目が覚めて
窓の外に広がっていたのは
昨夜の夜景とは全然違うけど
同じくらい綺麗な、朝陽だった。
こんな高い場所から見るのは、初めて。
部屋のあちこちにある
可愛いバルーンアートは
眩しい朝陽を浴びて、キラキラ光ってる。
甘ったるい朝の気だるさを
もうちょっと味わっていたくて
少し起こしていた身体を
またベッドの中に潜り込ませた。
剛典を起こさないように
そっと近付くと
あたしの気配を察して
自然と伸びてきた腕に、腕枕された。
ハッキリとは起きていないだろうに
あたしのために差し出された腕も
あたしを抱きしめるもう片方の腕の重みにも
胸がキュンキュン、嬉しくなる///
剛典の胸に、顔をうずめて…
鼻を押し当てる。
あたし…剛典の匂い、大好き///
んんん〜〜〜///
岩)なーに……w
◇)!!!
起こしちゃった!!!
◇)ご、ごめん//
寝てていいよ?
岩)……
あたしがそう言うと、剛典はクスッと笑って
岩)そんなんされたら…目ぇ覚めるわw
愛おしそうに、あたしの頬を撫でた。
◇)////
寝起きで少し掠れてる声が…
ひどく甘く、あたしの耳をくすぐる。
それに加えて、この甘い甘い瞳。
ああ…あたし…
朝から溶かされちゃいそう///
岩)……なぁに…それ…w
◇)…っ///
顔を隠していた手を、解かれた。
岩)お前は夜でも朝でも可愛いな…w
◇)////
そんな甘ったるい言葉に
本当に溶けてしまいそうで…
もう…この甘すぎる瞳を…
見ていられなくて…
◇)うううっ///
ぱしっ
岩)?!!!
剛典の目を、両手で覆った。
岩)ぶはっっwww
何してんの!ちょ、ウケる!ww
大笑いしだす、剛典。
岩)ヤバい、あははははっww
そんなに…笑う?///
◇)だって…//
岩)あはははww
◇)恥ずかしいんだもん…//
岩)うん…、ぶくくくww
笑いすぎだし//
岩)だから俺の目、隠したんでしょ?w
その発想が…もう…www
◇)////
バカにされてる…
岩)可愛すぎ…www
そう言ってまた、愛おしそうに
あたしを抱き寄せた。
岩)はぁ……♡♡
◇)////
ああ…どうしよう。
なんか…
幸せすぎて…
ほんと…どうにかなっちゃいそう。
岩)なんか俺…どうにかなりそう//
◇)!!!!
なぬっ!!
以心伝心ですか?!!
岩)ねぇ……
あ、すごく甘えた声。
剛典って…こんな風に甘えたりするの?
可愛い///
頭をなでなですると…
岩)朝H、しよ?///
◇)…っ
前言撤回。
可愛いと思って油断してたのに。
「朝H」って何!!
そんな単語、知りません!///
恥ずかしくなって
ぷいっと背中を向けると
後ろからふわっと、包み込まれた。
岩)なんでそっち向くの……
◇)……//
岩)朝H、していい?
◇)ダメ…//
岩)……なんで。
あ、一気に声が拗ねた。
◇)昨日…いっぱいシたでしょ//
岩)うん。だからもっとシよ?♡
◇)////
出た。
言葉が通じない、剛典ワールド。
◇)シすぎだから…ダメ//
岩)なんでぇ……
そんな甘えた声出しても、ダメだもんっ
岩)お前今日、休みでしょ?
◇)そうだよ…?
岩)じゃあいいじゃん。
「じゃあ」って…どういうこと?
岩)多少、足腰立たなくなったって
休みならいいじゃん♡
◇)!!!!
そういう意味かーーー!!!!
◇)ダメッ!!!///
岩)なんでー!
◇)…そんなっ…
足腰…立たなくなったことなんか…
ないもん…っ///
ないけど…
剛典とだったら…本当にそうなりそうで
こわい///
岩)じゃあこれも俺らの
「こんなの初めて」じゃん?♡
◇)……
ぐぬぬ…///
言いくるめる気だなー?!
岩)大体お前、自分で言ったこと忘れたの?
へ??
岩)「新しい彼氏できたら
いっぱいHするもんっ!!!」
◇)……!!!!
ハッと振り向くと
ニヤリと上がる、剛典の口角。
岩)思い出したー?w
◇)////
思い出したし…
確かに…言ったけど…
岩)新しい彼氏♡♡
嬉しそうに自分を指差して
にんまり笑う剛典。
◇)し、知らないっ!///
あたしはまた、背中を向けた。
岩)あーあ、ずるいんだーー
◇)////
ずるいのは…剛典だもん…
岩)◇……
そうやってまた…後ろから抱きしめたり…
耳元で…そんな声…
岩)ね、シよ…?
◇)あっ…ん、ダメっ…//
岩)何今の色っぽい声///
◇)////
剛典が触るからでしょ!!
◇)…っ、やぁ、ダメだってば…//
岩)そんな可愛い声出しといて
ダメとか言われても、説得力ない。
◇)////
あたしの防御をかいくぐるように
剛典の指先が、あたしの身体に触れて…
◇)ね、ダメ…だって…ば…//
岩)……やだ。
◇)ん…っ、///
指先一つに、
簡単に火照らされてしまうあたしの身体は
一体どうなってるの…?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺の動きに、敏感に反応する
小さな身体が可愛くて…
◇)ん…っ、ゃぁ…っ///
◇の息が上がれば
俺はもう
食べてしまいたい衝動を
抑えるのに必死。
◇)剛典…っ、も…ぉ…やぁっ///
やっとこっちを向いた◇は
また目を潤ませて、俺を見る。
この顔が、たまんない。
岩)何がやなの…?
◇)…っ
岩)気持ちくない?
◇)////
ばしっ
岩)いてっw
◇)エッチ!!///
岩)……ww
何それ。
すげぇ可愛いんだけど///
◇)あっ、あっ!…やぁっ!///
◇の瞳が、また潤んだ。
◇)どう…して…?//
岩)……え?
……◇の手が、俺にそっと触れた。
◇)どうして…剛典に触られると…
こんな風になっちゃうの…?///
岩)…っ
ええと…
それは…///
◇)ダメって…思ってたのに…
岩)…っ///
◇)H…したくなっちゃう…///
岩)////
だからさ、それほんと何なの?///
抵抗したり、怒ってみたり…
なのにいきなりそうやって
素直になってみたり…
どこまで可愛いんだよ、ほんと…///
チュッ……
岩)シたくなったの…?
◇)……(こくん)///
岩)////
はぁぁぁぁ……///
可愛すぎて…死にそう…///
一つ落としたキスに、さらにキスを重ねて…
何も纏っていない俺たちの身体は
簡単に一つに溶け合った。
甘ったるい快感が…
とろけそうな幸せが…
身体の隅々に、染み渡るように…
俺たちを侵していく。
ー続ー
コメントを残す