隆)ちょ!写真ないの?!!
臣)動画ならあるけど…
ハッキリ顔わかんねぇかも…
隆)見して!!
臣)あ、ちょっと待って!
この間LINE交換したから写真あるわ!!
隆)どれ!!!
隆二さんは臣さんのスマホを見て
また絶叫した。
臣)ビンゴ…?
隆)ビンゴ。
◇)……
ええと…つまり、
隆二さんが片思いしてる女の子の好きな人が
♡ちゃんの弟だった、ってこと?
隆)うあああ〜〜〜〜〜
マジかよ、何これ……
臣)……
◇)……
世間ってやっぱり狭いな。
隆)どんな奴なの、弟。
臣)すげぇ良い子。
隆)……
臣)三代目のめっちゃファン。
隆)……
臣)俺のこと大好き。
隆)……なんかムカつく。
臣)ぶっww
♡ちゃんの弟かぁ。
◇)あたしも見たい。
臣)これ。
◇)……似てないですね。
臣)うん。
♡ちゃんには似てないけど、
確かに亜嵐に似てるな。
◇)背高くてイケメン…
隆)追い打ちかけないで…。
◇)あっ。
しまった。
臣)すげぇ人懐っこくてさ、
ほんと良い子だよ。
隆)……ふんっっ
臣)くくくw
あーあ、隆二さん拗ねちゃった。
◇)人懐っこいんだ。♡ちゃんみたい。
臣)そうそう、そこは似てんのw
隆)歌…上手いの…?
臣)うん、普通に上手いよ。良い声してる。
隆)……ふん……
ああ、どうしよう。
隆二さんのテンションがみるみる落ちていく。
◇)隆二さんっ!!!!
隆)うおっ…びっくりした…
◇)そんなしょんぼりしてちゃダメ!!
隆)えっ……
◇)確かにこの子はイケメンでイイ男だし…
♡ちゃんの弟なら
間違いなく良い子だと思うけど!!
隆)…っ
◇)隆二さんだって負けないくらい
イイ男だから!!!
隆)……
男ならもっとガンガン積極的にいかなきゃ!!
◇)この子と比べたって仕方ないよ!
隆二さんは隆二さん!!
自分が誰だと思ってんの?
三代目の今市隆二だよ!!!
隆)…っ
◇)隆二さんの歌は素晴らしいし
隆二さんの笑顔なんて天使なんだから!!
臣)ぶっww
◇)もっと自信持って!!!
隆)…っ
◇)くよくよしてないで、
どんな男が相手でも
こっち振り向かせてやるってくらいの
根性と漢気で頑張ってよ!!
隆)…っ
パチパチパチ!
◇)ん…?
気付くと後ろで
NAOTOさんと直己さんが拍手してて…
N)そうだぞ隆二。
◇ちゃんの漢気を見習え。
岩)ぶはっw
あはははっw
気付けば剛典も戻ってきてて
大笑いしてる。
あたしってば…
つい熱くなっちゃった。
◇)なんか…ごめんなさい…//
あたしがそう言うと
隆二さんは笑いながら、
隆)ありがとう。俺頑張るw
そう言ってくれた。
そのまま音合わせに向かった
ヴォーカルを見送って…
◇)はぅ……
あたしはテーブルに座って突っ伏した。
岩)みんなと普通に話せるようになった?w
◇)うーーーー
話せてるけど…
◇)あたし、こんなんでいいのか?
ボソッとそう言うと、
岩)なんでw
俺、お前の漢気、好きだよw
頭に乗ってる剛典の手が、
優しくなでなでしてくれた。
◇)漢気言うなし…
一応女子だし。
岩)あはははっw
♡ちゃんみたいに可愛い彼女なら
剛典も自慢だろうけど…
あたしはぶりっ子したりするのも苦手だし
ついつい地が出ちゃうし。
岩)お前ってさ、すげぇサラッと
ポジティブなこと言ってくれるじゃん?
◇)……
岩)そーゆーとこが好きって意味。
◇)……
そうなの…?
岩)ね、起きて。
◇)……
あたしが頭を起こすと
剛典がニコッと笑って立ち上がった。
岩)こっち来て。
◇)……?
手を引かれて奥に連れて行かれて。
たくさん並んでる衣装の陰。
岩)もうすぐ本番だから充電させて♡
◇)みんないるよ…?
岩)大丈夫、お前小さいから見えてないから♡
◇)むぅ!!
岩)あははは♡
そう言って剛典にぎゅむっと抱きしめられた。
確かに誰も見てなさそうだけど…
◇)恥ずかしい…//
岩)いいじゃん♡
◇)……//
外でこんなイチャつくなんて…
岩)はぁ、落ち着く♡
◇)……//
どうしよう。
好きが高まってきた。
◇)剛典…//
岩)んー?
◇)本番、頑張ってね。
岩)うん♡
◇)初めて見るから…楽しみ。
岩)カマしてやるぜ。
◇)あはは♡
岩)ちゃんと見とけよー?
◇)うん♡
剛典、大好き。
剛典の大きな背中に
あたしも腕を回して、抱きしめた。
◇)パワー送信中♡
岩)パワー受信中♡
◇)あはっw
いっぱい抱きしめ合って
ゆっくり身体が離れると…
◇)……///
あたしを見下ろす剛典の目が
すごくすごく、優しくて…
あたしのこと…
「大好き」って…言ってるみたい。
◇)ねぇ……
岩)んー?♡
◇)ハグだけで…いいの…?//
岩)……
◇)……
見つめる瞳の奥が、少し色めいた。
岩)…キスしたいの?
◇)……//
どうしよう。
これじゃ、あたし…
臣さんと一緒だ。
岩)したい…?
◇)////
そっと触れた、おでことおでこ。
近付く唇が、お互いにもう
キスしたいって…言ってるのに…
岩)ねぇ、したい?
◇)////
意地悪な剛典は、わざと言わせようとする。
恥ずかしいけど…
それが欲しいあたしは…
剛典のTシャツの裾を、キュッと掴んだ。
◇)……したい///
そう呟いた唇は、一瞬で覆われて。
柔らかいキスは
その気持ち良さで、
あたしの思考を奪っていく。
◇)…は…ぁ…、…剛…典…、///
ゆっくり視線を上げると…
岩)ああーーー、……///
その顔、ダメ。やめて。///
剛典はまたあたしをぎゅっと抱きしめて…
岩)抑えらんなくなる…///
そう言って
耳元で、熱いため息をこぼした。
◇)////
……心臓が、ドキドキしてる。
◇)剛典…、大好き…///
好きが込み上げて呟いたのに…
岩)だから…可愛すぎるからやめて///
そう言われて、髪にキスされた。
◇)ううう…///
まだ離れたくないよぅ……
剛典の胸にスリスリ。
岩)あ〜〜〜〜もぉ〜〜〜〜///
剛典はあたしの頭にスリスリして…
岩)もっかいチューする?
そう言って、あたしの顔を覗いてきた。
◇)…したいの…?
岩)……//
◇)…チュー…したい…?
岩)……//
ぺしっ
◇)いたっ!
岩)そーゆー悪い顔で誘惑すんな//
◇)……//
別に…してないもん…//
◇)ねぇ、……したい//
岩)////
唇を見つめてねだると、
優しくキスが降ってきた。
剛典とのキスは…いつでも甘い。
健)くぉらっっ!!!!
お前らまでイチャついとんのか!!
岩)やっべ、見つかったw
◇)////
健二郎さんの声に
剛典はペロッと舌を出して、笑った。
健)今度は岩田エロ典か!!
岩)やべぇ、臣さんの仲間になっちゃったw
健)ほんまにもう〜〜〜!!
健二郎さんと目が合って…
健)イチャイチャしたいんやったら
終わった後好きなだけせい!
そう言われたから、
◇)イチャイチャなんかしないもんっ!///
思わずそう返せば…
岩)え、しないの?
剛典がこっちを振り返って…
岩)俺はする気満々だけど。
しれっとそう言った。
◇)……///
……ばか。
◇(LIVEの後は…疲れてるでしょ!//)
岩(だからHして元気になるんじゃん♡)
◇(…おとなしく寝なさい。)
岩(はぁ?!シない気!?)
◇(……//)
岩(絶対するし!!!)
◇(シない!!)
岩(する!!)
◇(シない!!)
岩)シないと死ぬ!!!!!!
◇)…っ
いきなり大きな声を出すなっ!///
N)何をしないと死ぬって〜〜?
直)ん?
◇)////
恥ずかしくて言えません。
それからみんな戻ってきて
衣装に着替えて。
さっきまでは♡ちゃんのことしか
考えてなかった臣さんも
片思いに悩んでた隆二さんも
衣装を着ればもう、プロの顔。
パフォーマーは
ぴょんぴょん身体を動かしてて…
◇)……
いよいよ始まるんだって、ドキドキする。
スタッフさんが席まで案内してくれて…
あたしはスタンド最前列。
札幌ドームはすごく広くて
なんだか飲み込まれそう。
始まる前からファンの人たちの
熱気が凄くて…
このステージに剛典が出てくるんだって…
ドキドキしながら待ってたら
あっという間に幕が開けた。
◇)…っ
煌びやかなステージセットに
眩しい照明の数々。
そこでパフォーマンスを繰り広げる7人は
DVDとはやっぱり違う。
生の迫力って…すごい。
剛典の笑顔は本当にキラキラしてて
巷で王子様って言われるのが
ようやくわかった気がした。
みんなすごく活き活きしてて、楽しそう。
それはもちろんメンバーだけじゃなくて
ファンの人たちも。
これだけの人たちを
たった7人で熱狂させるんだ。
すごいなぁ……。
健『セイセイセイセイ♪』
N『札幌の皆さん…っ』
健『盛り上がってますかー!!』
アンコールが終わって
ヴォーカル二人が捌けると
パフォーマー5人が戻ってきて
MCが始まった。
直『札幌ドームといえばね…
2008年のEXILEの
カウントダウンLIVEで…
そこの裏の楽屋でね…』
N『はいはい。』
直『いきなりHIROさんにね、
EXILEに入らないかって言われた
思い出の場所ですよね。』
N『いきなりね。』
直『びっくりしましたけども。』
N『「あ、でも、無理ナシで~↑」
とか言われてねw
無理なんてしてません!つってねw』
直『そうそうw』
へぇ…そうなんだ…
知らなかった。
それから健二郎さんが
ドラマとラジオの宣伝をして…
NAOTOさんが本の宣伝をして…
E『あと一人喋ってない人がいるんすよ~』
客『キャーーー!!!!』
E『岩ちゃん~!』
ELLYにそう言われて
剛典がスクリーンに抜かれた時の歓声が
ものすごくてびっくりした。
岩『いつからここは告知の時間に
なったんですかぁーーっ!!!』
N『え、岩ちゃん怒ってるの?』
健『おこ?おこ?』
E『プンプン?』
N『ぷんぷん剛典??』
◇)あははっw
いじられてる剛典が可愛い。
剛典はお客さんにお礼を伝えた後
トークが途切れて…
無言の微笑みがスクリーンに映ると
また会場から歓声が上がった。
N『すごいね!岩ちゃんは笑うだけで
歓声が起きるんだ!』
健『何も喋ってへんのに笑うだけで!!』
N『みんなキャーつってね!』
健『羨ましいわ~~~』
N『すごいな岩ちゃん!』
健『ほんまに。』
N『ちょっと試しにもっかいやってみてよ。
ほら、後ろ向いて。
はい、岩ちゃんの笑顔まで~
3、2、1…』
客『キャァァァァ!!♡』
N『すごいな!!ww』
E『はい、健二郎さんの変顔まで~』
健『え?え?!ちょ…!汗』
E『3、2、1…』
◇)あはははっwww
健二郎さんの変顔に
今度は会場から爆笑が起こった。
なんか…
パフォーマンスしてる時は
カッコイイのに…
MCだと楽屋みたいw
みんないつも通りなんだもん。
臣さんはちょっと我関せずな感じで
ドリンク飲んでるけど…
N『ねぇねぇ。
こーゆー時いっつも
我関せずってカンジだよねw』
臣『……w』
N『俺関係ないんで~~
皆さんどうぞどうぞ~みたいな。』
臣『www』
あ、やっぱり突っ込まれたw
N『いっつもさ~
気付いたらしら~っと戻ってきて、』
健『うんうん。』
N『しら~っと歌ってさ。』
健『いや、それはヴォーカルなんでねw』
N『自分、外から見てるんでいいっすー
みたいなね。
そんなカンジあるよねぇ?!』
健『ありますねぇ!』
隆『いや、俺らは一回、
前のMCで喋ってるからさ!』
健『え~~?』
隆『だって健ちゃん喋りたいでしょ?』
健『お、お、おん…w』
N『何丸めこまれてんのよ!w』
健『いや~…w』
N『ねぇ、どうなのよ。』
NAOTOさんがずっと臣さんをつかまえて
絡んでる…w
臣『いや…NAOTOさん
生き生きしてんなって。』
N『何それ!w あいつ一人で
テンション上がってんなって?
上から!?w』
臣『NAOTOさん楽しそうだなってw』
N『あいつ一人で楽しそうに
喋ってるよって?上から!?w』
臣『そうじゃなくてww』
N『どうですか、直己先生!』
直『いや…NAOTOさん
生き生きしてんなって。』
N『何それ!w』
直『いや、ほんとにw』
臣『ボルトのポーズとかしちゃってさっ』
◇)あはははっw
あまりにいつも通りな7人が面白くて。
あたし一人で笑ってたら変態じゃん。
ふと我に返って口を押さえた。
N『まぁこんなカンジで
MCはいつもわちゃわちゃ
喋ってるわけですが…』
そこから最後のまとめトークになって…
臣さんが次に札幌に来る時は
2days、3daysやりたいって言ったら
また会場から歓声が上がった。
最後の曲は『starting over』で…
この歌好きだなぁなんて思ってたら
あっという間に終わっちゃって
7人は手を振りながら消えていった。
◇)……
なんか…
いろいろすごかった。
LIVEのエネルギーみたいなのを
初めて生で観て、肌で感じて…
剛典ってすごいんだ…
三代目ってすごいんだ…
って……改めて思った。
終演後にまたスタッフさんに
裏まで案内してもらうと…
隆)めっちゃお腹すいたーーー
臣)俺も。とりあえず食いたい。
岩)シャワーお先〜〜〜♪
みんなもうすっかりいつも通り。
隆)はっ!LINE来てる!!
隆二さんはまたスマホに夢中だし、
臣)ふっ…w
同じくスマホを見てニヤけてる臣さんも
きっと♡ちゃん。
◇)……
みんな素に戻れば
普通に恋してたりする
等身大の男の子なんだなー、なんて。
臣)ん?どうした?
◇)いや、なんでも…
臣)岩ちゃんいなくて暇なの?w
こっちおいでよ。
◇)……
臣さんにそう言われて、隣に座った。
臣)これさ、♡から送られてきた写真。
◇)あっ…。
施設の人たちと一緒に撮ったのかな?
♡ちゃんと弟がめっちゃ笑顔で映ってる。
臣(隆二の好きな子、どれだと思う?)
◇(はっ!!)
二人で写真を拡大して探してみる。
◇(絶対これ!!)
臣(だよな、俺も思ったw)
小さい子供を抱っこしてる女の人。
なんでだろう。
他にもそれくらいの年代の女の人はいるのに
この人が隆二さんの好きな人って
すぐにわかった。
◇)なんか…、笑顔が一緒。
臣)隆二と?
◇)うん。ふにゃんってしてる。
臣)確かに。
少しタレ目のその人は
すごく優しそうな表情で笑ってる。
なんか、そう、癒し系。
隆)早く帰りたいなぁ……
向かいでスマホを見つめて呟く隆二さん。
臣(今絶対LINEしてるよな。)
◇(うんうん!)
臣(顔がニヤけてる。)
◇(うん、臣さんもいっつもあんなんだよ。)
臣)は!?w
◇)さっきもニヤけてたし。
臣)……//
臣さんは誤魔化すように椅子にもたれて
臣)隆二の好きな子、見〜っけ〜〜w
小学生みたいな悪ガキ顔。
隆)は?!!!
目をまん丸にして、こっちを向いた隆二さん。
隆)は?!何!?どーゆーこと!??
臣)しししw
隆)教えろよ!!
臣)普通に可愛いじゃん。
隆)は?!
臣)思ってたより綺麗な人だった。
◇)思ってたよりって…w
臣)だってこいつ
すげぇハードル下げてくんだもん。
隆)臣が面食いだからじゃん!
臣)俺別に面食いじゃねーし。
◇)いや、面食いでしょう。
臣)……
あんな可愛い♡ちゃんをつかまえといて
何を言うか。
◇)この女の人、
隆二さんと笑顔が似てますね♡
隆)え!?///
◇)なんかお似合いだなぁって♡
隆)////
あ、めっちゃ喜んでる。可愛い。
隆)俺にも見せてよっ!
どうせ♡ちゃんでしょっ!
臣)しししw
隆)見せろし!!!
臣)見たい〜〜?w
◇)……
臣さん、意地悪だなw
隆二さんは臣さんからスマホを奪い取って
しばらく集合写真を眺めてた。
隆)……♡ちゃんに言った?
臣)何が?
隆)いや、その…、弟のこと。
臣)隆二の好きな子が瞬のこと
好きらしいよーって?w
隆)シュンっていうのか……
臣)言ってないけど、言った方がいい?w
隆)いいいいらない!
言わなくていい!!
臣)ぶはっw
隆)なんか…恥ずかしいし…//
臣)♡、びっくりするだろうなーー
隆)言わなくていいからな!!
臣)はいはいw
てゆーか…
◇)告白はしたんですかね?
隆)へ??
◇)その人、シュンくんに。
隆)あ、それね。聞いたんだけど…
帰ってきたら話すって。
◇)えーーー気になりますね。
隆)うん、めっちゃ。
◇)隆二さんはいつ告白するんですか?
隆)ほえ?!//
◇)次会った時?
隆)い、いやっ、そんな…、えっ
臣)隆二は脈がないといけないから。
◇)えーーーっ
もう好きって言っちゃえばいいのに!
隆)……///
◇)そしたら絶対意識すると思うのにな。
臣)意識されて避けられるってことも。
◇)ああ、そうか、アカンな。
隆)アカンのかーーい!w
◇)まぁタイミングを見てですね。
隆)はぁ…、そんなタイミング来んのかな…
◇)頑張ってくださいね♡
臣)頑張ってね♡
隆)……ハーイ…
そんな話をしてたら
剛典も丁度戻ってきて。
◇)おかえりーー
岩)ただいまっ♡
ぎゅむっ♡
◇)は?!ちょ、何してんの!?//
岩)俺いなくて寂しかったー?
◇)寂しくないしっ!離せっ!//
岩)んーーー♡
◇)何すんねん!みんなおるやん!//
健)関西弁になってるやんw
岩)この子テンパったら関西弁に戻るのw
健)そうなん?ww
◇)別にそんなんちゃうし…//
健)可愛えなぁ!w
◇)とにかく離して!//
後ろから抱きついてきた剛典の腕を
べりっと剥がした。
なんでこんなテンション高いんだ??
岩)もう帰ろ♡
◇)えっ!
岩)ホテル戻ろ♡
◇)ご飯食べないの?
岩)戻って一緒に食べよ♡
◇)……
剛典がそう言うから
みんなに挨拶をして、二人でホテルへ。
岩)は〜〜〜っ!疲れた〜〜〜w
そう言ってベッドに沈む剛典は
全然疲れてなさそう。楽しそう。
それから二人でルームサービスを頼んで
夜景を見ながら、ご飯。
岩)お前に手ぇ振ったの気付いた?♡
◇)恥ずかしいからやめて、あれ//
岩)なんで!!w
だって…
トロッコからじーっとあたしのこと見てきて
ニコニコ手を振るんだもん。
◇)あたし見なくていいから
ファンの人に手振ってあげてよ。
岩)何それぇ〜〜〜
なんで二人になったのに
まだ「ツン」なの?w
◇)別にツンじゃないし!
岩)早くデレになって甘えてくんないかなーー
◇)……//
そう言われると、甘えたくなる。
単純だな、あたし。
岩)で、どうでした?感想は。
◇)えっ…
岩)初めて観たLIVEは。
◇)……
すごかった。
カッコ良かった。
◇)剛典が…キラキラしてたよ。
岩)はははw
◇)楽しかった?
岩)うん、めっちゃね♪
今日はお前もいたから
気合い入っちゃったw
◇)そんな違うものなの?
岩)そりゃ違うっしょ!
好きな女が見てんだから!
◇)……//
そっか、そうなのか…//
岩)カッコイイとこ見せたいなーって
思うじゃん?
◇)……カッコ…良かったよ?
岩)ほんと?
◇)うん。
岩)直己さんより?
◇)……うん。
岩)なんでそこで間があんだよ!!w
◇)あはははw
でも…
剛典が一番カッコ良かったよ♡
◇)イニミニが一番好きっ!
岩)おおっ
◇)あれすごく良かった!♪
岩)あれ評判いいんだよな〜〜〜
◇)あれどうやってやってるの?
ウイーーンって起き上がるやつ。
岩)あれさ、靴がめっちゃ重いの。
◇)え!そうなの?!
岩)そう。だからさ、次の曲も
あのクソ重い靴で踊んの
めっちゃツライからねw
◇)えーーー!!
全然そんな風に見えなかった!
岩)見えたら困るわw
◇)すごい!!!
岩)スタンドマイク起こすのも
すげー難しかったんだからーー
◇)そうなの?
すんなりやってたじゃん!
岩)練習したの!w
◇)そうなんだぁ……
裏話を聞くとなんだか面白い。
◇)あ、あとさ、MCも楽しかった!
岩)ああ、w
◇)剛典イジられてたねw
岩)ははははw
◇)なんでMCはDVDに入らないのー?
あんなに楽しいのに!
岩)なんでだろねーー
◇)入れてよ!言っといて!!
岩)はーいw
今日のMCは7人みんな楽しそうで
見てるあたしも楽しかったもん!
岩)はぁ、お腹いっぱい。
◇)だねーー
岩)ワインもう一本頼むー?
お前飲む?
◇)うーん…
岩)もういらない?
◇)……
ワインはもういいから…
剛典にくっつきたい。
岩)何その可愛い顔。
◇)えっ!
岩)甘えたくなった?
◇)////
なんでわかんの?
どんな顔してんだよ、あたし!!
◇)べ、べ、別に!
岩)…ふーーんw
ワインメニューから顔を覗かせて
なんかニヤニヤしてる剛典。
◇)何その憎たらしい顔。
岩)憎たらしいってなんだよ!w
だって。
岩)早くお前が甘えモードに
ならないかなーって♡
◇)……//
じゃあなるもん!!!
◇)ワイン…、いらない。
岩)……
◇)甘えたい///
岩)……///
あたしが素直にそう言うと、
剛典はすぐに立ち上がって
あたしを抱き上げた。
◇)わわっ//
ソファーに移動して、隣に座らされて…
岩)もう酔ったの…?w
◇)……別に…酔ってないもん//
岩)目ぇウルウルしてんじゃん。
◇)してないもん…//
岩)かわい…w
◇)……///
そのままゆっくり押し倒されて…
深くなっていくキスは、ワインの味。
岩)いっぱい甘えていーよって言いたいけど…
◇)……//
岩)なんかお前すげぇ可愛いから無理かも…
◇)え…?
岩)俺がもう、止まんなそう…//
◇)……///
そのまま熱い唇が、肌を滑っていく。
◇)ま、待って、シャワー浴びたい//
岩)いらない。
◇)いる!!
岩)いいよ、いらない。
◇)…、っん…//
両手を片手でまとめられて、
動けなくなる。
◇)剛典…、ベッドがいい…//
岩)…ん、じゃあつかまって。
◇)……///
首に腕をまわせば
あたしの身体なんて軽々と持ち上げられて…
岩)……はぁ、ヤバイ…///
ベッドの上。
あたしを見下ろす剛典が
なんだかいつもより興奮してる気がする。
◇)何がヤバイの…?//
岩)……優しく…出来ない気がする。
◇)…っ
岩)欲しくてたまんない///
◇)////
その言葉の通り、
剛典の目はそんな色をしてる。
その視線に、焦がされるみたいに
熱くなる身体。
◇)優しくなくて…いいよ…?//
岩)…そんなん言われたら…
ほんとに…めちゃくちゃにしたくなる///
そう言って触れる唇も、舌も、
熱くて甘い。
◇)はぁ…、剛…典…、っ…
剛典の熱に、浮かされる。
◇)剛典に…なら…
めちゃくちゃに…されたい…///
甘い熱で…溶かされたい。
岩)なんでお前はいつもそうやって
俺を煽んの…///
◇)…あ、…っ…、……んんっ!
岩)知らないからな…
◇)あ…っ、あ…ぁ…っ、ん///
LIVEの後だからかな…?
それとも、ワインのせい?
その日の剛典は本当に激しくて…
あたしは剛典の腕の中で
壊されて、溶かされて、
跡形もないくらいに、愛され尽くした。
ーendー
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岩ちゃんも、デレデレなんだね〜(≧∇≦)臣くんみたい。仔犬キャラなのに、意外と・・・!(◎_◎;)臣くんにも、瞬君の事バレちゃったし、♡ちゃんに内緒にできるのかなぁ〜臣くん(>_<)隆二君のニャンちゅうスマイル本当に癒やされるわ(*^_^*)隆二君も、♧ちゃんと、付き合ってほしいなぁ。マイコさん、沢山更新ありがとうございます。続き楽しみです。
がんちゃんストーリー待ってました!ヤバ過ぎがんちゃんの笑顔最高❤今度は登坂エロ臣じゃなくて岩田エロ典なんだ臣くんの仲間次回も楽しみにしてます!頑張って下さい♪
こんばんは❗がんちゃんstory もうやばくてキュンキュンしてました
臣くんも❤ちゃんのために必死になっててかわいかったです‼
次回も楽しみにしてます✨
お身体に気をつけてください‼
初めまして、最近こちらにたどり着き拝見させてもらいました。
どうしても次々と気になり頑張ってよみました。
自分も同じように泣いたり笑ったり楽しませてもらってます。
この先もたのしみにしてます
お身体にはきいつけて頑張って下さい
たどり着いてくださってありがとうございます(❁´ω`❁)てへへ
引き続きどうぞよろしくですーー♡♡