っていい?
♡)え…っ


臣くんにぎゅっと包まれて…


♡)あっ…//


服の中に滑り込んできた。


臣)おかしくなっていいよ?
♡)え…っ

臣)もっと素直に感じろ…
♡)や…っ///


ほんとにドキドキして
死んじゃいそうなのに…

いくら誕生日でも3日も無理だもんっ!!




ーendー

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