俺が悪いのに…
泣きながら何度もごめんって言う♡に
胸が痛くなった。
好きな人に…
自分の一番大事な人に…
誤解されたかも、とか…
わかってもらえない不安とか…
自分自身、それを感じたばかりだったくせに
♡に同じ思いをさせた。
俺のくだらない嫉妬で。
臣)こっちおいで。
隣に座ってる♡を抱きしめてたけど
なんか足りなくて…
膝の上に抱き上げた。
♡)臣くん……
♡は素直に俺の首に腕を回して
ぎゅっと抱きついてきて。
俺はそのぬくもりを受け止めた。
♡)…嫌われちゃったかと思った……
臣)は???
♡)臣くんに…。
臣)は!!?
予想外の言葉に、思わず大きな声が出た。
♡)だって…
私だったら…こんな面倒臭い彼女…
嫌だもん…
臣)…っ
何言ってんの…?
むしろ…
好きすぎてどうしようって
本気で思ってるくらいなのに…
そんな心配してるとか…
こいつ…
俺がどんだけ好きかほんとわかってない。
臣)あのさぁ!
♡)はい…っ
臣)俺がお前のこと嫌いになることなんて
この先一生、死んでもないから!
♡)…っ
臣)宇宙が引っくり返ってもないから!
♡)…っ
どんだけ好きだと思ってんだよ!
臣)お前こそ…
こんな彼氏、嫌になんないの…。
♡)えっ…
俺だったら…
こんな嫉妬深くて器小さい彼氏、やだ。
♡)そんなのあるわけないよっ!!
臣)…っ
♡)私、ほんとにほんとに
臣くんのことが大好きなんだからっ!
びっくりするくらい大好きなんだから!!
臣)…っ
♡)ずっとずっと、一生大好きなんだから!!
必死な顔してそう言う♡に
なんだか笑えてきて…
臣)男見る目ないね…w
俺の言葉に、♡はほっぺを
ぷくっと膨らませて…
♡)見る目あるもんっ!
今度は俺のほっぺたを引っ張ってきた。
♡)世界一素敵な彼氏だもんっ
大好きだもんっっ
臣)……
そんなことを本気で言ってくれるから…
臣)……はぁ、バカ…。
俺はもう一度♡をぎゅっと抱きしめた。
♡)臣くん…大好き…。
その言葉が、
いつも俺の心を溶かしてくれる。
臣)……俺も…。
大好きだよ…。
♡)…っ
臣)泣かせてごめんな…。
♡)……(ふるふるっ)
もっと…大事にするから…。
♡)もう…臣くんに隠し事しない。
臣)え…?
♡)私…へたくそだから…
ちゃんと正直に言う。
臣)……
今回はきっと…
俺が炎上したばっかりだったし…
心配かけないようにって
思ったんだろな…。
臣)心配かけたくないとか…
不安にさせたくないとか…
♡)……
臣)そう思ったら嘘つきそうになるけど…
♡)……
臣)そういうのやめよっか…。
♡)うん…。
臣)嘘も隠し事もなし。
♡)うん。
臣)ちゃんと二人で一緒に考えよ?
♡)うん…っ
♡がぎゅっと俺にしがみついた。
♡)一人で考えても
余計ごちゃごちゃになるもんね…っ
臣)うん…。
♡)一緒に考えるっ
臣)うん。
♡)隠したりしないで…
ちゃんとなんでも話そうね♡
臣)うん。
♡)えへへ♡
顔を上げた♡がやっと笑ってくれて、
それだけでほっとする。
臣)お前もまたこういうこと
あるかもしれないけど…
♡)え?
臣)困った時はなんでも俺に言えよ?
♡)また…あるの…?
臣)だってお前、
あと12人元カレいるんでしょ?
♡)はっ!!
写真がまた出てくる可能性だってあるし…
だからって残りの12人全員に
事前に連絡しろとも言いたくないし。
臣)あと。
♡)はい!
臣)男っていうのはフラれたら引きずんの。
♡)え?
臣)今までの男って
全部お前が振ったんでしょ?
♡)……はい。
臣)だったら、全員まだお前に未練があって
全員まだお前のこと好きだってくらい
警戒心持っといて。
♡)ええっ!
じゃないと心配で仕方ない。
どんな理由をつけて
また狙ってくるかわかんねーし。
実際さっきのおっさんだって
無理やり会おうとしてきたわけで。
あんなんがワラワラ12人も出てこられたら
さすがに参る。
♡)気をつけるね…?
臣)ん!
まぁ出てきたら出てきたで
全員ぶっ飛ばすけど。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ずっと抱っこしてくれてるから
もう重いかなって思って
降りようとしたら…
…ぎゅっ!
臣くんの腕に、止められた。
♡)重く…ないの…?
臣)まったく。
♡)そっか…
まだくっついてていいのかな…?//
とくん…
とくん…
安心する、臣くんのぬくもり。
臣)俺……
♡)ん…?
臣)お前の初めての男が良かった…。
臣くんがポツリと呟いて。
♡)……え?
初めてって…
♡)臣くんが初めてだよ…?//
そう言ったけど、
臣)Hじゃなくて。
少し拗ねたような声が返ってきた。
臣)他のも全部初めてが良かった!
♡)…っ、急に…どうしたの?//
臣)……別に。
♡)……
臣)写真見たら…そう思っただけ。
♡)…写真…っ、見たの…?
臣)……ん。
昔の私の写真を見て
ヤキモチ妬いたのかな…?
♡)……///
なんか…可愛い…
♡)そんなこと…言ったら…
私だって臣くんの初めて…
全部欲しかったもん…っ//
臣)……
過去のことだから
どうしようもないけど…
♡)初めて手を繋ぐのも…
初めてデートするのも…
初めてチューするのも…
全部全部、私が良かったもんっ
臣)そんなん俺だって一緒だし。
♡)え?
臣)お前のそーゆーの、
全部俺が初めてだったら良かったのに。
♡)……
臣)……
お互いにそんなことを言って、
顔を上げたら目が合って。
子供みたいなこと言ってる自分達が
なんだかおかしくなって、
二人で思わず笑った。
臣)ヤキモチ妬き〜〜w
♡)そうだよっ、
私ヤキモチ妬きだもんっ
臣)ふははっw
お前が初めてなこと、…あるよ。
♡)え?
臣くんが優しく私のほっぺを撫でた。
♡)なぁに?
臣くんの初めて、何か残ってたのかな?
臣)自分で自分が心配になるくらい…
こんなに好きになんの初めて。
ぎゅ…っ
♡)////
ドキドキ…、ドキドキ…、、
臣)昔の俺が…今の俺見たら…
びっくりすると思う…w
♡)……
臣)お前のことになると
全然冷静になれない。
♡)……
臣)……それぐらい好き。
♡)////
嬉しくて…顔を上げようとしたら…
視線が合うのを避けるように
グイッと後頭部をつかまれて
おでことおでこがくっついた。
臣)お前は…
俺といる時が一番可愛い。
♡)え…?
臣)…写真…見たけど…
♡)…っ
臣)表情全然違ったから。
♡)……
臣)俺の前で笑ってる時が、一番可愛い。
♡)////
ドキン…
ドキン…
嫉妬混じりのその言葉が
嬉しくて、くすぐったくて。
やっぱり顔が見たくて離れようとしたら、
グイッと止められた。
でも、一瞬見えた、尖った唇。
♡)拗ねてる…の…?//
臣)別に。
♡)怒ってるの…?
臣)怒ってねーよ…w
♡)……//
臣)いや、うん、怒ってる。
♡)えっ…
臣)怒ってるから機嫌取って。
♡)…っ
やっとおでこが離れて…
目と目が合えば、
射抜くような熱い瞳が
まっすぐに私を見つめてた。
機嫌取って、って…
前と同じ…かな?//
キス…、したら…いいのかな?//
臣)朝…約束したの…忘れたの?
♡)え…?
朝…?
約束…?
思い出そうとしたら、
チュッと触れた唇。
臣くんは私に優しくキスをして、
臣)NAOTOさんにもらったやつ、着て。
そう言った。
♡)……
朝…、
約束…、
NAOTOさんにもらったやつ…、、、
はっ…!!!
♡)////
お、お、思い出したけど…
NAOTOさんにもらったやつを
着る約束なんて、してない!
♡)あれ…は、やだ///
臣)着て。
♡)だって…
臣)着て。
♡)…っ
逆らえないオーラを出してくる臣くんは…
ずるい…。
臣)ベッドで待ってるから。
♡)え…っ
臣くんは私の頭をポンポンと叩いて
寝室に入っていった。
♡)////
えっと…
…ほんと…に…?
ほんとにあれ、着るの…?
嘘でしょ…?
……ヤキモチ妬いてくれる臣くんが
可愛いな、なんて思ってたのに…
なんで急にこんなことになるのかな…。
どうしようって…オロオロしながら…
自分のチェストの奥の奥から
この間封印した黒い下着を取り出した。
♡)////
NAOTOさん、なんでこんなのくれたのかな。
恨んでもいいかな…。
仕方なく…
恐る恐る着替えてみたけど…
♡)……無理…っ///
鏡で見てみたら、とんでもない!
なんでこんなに布面積少ないの?!///
布っていうよりレースだし…
身体のラインが全部出てて…
全然隠せてない!!
♡)どう…しよう……
上にもう一回ガウン着たら見えないよね…?
それで、えっと…
誤魔化すようにベッドに入っちゃえば
あとはタオルケットで隠せるし…
♡)……よしっ///
下着とも呼べないような
頼りなさすぎる黒レースの上に
薄手のガウンをぎゅっと羽織って、
寝室に向かった。
……コンコン。
軽くノックすると、
「なんでノックしてんの…w」
って、臣くんの優しい声が聞こえてきた。
♡)えっと…失礼します…//
中に入ってドアを閉めると…
ベッドの淵に座ってる臣くんは
じっと私を見つめて…
さっきはあんな優しい声だったのに
その目はなんだかすごく色っぽくて、
違う人みたい。
♡)えっと…///
どうしたらいいのかわかんなくて
ゆっくり近付くと…
臣)脱いで。
臣くんの低い声が静かに響いた。
♡)え…?
臣)それ、脱いで。
♡)…っ
「それ」って…
ガウンのこと…だよね…?
♡)えっと…///
誤魔化してベッドに入る作戦だったのに…
臣くんがベッドに入らずに座ってるから
どうしよう。
私がオロオロしてると…
臣くんは先に自分からバサッと脱ぎ捨てて…
♡)…っ
お前も脱げ、って…
目で言ってる。
♡)////
薄オレンジの灯りが…
臣くんの身体を照らしてて…
綺麗に浮かび上がってる筋肉。
そんな目で…まっすぐ見られたら…
動けない…。
自分の身体に絡まる臣くんの視線に
緊張して、心臓がうるさく音を立てる。
♡)…恥ず…かしい…から…
臣くんが…脱がせて…?///
勇気を出してそう言ったけど…
臣)ダメ。自分で脱いで。
そんな意地悪を言う唇。
♡)…っ
逆らえなさそうだから…
♡)じゃあ…あっち…向いてて…///
そうお願いしたのに…
臣)見てるから、脱げよ。
色っぽい声でそう言われて、
ほんとに動けなくなった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この部屋に入ってきた時から
恥ずかしそうにもじもじして…
必死にガウンを握りしめてて。
俺の言うことを聞いて
ちゃんと着替えてきたんだって思ったら
可愛くて、いじめたくなった。
脱いでって言ったら
わかりやすくうろたえて。
俺が視線を向けるほど、
恥ずかしそうに俯く。
「…恥ず…かしい…から…
臣くんが…脱がせて…?///」
可愛く甘えられて
一瞬、気持ちが揺らいだけど…
俺に直視されながら
脱げなくて困ってる姿の方が
やっぱり可愛くて…
意地悪、続行。
恥ずかしいのなんてわかってる。
でも、俺の前で自分で脱がせたい。
「見てるから、脱げよ。」
強めにそう言えば、
もう逆らえないと思ったのか、
♡の表情が変わった。
♡)…ど…して…今日…そんな…
意地悪…なの…?///
そんなんお前が可愛いからに
決まってんじゃん。
臣)俺の機嫌、取るんじゃないの?
別に怒ってなんかないけど。
臣)早く脱げよ…。
♡)…っ
俺の言葉に、♡は唇をキュッと結んで…
ゆっくりと…
ガウンを細い肩から落とした。
臣)…っ
薄オレンジ色の灯りが
♡の綺麗な肌に反射する。
これ……
どエロい下着だと思ってたのに…
♡が実際に着ると、すごく綺麗で。
頼りない黒レースに包まれた
柔らかい肌と…
全然隠しようのない、綺麗なボディライン。
♡)…見ない…で…っ///
俺の視線に…
♡は泣きそうに目を潤ませて…
そのままぎゅっと、目を瞑った。
臣)…っ
そんな仕草も…たまらなくて…
早く触れたくて、
俺は♡の腕に手を伸ばした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
臣)おいで…。
そっと腕に触れた手は、少し熱くて。
私はそのまま、
座ってる臣くんの膝の間に引き寄せられた。
恥ずかしくて…泣きそうで…
でも臣くんは、私から視線を逸らさない。
♡)…っ///
臣くんの唇が…お腹に触れて…
腰に添えられてた手のひらは
ゆっくり背中をのぼっていく。
♡)……ゃ、…っ///
もう片方の手は…
太ももを撫でてきて…
腰骨あたりを這う、舌の感触。
♡)や…、臣く…んっ…///
こんな格好…恥ずかしいのに…
臣)…すげぇ綺麗……。
臣くんの指先も…唇も…
そんな私を無視して、
身体に熱を伝えてくる。
♡)…や、…は…ぁっ……
熱い息遣いと…
甘い舌遣いに…
勝手に身体が震えたり…
小さく跳ねたりして…
♡)は、ぁ…っ///
足に力が入らなくなってきて
臣くんの肩をぎゅっと掴んだ。
臣)…立てない…?
そんな甘い声と同時に
腰を抱かれて…
♡)あ…、っ…///
そのまま臣くんの片膝の上に
座らされた。
♡)…ぁ、…やっ…、んっ…
臣くんは…
私の胸に顔を埋めて…
♡)ん…ん、っ///
舌先から直に伝わる甘い刺激に、
余計に力が抜けていく。
フラつく身体は…
臣くんの腕にしっかりホールドされてて…
♡)あ…、あっ……臣くん…っ///
目を開けたら、
もうベッドの上で臣くんに見下ろされてた。
臣)…はぁ、……
目を細めた臣くんは…
自分の唇をゆっくり舐めて…
その仕草と熱い視線に、見惚れてる間に…
♡)…っ!…や、や、やっ!…んん…っ///
一気に身体の芯が、熱くなった。
♡)は、ぁっ…、は…ぁ…っ///
息をするのがやっとで…
腰のレース紐に臣くんが指をかけた瞬間、
……ビリッ…
♡臣)あ…っ
破けた音がした。
慌てて紐を押さえると、
臣)破けた、ごめん…。
そう言って私の手を振り払う臣くんは
全然ごめんって感じじゃなくて…
♡)…っ
私をじっと見つめた後、
今度は胸元のレースに歯を立てた。
♡)え…?
ビリッ…
♡)!!!
一度破けたら
もう遠慮はいらないとでも言うみたいに
歯で引き裂かれた胸元。
♡)や、恥ずか…っ、んん!///
何も言えないように塞がれた口の中で
甘く絡んでくる舌に、思考を奪われる。
♡)………はっ、ぁっ
唇が離れたら、
色っぽく微笑む臣くんがそこにいて…
♡)////
狼みたいなその姿に、
食べられちゃうって…そう思った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
別に破くつもりなんてなかったけど…
薄い黒レースは簡単に裂けて…
だったらこっちも、って…
胸元も引き裂けば
俺に犯されてるみたいになった♡の姿に
興奮が高まった。
俺を見つめる瞳は
か弱い羊みたいに揺れて潤んで…
襲いかかってる自分が、狼みたいだ。
臣)は、ぁ…っ
1ヶ月前に
身体中につけてやった嫉妬の跡なんて
とっくに消えてて…
また新しく刻み込む、赤い印。
♡)ん、…んっ///
俺の独占欲を、身体中に赤く咲かせて…
俺の腕の中で、何度も震える可愛い身体。
♡)……はっ、ぁ…っ
男にこんな風に触れられて…
可愛い声を漏らすのも、
肌を熱く火照らせるのも、
身体を甘く濡らすのも、
全部全部、俺しか知らない姿。
誰も知らない、俺だけの……。
♡)あ…っ、臣く…っ、んんっ///
その事実を何度も確かめるように
今日は独占欲が止まらない。
俺にこんなに乱されて…
必死で息をする唇を
指先でそっと撫でたら…
♡)……ん、…っ
可愛い舌が、俺の指に絡みついて…
臣)////
甘い音を立てながら
濡れていく感触に…
身体が余計に、熱くなる。
小さな口から指を引き抜いて
またキスで塞いで。
我慢できない熱い身体を
一つに溶け合わせたら…
その繋がりをもっと深めるように
♡が俺にしがみついてきた。
♡)…は、ぁ…っ、は…ぁっ…///
臣)////
愛しさが込み上げて…
夢中で腰を揺らして
♡の可愛い声を聞きながら
甘い快感に、酔いしれる。
この声も…身体も…
ぬくもりも…
全部、俺だけのもの。
臣)こんな顔…、
一生俺以外に見せないで…。
懲りもせずに口からこぼれた
俺の独占欲に…
♡は目を潤ませながら、
小さく頷いた。
臣)……///
俺の愛情を必死に受け止めながら
目元をとろけさせて
涙を流す♡が、愛しくて。
俺はその夜、
何度も何度も止まらずに…
♡の身体の奥の奥まで…
あふれる熱を、送り込んだ。
ーendー
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♡ちゃんの前だとついついね〜(❁´ω`❁)
きゃわ、直人さん
エロすぎて笑笑
朝の約束でするだろうなとは思ってたけど、ここまでとは笑
更新ありがとうございます
どもどもヽ(*^ω^*)ノ笑
結局やっちゃう。゚(゚´ω`゚)゚。
そして待ってましたセクスィー下着!!
まさかの破いちゃうパターン
さすがマイコさん
予想の遥か上をいってました笑笑
いえーーい。゚(゚^∀^゚)゚。やったーーーww