M)先輩♡
昨日花火見えまひたー?
K)お前は食ってから喋れw
M)ん~~~
見れましたぁ?
Mちゃんが慌ててご飯を飲み込んで
聞いてきた。
♡)えっと…うん。見れた…//
M)先輩の家の近くでしたもんねー♡
いいないいなー♪
♡)……//
K)どうした?
♡)あ…、なんでもないっ//
M)???
K)……
M)花火は一人で見たんですかぁ?
♡)えっ!!!
M)……
K)……
♡)えっと……えっと……//
どうしよう。
♡)あの…っ!!!
M)はい!!!
♡)わ、私……、
……言って…いいかな。
♡)…私…、えっと…
気になる人がいるの!!!
M)え、知ってますけど。
K)うん。
♡)えっ!!!
どうして?!!
M)だってこの間も
言ってたじゃないですかぁ~
♡)え!!私言ってないよね?!
K)まぁ…自分で「気になる」とは
認めてなかったけど…
認めたんだ?w
♡)え……、っと…、うん…//
M)え、え、もしかして
その人と花火見たんですかぁ?
♡)……(こくん)///
M)わぁぁぁ♡
いいないいなぁ~~!!
K)ほ~~
んで…なんでそんな赤面するよ。
♡)えっ!!///
わ、私、赤い?!!//
M)え…もしかして…
もうHしちゃったんですかぁ?♡
♡)ちょ、ちょっと!!///
するわけないでしょ!!
何言ってんの?!もう!!
M)な~んだぁ…
もう、びっくりした…//
K)なんかあったの?
♡)え…っと…、……あのね…//
手…繋いだの///
ドキドキ…
M)……
K)……
♡)……///
M)えーと…、…え???
それだけですか?
♡)えっ!
それだけって…
M)まさか…手繋いだだけで
そんな初H翌日みたいな
リアクションしてたんですか…?
♡)えっ!!!///
だ、だって…
いきなり繋がれてすっごく
ドキドキしたんだもんっ//
M)え…先輩…、可愛すぎるんですけど…
もう抱きしめたい~~!!
♡)きゃあっ
M)もうもう~~♡♡
く、苦しい……
K)手繋がれたから気になってんの?
♡)え?
……ううん…、違う。
えっとね…
K)……
♡)ずっとなんか…ドキドキしたり
気になってたんだけど…
M)え~~~それってもう
好きなんじゃないんですかぁ?♪
♡)わ、わかんない…//
K)好きって言われたの?
♡)え?
K)その男に。
♡)え、言われてないよっ!!///
K)ふーん。
今回は言われてないんだ。
♡)え?
K)でも気になってんだ?
♡)…うん。
だって…
♡)なんか…ドキドキすること
いっぱい言ったりしたりするの。
K)え?その男が?
♡)うん…//
でも…私はずっと…
ドキドキしちゃダメだって思ってたの。
友達だから…って。
K)うん。
♡)そしたら…昨日ね?
ドキドキしてもいいよ…
みたいなこと言われて…
K)は??何それ!!
ドキドキしてもいいだぁ?!
♡)あ…違うの!えっと…
私がドキドキしてもいいの?って聞いたら
「どうぞ?」って言ってた…//
K)はぁぁぁ?!!
♡)え…、Kちゃん…??
K)何その男~~!!!
M)あら…Kさんお怒りです。
♡)えーー!!なんでー!?
そんな怒るところあった?!
K)俺にドキドキすんなら勝手にすれば?
お好きにどうぞ?
ってことでしょ!??
何その上から男~〜!!
♡)えっ!!
そんな嫌なカンジじゃなくて…
K)やだー!!
なんかJさんと同じ匂いするー!!
♡)えっ!!Jさん?!
M)確かに~~
話聞いてると
雰囲気似てるかもですね~~
♡)ええっ…
に、似てるのかな…
そんな風に思ったこと一度もないけど…
K)絶対そいつチャラいよ!
やめときな!
♡)えっ!!
K)色んな女にそーゆーこと言ってそう!
M)あら~~それは悪い男ですね~
K)絶対遊び人。
♡)えーーー!!!
そんな…
K)てゆーかあんたもう、Tでいいじゃん。
♡)え???
M)Tさんですかぁ?
確かに先輩に一途ですよね~♡
K)あいつアホみたいに純粋だし
たまにうざいくらい一生懸命だし
あんたのこと…死ぬ気で
幸せにしてくれると思うけど。
M)あははは、確かに!w
絶対命懸けで頑張るーーw
♡)なんでTくんが出てくるのー?
Tくんは同期だよ??
恋愛対象じゃないよ。
K)はぁ…ほんとあんたは…。
♡)……??
どうして話が飛んだんだろう。
K)てかさ、あんたはすぐ変な男に
騙されんだから
あいつくらい純粋な奴が
合ってるんじゃない?って話。
♡)騙されてなんかないもんっ!
K)まぁ…騙されてるわけじゃないけど…
猛アタックされて
その気持ちについつい
応えたくなっちゃって
付き合い始めちゃうじゃん。
いつものパターン。
♡)だから…っ、今度はちゃんと
自分から好きになった人と
付き合うんだもん!!
K)え?
私、決めたんだもん。
♡)もう…「好きになれるかも」で
誰かと付き合ったりしない!!
K)そうなの?
♡)うん!!!
K)……
♡)それに…
今気になってる人には
猛アタックなんてされてないもん…
K)……
♡)私のこと…どう思ってるか
わかんないし…
K)……
♡)でも…私は気になるから…
ちゃんと自分の気持ち
確かめてみる!!
臣くんのことも
もっと知りたいって思うし…
M)そのためにはまず
相手を知らないとですね~~
♡)うん!そうなの!
K)そっか…
そんなちゃんと考えてんだ。
♡)うん!!
K)だったら…応援するけど…
♡)……えへへ♡ありがとう♡
K)でも!
♡)え?
K)その男はあたし好きじゃないから!
先に言っとく!
♡)え~~~!!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日はテラハの収録日。
道が空いてて一番に着いた俺は
弁当を食って寝てた。
しばらくすると
みんなの笑い声で目が覚めて…
Y)あ~臣起きたぁ~
馬)臣くんお疲れなん?
臣)あ、いや…
食ったら眠くなって…
ト)おはようございますw
臣)おはよーー
山)はいはい、じゃあ
臣くんも起きたってことで!
徳)せやなー!
臣)え??
徳)続きどうぞ??
臣)はい??
続きってなんだ??
Y)臣の恋物語の続き~~♪
臣)え、なんすかそれ!w
ト)聞きたいです~~♡
山)ほら~トリちゃんが
こんな可愛くお願いしてるんだから~
臣)え…え…
Y)♡はさぁ~~
結局魔性だったの~?
徳)デートどうやったん?
臣)ああ…
どっから話せばいいんだろ…
Y)あ…
馬)臣くんがニヤけてる…
徳)ほんまや…
臣)え!!うそ!!
俺ニヤけてました?!
馬)口元がうっすらw
臣)え…やべ…恥ず…//
ト)何かいいことあったんですか?♡
臣)うーん…、なんか…
Y)あ、顔隠した。
山)何この照れてる臣くん!
そーゆーのずるいよほんと!
臣)いや…
思い出したらなんか…///
徳)ちょーい!それを話してや!w
Y)そうだよ!気になんじゃん!w
みんなに急かされて…
俺は…
♡と海に行ったこととか
昨日花火を見たことを簡単に話した。
ト)キャーー♡
一緒に花火~~♡♡
山)なんか夏のイベントを謳歌されてますね?
どんだけですかー?
Y)なんでそんな悔しそうなんだよw
山)だって…
あ~あ~~ずるいな~~~
徳)花火はさ、一緒に見て
なんかいいカンジになったん?
臣)なんか…
徳)うん。
臣)今までほんと鈍くて
全然伝わってなかったんすけど…
徳)うん。
臣)やっと気付いてくれたかも。
一同)おおおお!!!
徳)やっと?!
臣)はい…。
馬)なんでなんで?
臣)臣くんに…
ドキドキしてもいいの?
…って聞かれて…//
あ~~~///
やべ、これめっちゃ恥ずいな///
Y)あ、また隠れた。
徳)なんやそれ!!
ドキドキしてもええよ!!
ええに決まってるやん!!
そんな可愛いこと言うんやったら
もうめちゃくちゃにしたんで~~///
臣)…っ
徳)ってカンジやんな、そんなん言われたら。
臣)……///
ほんとにそんな感じでした。
馬)なんか♡は…
ほんまに可愛い子やね~
天然でそれなんやったら
なんかこわいくらいやわw
ト)てゆーか!!
山)わ!びっくりした!
Y)はい!なんでしょうトリンドル先生!
ト)ドキドキしてもいいの?
ってことは…
好きになってもいいの?
ってことですよね??
臣)えっ!!
馬)まぁ…確かにそうやんね~
臣)えっ!!
そうなの?!
ト)臣くんなんて答えたんですか?
臣)…どうぞって。
ト)キャーーー♡♡
山)わ、わ、じゃあそれって
俺のこと好きになってもいいよ
ってこと?!
臣)え…そんなニュアンスで
言ったんじゃないけど…
なんか…俺もいっぱいいっぱいで
普通にそう答えちゃいました…。
徳)うわ~~なんかもうこの微妙な関係!
微妙な駆け引き!!
いっちばん楽しい時やん!!
ええな~~~♪
馬)もうキュンキュンですわ。
ト)キュンキュンです♡
Y)たまりませんわ。
臣)……///
俺も昨日は
キュンキュンして死にそうでした。
山)はぁ…いいなぁ…
徳)お前はどうなってん。その後。
山)え、聞いてくれるんすか?
こんな俺の話?
徳)おまけ程度になw
山)ひでーやw
臣)え、どうなったんすか?
山)どうもこうもないよ!
臣)え??
山)臣くんの真似してさ…
デートにちょっと
花束持ってったわけですよ…
Y)あはははーw
早速真似してる~~w
山)そしたら…
ト)そしたら…?
山)店に忘れていかれた…
馬)は??
徳)え、どゆこと?!!
山)あとから店から電話きて
お忘れ物ありますよって…
臣)え、店で渡して
そのまま店に忘れていったって
ことっすか?
山)そ。その程度だったってことよ。
ト)え…信じられない…。
山)あげた瞬間は喜んでたんだけどなーー
徳)でもほんまに嬉しかったら
忘れていかんよな?
Y)それ、遠回しに
フラれたんじゃないのー?
山)えっ!!!!!!
臣)え…だとしたら
そんな振り方ひどくないすか?
徳)うーん…でもありえるかもな…
山)うわ~~~~
もう嫌だぁぁ~~~!!
くそーーー!!!!
馬)どんまい…
ト)てゆーか…そんな女の子
やめて正解じゃないですか?
山)え?
ト)だって…思いやりがないですもん。
臣)……
確かに……
貰ったもんを忘れていくとか…
ないよなーー
山)俺も…花あげたら
泣いて喜んでくれるような
ピュアな子に出逢いたい…
Y)じゃあ♡でいいじゃんw
臣)え、ちょっ…
山)可愛いんだっけ?
臣)可愛いけど…
山)会いたい!!!
臣)いや、ダメっすよ!!w
徳)お前が臣くんから
奪えるわけないやろ!!
あほやなーw
Y)だーかーらー
もう山ちゃんはとっとと諦めて次っ!!
臣はとっととぶちゅーっとかまして
付き合う!!
以上!!
馬)また…w
臣)あ…そういえば…
馬)え?
臣)トリちゃんの言ってた通りだった。
ト)え??
臣)付き合ってもいないのに
チューしようとする男なんか
嫌いだって言ってた。
ト)え!!臣くんチューしようと
したんですか??
臣)いや!!してない!!//
俺じゃなくて…
徳)え…誰かにされそうに
なったってこと?
臣)多分…。
あの感じは絶対そうだよな。
山)え…そんな話を臣くんにしてきたの?
臣)うーん…まぁ流れで。
なんか必死にごまかしてたけど…
山)わーわーわー、もうわかった。
Y)はい?
山)それ…とんだビッチだね。
徳)はぁ??
山)私、他の男にキスされそうになったの。
私ってほんとモテモテなの。
早くこないと他行っちゃうわよ?
っていうめっちゃ上からの合図だね。
臣)え…。
何それ。
徳)お前何言うてんの?
臣)全然そんなカンジじゃなかったけど…
山)甘いね!!
臣くんは全然わかってない。
騙されてるね!!
臣)え…っ
山)うわ~~~臣くん、
悪い女に引っかかってるな~~~
Y)おい。妄想はその辺にしとけ。
山)えっ!
ト)もう~~~~
臣)あ…でも…
山)え?
臣)テラハいつも見てて
山里さんのこと
好きだって言ってましたよ。
山)え!!♡が??
臣)はい。
山)え……♡♡
臣)あと…
トリちゃんと考え方似てるって
自分で言ってた。
トリちゃん大好きだって。
ト)え~~嬉しい♡♡
徳)俺は!俺は!!
臣)えーと…個人的には
言ってなかったっすけどw
でもスタジオメンバーみんな
大好きだって言ってました。
Y)いやーーん♡
♡ってばめっちゃイイ子♡
今度飲みに連れてきなよ~♪
徳)あ、それいいっすね!
会いたい…つーか、見てみたい!
山)俺も!!
Y)はぁ?
あんたさっきビッチだとか
言ってたじゃーん。
山)え?そんなこと言いました?
馬)ちょっと好きだって言われたからって
単純…w
Y)よし!臣!
今度連れてこい!!
臣)機会があれば…w
ト)わぁ♡会ってみたいなー♡
山)絶対可愛いよな~♡
惚れちゃったらどうしよう♡
臣)いや、ダメっすから!w
山)ダメって言われると
なんか燃えるよな~~♡
臣)いや、ほんとに!ダメ!!
馬)あはははw
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ランチから戻ってきて
デスクで仕事をしてると、
Jさんがこっちの島までやってきた。
女)わ、わ、Jさんだよ!
女)ほんとだ!
わ~~近くで見ても
ほんとカッコイイ♡♡
女)めっちゃイケメン~~~♡♡
女)いいな~~
あんな人と結婚したい~♡
女)わかるーー♡
J)♡ちゃん、ちょっといい?
♡)あ、はい!
J)この間話した来月の説明会の
ことなんだけど。
♡)はい!
J)18時に会社出て
車で向かう流れでいいかな?
♡)わかりました!
J)でね、その説明会に
S社の部長とG社の部長が来るから
サンプル資料、用意しておいてもらっても
いいかな?
♡)わかりましたー!!
J)よろしく♪
♡)はいっ!!
Jさんはニッコリ笑って、
私の頭をポンポンして戻っていった。
♡)……
この間…
男として見てって言われてから…
Jさんのスキンシップが
増えたような気がする…。
Jさんのこと、嫌いじゃないけど…
触られるのはちょっと…やだな。
女)ちょっと♡ちゃん!!
♡)はいっ!!
女)何今の!!
♡)え?
女)頭ポンポンされてたぁ!!
女)あのJさんに…!!
♡)え…はい。
女)うらやましすぎる~~♡♡
女)いいないいな~!!
女)もしかして…
♡ちゃんとJさんていいカンジなの?
女)なんかお似合いだし…
♡)え、違います!!
そんなんじゃないです!!
女)え~~そうなの??
♡)Jさんはただの先輩です!!
女)そうなんだ…
T)ふーん…じゃあ俺は?
♡)わっ!!!
振り向くとTくんがいてびっくりした。
♡)……え??
T)Jさんはただの先輩なんでしょ?
♡)うん。
T)じゃあ俺は?
♡)Tくんは同期。
T)はぁ…もういいや…
来週の月曜、ヒマ?
♡)え??月曜??
は…、えーと…、あ!予定ある!!
T)え…っ
その日は臣くんが来るんだ!
♡)どうしたの?
T)うーん…別に。
♡)そっか。
T)予定って何?
♡)えっ!!///
な、なんで……
♡)内緒っ!!
T)えっ…
♡)……///
男)おい、T、そろそろ行くぞー!
T)今行く!
♡)あ…、じゃあね?
T)え…、あ…っ
今度、また飯行こ!!
♡)え??
T)もう何もしないから!絶対!!
♡)え…// ちょ、ちょっと!!
声大きい!!//
T)あ…ごめん。
じゃーな、お疲れ!
♡)お疲れさま…//
K)ほんと声でか…w
M)みんな聞いてましたよーw
♡)もう恥ずかしい~~!!
M)Tさんに何かされたんですか?
♡)え?
M)もう何もしないから~って
必死だったからw
♡)あ…うん…。
それはもう…いいんだけど…
♡)はぁ……
K)どうした?
♡)…なんか…男の人ってよくわかんない。
K)え?
♡)難しいな…。
好きじゃないのに
酔ってチューしようとしてきたり…
冗談ばっかり言ってたと思ったら
いきなり真剣に男として見てって
言ってきたり…
友達だと思ってたのに
いっぱいドキドキさせられたり…
♡)……
私…、
そんなに恋愛経験が豊富なわけじゃないから
よくわかんないよ…。
自分の気持ち確かめようって決めたけど…
臣くんは…
Kちゃんが言うみたいに…
他の女の子にも同じようなこと、
言ったりしてるのかな…
遊んでるのかな…。
……気になる…。
よしっ!!
月曜日聞いてみよう!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
収録を終えてレコーディングに向かうと
隆二がもう先に来てた。
隆)おつー
臣)おつかれ。
隆)覚えてきた?
臣)いや、ちょっと…
かなり難しくない?
隆)うん。ヤバいw
臣)なんか最近こんなんばっかだよなw
隆)やっと『冬物語』
録り終わったと思ったら
これだもんなーw
臣)あれも難しかったよな…
隆)うん。
臣)でもアルバムあとちょっとだよね。
隆)うん。でもこれ一番むずくない?
臣)うーん…全部苦戦してっけど
確かにこれツライ…w
S)おつかれさま~~w
なんか言ってた?w
STYさんがスタジオに入ってきた。
臣隆)お疲れさまです!
S)ツライとかなんとか…
臣)いや~もう難しすぎて
何回聴いても譜割が入んないっすw
隆)マジで!
S)例えばどこ?
臣)どこっつーか…全部っすw
S)ええ!またまた~~w
とか言って二人とも聞き込んで
来てくれてんでしょー?
隆)いや、聴きましたけど
なんすかこれ~~w
臣)音のハマり方とかヤバいよね。
隆)カッコ良すぎ。
臣)めちゃめちゃカッコイイから
絶対歌いたいんすけど…
隆)マジでむずい…
S)そんなこと言ったって…
来年のシングルとか
もっとガンガンいっちゃうよ?
臣隆)えっ!!!
S)HIROさんにも言われたしw
臣隆)ガンガン…ですか?
S)そんな怯えた小犬のような目、
しないでw
臣隆)これより難しいやつ…?
S)大丈夫大丈夫w
そんなこと言って
二人とも歌えば歌うほど
どんどん上達してモノにしてくから!
臣)ちなみに…
隆)来年のって…どんな…
S)なんか三代目~!!
ってカンジの新しい曲!!
臣)おおお…
隆)やべぇ…めっちゃ楽しみw
S)だからとりあえず今日は
これ仕上げるよ~~~
臣隆)はーい!!
……
…
それからレコーディングを終えて
家に帰ってきたのは、丁度0時。
臣)あ~~~疲れた……
ベッドにダイブして、
スマホを手に取って。
0時か…
♡は…寝てるよな…。
一瞬でいいから声聞きたいな…
すげぇ癒されそう…
あ~~~~
『起きてる?』
試しにLINEしてみると、
すぐに返事が返って来た。
『起きてるよー!』
臣)……っしゃ!
俺は即行で電話をかけた。
♡『もしもし!』
臣『まだ起きてたの?』
♡『うん!もうすぐ寝ようかなーって
思ってた!』
臣『そっか…』
あ~~~
声聞けて良かった…
なんか…疲れ吹き飛ぶ……
♡『臣くんももう寝るのー?』
臣『いや…俺は今帰って来た。』
♡『わわわ!お疲れさまー!!』
臣『ありがとw』
♡『そっか、今日レコーディング
だったんだっけ?』
臣『そうそう。』
♡『楽しかったー?♡』
臣『え???』
楽しかった?って
あんまり聞かれないよな…
なんだそれ…w
♡『何のレコーディング??』
臣『次のアルバムの。』
♡『わぁ♡楽しみだな~♡』
臣『え…ほんと?』
♡『うん!すっごく楽しみ♡』
臣『……』
そんな可愛く言われたら…
めちゃめちゃやる気出てきた…
♡『でも…こんな時間まで大変だね。』
臣『もっと夜中までやることもあるよ。』
♡『えー!!うそー!!』
臣『ほんとw』
♡『わぁ…本当にお疲れさまー!!』
臣『……一瞬でいいから声聞きたくて
電話した。』
♡『え?』
臣『なんか…癒されたわ。
ありがと…。』
♡『え…/// えっと…
私の声なんかで良かったら
いつでもどうぞ…///』
臣『えっ…』
何それ。
臣『んなこと言ったらほんとにかけるぞw』
♡『いいよ?』
臣『え…っ』
♡『……』
臣『……///』
あ~~~~
もう好き!!!!
早く会いてぇ~~!!!!
臣『早く月曜になんねーかな…』
♡『あはは、どうしたの?
お腹空いたー?w』
臣『いや、だからちげーしw』
♡『え??』
なんでそうなる。
臣『お前に会いたいなって。』
♡『えっ!!』
臣『つーかほんとお前って鈍いよなー?』
♡『えっ!!』
臣『天然??』
♡『えっ!!』
臣『…ってさっきから
「えっ!!」しか言ってねぇしww』
♡『えっ!!
あ、ほんとだっ!!』
臣『あはははww』
♡『だ、だって…』
臣『んーー?』
♡『どうして…会いたいの?』
臣『どうして…って、それ言わせる?』
♡『え??』
臣『わかんだろ、そんくらい。』
♡『え…っ』
好きだからに決まってんだろーが…
臣『自分で考えて。』
♡『え!!また?!』
臣『そ。』
♡『わかんないから聞いたのに…』
臣『ばーか』
♡『えっ!!』
臣『あほ。』
♡『え!!なんでいきなり
悪口いっぱい言うの?!』
臣『あはははw』
♡『もうっ!!月曜日のご飯、
グリーンピースだらけにするからねー!』
臣『そんなんお前も食えねーじゃん。』
♡『はっ!そっか!!』
臣『やっぱりばかだろ、お前w』
♡『もう~~!!!』
臣『あはははw』
ほんと面白い奴w
♡『もう寝るもんっ』
臣『はいはいw』
♡『おやすみなさい。』
臣『おやすみ。』
♡『……』
臣『…ありがとな。』
♡『……ううん。』
臣『じゃ。』
♡『うん。』
ピッ。
臣)………はぁ…。
なんか…
もどかしくて
そのうち好きだって言っちゃいそうだな。
今言っても絶対付き合えないって
わかってるけど…。
ああ…でも、
声聞けて良かった。
ーendー
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