[321]朝陽の中で…(隆二&♧Side)

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たっぷり二人で海を堪能して、
名古屋のホテルに着いたのは午後3時過ぎ。
 
チェックインして通された部屋は
あまりにも豪華で、私は言葉を失った。
 
 
隆)まだ時間あるねー。
  スパ行ってくる?
♧)え?
隆)ほら、これ。
♧)…っ
 
 
渡されたのは、豪華なエステチケット!
 
 
隆)帰ってきてからでもいいし
  今行ってきてもいいよー?
♧)これ…は…、
隆)俺からのプレゼント♡
♧)…っ
隆)いつも色々してくれてるお礼♡
♧)…っ
 
 
そんな隆二くんの気持ちが嬉しくて、
目がうるうるしてきた。
 
 
隆)あー!泣かないの!w
♧)だって…
 
 
温泉だってこのお部屋だって
このエステチケットだって…
 
 
♧)どうしてこんなにしてくれるの…?
 
 
贅沢すぎるよ。
私のために…こんな…
 
 
隆)♧に喜んでほしいんだもん。
  笑ってほしいんだもん。
♧)そんなに甘やかしたら…
  私悪い女になっちゃうよ…?
隆)えー?あはははw
 
 
涙をごまかしながら冗談を言う私を
隆二くんは笑いながら抱きしめた。
 
 
隆)いいの。
  ♧にはなんでもしてあげたいの。
  俺が持ってるものならなんでもあげる。
♧)だから…そんなに甘やかしちゃ…
隆)いーのっ!
 
 
隆二くんはぎゅむーっと私を閉じ込めた。
 
 
隆)いつものお礼だって言ったじゃん!
♧)…っ
隆)受け取って?ね?
♧)……(こくん)///
 
 
隆二くんの顔をじっと見上げて
「ありがとう」って伝えたら…
 
その顔はふにゃんって緩んで、
私の大好きな綿あめスマイルになった。
 
 
♧)隆二くん、大好き///
隆)俺も大好き♡
♧)ほんとにほんとに大好き///
隆)あんまり可愛いとまた襲われるよー?
♧)えっ!///
隆)ほら、エステ行ってきたら?w
♧)行ってきます!///
隆)ははは、行ってらっしゃーいw
 
 
私はもらったエステチケットを握りしめて
部屋を出た。
 
 
ホテルの最上階にあるスパは
とってもラグジュアリーな空間で…
 
綺麗なお姉さんに
「結婚式ですか?」なんて聞かれて
驚いてしまった。
 
 
きっとここのエステは花嫁さんとかが
ブライダルエステとかで来るような
特別な場所。
 
そういう時にしか味わえないような
とっておきの施術なんだ。
 
 
ドキドキしながら贅沢な90分を
しっかりと堪能して…
 
ふわふわ夢見心地で部屋に戻ると、
隆二くんはベッドにうつ伏せで眠っていた。
 
 
運転…疲れちゃったかな?
 
 
そっとベッドサイドに腰掛けて
隆二くんのサラサラの前髪に指をかけた。
 
 
LIVEは18時から。
そろそろ起こした方がいいかな…?
 
 
♧)……隆二くん…?
隆)……ん…、
 
 
あ。
ゆっくり目を開けた隆二くんが
私の手をそっと掴んだ。
 
 
隆)…っ
 
 
私の姿を確認したその瞳は
ハッと見開いて…
 
 
隆)びっくり…した…///
♧)え…?
 
 
本当に驚いたように、パチパチ瞬きしてる。
 
 
♧)どうしたの?
隆)いや、だって…すげぇ綺麗じゃん///
♧)え…?
隆)女神かと思った…。
♧)…なに…言ってるの…///
 
 
隆二くんはゆっくり起き上がって
私を抱きしめた。
 
 
隆)……うん、女神だ。
♧)まだ言ってる…///
隆)だって…
♧)エステの最後にね?メイクしてくれたの。
隆)そう…なんだ。
  どうだった?エステ。
♧)すっごく気持ち良かったのー!
  贅沢だった♡ 癒された♡
 
 
全身ピカピカに磨いてもらったもん。
 
 
♧)本当に本当にありがとう♡
隆)へへ、良かったw
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
エステから戻ってきた♧は
なんかツヤツヤピカピカ輝いてて。
 
メイクもいつもと雰囲気が違って
グッと大人っぽくて、色気も二倍増しで。
 
もうこのままどこかに攫っていって
二人でデートしたいなー
なんて思ったけど、いかんいかん。
 
今日はEXILEのLIVEだし
その後はHIROさんとの食事だし。
 
 
隆)よし、そろそろ行こっか。
♧)うん♡
 
 
それから二人で部屋を出て
会場に向かって。
 
HIROさんに挨拶してから席についた。
 
 
EXILEのLIVEはやっぱり三代目とは違う。
まず客層から全然違う。
 
子供からお年寄りまで
年齢層がすげぇ幅広い。
 
三代目は女の子ばっかりだもんな。
 
こんな三世代に渡って
応援してもらえるようなグループに
俺たちもなりたい。
 
 
ああ、この曲いいなぁ…
こんな演出にしたんだー。
 
ああ、ここはさすがだな。
会場の空気が一瞬で変わった。
 
ああ、NAOTOさんと直己さんと岩ちゃんは
やっぱりEXILEにいるとEXILEの顔になる。
三代目の時とは違うんだよなー。
 
 
なんてマジマジと観てたら、
あっという間に終わっちゃった。
 
 
♧)はぁぁぁぁ…///
隆)どうだった?w
♧)すごかった!!
隆)あはははw
 
 
♧は感動したように拍手してる。
 
 
♧)でも…
隆)ん?
♧)EXILEのLIVEも素敵だけど
  私は三代目の方が好きだなぁ。
隆)え??
♧)三代目のLIVEの方が好き♡
隆)…っ
♧)だって…
  そこに隆二くんがいるのといないのとじゃ
  全然違うんだもん。
隆)……///
 
 
可愛いこと言っちゃってぇ〜〜
 
 
隆)それは皆の前で言っちゃダメだよ…w
♧)言わないよ!w
 
 
なんて二人でクスクス笑いながら
裏に挨拶に行った。
 
 
N)おお!隆二!
直)あ、♧ちゃんも!
隆)お疲れさまでーす。
岩)隆二さん!写真撮ろ写真撮ろー♪
直)お、三代目メンバーで撮りますかw
N)いいねw
 
 
スタッフさんに4人で写真を撮ってもらって…
 
 

 
 
その後、俺の携帯で
♧も入れて5人で撮ってもらった。
 
 
隆)ありがとうございまーす。
N)♧ちゃん、どうだった?EXILEは。
♧)カッコ良かったです!
  迫力がすごかったです。
岩)三代目とどっちが良かったー?w
直)こら、そんな困る質問しないのw
♧)でも人数が多いから
  誰がどこにいるか探すのが大変でした。
N)あはははw
 
 
それから他のメンバーにも挨拶をして。
 
 
M)あれー!隆二!
  わざわざ名古屋の観に来たの?!w
隆)はいw
T)お前あれっしょ。
  俺らのLIVEより彼女とのデートが
  メインでしょ。
 
 
TAKAHIROさんがニヤニヤしながら
肘でつついてきた。
 
 
隆)そんなことないですよ!w
  ちゃんと観させてもらいました。
世)あ、今市さん!お疲れ様です!
大)お疲れさまです!
隆)お疲れーーー
世)お二人で観てたんですか?
隆)うん。
 
 
♧がペコっと頭を下げると
大樹が照れたように笑った。
 
 
T)何ニヤニヤしてんだよーw
大)いや、すごい大人っぽい人だなーって///
T)♧ちゃん、前に会った時より
  色気が倍増してる、うん。
♧)ええ?!///
隆)エステ効果じゃない?w
 
 
そんな話をしてたら、
HIROさんが戻ってきて。
 
 
H)じゃあ行こっか。
隆)はい!
 
 
俺たちはそのままHIROさんと一緒に
会場を出た。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
HIROさんが連れてきてくれたのは
高級そうなお寿司屋さん。
 
カウンターに3人で並んで座って
少し緊張しながら、最初の乾杯をした。
 
 
H)ごめんね、折角の二人の時間をw
隆)いえいえ!!
H)一緒に食事行こうよって
  前から言ってたんだよ。
♧)そうなんですね!ありがとうございます!
H)今日は懐石のフルコースにしてあるけど
  それ以外にも食べたい握りとかあったら
  どんどん大将に頼んでねw
隆)うわ〜〜!楽しみです!
  ありがとうございますw
 
 
HIROさんは笑顔がとっても優しい
ダンディーな人。
 
 
H)♧ちゃん、EXILEのLIVEはどうだった?
 
 
は!また聞かれてしまった!
 
 
♧)とっても素敵でした。
H)ははははw
  でも♧ちゃんは三代目のLIVEの方が
  楽しいでしょ。今市出てるし。
♧)そ、そんなことは…///
H)あはははw
 
 
わぁ…
この真鯛の姿造り、とっても美味しい。
 
なんか昨日から
豪華なものばっかり食べてるなぁ。
 
 
H)♧ちゃんは何が好きなの?
♧)えっ、ええと…
隆)♧は好き嫌いないよね?
♧)はい!
隆)なんでも食べれるもんね。
H)そうなんだ。
♧)はい!
 
 
わぁ…
この貝のお造りもとっても新鮮で美味しい!
 
 
H)♧ちゃんは保育士さんなんだよね?
♧)はい!
H)仕事は楽しい?
♧)はい、とっても楽しいです。
  子供たちが本当に可愛くて♡
隆)もう♧の天職だよねw
H)あははは、確かに似合うよなぁw
 
 
HIROさんは色々私に話しかけてきてくれる。
優しい人だなぁ。
 
 
H)家での今市はどう?
♧)え?!
隆)ちょ、変なこと聞かないでください///
H)え、変なことなの?w
♧)家での隆二くんは…このまんまです。
  隆二くん、裏表ないから…
H)あははは、そっかw
♧)いつも美味しそうにご飯食べてます♡
H)それは♧ちゃんのご飯が
  美味しいからでしょw
隆)はいw
H)あ、ATSUSHIから電話来た。
隆)えっ!
 
 
HIROさんは電話を持って席を立った。
 
 
♧)海老の天ぷらもぷりぷりしてる♡
  美味しいー♡
隆)ね、全部美味いよね、ヤバイよね。
♧)あはははw
隆)……緊張しない?大丈夫?
♧)うん、HIROさんとっても良い人だし♡
隆)そっか、良かったw
  俺の方が緊張してるかも。
♧)ええ?w
 
 
そんな話をしてたら、
HIROさんが戻ってきて。
 
 
H)ATSUSHIも来るってw
隆)えええ?!
H)今市と彼女と飯食ってるって言ったら
  俺も行きたいってw
隆)今から来るんですか?
H)うん、そうみたいw
  大将、いいですか?
大)もちろん!
 
 
お店の人はHIROさんの隣に
急いで席を作って…
 
それから20分くらいで
すぐにATSUSHIさんがやってきた。
 
 
A)どうもどうもw
  いきなりごめんねw
隆)いえ!お疲れ様です!!
A)♧ちゃん、だよね?どうも。
♧)はい!♧です!お疲れさまです!
A)あー、めっちゃ腹減ったーーw
大)どうぞいっぱい召し上がってくださいw
A)やったーーw
 
 
ATSUSHIさんはニコニコご機嫌で
サングラスを外すと
なんだかとっても優しそうな人。
 
 
A)♧ちゃん、どうだった?LIVE。
H)あんね、それ俺も聞いたからw
A)あ、ごめん!かぶっちゃった!w
♧)いえw
  迫力があってとてもカッコ良かったです。
A)ほんとー?誰が良かったー?
♧)えっ!ええと…
 
 
しまった、どうしよう。
 
 
♧)あの…実は…
  私…トレンディーなことに疎くて…
A)トレンディー?!w
♧)メンバーの皆さんの…顔と名前が
  なんとか一致するようなレベルで…
A)え、EXILE知らなかったの?
♧)あ、知ってはいたんですが…ええと…
  名前だけは…
A)俺のことは?知ってた?
♧)ATSUSHIさんとTAKAHIROさんは
  わかります!
A)ああ、それくらいってことか、
  あはははw
♧)今は覚えましたよっ!
  でも、その…、髪型とかが変わると…
  判別が難しくて…
 
 
私が正直に話すと
なぜかHIROさんもATSUSHIさんも
大笑いだった。
 
 
A)じゃあ三代目のことも知らなかったの?
♧)はい…。
A)うっそ!マジで?!
  今市のことも?
♧)はい…。
A)ええ〜〜!!
隆)俺、最初の頃「髭おじさん」とか
  呼ばれてましたもん。
A)髭おじさん!!w
H)やべぇ!あはははw
 
 
また二人に大笑いされてしまった。
 
 
A)すごいなぁw
H)今になってさ、三代目のこと知らない人と
  出会うのなんて難しいじゃん?
A)ほぼないですよねw
H)貴重な出会いしたねw
隆)はいw
A)それでそれで?w
♧)え?
A)♧ちゃんはいつのタイミングで
  その髭おじさんに恋したの?w
♧)えっ///
A)今市が先に好きになったの?
隆)ええと…、ハイ///
A)あ〜〜、照れてるーこのやろーw
隆)ちょ、やめてくださいw
 
 
ATSUSHIさんにからかわれて
隆二くんはタジタジで。
 
 
A)でも♧ちゃんもいいなーとかは
  思ってたんでしょ?
♧)ええと…
隆)全然ですよー。
  ♧、他に好きな人いたし。
A)ええっ!!
H)そうなの?!
♧)ええと…
A)そこを強引に振り向かせたの?
  やる〜〜〜w
隆)ええと…、///
H)すごいじゃん。
隆)へへへ///
 
 
隆二くんははにかみながら
日本酒を口にした。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
A)え、じゃあさ、
  初めて今市の歌聞いた時、どう思ったの?
♧)えっ…
 
 
和牛のステーキを頬張りながら
グイグイ質問してくるATSUSHIさんに
俺も♧もタジタジしてます。
 
 
♧)ええと…
  すごく歌の上手い人だなぁって…
  びっくりしました///
H)あはははっw
A)すごく歌の上手い人、だってw
隆)へへへ///
A)俺らってさ、今更「歌上手い」とか
  褒めてもらうことってあんまなくない?
  だからすげぇ嬉しくない?w
隆)……確かに。
H)その歌の上手さで
  ♧ちゃんは惚れちゃったわけだ?w
♧)ええと…そういうわけじゃ…
  ないんですけど…///
A)じゃあどこに惚れたの?w
隆)どこに惚れたの?
♧)どうして隆二くんまで聞いてくるの!///
隆)あははははw
 
 
恥ずかしそうに困ってる♧が可愛くて
ついつい。
 
 
H)で?
♧)あ、ええと…///
  わからないんですけど…
  気付いたら、好きでした///
A)おおお…
♧)優しいところとか…
  男らしいところとか…
  ちょっとわがままなところとか…
  隆二くんの人柄全部に、
  惹かれてたんだと思います。
隆)え、俺わがままだった!?
♧)え、うん…///
隆)ええっ!
H)それめっちゃ聞きたいw
  どんなわがままだったの?w
♧)ええと…、///
 
 
はっ!そっか!
そう言われてみれば、俺わがままだったかも!
 
嘘ついてほっぺにチューさせたり
なんだかんだ好き勝手なことして…
 
 
隆)いやいや、その話はいいですよ。
A)何ごまかしてんだよ!w
隆)あ〜〜のどぐろの煮付けめっちゃ美味い。
H)ぶはっw
 
 
それから大将が次々に出してくれる握りにも
舌鼓を打って。
 
HIROさんは美味しそうに食べる俺たちを見て
「二人の笑顔はそっくりだね」
なんて言って、優しく笑った。
 
 
よく言われるけど…
俺たちってそんなに似てるのかな?///
 
 
 
 
H)じゃあ♧ちゃん、
  東京でもまたなんか食べに行こうね。
♧)ありがとうございます!
  今日はご馳走様でした!
A)俺もまた一緒に飲もうねー♪
♧)はい!ぜひ!ありがとうございます!
隆)ご馳走様でした。ありがとうございます。
 
 
食事を終えて、二人にお礼を伝えて。
 
帰りのタクシーの中でも
お礼のメールを送っておいた。
 
 
隆)ふぅ…、お腹いっぱいだぁ。
♧)本当に美味しかったね♡
隆)うん、ヤバかったw
♧)贅沢だったなぁ〜♡
隆)ははははw
 
 
ああ、今日の♧はなんかほんと綺麗だなぁ。
♧って…メイクとか服とかで
いくらでもイメージ変わりそう。
 
俺はどんな♧も大好きだけど。
 
 
♧)どうしたの?
隆)んー?なんでもないw
 
 
それからホテルの部屋に戻ると
バスルームから良い匂いがして。
 
 
♧)わぁっ…!すごい!
  すごいよ隆二くんっ!!///
 
 
お風呂に散りばめられた綺麗な花びら。
 
 
隆)へへへ、気に入った?w
♧)すごーーい!///
 
 
すごいな。写真通りだ。
めっちゃ綺麗。
 
 
隆)一緒に入ろっか♡
♧)え…っ
隆)ほら、入ろ♡
♧)えっと…///
 
 
そのためにこんな素敵な演出
してもらったんだから!
 
 
隆)ね?
♧)……(こくん)///
 
 
よっしゃーーー!
 
 
♧)こんなお風呂に入るの…初めて…///
 
 
身体を洗い終わって
湯船に身体を沈めると
 
♧がパチパチと瞬きをして
花びらを掬い上げた。
 
 
隆)豪華だよねーw
♧)うん、すごい///
 
 
♧が少しでも癒されるように、
喜んでくれるように、って
俺いろいろ考えたんだもん。
 
 
隆)あれ…?
♧)ひゃ…っ///
隆)なんか♧、すっげぇすべすべ。
♧)////
隆)いつもすべすべだけどさ?
  今日はとくに。
  ほら、こっちも!
♧)どこ触ってるの!///
隆)全身すべすべだよ!!
♧)……エステ効果…かな?///
隆)あ、そっか!それか!
  エステすごい!!
 
 
どこを触ってもすべすべだよ!
 
 
隆)ちょー気持ちいい…
♧)…触り…すぎだよ…?///
隆)だって気持ちぃんだもん…。
♧)////
 
 
♧は俺の手から逃げるように離れて
向かい合うようにこっちを向いた。
 
 
♧)隆二くん、全然
  不器用でもシャイでもない///
隆)へ?何それ。
♧)ATSUSHIさんが言ってたの。
  今市は男らしい分、
  不器用だしシャイだから
  愛情表現とか苦手かもしれないけど、
  って。
隆)えっ!
  ATSUSHIさんそんなこと言ってたの!?
 
 
俺がトイレ行ってた時かな?
 
 
♧)隆二くん、ATSUSHIさんの前だと
  そんなキャラなの?///
隆)えっ…、だって…
  先輩の前でこんなデレデレした顔とかは
  見せないでしょ///
♧)ほんとの隆二くんは
  すっごく素直だし可愛いし
  愛情表現だっていっぱいしてくれるし
  甘えんぼだし…
隆)そ、それは…っ
  ♧だけが知ってればいいのっ!///
 
 
俺が慌てたように♧を抱き寄せると、
可愛いタレ目がじーっと俺を見つめてきた。
 
 
♧)私だけが知ってる…隆二くん…?///
隆)そうだよ…?
♧)……そっか、ふふ♡
 
 
♧は嬉しそうに俺にスリスリしてきて…
 
 
♧)隆二くん、大好き♡
 
 
すっごく可愛く甘えてきた。
 
 
隆)////
 
 
……そうだよ。
 
ほんとの俺なんて
♧のことが大好きで大好きで
♧にデレデレで甘々で
どうしようもない彼氏なんだから。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
二人でお風呂から上がって
バスローブに身を包むと
あまりにも素肌に気持ちいい素材で…
 
「これ、うちにも欲しい!」
って、二人ではしゃいで。
 
 
ベッドに寝転んで、綺麗な夜景を眺めてたら
今度また夜景が綺麗なところに
連れてってあげる、って
隆二くんが約束してくれた。
 
隆二くんは夜景が大好きなんだって。
 
 
私も大好き。
隆二くんと一緒に見られるなら、尚更。
 
どんな景色も、心の中に大切に
積み重なっていくんだ。
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
隆)寝ちゃってたーー!!!
 
 
次の日の朝は、
隆二くんの大絶叫で目が覚めた。
 
 
♧)んぅ……
 
 
時計を見ると
そんなに寝坊したってわけではないけど…
 
 
隆)どうしよう!寝ちゃってた!
♧)何か困るの?
 
 
そう聞いたら、
 
 
隆)Hしないで寝ちゃった!!
 
 
そんなことを真剣な顔で言うから、
思わず笑っちゃった。
 
 
隆)何笑ってんの!
♧)だって…w
 
 
昨日あんなにしたのに。
 
 
隆)せっかくさ、こんな部屋泊まって
  一緒にお風呂入って
  夜景も綺麗で…、って、
  夜景なくなってるじゃーん!!
 
 
窓の外に広がる明るい朝の街並みを見て
ガックリ肩を落とす隆二くん。
 
 
隆)ベッドでしたいから
  お風呂では我慢してたのに…!
 
 
そう…だったの…?///
 
 
隆)あああ〜〜もう、俺のばか!!
 
 
そこまで打ちひしがれなくても…
 
 
♧)ね、朝ご飯食べよ?
  絶対美味しいよー♡
 
 
気分転換にそう言ってみたけど、
隆二くんの目は一気に色を変えて…
 
 
♧)え…っ
 
 
まさか…
 
こ、こ、この目は…
この色っぽい目は…
絶対ロックオンしてる!!///
 
 
隆)♧、おいで…。
♧)ダメ!///
隆)ダメじゃないから。ほら。
♧)ダメ!///
 
 
…って言ったのに、
隆二くんが本気を出した時の色気になんて
敵うわけなくて…
 
 
隆)♧…、
♧)////
 
 
フカフカのベッドの上、
隆二くんに見下ろされた私は
静かにゆっくり、目を閉じた。
 
 
♧)……あ、…っ
隆)ねぇ♧、すごい。
♧)んっ、///
隆)まだすべすべだよ、ほら。
♧)あ、…だめ…っ、///
隆)エステ効果、一晩続いてるw
♧)……はぁ、…っ///
 
 
肌をなめらかに滑っていく
隆二くんの指先と舌先に、
甘い声が勝手に漏れ出てしまう。
 
 
隆)♧…、
♧)……っ、あ…っ///
 
 
甘い刺激に、目を開けると…
 
愛おしそうに私を見つめる隆二くんが
そこにいて。
 
 
隆)♧、可愛い。
♧)////
 
 
優しく頬を撫でられて、
胸が甘く疼いてしまう。
 
 
朝陽を浴びて光る髪も…肌も…
その全てが、綺麗で。
 
思わず見惚れていたら…
 
 
隆)♧…、ほんと綺麗…///
♧)えっ…
 
 
隆二くんがたまりかねたように
私をぎゅっと抱きしめた。
 
ドキドキドキドキ、心臓が音を立てる。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
甘い声を漏らしながら
愛おしそうに俺を見つめる♧が
本当に可愛くて。
 
 
朝陽を浴びて光る髪も…肌も…
その全てが、綺麗で。
 
触れるたびに、目眩がするような…
そんな尊い感覚さえ覚える。
 
 
隆)……はぁ、♧…、ヤバイ…///
♧)…っ///
 
 
気持ち良すぎて、どうにかなりそう。
 
 
好きな人とこうして肌を合わせて
体温を溶け合わせて。
 
同じ想いを重ね合わせる行為は
どうしてこんなにも気持ちいいんだろう。
 
 
♧)隆…二…くん…っ///
 
 
こんな風に乱れる姿さえ
綺麗なんだ、♧は。
 
 
♧)あっ…隆二く…っ、ああっ///
 
 
もっともっと、奥まで。
 
もっともっと、深く、熱く、
 
♧と繋がり合いたくて。
 
 
隆)♧…っ///
 
 
二人の身体が震えた後も、
俺はその欲を止められなかった。
 
 
隆)♧…、♧…っ
♧)…っ///
 
 
♧はもう声にならないような息を上げて…
 
俺は止まらない愛しさをぶつけるように
♧を抱き続けた。
 
 
 
 
 
 
ー続ー

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  1. さゆがん より:

    写真の隆二くんが
    どうにもこうにもイロイロ楽しんで
    スッキリ♡した顔にしか見えない。゚(゚´ω`゚)゚。
    スッキリしたんだろうけど。。w

  2. おみちゅき より:

    …ん?
    (*´つω・。)ゴシゴシ
    ( つω-。 ` )ゴシゴシ

    ・ 
    (´^ω^`)ブフォwww

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