ドキドキドキ。
私は今、
隆二くんのクローゼットの前にいます。
隆二くんがお仕事で大阪に行っちゃって
すごく寂しくて。
「俺の服、着たいの?
いいよ、好きなの着て。」
隆二くんの言葉を思い出して。
いいよって言ってたから、着ちゃうもんっ!
薄手のサマーパーカーを取り出して
えいっとかぶってみた。
♧)……///
くんくんくん。
隆二くんの匂いがする。
すぐ隣の鏡で見てみると、すごくブカブカ。
なんだかこれを着てると
隆二くんに抱きしめられてるみたい。
とくん…とくん…
これなら一人で寝ても寂しくない。
このお家を出て行ったら
もう隆二くんはいなくて。
毎日一人で眠る生活に戻るだけ。
でも…
寂しくて泣いちゃうかもしれないから…
隆二くんの服、一つだけ…
もらっちゃダメかな…。
♧)おやすみなさい…。
隆二くんの匂いが残るベッドの中で
一人呟いて、目を閉じた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんだこれは。
目の前に広がる、魅惑の光景。
白くて…柔らかそうな…
隆)////
なんでこんなことになってんの?
a-nationを終えて
次の日の朝、大阪から戻ってきて。
そのまま仕事して、夜は会食で。
早く♧に会いたいのに
もう寝ちゃってるだろうなぁって
家に帰ってきたのが午前1時。
寝室の電気を点けたら、
俺のパーカーを着てスヤスヤ眠ってる
無防備な♧の姿。
なんで俺のパーカー着てるんだろ…
隆)はっ…!
もしかして!
「帰ったら隆二の服着て待ってんでしょ?w
隆二の服着たがってたらしーから♪」
臣が言ってたアレって…
こーゆーこと?!
「着ても…いいの…?///
…気持ち悪く…ない?」
♧がもじもじしてたのも…
こーゆーこと?!
隆)……///
めっちゃ可愛いんだけど…。
寂しくて俺の服着てるってこと?
もしそうならたまらん。
そんなに寂しかった…?
そうだよな。
俺が大阪に行くのが寂しくて
ぎゅーだってしないとか言うくらいだもんな。
……はぁ、可愛い///
てゆーかさ!
俺の服着てるだけじゃなくて…
そこから飛び出してるこの脚は何なの!!
パンツ見えそうなんですけど!///
白くて柔らかそうな太もも。
………めっちゃ触りたい。
顔面ダイブしたい。
この太ももに挟まれたい。
とか、どんどん妄想がヒートアップする俺は
変態の手前。
ヤバイヤバイ。
頭を振って理性を取り戻そうとするけど…
♧)……う…うん……
艶かしく動くその太ももから
もう目が離せない。
なんで下履いてないの?
ありがとうございます。
万歳!!
って、俺もうわけわかんなくなってきた。
そもそもなんで部屋の中こんな暑いの?
暑いから下履いてないのか?
そっと寝顔を覗けば
額にしっとり汗をかいてて寝苦しそう。
エアコンを見上げると、止まってる。
隆)なんで!!!
真夏だぞ?!
そんなバカな!
慌ててリモコンで電源を入れた。
……そりゃ暑いよ。
そりゃ太ももも出ちゃうよ。
万歳!!
って、そうじゃなくて。
隆)……
なんかエロいなぁ…///
少し汗ばんでるのが、
まるで事後みたいで。
♧)……ん……、
少しだけ涼しい風が流れてくると、
♧はまた寝返りを打って。
うつ伏せ気味のその姿勢は
相変わらず無防備な白い太ももで
俺を誘惑してる。
隆)……はぁ///
もう誰かどうにかしてよ、コレ。
ため息をついてベッドに入る。
隆)♧…、ただいま。
寝てるから聞こえてないだろうけど
一応声をかけて。
隆)なんでエアコン切ってんの?
暑いでしょ。
……なんで俺の服着てんの?
ぶかぶかじゃん…。
なんで下履いてねーの?
エロすぎんだけど…。
寝てるのをいいことに
一人言のように話しかけて
そっと腕の中に抱き寄せる。
汗ばんでる身体は、温度も高くて。
隆)大丈夫…?w
おでこに張り付いてる前髪をよけてやった。
♧)……ん、……ん…
隆)!!!
下半身に感じた♧の手の感触に
思わず一瞬、腰を引いた。
♧の手が…!
♧の手が俺のリュージに…!
動いた拍子にすごい命中率で
ぶつかったーー!!
隆)あの……、
いつまで触ってるんですか…?
…って言っても
寝てるから無意識なんだろうけど。
触ってるっていうかぶつかってる程度だけど。
隆)……///
きっと触ったこともないんだろうなぁ…
とか
意識がある時に触ったら
どんなリアクションするのかなぁ…
とか
一人で色々妄想して。
抱きしめてる柔らかい身体への欲情が
どんどん高まる。
隆)……ねぇ。
少しでいいから…
隆)太もも…触っていい…?
丸出しな方が悪くない?
先に触ってきたの、♧だし!
しかもよりによって俺のリュージを!!
だったら太もも触るくらい
プラマイゼロっていうか…
隆)失礼しまーす……
めっちゃ小声で一応断りを入れて。
さっきから視覚で俺をノックアウトしてきてた
魅惑の太ももに、そっと手を伸ばした。
隆)…っ
触れた瞬間、今度は触覚で
俺をノックアウトする。
柔らかくて、滑らかで、すべすべで。
その弾力と気持ち良さを指先から手のひらで
堪能すれば…
当たり前だけど…
隆)ああ、……やべ///
♧が無意識に触れてるリュージは
硬さMAX。
こんな単純に簡単に反応する自分の身体に
少し苦笑い。
……あーーー、どうしよ。
ほんとはもう
今すぐこのパーカーの中に手を突っ込んで
アレコレしたい。
ううううう///
太ももに触っちゃったせいで…
いつもは必死に見ないようにしてる
胸の膨らみにまで意識が向かう。
だってさ、寝る時だからノーブラなわけで。
今まではたまに谷間が見えたりしても
必死で目を背けて意識を逸らしてた。
でも今は…
隆)////
ああ…もう…
この胸に顔を埋めたい。
ダメだほんと。理性がぶっ飛んでる。
だって大阪行く前はぎゅー禁止されてたし。
なんならその前からずっと拷問ベッドで。
そりゃ欲求不満だって爆発するわ。
もういいや。
♧が目を覚ましても
寝ぼけてたことにして誤魔化そう。
俺はずりずりと下にずれて、
パーカーの上から柔らかい♧の胸めがけて
顔を埋めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんだか…あったかい…。
あれ…?
さっきまでは…すごく暑かったのに…
今は…あったかい。
息苦しさがなくなって…
腕の中には、ぬくもりを感じる。
うとうと心地良い感覚で
ゆっくり目を開けた。
♧)……
………え?
私…、隆二くんを抱きしめてる。
これ…本物かな?!
起きたての頭で動揺しながら
エアコンからそよそよと気持ち良い風が
流れてきてることに気付く。
♧)……
隆二くん…帰ってきたんだ…。
なんか…よくわからないけど
私の胸に顔を埋めるみたいにして
ぎゅって抱きついてて…
なんだか可愛い。
♧)////
男の人を
「可愛い」とか「愛しい」って
思うのが初めてで
自分でもなんだか不思議。
寝てる間に隆二くんが私を抱きしめてることは
よくあるけど…
こんな風な体勢は今までなかった。
隆二くんの頭にそーっとスリスリして
また目を閉じる。
♧)おかえりなさい…。
嬉しくて小さく呟くと…
隆)……ただいま…。
♧)!!!
返事が返ってくるなんて
予想してなかったからびっくりした。
♧)……えっ…
寝てるんじゃないの?
寝ぼけて抱きついてるんじゃないの?
隆)ただいま…。
隆二くんはもう一度そう言って
私の胸にスリスリしてくる。
♧)////
これは…何だろう…?
甘えて…る…のかな…?
私の心臓のドキドキ、
ダイレクトに伝わっちゃわないかな…?
でも…
何も言わずにぎゅっとしがみついてくる
隆二くんが可愛くて…
私はもう一度、
隆二くんの頭を抱え込むように
抱きしめた。
ドキン…
ドキン…
隆)いいの…?
♧)……え?
いいの?…って、……何が…??
って、思った瞬間、
♧)!!!
太ももを撫でられた感触に、
身体がビクッと反応した。
♧)え…?///
隆)……ん、
私の胸に顔を埋めたまま、
隆二くんの手は間違いなく
私の太ももを触ってて…
♧)……、や…っ///
その手がお尻まで辿り着きそうになって
私は慌てて隆二くんの肩を掴んだ。
隆)……
胸から顔を上げたその瞳と
視線が重なって、驚いた。
♧)////
その瞳がすごく艶っぽくて、
熱っぽかったから。
その視線に見とれてると、
隆二くんはそのまま下に下がっていって…
♧)!!!
太ももに感じたのは、
今度は手じゃなくて、隆二くんの唇の感触。
♧)え、え、ちょっと待って…!///
太ももに、キスされてる!?
パニックになって暴れると、
むぎゅっっ。
♧)…っ
隆二くんが今度は
太ももと太ももの間に
顔を埋めたのがわかった。
♧)////
一気に顔に火がついたみたいに
恥ずかしくなって…
動揺しすぎて、言葉も出てこない。
隆)……やわらけぇ……
隆二くんが喋ったせいで
息がかかって、くすぐったくて…
隆)このまま死にたい……
♧)!!??
もう、なんて返事するのが正解なのか
全くわからない。
どう反応していいのかも勿論わからなくて
私の身体は硬直したまま。
隆)気持ちぃ……どうしよう……
「どうしよう」は私のセリフです!!!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ドクン…
ドクン…
もう、リュージが爆発しそう。
胸に顔を埋めてたら
♧が目を覚まして…
怒られるかなって思ったのに
優しく抱きしめてくれて。
このまま進んでいいってこと!??
って、浮かれて舞い上がって
おかしくなりそうで。
今俺は、
さっきから俺を誘惑して止まない
魅惑の太ももに埋もれています。
想像通り…
いや、想像以上の柔らかさで。
気持ち良くて、死にそうです。
もう心臓バクバクで。
リュージはギンギンで。
身体が沸騰しそうなくらい興奮してる。
隆)ほんとにいいの…?
このまま進んでも。
♧)え…?
♧の返事を聞く前に、俺はもう…
目の前の太ももに、舌を這わせてた。
♧)きゃぁっ!///
隆)ゴフッ!!
…………悶絶。
隆)……いっっ……てぇぇぇ〜〜
俺の暴走にびっくりしたのか、
♧が咄嗟に立てた膝が
リュージにクリーンヒット。
♧)えっ!嘘!!大丈夫?!!汗
慌てて起き上がった♧は
俺が股間を押さえてるのを見て、
上からそこを、撫でてきた。
♧)ぶつかった?!痛かった!?
大丈夫!??
隆)…っ
痛みも吹っ飛ぶわ!!
隆)どこ触ってるかわかってる?
俺の言葉に、♧は一時停止して…
♧)!!!!
目を丸くして
キャァァ!!って、飛び退いた。
隆)キャーって何!!
♧)だだだだって!///
何も考えずに触っちゃった!///
……だろうね。
♧)ごめんなさい!///
触っちゃったその手を
どうしようって感じでワタワタさせてる。
♧)えっと…ほんとに大丈夫!?///
隆)……
♧)すごく腫れてるよ?!痛い!?
……それ、天然?
隆)これは腫れてるんじゃなくて…
♧)え…?
俺が言い淀んでると…
♧)!!!!
♧はまた目を丸くして
ひゃぁぁ!!って、
タオルケットの中に隠れた。
隆)ええと…意味、わかった…?
必死にコクコクと頷く、タオルケット。
隆)……
どんな顔してんのか見たくなって
タオルケットをめくると…
♧)////
ゆでだこ発見。
じーっと見つめると…
♧)触っちゃって…ごめんなさい///
もじもじと謝られた。
隆)別に…今触られたから
こうなったわけじゃないよ?
わかってると思うけど…
♧)え…?
……あ、……えっと…///
あ、また隠れた。
♧は恥ずかしそうで…
俺だって恥ずかしいし
なんだか気まずいし…
隆)触りたかったらいつでもご自由にどうぞ。
なんて冗談で誤魔化せば…
♧)そんな日は一生来ないので
大丈夫です!///
ショックな一言が返ってきた。
隆)何それ!ひでぇじゃん!
♧)えっ!
タオルケットをもう一度剥いだ。
♧)ひどい…の???
隆)触りたくなんかないってこと?
♧)えっ!
隆)ひでぇ…
♧)えっと…触って…ほしいの??
隆)えっ!
♧)……
隆)……
思わず見つめ合って…
♧)////
隆)////
わけがわからなくなってる会話に、
お互い戸惑う。
♧)えっと…
触りたくないって意味じゃ…なくて…///
隆)俺も…触ってほしいって意味じゃ…
なくて…///
…って、何の言い訳だ、コレ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんだかもう
次から次へと起こる展開に
頭がついていかなくてパニックになってると…
隆)ええと…寝ましょうか…///
隆二くんがそう言ってくれたから…
♧)……ハイ///
そう返事だけ返して、
タオルケットをおでこまで引っ張り上げた。
バクバクバク…
バクバクバク…
心臓がまだ騒いでる。
思わず触っちゃった、隆二くんの…。
痛いの痛いの飛んでけ〜ってするみたいな
いつもの癖で
咄嗟に撫でちゃったけど…
硬く膨らんでた感触が、
リアルに手に残ってて。
♧)////
なんてことをしてしまったんだろう。
私のバカ!!!
………でも…、
えっと……
そこそこの知識しかないけど…
男の人って…
そういう時に、そうなるんだよね?
ということは…
隆二くんは…私に…
♧)////
考えたら、恥ずかしくなってきた。
隆二くんが私を
女として意識してくれてるんだって
自覚したら…
さっきの数々の行為の記憶も
一気に色めいて。
その瞬間は何をされてるのか
パニックだったけど…
♧)////
どうしよう。
顔から火が出そう。
隣にいる隆二くんを
必死に意識しないように意識して
無理やり目を閉じた。
ーendー
コメントを残す
なんだなんだ臣隆ふたりして夜這いか。゚(゚´ω`゚)゚。
隆二のリュージご無事で何よりw
もうちょっと我慢したらたくさん振りかざしてね*·˚ ༘♡←
二人揃って夜這いでやんす。゚(゚^∀^゚)゚。
リュージ〜〜あともう少しだよ〜〜!笑
♡ちゃんとおんなじパターンね!
♡ちゃんもそんな感じでゆーててな。
思い出したわ
楽しみにしてます!
おぉぉい!?
今市さん。乙です。♡ちゃんの生理の時と一緒ね。思い切って言ってしまえ!
早くしないと、どっか行っちゃうよ。